JP2007099410A - 用紙サイズ検知装置および用紙サイズ検知装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで用紙の幅(幅方向のサイズ)を検知することができる用紙幅検知装置および用紙幅検知装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙サイズ検知装置は、作用部材10と、作用部材10の近傍に設けられたスイッチ11とを備える。作用部材10は、用紙搬送路3の用紙搬送方向Y1と直交方向に延びるように配置される回転自在な軸19と、用紙搬送路3に突出し、用紙搬送路3を搬送される用紙2の幅の違いに対応させて、軸19の軸方向の互いに異なる位置から突出しており、且つ、突出角度が軸方向からみて互いに異なる3つの突起9a,9b,9cとを含む。用紙2は、3つの突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たる。これにより、作用部材10が回動し、スイッチ11が切り換わる。
【選択図】図6
【解決手段】用紙サイズ検知装置は、作用部材10と、作用部材10の近傍に設けられたスイッチ11とを備える。作用部材10は、用紙搬送路3の用紙搬送方向Y1と直交方向に延びるように配置される回転自在な軸19と、用紙搬送路3に突出し、用紙搬送路3を搬送される用紙2の幅の違いに対応させて、軸19の軸方向の互いに異なる位置から突出しており、且つ、突出角度が軸方向からみて互いに異なる3つの突起9a,9b,9cとを含む。用紙2は、3つの突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たる。これにより、作用部材10が回動し、スイッチ11が切り換わる。
【選択図】図6
Description
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置および画像形成装置に適用される用紙サイズ検知装置に関するものである。
従来、画像形成装置には、用紙の搬送路に設けられたセンサによって用紙の幅を検知するものがある。このような画像形成装置では、用紙の幅方向に配列された複数のセンサが備えられ、この複数のセンサによって、用紙の幅を検知している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−098788号公報
しかし、特許文献1記載の技術では、用紙の幅がどの大きさ(サイズ)であるかを検知するために複数のセンサが必要であり、これにより、装置のコストが上がってしまう。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、低コストで用紙の幅(幅方向のサイズ)を検知することができる用紙幅検知装置および用紙幅検知装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、低コストで用紙の幅(幅方向のサイズ)を検知することができる用紙幅検知装置および用紙幅検知装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、用紙(2)が搬送される用紙搬送路(3)の用紙搬送方向(Y1)と直交方向(W1)に延びるように配置される回転自在な軸(19)と、用紙搬送路へ突出する複数の突起(9a,9b,9c)であって、用紙搬送路を搬送される用紙の幅の違いに対応させて、上記軸の軸方向(X1)の互いに異なる位置から突出しており、且つ、突出方向が上記軸の軸方向にみて互いに異なる角度方向であり、搬送される用紙の先端がぶつかると、その用紙先端により押されて用紙搬送路から隠れ、上記軸を回動させる複数の突起と、上記各突起が隠れる際に回動する軸によって切り換わるスイッチ(11)とを備える用紙サイズ検知装置(5)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、用紙搬送路を搬送される用紙が、その用紙の幅に対応した位置に突出した突起に突き当たる。これにより、軸が回動してスイッチが切り換わり、用紙のサイズを検知することができる。複数の突起は、用紙搬送路を搬送される用紙の幅の違いに対応させて、上記軸の長さ方向の互いに異なる位置から突出しており、且つ、突出方向が上記軸の軸方向にみて互いに異なる角度方向であるので、複数の用紙の幅を検知することができる。
この構成によれば、用紙搬送路を搬送される用紙が、その用紙の幅に対応した位置に突出した突起に突き当たる。これにより、軸が回動してスイッチが切り換わり、用紙のサイズを検知することができる。複数の突起は、用紙搬送路を搬送される用紙の幅の違いに対応させて、上記軸の長さ方向の互いに異なる位置から突出しており、且つ、突出方向が上記軸の軸方向にみて互いに異なる角度方向であるので、複数の用紙の幅を検知することができる。
請求項2記載の発明は、上記軸には、軸が回動したときに所定の位置へ動く作用突起(20)が設けられ、作用突起が所定の位置へ動いたときに、上記スイッチが切り換わることを特徴とする請求項1記載の用紙サイズ検知装置である。
この構成によれば、軸が回動することによって、作用突起は所定の位置に動く。これにより、スイッチが切り替わり、用紙のサイズを検知することができる。
この構成によれば、軸が回動することによって、作用突起は所定の位置に動く。これにより、スイッチが切り替わり、用紙のサイズを検知することができる。
請求項3記載の発明は、予め定める基準時点から、上記スイッチが切り換わるまでの時間(t1,t2,t3,t4,t5,t6)に基づいて、用紙の幅または用紙の幅および長さを検知することを特徴とする請求項1または2記載の用紙サイズ検知装置である。
この構成によれば、予め定める基準時点から、上記スイッチが切り換わる時間に基づいて、用紙の幅または用紙の幅および長さを検知することができる。用紙の幅と用紙の長さとを同一の装置で検知することによって、装置のコストを削減することができる。
この構成によれば、予め定める基準時点から、上記スイッチが切り換わる時間に基づいて、用紙の幅または用紙の幅および長さを検知することができる。用紙の幅と用紙の長さとを同一の装置で検知することによって、装置のコストを削減することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の用紙サイズ検知装置と、上記用紙サイズ検知装置の検知した用紙のサイズと予め定められた用紙のサイズとが一致するか否かを判別する判別手段(27)とを備え、上記判別手段は、用紙サイズ検知装置の検知した用紙のサイズと予め定められた用紙のサイズとが一致しない場合は、装置を一時停止または停止させることを特徴とする画像形成装置(1)である。
この構成によれば、判別手段によって、用紙サイズ検知装置の検知した用紙のサイズと予め定められた用紙のサイズとが一致するか否かを判別し、一致しない場合には、装置を一時停止または停止することができる。これにより、予め定められた用紙のサイズと異なるサイズの用紙に画像が印刷されることを防止することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における用紙サイズ検知装置を備えた画像形成装置としてのプリンタの概略構成を示す図解的な断面図である。図1を参照して、プリンタ1は、用紙2が搬送される用紙搬送路3と、用紙2を収容するカセット4と、用紙搬送路3を搬送される用紙2のサイズを検知する用紙サイズ検知装置5と、トナー像を用紙2に転写する画像形成部6と、トナー像を用紙2に定着させる定着装置7と、用紙2を搬送するための用紙搬送装置8とを備えている。
図1は、本発明の一実施形態における用紙サイズ検知装置を備えた画像形成装置としてのプリンタの概略構成を示す図解的な断面図である。図1を参照して、プリンタ1は、用紙2が搬送される用紙搬送路3と、用紙2を収容するカセット4と、用紙搬送路3を搬送される用紙2のサイズを検知する用紙サイズ検知装置5と、トナー像を用紙2に転写する画像形成部6と、トナー像を用紙2に定着させる定着装置7と、用紙2を搬送するための用紙搬送装置8とを備えている。
用紙サイズ検知装置5は、用紙搬送路3に突出した3つの突起9a,9b,9cを有する作用部材10と、作用部材10の近傍に設けられたスイッチ11とを含む。
画像形成部6は、感光体ドラム12と、転写ローラ13とを含む。感光体ドラム12には、画像データに基づく静電潜像が形成される。静電潜像が形成された後、感光体ドラム12にトナーが供給される。これにより、感光体ドラム12の外周面にトナー像が形成される。画像形成部6に搬送された用紙2は、感光体ドラム12と転写ローラ13との間を通過させられ、トナー像が転写される。
画像形成部6は、感光体ドラム12と、転写ローラ13とを含む。感光体ドラム12には、画像データに基づく静電潜像が形成される。静電潜像が形成された後、感光体ドラム12にトナーが供給される。これにより、感光体ドラム12の外周面にトナー像が形成される。画像形成部6に搬送された用紙2は、感光体ドラム12と転写ローラ13との間を通過させられ、トナー像が転写される。
定着装置7は、加熱ローラ14と、加圧ローラ15とを含む。トナー像が転写され、定着装置7に搬送された用紙2は、加熱ローラ14および加圧ローラ15によってニップされ、加熱および加圧される。これにより、用紙2のトナー像が定着される。
用紙搬送路3は、カセット4から用紙サイズ検知装置5、画像形成部6および定着装置7を介してプリンタ1の機外に至るまでの経路を含む。なお、以下において用紙搬送路3におけるカセット4側を上流側と、用紙搬送路3における定着装置7側を下流側とする。
用紙搬送路3は、カセット4から用紙サイズ検知装置5、画像形成部6および定着装置7を介してプリンタ1の機外に至るまでの経路を含む。なお、以下において用紙搬送路3におけるカセット4側を上流側と、用紙搬送路3における定着装置7側を下流側とする。
用紙搬送装置8は、用紙2をカセット4から用紙搬送路3に繰り出す給紙ローラ16と、画像形成部6に所定のタイミングで用紙2を搬送するレジストローラ17と、トナー像が定着された用紙2をプリンタ1の機外に排出する排出ローラ18とを含む。
用紙2にトナー像を定着させる一連の流れは、以下のようにして行われる。最初に、カセット4に収容された用紙2が、給紙ローラ16によって用紙搬送路3に繰り出される。繰り出された用紙2は、用紙サイズ検知装置5によってサイズが検知され、レジストローラ17によって所定のタイミングで画像形成部6に搬送される。用紙2は、画像形成部6でトナー像が転写され、定着装置7に搬送される。定着装置7によって用紙2のトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙2は、排出ローラ18によって機外に排出される。これによって、用紙2にトナー像を定着させる一連の流れが完了する。
用紙2にトナー像を定着させる一連の流れは、以下のようにして行われる。最初に、カセット4に収容された用紙2が、給紙ローラ16によって用紙搬送路3に繰り出される。繰り出された用紙2は、用紙サイズ検知装置5によってサイズが検知され、レジストローラ17によって所定のタイミングで画像形成部6に搬送される。用紙2は、画像形成部6でトナー像が転写され、定着装置7に搬送される。定着装置7によって用紙2のトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙2は、排出ローラ18によって機外に排出される。これによって、用紙2にトナー像を定着させる一連の流れが完了する。
次に、上記プリンタ1に備えられた用紙サイズ検知装置5の構成および動作について詳細に説明する。
図2は、作用部材を概略的に示す斜視図であり、図3は、作用部材を矢視IIIから見た平面図である。図4は、用紙搬送路に配置された作用部材を示すプリンタの一部分の斜視図であり、図5は、図4における作用部材およびその近傍を示す拡大図である。
図2は、作用部材を概略的に示す斜視図であり、図3は、作用部材を矢視IIIから見た平面図である。図4は、用紙搬送路に配置された作用部材を示すプリンタの一部分の斜視図であり、図5は、図4における作用部材およびその近傍を示す拡大図である。
図2および図3を参照して、作用部材10は、軸19と、3つの突起9a,9b,9cと、作用突起20と、おもり21とを含む。軸19は、図示しないプリンタ1のフレームに形成された取付孔に回動自在に取り付けられる。
3つの突起9a,9b,9cは、軸19の周面から突出している。3つの突起9a,9b,9cは、軸19の軸方向X1の互いに異なる位置から突出しており、且つ、突出角度が軸19の軸方向X1からみて互いに異なる。
3つの突起9a,9b,9cは、軸19の周面から突出している。3つの突起9a,9b,9cは、軸19の軸方向X1の互いに異なる位置から突出しており、且つ、突出角度が軸19の軸方向X1からみて互いに異なる。
おもり21は、作用部材10のバランスを一定に保つためのものである。すなわち、おもり21は、作用部材10が上記フレームに保持されている状態において、3つの突起9a,9b,9cが上方に位置するようにしている。したがって、おもり21は、軸19に対して3つの突起9a,9b,9cと反対側に設けられており、3つの突起9a,9b,9cと同等の重量に設定されている。
作用突起20は、軸19の一端から突出している。また、作用突起20は、軸19と一体となって回動する。作用突起20が軸19と一体に回動することにより、作用部材10の近傍に備えられたスイッチ11の切り替えが行われる。
スイッチ11は、発光素子11aと受光素子11bとを有する。発光素子11aは、受光素子11bに向かって光11cを発しており、受光素子11bはその光11cを受光している。発光素子11aが発する光11cを遮って、受光素子11bの受光を阻止することにより、スイッチ11はオンに切り換わる。
スイッチ11は、発光素子11aと受光素子11bとを有する。発光素子11aは、受光素子11bに向かって光11cを発しており、受光素子11bはその光11cを受光している。発光素子11aが発する光11cを遮って、受光素子11bの受光を阻止することにより、スイッチ11はオンに切り換わる。
用紙サイズ検知装置5は、図1に示すように、用紙搬送路3における給紙ローラ16とレジストローラ17との間に配置されている。具体的には、作用部材10は、軸19が用紙搬送路3における用紙搬送方向Y1と直交方向W1(図1における紙面に垂直な方向)に配置されている。軸19から突出した3つの突起9a,9b,9cは、図4および図5に示すように、用紙搬送路3に設けられた複数のスリット25から用紙搬送路3にそれぞれ突き出ている。3つの突起9a,9b,9cは、用紙搬送路3を搬送される用紙2の幅の大きさに対応させて、直交方向W1の互いに異なる位置から用紙搬送路3に突き出ている。また、3つの突起9a,9b,9cは、直交方向W1からみて互いに異なる位置に突き出ており、突起9a,9b,9cの順に用紙搬送路3の上流側(図4および図5における左上側)に突き出ている。
図6は、用紙サイズ検知装置の動作を説明するための図である。図6を参照して、用紙搬送路3を搬送される用紙2は、用紙搬送路3の用紙2の幅の大きさに対応させた位置から突出した3つの突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たる。例えば、用紙2がA3サイズ縦送りの場合には、突起9aに突き当たり、用紙2がA4サイズ縦送りの場合には、突起9bに突き当たり、用紙2がB5サイズ縦送りの場合には、突起9cに突き当たる。
したがって、用紙搬送路3を縦送りで搬送されるA3サイズの用紙2は、図6(a)に示すように、突起9aに突き当たる。用紙2が突起9aに突き当たることによって、突起9aは用紙2に押され、それにより、作用部材10が軸19を中心にして回動される。
作用部材10は、図6(b)に示すように、用紙2が突起9aを押すことによって、さらに回動される。作用部材10の回動によって、突起9aは用紙搬送路3上から隠れ、作用突起20が発光素子11aの発する光11cを遮光する所定の位置に移動される。これにより、スイッチ11がオンに切り換わる。スイッチ11がオンに切り換わるタイミングは、3つの突起9a,9b,9cが上述のように用紙搬送路3において互いに異なる位置から突き出ているので、用紙2の幅の大きさによって異なる。すなわち、スイッチ11がオンに切り換わるタイミングによって、用紙2の幅を検知することができる。
作用部材10は、図6(b)に示すように、用紙2が突起9aを押すことによって、さらに回動される。作用部材10の回動によって、突起9aは用紙搬送路3上から隠れ、作用突起20が発光素子11aの発する光11cを遮光する所定の位置に移動される。これにより、スイッチ11がオンに切り換わる。スイッチ11がオンに切り換わるタイミングは、3つの突起9a,9b,9cが上述のように用紙搬送路3において互いに異なる位置から突き出ているので、用紙2の幅の大きさによって異なる。すなわち、スイッチ11がオンに切り換わるタイミングによって、用紙2の幅を検知することができる。
作用部材10は、用紙2が作用部材10上を通過する間、作用突起20が発光素子11aの発する光11cを遮る所定の位置に保持される。作用突起20がこの所定の位置に保持されることにより、スイッチ11もオンの状態が保持される。また、作用突起20が所定の位置に保持される時間は、用紙2の長さによって異なる。詳しくは、用紙2が長いほど作用突起20が所定の位置に保持される時間は長くなり、用紙2が短いほど作用突起20が所定の位置に保持される時間は短くなる。したがって、スイッチ11がオンの状態に保持される時間によって、用紙2の長さを検知することができる。
用紙2が作用部材10上を通過した後、作用部材10は、図6(c)に示すように、おもり21の作用によって、元の姿勢(3つの突起9a,9b,9cが上方に位置する状態)に戻る。これにより、作用突起20も元の姿勢に戻り、スイッチ11がオフに切り換わる。
このように、用紙2がその用紙2の幅に対応する位置に突出した突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たって作用部材10が回動し、スイッチ11のオン・オフの切り換えが行われる。用紙2が3つの突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たり、スイッチ11がオンに切り換わるタイミングは、用紙2の幅によって異なる。これにより、用紙2の幅を検知することができる。また、スイッチ11がオンの状態に保持される時間は、用紙2の長さによって異なる。これにより、用紙2の長さを検知することができる。すなわち、スイッチ11がオンに切り換わるタイミングと、スイッチ11がオンに保持される時間とによって用紙2の幅および長さを検知することができる。
このように、用紙2がその用紙2の幅に対応する位置に突出した突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たって作用部材10が回動し、スイッチ11のオン・オフの切り換えが行われる。用紙2が3つの突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たり、スイッチ11がオンに切り換わるタイミングは、用紙2の幅によって異なる。これにより、用紙2の幅を検知することができる。また、スイッチ11がオンの状態に保持される時間は、用紙2の長さによって異なる。これにより、用紙2の長さを検知することができる。すなわち、スイッチ11がオンに切り換わるタイミングと、スイッチ11がオンに保持される時間とによって用紙2の幅および長さを検知することができる。
図7は、用紙が作用部材上を通過する際のスイッチの動作状態を示すタイミングチャートである。図1および図7を参照して、用紙サイズ検知装置5は、スイッチ11のオン・オフの切り換わる時間に基づいて用紙2の幅および長さを検知することができる。
具体的には、用紙サイズ検知装置5は、予め定める基準時点、例えば、給紙ローラ16が用紙2を用紙搬送路3に繰り出した時から用紙2が3つの突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たりスイッチ11がオンに切り換わるまでの時間t1,t2,t3(t1<t2<t3)を測定する。この測定された時間t1,t2,t3は、3つの突起9a,9b,9cが突起9a,9b,9cの順に用紙搬送路3の上流側に突出しているので用紙2の幅が長いほど短くなる。したがって、用紙2の幅は、時間t1,t2,t3の順に長くなる。
具体的には、用紙サイズ検知装置5は、予め定める基準時点、例えば、給紙ローラ16が用紙2を用紙搬送路3に繰り出した時から用紙2が3つの突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たりスイッチ11がオンに切り換わるまでの時間t1,t2,t3(t1<t2<t3)を測定する。この測定された時間t1,t2,t3は、3つの突起9a,9b,9cが突起9a,9b,9cの順に用紙搬送路3の上流側に突出しているので用紙2の幅が長いほど短くなる。したがって、用紙2の幅は、時間t1,t2,t3の順に長くなる。
また、用紙サイズ検知装置5は、用紙2が作用部材10上にあり、スイッチ11をオンに保持する時間t4、t5、t6(t6<t5<t4)を測定する。この測定された時間t4、t5、t6は、用紙2が長いほど大きくなる。したがって、用紙2の長さは、時間t6,t5,t4の順に長くなる。
このように、用紙サイズ検知装置5は、予め定める基準時点からスイッチ11がオンに切り換わるまでの所定の時間と、スイッチ11がオンに保持されている時間とによって用紙2の幅および長さを検知することができる。
このように、用紙サイズ検知装置5は、予め定める基準時点からスイッチ11がオンに切り換わるまでの所定の時間と、スイッチ11がオンに保持されている時間とによって用紙2の幅および長さを検知することができる。
図8は、プリンタの主な電気的構成を示すブロック図である。図8を参照して、プリンタ1は、用紙2のサイズを予め設定するための用紙サイズ設定装置26と、制御装置27をさらに備える。
用紙サイズ設定装置26は、例えば、図示しないプリンタ1の操作部を含む。用紙サイズ設定装置26によって、ユーザが希望する用紙サイズが設定される。
用紙サイズ設定装置26は、例えば、図示しないプリンタ1の操作部を含む。用紙サイズ設定装置26によって、ユーザが希望する用紙サイズが設定される。
制御装置27は、用紙サイズ検知装置5と、用紙サイズ設定装置26と電気的に接続されている。また、制御装置27は、画像形成部6、定着装置7および用紙搬送装置8と電気的に接続されている。
用紙サイズ検知装置5が検知した用紙2のサイズと、用紙サイズ設定装置26で設定された用紙2のサイズとは、制御装置27に入力される。制御装置27は、2つの入力された用紙2のサイズが一致するか否かを判別する。入力された用紙2のサイズが一致する場合は、制御装置27は、引き続きプリンタ1の動作を行わせる。入力された用紙2のサイズが一致しない場合は、制御装置27は、画像形成部6、定着装置7および用紙搬送装置8の動作を一時停止させる。さらに、制御装置27は、例えば、図示しない表示部にエラーを表示し、ユーザに対して、プリンタ1の動作を引き続き行うか否かを選択させる。
用紙サイズ検知装置5が検知した用紙2のサイズと、用紙サイズ設定装置26で設定された用紙2のサイズとは、制御装置27に入力される。制御装置27は、2つの入力された用紙2のサイズが一致するか否かを判別する。入力された用紙2のサイズが一致する場合は、制御装置27は、引き続きプリンタ1の動作を行わせる。入力された用紙2のサイズが一致しない場合は、制御装置27は、画像形成部6、定着装置7および用紙搬送装置8の動作を一時停止させる。さらに、制御装置27は、例えば、図示しない表示部にエラーを表示し、ユーザに対して、プリンタ1の動作を引き続き行うか否かを選択させる。
これにより、用紙サイズ設定装置26で設定された用紙2のサイズと異なるサイズの用紙2に画像が印刷されることを防止することができる。したがって、プリントミスやプリンタ1の機内に汚れが発生するのを減少することができる。
以上のように、この実施形態によれば、用紙2が3つの突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たり、作用部材10を回動させる。作用部材10の回動によって、スイッチ11は切り替えられ、用紙サイズ検知装置5が用紙2のサイズを検知することができる。3つの突起9a,9b,9cは、用紙搬送路3を搬送される用紙2の幅の違いに対応させて、用紙搬送路3の直交方向W1の互いに異なる位置に突出しており、且つ、直交方向W1からみて互いに異なる位置に突出しているので、用紙2はその用紙2の幅に対応する突起に突き当たってスイッチ11が切り換わる。したがって、用紙サイズ検知装置5は、一つのスイッチ11で複数の用紙2の幅を検知することができ、用紙サイズ検知装置5およびプリンタ1のコストを減少させることができる。
以上のように、この実施形態によれば、用紙2が3つの突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たり、作用部材10を回動させる。作用部材10の回動によって、スイッチ11は切り替えられ、用紙サイズ検知装置5が用紙2のサイズを検知することができる。3つの突起9a,9b,9cは、用紙搬送路3を搬送される用紙2の幅の違いに対応させて、用紙搬送路3の直交方向W1の互いに異なる位置に突出しており、且つ、直交方向W1からみて互いに異なる位置に突出しているので、用紙2はその用紙2の幅に対応する突起に突き当たってスイッチ11が切り換わる。したがって、用紙サイズ検知装置5は、一つのスイッチ11で複数の用紙2の幅を検知することができ、用紙サイズ検知装置5およびプリンタ1のコストを減少させることができる。
また、用紙サイズ検知装置5は、用紙2の幅だけでなく用紙2の長さも検知することができる。これにより、別々の装置を用いず、同一の装置で用紙2の幅と用紙2の長さとを検知することができるので、用紙サイズ検知装置5およびプリンタ1のコストをさらに減少させることができる。
さらに、制御装置27によって、予め定められた用紙2のサイズと異なるサイズの用紙2に画像が印刷されることを防止することができる。したがって、プリントミスやプリンタ1の機内に汚れが発生するのを減少することができる。
さらに、制御装置27によって、予め定められた用紙2のサイズと異なるサイズの用紙2に画像が印刷されることを防止することができる。したがって、プリントミスやプリンタ1の機内に汚れが発生するのを減少することができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、用紙サイズ検知装置5は、レジストローラ17と画像形成部6との間に設けられていてもよい。この場合、レジストローラ17が用紙2を下流側に搬送してから用紙2が突起9a,9b,9cのいずれかに突き当たってスイッチ11がオンに切り換わるまでの時間を測定することによって、用紙サイズ検知装置5が用紙2の幅を検知することができる。
突起は、2つでもよいし、4つ以上でもよい。4つ以上にすることで、さらに複数の用紙2の幅を検知することができる。
制御装置27は、用紙サイズ設定措置26で設定された用紙2のサイズと用紙サイズ検知装置5で検知された用紙2のサイズが一致しない場合は、画像形成部6、定着装置7および用紙搬送装置8の動作を停止させてもよい。また、表示部にエラーを表示しなくてもよく、ユーザにプリンタ1の動作を引き続き行うか否かを選択させなくてもよい。
制御装置27は、用紙サイズ設定措置26で設定された用紙2のサイズと用紙サイズ検知装置5で検知された用紙2のサイズが一致しない場合は、画像形成部6、定着装置7および用紙搬送装置8の動作を停止させてもよい。また、表示部にエラーを表示しなくてもよく、ユーザにプリンタ1の動作を引き続き行うか否かを選択させなくてもよい。
1 プリンタ(画像形成装置)
2 用紙
3 用紙搬送路
5 用紙サイズ検知装置
9a,9b,9c 突起
11 スイッチ
19 軸
20 作用突起
27 制御装置(判別手段)
Y1 用紙搬送方向(搬送方向)
W1 直交方向
2 用紙
3 用紙搬送路
5 用紙サイズ検知装置
9a,9b,9c 突起
11 スイッチ
19 軸
20 作用突起
27 制御装置(判別手段)
Y1 用紙搬送方向(搬送方向)
W1 直交方向
Claims (4)
- 用紙が搬送される用紙搬送路の用紙搬送方向と直交方向に延びるように配置される回転自在な軸と、
用紙搬送路へ突出する複数の突起であって、用紙搬送路を搬送される用紙の幅の違いに対応させて、上記軸の軸方向の互いに異なる位置から突出しており、且つ、突出方向が上記軸の軸方向にみて互いに異なる角度方向であり、搬送される用紙の先端がぶつかると、その用紙先端により押されて用紙搬送路から隠れ、上記軸を回動させる複数の突起と、
上記各突起が隠れる際に回動する軸によって切り換わるスイッチとを備える用紙サイズ検知装置。 - 上記軸には、軸が回動したときに所定の位置へ動く作用突起が設けられ、作用突起が所定の位置へ動いたときに、上記スイッチが切り換わることを特徴とする請求項1記載の用紙サイズ検知装置。
- 予め定める基準時点から、上記スイッチが切り換わるまでの時間に基づいて、用紙の幅または用紙の幅および長さを検知することを特徴とする請求項1または2記載の用紙サイズ検知装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の用紙サイズ検知装置と、
上記用紙サイズ検知装置の検知した用紙のサイズと予め定められた用紙のサイズとが一致するか否かを判別する判別手段とを備え、
上記判別手段は、用紙サイズ検知装置の検知した用紙のサイズと予め定められた用紙のサイズとが一致しない場合は、装置を一時停止または停止させることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005287903A JP2007099410A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 用紙サイズ検知装置および用紙サイズ検知装置を備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005287903A JP2007099410A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 用紙サイズ検知装置および用紙サイズ検知装置を備えた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007099410A true JP2007099410A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38026730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005287903A Pending JP2007099410A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 用紙サイズ検知装置および用紙サイズ検知装置を備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007099410A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016033079A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 用紙サイズ検知装置、画像形成装置 |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005287903A patent/JP2007099410A/ja active Pending
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