JP2007099325A - 組立式コンテナ用パネルセットおよび組立式コンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 組立,分解が簡単で汎用のパレットを用いることができる組立式コンテナを提供する。
【解決手段】
矩形をなすパレットの辺縁部に沿って4枚の側面パネル20を設置する。側面パネル20は、パネル本体21と、その左右の側縁部に固定された押出型材からなる縦フレーム22,23と、パネル本体21の下縁部に固定されパネル本体21の下縁部から下方に突出する押さえ部材とを有している。隣接する側面パネル20の縦フレーム22,23同士は、互いに回動不能に嵌り合う嵌合部22c,23cを有し、一方の縦フレーム22に対して他方の縦フレーム23をその長手方向に移動させることにより、嵌合および嵌合の解除がなされるようになっている。4枚の側面パネル20は、パレットの辺縁部にそれぞれ載った状態で、縦フレーム22,23同士の嵌合により互いに連結され、それぞれの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止される。
【選択図】 図5
【解決手段】
矩形をなすパレットの辺縁部に沿って4枚の側面パネル20を設置する。側面パネル20は、パネル本体21と、その左右の側縁部に固定された押出型材からなる縦フレーム22,23と、パネル本体21の下縁部に固定されパネル本体21の下縁部から下方に突出する押さえ部材とを有している。隣接する側面パネル20の縦フレーム22,23同士は、互いに回動不能に嵌り合う嵌合部22c,23cを有し、一方の縦フレーム22に対して他方の縦フレーム23をその長手方向に移動させることにより、嵌合および嵌合の解除がなされるようになっている。4枚の側面パネル20は、パレットの辺縁部にそれぞれ載った状態で、縦フレーム22,23同士の嵌合により互いに連結され、それぞれの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止される。
【選択図】 図5
Description
本発明は、パレットに設置すべき側面パネルを備えた組立式コンテナ用パネルセットおよびこのパネルセットとパレットを備えた組立式コンテナに関する。
荷物の保管等に用いられる組立式コンテナは公知であり、種々の形態が開発されている。例えば、特許文献1に記載のものは、4枚の側面パネルを種々形状のジョイントを用いて互いに連結するとともにパレットに連結することにより構成されている。
また、特許文献2に記載の組立式コンテナは、側面パネルをヒンジにより折り畳み可能に連結し、これら側面パネルとパレットとをジョイントにより連結することにより、構成されている。
特許第3467166号公報
特許第3053367号公報
特許文献1の組立式コンテナは、多数のジョイントを必要とするため部品点数が多く、組立作業が煩雑であるばかりか、一旦組み立てた後に再分解するのが煩雑であった。
特許文献2の組立式コンテナは、非使用時に側面パネルを折り畳むことができるが、使用時に側面パネル同士の回動を規制する部材を取り付ける必要があった。また、パレットと側面パネルとの連結のためにジョイントを必要とするため、部品点数が多かった。さらに、パレットと側面パネルとを再分解する作業が煩雑であった。
また、特許文献1、2では、組立式コンテナ専用のパレットを用いることを余儀なくされるため、単体で使用していた汎用のパレットを利用してコンテナを組み立てることはできなかった。
特許文献2の組立式コンテナは、非使用時に側面パネルを折り畳むことができるが、使用時に側面パネル同士の回動を規制する部材を取り付ける必要があった。また、パレットと側面パネルとの連結のためにジョイントを必要とするため、部品点数が多かった。さらに、パレットと側面パネルとを再分解する作業が煩雑であった。
また、特許文献1、2では、組立式コンテナ専用のパレットを用いることを余儀なくされるため、単体で使用していた汎用のパレットを利用してコンテナを組み立てることはできなかった。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、矩形をなすパレットの4つの辺縁部にそれぞれ設置される側面パネルを備えた組立式コンテナ用パネルセットであって、各側面パネルは、矩形をなすパネル本体と、その左右の側縁部に固定された押出型材からなる縦フレームと、パネル本体の下縁部に固定されパネル本体の下縁部から下方に突出する押さえ部材とを有し、隣接する側面パネルの縦フレーム同士は、互いに回動不能に嵌り合う嵌合部を有し、一方の側面パネルを他方の側面パネルに対して縦フレームの長手方向に移動させることにより、縦フレーム同士の嵌合および嵌合の解除がなされるようになっており、上記側面パネルは、上記パレットの辺縁部にそれぞれ載った状態で、上記縦フレーム同士の嵌合により互いに連結され、それぞれの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止されることを要旨とする。
上記構成によれば、側面パネル同士の連結を、一方の側面パネルに対して他方の側面パネルを上から落とすだけの簡単な作業で行なえる。しかも側面パネルをパレットに載せるだけの簡単な作業で、側面パネルのパレットへの設置を行なえる。このようにして、コンテナの組立作業を簡略化することができる。また、側面パネル同士の分解,側面パネルとパレットの分解も簡単である。
側面パネルの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止されることにより、側面パネルをパレットに安定して設置することができる。
側面パネルの縦フレーム同士の嵌合は回動不能であるから、回動を規制する部材を別途必要としない。また、側面パネル同士の連結および側面パネルとパレットとの間の連結のためのジョイントを、全くまたは殆ど必要としない。その結果、部品点数を大幅に削減できる。
パレットは専用のものである必要がなく、汎用のものを用いることができる。そのため、単独で使用していたパレットに本発明のパネルセットを足して、コンテナを構成することもできる。
側面パネルの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止されることにより、側面パネルをパレットに安定して設置することができる。
側面パネルの縦フレーム同士の嵌合は回動不能であるから、回動を規制する部材を別途必要としない。また、側面パネル同士の連結および側面パネルとパレットとの間の連結のためのジョイントを、全くまたは殆ど必要としない。その結果、部品点数を大幅に削減できる。
パレットは専用のものである必要がなく、汎用のものを用いることができる。そのため、単独で使用していたパレットに本発明のパネルセットを足して、コンテナを構成することもできる。
好ましくは、正方形をなすパレットに設置されるものであって、各側面パネルが同一構造をなし、各側面パネルの一方の縦フレームが雌型の嵌合部を有し、他方の縦フレームが雄型の嵌合部を有する。この構成によれば、側面パネルが同一構造であるので、製造コストを低減させることができる。
本発明の他の態様は、矩形をなすパレットの4つの辺縁部にそれぞれ設置される側面パネルを備えた組立式コンテナ用パネルセットであって、上記パレットの少なくとも1つの辺縁部に複数の側面パネルが、面一をなして上下に重なるようにして設置され、各側面パネルは、矩形をなすパネル本体と、その左右の側縁部に固定された押出型材からなる縦フレームとを備え、周方向に隣接する側面パネルの縦フレーム同士は、互いに回動不能に嵌り合う嵌合部を有し、一方の側面パネルを他方の側面パネルに対して縦フレームの長手方向に移動させることにより、縦フレーム同士の嵌合および嵌合の解除がなされるようになっており、パレットの4つの辺縁部において最も上に配置される側面パネルの上縁部は同一高さをなし、パレットの4つの辺縁部において最も下に配置される側面パネルは、パネル本体の下縁部に固定されパネル本体の下縁部から下方に突出する押さえ部材を有し、上記パレットの辺縁部にそれぞれ載った状態で、それぞれの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止されることを要旨とする。
この構成によれば、上記発明の一態様と同様の作用効果が得られる。
この構成によれば、上記発明の一態様と同様の作用効果が得られる。
好ましくは、上記側面パネルは、第1側面パネルと、第1側面パネルの半分の高さの第2側面パネルとを含む。この構成によれば、種々の高さ,形状のコンテナを組み立てることができる。
好ましくは、上記パレットの4つの辺縁部にそれぞれ複数の側面パネルが上下に面一をなして配置され、上記側面パネルは、互いに同一高さをなす偶数枚の第1側面パネルと、第1側面パネルの半分の高さをなす4枚の第2側面パネルとを備え、パレットの4つの辺縁部において最も下に配置される側面パネルは、2枚の第1パネルと2枚の第2パネルからなり、最も上に配置される側面パネルも2枚の第1パネルと2枚の第2パネルからなる。この構成によれば、コンテナの高さを自在に調節することができる。
好ましくは、上記パレットの4つの辺縁部にそれぞれ複数の側面パネルが上下に面一をなして配置され、上記側面パネルは、互いに同一高さをなす偶数枚の第1側面パネルと、第1側面パネルの半分の高さをなす4枚の第2側面パネルとを備え、パレットの4つの辺縁部において最も下に配置される側面パネルは、2枚の第1パネルと2枚の第2パネルからなり、最も上に配置される側面パネルも2枚の第1パネルと2枚の第2パネルからなる。この構成によれば、コンテナの高さを自在に調節することができる。
好ましくは、上記押さえ部材が押出型材からなり、側面パネルの下縁部に沿って延びている。この構成によれば、側面パネルをより一層安定してパレット上に設置することができる。
好ましくは、さらに、浅い箱形状の蓋を備え、この蓋がパレットに設置された側面パネルの上縁部に被せられることにより、側面パネルに囲われた収容空間が覆われるようになっており、この蓋が分解状態の側面パネルを収容する。この構成によれば、非使用時にパネルセットを保管したり運ぶのに便利である。
好ましくは、上記側面パネルのパネル本体がプラスチック製の中空板材または発泡板材からなり、このパネル本体の上縁部および下縁部には押出型材からなる上フレーム,下フレームがそれぞれ固定されており、これら上下のフレームおよび左右の縦フレームが互いに連結されて、パネル本体を囲っており、上記押さえ部材が下フレームに一体または別体をなして設けられている。この構成によれば、軽量かつ強度の高い側面パネルが得られる。
本発明のさらに他の態様は、矩形をなすパレットと、このパレットの4つの辺縁部に設置される側面パネルとを備えた組立式コンテナにおいて、各側面パネルは、矩形をなすパネル本体と、その左右の側縁部に固定された押出型材からなる縦フレームと、パネル本体の下縁部に固定されパネル本体の下縁部から下方に突出する押さえ部材とを有し、隣接する側面パネルの縦フレーム同士は、互いに回動不能に嵌り合う嵌合部を有し、一方の側面パネルを他方の側面パネルに対して縦フレームの長手方向に移動させることにより、縦フレーム同士の嵌合および嵌合の解除がなされるようになっており、上記側面パネルは、上記パレットの辺縁部にそれぞれ載った状態で、上記縦フレーム同士の嵌合により互いに連結され、それぞれの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止されることを要旨とする。
この構成によれば、本発明のパネルセットと同様の作用効果が得られる。
この構成によれば、本発明のパネルセットと同様の作用効果が得られる。
以上説明したように本発明の組立式コンテナ用パネルセットおよび組立式コンテナによれば、組立,分解が簡単で、側面パネルをパレットに安定して設置でき、部品点数が少なく低コストであり、しかも汎用のパレットを用いることができる。
以下、本発明の第1実施形態をなす組立式コンテナについて図面を参照しながら説明する。図1に示すように組立式コンテナは、パレット10と、このパレット10に設置される4枚の側面パネル20と、これら側面パネル20に被せられる蓋30とを備えている。
パレット10としては、単独で保管,搬送に用いられる汎用のパレットを用いることができる。その詳細な構造の図示,説明は省略する。本実施形態では平面形状が正方形(矩形)をなしている。
4枚の側面パネル20は、同一構造をなしており、図3に示すように、パネル本体21と、このパネル本体21の左右縁部に固定された縦フレーム22,23と、上縁部に固定された上フレーム24と、下縁部に固定された下フレーム25と、下フレーム25に固定された押さえ部材26とを備えている。
上記パネル本体21はプラスチック製ダンボール(中空板材)からなり、2枚の平坦なシート間に波形シートを配することにより構成されている。また、フレーム22〜25および押さえ部材26はアルミ押出型材からなる。パネル本体21を囲うようにして、縦フレーム22,23に上下フレーム24,25を連結することにより、軽量かつ高強度の側面パネル20が得られる。
図4に最も良く示すように、一方の縦フレーム22は、中空をなす基部22aと、この基部22aから突出する互いに平行な一対の挟持板部22bと、基部22aに形成された雌型嵌合部22cとを有している。一対の挟持板部22b間にパネル本体21の側縁部を嵌め込むようにして、縦フレーム22がパネル本体21の側縁部に固定されている。この縦フレーム22の固定状態において、基部22aはパネル本体21の側縁部に対して幅方向に隣接して配置されている。雌型嵌合部22cは、基部22aの平坦面22x(この平坦面22xはパネル本体21と平行をなす)に開口する凹部からなり、この凹部は断面非円形で、奥に向かって幅広をなしている。
他方の縦フレーム23は、細長い平板形状の基部23aと、この基部23aから突出する互いに平行な一対の挟持板部23bと、基部23aから挟持板部23bと反対側に突出する雄型嵌合部22cとを有している。一対の挟持板部23b間にパネル本体21の側縁部を嵌め込むようにして、縦フレーム23がパネル本体21の側縁部に固定されている。この縦フレーム23の固定状態において、基部23aはパネル本体21の側縁部に対して幅方向に隣接して配置されている。雄型嵌合部22cは断面略V字形をなし、先端に向かって幅広をなす。
図2に示すように、上フレーム24は断面略コ字形をなし、パネル本体21の上縁部を嵌め込むとともに縦フレーム22,23の挟持板部22b,23bの上端部を覆うようにして、パネル本体21の上縁部に固定されている。
下フレーム25も上フレーム24と同じ断面形状をなし、パネル本体21の下縁部を嵌め込むとともに縦フレーム22,23の挟持板部22b,23bの下端部を覆うようにして、パネル本体21の下縁部に固定されている。
なお、上記フレーム22〜25は、パネル本体21の縁部に直接固定されず、フレーム22〜25同士を互いに連結することにより、実質的にパネル本体21の縁部に固定される構成であってもよい。
図1,図2に示すように、押さえ部材26は、下フレーム25に沿って延び、断面略Z字形をなし、下フレーム26の側面に固定される固定部26aと、この固定部26aの下縁から固定部26aと直交して水平に張り出す張り出し部26bと、この張り出し部26bの先端縁から下方に延びる押さえ部26cとを有している。
蓋30は、パレット10とほぼ等しい平面形状の浅い箱形をなし、図1に示すように、プラスチック製ダンボールからなる平板形状の蓋本体31と矩形のフレーム32によって構成されている。なお、図2では蓋30を簡略化して示す。蓋本体31とフレーム32の一部により、蓋30の上壁部30aが構成され、フレーム32の残部により周壁部30bが構成されている。
次に、コンテナの組立作業について説明する。
パレット20上において、図5に示すように4枚の側面パネル20を連結する。すなわち、1つの側面パネル20を、その押さえ部材26の押さえ部26cをパレット10の辺縁部に当てて位置決めした状態で、パレット10の辺縁部に載せる。次に、他の側面パネル20を上から落とし込むことにより、最初に設置した側面パネル20の縦フレーム22の雌型嵌合部22cに当該他の側面パネル20の縦枠23の雄型嵌合部23cを上から差し込む。当該他の側面パネル20は、パレット10の隣接する辺縁部に載るとともに、押さえ部材26により位置決めされる。上記縦フレーム22,23同士の嵌合状態において、縦フレーム23の基部23aが、縦フレーム22の基部22aの平坦面22xに当たっている。
パレット20上において、図5に示すように4枚の側面パネル20を連結する。すなわち、1つの側面パネル20を、その押さえ部材26の押さえ部26cをパレット10の辺縁部に当てて位置決めした状態で、パレット10の辺縁部に載せる。次に、他の側面パネル20を上から落とし込むことにより、最初に設置した側面パネル20の縦フレーム22の雌型嵌合部22cに当該他の側面パネル20の縦枠23の雄型嵌合部23cを上から差し込む。当該他の側面パネル20は、パレット10の隣接する辺縁部に載るとともに、押さえ部材26により位置決めされる。上記縦フレーム22,23同士の嵌合状態において、縦フレーム23の基部23aが、縦フレーム22の基部22aの平坦面22xに当たっている。
同様にして、順次側面パネル20の連結を行なう。その結果、4枚の側面パネル20が互いに連結されてパレット10の4つの辺縁部に載り、図2、図5に示すように、平面形状が正方形をなす収容空間40が形成される。側面パネル20の上縁部は同一高さをなす。
上述したように、側面パネル20と別部材をなすジョイントを用いることなく、簡単な作業でコンテナを組み立てることができる。収容空間40に荷物を収容した後、蓋30を被せて収容空間40を塞ぐ。
4枚の側面パネル20の押さえ部材26がパレット10の辺縁部に係止されるので、これら側面パネル20はパレット10に安定して設置することができる。
上記のように組み立てたコンテナは、簡単に分解することができる。すなわち、蓋30を外し、側面パネル20を他の側面パネル20から順次抜き取ればよい。これにより、パレット10は、単独で用いることもできる。分解した側面パネル20は、蓋30に収容して保管または運搬することができる。
次に本発明の他の実施形態について説明する。これら実施形態おいて、先行する実施形態に対応する構成部には同番号または類似の番号を付してその詳細な説明を省略する。
図6に示す第2実施形態では、2種類の側面パネルすなわち2枚の第1側面パネル20Aと4枚の第2側面パネル20Bとを用意する。第1側面パネル20Aは、第1実施形態の側面パネル20と同一の寸法,構造をなす。第2側面パネル20Bは第1側面パネル20Aと同じ幅で高さが半分である。その基本構造は第1側面パネル20Aと同様である。
図6に示す第2実施形態では、2種類の側面パネルすなわち2枚の第1側面パネル20Aと4枚の第2側面パネル20Bとを用意する。第1側面パネル20Aは、第1実施形態の側面パネル20と同一の寸法,構造をなす。第2側面パネル20Bは第1側面パネル20Aと同じ幅で高さが半分である。その基本構造は第1側面パネル20Aと同様である。
上記第2実施形態では、2枚の第2側面パネル20Bを第1実施形態と同様に互いに嵌合させてパレット10の2つの辺縁部に設置する。図6(B)参照。
次に、第1側面パネル20Aを互いに嵌合させるとともに第2側面パネル20Bに嵌合させて、パレット10の他の2つの辺縁部に設置する。図6(C)参照.
次に、他の2枚の第2側面パネル20Bを互いに嵌合させるとともに第1側面パネル20Aに嵌合させて、最初に設置した第2側面パネル20Bの上に面一をなして載せる。図6(D)参照。
第1側面パネル20Aと上側の第2側面パネル20Bの上縁部は同じ高さをなしており、この上縁部に蓋30を被せる。図6(E)参照。
次に、第1側面パネル20Aを互いに嵌合させるとともに第2側面パネル20Bに嵌合させて、パレット10の他の2つの辺縁部に設置する。図6(C)参照.
次に、他の2枚の第2側面パネル20Bを互いに嵌合させるとともに第1側面パネル20Aに嵌合させて、最初に設置した第2側面パネル20Bの上に面一をなして載せる。図6(D)参照。
第1側面パネル20Aと上側の第2側面パネル20Bの上縁部は同じ高さをなしており、この上縁部に蓋30を被せる。図6(E)参照。
上記第2実施形態では、最初に低い第2側面パネル20Bから設置し始めるので、組立作業が楽になる。また、図6(C)の状態で荷を収容できるので便利である。
第2実施形態において、2枚の第1側面パネル20Aと下側の2枚の第2側面パネル20Bは、第1実施形態の押さえ部材26が必要である。
第2実施形態において、2枚の第1側面パネル20Aと下側の2枚の第2側面パネル20Bは、第1実施形態の押さえ部材26が必要である。
図7に示す第3実施形態では、4枚の第1側面パネル20Aと4枚の第2側面パネル20Bとを用意する。図7(A)〜(C)の工程は第2実施形態の図6(A)〜(C)の工程と同様であるから説明を省略する。
次に、他の2枚の第1側面パネル20Aを互いに嵌合させるとともに、前工程で設置した2枚の第1側面パネル20Aに嵌合させ、最初に設置した2枚の第2側面パネル20Bの上に面一をなして載せる。図7(D)参照。
次に、他の2枚の第1側面パネル20Aを互いに嵌合させるとともに、前工程で設置した2枚の第1側面パネル20Aに嵌合させ、最初に設置した2枚の第2側面パネル20Bの上に面一をなして載せる。図7(D)参照。
次に、他の2枚の第2側面パネル20Bを互いに嵌合させるとともに周方向に隣接する第1側面パネル20Aに嵌合させ、図7(C)の工程で設置した2枚の第1側面パネル20Aの上に面一をなして載せる。図7(E)参照。
上側の2枚の第1側面パネル20Aと上側の2枚の第2側面パネル20Bの上縁部は同じ高さをなしており、この上縁部に蓋30を被せる。図7(F)参照。
上側の2枚の第1側面パネル20Aと上側の2枚の第2側面パネル20Bの上縁部は同じ高さをなしており、この上縁部に蓋30を被せる。図7(F)参照。
上記のようにして、第1,第2実施形態の1.5倍の高さのコンテナを組み立てることができる。
なお、この実施形態では、下側の2枚の第1側面パネル20Aと下側の2枚の第2側面パネル20Bは、第1実施形態の押さえ部材26が必要である。
なお、この実施形態では、下側の2枚の第1側面パネル20Aと下側の2枚の第2側面パネル20Bは、第1実施形態の押さえ部材26が必要である。
図7の第3実施形態において、さらに2枚の第1側面パネル20Aを足せば、第1,第2実施形態の2倍の高さのコンテナを組み立てることができる。すなわち、図7(D)の工程の後に、さらに2枚の第1側面パネル20Aを互いに嵌合させるとともに、その前に設置した2枚の第1側面パネル20Aに嵌合させ、最初に設置した2枚の第1側面パネル20Aの上に面一をなして載せる。図7(G)参照。
次に、図7(E),(F)の工程と同様にして2枚の第2側面パネル20Bと蓋30の設置を行なう。図7(H),(I)参照。
次に、図7(E),(F)の工程と同様にして2枚の第2側面パネル20Bと蓋30の設置を行なう。図7(H),(I)参照。
図8の第4実施形態は、図7と同じ枚数の第1,第2側面パネル20A,20Bを用意する。異なるのは最初に第1側面パネル20Aと第2側面パネル20Bを1枚ずつパレット10に設置し(図8(B))参照、次に、第1側面パネル20Aと第2側面パネル20Bを1枚ずつ設置して、第1側面パネル20A同士,第2側面パネル20B同士を対向して配置する(図8(C)参照)点である。他は図7と同様であるから説明を省略する。
図7,図8の実施形態では、第1側面パネル20Aが周方向の一方側に隣接する2枚の側面パネルに連結され、他方側に隣接する2枚の側面パネルに連結されるので、コンテナを高くしても高い強度を維持できる。
図7,図8の実施形態は、パレット10が正方形の場合について説明したが、パレットが長方形の場合には、第1側面パネル20Aは、幅の異なるものを2種類,それぞれ偶数枚用意する必要がある。また、第2側面パネル20Bは、図7(F),図8(F)の高さのコンテナを組み立てる場合には、幅の異なるものを2種類,それぞれ2枚用意し、図7(I),図8(I)の高さのコンテナを組み立てる場合には、同幅のものを4枚用意する。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の形態を採用可能である。例えば、パレットは長方形(矩形)でもよい。押さえ部材は下フレームと一体でもよい。
また、対向する2つの側面パネルの左右の縦フレームに雌型の嵌合部を設け、他の対向する2つの側面フレームの左右の縦フレームに雄型の嵌合部を設けるようにしてもよい。
側面パネルのパネル本体には、プラスチック製のダンボールの外に、プラスチック製の成形板材や発泡板材、例えばポリカーボネート中空成形板材,ポリプロピレンの発泡板材を用いてもよい。
また、対向する2つの側面パネルの左右の縦フレームに雌型の嵌合部を設け、他の対向する2つの側面フレームの左右の縦フレームに雄型の嵌合部を設けるようにしてもよい。
側面パネルのパネル本体には、プラスチック製のダンボールの外に、プラスチック製の成形板材や発泡板材、例えばポリカーボネート中空成形板材,ポリプロピレンの発泡板材を用いてもよい。
10 パレット
20 側面パネル
20A 第1側面パネル
20B 第2側面パネル
21 パネル本体
22 縦フレーム
22c 雌型嵌合部
23 縦フレーム
23c 雄型嵌合部
24 上フレーム
25 下フレーム
26 押さえ部材
30 蓋
40 収容空間
20 側面パネル
20A 第1側面パネル
20B 第2側面パネル
21 パネル本体
22 縦フレーム
22c 雌型嵌合部
23 縦フレーム
23c 雄型嵌合部
24 上フレーム
25 下フレーム
26 押さえ部材
30 蓋
40 収容空間
Claims (9)
- 矩形をなすパレットの4つの辺縁部にそれぞれ設置される側面パネルを備えた組立式コンテナ用パネルセットであって、
各側面パネルは、矩形をなすパネル本体と、その左右の側縁部に固定された押出型材からなる縦フレームと、パネル本体の下縁部に固定されパネル本体の下縁部から下方に突出する押さえ部材とを有し、
隣接する側面パネルの縦フレーム同士は、互いに回動不能に嵌り合う嵌合部を有し、一方の側面パネルを他方の側面パネルに対して縦フレームの長手方向に移動させることにより、縦フレーム同士の嵌合および嵌合の解除がなされるようになっており、
上記側面パネルは、上記パレットの辺縁部にそれぞれ載った状態で、上記縦フレーム同士の嵌合により互いに連結され、それぞれの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止されることを特徴とする組立式コンテナ用パネルセット。 - 正方形をなすパレットに設置されるものであって、各側面パネルが同一構造をなし、各側面パネルの一方の縦フレームが雌型の嵌合部を有し、他方の縦フレームが雄型の嵌合部を有することを特徴とする請求項1に記載の組立式コンテナ用パネルセット。
- 矩形をなすパレットの4つの辺縁部にそれぞれ設置される側面パネルを備えた組立式コンテナ用パネルセットであって、
上記パレットの少なくとも1つの辺縁部に複数の側面パネルが、面一をなして上下に重なるようにして設置され、
各側面パネルは、矩形をなすパネル本体と、その左右の側縁部に固定された押出型材からなる縦フレームとを備え、
周方向に隣接する側面パネルの縦フレーム同士は、互いに回動不能に嵌り合う嵌合部を有し、一方の側面パネルを他方の側面パネルに対して縦フレームの長手方向に移動させることにより、縦フレーム同士の嵌合および嵌合の解除がなされるようになっており、
パレットの4つの辺縁部において最も上に配置される側面パネルの上縁部は同一高さをなし、
パレットの4つの辺縁部において最も下に配置される側面パネルは、パネル本体の下縁部に固定されパネル本体の下縁部から下方に突出する押さえ部材を有し、上記パレットの辺縁部にそれぞれ載った状態で、それぞれの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止されることを特徴とする組立式コンテナ用パネルセット。 - 上記側面パネルは、第1側面パネルと、第1側面パネルの半分の高さの第2側面パネルとを含むことを特徴とする請求項3に記載の組立式コンテナ用パネルセット。
- 上記パレットの4つの辺縁部にそれぞれ複数の側面パネルが上下に面一をなして配置され、
上記側面パネルは、互いに同一高さをなす偶数枚の第1側面パネルと、第1側面パネルの半分の高さをなす4枚の第2側面パネルとを備え、
パレットの4つの辺縁部において最も下に配置される側面パネルは、2枚の第1パネルと2枚の第2パネルからなり、最も上に配置される側面パネルも2枚の第1パネルと2枚の第2パネルからなることを特徴とする請求項3に記載の組立式コンテナ用パネルセット。 - 上記押さえ部材が押出型材からなり、側面パネルの下縁部に沿って延びていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の組立式コンテナ用パネルセット。
- さらに、浅い箱形状の蓋を備え、この蓋がパレットに設置された側面パネルの上縁部に被せられることにより、側面パネルに囲われた収容空間が覆われるようになっており、この蓋が分解状態の側面パネルを収容することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の組立式コンテナ用パネルセット。
- 上記側面パネルのパネル本体がプラスチック製の中空板材または発泡板材からなり、このパネル本体の上縁部および下縁部には押出型材からなる上フレーム,下フレームがそれぞれ固定されており、これら上下のフレームおよび左右の縦フレームが互いに連結されて、パネル本体を囲っており、上記押さえ部材が下フレームに一体または別体をなして設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の組立式コンテナ用パネルセット。
- 矩形をなすパレットと、このパレットの4つの辺縁部に設置される側面パネルとを備えた組立式コンテナにおいて、
各側面パネルは、矩形をなすパネル本体と、その左右の側縁部に固定された押出型材からなる縦フレームと、パネル本体の下縁部に固定されパネル本体の下縁部から下方に突出する押さえ部材とを有し、
隣接する側面パネルの縦フレーム同士は、互いに回動不能に嵌り合う嵌合部を有し、一方の側面パネルを他方の側面パネルに対して縦フレームの長手方向に移動させることにより、縦フレーム同士の嵌合および嵌合の解除がなされるようになっており、
上記側面パネルは、上記パレットの辺縁部にそれぞれ載った状態で、上記縦フレーム同士の嵌合により互いに連結され、それぞれの押さえ部材がパレットの辺縁部に係止されることを特徴とする組立式コンテナ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005289635A JP2007099325A (ja) | 2005-10-03 | 2005-10-03 | 組立式コンテナ用パネルセットおよび組立式コンテナ |
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ID=38026645
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020083366A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 川上産業株式会社 | 格納コンテナ |
-
2005
- 2005-10-03 JP JP2005289635A patent/JP2007099325A/ja active Pending
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JP2020083366A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 川上産業株式会社 | 格納コンテナ |
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