JP2007097896A - 串刺し器 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が単純で安価で、操作も簡単で、しかも、複数種の食材にも安全に刺すことができる串刺し器を提供する。
【解決手段】箱状の本体(1)と、この本体に入れられる鶏肉等の食材を上方より押さえる着脱自在の蓋体(10)とから構成する。本体端壁(4)の一方は突き刺される串のストッパの作用をし、他方(5)には突き刺す串のガイドをする上方が開放されたU字形のガイド溝(6)を形成する。内部は、串の直進を許容する上方が開放されたU字形溝(8、8、…)が形成されている複数枚の仕切板(7、7、…)により複数個の食材収納室(9、9、…)に仕切る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、箱状の本体と、この本体に入れられる鶏肉等の食材を上方より押さえる着脱自在の蓋体とからなる串刺し器に関するもので、より具体的には鶏肉、牛豚の臓物、ネギ等の食材を竹串に刺して肉串を得る、串刺し器に関するものである。
鶏肉、牛豚の臓物、ネギ等の複数種の食材を竹串に刺し、そしてあぶって焼いた料理は焼き鳥として酒の肴などに賞味されている。このような食材の串刺は、家庭的には勿論のこと小規模の小料理屋においても、一般に素手で行われている。ところで、竹串の先端は食材に突き刺すために尖っており、また食材は小さいので、素手で串刺しするときは刺し違いにより手を刺す危険がある。また、1個宛刺さなければならないので、必ずしも効率的とはいえない。そこで、特許文献1により高速鶏肉串刺器が提案されている。
特許文献1に示されている高速鶏肉串刺器は、複数枚の横板と縦板とからなり、横板には、複数個の竹串溝と横板切断溝とが形成され、そして縦板には複数個の竹串穴が開けられている。したがって、複数枚の横板の間に鶏肉を挟み、そして横板切断溝に沿って上より下まで切り通し、切り通した横板切断溝のそれぞれに縦板を差し込んでから竹串穴に竹串を刺す。次いで横板を抜き、そして縦板切断溝に沿ってそれぞれを切断すると、個々の鶏串が得られる。
上記特許文献1に記載されている高速鶏肉串刺器は、最初に鶏肉を固定すると、そのままの状態で切断から串刺しまでできる効果は認められる。しかしながら、横板の間に鶏肉を挟み込んで切断し、そして竹串を刺して再び切断するという2つの切断工程を必要とし、必ずしも家庭的な小規模の串刺し器に適しているとはいえない。また、小規模の串刺し器としては構造が複雑で、しかも切断には特殊な刃物を必要とする恐れがあり、全体として高価になることが予想される。さらには、1本の竹串に複数種の異なる食材を刺すことができないという問題もある。
したがって、本発明は、構造が単純で安価であり、したがって操作も簡単で、しかも、複数種の食材にも安全に刺すことができる串刺し器を提供することを目的としている。
したがって、本発明は、構造が単純で安価であり、したがって操作も簡単で、しかも、複数種の食材にも安全に刺すことができる串刺し器を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、箱状の本体と、この本体に入れられる鶏肉等の食材を上方より押さえる着脱自在の蓋体とから構成される。すなわち、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、箱状の本体と、この本体内に入れられる鶏肉等の食材を上方より押さえる脱着自在の蓋体とからなり、前記本体は、略方形を呈する底壁と、この底壁の両側部からそれぞれ立ち上がっている側壁と、前記底壁の両端部からそれぞれ立ち上がっている端壁とから略箱状に形成され、前記端壁の一方は突き刺される串のストッパの作用をし、前記端壁の他方には突き刺す串のガイドをする上方が開放されたU字形のガイド溝が形成されていると共に、その内部は長手方向に所定の間隔をおいて、串の直進を許容する上方が開放されたU字形溝が形成されている複数枚の仕切板により複数個の食材収納室に仕切られるように構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の串刺し器において、U字形のガイド溝は、他方の端壁から所定長さ外方へ突き出た形で設けられ、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の串刺し器において、U字形のガイド溝の底部とU字形溝の底部は、本体の底壁より所定量だけ高く、そして仕切板の上端は本体の側壁よりも所定量だけ低くなっていると共に、蓋体は本体の内寸法よりも所定量だけ小さく、そして請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の串刺し器において、蓋体に取っ手が取り付けられている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の串刺し器において、U字形のガイド溝は、他方の端壁から所定長さ外方へ突き出た形で設けられ、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の串刺し器において、U字形のガイド溝の底部とU字形溝の底部は、本体の底壁より所定量だけ高く、そして仕切板の上端は本体の側壁よりも所定量だけ低くなっていると共に、蓋体は本体の内寸法よりも所定量だけ小さく、そして請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の串刺し器において、蓋体に取っ手が取り付けられている。
以上のように、本発明によると、本体の内部は串の直進を許容する上方が開放されたU字形溝が形成されている複数枚の仕切板により複数個の食材収納室に仕切られ、そして本体の端壁の一方は突き刺される串のストッパの作用をし、端壁の他方には突き刺す串のガイドをする上方が開放されたU字形のガイド溝が形成されているので、複数個の食材収納室に例えば鶏肉、豚牛等の臓物、ネギ等の食材を適宜入れて蓋体で押さえ、串望ましくは竹串をU字形のガイド溝に案内させながら、その先端部がストッパの作用をする端壁に突き当たるまで刺し、そして蓋体を取るという極めて簡単な操作で、鶏肉、豚牛の臓物、ネギ等の食材が適宜刺された肉刺が調理されるという本発明に特有の効果が得られる。以上のように、本発明によると簡単な操作で肉刺が得られるが、串刺は本体内部で行われるので、食材に串を刺すときに誤って手を怪我するようなことはない。また、本発明によると、本体内部は複数個の食材収納室に区切られているので、各室に異なる食材を入れて異なる食材からなる肉差を得ることもできる。さらには、本発明によると、本体と蓋体とから構成され、本体は略箱状を呈するだけで、また蓋体は食材を押さえるだけで板状から構成されうるので、構造が単純である。したがって、小料理屋あるいは個人向けに安価に串刺し器を提供できる効果も得られる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施の形態を示す図で、その(イ)は蓋体を、そしてその(ロ)は本体をそれぞれ示す斜視図であるが、これらの図に示されているように、本実施の形態に係わる串刺し器は、本体1と蓋体10とから構成されている。
本体1は、略縦長の箱状を呈している。すなわち、本体1は長方形を呈する底壁2と、この底壁2の両側部から所定高さまでに立ち上がっている側壁3、3と、底壁2の両端部から同様に所定高さまでに立ち上がっている端壁4、5とから略箱状に形成されている。一方の端壁4は、串を刺すときのスットパの作用を奏し、他方の端壁5には串をガイドするU字形を呈するガイド溝6が形成されている。ガイド溝6は、本実施の形態では距離Lだけ外方へ突き出ている。したがって、串を矢印方向に刺すとき串の横振れが防止され、串は直進することになる。また、ガイド溝6の底部は、本体1の底壁2よりも所定量「h」だけ高い。したがって、串を底部に沿って刺すと、後述する食材収納室に入れられる食材は、下方から「h」の位置、換言すると食材の略中心位置で刺されることになる。
このように構成されている本体1の内部に複数枚の仕切板、図示の実施の形態では4枚の仕切板7、7、…が所定の間隔をおいて設けられている。仕切板7、7、…の高さは、側壁3、3のそれよりも所定量だけ低い。これにより、後述する蓋体10が本体1の内部に収まることになる。このような仕切板7、7、…の実質的な中心部に、上方が開口したU字形溝8が形成されている。これらのU字形溝8,8、…は、串が通る溝でその底部は、ガイド溝6の底部と同様に本体1の底壁2よりも所定量だけ高くなっている。このような仕切壁7、7、…により所定大きさの複数個の食材収納室9、9、…が構成されている。なお、ガイド溝6およびU字形溝8、8、…の上方は開放されているので、食材が刺されている調理品である肉串を上方へ取り出すことができる。
蓋体10は、略方形の板状体12から本体1内に収まる大きさに形成され、その上面に取っ手11が取り付けられている。
次に、上記実施の形態の使用法について説明する。鶏肉、牛豚の臓物、ネギ等の食材を食材収納室9、9、…に適宜入れる。蓋体10で食材を押さえる。そして、図示されない串をガイド溝6の方から端壁4の方へ向けて突き刺す。このとき、串をガイド溝6の底部に沿わせて突き刺す。串は各室9、9、…中の食材およびU字形溝8、8、…を通って、その先端が端壁4に達する。串の先端が端壁4に達したので、各室9、9、…中の食材は、串に刺された状態になっている。蓋体10を取り外す。食材が刺された肉串を上方へ取り出す。これにより、複数種の食材からなる肉差が得られる。以下同様にして肉差を得る。なお、食材収納室9、9、…に同じ食材を入れて、同種の食材からなる肉差を得ることができることは明らかである。
1 本体 4 ストッパの作用をする端壁
6 U字形のガイド溝 7 仕切板
8 U字形溝 9 食材収納室
10 蓋体 11 取っ手
6 U字形のガイド溝 7 仕切板
8 U字形溝 9 食材収納室
10 蓋体 11 取っ手
Claims (4)
- 箱状の本体と、この本体内に入れられる鶏肉等の食材を上方より押さえる脱着自在の蓋体とからなり、
前記本体は、略方形を呈する底壁と、この底壁の両側部からそれぞれ立ち上がっている側壁と、前記底壁の両端部からそれぞれ立ち上がっている端壁とから略箱状に形成され、
前記端壁の一方は突き刺される串のストッパの作用をし、前記端壁の他方には突き刺す串のガイドをする上方が開放されたU字形のガイド溝が形成されていると共に、その内部は長手方向に所定の間隔をおいて、串の直進を許容する上方が開放されたU字形溝が形成されている複数枚の仕切板により複数個の食材収納室に仕切られていることを特徴とする串刺し器。 - 請求項1に記載の串刺し器において、U字形のガイド溝は、他方の端壁から所定長さ外方へ突き出た形で設けられている串刺し器。
- 請求項1または2に記載の串刺し器において、U字形のガイド溝の底部とU字形溝の底部は、本体の底壁より所定量だけ高く、そして仕切板の上端は本体の側壁よりも所定量だけ低くなっていると共に、蓋体は本体の内寸法よりも所定量だけ小さくなっている串刺し器。
- 請求項1〜3のいずれかの項に記載の串刺し器において、蓋体に取っ手が取り付けられている串刺し器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005292731A JP2007097896A (ja) | 2005-10-05 | 2005-10-05 | 串刺し器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101391558B1 (ko) | 2012-09-07 | 2014-05-02 | 최영미 | 가공식품에 대한 반자동 칼집 성형장치 |
WO2016078241A1 (zh) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 苏州西顿家用自动化有限公司 | 料盒 |
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2005
- 2005-10-05 JP JP2005292731A patent/JP2007097896A/ja active Pending
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