JP2003274435A - 移動体通信網を利用した情報提供システム - Google Patents

移動体通信網を利用した情報提供システム

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JP2003274435A
JP2003274435A JP2002066963A JP2002066963A JP2003274435A JP 2003274435 A JP2003274435 A JP 2003274435A JP 2002066963 A JP2002066963 A JP 2002066963A JP 2002066963 A JP2002066963 A JP 2002066963A JP 2003274435 A JP2003274435 A JP 2003274435A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々のセル領域に比べてより細分化された地
区に特化した情報を、当該地区内の移動局に対して選択
的に提供する。 【解決手段】 セル領域Aを複数のブロックa01〜a
25に分割し、基地局110からセル領域A内に存在す
る移動局M01に対して、個々のブロックの地理的位置
を示すブロック位置情報と25個のブロック宛情報とを
送信する。移動局M01内の情報受信手段1は、これら
の情報を受信する。位置認識手段2はGPSを利用して
現在地を認識し、現在地ブロック特定手段3は、この現
在地とブロック位置情報とに基き、移動局M01につい
ての現在地ブロックをa17と特定する。情報提示手段
4は、受信した25個のブロック宛情報の中から、現在
地ブロックa17宛ての情報のみを選択してユーザに提
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信網を利
用した情報提供システムに関し、特に、それぞれ所定の
セル領域が割り当てられた複数の基地局と、各セル領域
間を移動可能な複数の移動局と、を備え、基地局と当該
基地局に割り当てられたセル領域内に存在する移動局と
の間で通信を行う機能をもった移動体通信網を利用し
て、基地局から移動局に対して情報提供を行うシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話通信網などの移動体通信網で
は、サービスを提供する地域を複数のセル領域に分け、
個々のセル領域内にそれぞれ基地局を設置することによ
り、1つの基地局に1つのセル領域を割り当てるのが一
般的である。携帯電話機などから構成される移動局は、
複数のセル領域間を自由に移動することになるが、個々
の時点で、現在地を包含するセル領域に割り当てられた
基地局との間で通信を行うことができる。
【0003】このような既存の移動体通信網のインフラ
を利用して、移動局に対して種々の情報を提供するサー
ビスが普及している。移動体通信網の本来の目的は、任
意の移動局間における通信サービスを提供することであ
るが、通信チャネル内の空きチャネルを利用することに
より、本来の通信とは別個に、付加的な情報を提供する
サービスが行われていることが多い。たとえば、最近の
携帯電話では、本来の電話通信の他に、天気予報、ニュ
ース、広告情報などの提供を受けることができる。これ
らの情報は、いわゆるWeb通信のように双方向通信の
形式で移動局側へ提供される場合もあれば、基地局側か
ら移動局側への片方向通信の形式で提供される場合もあ
る。移動体通信網を利用した情報提供システムの特徴
は、個々のセル領域ごとにそれぞれ異なる情報を提供す
ることができる点にある。たとえば、セル領域Aに割り
当てられた基地局からは情報IAを送信し、セル領域B
に割り当てられた基地局からは情報IBを送信するよう
にすれば、セル領域A内に存在する移動局に対しては情
報IAを提供し、セル領域B内に存在する移動局に対し
ては情報IBを提供することができる。このため、個々
の地域ごとに特化したローカルな情報を、当該地域内の
移動局に対してのみ提供することが可能になる。基地局
側から移動局側への片方向通信により情報提供を行う場
合、移動局が特定のセル領域内に移動してきたときに、
当該セル領域に割り当てられた基地局から当該セル領域
に特化したローカル情報が自動的に配信されることにな
る。
【0004】移動体通信網の各セル領域内の移動局に対
して、当該セル領域に適した情報を選択的に提供する技
術としては、たとえば、特開2001−34889号公
報に、移動局としての携帯電話に対して、現在地周辺の
セル領域についての地図情報を提供する情報提供システ
ムが開示されている。また、特開2000−32454
6号公報には、個々のセル領域ごとに提供すべき情報を
それぞれデータベースとして用意しておき、特定のセル
領域内に存在する移動局からの要求により、特定のデー
タベースを検索して回答する情報提供システムが開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、移動
体通信網を利用した情報提供システムの特徴は、個々の
セル領域ごとにそれぞれ異なる情報を提供することがで
きる点であり、個々の地域ごとに特化したローカルな個
別情報を、当該地域内の移動局に対してのみ提供するこ
とが可能になるというメリットが得られる。しかしなが
ら、提供すべき個別情報のバリエーションは、セル単位
でしか設定することができないため、より細かな地理的
単位でローカル情報を提供することはできない。このた
め、従来の情報提供システムでは、提供対象となる情報
の自由度が制限されてしまうという問題がある。たとえ
ば、地域ごとの天気予報など、ある程度の地理的範囲に
わたって意味をもつ情報であれば、従来の情報提供シス
テムを用いて、セル単位での情報提供を行うことが可能
である。しかしながら、たとえば、特定のスーパーマー
ケットにおけるバーゲンセールの広告情報などは、ごく
限られた狭い地区に対してのみ意味をもつ情報であるた
め、従来の情報提供システムを用いてセル単位で提供す
るには不適切であり、また、このような細かな地区情報
をセル単位で提供してしまうと、当該セル領域内の移動
局には膨大な数の情報が提供されてしまうことになり、
現実的な運用は困難になる。
【0006】そこで本発明は、セル領域に比べてより細
分化された地区に特化した情報を、当該地区内の移動局
に対して選択的に提供することが可能な移動体通信網を
利用した情報提供システムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の態
様は、それぞれ所定のセル領域が割り当てられた複数の
基地局と、各セル領域間を移動可能な複数の移動局と、
を備え、基地局と当該基地局に割り当てられたセル領域
内に存在する移動局との間で通信を行う機能をもった移
動体通信網を利用して、基地局から移動局に対して情報
提供を行う移動体通信網を利用した情報提供システムに
おいて、各基地局には、自己に割り当てられたセル領域
を分割することにより得られる複数のブロックについて
の地理的位置を示すブロック位置情報と、これら個々の
ブロックに対応して用意されたブロック宛情報と、を送
信する情報送信手段を設け、各移動局には、基地局から
送信されてきたブロック位置情報およびブロック宛情報
を受信する情報受信手段と、現在地の地理的位置を認識
する位置認識手段と、地理的位置とブロック位置情報と
を対比することにより現在地が所属する現在地ブロック
を特定する現在地ブロック特定手段と、現在地ブロック
に対応するブロック宛情報を提示する情報提示手段と、
を設けるようにしたものである。
【0008】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係る移動体通信網を利用した情報提供システム
において、情報受信手段が、現在地を包含するセル領域
が割り当てられた基地局から送信されてきた複数のブロ
ック宛情報をすべて受信するようにし、情報提示手段
が、受信した複数のブロック宛情報の中から、現在地ブ
ロックに対応したブロック宛情報のみを抽出して提示す
るようにしたものである。
【0009】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1
の態様に係る移動体通信網を利用した情報提供システム
において、情報受信手段が、現在地を包含するセル領域
が割り当てられた基地局から送信されてきた複数のブロ
ック宛情報をすべて受信するようにし、情報提示手段
が、受信した複数のブロック宛情報の中から、現在地ブ
ロックおよびその近傍ブロックに対応したブロック宛情
報のみを抽出して提示するようにしたものである。
【0010】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第3
の態様に係る移動体通信網を利用した情報提供システム
において、各移動局に、位置認識手段によって認識され
た現在地の地理的位置の経時的な変化に基いて自己の移
動方向を推測する移動方向推測手段を更に設け、各移動
局内の情報提示手段が、推測された移動方向に基いて提
示対象となる近傍ブロックの決定を行うことができるよ
うにしたものである。
【0011】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1
の態様に係る移動体通信網を利用した情報提供システム
において、情報受信手段が、現在地を包含するセル領域
が割り当てられた基地局から、ブロック位置情報を受信
する第1の受信処理と、受信したブロック位置情報に基
いて特定された現在地ブロックに対応するブロック宛情
報を選択的に受信する第2の受信処理と、を行うことが
できるようにし、情報提示手段が、第2の受信処理によ
り選択的に受信したブロック宛情報を提示できるように
したものである。
【0012】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1
の態様に係る移動体通信網を利用した情報提供システム
において、情報受信手段が、現在地を包含するセル領域
が割り当てられた基地局から、ブロック位置情報を受信
する第1の受信処理と、受信したブロック位置情報に基
いて特定された現在地ブロックおよびその近傍ブロック
に対応するブロック宛情報を選択的に受信する第2の受
信処理と、を行うことができるようにし、情報提示手段
が、第2の受信処理により選択的に受信したブロック宛
情報を提示できるようにしたものである。
【0013】(7) 本発明の第7の態様は、上述の第6
の態様に係る移動体通信網を利用した情報提供システム
において、各移動局に、位置認識手段によって認識され
た現在地の地理的位置の経時的な変化に基いて自己の移
動方向を推測する移動方向推測手段を更に設け、各移動
局内の情報受信手段が、推測された移動方向に基いて受
信対象となる近傍ブロックの決定を行うことができるよ
うにしたものである。
【0014】(8) 本発明の第8の態様は、上述の第1
〜第7の態様に係る移動体通信網を利用した情報提供シ
ステムにおいて、位置認識手段が、GPSを利用して位
置認識を行うようにしたものである。
【0015】(9) 本発明の第9の態様は、上述の第1
〜第8の態様に係る移動体通信網を利用した情報提供シ
ステムにおいて、セル領域を経線および緯線によって分
割し、ブロック位置情報として、ブロックの境界線とし
て機能する経線および緯線についての経度および緯度の
データを用いるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基いて説明する。
【0017】<<< §1. 従来の情報提供システム
>>>はじめに、図1のブロック図を参照しながら、
従来の一般的な移動体通信網を利用した情報提供システ
ムの構成を簡単に述べる。この図1に示す例は、4つの
セル領域A,B,C,Dからなる非常に単純な移動体通
信網の例であるが、実際の移動体通信網はより多数のセ
ル領域を有している。図示のとおり、各セル領域A,
B,C,Dには、それぞれ基地局110,120,21
0,220が設置されており、各セル領域A,B,C,
Dは、それぞれ基地局110,120,210,220
に割り当てられている。移動局M01〜M04は、具体
的には携帯電話であり、各セル領域A〜D間を自由に移
動することができる。特定のセル領域内に存在する移動
局は、当該セル領域に割り当てられた基地局と通信する
ことができる。たとえば、図示の例の場合、セル領域A
内に存在する移動局M01およびM02は、いずれも基
地局110と通信することができる。同様に、セル領域
B内に存在する移動局M03は基地局120と通信する
ことができ、セル領域D内に存在する移動局M04は基
地局220と通信することができる。図示の例では、基
地局110,120は交換局100に接続されており、
基地局210,220は交換局200に接続されてい
る。また、交換局100,200は相互に接続されてい
る。したがって、任意のセル領域内に存在する任意の移
動局間において、基地局および必要に応じて交換局を介
しての通信が可能になる。このような移動体通信網を実
現するための交換局100,200の構成、基地局11
0〜220の構成、移動局M01〜M04の構成は、既
に公知の技術であるため、ここでは詳しい説明は省略す
る。
【0018】現在、このような既存の移動体通信網のイ
ンフラを利用して、移動局に対して種々の情報を提供す
るサービスが一般化してきている。たとえば、最近の携
帯電話では、本来の電話通信に利用する通信チャネル内
の空きチャネルを利用して、天気予報、ニュース、広告
情報などの提供を行うサービスが展開されている。この
ような付加的な情報提供サービスを行うために、図1の
システムでは、制御局300が設けられている。この制
御局300は、コンテンツサーバ310〜330内に用
意された提供対象となる各種情報を、交換局100,2
00を介して、各基地局110〜220へと送信する機
能を果たす。この例では、コンテンツサーバ310,3
20,330は、それぞれ情報提供業者:甲,乙,丙が
運営するサーバ装置であり、これらの業者は、個々のセ
ル領域ごとに提供対象となる情報を用意することにな
る。ここでは、説明の便宜上、甲は広告配信業者、乙は
ニュース配信業者、丙は天気予報配信業者であるものと
して、以下の説明を行う。
【0019】図2は、各業者によって用意された提供対
象情報の一例を示す図である。この例では、情報IA−
1,IA−2,IA−3は、いずれもセルA宛情報であ
り、セル領域Aの地区に宛てた情報である。具体的に
は、情報IA−1は、甲によって作成された広告情報で
ありコンテンツサーバ310内に用意され、情報IA−
2は、乙によって作成されたニュースでありコンテンツ
サーバ320内に用意され、情報IA−3は、丙によっ
て作成された天気予報でありコンテンツサーバ330内
に用意される。同様に、情報IB−1,IB−2,IB
−3は、それぞれ甲,乙,丙によって各コンテンツサー
バ310,320,330内に用意されたセルB宛情報
であり、情報IC−1,IC−2,IC−3は、それぞ
れ甲,乙,丙によって各コンテンツサーバ310,32
0,330内に用意されたセルC宛情報であり、情報I
D−1,ID−2,ID−3は、それぞれ甲,乙,丙に
よって各コンテンツサーバ310,320,330内に
用意されたセルD宛情報である。
【0020】制御局300は、各コンテンツサーバ31
0,320,330内に用意されたこれらの情報を、そ
れぞれ宛先となる所定の基地局へと送信する機能を有す
る。たとえば、図2に示す情報IA1〜IA3は、いず
れもセル領域Aに割り当てられた基地局110へと送信
され、セル領域A内に存在する移動局M01およびM0
2へと提供されることになる。なお、実用上は、各提供
対象情報には、それぞれ提供時間が指定されており、基
地局から移動局への提供は、指定された提供時間内につ
いてのみ行われる。各業者は、提供対象となる情報の内
容に応じて、適宜、提供時間を指定するデータを付加し
た形で、各情報をコンテンツサーバ内に用意しておけば
よい。たとえば、週間キャンペーン広告の情報IA−1
については、「2002年4月1日から1週間」のよう
な比較的長期間の提供時間を指定しておけばよいし、ニ
ュースの情報IA−2については、「2002年4月1
日午後3時〜午後10時」のような比較的短時間の提供
時間を指定しておけばよい。各基地局は、このような提
供時間を参照して、指定された提供時間帯が条件に合致
する情報を、割り当てセル領域内の移動局に対して随時
送信する処理を行うことになる。
【0021】<<< §2. 本発明の基本概念 >>
>このような移動体通信網を利用した情報提供システム
の特徴は、個々のセル領域ごとにそれぞれ異なる情報を
提供することができる点である。たとえば、図2の例の
場合、情報IA−1,IB−1,IC−1,ID−1
は、いずれも業者甲が用意した広告情報であるが、それ
ぞれセル領域A,B,C,Dに特化した固有の広告情報
となっている。このように、従来の一般的な移動体通信
網を利用した情報提供システムを利用すれば、個々のセ
ル領域ごとにそれぞれ異なる情報を提供することがで
き、個々の地域ごとに特化したローカルな個別情報を、
現時点で当該地域内に存在する移動局に対してのみ提供
することが可能になる。しかしながら、提供すべき個別
情報のバリエーションは、セル単位でしか設定すること
ができないため、より細かな地理的単位でローカル情報
を提供することができないという問題点があることは既
に述べたとおりである。本発明の着眼点は、個々のセル
領域に比べてより細分化された地区に特化した情報を、
当該地区内の移動局に対して選択的に提供することがで
きれば、よりきめの細かな情報提供サービスが実現でき
るであろうという発想に基く。
【0022】そこで本発明では、まず、各セル領域をそ
れぞれ分割することにより、複数のブロックを定義す
る。たとえば、図1に示すセル領域Aを、縦横について
3分割ずつすれば、図3に示すように、ブロックa01
〜a09までの9つのブロックを定義することができ
る。そこで、これら各ブロックごとにそれぞれ固有のブ
ロック宛情報を用意し、特定のブロック宛情報を特定の
ブロック内の移動局に対して提供するようにすれば、各
セル領域に比べてより細分化された地区に特化した固有
の情報を、当該地区内の移動局に提供することが可能に
なる。図4に示す9つの情報Ia01−1〜Ia09−
1は、広告業者甲によって、図3に示す9つのブロック
a01〜a09のそれぞれに対応して用意されたブロッ
ク宛情報の一例を示すものである。たとえば、情報Ia
01−1は、ブロックa01に対応して用意されたブロ
ックa01宛情報であり、ブロックa01の地区宛に特
化した広告情報である。このように細分化されたブロッ
ク内に特化した広告情報を利用することができれば、ブ
ロックa01内に存在する特定のスーパーマーケットに
おけるバーゲンセールの広告情報などを、ブロックa0
1内に現在位置する移動局のみに提供することが可能に
なる。
【0023】もっとも、広告業者甲が設置したコンテン
ツサーバ310内には、セル領域A宛ての提供情報とし
て、図4に示す9つの情報Ia01−1〜Ia09−1
が用意されており、基地局110は、セル領域A内に存
在するすべての移動局に対して、これら9つの情報Ia
01−1〜Ia09−1を送信する機能を有しているの
で、9つのブロックへの細分化を行ったとしても、移動
局側に特定のブロック宛情報を取捨選択して利用する機
能が備わっていなければ、細分化のメリットを享受する
ことができない。すなわち、図3に示す特定のブロック
a01内に位置する移動局は、図4に示す9つの情報の
うち、当該特定のブロックa01に宛てられた特定の情
報Ia01−1を選択することができなければ意味がな
い。このように、移動局側で特定のブロック宛情報を選
択できるようにするために、本発明では、各基地局か
ら、個々のブロックに対応して用意された複数のブロッ
ク宛情報とともに、自己に割り当てられたセル領域を分
割することにより得られる複数のブロックについての地
理的位置を示すブロック位置情報を送信するようにして
いる。たとえば、基地局110からは、自己に割り当て
られたセル領域Aが、9つのブロックに分割されてお
り、かつ、個々のブロックについての地理的位置を示す
ブロック位置情報が送信されることになる。一方、各移
動局では、基地局から送信されてきたブロック位置情報
および個々のブロック宛情報を受信し、現在地の地理的
位置と前記ブロック位置情報とを対比することにより現
在地が所属する現在地ブロックを特定し、この現在地ブ
ロックに対応するブロック宛情報を提示するようにすれ
ばよい。以上が本発明の基本概念である。
【0024】<<< §3. 具体的な実施形態 >>
>続いて、本発明の具体的な実施形態を図5を参照しな
がら説明する。ここでは、説明の便宜上、セル領域Aが
図示のような矩形の領域であり、この矩形のセル領域
を、地理的な経線および緯線によって縦横それぞれ5分
割ずつし、ブロックa01〜a25なる合計25個のブ
ロックに分割した場合を考える。
【0025】このように、経線および緯線を利用した分
割を行うと、これら経線および緯線は個々のブロックの
境界線として機能することになり、これら経線および緯
線についての経度および緯度のデータにより、個々のブ
ロックについての地理的位置を示すブロック位置情報を
構成することができる。図6は、図5に示す25個のブ
ロックa01〜a25についてのブロック位置情報を、
経度および緯度のデータにより構成した例を示す図であ
る。たとえば、図5に示すセル領域Aの左上に位置する
ブロックa01の位置情報は、「東経e1〜e2,北緯
n1〜n2」なるデータによって構成することができ
る。このデータは、東経e1の経線,東経e2の経線,
北緯n1の緯線,北緯n2の緯線で囲まれた領域がブロ
ックa01であることを意味している。
【0026】図5に示す例では、セル領域Aに割り当て
られた基地局110は、中央のブロックa13内に設置
されている。この基地局110内には、移動局に対する
本来の通信を行うための設備とは別個に、付加サービス
としての情報を提供するための情報送信手段111が設
けられている。この情報送信手段111は、ブロック位
置情報と複数のブロック宛情報とを、セル領域A内に存
在する移動局に対して送信する機能を有している。ブロ
ック位置情報は、図6に示すように、セル領域Aを分割
することにより得られる複数のブロックa01〜a25
についての地理的位置を示す情報であり、ここに示す例
では、上述したように、経度および緯度のデータによっ
て構成されている。一方、ブロック宛情報は、個々のブ
ロックa01〜a25のそれぞれに対応して用意された
情報であり、たとえば、図7に示すような情報である。
具体的には、図7に示す例の場合、ブロック宛情報Ia
01−1は、ブロックa01の地区に宛てられた広告情
報であり、ブロック宛情報Ia01−2は、同じくブロ
ックa01の地区に宛てられたニュースであり、ブロッ
ク宛情報Ia01−3は、同じくブロックa01の地区
に宛てられた天気予報である。
【0027】このように、本発明に係る情報提供システ
ムでは、従来のようなセル単位ではなく、より細分化さ
れたブロック単位で、それぞれ提供される情報が用意さ
れている。もっとも、個々のブロック宛の情報は、必ず
しもすべてが異なる情報になっている必要はない。たと
えば、ブロックa01宛の広告情報Ia01−1とブロ
ックa02宛の広告情報Ia02−1とは互いに異なる
情報であるが、ブロックa01宛のニュースIa01−
2とブロックa02宛の広告情報Ia02−2とは同一
の情報である、というような設定も可能であるし、更
に、天気予報に関しては、全ブロックa01〜a25に
ついて全く同じ情報を用意する、というような設定も可
能である。
【0028】一方、移動局M01については、図5の下
方に示されているとおり、情報受信手段1、位置認識手
段2、現在地ブロック特定手段3、情報提示手段4が用
意されている。もちろん、移動局M01内には、この他
に、通常の電話通信を行うための構成要素が組み込まれ
ているが、ここでは説明は省略する。
【0029】情報受信手段1は、基地局110から送信
されてきたブロック位置情報(図6)および個々のブロ
ック宛情報(図7)を受信する構成要素である。ここに
示す実施形態の場合、セル領域Aのいずれかのブロック
内に存在する移動局M01は、図6に示されているブロ
ック位置情報と、図7に示されているすべてのブロック
宛情報とを受信する機能を有しており、受信したブロッ
ク位置情報は現在地ブロック特定手段3へと与えられ、
受信した複数のブロック宛情報は情報提示手段4へと与
えられる。
【0030】位置認識手段2は、現在地の地理的位置を
認識する手段である。すなわち、移動局M01の現在の
地理的位置を示す情報が得られれば、位置認識手段2と
してはどのような手段を用いてもかまわない。現在、商
業的に実用可能な位置認識手段2としては、GPS(Gl
obal Positioning System )が一般に利用されており、
ここに示す実施形態においても、GPSを位置認識手段
2として用いている。移動局M01として携帯電話機を
利用する場合には、この携帯電話機にGPSを内蔵させ
ておくか、あるいは、GPSを外部から接続して利用で
きるようにしておけばよい。また、移動局M01として
自動車の車載用電話機を利用する場合には、当該自動車
に装備されているGPSを流用するようにすればよい。
この位置認識手段2によって認識された現在地の地理的
位置の情報は、現在地ブロック特定手段3に与えられ
る。GPSを位置認識手段2として用いた場合には、現
在地の緯度および経度の情報が現在地ブロック特定手段
3に与えられることになる。
【0031】現在地ブロック特定手段3は、位置認識手
段2によって認識された現在地の地理的位置と、情報受
信手段1によって受信されたブロック位置情報(図6)
と、を対比することにより、現在地が所属する現在地ブ
ロックを特定する機能を果たす。ここに示す実施形態の
場合、GPSによって構成される位置認識手段2から
は、現在地の緯度および経度の情報が与えられるので、
図6に示すようなブロック位置情報、すなわち、各ブロ
ックの境界線として機能する経線および緯線についての
緯度および経度のデータを参照することにより、現在地
ブロックを特定することができる。たとえば、図5に示
す例の場合、移動局M01の現在地がGPSによって、
東経e2〜e3,北緯n4〜n5の範囲内にあることが
認識されるので、現在地ブロック特定手段3は、ブロッ
クa17を現在地ブロックとして特定することになる。
こうして特定された現在地ブロックは、情報提示手段4
へと与えられる。
【0032】情報提示手段4は、情報受信手段1が受信
した多数のブロック宛情報の中から、現在地ブロックに
対応するブロック宛情報を取捨選択し、これを提示する
機能を有する。上述の例の場合、現在地ブロックはブロ
ックa17であるから、図7に示す多数のブロック宛情
報の中から、ブロックa17宛ての情報(Ia17で始
まる情報)のみを選択し、これを表示する機能を果たす
ことになる。移動局M01が液晶ディスプレイ付きの携
帯電話機の場合、選択されたブロックa17宛ての情報
のみが、この液晶ディスプレイ上に表示されることにな
る。なお、実用上は、ブロックa17宛ての情報のタイ
トルのみをリストとして表示した上で、このリストの中
からユーザに閲覧希望となる情報を選択させる操作を行
わせ、ユーザが閲覧希望した情報のみの内容を提示する
ようにするのが好ましい。
【0033】結局、ここで述べた基本的な実施形態の場
合、情報受信手段1は、現在地を包含するセル領域Aが
割り当てられた基地局110から送信されてきた複数の
ブロック宛情報(図7)をすべて受信するものの、情報
提示手段4によって、受信した複数のブロック宛情報の
中から、現在地ブロックa17に対応したブロック宛情
報のみが抽出して提示されることになる。したがって、
移動局M01内には、とりあえず図7に示されているす
べてのブロック宛情報(別言すれば、25個のブロック
a01〜a25のすべてに宛てられた情報)が蓄積され
ることになるが、実際にユーザに提示されるのは、その
うちの現在地ブロックa17に宛てた情報のみというこ
とになる。このため、ユーザから見れば、あたかも現在
地に相当するブロックa17に宛てられた情報のみが受
信されたように見える。したがって、個々のブロック内
のスーパーマーケットのバーゲン情報のように、極めて
細分化された地区に特化した広告情報などを提供するよ
うにした場合でも、ブロックa17内にいるユーザに対
しては、ブロックa17内のスーパーマーケットのバー
ゲン情報のみが提示されることになり、その他のブロッ
ク内のスーパーマーケットに関する不要な情報が提示さ
れることはない。
【0034】<<< §4. 種々の変形例 >>>こ
れまで、本発明を基本的な実施形態に基いて説明した
が、ここでは、いくつかの変形例を述べておく。
【0035】(1) 近傍ブロック宛ての情報提示 上述した基本的実施形態では、情報提示手段4は、現在
地ブロック宛の情報のみを選択的に提示する処理を行っ
ているが、本発明を実施する上では、ユーザへの提示対
象となる情報は、必ずしも現在地ブロック(現在、移動
局が存在する1ブロック)宛ての情報のみに限定する必
要はなく、その近傍のブロック宛の情報も併せて提示す
るようにしてもかまわない。すなわち、情報受信手段1
が受信した複数のブロック宛情報の中から、現在地ブロ
ックおよびその近傍ブロックに対応したブロック宛情報
のみを抽出して提示する機能を情報提示手段4にもたせ
ておけば、ユーザには、現在地ブロックを含む複数ブロ
ック宛の情報を提示することができる。たとえば、情報
提示手段4に対して、現在地ブロックを中心とした合計
9ブロック宛ての情報を提示させるような設定をしてお
けば、ブロックa17内に存在する移動局M01につい
ては、図8にハッチングを施した9ブロックに宛てられ
た情報が提示されることになる。もちろん、このような
設定を行った場合であっても、図9に示すように、移動
局M01がブロックa21内に存在する場合には、ハッ
チングを施した4ブロックに宛てられた情報のみが提示
されることになり、隣接する別なセル領域に所属するブ
ロック宛ての情報(当然、そのような情報は基地局11
0からは送信されていない)が提示されることはない。
【0036】(2) 移動方向を考慮した近傍ブロックの
決定 前述した変形例では、たとえば、現在地ブロックの周囲
に位置する8ブロックを近傍ブロックとし、この近傍ブ
ロック宛の情報までも提示対象に組み込むという手法を
採っているが、この手法では、近傍ブロックを静的に決
定していると言うことができる。これに対して、近傍ブ
ロックの決定を動的に行うことも可能である。たとえ
ば、図10に示すように、移動局M01が図の上方(北
方向)へと移動している場合、現在地ブロックa17の
両脇に隣接するブロックa16,a18(移動方向に対
して直交する方向に隣接する2つのブロック)と、移動
方向前方に位置する3ブロックa11〜a13と、の合
計5ブロックを近傍ブロックとして決定し、現在地ブロ
ックa17を含めた合計6ブロック(図10にハッチン
グを施して示す)宛ての情報のみを抽出して提示する、
という手法は極めて有効である。なぜなら、移動局M0
1を携帯しているユーザは、図の上方へと移動中であ
り、その目的地は移動方向である上方に隣接するブロッ
ク内に含まれている可能性が高く、逆に、下方に隣接す
るブロック内に含まれている可能性は低いためである。
これは、たとえば、携帯電話を所持しているユーザが、
南から北方向へ向かう車や電車に乗車している状況を考
えれば、その合理性が理解できよう。ユーザが北方向へ
移動していれば、南方向の情報を提示する必要性は極め
て低いと考えられる。
【0037】このように、移動方向を考慮した近傍ブロ
ックの決定を行うためには、図11に示す例のように、
移動局M01内に、更に、移動方向推測手段5を設けて
おくようにすればよい。この移動方向推測手段5は、位
置認識手段2によって認識された現在地の地理的位置の
経時的な変化に基いて、自己の移動方向を推測する機能
をもった手段である。この移動方向推測手段5によって
推測された移動方向を、情報提示手段4に与えるように
しておき、情報提示手段4が、この推測された移動方向
に基いて提示対象となる近傍ブロックの決定を行うよう
にすれば、移動方向を考慮した動的な決定が可能にな
る。
【0038】(3) ブロック宛情報の選択的な受信 図5に示す基本的な実施形態に係る移動局M01では、
情報受信手段1は、基地局110から送信されてくる図
7に示すような複数のブロック宛情報をすべて受信する
ことになる。しかしながら、提示対象にはならない不要
なブロック宛情報までも受信することは、通信資源を無
駄に利用していることになり、また、移動局内のメモリ
資源の無駄使いにもなる。そこで、この情報受信手段1
による受信時に、提示対象となる特定のブロック宛情報
のみを選択的に受信するようにしてもかまわない。この
場合は、移動局M01は、図12に示すような構成を採
ればよい。この図12に示すブロック構成は、図5に示
すブロック構成と同様であるが、各ブロックの機能およ
び情報の流れが若干異なってくる。すなわち、図12に
示す変形例では、情報受信手段1は、基地局110か
ら、図6に示すようなブロック位置情報を受信する第1
の受信処理と、この受信したブロック位置情報に基いて
特定された現在地ブロック(および必要な場合には、そ
の近傍ブロック)に対応するブロック宛情報を選択的に
受信する第2の受信処理と、を行う機能を有している。
情報受信手段1は、まず、上述した第1の受信処理を実
行することにより、図6に示すようなブロック位置情報
を受信し、これを現在地ブロック特定手段3へ与える。
現在地ブロック特定手段3は、位置認識手段2から与え
られた現在地の地理的位置と、情報受信手段1から与え
られたブロック位置情報とに基いて、現在地ブロックを
特定し、これを情報受信手段1へと伝える。情報受信手
段1は、これを受けて、第2の受信処理を実行し、現在
地ブロック(および必要な場合には、その近傍ブロッ
ク)に対応するブロック宛情報を選択的に受信し、受信
した現在地ブロック宛情報(および必要な場合には、そ
の近傍ブロック宛情報)を情報提示手段4へと与える。
情報提示手段4は、この与えられた情報をそのまま提示
する処理を行えばよい。
【0039】なお、このようにブロック宛情報の選択的
な受信を行う変形例に、上述の変形例(2) で述べた移動
方向を考慮した近傍ブロックの決定手法を組み合わせる
場合には、移動局M01は、図13に示すような構成を
採ればよい。この図13に示すブロック構成は、図11
に示すブロック構成と同様であるが、各ブロックの機能
および情報の流れが若干異なってくる。すなわち、図1
3に示す変形例では、情報受信手段1は、基地局110
から、図6に示すようなブロック位置情報を受信する第
1の受信処理と、この受信したブロック位置情報に基い
て特定された現在地ブロックおよびその近傍ブロックに
対応するブロック宛情報を選択的に受信する第2の受信
処理と、を行う機能を有している。情報受信手段1は、
まず、上述した第1の受信処理を実行することにより、
図6に示すようなブロック位置情報を受信し、これを現
在地ブロック特定手段3へ与える。現在地ブロック特定
手段3は、位置認識手段2から与えられた現在地の地理
的位置と、情報受信手段1から与えられたブロック位置
情報とに基いて、現在地ブロックを特定し、これを情報
受信手段1へと伝える。また、位置認識手段2が認識し
た現在地の地理的位置の情報は、移動方向推測手段5に
も与えられ、移動方向の推測が行われる。ここで推測さ
れた移動方向は、情報受信手段1へ与えられる。情報受
信手段1は、現在地ブロックを示す情報と移動方向を示
す情報とに基いて、第2の受信処理を実行する。すなわ
ち、上述の変形例(2) で述べた方法により、現在地ブロ
ックに対する近傍ブロックの動的決定を行った後、現在
地ブロックおよびその近傍ブロックに対応するブロック
宛情報を選択的に受信し、受信した各ブロック宛情報を
情報提示手段4へと与える。情報提示手段4は、この与
えられた情報をそのまま提示する処理を行えばよい。
【0040】(4) その他の変形例 以上、本発明を基本的な実施形態およびいくつかの変形
例について説明したが、本発明はこれらの例に限定され
るものではなく、この他にも種々の形態で実施可能であ
る。たとえば、上述の例では、セル領域を9個あるいは
25個のブロックに分割する例を述べたが、セル領域の
分割数は任意に設定することが可能であり、また、個々
のセル領域ごとに異なる数のブロックに分割することも
可能である。更に、ブロック分割は、必ずしも経線と緯
線とを境界として行う必要はなく、また、必ずしも矩形
の格子状に行う必要はない。たとえば、同心円を境界線
とするような分割方法を採ることも可能である。もちろ
ん、個々のセル領域ごとに、ブロック分割の方法を変え
るようにしてもかまわない。どのようなブロック分割の
方法を採ったとしても、ブロック位置情報として、個々
のブロックの地理的な位置が特定可能な情報を用意して
おけば、移動局側において、個々のブロックの地理的位
置を把握することが可能である。また、ブロック位置情
報としては、必ずしも経線および緯線の経度および緯度
を示すデータを用いる必要はなく、たとえば、同心円を
境界線とするような分割方法を採った場合には、同心円
の中心位置となる緯度および経度情報と、各同心円の半
径に相当する距離情報と、をブロック位置情報として用
いるようなことも可能である。なお、上述の実施形態で
は、携帯電話を移動局として用いる例を述べたが、本発
明における移動局は携帯電話のみに限定されるものでは
なく、たとえば、PHS、PDA、その他通信機能を備
えたパソコンなど、種々の機器を移動局として用いるこ
とが可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る移動体通信網
を利用した情報提供システムによれば、セル領域に比べ
てより細分化された地区に特化した情報を、当該地区内
の移動局に対して選択的に提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を含む一般的な移動体通信網を利用した
情報提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す情報提供システムにおいて、各業者
によって用意された提供対象情報の一例を示す図であ
る。
【図3】本発明に係る情報提供システムにおけるセル領
域のブロック分割の態様の一例を示す図である。
【図4】図3に示す各ブロック宛に用意された提供情報
の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る情報提供システムにおいて、特定
のセル領域A内に設けられた基地局110と、当該セル
領域A内に存在する移動局M01との構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】図5に示す基地局110から送信されるブロッ
ク位置情報の一例を示す図である。
【図7】図5に示す基地局110から送信される各ブロ
ック宛情報の一例を示す図である。
【図8】移動局M01に対して、現在地ブロックおよび
その近傍ブロック(ハッチングを施した部分)宛ての情
報を提供する第1の例を示す図である。
【図9】移動局M01に対して、現在地ブロックおよび
その近傍ブロック(ハッチングを施した部分)宛ての情
報を提供する第2の例を示す図である。
【図10】移動局M01に対して、現在地ブロックおよ
び移動方向を考慮して決定した近傍ブロック(ハッチン
グを施した部分)宛ての情報を提供する例を示す図であ
る。
【図11】移動方向を考慮して近傍ブロックの決定を行
う変形例における移動局M01の構成を示すブロック図
である。
【図12】提示対象となる特定のブロック宛情報のみを
選択的に受信する変形例における移動局M01の構成を
示すブロック図である。
【図13】移動方向を考慮して近傍ブロックの決定を行
い、かつ、提示対象となる特定のブロック宛情報のみを
選択的に受信する変形例における移動局M01の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1…情報受信手段 2…位置認識手段(GPS) 3…現在地ブロック特定手段 4…情報提示手段 5…移動方向推測手段 100,200…交換局 110,120,210,220…基地局 111…情報送信手段 300…制御局 310,320,330…コンテンツサーバ A,B,C,D…セル領域 a01〜a25…セル領域Aを分割して形成されるブロ
ック e1〜e6…経度値(東経) IA−1〜ID−3…特定のセル宛情報 Ia01−1〜Ia25−3…特定のブロック宛情報 M01〜M04…移動局(携帯電話機) n1〜n6…緯度値(北緯)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ所定のセル領域が割り当てられ
    た複数の基地局と、各セル領域間を移動可能な複数の移
    動局と、を備え、基地局と当該基地局に割り当てられた
    セル領域内に存在する移動局との間で通信を行う機能を
    もった移動体通信網を利用して、基地局から移動局に対
    して情報提供を行うシステムであって、 各基地局は、自己に割り当てられたセル領域を分割する
    ことにより得られる複数のブロックについての地理的位
    置を示すブロック位置情報と、これら個々のブロックに
    対応して用意されたブロック宛情報と、を送信する情報
    送信手段を備えており、 各移動局は、基地局から送信されてきた前記ブロック位
    置情報および前記ブロック宛情報を受信する情報受信手
    段と、現在地の地理的位置を認識する位置認識手段と、
    前記地理的位置と前記ブロック位置情報とを対比するこ
    とにより現在地が所属する現在地ブロックを特定する現
    在地ブロック特定手段と、前記現在地ブロックに対応す
    るブロック宛情報を提示する情報提示手段と、を備えて
    いることを特徴とする移動体通信網を利用した情報提供
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報提供システムにお
    いて、 情報受信手段が、現在地を包含するセル領域が割り当て
    られた基地局から送信されてきた複数のブロック宛情報
    をすべて受信する機能を有し、 情報提示手段が、受信した複数のブロック宛情報の中か
    ら、現在地ブロックに対応したブロック宛情報のみを抽
    出して提示する機能を有することを特徴とする移動体通
    信網を利用した情報提供システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報提供システムにお
    いて、 情報受信手段が、現在地を包含するセル領域が割り当て
    られた基地局から送信されてきた複数のブロック宛情報
    をすべて受信する機能を有し、 情報提示手段が、受信した複数のブロック宛情報の中か
    ら、現在地ブロックおよびその近傍ブロックに対応した
    ブロック宛情報のみを抽出して提示する機能を有するこ
    とを特徴とする移動体通信網を利用した情報提供システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報提供システムにお
    いて、 各移動局が、位置認識手段によって認識された現在地の
    地理的位置の経時的な変化に基いて自己の移動方向を推
    測する移動方向推測手段を更に有し、 各移動局内の情報提示手段が、推測された前記移動方向
    に基いて提示対象となる近傍ブロックの決定を行う機能
    を有することを特徴とする移動体通信網を利用した情報
    提供システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の情報提供システムにお
    いて、 情報受信手段が、現在地を包含するセル領域が割り当て
    られた基地局から、ブロック位置情報を受信する第1の
    受信処理と、受信したブロック位置情報に基いて特定さ
    れた現在地ブロックに対応するブロック宛情報を選択的
    に受信する第2の受信処理と、を行う機能を有し、 情報提示手段が、前記第2の受信処理により選択的に受
    信したブロック宛情報を提示する機能を有することを特
    徴とする移動体通信網を利用した情報提供システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の情報提供システムにお
    いて、 情報受信手段が、現在地を包含するセル領域が割り当て
    られた基地局から、ブロック位置情報を受信する第1の
    受信処理と、受信したブロック位置情報に基いて特定さ
    れた現在地ブロックおよびその近傍ブロックに対応する
    ブロック宛情報を選択的に受信する第2の受信処理と、
    を行う機能を有し、 情報提示手段が、前記第2の受信処理により選択的に受
    信したブロック宛情報を提示する機能を有することを特
    徴とする移動体通信網を利用した情報提供システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の情報提供システムにお
    いて、 各移動局が、位置認識手段によって認識された現在地の
    地理的位置の経時的な変化に基いて自己の移動方向を推
    測する移動方向推測手段を更に有し、 各移動局内の情報受信手段が、推測された前記移動方向
    に基いて受信対象となる近傍ブロックの決定を行う機能
    を有することを特徴とする移動体通信網を利用した情報
    提供システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の情報提
    供システムにおいて、 位置認識手段が、GPSを利用して位置認識を行うこと
    を特徴とする移動体通信網を利用した情報提供システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の情報提
    供システムにおいて、 セル領域を経線および緯線によって分割し、ブロック位
    置情報として、ブロックの境界線として機能する経線お
    よび緯線についての経度および緯度のデータを用いるこ
    とを特徴とする移動体通信網を利用した情報提供システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに基地局とし
    て記載されている構成要素を備えることを特徴とする移
    動体通信網を利用した情報提供システム用の基地局。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれかに移動局とし
    て記載されている構成要素を備えることを特徴とする移
    動体通信網を利用した情報提供システム用の移動局。
  12. 【請求項12】 それぞれ所定のセル領域が割り当てら
    れた複数の基地局と、各セル領域間を移動可能な複数の
    移動局と、を備え、基地局と当該基地局に割り当てられ
    たセル領域内に存在する移動局との間で通信を行う機能
    をもった移動体通信網を利用して、基地局から移動局に
    対して情報提供を行う方法であって、 各基地局から、自己に割り当てられたセル領域を分割す
    ることにより得られる複数のブロックについての地理的
    位置を示すブロック位置情報と、これら個々のブロック
    に対応して用意された複数のブロック宛情報と、を送信
    し、 各移動局では、基地局から送信されてきた前記ブロック
    位置情報および前記ブロック宛情報を受信し、現在地の
    地理的位置と前記ブロック位置情報とを対比することに
    より現在地が所属する現在地ブロックを特定し、前記現
    在地ブロックに対応するブロック宛情報を提示するよう
    にしたことを特徴とする移動体通信網を利用した情報提
    供方法。
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