JP2007097392A - Dc−dcコンバータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リアクトル電流指令値を、微分演算子sおよびローパスフィルタH(s)から構成されるs×H(s)なる伝達特性を有するハイパスフィルタに入力して得られる結果に対して、リアクトルのインダクタンス値を乗じて得られる値を、DC−DCコンバータの入力電圧から減算し、減算して得られる結果をDC−DCコンバータの出力電圧で除算して、除算結果をDC−DCコンバータ内に設けられているスイッチング素子のオン/オフを制御するデューティー指令値とする。
【選択図】図2
Description
(2)本発明によるDC−DCコンバータの制御装置は、DC−DCコンバータの入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、DC−DCコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、DC−DCコンバータの出力電圧指令値から、出力電圧検出手段によって検出された出力電圧を減算する第1の減算手段と、ローパスフィルタH(s)と、第1の減算手段による減算結果に対して、所定の比例係数を乗ずる第1の乗算手段と、第1の減算手段による減算結果に対して、所定の積分係数を乗ずる第2の乗算手段と、微分演算子sおよびローパスフィルタH(s)から構成されるs×H(s)なる伝達特性を有するハイパスフィルタと、第1の乗算手段による乗算結果をハイパスフィルタに入力して得られる結果と、第2の乗算手段による乗算結果をローパスフィルタに入力して得られる結果とを加算する加算手段と、加算手段による加算結果に対して、リアクトルのインダクタンス値を乗ずる第3の乗算手段と、入力電圧検出手段によって検出された入力電圧から、第3の乗算手段による乗算結果を減算する第2の減算手段と、第2の減算手段による減算結果を出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果をスイッチング素子のオン/オフを制御するデューティー指令値とする除算手段とを備えることを特徴とする。
(3)本発明によるDC−DCコンバータの制御装置は、DC−DCコンバータの入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、DC−DCコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、DC−DCコンバータの出力電圧指令値から、出力電圧検出手段によって検出された出力電圧を減算する第1の減算手段と、ローパスフィルタH(s)と、第1の減算手段による減算結果に対して、所定の比例係数を乗ずる第1の乗算手段と、第1の減算手段による減算結果に対して、所定の積分係数を乗ずる第2の乗算手段と、微分演算子sおよびローパスフィルタH(s)から構成されるs×H(s)なる伝達特性を有するハイパスフィルタと、第1の乗算手段による乗算結果をハイパスフィルタに入力して得られる結果と、第2の乗算手段による乗算結果とを加算する加算手段と、加算手段による加算結果に対して、リアクトルのインダクタンス値を乗ずる第3の乗算手段と、入力電圧検出手段によって検出された入力電圧から、第3の乗算手段による乗算結果を減算する第2の減算手段と、第2の減算手段による減算結果を出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果をスイッチング素子のオン/オフを制御するデューティー指令値とする除算手段とを備えることを特徴とする。
図1は、第1の実施の形態におけるDC−DCコンバータの制御装置によって制御される昇圧コンバータ(DC−DCコンバータ)を含むシステム構成を示す図である。二次電池1の直流電圧Viは、昇圧コンバータ2によって電圧Vo(Vo>Vi)に昇圧されて、負荷3に供給される。負荷3は、例えば、インバータおよび交流モータである。
(1)
(2)
ただし、Viは、昇圧コンバータ2の入力電圧、Voは、昇圧コンバータ2の出力電圧、iLはリアクトルL1に流れる電流、Dは、上述したPWMデューティー比、ioは負荷3に流れる電流、Lは、リアクトルL1のインダクタンス、Cは、コンデンサC1の容量である。
(3)
式(3)の右辺第2項は、定数として扱うことのできるインダクタンスLと、入力電圧Viとが含まれているため、実質的に変動しない値として扱うことができるが、右辺第1項には、変数である出力電圧Voと、PWMデューティー比Dとの積が含まれており、非線形性の強い制御対象であることが分かる。
(4)
iL=H(s)×iL * (5)
H(s)=1/(1+τh・s) (6)
図5は、PI制御によって、昇圧コンバータ2の出力電圧Voを電圧指令値Vo*に一致させる制御を行う電圧制御部11と、図1に示す電流制御部12とを備えたコンバータ制御装置10の構成を示す図である。電圧制御部11は、昇圧コンバータ2の出力電圧指令値Vo*と出力電圧Voとの差を演算する減算器31と、比例係数Kpvを乗ずる制御ブロック32と、積分器33と、積分係数Kivを乗ずる制御ブロック34と、加算器35とを備えている。
図7は、第3の実施の形態におけるコンバータ制御装置10bの構成を示す図であり、図6に示すコンバータ制御装置10aの構成と等価な構成となっている。図6に示すコンバータ制御装置10aの制御ブロック41の伝達関数H(s)は、上式(6)で表されるが、時定数τhの値を十分小さい値に設定すると、H(s)は1に近づく。すなわち、図7に示すコンバータ制御装置10bは、図6に示すコンバータ制御装置10aから、制御ブロック41を取り除いた構成となっている。
図8は、第4の実施の形態におけるコンバータ制御装置10cの構成を示す図である。第3の実施の形態におけるDC−DCコンバータの制御装置では、電圧センサ5によって検出される昇圧コンバータ2の出力電圧Voが除算器24に入力されていたが、第4の実施の形態におけるコンバータ制御装置10cでは、昇圧コンバータ2の出力電圧指令値Vo*が除算器24cに入力される。この構成によれば、演算パラメータとして、電圧センサ5による電圧検出値Voの代わりに、電圧指令値Vo*を用いるので、電圧検出値に含まれるノイズ等の影響を排除することができる。
上述した第1〜第4の実施の形態では、NPNトランジスタTr1およびTr2のオン/オフを制御する際のデッドタイムを考慮していなかった。しかし、実際の昇圧コンバータでは、スイッチングの切替時にNPNトランジスタTr1およびTr2が同時にオンするのを防ぐために、両トランジスタを共にオフにするデッドタイムを設けている。リアクトル電流のフィードフォワード制御を行う第1〜第4の実施の形態におけるDC−DCコンバータの制御装置において、デッドタイムを設けた場合、昇圧コンバータの出力電圧指令値Vo*に対して、実際の出力電圧Voがオフセットしてしまうという問題が生じる。第5の実施の形態におけるDC−DCコンバータの制御装置では、電流制御部12の出力であるPWMデューティー比Dを補正することにより、デッドタイムに起因して生じる出力電圧オフセットを防ぐ。
iL^=H(s)×iL * (7)
すなわち、目標電流推定部50は、上式(6)で表されるローパスフィルタH(s)を備えている。
第5の実施の形態におけるコンバータ制御装置は、第1の実施の形態におけるコンバータ制御装置に対して、制御出力補正制御部13を設けた。第6の実施の形態におけるコンバータ制御装置は、第2の実施の形態におけるコンバータ制御装置に対して、制御出力補正制御部13aを設けたものである。
iL *=Kpv(Vo*−Vo)+Kiv(Vo*−Vo)/s (8)
式(8)において、a=Kpv(Vo*−Vo)、b=Kiv(Vo*−Vo)とおくと、次式(9)が得られる。
iL *=a+・b/s (9)
なお、置き換えたaおよびbは、それぞれ制御ブロック32および34の出力と等しい。
iL^=a×H(s)+H(s)×b/s (10)
図12は、第7の実施の形態におけるコンバータ制御装置の構成を示す図である。第7の実施の形態におけるコンバータ制御装置は、第3の実施の形態におけるコンバータ制御装置に対して、制御出力補正制御部13bを設けている。
図13は、第8の実施の形態におけるコンバータ制御装置の構成を示す図である。第8の実施の形態におけるコンバータ制御装置では、図12に示すコンバータ制御装置の制御出力補正制御部13bから、ローパスフィルタH(s)を備えた制御ブロック61をさらに削除している。すなわち、第7の実施の形態におけるコンバータ制御装置と同様に、上式(6)で表されるローパスフィルタH(s)の時定数τhを十分小さくすると、H(s)は1に近づくため、省略することができる。第8の実施の形態におけるDC−DCコンバータの制御装置によれば、第5〜第7の実施の形態におけるコンバータ制御装置と同様の効果を得ることができるとともに、演算負荷をさらに低減させることができる。
図14は、第9の実施の形態におけるコンバータ制御装置の構成を示す図である。第9の実施の形態におけるDC−DCコンバータの制御装置が備える制御出力補正制御部13dは、第8の実施の形態における制御出力補正制御部13cの構成に対して、サンプルホールド回路70を備える。
上述した第5〜第9の実施の形態では、NPNトランジスタTr1およびTr2のスイッチングのために設けるデッドタイムに起因して生じる出力電圧オフセットを防ぐために、制御出力補正制御部13〜13dを設けた。しかし、制御出力補正制御部13〜13dには、電流センサで検出されるリアクトル電流値が入力される構成となっていたため、フィードフォワード制御の特徴の1つである電流センサレスという効果が損なわれるという問題があった。第10の実施の形態におけるDC−DCコンバータの制御装置では、電流センサを用いずに、上述した出力電圧オフセットを防ぐ構成を実現する。
図17は、第11の実施の形態におけるコンバータ制御装置の構成を示す図である。第10の実施の形態におけるコンバータ制御装置では、電圧制御・電流制御部10bから出力されるPWMデューティー指令値Dから、制御出力補正制御部80から出力される補正値を減算することにより、最終的なPWMデューティー指令値Dを求めた。第11の実施の形態におけるコンバータ制御装置では、制御出力補正制御部80aから出力される補正値を、電圧制御・電流制御部10cの内部で減算する処理を行った後、最終的なPWMデューティー指令値Dを出力する。
Claims (21)
- リアクトルおよびスイッチング素子を少なくとも備えたDC−DCコンバータの制御装置において、
DC−DCコンバータの入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、
DC−DCコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
微分演算子sおよびローパスフィルタH(s)から構成されるs×H(s)なる伝達特性を有するハイパスフィルタと、
リアクトル電流指令値を前記ハイパスフィルタに入力して得られる結果に対して、リアクトルのインダクタンス値を乗ずる乗算手段と、
前記入力電圧検出手段によって検出された入力電圧から、前記乗算手段による乗算結果を減算する減算手段と、
前記減算手段による減算結果を前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果を前記スイッチング素子のオン/オフを制御するデューティー指令値とする除算手段とを備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記リアクトル電流指令値に基づいて、前記リアクトルに流れる電流値を推定するリアクトル電流推定手段と、
前記リアクトルに流れる電流を検出するリアクトル電流検出手段と、
前記リアクトル電流推定手段によって推定されたリアクトル電流推定値、および、前記リアクトル電流検出手段によって検出されたリアクトル電流の偏差に基づいて、前記デューティー指令値の補正値を求める補正値演算手段と、
前記除算手段によって求められたデューティー指令値を、前記補正値演算手段によって求められた補正値に基づいて補正するデューティー指令値補正手段とをさらに備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記リアクトル電流指令値に基づいて、前記リアクトルに流れる電流値を推定するリアクトル電流推定手段と、
前記リアクトルに流れる電流を検出するリアクトル電流検出手段と、
前記リアクトル電流推定手段によって推定されたリアクトル電流推定値、および、前記リアクトル電流検出手段によって検出されたリアクトル電流の偏差をゼロにするための補正値を求める補正値演算手段とをさらに備え、
前記除算手段は、前記減算手段による減算結果から、前記補正値演算手段によって求められる補正値を減算した値を、前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果を前記デューティー指令値とすることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
DC−DCコンバータの出力電圧指令値、および、前記出力電圧検出手段によって検出されるDC−DCコンバータの出力電圧の偏差をゼロにするための補正値を求める補正値演算手段と、
前記除算手段によって求められたデューティー指令値を、前記補正値演算手段によって求められた補正値に基づいて補正するデューティー指令値補正手段とをさらに備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項1に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
DC−DCコンバータの出力電圧指令値、および、前記出力電圧検出手段によって検出されるDC−DCコンバータの出力電圧の偏差をゼロにするための補正値を求める補正値演算手段をさらに備え、
前記除算手段は、前記減算手段による減算結果から、前記補正値演算手段によって求められる補正値を減算した値を、前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果を前記デューティー指令値とすることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - リアクトルおよびスイッチング素子を少なくとも備えたDC−DCコンバータの制御装置において、
DC−DCコンバータの入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、
DC−DCコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
DC−DCコンバータの出力電圧指令値から、前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧を減算する第1の減算手段と、
ローパスフィルタH(s)と、
前記第1の減算手段による減算結果に対して、所定の比例係数を乗ずる第1の乗算手段と、
前記第1の減算手段による減算結果に対して、所定の積分係数を乗ずる第2の乗算手段と、
微分演算子sおよびローパスフィルタH(s)から構成されるs×H(s)なる伝達特性を有するハイパスフィルタと、
前記第1の乗算手段による乗算結果を前記ハイパスフィルタに入力して得られる結果と、前記第2の乗算手段による乗算結果を前記ローパスフィルタに入力して得られる結果とを加算する加算手段と、
前記加算手段による加算結果に対して、リアクトルのインダクタンス値を乗ずる第3の乗算手段と、
前記入力電圧検出手段によって検出された入力電圧から、前記第3の乗算手段による乗算結果を減算する第2の減算手段と、
前記第2の減算手段による減算結果を前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果を前記スイッチング素子のオン/オフを制御するデューティー指令値とする除算手段とを備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項6に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記第1の乗算手段による乗算結果、および、前記第2の乗算手段による乗算結果に基づいて、リアクトルに流れる電流値を推定するリアクトル電流推定手段と、
前記リアクトルに流れる電流を検出するリアクトル電流検出手段と、
前記リアクトル電流推定手段によって推定されたリアクトル電流推定値、および、前記リアクトル電流検出手段によって検出されたリアクトル電流の偏差に基づいて、前記デューティー指令値の補正値を求める補正値演算手段と、
前記除算手段によって求められたデューティー指令値を、前記補正値演算手段によって求められた補正値に基づいて補正するデューティー指令値補正手段とをさらに備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項6に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記リアクトル電流指令値に基づいて、前記リアクトルに流れる電流値を推定するリアクトル電流推定手段と、
前記リアクトルに流れる電流を検出するリアクトル電流検出手段と、
前記リアクトル電流推定手段によって推定されたリアクトル電流推定値、および、前記リアクトル電流検出手段によって検出されたリアクトル電流の偏差をゼロにするための補正値を求める補正値演算手段とをさらに備え、
前記除算手段は、前記第2の減算手段による減算結果から、前記補正値演算手段によって求められる補正値を減算した値を、前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果を前記デューティー指令値とすることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項7または請求項8に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記リアクトル電流推定手段は、前記第1の乗算手段による乗算結果をローパスフィルタH(s)に入力して得られる結果と、前記第2の乗算手段による乗算結果を積分器およびローパスフィルタに入力して得られる結果とを加算することにより、前記リアクトル電流推定値を求めることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項6に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
DC−DCコンバータの出力電圧指令値、および、前記出力電圧検出手段によって検出されるDC−DCコンバータの出力電圧の偏差をゼロにするための補正値を求める補正値演算手段と、
前記除算手段によって求められたデューティー指令値を、前記補正値演算手段によって求められた補正値に基づいて補正するデューティー指令値補正手段とをさらに備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項6に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
DC−DCコンバータの出力電圧指令値、および、前記出力電圧検出手段によって検出されるDC−DCコンバータの出力電圧の偏差をゼロにするための補正値を求める補正値演算手段をさらに備え、
前記除算手段は、前記第2の減算手段による減算結果から前記補正値演算手段によって求められる補正値を減算した値を、前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果を前記デューティー指令値とすることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - リアクトルおよびスイッチング素子を少なくとも備えたDC−DCコンバータの制御装置において、
DC−DCコンバータの入力電圧を検出する入力電圧検出手段と、
DC−DCコンバータの出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、
DC−DCコンバータの出力電圧指令値から、前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧を減算する第1の減算手段と、
前記第1の減算手段による減算結果に対して、所定の比例係数を乗ずる第1の乗算手段と、
前記第1の減算手段による減算結果に対して、所定の積分係数を乗ずる第2の乗算手段と、
微分演算子sおよびローパスフィルタH(s)から構成されるs×H(s)なる伝達特性を有するハイパスフィルタと、
前記第1の乗算手段による乗算結果を前記ハイパスフィルタに入力して得られる結果と、前記第2の乗算手段による乗算結果とを加算する加算手段と、
前記加算手段による加算結果に対して、リアクトルのインダクタンス値を乗ずる第3の乗算手段と、
前記入力電圧検出手段によって検出された入力電圧から、前記第3の乗算手段による乗算結果を減算する第2の減算手段と、
前記第2の減算手段による減算結果を前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果を前記スイッチング素子のオン/オフを制御するデューティー指令値とする除算手段とを備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項12に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記第1の乗算手段による乗算結果、および、前記第2の乗算手段による乗算結果に基づいて、リアクトルに流れる電流値を推定するリアクトル電流推定手段と、
前記リアクトルに流れる電流を検出するリアクトル電流検出手段と、
前記リアクトル電流推定手段によって推定されたリアクトル電流推定値、および、前記リアクトル電流検出手段によって検出されたリアクトル電流の偏差に基づいて、前記デューティー指令値の補正値を求める補正値演算手段と、
前記除算手段によって求められたデューティー指令値を、前記補正値演算手段によって求められた補正値に基づいて補正するデューティー指令値補正手段とをさらに備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項12に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記リアクトル電流指令値に基づいて、前記リアクトルに流れる電流値を推定するリアクトル電流推定手段と、
前記リアクトルに流れる電流を検出するリアクトル電流検出手段と、
前記リアクトル電流推定手段によって推定されたリアクトル電流推定値、および、前記リアクトル電流検出手段によって検出されたリアクトル電流の偏差をゼロにするための補正値を求める補正値演算手段とをさらに備え、
前記除算手段は、前記第2の減算手段による減算結果から前記補正値演算手段によって求められる補正値を減算した値を、前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果を前記デューティー指令値とすることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項13または請求項14に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記リアクトル電流推定手段は、前記第1の乗算手段による乗算結果をローパスフィルタH(s)に入力して得られる結果と、前記第2の乗算手段による乗算結果を積分器に入力して得られる結果とを加算することにより、前記リアクトル電流推定値を求めることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項13または請求項14に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記リアクトル電流推定手段は、前記第1の乗算手段による乗算結果と、前記第2の乗算手段による乗算結果を積分器に入力して得られる結果とを加算することにより、前記リアクトル電流推定値を求めることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項12に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
DC−DCコンバータの出力電圧指令値、および、前記出力電圧検出手段によって検出されるDC−DCコンバータの出力電圧の偏差をゼロにするための補正値を求める補正値演算手段と、
前記除算手段によって求められたデューティー指令値を、前記補正値演算手段によって求められた補正値に基づいて補正するデューティー指令値補正手段とをさらに備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項12に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
DC−DCコンバータの出力電圧指令値、および、前記出力電圧検出手段によって検出されるDC−DCコンバータの出力電圧の偏差をゼロにするための補正値を求める補正値演算手段をさらに備え、
前記除算手段は、前記第2の減算手段による減算結果から前記補正値演算手段によって求められる補正値を減算した値を、前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧で除算し、除算結果を前記デューティー指令値とすることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項2,3,7,8,13,14,15,16のいずれか一項に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記リアクトル電流推定手段によって推定されるリアクトル電流推定値を所定タイミング遅らせてから、前記補正値演算手段に入力する遅延手段をさらに備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項4,5,10,11,17,18のいずれか一項に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記補正値演算手段は、DC−DCコンバータの出力電圧指令値、および、前記出力電圧検出手段によって検出されるDC−DCコンバータの出力電圧の偏差に対して、所定の積分定数を乗ずる積分定数乗算手段と、前記積分定数乗算手段による乗算結果を積分する積分手段とを少なくとも備えることを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。 - 請求項1から請求項20のいずれか一項に記載のDC−DCコンバータの制御装置において、
前記除算手段は、前記出力電圧検出手段によって検出された出力電圧の代わりに、DC−DCコンバータの出力電圧指令値を用いて、除算演算を行うことを特徴とするDC−DCコンバータの制御装置。
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