JP2005178880A - パネル式組立ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】 組み立てが容易であると共に、分解時に部品を紛失したり、使用中にパネルが連結部材から外れる心配の無いパネル式組立ケースを提供する。
【解決手段】 複数枚の側面パネルと1枚の底面パネルから成り、連結部材によりパネルを連結することによって組み立てられるパネル式組立ケースにおいて、側面パネル11、12を連結するための連結部材を、凹部25または凸部26を持つ二つの部材21、22の組み合わせとする。両部材は、それぞれパネルを嵌挿するための嵌溝23、24を備えており、それぞれに側面パネル11、12を嵌挿した凹部材21と凸部材22を結合させることによって、2枚の側面パネル11、12を連結する。
【選択図】 図3
【解決手段】 複数枚の側面パネルと1枚の底面パネルから成り、連結部材によりパネルを連結することによって組み立てられるパネル式組立ケースにおいて、側面パネル11、12を連結するための連結部材を、凹部25または凸部26を持つ二つの部材21、22の組み合わせとする。両部材は、それぞれパネルを嵌挿するための嵌溝23、24を備えており、それぞれに側面パネル11、12を嵌挿した凹部材21と凸部材22を結合させることによって、2枚の側面パネル11、12を連結する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、連結部材でパネルを連結することによって形成されるパネル式組立ケースに関するものである。
従来、収納などに用いられる箱型のケースにおいて、使用しない時はコンパクトに収納できるよう組立式としたものが知られている。このような組立式のケースとして、連結部材によりパネルを連結する構造のものが提案されており、例えば特許文献1には箱の側面を形成する4枚のパネルを4本の折角枠部によって連結する構造の組立ケースが記載されている。この折角枠部は断面がL字型になるよう形成されており、両側辺に設けられた嵌溝に、隣接するパネルの端縁を嵌挿することにより、2枚のパネルを直角に連結することができる。
しかし、このような構造の組立ケースは、分解した状態では連結部材とパネルが別個になっており、組み立てに手間が掛かっていた。また、分解して保管している間に部品を紛失する可能性が高かった。更に、連結部材にパネルを嵌挿するだけでは、強い力が加わった際に、連結部材からパネルが外れる場合があるため、連結部材とパネルを接着剤などで固定する必要があるが、この場合、後で分解できなくなるという問題があった、
実登第3086032号([0009],図2)
本発明はこのような問題を鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、組み立てが容易且つ、保管中に部品を紛失したり、使用中に連結部材からパネルが外れたりすることのない、パネル式組立ケースを提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明に係るパネル式組立ケースは、複数枚の側面パネルと1枚の底面パネルから成り、連結部材によりパネルを連結することによって組み立てられるパネル式組立ケースにおいて、
側面パネルを連結するための連結部材が、第1の側面パネルを嵌挿するための一本の嵌溝と、パネルの嵌挿方向に対して一定の角度に設けられた凸部とを備えた凸部材と、第2の側面パネルを嵌挿するための一本の嵌溝と、パネルの嵌挿方向に対し一定の角度に設けられ、前記凸部材の凸部を受容するための凹部を備えた凹部材から成り、パネルを嵌挿した前記凸部材と凹部材を結合させることによって、2枚の側面パネルを連結することを特徴とする。
側面パネルを連結するための連結部材が、第1の側面パネルを嵌挿するための一本の嵌溝と、パネルの嵌挿方向に対して一定の角度に設けられた凸部とを備えた凸部材と、第2の側面パネルを嵌挿するための一本の嵌溝と、パネルの嵌挿方向に対し一定の角度に設けられ、前記凸部材の凸部を受容するための凹部を備えた凹部材から成り、パネルを嵌挿した前記凸部材と凹部材を結合させることによって、2枚の側面パネルを連結することを特徴とする。
本発明では、凹部材と凸部材という1対の連結部材を組み合わせる構造としたことにより、予めパネルの側辺に連結部材を固定しておくことが可能となり、組立作業を簡略化できると共に、分解時に部品を紛失する可能性を減らすことができ、更に、使用中にパネルが連結部材から外れる心配が無くなる。また、連結部材を押出成形によって製造することにより、製造コストを下げることができると共に、成形後の任意の段階で連結部材の長さを調節することができ、連結部材の長さごとに金型を用意する必要が無い。
本発明において、側面パネルを連結するための連結部材は例えば図2のような凹部材と凸部材の組み合わせによって成る。凹部材及び凸部材はそれぞれ側面パネルを嵌挿するための嵌溝と、パネルの嵌挿方向に対して一定の角度に設けられた凹部あるいは凸部を備えており、凹部と凸部を結合させることにより、両部材に嵌挿された側面パネルが所定の角度に連結されるようになっている。凸部は、凹部から抜けることのないよう先端部が幅広になるよう形成し、凹部もそれに対応した形状とするか、あるいは凹部材と凸部材をビスなどで固定する。組み立ての際には、パネルを嵌挿した凹部材の凹部に、パネルを嵌挿した凸部材の凸部をはめ込むことによって2枚の側面パネルを連結する。
パネルの嵌挿方向に対する凹部又は凸部の形成角度を変えることにより、両部材によって連結される2枚の側面パネルの連結角度を変化させることができるため、本発明の組立ケースの形状は、四角形に限らず、三角形、五角形など任意の多角形とすることができる。
さらに、側面パネルと底面パネルの連結も、二つ一組の連結部材によって行うことが望ましい。側面−底面用の連結部材は図4のようなF型部材とW型部材の組み合わせによって成る。W型部材は側面パネル及びF型部材を嵌挿するための2つの嵌溝を備えている。F型部材はF字の2本の横辺の間に、底面パネルを嵌挿できるようになっており、縦辺の下部は、W型部材の嵌溝に嵌挿できるようになっている。組み立ての際には、底面パネルを嵌挿したF型部材の縦辺の下部を、側面パネルを嵌挿したW型部材の嵌溝に差し込むことによって、底面パネルと側面パネルを直角に連結する。
組み立て後は、上記のような連結部材の2つのパーツが互いに摺動するのを防ぐため、ケースのコーナー部分にキャップをはめたり、パーツ同士をビス止めする等して固定する。
また、上記連結部材は、プラスチックを材料とし、押出成形によって成形することが望ましい。押出成形は断面形状が同一の長尺物を連続的に成形することができるため、製造コストを下げることができる。更に、成形後に長さを調節することができるため、様々なサイズの製品を作る場合でも、連結部材の長さごとに金型を用意する必要が無い。
上記パネルは、硬質の素材であれば、紙、プラスチック、木、MDF、ガラス等、どのような材料を用いてもよい。
本発明の組立ケースには、更にフタを設けても良い。フタは、ケースの上部にかぶせる形状のものとしても良いし、蝶番などによってケース本体と連結する構造とすることもできる。
また、ケースの開口部の周縁にあたる各側面パネルの上辺には、プラスチックから成る部材によって補強を施すことが望ましい。
本発明の組み立てケースは、図7に示すように開口面をケースの側方に向けた構造としても良い。この場合には、ケースの左右側面及び上下面の各パネルを上記の凹部材と凸部材によって連結する。更に、これらのパネルと開口面に対向する面のパネルとを、上記F型部材及びW型部材によって連結することが望ましい。このような側方に開口面を有するケースの場合、ケースの内部に棚板71を設けることもできる。また、このような構成の組み立てケースには、蝶番式の扉72を設けることが望ましい。扉72は、一枚の扉体から成るものとしても、2枚の扉体から成る観音開き式の扉としても良い。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本実施例のパネル式組立ケースの斜視図である。組立ケースは図1のように、1枚の底面パネルと4枚の側面パネルから成り、各パネルは、2本1組からなる連結部材によって連結される。
側面パネルを連結するための連結部材は図3のような凹部材21と凸部材の22組み合わせによって成る。凹部材21及び凸部材22は図3(a)、(b)のように、それぞれ側面パネル11、12を嵌挿するための嵌溝23、24と、パネルの嵌挿方向に対して45°の方向に設けられた凹部25あるいは凸部26を備えており、凹部25と凸部26を結合させることにより、両部材に嵌挿された側面パネル11、12が垂直に連結されるようになっている。凸部26の先端は、凹部25から抜けることのないようT字型に形成されており、凹部もそれに対応した形状となっている。
側面パネルを連結するための連結部材は図3のような凹部材21と凸部材の22組み合わせによって成る。凹部材21及び凸部材22は図3(a)、(b)のように、それぞれ側面パネル11、12を嵌挿するための嵌溝23、24と、パネルの嵌挿方向に対して45°の方向に設けられた凹部25あるいは凸部26を備えており、凹部25と凸部26を結合させることにより、両部材に嵌挿された側面パネル11、12が垂直に連結されるようになっている。凸部26の先端は、凹部25から抜けることのないようT字型に形成されており、凹部もそれに対応した形状となっている。
側面−底面用の連結部材は図4のようなF型部材31とW型部材32の組み合わせによって成る。W型部材32は側面パネル11又は12及びF型部材31を嵌挿するための2つの嵌溝34、36を備えている。F型部材31はF字の2本の横辺によって形成される嵌溝33に、底面パネル10を嵌挿できるようになっており、F字の縦辺の下部35は、W型部材の嵌溝36に嵌挿できるようになっている。
側面パネル11、12の上辺には、補強のため、コの字型部材51を取り付ける。コの字型部材51には、側面パネル11、12を嵌挿するための嵌溝52が設けられている。
組み立て後に、各連結部材の2本のパーツが互いに摺動することを防ぐため、ケースの各コーナーをL字型のエンドキャップ61によって固定する。エンドキャップ61の裏側は、図6(b)のようにケースの角部分に対応した形状をしている。
上記パーツはいずれもプラスチックからなり、凹部材21や凸部材22、F型部材31、W型部材32、及びコの字型部材51は、押出成形によって成形される。
組み立ての際には、側面パネル11を嵌挿した凹部材21の凹部25に、側面パネル12を嵌挿した凸部材22の凸部26をスライドさせてはめ込むことによって2枚の側面パネル11、12を連結し、底面パネル10を嵌挿したF型部材31の縦辺の下部35を、側面パネル11又は12を嵌挿したW型部材32の嵌溝36に差し込むことによって、底面パネル10と側面パネル11又は12を連結する。箱状に組み上がったら各コーナーにエンドキャップ61を嵌挿する。エンドキャップ61には、W型部材32及びコの字型部材51の窪み37、53に対応した突起62が設けられており、外れにくくなっている。
なお、エンドキャップは上記のように、ケースの各コーナーごとに設けるものの他に、複数のコーナに対するエンドキャップを一体に形成したものとしても良い。
側面パネル及び底面パネルと各連結部材は、製造段階において接着剤、あるいは超音波接着により固定しておく。これにより、組み立ての際の工程を減らすことができ、組み立てに不慣れなものであっても容易に組み立てることができると共に、分解して保管している間に部品が紛失することを防ぐことができる。また、各連結部材は2本のパーツに分かれているため、パネルと連結部材を接着剤で固定しても、非使用時には分解して収納しておくことができる。
10…底面パネル
11、12…側面パネル
21…凹部材
22…凸部材
23、24、33、34、36、52…嵌溝
25…凹部
26…凸部
31…F型部材
32…W型部材
51…コの字型部材
61…エンドキャップ
71…棚板
72…扉
11、12…側面パネル
21…凹部材
22…凸部材
23、24、33、34、36、52…嵌溝
25…凹部
26…凸部
31…F型部材
32…W型部材
51…コの字型部材
61…エンドキャップ
71…棚板
72…扉
Claims (4)
- 複数枚の側面パネルと1枚の底面パネルから成り、連結部材によりパネルを連結することによって組み立てられるパネル式組立ケースにおいて、
側面パネルを連結するための連結部材が、第1の側面パネルを嵌挿するための一本の嵌溝と、パネルの嵌挿方向に対して一定の角度に設けられた凸部とを備えた凸部材と、第2の側面パネルを嵌挿するための一本の嵌溝と、パネルの嵌挿方向に対し一定の角度に設けられ、前記凸部材の凸部を受容するための凹部を備えた凹部材から成り、パネルを嵌挿した前記凸部材と凹部材を結合させることによって、2枚の側面パネルを連結することを特徴とするパネル式組立ケース。 - 底面パネルと側面パネルを連結するための連結部材が、底面パネルを嵌挿するための嵌溝を備えたF型部材と、側面パネルを嵌挿するための嵌溝とF型部材を嵌挿するための嵌溝とを備えたW型部材から成り、底面パネルを嵌挿したF型部材と側面パネルを嵌挿したW型部材とを結合させることによって、底面パネルと側面パネルを連結することを特徴とする請求項1に記載のパネル式組立ケース。
- ケースの各コーナーをキャップによって固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル式組立ケース。
- 上記連結部材がプラスチックから成り、押出成形によって成形されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパネル式組立ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003425509A JP2005178880A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | パネル式組立ケース |
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JP2003425509A JP2005178880A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | パネル式組立ケース |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005178880A true JP2005178880A (ja) | 2005-07-07 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102060123A (zh) * | 2010-11-15 | 2011-05-18 | 洪斌 | 嵌装式组合箱 |
CN102975922A (zh) * | 2012-12-10 | 2013-03-20 | 郏帅军 | 一种组合式整理箱 |
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2003
- 2003-12-22 JP JP2003425509A patent/JP2005178880A/ja not_active Withdrawn
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