JP2007096880A - プレゼンス管理装置およびプレゼンス管理方法 - Google Patents

プレゼンス管理装置およびプレゼンス管理方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 ユーザが保持する携帯端末の位置に対する測位誤差を考慮してユーザのプレゼンス情報を認識して管理することができるプレゼンス管理装置およびプレゼンス管理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 エリアテーブル101および変換ルールテーブル102に複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶しておく。位置検出部103により検出された携帯端末が位置するエリアを、エリアテーブル101のエリア情報に基づいて特定することができず、携帯端末は境界エリアにいると判断した場合、プレゼンス管理部104は、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ユーザの位置に対応したプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理装置およびプレゼンス管理方法に関する。
ユーザのプレゼンス情報を管理する技術として、特許文献1に記載のプレゼンス情報管理装置が挙げられる。この特許文献1に記載のプレゼンス情報管理装置は、サービス制御ノードからステータスを受信することにより、ユーザの状態を示すプレゼンス情報を管理し、また更新することができる。
特開2004−318529号公報
ここで、ユーザの位置に応じてプレゼンス情報を更新することができると便利である。例えば、ワイヤレスLANなどを用いてユーザが保持している携帯端末に対して位置測位を行い、位置測位により得た位置情報に基づいて、ユーザの位置(場所)およびユーザの状態を更新して利用することができるプレゼンス管理装置が考えられる。
しかしながら、このように位置を測位する方法においては、誤差が発生する場合がある。よって、上述のプレゼンス管理装置は、測位誤差により、一のエリアにユーザが存在しているのにもかかわらず、この一のエリアとは別のエリアにユーザが存在している、と判断してしまい、ユーザ(携帯端末)が位置しているエリアを誤認してしまう、といったことが考えられる。
したがって、ユーザ(携帯端末)の位置に基づいてプレゼンス情報を対応付ける上述の方法では、位置測位の誤差が原因で、誤ったプレゼンス情報を認識してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、ユーザが保持する携帯端末の位置に対する測位誤差を考慮してユーザのプレゼンス情報を認識して管理することができるプレゼンス管理装置およびプレゼンス管理方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、日本発明のプレゼンス管理装置は、複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、前記複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶する記憶手段と、ユーザが所有する携帯端末の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を前記記憶手段から読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、前記位置検出手段により検出された携帯端末が位置するエリアを特定することができず、携帯端末は境界エリアにいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持するプレゼンス管理手段と、を備えている。
また、本発明のプレゼンス管理方法は、複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、前記複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶する記憶手段を有するプレゼンス管理装置のプレゼンス管理方法において、ユーザが所有する携帯端末の位置を検出する位置検出ステップ、前記位置検出ステップにより検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を前記記憶手段から読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、前記位置検出ステップにより検出された携帯端末が位置するエリアを特定することができず、携帯端末は境界エリアにいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持するプレゼンス管理ステップと、を備えている。
この発明によれば、複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶しておき、ユーザが所有する携帯端末の位置を検出し、検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、検出された携帯端末の位置に対応したエリアをエリア情報に基づいて特定することができず、携帯端末は境界エリアにいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持することができる。これにより、携帯端末を保持するユーザが、一のエリアにいるにもかかわらず、一のエリアを越えた隣接する他のエリアに位置すると判断されることなく、エリア同士の予め定めた間隔内に存在する場合は、状態情報を読み出すことなく、既に記憶しているプレゼンス情報を維持することで、携帯端末の位置検出における誤差に基づいて誤ってユーザの状態を認識することを防止することができ、ユーザが保持する携帯端末の位置に対応した正確なプレゼンス情報を記憶しておくことができる。また、境界エリアをエリア情報として定義していないことから、あらかじめ用意しておかなければならない情報の情報量を少なくすることができる。
また、本発明のプレゼンス管理装置は、複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、前記複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶し、前記複数のエリアにおけるエリア同士の間に密接して形成されている境界エリアの範囲を示すエリア情報を、境界エリアであることを示す識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、ユーザが所有する携帯端末の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を、前記記憶手段から読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、前記位置検出手段により検出された携帯端末が位置するエリアのエリア情報に基づいて、前記記憶手段から識別情報を読み出すことで、ユーザが位置するエリアが境界エリアと判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うプレゼンス管理手段と、を備えている。
また、本発明のプレゼンス管理方法は、複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、前記複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶し、前記複数のエリアにおけるエリア同士の間に密接して形成されている境界エリアの範囲を示すエリア情報を、境界エリアであることを示す識別情報に対応付けて記憶する記憶手段を有するプレゼンス管理装置のプレゼンス管理方法において、ユーザが所有する携帯端末の位置を検出する位置検出ステップと、前記位置検出ステップにより検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を、前記記憶手段から読み出し、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、前記位置検出ステップにより検出された携帯端末が位置するエリアのエリア情報に基づいて、前記記憶手段から識別情報を読み出すことで、ユーザが位置するエリアが境界エリアと判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うプレゼンス管理ステップと、を備えている。
この発明によれば、複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶し、複数のエリアにおけるエリア同士の間に密接して形成されている境界エリアの範囲を示すエリア情報を、境界エリアであることを示す識別情報に対応付けて記憶しておき、ユーザが所有する携帯端末の位置を検出し、検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、検出された携帯端末が位置するエリアのエリア情報に基づいて識別情報を読み出すことで、ユーザが位置するエリアが境界エリアと判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うことができる。これにより、携帯端末を保持するユーザが、一のエリアにいるにもかかわらず、一のエリアを越えた隣接する他のエリアに位置すると判断されることなく、エリア同士の予め定めた間隔内に存在する場合は、状態情報を読み出すことなく、既に記憶しているプレゼンス情報を維持することで、携帯端末の位置検出における誤差に基づいて誤ってユーザの状態を認識することを防止することができ、ユーザが保持する携帯端末の位置に対応した正確なプレゼンス情報を記憶しておくことができる。
また、本発明のプレゼンス管理装置は、前記エリア情報ごとに、携帯端末の位置を測位した測位回数を記憶する頻度記憶手段をさらに備え、前記プレゼンス管理手段は、境界エリアに携帯端末がいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うことに代えて、前記頻度記憶手段に記憶されている測位回数に基づいてユーザが位置するエリアを判断し、判断したエリアのエリア情報に基づいて、ユーザの状態情報を記憶手段から読み出し、記憶することが好ましい。
また、本発明のプレゼンス管理方法の前記プレゼンス管理装置は、エリアを示すエリア情報ごとに、携帯端末の位置を測位した測位回数を記憶する頻度記憶手段をさらに備え、前記プレゼンス管理ステップは、境界エリアに携帯端末がいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うことに代えて、前記頻度記憶手段に記憶されている測位回数に基づいてユーザが位置するエリアを判断し、判断したエリアのエリア情報に基づいて、ユーザの状態情報を記憶手段から読み出し、記憶することが好ましい。
この発明によれば、エリアを示すエリア情報ごとに、携帯端末の位置を測位した測位回数を記憶しておき、境界エリアに携帯端末がいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うことに代えて、記憶されている測位回数に基づいてユーザが位置するエリアを判断し、判断したエリアのエリア情報に基づいて、ユーザの状態情報を記憶手段から読み出し、記憶することができる。これにより、統計情報に基づいた処理を行うことができ、過去の情報に基づいてユーザが位置しているエリアを判断することができ、判断したエリアのエリア情報に基づいた正確なプレゼンス情報の管理を行うことができる。
本発明は、携帯端末の位置検出における誤差に基づいて誤ってユーザの状態を認識することを防止することができ、ユーザが保持する携帯端末の位置に対応した正確なプレゼンス情報を記憶しておくことができる。
本発明は、一実施形態のために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
まず、第1の実施形態のプレゼンス管理装置100が適用される環境について説明する。第1の実施形態では、図1(b)に示すように、エリア10aである会議室10およびエリア11aであるオフィス11からなる環境を想定している。ユーザは位置測位による測位対象となる携帯端末を保持しており、プレゼンス管理装置100は、この携帯端末を位置測位することによりエリア10aおよびエリア11aのいずれのエリアにユーザはいるか、を判断することができる。また、プレゼンス管理装置100は、携帯端末の位置に応じたユーザの状態を示す状態情報などを特定することができるルール情報を予め記憶している。よって、プレゼンス管理装置100は、このルール情報に基づいてユーザの位置に応じた状態情報を読み出して、ユーザのプレゼンス情報として一時記憶することで、ユーザの状態を把握することができる。また、プレゼンス管理装置100は、そのオペレータの操作によりユーザのプレゼンス情報を表示し、また外部端末からの要求によりユーザのプレゼンス情報を送信することができる。なお、本実施形態におけるプレゼンス情報とは、ユーザの状態を示す状態情報であり、例えば、会議中、外出中、在席中などの状態情報である。また、プレゼンス情報には、状態情報に加えて、ユーザが位置する場所を特定することができる場所情報、例えば、オフィス内、会議室内などを含めてもよい。
つぎに、従来の技術に相当するプレゼンス管理装置100aについて説明する。図1(a)は、プレゼンス管理装置100aがエリア10aおよびエリア11aの範囲を物理的な範囲である会議室10およびオフィス11とほぼ同じ範囲で管理する場合における説明図である。この図1(a)に示したようなエリアが形成されている場合、エリア同士の境界線付近にユーザ(携帯端末)がいるとき、位置測位の誤差が原因で、ユーザ(携帯端末)は本来会議室10にいるにもかかわらずオフィス11にいると、プレゼンス管理装置100aは判断する場合がある。このとき、プレゼンス管理装置100aは、オフィス11を示すエリア11aに対応するルール情報に基づいた状態情報および場所情報を読み出すことになり、誤ったユーザの状態を認識してしまう。
これを防止するために、図1(b)に示す第1の実施形態の概要を示す説明図においては、プレゼンス管理装置100は、ユーザ(携帯端末)の位置測位に誤差が生じても、ユーザの状態を誤認識しないように、会議室10を示すエリア10aおよびオフィス11を示すエリア11aとの間に測位誤差を吸収することができる境界エリアを形成するようにエリアを示すエリア情報を記憶している。そして、この境界エリアにユーザがいるとプレゼンス管理装置100が判断した場合、プレゼンス管理装置100は、直近で読み出したユーザの状態情報および場所情報を書き換えることなく、当該ユーザのプレゼンス情報を維持する処理を行う。よって、測位誤差があったとしても、誤った状態情報および場所情報を読み出すことがなくなる。
なお、境界エリアとは、エリア10aおよびエリア11aの範囲を物理的な範囲である会議室10およびオフィス11より小さい範囲として認識しておくことから生じた仮想的なエリアである。プレゼンス管理装置100は、エリア10aおよびエリア11aを予め定めた間隔をあけて、境界エリアを形成できるように、エリア10aおよびエリア11aの範囲を定めておく必要がある。
このように動作する第1の実施形態におけるプレゼンス管理装置100の詳細について説明する。図2は、プレゼンス管理装置100のブロック構成図である。プレゼンス管理装置100は、エリアテーブル101(記憶手段)、変換ルールテーブル102(記憶手段)、位置検出部103(位置検出手段)、プレゼンス管理部104(プレゼンス管理手段)、通信部105、および表示部106を含んで構成されている。なお、エリアテーブル101および変換ルールテーブル102は、その内容を対応付けて記憶させて同一テーブルとして構成されてもよい。
エリアテーブル101は、エリアを特定するエリア情報を記憶する記憶テーブルであり、エリア名と、エリアを特定することができる2つのエリア端座標と、を対応付けて、エリアごとにエリア情報として記憶する記憶テーブルである。ここで具体例について図3を用いて説明する。図3は、このエリアテーブル101のエリア情報の具体例を示す説明図である。図3に示すように、エリアテーブル101は、例えば、エリア名である“エリア10a”(エリアID:10a)と、エリアを特定することができる2つのエリア端座標1(X1、Y1)およびエリア端座標2(X2、Y2)と、を対応付けて記憶している。
変換ルールテーブル102は、当該ユーザが位置するエリアに対応したユーザのプレゼンス情報を特定するルール情報を、ユーザごとに記憶する記憶テーブルであり、ユーザ名(IPアドレス)と、エリア名と、ユーザが位置する場所を示す場所情報と、ユーザの状態を示す状態情報とを対応付けて記憶する記憶テーブルである。ここで具体例について図4を用いて説明する。図4は、この変換ルールテーブル102の具体例を示す説明図である。図4に示すように、ユーザ名、およびエリア名を示すエリアIDに対応付けて場所情報および状態情報を記憶している。なお、ユーザが保持する携帯端末のIPアドレスを用いてユーザを特定することもできる。図4では、例えば、ユーザ名として“A”、このユーザのIPアドレスとして“192.168.20.54”、このユーザに対応するエリア10aに、場所情報として「会議室」、状態情報として「会議中」、が対応付けて記憶されている。なお、変換ルールテーブル102は、少なくとも状態情報を記憶していることが好ましい。
位置検出部103は、ユーザが保持する携帯端末の位置を、ワイヤレスLANを利用して検出する部分であり、LANおよびワイヤレスLANを経由して送信された携帯端末の位置情報を、通信部105を経由して受信することで、携帯端末の位置を検出することができる。
プレゼンス管理部104は、位置検出部103により検出されたユーザ(携帯端末)の位置、エリアテーブル101に記憶されているエリア情報に基づいて、ユーザの位置に応じたエリアを識別する。そして、プレゼンス管理部104は、変換ルールテーブル102に記憶されているルール情報に基づいて、識別したエリアのエリア名(またはエリアID)に対応する状態情報および場所情報を読み出し、当該ユーザのプレゼンス情報として一時的に記憶する。このプレゼンス管理部104は、一時的に記憶しているプレゼンス情報を、通信部105を経由して他の通信端末に出力し、また表示部106に出力することで、他の通信端末に、または表示部106にユーザのプレゼンス情報を表示させることができる。
また、プレゼンス管理部104は、識別したエリアが境界エリアか否かを判断する。プレゼンス管理部104は、識別したエリアが境界エリアであると判断した場合は、プレゼンス管理部104の内部に記憶しているプレゼンス情報を更新することなく維持する処理を行う。ここで、プレゼンス管理部104は、エリアテーブル101に記憶されているエリア情報に基づいて、ユーザが位置するエリアを識別できない場合、ユーザが位置するエリアは境界エリアであると判断し、プレゼンス管理部104内に記憶する当該ユーザのプレゼンス情報を更新することなく維持する処理を行う。
また、プレゼンス管理部104は、ワイヤレスLANの圏内にユーザがいるか否かを判断することができ、ワイヤレスLANの圏内にユーザはいないと判断した場合は、プレゼンス管理部104内に記憶されているプレゼンス情報を、ユーザは「外出中」である旨の状態情報に書き換える処理を行う。
通信部105は、LANに接続され、データの通信を行う部分であり、プレゼンス情報を要求した通信端末に送信する。また、表示部106は、データを表示する部分であり、プレゼンス情報を表示する。
このように構成された第1の実施形態におけるプレゼンス管理装置100の動作について説明する。図5は、第1の実施形態におけるプレゼンス管理装置100の動作を示すフローチャートである。まず、位置検出部103により、一のユーザについての位置を検出するために、ワイヤレスLANにより測位されたユーザ(携帯端末)の位置を示す位置情報が検出される(S101)。検出しようとした一のユーザの位置が、ワイヤレスLAN(WLAN)圏内にあるか否かが、プレゼンス管理部104により判断される(S102)。
S102において、ワイヤレスLAN圏内ではない、つまり位置検出部103が一のユーザの位置を検出できないと、プレゼンス管理部104により判断された場合、プレゼンス管理部104内のプレゼンス情報の更新処理が行われる(S106)。ここでは、プレゼンス情報の更新処理として、図4に示される変換ルールテーブル102に記述されている「圏外」の項目に対応する状態情報「外出中」が読み出される。プレゼンス管理部104に記憶されている、検出しようとした一のユーザのプレゼンス情報は、状態情報「外出中」(この場合、場所情報はない)を示す状態情報に書き換えられ、プレゼンス管理部104に記憶されている、検出しようとする一のユーザのプレゼンス情報は更新される。
また、S102において、一のユーザはワイヤレスLAN圏内にいると、つまり、位置検出部103が一のユーザの位置を検出したと、プレゼンス管理部104により判断された場合、エリア識別処理が、プレゼンス管理部104により行われる。ここでは、図3に示されるエリアテーブル101に記述されているエリア情報と位置検出部103により検出された一のユーザの位置を示す位置情報とに基づいて、一のユーザはどのエリアに存在するかが、プレゼンス管理部104により識別される(S103)。
つぎに、S103で識別されたエリアが、境界エリアであるか否かがプレゼンス管理部104により判断される(S104)。ここでは、プレゼンス管理部104によりエリアテーブル101のエリア情報に基づいて一のエリアが識別された場合、識別されたエリアは境界エリアではない、とプレゼンス管理部104により判断される。また、エリア情報に基づいて一のエリアがプレゼンス管理部104により識別されることができない場合、識別されたエリアは境界エリアである、とプレゼンス管理部104により判断される。
つまり、位置検出部103により検出された一のユーザの位置を示す位置情報がエリアテーブル101のエリア情報内に存在するか否かが、プレゼンス管理部104により判断されることにより、一のユーザが存在する位置が境界エリアか否かが判断される。例えば、プレゼンス管理部104により検出された一のユーザの位置を示す位置情報がエリアテーブル101のエリア情報内に存在しない場合、その位置は境界エリアとプレゼンス管理部104により判断される。
プレゼンス管理部104により、一のユーザが存在するエリアを特定することができず、一のユーザの位置が境界エリアであると判断された場合、一のユーザの状態情報および場所情報は変換ルールテーブル102から読み出されることがなく、プレゼンス管理部104内に記憶されている、当該一のユーザのプレゼンス情報は維持される処理が行われる(S105)。
例えば、図1(b)に示すように、一のユーザであるユーザAは実際にはエリア10aである会議室10に存在しているのにもかかわらず、エリア11aであるオフィス11にいることを示す位置情報が、位置検出部103により検出される。しかし、ユーザAが境界エリアにいると判断された場合、たとえ、測位した位置がエリア11aであるオフィス11と判断されても、プレゼンス管理部104内のプレゼンス情報は維持され、エリア10aである会議室10にユーザAは存在していると認識される。
プレゼンス管理部104により一のユーザが存在する位置が境界エリアではないと判断された場合、プレゼンス管理部104により一のユーザが存在するエリアのエリア名(またはエリアID)に対応する状態情報および場所情報が変換ルールテーブル102から読み出され、プレゼンス管理部104内の一のユーザのプレゼンス情報としてあらためて記憶されることで更新される(S106)。
つぎに、第1の実施形態におけるプレゼンス管理装置100を、より詳細な状況に適用したときの動作について説明する。図6は、座席201と2つの会議室203aおよび203bとからなるオフィス200の概要を示す概要図である。図6に示すようにオフィス200は、複数の座席201、会議室203aおよび会議室203bに出入りするための扉202、会議室203a、会議室203b、オフィスに出入するための出入口204を含んで構成されている。ここで、座席201aがユーザAの座席とする。
このように構成されたオフィス200に対して複数のエリアを形成した模式図を図7に表わす。図7は、図6で示したオフィス200に対して、複数のエリアを形成した模式図である。図7で示すように、オフィス200に形成されたエリアは、エリア1〜7に区別されて形成されている。このエリア1〜7は、プレゼンス管理装置100のエリアテーブル101に、エリア端座標が記述されることにより、形成されている。具体的には、図8に示されるエリア情報が、エリアテーブル101に記憶されているものとする。また、図9に示されるルール情報が、変換ルールテーブル102に記憶されているものとする。
ここで図8および図9について説明する。図8は、図7に示されるエリア1〜7を形成するためのエリア情報を示す説明図であって、このエリア情報はエリアテーブル101に記憶されている。このエリアテーブル101は、エリア情報として、エリア1〜7のそれぞれのエリア端座標を記憶している。また、図9は、図7に示されるエリア1〜7および圏外エリアごとに状態情報および場所情報を対応付けるルール情報を示す説明図であって、このルール情報は、変換ルールテーブル102に記憶されている。この変換ルールテーブル102は、例えば、ルール情報として、エリア1に対応する場所情報「会議室1」、状態情報「会議中」を記憶している。
このようなエリア情報およびルール情報を有するプレゼンス管理装置100を、図6に示すオフィスに適用した際におけるプレゼンス管理部104内のユーザAのプレゼンス情報を更新するときの具体的な動作について説明する。まず、ユーザAが、座席201aに座っている場合、位置検出部103により検出されたユーザAの位置に基づいてプレゼンス管理部104によりユーザAはエリア6にいると判断される(1)。プレゼンス管理部104により、変換ルールテーブル102から、ユーザAが位置するエリアのエリア名(またはエリアID)に対応した場所情報および状態情報が読み出される。ここでは、図9に示す変換ルールテーブル102に記憶されているルール情報に基づいて、ユーザAが位置するエリア6に対応する場所情報「オフィス内」、状態情報「在席中」が読み出され、プレゼンス管理部104に当該ユーザAのプレゼンス情報として一時記憶される。
つぎに、ユーザAが(2)で示す位置に移動した場合に、位置検出部103によりユーザAの位置の検出が行われたとき、プレゼンス管理部104によりユーザAはエリア5にいると判断される(2)。このときは、プレゼンス管理部104によりエリア5に対応する場所情報および状態情報が読み出され、ここでは場所情報「オフィス内」、状態情報「離席中」であることが図9に示すルール情報を記憶する変換ルールテーブル102から読み出され、プレゼンス管理部104に当該ユーザAのプレゼンス情報として一時記憶される。
その後、ユーザAがエリア3とエリア4との間である境界エリアにいたときに、位置検出部103により、ユーザAの位置が検出されたとする(3)。このとき、境界エリアにユーザAはいるため、その直前の情報である(2)にいたときのプレゼンス情報がそのまま維持されることになり、エリア5にいるときの場所情報「オフィス内」、状態情報「離席中」であるプレゼンス情報がプレゼンス管理部104内でそのまま維持される。そして、ユーザAは会議室203bに入室し、会議室203bにいることが位置検出部103により検出される。プレゼンス管理部104によりユーザAは会議室203bにいることが認識され、対応する状態情報および場所情報が読み出される(4)。ここでは、プレゼンス管理部104により場所情報「会議室2」、状態情報「会議中」が、図9に示すルール情報を記憶する変換ルールテーブル102から読み出され、プレゼンス管理部104に当該ユーザAのプレゼンス情報として一時記憶される。
ここでユーザAは、会議室203b内の隅にいた場合、測位誤差により会議室203aの位置にいると、位置検出部103により検出される場合がある。しかし、この位置は、エリア1とエリア2との間に形成されている境界エリアであると、プレゼンス管理部104により判断される(4’)。そして、プレゼンス管理部104では、ユーザAのプレゼンス情報である場所情報「会議室2」、状態情報「会議中」が維持される。
つぎに、ユーザAは、会議室203bからエリア7を通って外出しようとする際に、ユーザAはエリア7にいると、プレゼンス管理部104により判断される(5)。ここでは、図9に示すルール情報を記憶する変換ルールテーブル102から状態情報「外出中」(ここでは場所情報はない)が読み出され、当該ユーザAのプレゼンス情報としてプレゼンス管理部104に一時記憶される。ユーザAは、オフィスの外に出ると、ワイヤレスLANの圏外に行くことになり、例えば(6)の位置で、位置検出部103によりユーザAの位置の検出が行われると、位置を検出することができず、ワイヤレスLANの圏外であると、プレゼンス管理部104により判断され、場所情報「圏外」、状態情報「外出中」が、図9に示すルール情報を記憶する変換ルールテーブル102から読み出され、当該ユーザAのプレゼンス情報としてプレゼンス管理部104に一時記憶される。
このように、プレゼンス管理部104は、位置検出部103により検出された位置に基づいてユーザAが位置するエリアを把握し、そのエリアに応じた状態情報および場所情報を読み出してプレゼンス情報として記憶するとともに、ユーザAが境界エリアにいるときには、直近で読み出したプレゼンス情報を維持するように処理するため、測位誤差により、誤ったプレゼンス情報を読み出すことがなく、正確なユーザAのプレゼンス情報を把握することができる。
以上の第1の実施形態では、エリアテーブル101で記憶されているエリアに含まれていないエリアは、境界エリアであると認識していたが、これに限るものではなく、エリアテーブル101は、境界エリアを示すエリア端座標を記憶するようにしても良い。
以下、エリアテーブル101に境界エリアとしてエリア端座標を記憶したときの第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態におけるプレゼンス管理装置100は、図6に示されるブロック構成図と同じであるが、エリアテーブル101に記憶されるエリア情報および変換ルールテーブル102に記憶されるルール情報に、境界エリアが明確に定義されている点で相違する。
ここで、エリアテーブル101に記憶されるエリア情報および変換ルールテーブル102に記憶されるプレゼンス情報について説明する。図10は、第2の実施形態におけるエリアテーブル101に記憶されるエリア情報を示す説明図である。このエリアテーブル101は、エリア情報として、エリア1〜13のそれぞれのエリア端座標を記憶している。
また、図11は、変換ルールテーブル102に記憶されているルール情報を示す説明図である。第2の実施形態においては、変換ルールテーブル102は、図11に示すようにルール情報として、エリア名(またはエリアID)ごとに場所情報および状態情報を対応付けて記憶している。また、変換ルールテーブル102は、境界エリアを示す情報として、境界エリアであるエリア8〜13ごとに、直近でプレゼンス管理部104に記憶されているプレゼンス情報を維持することを示す識別情報を記憶している。例えば、変換ルールテーブル102は、ルール情報として、エリア1に対応する場所情報「会議室1」、状態情報「会議中」を記憶し、また、エリア8に対応して、場所情報「Place」、状態情報「Status」を記憶している。これら場所情報「Place」、状態情報「Status」は、プレゼンス管理装置100において、エリア8にユーザAがいたことが検出された場合は、直近にプレゼンス管理部104に一時記憶されているプレゼンス情報を更新することなく維持する処理を行うことを示す識別情報であって、境界エリアであることを示す識別情報である。なお、変換ルールテーブル102は、少なくとも状態情報を記憶していることが好ましい。
このように構成された第2の実施形態におけるプレゼンス管理装置100の動作について説明する。図12は、第2の実施形態におけるプレゼンス管理装置100の動作を示すフローチャートである。
位置検出部103により一のユーザの位置が検出され(S201)、ワイヤレスLAN(WLAN)の圏内にいるかいないかが判断される(S202)。ワイヤレスLANの圏内にないと、プレゼンス管理部104により判断された場合は、図11に示す変換ルールテーブル102に記憶されているルール情報に基づいて、状態情報「外出中」が読み出され、プレゼンス管理部104に記憶されているプレゼンス情報が書き換えられ、当該プレゼンス情報は更新処理される(S206)。
ワイヤレスLANの圏内にいると、プレゼンス管理部104により判断された場合は、エリア識別が行われる(S203)。ここでは、図10に示すエリアテーブル101のエリア情報に基づいてユーザの位置に対応したエリアが、プレゼンス管理部104により識別される。そして、識別されたエリアが、境界エリアか否かがプレゼンス管理部104により判断される(S204)。ここでは、図11に示す変換ルールテーブル102のルール情報に基づいて、ユーザが位置するエリアのエリア名(またはエリアID)に対応して読み出された場所情報および状態情報に「Place」および「Status」が含まれていると判断された場合、識別されたエリアは境界エリアであると、プレゼンス管理部104により判断される。なお、境界エリアであることを示す識別子が変換ルールテーブル102に記述されて、この識別子に基づいて境界エリアであることが判断されてもよい。
そして、識別されたエリアが境界エリアであるとプレゼンス管理部104により判断された場合、プレゼンス管理部104内においてプレゼンス情報が維持される(S205)。また、識別されたエリアが境界エリアではないとプレゼンス管理部104により判断された場合、プレゼンス管理部104により読み出された場所情報および状態情報に、プレゼンス管理部104に記憶されているプレゼンス情報を書き換えることで、当該プレゼンス情報が更新処理される(S206)。
このように動作するプレゼンス管理装置100を図6で示したオフィスに対して適用した場合における動作について説明する。図13は、第2の実施形態における、図6で示したオフィス200に対して、複数のエリアおよび境界エリアを形成した模式図である。図13で示すように、オフィス200に形成されたエリアは、状態情報および場所情報に対応付けられた通常のエリア1〜7に加えて、境界エリアとして定められたエリア8〜13に、区別されて形成されている。このエリア1〜7および境界エリアであるエリア8〜13は、プレゼンス管理装置100のエリアテーブル101に、エリア端座標が記述されることにより、形成されている。具体的には、図10に示されるエリア情報が、エリアテーブル101に記憶されているものとする。また図11に示され状態情報および場所情報が変換ルールテーブル102に記憶されているものとする。
まず、ユーザAが、座席201aに座っている場合、位置検出部103により検出されたユーザAの位置に基づいてプレゼンス管理部104によりユーザAはエリア6にいると判断される(1)。プレゼンス管理部104により、変換ルールテーブル102から、ユーザAが位置するエリアに対応した場所情報および状態情報が読み出される。ここでは、図11に示す変換ルールテーブル102に記憶されているルール情報に基づいて、ユーザAが位置するエリア6に対応する場所情報「オフィス内」、状態情報「在席中」が、プレゼンス管理部104により読み出され、プレゼンス管理部104に一時記憶される。
つぎに、ユーザAが(2)で示す位置に移動した場合に、位置検出部103によりユーザAの位置の検出が行われたとき、プレゼンス管理部104によりユーザAはエリア5にいると判断される(2)。このときは、プレゼンス管理部104によりエリア5に対応する場所情報および状態情報が読み出され、ここでは場所情報「オフィス内」、状態情報「離席中」であることが図11に示すルール情報を記憶する変換ルールテーブル102から読み出され、読み出された場所情報および状態情報はプレゼンス情報としてプレゼンス管理部104に一時記憶される。
その後、ユーザAが境界エリアであるエリア10にいたときに、位置検出部103により、ユーザAの位置が検出されたとする(3)。そして、位置検出部103により検出された位置のエリアに対応した場所情報および状態情報が、プレゼンス管理部104により変換ルールテーブル102から読み出される。変換ルールテーブル102には、エリア10に対応して、場所情報「Place」、状態情報「Status」が記憶されているため、プレゼンス管理部104に直近に記憶されているプレゼンス情報が更新されることなく維持される。よって、その直前の情報である(2)にいたときのプレゼンス情報がそのまま維持されることになり、エリア5にいるときの場所情報「オフィス内」、状態情報「離席中」であるプレゼンス情報がプレゼンス管理部104内でそのまま維持される。
そして、ユーザAは会議室203bに入室し、会議室203bにいることが位置検出部103により検出される。また、プレゼンス管理部104によりユーザAは会議室203bにいることが認識され、対応する場所情報および状態情報が読み出される(4)。ここでは、プレゼンス管理部104により場所情報「会議室2」、状態情報「会議中」が、図11に示すルール情報を記憶する変換ルールテーブル102から読み出され、プレゼンス管理部104に一時記憶される。
ここでユーザAは、会議室203b内の隅にいた場合、測位誤差により会議室203aの位置にいると、位置検出部103により検出される場合がある。しかし、この検出された位置はエリア8であることが、プレゼンス管理部104により識別され、エリア8に対応して場所情報「Place」、状態情報「Status」が読み出される。そして、識別されたエリア8は境界エリアであると、プレゼンス管理部104により判断される(4’)。境界エリアと判断したプレゼンス管理部104では、プレゼンス情報が維持されることと認識される。よって、プレゼンス管理部104内では、ユーザAのプレゼンス情報として場所情報「会議室2」、状態情報「会議中」が維持される。
その後、ユーザAは、会議室203bからエリア7を通って外出しようとする際に、ユーザAはエリア7にいると、プレゼンス管理部104により判断される(5)。ここでは、図11に示すプレゼンス情報を記憶する変換ルールテーブル102から状態情報「外出中」(ここでは場所情報はない)が読み出され、プレゼンス管理部104にプレゼンス情報として一時記憶される。ユーザAは、オフィスの外に出ると、ワイヤレスLANの圏外に行くことになり、例えば(6)の位置で、位置検出部103によりユーザAの位置の検出が行われると、位置を検出することができず、ワイヤレスLANの圏外であると、プレゼンス管理部104により判断され、場所情報「圏外」、状態情報「外出中」が、図11に示すルール情報を記憶する変換ルールテーブル102から読み出され、プレゼンス管理部104により一時記憶される。
このように、プレゼンス管理装置100は、状態情報および場所情報を対応付けられたエリアと同様に境界エリアについてもその範囲を明確に定義し、境界エリアに対応したルール情報を記憶することで、上述第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、プレゼンス管理部104は、位置検出部103により検出された位置に基づいてユーザAが位置するエリアを把握するとともに、そのエリアに応じた状態情報および場所情報を読み出し、読み出した状態情報および場所情報をプレゼンス情報として記憶し、またユーザAが境界エリアにいるときには、直近で読み出したプレゼンス情報を維持するように処理するため、測位誤差により、誤った状態情報および場所情報を読み出すことがなく、正確なユーザAのプレゼンス情報を把握することができる。
つぎに、ユーザが位置する頻度に応じてプレゼンス情報の更新処理を変えることができる第3の実施形態のプレゼンス管理装置100bについて説明する。図14は、第3の実施形態におけるプレゼンス管理装置100bのブロック構成図である。プレゼンス管理装置100bは、エリアテーブル101、変換ルールテーブル102、位置検出部103、プレゼンス管理部104a、通信部105、表示部106、および頻度テーブル107(頻度記憶手段)を含んで構成されている。なお、エリアテーブル101および変換ルールテーブル102は、その内容を対応付けて記憶させて同一テーブルとして構成されてもよい。
エリアテーブル101から位置検出部103、および通信部105並びに表示部106については、第1の実施形態または第2の実施形態と同じ作用効果を奏するよう構成されているものであるため、その説明を省略する。
プレゼンス管理部104aは、上述の第1の実施形態または第2の実施形態の動作に加えて、以下の機能を有する。つまり、プレゼンス管理部104aは、ユーザが境界エリアに存在すると識別した場合、当該境界エリアの近傍のエリア、例えば境界エリアに隣接するエリアにおける、当該ユーザが測位された回数を示す測位回数を頻度テーブル107から読み出し、読み出した測位回数に基づいてエリアごとの存在確率を算出する機能を有する。そして、プレゼンス管理部104aは、算出した存在確率に基づいて、ユーザがどのエリアに存在するかを判断し(例えば、存在確率に基づいて、択一的に選択し、また存在確率の高い方を選択する)、判断したエリアに対応するプレゼンス情報を読み出す。なお、プレゼンス管理部104aは、存在確率が予め定めた閾値未満の場合には、ユーザが存在するエリアを判断することなく、プレゼンス情報を維持する動作を行うことができる機能を有するようにしても良い。
頻度テーブル107は、エリアごとに区別して、ユーザが測位された測位回数(頻度)を示す頻度情報を記憶する記憶テーブルである。その具体例を図15に示す。図15は、頻度テーブル107に記憶されている頻度情報を示す説明図である。頻度テーブル107は、頻度情報として、ユーザ名、エリア名、および測位回数をそれぞれ対応付けて記憶している。例えば、図15においては、ユーザAは、エリア1に5000回測位されたことが、頻度テーブル107に記憶されている。
つぎに、このように構成されたプレゼンス管理装置100bの動作について図16に基づいて説明する。図16は、第3の実施形態におけるプレゼンス管理装置100bの動作を示すフローチャートである。
まず、位置検出部103により、検出しようとしたユーザの位置を示す位置情報が検出される(S301)。つぎに、検出しようとしたユーザの位置が、ワイヤレスLAN圏内にあるか否かが、プレゼンス管理部104aにより判断される(S302)。ここで、ワイヤレスLAN(WLAN)圏内ではない、つまり位置検出部103がユーザの位置情報を検出できないと、プレゼンス管理部104aにより判断された場合、ユーザは外出している旨を示す状態情報をプレゼンス情報としてプレゼンス管理部104a内に記憶し、プレゼンス情報の更新処理が行われる(S308)。
また、S302において、ユーザはワイヤレスLAN圏内にいると、つまり、位置検出部103がユーザの位置情報を検出したと、プレゼンス管理部104aにより判断された場合、エリア識別処理が、プレゼンス管理部104aにより行われる。(S303)。なお、エリアテーブル101に境界エリアを定義していない場合は(例えば、第1の実施形態の図8で示したエリア情報を記憶するエリアテーブル101の場合)、エリアを識別できない場合があり、この場合はエリアが識別できなかった旨の識別処理を行う。また、エリアが識別されたときに、プレゼンス管理部104aにより、頻度テーブル107において、識別されたエリアに対応する測位回数が1つ増加される。
つぎに、S303で識別されたエリアが、境界エリアであるか否かがプレゼンス管理部104aにより判断される。ここでは、プレゼンス管理部104aによりエリアテーブル101のエリア情報に基づいて識別されたエリアが境界エリアであるか否かが、変換ルールテーブル102のプレゼンス情報に基づいてプレゼンス管理部104aにより判断される(S304)。なお、境界エリアが定義されていない場合においては、エリアを識別できなかったか否かがプレゼンス管理部104aにより判断される(S304)。
ユーザが位置しているエリアが境界エリアではないと、プレゼンス管理部104aにより判断された場合、変換ルールテーブル102からユーザが位置するエリアに対応する状態情報および場所情報が読み出される。そして、読み出された状態情報および場所情報が当該ユーザのプレゼンス情報としてプレゼンス管理部104a内において記憶され、プレゼンス管理部104a内においてプレゼンス情報は更新される(S308)。
ユーザが位置しているエリアが境界エリアであると、プレゼンス管理部104aにより判断された場合、境界エリアと判断されたエリアの近傍に形成された複数のエリアにおける測位回数が、頻度テーブル107から読み出される(S305)。なお、ここでは、境界エリアの近傍に形成されている複数のエリアとして、例えば、境界エリアに隣接するエリアにおけるユーザの測位回数が算出されることが好ましい。
つぎに、読み出された測位回数に基づいて存在確率が算出される(S306)。例えば、図7に示すエリア1およびエリア2の間に形成された境界エリアにユーザがいた場合、プレゼンス管理部104aにより、その隣接するエリアであるエリア1の測位回数5000回およびエリア2の測位回数10000回が、図15に示す頻度テーブル107に記憶されている頻度情報から読み出され、当該測位回数が加算される。そして、プレゼンス管理部104aでは、加算して得た全測位回数15000を母数にして、エリア1における存在確率として、5000/15000=0.33…が算出され、エリア2における存在確率として、10000/15000=0.66…が算出される。
そして、プレゼンス管理部104aにより、算出された存在確率に基づいてプレゼンス情報が更新される(S307)。例えば、存在確率に基づいていずれか一のエリアが選択され、そのエリアに対応する状態情報および場所情報が、変換ルールテーブル102から読み出され、読み出された状態情報および場所情報でプレゼンス管理部104a内のプレゼンス情報は更新される。ユーザがエリア1とエリア2の間にいた場合は、66%の確率でエリア2にユーザはいると判断され、エリア2に対応する状態情報および場所情報が読み出されるようにする。
また、別の判断手法として、存在確率が多い方のエリアにユーザはいる可能性が高いため、そのエリアに対応する状態情報および場所情報が、変換ルールテーブル102から読み出され、読み出された状態情報および場所情報でプレゼンス管理部104a内のプレゼンス情報は更新される。さらに、存在確率が予め定めた閾値以上の場合には、存在確率の高いエリアに対応する状態情報および場所情報は、変換ルールテーブル102から読み出されて更新され、存在確率が予め定めた閾値未満の場合には、直近に記憶されたプレゼンス情報を維持する処理が行われるようにしても良い。
このように、プレゼンス管理装置100bにおいて、エリアごとにユーザが測位された測位回数を記憶しておき、この測位回数に基づいてユーザが存在する確率をエリアごとに算出して、この確率に基づいてユーザが存在する可能性が高いエリアを判断することができるため、ユーザが位置するエリアをより正確に把握することができ、そのエリアに対応するプレゼンス情報を読み出し把握することができる。
つぎに、上述した第1〜3の実施形態で示される、プレゼンス管理装置100またはプレゼンス管理装置100bを国内に配置し、ユーザの位置検出を行う対象範囲を海外に配置した場合における、プレゼンス管理装置100またはプレゼンス管理装置100bの動作について説明する。図17は、プレゼンス管理装置100を国内に配置し、位置検出の対象範囲となるエリア200を海外に配置した場合のシステム構成を示すシステム構成図である。ここでは、プレゼンス管理装置100を例に説明するが、プレゼンス管理装置100bでも同様の動作を行うことができる。
図17に示すように、プレゼンス管理装置100は、国内公衆網と接続されている。この国内公衆網は、国際専用線網を経由して、外国で主に使用されているGSM(Global System for Mobile Communications)網/GPRS(General Packet RadioService)網と接続されている。GSM網/GPRS網には、エリア200がワイヤレスLANを用いて通信接続可能に形成されている。このエリア200には、ワイヤレスLANの基地局201が配置されており、この基地局201は移動機300の位置を示す位置情報(座標情報)を検出することができる。基地局201は、検出した移動機300の位置を示す位置情報をプレゼンス管理装置100に送信することができる。
上述第1の実施形態に記載したように、プレゼンス管理装置100では、エリア200内で区別されている複数のエリアを示すエリア情報およびエリアごとのユーザの状態を示す状態情報を記憶している。図17の例では、プレゼンス管理装置100は、海外に配置されているエリア200のエリア情報および状態情報を記憶している。そして、プレゼンス管理装置100は、基地局201から送信される移動機300の位置情報に基づいて(符号A参照)、ユーザがどのエリアにいるかを判断する。そして、プレゼンス管理装置100は、ユーザが位置するエリアに対応する状態情報を変換ルールテーブル102から読み出し、読み出した状態情報プレゼンス情報として記憶する。
このように記憶したプレゼンス管理装置100は、移動機300または移動機301からの要求に応じて、プレゼンス情報を送信することができる(符号B、C参照)。移動機300または移動機301では、送信されたプレゼンス情報を表示することで、移動機300または移動機301のユーザは、プレゼンス情報の管理対象となるユーザがどこにいて、何をしているかを、どこにいても知ることができる。なお、移動機301のように、エリア200外にいる場合であっても、GSM/GPRS網を介した通信を行う環境にいる限り、移動機301もプレゼンス情報の要求を行うことができる。また、プレゼンス情報の要求を行う移動機が国内にいる場合であっても、同様に国内公衆網およびプレゼンス管理装置100に通信接続することができる環境にいる限り、国内にいる移動機(図示せず)もプレゼンス情報の要求を行い、プレゼンス情報の取得をすることができる。
つぎに、第1〜第3の実施形態におけるプレゼンス管理装置100および100bの作用効果について説明する。
第1の実施形態におけるプレゼンス管理装置100は、複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、エリアテーブル101および変換ルールテーブル102において、複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶しておく。そして、位置検出部103はユーザが所有する携帯端末の位置を検出する。プレゼンス管理部104は、位置検出部103により検出された携帯端末が位置するエリアに対応した状態情報を読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶する。また、プレゼンス管理部104は、位置検出部103により検出された携帯端末の位置に対応したエリアをエリア情報に基づいて特定することができず、携帯端末は境界エリアにいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持することができる。
これにより、携帯端末を保持するユーザが、一のエリアにいるにもかかわらず、一のエリアを越えた隣接する他のエリアに位置すると、プレゼンス管理部104において判断されることなく、エリア同士の予め定めた間隔内に存在する場合は、状態情報を読み出すことなく、既にプレゼンス管理部104が記憶しているプレゼンス情報を維持することで、携帯端末の位置検出における誤差に基づいて誤ってユーザの状態を認識することを防止することができ、プレゼンス管理部104は、ユーザが保持する携帯端末の位置に対応した正確なプレゼンス情報を記憶しておくことができる。また、境界エリアをエリア情報として定義していないことから、あらかじめ用意しておかなければならない情報の情報量を少なくすることができる。
また、第2の実施形態のプレゼンス管理装置100は、複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、エリアテーブル101および変換ルールテーブル102において、複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報を対応付けて変換ルールテーブル102が記憶する。また、エリアテーブル101および変換ルールテーブル102において、複数のエリアにおけるエリア同士の間に密接して形成されている境界エリアの範囲を示すエリア情報を、境界エリアであることを示す識別情報に対応付けて記憶しておく。
そして、位置検出部103が、ユーザが所有する携帯端末の位置を検出する。プレゼンス管理部104は、位置検出部103により検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶する。また、プレゼンス管理部104は、位置検出部103により検出された携帯端末が位置するエリアのエリア情報に基づいて識別情報を読み出すことで、ユーザが位置するエリアが境界エリアと判断した場合、既にプレゼンス管理部104内に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うことができる。
これにより、携帯端末を保持するユーザが、一のエリアにいるにもかかわらず、一のエリアを越えた隣接する他のエリアに位置すると判断されることなく、エリア同士の予め定めた間隔内に存在する場合は、状態情報を読み出すことなく、既に記憶しているプレゼンス情報を維持することで、携帯端末の位置検出における誤差に基づいて誤ってユーザの状態を認識することを防止することができ、ユーザが保持する携帯端末の位置に対応した正確なプレゼンス情報を記憶しておくことができる。
第3の実施形態のプレゼンス管理装置100bは、プレゼンス管理装置100の構成に加えて、頻度テーブル107は、エリアを示すエリア情報ごとに、携帯端末の位置を測位した測位回数を記憶しておく。そして、プレゼンス管理部104aは、境界エリアに携帯端末がいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うことに代えて、頻度テーブル107に記憶されている測位回数に基づいてユーザが位置するエリアを判断し、判断したエリアのエリア情報に基づいて、ユーザの状態情報を変換ルールテーブル102から読み出し、記憶することができる。これにより、統計情報に基づいた処理を行うことができ、過去の情報に基づいてユーザが位置しているエリアを判断することができ、判断したエリアのエリア情報に基づいた正確なプレゼンス情報の管理を行うことができる。
(a)が従来の技術の概要を示し、(b)が第1の実施形態の概要を示す概要図である。 プレゼンス管理装置100のブロック構成図である。 エリアテーブル101の具体例を示す説明図である。 変換ルールテーブル102の具体例を示す説明図である。 第1の実施形態のプレゼンス管理装置100の動作を示すフローチャートである。 座席201と2つの会議室203aおよび203bとからなるオフィス200の概要を示す概要図である。 オフィス200に対して、複数のエリアを形成した模式図である。 エリア1〜7を形成するためのエリア情報を示す説明図である。 エリア1〜7および圏外エリアに対応するプレゼンス情報を示す説明図である。 第2の実施形態におけるエリアテーブル101に記憶されるエリア情報を示す説明図である。 変換ルールテーブル102に記憶されているプレゼンス情報を示す説明図である。 第2の実施形態におけるプレゼンス管理装置100の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における、オフィス200に対して、複数のエリアおよび境界エリアを形成した模式図である。 第3の実施形態におけるプレゼンス管理装置100bのブロック構成図である。 頻度テーブル107に記憶されている頻度情報を示す説明図である。 第3の実施形態におけるプレゼンス管理装置100bの動作を示すフローチャートである。 プレゼンス管理装置100を国内に配置し、位置検出の対象範囲となるエリア200を海外に配置した場合のシステム構成を示すシステム構成図である。
符号の説明
100…プレゼンス管理装置、100a…プレゼンス管理装置、100b…プレゼンス管理装置、101…エリアテーブル、102…変換ルールテーブル、103…位置検出部、104…プレゼンス管理部、104a…プレゼンス管理部、105…通信部、106…表示部、107…頻度テーブル。

Claims (6)

  1. 複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、前記複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザが所有する携帯端末の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を前記記憶手段から読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、前記位置検出手段により検出された携帯端末が位置するエリアを特定することができず、携帯端末は境界エリアにいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持するプレゼンス管理手段と、
    を備えるプレゼンス管理装置。
  2. 複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、前記複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶し、前記複数のエリアにおけるエリア同士の間に密接して形成されている境界エリアの範囲を示すエリア情報を、境界エリアであることを示す識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザが所有する携帯端末の位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を、前記記憶手段から読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、前記位置検出手段により検出された携帯端末が位置するエリアのエリア情報に基づいて、前記記憶手段から識別情報を読み出すことで、ユーザが位置するエリアが境界エリアと判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うプレゼンス管理手段と、
    を備えるプレゼンス管理装置。
  3. 前記エリア情報ごとに、携帯端末の位置を測位した測位回数を記憶する頻度記憶手段をさらに備え、
    前記プレゼンス管理手段は、
    境界エリアに携帯端末がいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うことに代えて、
    前記頻度記憶手段に記憶されている測位回数に基づいてユーザが位置するエリアを判断し、判断したエリアのエリア情報に基づいて、ユーザの状態情報を記憶手段から読み出し、記憶することを特徴とする請求項1または2に記載のプレゼンス管理装置。
  4. 複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、前記複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶する記憶手段を有するプレゼンス管理装置のプレゼンス管理方法において、
    ユーザが所有する携帯端末の位置を検出する位置検出ステップと、
    前記位置検出ステップにより検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を前記記憶手段から読み出すことで、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、前記位置検出ステップにより検出された携帯端末が位置するエリアを特定することができず、携帯端末は境界エリアにいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持するプレゼンス管理ステップと、
    を備えるプレゼンス管理方法。
  5. 複数のエリアを予め定めた間隔を空けて形成するように、前記複数のエリアにおけるそれぞれのエリアの範囲を定義するエリア情報を、ユーザの状態を示す状態情報に対応付けて記憶し、前記複数のエリアにおけるエリア同士の間に密接して形成されている境界エリアの範囲を示すエリア情報を、境界エリアであることを示す識別情報に対応付けて記憶する記憶手段を有するプレゼンス管理装置のプレゼンス管理方法において、
    ユーザが所有する携帯端末の位置を検出する位置検出ステップと、
    前記位置検出ステップにより検出された携帯端末が位置するエリアを示すエリア情報に基づいて状態情報を、前記記憶手段から読み出し、携帯端末は一のエリアにいると判断した場合、読み出した状態情報をプレゼンス情報として記憶し、前記位置検出ステップにより検出された携帯端末が位置するエリアのエリア情報に基づいて、前記記憶手段から識別情報を読み出すことで、ユーザが位置するエリアが境界エリアと判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うプレゼンス管理ステップと、
    を備えるプレゼンス管理方法。
  6. 前記プレゼンス管理装置は、エリアを示すエリア情報ごとに、携帯端末の位置を測位した測位回数を記憶する頻度記憶手段をさらに備え、
    前記プレゼンス管理ステップは、
    境界エリアに携帯端末がいると判断した場合、既に記憶しているプレゼンス情報を維持する処理を行うことに代えて、
    前記頻度記憶手段に記憶されている測位回数に基づいてユーザが位置するエリアを判断し、判断したエリアのエリア情報に基づいて、ユーザの状態情報を記憶手段から読み出し、記憶することを特徴とする請求4項または5に記載のプレゼンス管理方法。
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