JP2007098451A - 紙粉固化装置 - Google Patents

紙粉固化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007098451A
JP2007098451A JP2005294096A JP2005294096A JP2007098451A JP 2007098451 A JP2007098451 A JP 2007098451A JP 2005294096 A JP2005294096 A JP 2005294096A JP 2005294096 A JP2005294096 A JP 2005294096A JP 2007098451 A JP2007098451 A JP 2007098451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper dust
compression
air
solidifying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005294096A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nakada
中田篤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DUST COLLECTOR CO Ltd
SHUJIN SOCHI KK
Original Assignee
DUST COLLECTOR CO Ltd
SHUJIN SOCHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DUST COLLECTOR CO Ltd, SHUJIN SOCHI KK filed Critical DUST COLLECTOR CO Ltd
Priority to JP2005294096A priority Critical patent/JP2007098451A/ja
Publication of JP2007098451A publication Critical patent/JP2007098451A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

【課題】従来、紙片などの紙製品の裁断や切断時に綿状の紙粉が発生し、これが工場内の環境悪化を招いていた。その解決策として、排出される綿状紙粉に粘着剤などの添加物を加え、圧縮する方法が考えられていた。しかし、粘着剤のコストや補充にかかる時間や人件費などが必要であった。
【解決手段】本発明では、かかる事情に鑑み、粘着剤などを必要としない綿状紙粉の固化装置を提供する。その解決手段としては、飛散しやすい綿状紙粉をあらかじめ、圧縮筒にて一次圧縮を行い、飛散をある程度防止した後、固化するための二次圧縮を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙などの切断時や粉砕時に発生する紙粉を圧縮して固化することにより、紙粉固化物を製造する紙粉固化装置に関する。
ダンボールなどの紙材の製造工場や製本工場、印刷工場などでは、紙を所定のサイズに裁断するなどしている。この際に、裁断屑である紙屑の他にサイズの小さい紙粉が発生する。発生した紙屑と紙粉は、通常バグフィルターなどにより分離され、紙屑は圧縮されて破棄される。紙粉は回収され袋詰めするなどされている。
そこで、特許文献1として紙粉を固化させる装置が考案されている。特許文献1では、製本などの際に発生する紙粉を、ホッパー内に回収し、プレス室内で高圧圧縮を行い紙粉を固化する。
特許出願公開 昭62−259700
しかし、紙粉が非常に飛散しやすい状態である綿状紙粉などの場合には、ホッパー内に粘着剤などを噴霧して綿状紙粉の飛散を押さえた上で、プレス室内で圧縮し固化する必要がある。粘着剤などの噴霧には、メンテナンスに伴う人件費などのコストや、粘着剤のコストがかかり、粘着剤の補充や点検に伴い装置を停止する必要もあった。
そこで、本発明では、紙粉やより飛散しやすい綿状紙粉を粘着剤などの添加剤を用いることなく固化可能にするため、高圧圧縮を行う前に、スクリューを備えた圧縮筒にて一次圧縮を行い、綿状紙粉の飛散を防止し、さらに二次圧縮室内にて高圧圧縮を行い紙粉を固化する。
これにより、シュレッダーやブロワーカッターから発生する飛散しやすい綿状紙粉を、装置外部、工場内に飛散することなく、粘着剤などの添加の必要なしに、飛散しにくい固形状に成型することが可能である。
以下に本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
実施形態1は、請求項1について説明する。また実施形態2は、請求項2ついて、実施形態3は、請求項3について、実施形態4は、請求項4について、実施形態5は、請求項5にいて、実施形態6は、請求項6について説明する。
<実施形態1>
<実施形態1:概要>
本実施形態の紙粉固化装置は、バグフィルターなどから排出される綿状紙粉を受ける受け皿と、綿状紙粉を固化する前に一次的に圧縮する圧縮筒と、一次圧縮された紙粉を固化する二次圧縮室からなることを特徴とする紙粉固化装置である。
<実施形態1:構成>
本実施形態の紙粉固化装置は、落下してくる綿状紙粉を受ける受け皿と、受け皿に受けた紙粉を一次圧縮するためのスクリューを内部に備えた圧縮筒と、圧縮筒にて一次圧縮された紙粉を固化するための二次圧縮室とからなる。
図1に本実施形態の構成の一例を示す図を示した。本実施形態の紙粉固化装置は、上部にバグフィルターなどから空気搬送される紙粉を受ける受け皿(0101)があり、その下に紙粉を一次圧縮し、二次圧縮質へ搬送するためのスクリュー(0102)を備えた圧縮筒(0103)と、を備えている。スクリューの上部には、圧縮筒のスクリューを稼働させるためのモータ(0104)が設置されている。圧縮筒の下、紙粉固化装置の最下部には、紙粉を固化するための二次圧縮室(0105)を備えている。二次圧縮室の圧縮ピストン(0106)の圧縮移動方向の正面には、固化された紙粉を搬出する搬出口(0107)がある。また、圧縮ピストンの圧縮移動方向の後方には、圧縮ピストンを稼働させるための、圧縮シリンダー(0108)が設置されている。
「受け皿」は、紙粉固化装置の最上部に位置し、バグフィルターなどから空気搬送される綿状紙粉を受ける装置である。受け皿は、バグフィルターからの紙粉導入管と直結しており、軽く飛散しやすい紙粉を外部に漏れないようにする構造となっている。バグフィルターから空気搬送された綿状紙粉は、受け皿内に堆積する。図2に受け皿の形状例を示した。受け皿は、バグフィルターなどから空気搬送された綿状紙粉を、円滑に圧縮筒へ導くため、図2のA、B、C、に示したような円錐や三角錐、四角錐といった形状が望ましい。また、Dに示したように、円滑にかつ確実に圧縮筒に綿状紙粉を導くために受け皿の外側に振動発生装置(0201)を取り付けてもよい。
綿状紙粉とは、シュレッダーやブロワーカッターなどで紙を切断などの加工をする際に発生する紙粉で、特にかさ密度が小さく飛散しやすい紙粉のことである。以下記載する「紙粉」には、この綿状紙粉を含む。
「圧縮筒」は、受け皿の下部に設置されている。図3に受け皿と圧縮筒の構造を示す概略図を示した。圧縮筒(0301)は、受け皿(0302)の下部に設置されており、受け皿に堆積した綿状紙粉を一次圧縮し、二次圧縮室に搬送する。圧縮筒のスクリューは、矢印の方向に回転し、綿状紙粉が受け皿から二次圧縮室へ搬送されるように回転する。なお、圧縮筒のスクリューは、矢印の方向とは逆の方向に回転することも可能である。スクリューが矢印と逆方向に回転することにより、紙粉は二次圧縮室から受け皿の方向へ搬送される。もし、紙粉が二次圧縮室や圧縮筒内で閉塞した場合、この圧縮筒のスクリューの逆回転により回復させることが可能となる。
図4には、圧縮筒の形状の例を示した。圧縮筒は飛散しやすい綿状紙粉を一次的に圧縮する。そのため、その形状は(1)に示すような形状でも良いが、圧縮率を高めるために、受け皿側の断面積が大きく、二次圧縮室に近づくにつれて断面積が小さくなるような(2)のような形状でも良い。
図5には、圧縮筒と二次圧縮室の概念断面図を示した。圧縮筒の二次圧縮室に対する角度は、図5の(1)や(2)のように変化させることができる。例えば、(1)のように圧縮筒(0501)が二次圧縮室(0502)の圧縮移動方向に対して垂直に近い角度では、二次圧縮室に送られる綿状紙粉は、図に示したように二次圧縮室の入口付近に堆積する。これに対し、図5の(2)のように圧縮筒(0503)の角度を二次圧縮室(0504)の圧縮移動方向に対して平行に近い角度にすると、二次圧縮室に送られる綿状紙粉は、図に示したように搬出扉(0505)付近まで堆積し、(1)の場合と比べると、二次圧縮室に搬送できる綿状紙粉の量が多くできる。
「二次圧縮室」は、圧縮筒より一次圧縮するためのスクリューにより一次圧縮され搬送されてきた紙粉を、さらに圧縮し固化する。図3に二次圧縮室の概念図を示した。二次圧縮室(0601)の断面形状は、円筒形をしており、上部より紙粉が搬入される。紙粉がある程度堆積すると、圧縮ピストン(0602)が図中右より移動し、紙粉を所定の圧力で圧縮し固化する。圧縮ピストンの圧縮移動方向の後方には、圧縮ピストンを稼働させるための圧縮シリンダー(0603)が設置されている。固化された紙粉は、図中左の搬出口(0604)より搬出される。搬出口は、搬出扉(0605)が上下に移動することにより開閉し、固化された紙粉が搬出される。
また、圧縮ピストン稼動時に二次圧縮室に溜まる空気を排出する排気孔(0606)を備えている。排出される空気は、受け皿に戻される。このとき、排気空気に混入した綿状紙粉は、受け皿に戻され再度、圧縮筒を経て二次圧縮室に搬送される。
圧縮ピストンは、二次圧縮室に所定量の綿状紙粉が投入されると、稼動し綿状紙粉を圧縮する。二次圧縮室に投入される綿状紙粉の量は、圧縮筒から二次圧縮室入口付近に設置されたセンサー(0607)により計測したり、圧縮筒(0608)のスクリューの回転数などによって計測することが可能である。このように二次圧縮室に投入される綿状紙粉の量を計測し、一定量が投入されると、圧縮ピストンが稼動し綿状紙粉を圧縮する。
<実施形態1:具体例>
図7に本実施形態の具体例を示した。紙粉圧縮装置は、その外形は、高さ略2150mm、幅略3300mm、奥行き略800mmである。受け皿(0701)はその外形は、例えば高さが略950mm、幅が略1600mm、奥行きが略750mmの下部が細くなった四角錐形をしている。受け皿に堆積した綿状紙粉は、受け皿の下部にある圧縮筒に送られる。圧縮筒(0702)は、その外形は例えば、長さ略600mm、直径略120mmの円筒形をしている。圧縮筒にて一次圧縮された綿状紙粉は、圧縮筒の下にある二次圧縮室(0703)へ送られる。二次圧縮室は、その外形は例えば、長さ略650mm、直径略120mmの円筒形をしている。
<実施形態2>
<実施形態2:概要>
受け皿に綿状紙粉を圧縮筒の入口に集約するための集約羽根を備えたことを特徴とする紙粉固化装置である。
<実施形態2:構成>
本実施形態の構成は、基本的に実施形態1とほぼ共通であるが、受け皿に綿状紙粉を圧縮筒入口に集約するための集約羽根を搭載している。
「集約羽根」は、受け皿内に堆積した綿状紙粉を、一次圧縮するための圧縮筒の入り口へ集約するための装置である。綿状紙粉は、受け皿内に堆積すると、その比重の軽さや綿状紙粉同士の物理吸着作用により、落下せずに受け皿内を閉塞させる恐れがある。そこで、集約羽根は、受け皿内に堆積した綿状紙粉を撹拌し、綿状紙粉を圧縮筒の入り口へ集約する。
図8に集約羽根を搭載した受け皿の概略図を示した。集約羽根(0801)は圧縮筒(0802)の軸方向に対して図中のように垂直の方向に設置されている。集約羽根は、受け皿内に堆積した紙粉を受け皿の中心下部にある圧縮筒入口(0803)に集約する。集約羽根は、同軸上の両側にスクリュー羽根(0804)を備え、それぞれの羽根は、矢印の方向に回転しスクリュー軸の方向に対して、それぞれ中心方向に紙粉が集約されるように設置されている。また、図9に示したように、2本の羽根(0901)を供え受け皿の中心方向に綿状紙粉を集約させてもよい。この2本の集約羽根は、協働して受け皿(0902)の図中左右に堆積した綿状紙粉を中心部分の圧縮筒(0903)へ集約する。
集約羽根が設置されていない場合、特に多量の紙粉が受け皿に堆積した場合などは、受け皿から圧縮筒に紙粉が導入されず、受け皿内の紙粉が増え続け、装置を停止に追い込むことも考えられる。
また、集約羽根は、矢印とは逆の方向に回転することも可能である。集約羽根が逆に回転することにより、紙粉は、受け皿の中心から外側方向へ搬送される。これは、もし圧縮筒の入口付近に紙粉が過剰に堆積するなどして圧縮筒の入口が閉塞した場合に、集約羽根を逆回転することにより、過剰に堆積した紙粉を除去し、閉塞を解消することが可能である。
<実施形態2:効果>
受け皿に集約羽根を備えることにより、受け皿に堆積した紙粉を確実に圧縮筒に導くことが可能であり、多量の紙粉が受け皿に搬入されて場合でも、効率よく圧縮筒に導入が可能である。
<実施形態3>
<実施形態3:概要>
本実施形態は、廃紙を裁断するシュレッダー装置と、シュレッダー装置から空気搬送される紙屑と紙粉を分離する分離装置と、分離装置から空気搬送される紙粉を搬送空気から分離するバグフィルター装置と、バグフィルター装置にて分離された紙粉を固化する紙粉固化装置とからなることを特徴とした、屑処理システムである。
<実施形態3:構成>
図10に本実施形態の屑処理システムの概略図を示した。本実施形態の屑処理システム(1000)は、シュレッダー装置(1001)と、紙屑と紙粉を分離する分離装置(1002)と、搬送空気と紙粉を分離するバグフィルター装置(1003)と、紙粉を固化する紙粉固化装置(1004)とからなる。
「シュレッダー装置」は、廃紙などを搬送しやすい紙屑に裁断する。裁断の際に、廃紙は、紙屑へと裁断されるが、このとき、綿状紙粉など細かくかさ密度の小さい紙粉が大量に発生する。裁断された紙屑と紙粉はブロワー装置により、分離装置へ空気搬送される。
「分離装置」は、シュレッダー装置から空気搬送されてきた紙屑と紙粉から、紙屑だけを分離する。分離装置は、シングルサイクロン方式やマルチサイクロン方式、エアプール方式などさまざまな方法により、紙屑を搬送空気と紙粉から分離する。分離された紙屑は、廃棄用の梱包器などに送られ、搬送空気と紙粉は、バグフィルターへ送られる。
「バグフィルター装置」は、分離装置から空気搬送された紙粉と搬送空気を分離する。バグフィルター装置にて分離された搬送空気は、大気中に排気される。搬送空気から分離された紙粉は、バグフィルター装置の下部に設置された紙粉固化装置に送られる。
「紙粉固化装置」は、実施形態1に記載してあるので、詳細な説明は省略する。紙粉固化装置は、バグフィルター装置で搬送空気から分離された紙粉を、高圧力で圧縮し固化する。
<実施形態3:効果>
従来、バグフィルター装置にて搬送空気から分離された紙粉は、手作業などにより、袋に回収し破棄してきた。しかし、かさ密度の小さい綿状紙粉は、袋に詰める際に簡単に飛散し、工場内の環境を著しく悪化させてきた。本実施形態では、バグフィルター装置の下部に、紙粉圧縮装置を設置することにより、綿状紙粉を工場内に飛散させることがない、固形状にすることにより、工場内の環境の悪化を防いでいる。
<実施形態4>
<実施形態4:概要>
本実施形態は、実施形態3に圧縮装置と、第二バグフィルターと、を加えたことを特徴とする屑処理システムである。
<実施形態4:構成>
図11に本実施形態の概略図を示した。本実施形態の屑処理システム(1100)の構成は、基本的に実施形態3とほぼ共通であるが、実施形態3に加えて、分離装置(1109)から分離される紙屑を圧縮する圧縮装置(1101)と、圧縮装置から空気搬送される紙粉を搬送空気から分離する第二バグフィルター装置(1102)と、第二バグフィルター装置からの紙粉を受ける紙粉固化装置(1103)を備えた屑処理システムである。
「圧縮装置」は、分離装置(1104)から分離された紙屑を圧縮する。シュレッダー(1105)などの裁断装置から排出された紙屑は、分離装置にて紙粉や搬送空気から分離される。紙屑はそのままの状態では、隙間に空間があり体積が大きい。そこで、圧縮装置で一定の体積に圧縮し、搬送しやすい形状にする。紙屑を圧縮する際、紙屑に付着した紙粉や、圧縮によって新たに紙粉が発生し、飛散する可能性があるので、圧縮装置のサイドには紙粉を回収するフード(1106)が備え付けられている。フードは圧縮装置から発生する綿状紙粉を回収し、第二バグフィルター装置へ綿状紙粉を、空気搬送する。
「第二バグフィルター」は、圧縮装置のフードから回収された紙粉と、搬送空気を分離する。バグフィルター装置にて分離された搬送空気は、大気中に排気される。搬送空気から分離された紙粉は、バグフィルター装置の下部に設置された紙粉固化装置に送られる。
「紙粉固化装置」は、実施形態1に記載してあるので、詳細な説明は省略する。紙粉固化装置は、第二バグフィルター装置で搬送空気から分離された紙粉を、高圧力で圧縮し固化する。
分離装置から分離された紙粉は、バグフィルター装置(1107)に空気搬送され、バグフィルター装置にて、搬送空気と紙粉に分離される。紙粉は、バグフィルター装置の下部に設置された紙粉固化装置(1108)により固化されて破棄される。バグフィルター装置で紙粉より分離された搬送空気は、大気へ廃棄される。
<実施形態4:効果>
従来、圧縮装置から発生する綿状紙粉は回収されずに工場内に飛散するか、袋詰めするなどして破棄していた。本実施形態により、圧縮装置にて発生する綿状紙粉も、フードにより回収し紙粉固化装置にて固化することが可能である。
<実施形態5>
<実施形態5:概要>
本実施形態は、実施形態3の屑処理システムに、圧縮装置と紙粉を空気搬送するための導管と、空気搬送のための圧力を与えるブロワー装置を備えたことを特徴とする屑処理システムある。
<実施形態5:構成>
図12に本実施形態の概略図を示した。本実施形態の構成は、基本的に実施形態3とほぼ共通であるが、実施形態3に加えて、分離装置から分離される紙屑を圧縮する圧縮装置(1201)と、圧縮装置から発生する綿状紙粉をバグフィルター装置(1202)に空気搬送するための導管(1203)と、この導管に設置された空気搬送のための圧力を与えるブロワー装置(1204)を備えた屑処理システム(1200)である。
シュレッダー装置(1205)にて裁断された紙屑は、紙粉とともに分離装置(1206)に空気搬送される。分離装置では、紙屑と紙粉に分離され、紙粉はバグフィルター装置に空気搬送される。紙屑は、分離装置の下部にある圧縮装置に送られ、圧縮梱包される。圧縮の際に発生する紙粉は、フード(1207)に回収され導管を通じブロワー装置の圧力によりバグフィルター装置へ空気搬送される。バグフィルター装置では、紙粉と搬送空気が分離され、搬送空気は大気へ排気される。紙粉はバグフィルター装置の下部に設置された紙粉固化装置(1208)により固化され廃棄される。
「圧縮装置」は、実施形態4とほぼ同様のため詳細な説明は、省略する。圧縮装置の両サイドに設けられたフードから紙粉を回収し、導管を通じて紙粉をバグフィルター装置へ空気搬送する。
「導管」は、紙屑や紙粉を空気搬送するための通路であり、その断面形状は、搬送する紙屑のサイズや形状などによって、円形や長方形などである。また断面径も搬送する紙屑のサイズや形状、流通させる紙屑の量に応じて変化させられるものである。導管は、圧縮装置のフードからバグフィルター装置へ、紙粉を空気搬送する。
「ブロワー装置」は、紙屑や紙粉を空気搬送するために必要な圧力を導管に与える装置である。空気搬送の先である導管の終端部のバグフィルター装置などが、吸引用のブロワー装置を搭載している場合には、導管にブロワー装置を設置する必要がない場合もある。しかし、導管の長さが長い場合などは、導管の途中で紙粉などが堆積し、閉塞する恐れもあるので、バグフィルター装置に吸引用のブロワー装置がある場合でも、導管にブロワー装置を設置する場合もある。また、バグフィルター装置に吸引用のブロワー装置が搭載されていない場合には、必ず必要となる。また、ブロワー装置は、分離装置から搬送される、綿状紙粉と搬送空気と、圧縮装置のフードから搬送される綿状紙粉と搬送空気の圧力バランスを調整する機能を有する。ブロワー装置は、分離装置および圧縮装置から空気搬送される綿状紙粉がスムーズにバグフィルター装置に搬送されるように圧力調整を行う。
<実施形態5:効果>
本実施形態は、圧縮装置から排出される綿状紙粉をブロワー装置を通じて、分離装置から空気搬送される綿状紙粉と共にバグフィルター装置に送る。これにより、バグフィルター装置および紙粉固化装置を1台ずつに集約することが可能となる。
<実施形態6>
<実施形態6:概要>
本実施形態は、実施形態3から5の屑処理システムにおいて、廃紙を裁断する装置を、カッターブロワー装置としたことを特徴とする屑処理システムである。
<実施形態6:構成>
本実施形態の構成は、基本的に実施形態3から5の構成とほぼ共通であるが、廃紙を裁断する装置として、カッターブロワー装置とした屑処理システムである。
「カッターブロワー装置」は、長尺の廃紙を裁断するのに適した裁断装置である。カッターブロワー装置の断面概略図を図13に示した。廃紙流入通路(1301)から空気搬送された廃紙は、廃紙カット羽根(1302)により裁断される。廃紙カット羽根は、モータ(1303)の駆動力により回転している。廃紙カット羽根には、モータの回転軸(1304)から伸びた羽根に、廃紙を裁断するカッターと、廃紙が裁断されて生じた紙屑を空気搬送させるためのブロワー装置の役割がある。
<実施形態6:具体例>
図14に本実施形態の具体例を示した。図14に示したのは、カッターブロワー装置(1401)を設置した屑処理システム(1400)の一例である。カッターブロワー装置で裁断された廃紙は、紙屑と紙粉となって分離装置(1402)へ空気搬送される。分離装置では、紙屑と紙粉に分離され、紙屑は分離装置の下方に落下し圧縮装置(1403)へ送られる。分離装置で分離された紙粉は、バグフィルター装置(1404)で、搬送空気と紙粉に分離される。紙粉が除去された搬送空気は、大気へ排気される。バグフィルター装置で分離された紙粉は、紙粉固化装置(1405)に送られ、固化されて廃棄される。分離装置で分離された紙屑は、圧縮装置に送られ圧縮梱包されて廃棄される。圧縮装置で発生する紙粉は、圧縮装置の両サイドに設置されたフード(1406)から導管を通じて第二バグフィルター装置(1407)へ空気搬送される。第二バグフィルター装置では、搬送空気と紙粉に分離され、搬送空気は大気へ廃棄され、紙粉は紙粉固化装置(1408)に送られ、固化されて廃棄される。
実施形態1を説明するための断面概略図 実施形態1を説明するための概略図 実施形態1を説明するための概略図 実施形態1を説明するための概略図 実施形態1を説明するための概略図 実施形態1を説明するための断面概略図 実施形態1の具体例を説明する断面概略図 実施形態2を説明するための概略図 実施形態2を説明するための概略図 実施形態3を説明するための概略図 実施形態4を説明するための概略図 実施形態5を説明するための概略図 実施形態6を説明するための概略図 実施形態6を説明するための概略図
符号の説明
0101 受け皿
0102 スクリュー
0103 圧縮筒
0104 モータ
0105 二次圧縮室
0106 圧縮ピストン
0107 搬出口
0108 圧縮シリンダー

Claims (7)

  1. 落下してくる綿状紙粉を受ける受け皿と、
    受け皿に受けた紙粉を一次圧縮するためのスクリューを内部に備えた圧縮筒と、
    圧縮筒にて一次圧縮された紙粉を固化するための二次圧縮室と、
    を有する紙粉固化装置。
  2. 前記受け皿には、落下した綿状紙粉を圧縮筒の入り口に集約するための集約羽根を備えた請求項1に記載の紙粉固化装置。
  3. シュレッダー装置と、
    シュレッダー装置から空気搬送される紙屑を紙粉含有空気と分離する分離装置と、
    分離装置から空気搬送される紙粉を搬送空気から分離するバグフィルター装置と、
    バグフィルター装置から落下する紙粉を受ける請求項1又は2に記載の紙粉固化装置と、
    からなる屑処理システム。
  4. 前記分離装置により分離される紙屑を圧縮する圧縮装置と、
    圧縮装置から空気搬送される紙粉を搬送空気から分離する第二バグフィルター装置と、
    第二バグフィルター装置からの紙粉を受ける請求項1又は2に記載の紙粉固化装置と、
    をさらに含む請求項3に記載の屑処理システム。
  5. 前記分離装置により分離される紙屑を圧縮する圧縮装置と、
    圧縮装置から発生する綿状紙粉をバグフィルター装置に空気搬送するための導管と、
    この導管に設置され空気搬送のための圧力を与えるブロワー装置と、
    をさらに含む請求項3に記載の屑処理システム。
  6. 前記シュレッダー装置に代えてカッターブロワー装置とした請求項3から5のいずれか一に記載の屑処理システム。
  7. 落下してくる綿状紙粉を受ける受け皿ステップと、
    受け皿ステップにて受けた紙粉をスクリューを内部に備えた圧縮筒にて一次圧縮するための一次圧縮ステップと、
    一次圧縮ステップにて一次圧縮された紙粉を固化するための固化ステップと、
    を有する紙粉固化方法。
JP2005294096A 2005-10-06 2005-10-06 紙粉固化装置 Pending JP2007098451A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005294096A JP2007098451A (ja) 2005-10-06 2005-10-06 紙粉固化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005294096A JP2007098451A (ja) 2005-10-06 2005-10-06 紙粉固化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007098451A true JP2007098451A (ja) 2007-04-19

Family

ID=38025902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005294096A Pending JP2007098451A (ja) 2005-10-06 2005-10-06 紙粉固化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007098451A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012127034A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Duplo Seiko Corp 給紙装置
WO2015037249A1 (ja) * 2013-09-12 2015-03-19 Oya Yohei 土木工事改善方法及び改質用紙粉材料

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012127034A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Duplo Seiko Corp 給紙装置
WO2015037249A1 (ja) * 2013-09-12 2015-03-19 Oya Yohei 土木工事改善方法及び改質用紙粉材料
JPWO2015037249A1 (ja) * 2013-09-12 2017-03-02 洋平 大矢 土木工事改善方法及び改質用紙粉材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3294241B2 (ja) 混合廃棄物を処理するための方法、および、この方法を実施する処理プラント
EP2231343B1 (en) Separator rotary feeder and method of using the same
KR101676905B1 (ko) 분리 장치
JP4629301B2 (ja) 木質を含有しているゴミをクリーニングするユニット
AU600195B2 (en) Apparatus for preparing samples from a flow of bulk material
US20080168899A1 (en) Separation and collection of particulates from an air stream
KR101982395B1 (ko) 톱밥 분리배출장치
JP2007098451A (ja) 紙粉固化装置
CN109331924A (zh) 一种建筑施工用垃圾粉碎装置
CN206674980U (zh) 一种微波膨胀烟梗造粒设备
CN208165447U (zh) 一种可提高物料利用率的全自动拆包机
CN201950028U (zh) 原料除杂进仓系统
KR102470842B1 (ko) 분진 제거장치
JP4593460B2 (ja) 廃棄物分別設備及び廃棄物の分別方法
KR20140146314A (ko) 석분용 미분 분리장치
JP3005154B2 (ja) 廃棄物選別装置
JP2622498B2 (ja) 廃棄物処理装置
JP6452074B2 (ja) 精米機
JPS582885B2 (ja) 物質処理装置
JPH10218335A (ja) 粒体の選別装置
JPS59156645A (ja) 工作機切削屑の切断排除装置
CN220925643U (zh) 粉体输送系统
JP4549688B2 (ja) 壁紙用粉砕システム
GB2167682A (en) Apparatus for handling asbestos
JP2000255790A (ja) ロータリーフィーダー