JP2017225003A - 携帯端末、プレゼンス情報管理システム及びプレゼンス情報管理プログラム - Google Patents

携帯端末、プレゼンス情報管理システム及びプレゼンス情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの在席状況等を表すプレゼンス情報を、より適切に生成等する。
【解決手段】携帯端末が、通信装置と通信することにより、前記通信装置と自携帯端末との間の距離を算出するための情報を検出する第1の検出手段と、自携帯端末が静止しているか否かを検出する第2の検出手段と、自携帯端末のユーザのプレゼンス情報を生成する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の検出手段が検出した情報に基づいて算出した前記通信装置と自携帯端末との間の距離が所定の距離以内であって、且つ、前記第2の検出手段が自携帯端末は静止していると検出したならば、前記ユーザが所定の位置にとどまっている旨を表すプレゼンス情報を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プレゼンス情報を生成等するための、携帯端末、プレゼンス情報管理システム及びプレゼンス情報管理プログラムに関する。
ユーザに無線通信可能な携帯端末を携帯させ、この携帯端末と、所定の場所に設置された無線アクセスポイントとが無線接続したかという情報に基づいて、ユーザが所定の場所にいるか否かを判定するという技術が存在する。
このような技術を利用する場合、例えば、ユーザの座席に無線アクセスポイントを設置しておくことにより、ユーザが自身の座席に在席しているか否かが判定できる。
また、ユーザの座席のみならず、更に会議室等にも無線アクセスポイントを設置することにより、すなわち、複数の場所に無線アクセスポイントを設置することにより、ユーザが在席しているか否かのみならず、ユーザが離席している場合に、ユーザが何処にいるのかということを検出することができる。つまり、ユーザの在席及び離席の確認のみならず、ユーザの現在位置を把握することができるという効果を奏する。
このような技術の一例であって、更に、無線アクセスポイントからの受信電波強度を考慮するという技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示の技術では、Bluetooth(登録商標)通信を行う複数の無線アクセスポイントを設置する。そして、ユーザが携帯する携帯端末が各アクセスポイントからの受信電波強度を算出し、算出した各アクセスポイントからの受信電波強度に基づいて、ユーザが自席に在席しているかという判定や、どのユーザが自席に在席しており、どのユーザが自席には在席していないか、といった判定を行うことを可能としている。
特開2012−38242号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術のように、在席状況等を、携帯端末と、無線アクセスポイント等の測位基準器との距離でのみ判定する場合には、誤検出のおそれがあった。
例えば、引用文献1の構成では、距離を無線電波強度の測定結果で判定しており、電波干渉による測定値揺らぎがあるような場合に、ユーザが在席していないにも関わらず、ユーザが在席していると誤検出してしまうような場合があった。
また、他にも測位基準器の近くをたまたま通りかかったような状態を、在席状態と誤検出することがあった。他にも、移動中にたまたま無線接続された測位基準器の設置されている場所に、ずっととどまっていると誤検出することがあった。
そこで、本発明は、ユーザの在席状況等を表すプレゼンス情報を、より適切に生成等することが可能な、携帯端末、プレゼンス情報管理システム及びプレゼンス情報管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、携帯端末であって、通信装置と通信することにより、前記通信装置と自携帯端末との間の距離を算出するための情報を検出する第1の検出手段と、自携帯端末が静止しているか否かを検出する第2の検出手段と、自携帯端末のユーザのプレゼンス情報を生成する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の検出手段が検出した情報に基づいて算出した前記通信装置と自携帯端末との間の距離が所定の距離以内であって、且つ、前記第2の検出手段が自携帯端末は静止していると検出したならば、前記ユーザが所定の位置にとどまっている旨を表すプレゼンス情報を生成することを特徴とする携帯端末が提供される。
本発明の第2の観点によれば、上記本発明の第1の観点により提供される携帯端末と、前記通信装置とを備えたプレゼンス情報管理システムであって、一つの前記通信装置と、複数の前記携帯端末とが前記通信を行うことを特徴とするプレゼンス情報管理システムが提供される。
本発明の第3の観点によれば、コンピュータを携帯端末として機能させるプレゼンス情報管理プログラムであって、通信装置と通信することにより、前記通信装置と自携帯端末との間の距離を算出するための情報を検出する第1の検出手段と、自携帯端末が静止しているか否かを検出する第2の検出手段と、自携帯端末のユーザのプレゼンス情報を生成する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の検出手段が検出した情報に基づいて算出した前記通信装置と自携帯端末との間の距離が所定の距離以内であって、且つ、前記第2の検出手段が自携帯端末は静止していると検出したならば、前記ユーザが所定の位置にとどまっている旨を表すプレゼンス情報を生成する携帯端末として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプレゼンス情報管理プログラムが提供される。
本発明によれば、ユーザの在席状況等を表すプレゼンス情報を、より適切に生成等することが可能となる。
本発明の各実施形態全体の基本的構成を示す図である。 本発明の各実施形態に含まれる各機器の機能ブロックを示す図である。 本発明の各実施形態におけるユーザの状態の判定方法について示す図である。 本発明の第1の実施形態における携帯端末の動作を表すフローチャートである。 本発明の各実施形態におけるプレゼンス情報管理サーバの動作を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における携帯端末の動作を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における携帯端末の動作を表すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における携帯端末の動作を表すフローチャートである。 本発明の各実施形態に適用可能な接続方法の例を表す図(1/2)である。 本発明の各実施形態に適用可能な接続方法の例を表す図(2/2)である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明をする。ここで、以下では、第1の実施形態、第2の実施形態、第3の実施形態及び第4実施形態の4つの実施形態に説明するので、前提としてこれら4つの実施形態それぞれの概略について説明をする。
まず、第1の実施形態は、携帯端末と測位基準器との距離に加えて、携帯端末の状態も考慮して在席情報等のプレゼンス情報を生成及び管理する実施形態である。ここで、携帯端末の状態とは、携帯端末が静止しているか否か、携帯端末の傾きや向きがどのようになっているか、といった状態のことである。
次に、第2の実施形態は、携帯端末が、プレゼンス情報が変化していなくても、定期的にプレゼンス情報をプレゼンス情報管理サーバに通知するという実施形態である。
更に、第3の実施形態は、プレゼンス情報として、単に退席中という状態と判定するのではなく、ユーザが退席中であって、且つ、自席の付近にいるのか否かも状態として判定する実施形態である。
更に、第4の実施形態は、各実施形態の特徴を組み合わせた実施形態である。以上が、各実施形態の概略である。
<第1の実施形態>
図1に示すように、第1の実施形態であるプレゼンス情報管理システム100は、測位基準器10、携帯端末20、プレゼンス情報管理サーバ30、複数のプレゼンス情報出力装置40、中継装置50−1、中継装置50−2及び複数の中継装置50を備える。なお、測位基準器10及び携帯端末20と、在席判定既定距離61及び在席判定既定エリア62との関係について説明をするため、図示の都合上図1には、測位基準器10及び携帯端末20を一つずつしか示していないが、測位基準器10及び携帯端末20をそれぞれ複数備えるようにしてもよい。
まず、プレゼンス情報管理システム100に含まれるこれら各機器の簡単な説明と、各機器の接続関係について説明をする。これら各機器の詳細な機能については、図2を参照して後述する。
プレゼンス情報管理システム100は、プレゼンス情報を生成及び管理すると共に、かかるプレゼンス情報をユーザに対して通知するシステムである。
測位基準器10は、ユーザの座席や、会議室等に設置される通信機器であり、後述の携帯端末20との間で無線通信を行う。無線通信は、任意の通信方式に準拠して行うことが可能であるが、本実施形態では、一例として、Bluetoothに準拠した通信を行うものとする。
携帯端末20は、ユーザが携帯して持ち運んで利用する端末であり、測位基準器10との間で、Bluetoothに準拠した通信を行う。そして、通信結果等に応じてプレゼンス情報を生成する。ここで、携帯端末20を携帯するユーザがプレゼンス情報の生成の対象とされるユーザである。また、携帯端末20は、後述の中継装置50−1を介して、後述のプレゼンス情報管理サーバ30とも通信を行う。具体的には、プレゼンス情報管理サーバ30に対して、携帯端末20自身が生成した携帯端末20のユーザのプレゼンス情報を送信する。
プレゼンス情報管理サーバ30は、プレゼンス情報を管理するサーバ装置であり、携帯端末20から受信したプレゼンス情報を管理する。仮に携帯端末20が複数台存在する場合には、かかる複数台に対応する複数のユーザのプレゼンス情報を管理する。また、プレゼンス情報管理サーバ30は、後述の中継装置50−2を介して各プレゼンス情報出力装置40とも通信を行う。具体的には、各プレゼンス情報出力装置40の要求に応じて、要求に対応するプレゼンス情報をプレゼンス情報出力装置40に対して送信する。なお、各中継装置50を介して行われる携帯端末20とプレゼンス情報管理サーバ30間の通信や、プレゼンス情報管理サーバ30と各プレゼンス情報出力装置40間の通信は、任意の通信方式に準拠して行うことができる。また、この通信における通信経路が有線通信であってもよく、無線通信であってもよく、有線及び無線の組み合わせであってもよい。
各プレゼンス情報出力装置40は、ユーザの操作に応じて又は所定の周期でプレゼンス情報管理サーバ30に対してプレゼンス要求を行う。この要求は、利用者IDにより特定される、特定のユーザのプレゼンス情報の要求であってもよく、全てのユーザのプレゼンス情報の要求であってもよい。そして、各プレゼンス情報出力装置40は要求に応じてプレゼンス情報管理サーバ30から送信されたプレゼンス情報を受信し、受信したプレゼンス情報をユーザに対して出力する。出力は、例えば各プレゼンス情報出力装置40が備えるディスプレイへの出力や、各プレゼンス情報出力装置40に接続されたプリンターからの紙媒体での出力により実現する。
次に、在席判定既定距離61及び在席判定既定エリア62について説明をする。在席判定既定距離61は、ユーザが在席しているか離席しているかを判定するための距離である。在席判定既定距離61は、予め定められ、携帯端末20に記憶される。測位基準器10を中心として、在席判定既定距離61を半径として特定される領域を在席判定既定エリア62とする。そして、在席判定既定エリア62に携帯端末20が在圏しているか否かということや、他の条件に応じてユーザが在席しているか離席しているかが判定される。他の条件については、携帯端末20の詳細な説明の際に後述する。在席判定既定距離61をどの程度の長さにするのかということは、本実施形態を実装する環境に応じて適切に設定する。例えば、通常の座席にユーザが在席しているかを判定するのであれば、在席判定既定距離61は2から3メートル程度に設定する。一方で、会議室の何れかの座席にユーザが在席しているかを判定するのであれば、在席判定既定距離61は、会議室の広さに応じた距離に設定する。
次に、図2を参照して、プレゼンス情報管理システム100に含まれる各機器について説明をする。なお、中継装置50−1及び中継装置50−2は、当業者にとってよく知られているルータ等の一般的な中継装置で実現可能であり、特に本実施形態特有の処理を行う訳ではないので、その詳細な説明を省略する。
図2に示すように、測位基準器10は、無線通信部11と測位基準器ID記憶部12を含む。無線通信部11は、携帯端末20と無線通信を行うための部分であり、上述したようにBluetoothに準拠した通信を行う。また、測位基準器ID記憶部12は、測位基準器10自身の一意識別子である測位基準器IDを記憶する部分である。
測位基準器10は、定期的に、ビーコンと呼ばれる信号を周囲の携帯端末20に対して送信している。このビーコンには、測位基準器10が記憶している測位基準器IDが含まれる。なお、測位基準器IDや、後述の携帯端末IDは、例えば測位基準器10や携帯端末20のMACアドレスにより実現する。
そして、本実施形態では、測位基準器10と携帯端末20との間で行われる通信とは、測位基準器10と携帯端末20との間でペアリングを行った上でデータを相互に送受信することのみを示すものではなく、測位基準器10が送信しているビーコンを携帯端末20が受信し、このビーコンに含まれる測位基準器IDを携帯端末20が受信することも含むものとする。
携帯端末20は、無線通信部21、電波強度検出部22、加速度検出部23、傾き及び向き検出部24及び端末制御部25を含む。
無線通信部21は、無線通信部11が送信する上述のビーコンを受信する。また、携帯端末20は後述のプレゼンス情報管理サーバ30との通信も行う。なお、測位基準器10と携帯端末20の通信は無線通信を想定しているが、携帯端末20とプレゼンス情報管理サーバ30の通信や、プレゼンス情報管理サーバ30とプレゼンス情報出力装置40の通信については、無線通信の場合も有線通信の場合もありえる。そのため、プレゼンス情報管理サーバ30とプレゼンス情報出力装置40の通信部については、無線通信部や有線通信部ではなく、単に通信部と記載する。
電波強度検出部22は、無線通信部21が受信したビーコンに基づいて、測位基準器10と携帯端末20との間の受信電波強度であるRSSI(Received Signal Strength Indication)を算出する。算出した受信電波強度は後述の端末制御部25に通知される。なお、このようにするのではなく、測位基準器10が携帯端末20との間の受信電波強度を検出するようにしてもよい。そして、ビーコンには、測位基準器10が記憶している測位基準器IDと、携帯端末20の一意識別子である携帯端末IDと、測位基準器10が検出したこの携帯端末IDに対応する携帯端末20との間の受信電波強度を含ませるようにしてもよい。そして、無線通信部21により受信したビーコンに含まれる、携帯端末20自身の携帯端末IDに対応する受信電波強度を端末制御部25に通知するようにしてもよい。
加速度検出部23は、携帯端末20の加速度を検出する部分である。加速度検出部23が検出した携帯端末20の加速度は端末制御部25に通知される。傾き及び向き検出部24は、携帯端末20の傾き及び携帯端末20の向きを検出する部分である。傾き及び向き検出部24が検出した携帯端末20の傾き及び携帯端末20の向きは端末制御部25に通知される。ここで、加速度検出部23及び傾き及び向き検出部24は、加速度センサ、ジャイロセンサ及び地磁気センサ等のセンサの何れか、もしくはこれらの組み合わせにより実現される。
端末制御部25は、携帯端末20全体を制御する部分である。端末制御部25は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置と、各種の制御用プログラムを格納したROM(Read Only Memory)やCPUがプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを格納するためのRAM(Random Access Memory)等の記憶装置とにより実現される。そして、端末制御部25では、CPUがROMから各種制御用プログラムを読み込み、読み込んだ制御用プログラムをRAMに展開させながら、これらの各種制御用プログラムに基づいた演算処理を行なう。そして、端末制御部25は、演算結果に基づいて携帯端末20内のハードウェアを制御することにより、携帯端末20の機能は実現される。つまり、携帯端末20は、ハードウェアとソフトウェアが協働することにより実現することができる。なお、後述のプレゼンス情報管理サーバ30も同様の制御部を備えており、プレゼンス情報管理サーバ30も、ハードウェアとソフトウェアが協働することにより実現することができる。また、測位基準器10やプレゼンス情報出力装置40についてもハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより実現することができる。
端末制御部25は、電波強度検出部22から通知された受信電波強度に基づいて、測位基準器10と携帯端末20の間の距離を算出する。なお、かかる距離の算出方法は、任意の方法を利用することができるが、例えば、特許文献1に記載の方法により算出することができる。そして、端末制御部25は算出した距離と、予め定められている在席判定既定距離61とを比較することにより、携帯端末20が在席判定既定エリア62内に位置しているか否かを判定することができる。
また、端末制御部25は、かかる、携帯端末20が在席判定既定エリア62内に位置しているか否かの判定結果と、加速度検出部23及び傾き及び向き検出部24により検出された携帯端末20の加速度、携帯端末20の傾き及び携帯端末20の向きに基づいて、携帯端末20のユーザの状態を検知する。
かかる携帯端末20のユーザの状態の検知の基準について、図3を参照して説明をする。図3には、図1に示した構成のうち、本説明に特に関係のある、測位基準器10、携帯端末20、在席判定既定距離61及び在席判定既定エリア62についてのみ示し、他の機器については図示を省略する。また、図3には、例として(A)から(D)の4つの状態を示す。
まず、(A)は、携帯端末20と測位基準器10の距離が在席判定既定距離61の距離を超えていることから、在席判定既定エリア62に進入していない場合である。この場合、携帯端末20のユーザの状態は「退席中」であると検知される。なぜならば、在席判定既定エリア62の外部にいることが分かるからである。なお、図中では(A)において、携帯端末20が非静止状態であるものとして図示しているが、仮に静止状態であったとしても、携帯端末20のユーザの状態は「退席中」であると検知される。つまり、携帯端末20と測位基準器10の距離が在席判定既定距離61の距離を超えている場合には、静止状態であるか非静止状態であるかに関係なく「退席中」であると検知される。
なお、携帯端末20が在席判定既定距離61の距離を超えているか否か、すなわち、携帯端末20が在席判定既定エリア62内に位置しているか否かは、受信電波強度に基づいて算出した距離が在席判定既定距離61以下であるか、それとも在席判定既定距離61を超えているかにより判定できる。また、携帯端末20が静止しているか(すなわち、動いていないか)、非静止であるか(すなわち、動いているか)は、加速度検出部23が検出した加速度により判定できる。具体的には、加速度の値がゼロ又はほぼゼロであれば携帯端末20が静止していると判定でき、加速度の値がほぼゼロよりも大きいのであれば携帯端末20が非静止であると判定できる。
次に、(B)は、(A)の場合から、携帯端末20を携帯するユーザが自席に近づいてきているような場合である。この場合、携帯端末20と測位基準器10の距離が在席判定既定距離61の距離内であり、携帯端末20は在席判定既定エリア62に進入しているが、携帯端末20が非静止である。この場合は、携帯端末20のユーザの状態は「退席中」であると検知される。なぜならば、非静止であり、ユーザは着席しておらず移動中であると分かるからである。
次に、(C)は、(B)の場合から、携帯端末20を携帯するユーザが自席に近づいて在席したが、携帯端末20の向きが水平下向きに置かれているような場合である。この場合、携帯端末20と測位基準器10の距離が在席判定既定距離61の距離内であり、携帯端末20は在席判定既定エリア62に進入しており、且つ、携帯端末20が非静止である。この場合、携帯端末20のユーザの状態は「在席中」であると検知される。なぜならば、在席判定既定エリア62のなかで非静止していることから、ユーザは移動中ではなく在席中あると分かるからである。
ここで、本実施形態では、更に、携帯端末20の向きも考慮して状態を検知する。本実施形態では、携帯端末20が水平下向きの場合には、ユーザが在席しているが、電話やメール、インスタントメッセージ等に対する応答は不可である状態と検知する。つまり、ユーザは、自身が電話やメール、インスタントメッセージ等に対する応答ができない場合には、特別な操作を行うことなく、単に携帯端末20を水平下向きに置くことにより、自身が電話やメール、インスタントメッセージ等に対する応答ができない状態であることを知らせることができる。
ここで、本実施形態では、ユーザに対して情報を表示する表示部と、ユーザからの操作を受け付ける操作受付部とを兼ねているタッチパネルが設けられている面が上向きか下向きかで判定をする。かかるタッチパネルが、鉛直方向に下向きであり、タッチパネルが地面に水平に置かれているのであれば、水平下向きであると判定する。一方で、かかるタッチパネルが、鉛直方向に上向きであり、タッチパネルが地面に水平に置かれているのであれば、水平上向きであると判定する。これらの傾き及び向きは、上述したように傾き及び向き検出部24が検出して、端末制御部25に通知する。
次に、(D)は、(B)の場合から、携帯端末20を携帯するユーザが自席に近づいて在席し、携帯端末20の向きが水平上向きに置かれているような場合である。この場合、携帯端末20と測位基準器10の距離が在席判定既定距離61の距離内であり、携帯端末20は在席判定既定エリア62に進入しており、且つ、携帯端末20が非静止である。この場合、携帯端末20のユーザの状態は「在席中」であると検知される。なぜならば、在席判定既定エリア62のなかで非静止していることから、ユーザは移動中ではなく在席中あると分かるからである。
ここで、本実施形態では、更に、携帯端末20の向きも考慮して状態を検知する。本実施形態では、携帯端末20が水平上向きの場合には、ユーザが在席しており、更に電話やメール、インスタントメッセージ等に対する応答が可能な状態と検知する。つまり、ユーザは、自身が電話やメール、インスタントメッセージ等に対する応答ができる場合には、特別な操作を行うことなく、単に携帯端末20を水平上向きに置くことにより、自身が電話やメール、インスタントメッセージ等に対する応答ができる状態であることを知らせることができる。
次に、(E)は、(B)の場合から、携帯端末20を携帯するユーザが自席に近づいて在席し、携帯端末20を自席に設置しているクレードルに置いて、携帯端末20の充電等を開始したような場合である。この場合、携帯端末20と測位基準器10の距離が在席判定既定距離61の距離内であり、携帯端末20は在席判定既定エリア62に進入しており、且つ、携帯端末20が非静止である。この場合、携帯端末20のユーザの状態は「在席中」であると検知される。なぜならば、在席判定既定エリア62のなかで非静止していることから、ユーザは移動中ではなく在席中あると分かるからである。
ここで、本実施形態では、更に、携帯端末20の向きも考慮して状態を検知する。本実施形態では、携帯端末20がクレードル使用時の傾きの場合には、ユーザが在席しており、更に電話やメール、インスタントメッセージ等に対する応答が可能な状態と検知する。つまり、ユーザは、自身が電話やメール、インスタントメッセージ等に対する応答ができる場合には、特別な操作を行うことなく、単に携帯端末20をクレードルに置くことにより、自身が電話やメール、インスタントメッセージ等に対する応答ができる状態であることを知らせることができる。
端末制御部25は、上述の(A)乃至(E)のようにして検知した携帯端末20のユーザの状態を検知した後、検知したユーザの状態を含めたプレゼンス情報を生成する。
具体的には、端末制御部25は、測位基準器10から受信した測位基準器IDと、携帯端末20を利用するユーザの一意識別子である利用者IDと、ユーザの携帯端末20を利用するユーザの状態とを含めた情報をプレゼンス情報として生成する。
そして、端末制御部25は、生成したプレゼンス情報を、無線通信部21から60−1を介してプレゼンス情報管理サーバ30に対して送信する。なお、利用者IDを送信するプレゼンス情報に含ませるのに代えて、携帯端末20自身の一意識別子である携帯端末IDを送信するプレゼンス情報に含ませるようにしてもよい。この場合、受信先であるプレゼンス情報管理サーバ30で、携帯端末IDとこれを利用するユーザの利用者IDとを紐付けたテーブルを用意しておく。そして、プレゼンス情報管理サーバ30が受信した携帯端末IDを検索キーとしてテーブルを検索することにより、対応する利用者IDを特定することができる。これは、一つの携帯端末20を複数のユーザが利用する場合に好適である。例えば、或る携帯端末20を、ユーザAが利用していたが、その後ユーザBが利用することになった場合にテーブルにおける紐付けを修正することにより対応することができるので好適である。
次に、図2を再度参照すると、プレゼンス情報管理サーバ30は、通信部31、プレゼンス情報記憶部32及びサーバ制御部33を備える。
通信部31は、携帯端末20や後述のプレゼンス情報出力装置40と通信を行う。なお、プレゼンス情報管理サーバ30と携帯端末20の通信や、プレゼンス情報管理サーバ30とプレゼンス情報出力装置40の通信は、無線通信の場合も有線通信の場合もありえるので、無線通信部や有線通信部ではなく、単に通信部と記載する。
プレゼンス情報記憶部32は、携帯端末20から受信したプレゼンス情報を記憶する部分である。どのように記憶されるのかについて特に限定はないが、少なくとも各ユーザについての最新のプレゼンス情報は記憶するようにする。また、最新のプレゼンス情報のみならず、過去のプレゼンス情報も履歴として記憶するようにしてもよい。この情報は、ユーザの移動履歴として利用することができる。このユーザの移動履歴を参照することにより、或るユーザが何れの時間に着席しており、何れの時間に離席しているか、ということや、何れの時間に何れの測位基準器10の近くに着席したかということを分析することが可能となる。
サーバ制御部33は、プレゼンス情報管理サーバ30全体を制御する部分であり、端末制御部25同様に演算処理部や記憶部等により実現される。サーバ制御部33は、携帯端末20から受信したプレゼンス情報を管理する。仮に携帯端末20が複数台存在する場合には、かかる複数台に対応する複数のユーザのプレゼンス情報を管理する。また、サーバ制御部33は、プレゼンス情報出力装置40の要求に応じて、要求に対応するプレゼンス情報をプレゼンス情報出力装置40に対して送信する。
プレゼンス情報出力装置40は、通信部41、プレゼンス情報要求部42及びプレゼンス情報出力部43を備える。
通信部41は、プレゼンス情報管理サーバ30と通信を行う部分である。なお、プレゼンス情報出力装置40とプレゼンス情報管理サーバ30の通信は、無線通信の場合も有線通信の場合もありえるので、無線通信部や有線通信部ではなく、単に通信部と記載する。
プレゼンス情報要求部42は、ユーザの操作に応じて又は所定の周期で通信部41を介してプレゼンス情報管理サーバ30に対してプレゼンス要求を行う。この要求は、利用者IDにより特定されるユーザのプレゼンス情報の要求であってもよく、全てのユーザのプレゼンス情報の要求であってもよい。そして、プレゼンス情報出力装置40は要求に応じてプレゼンス情報管理サーバ30から送信されたプレゼンス情報を受信する。
プレゼンス情報出力部43は、プレゼンス情報管理サーバ30から受信したプレゼンス情報を出力する部分である。プレゼンス情報出力部43は、受信したプレゼンス情報をユーザに対して出力する。出力は、例えばプレゼンス情報出力装置40が備えるディスプレイへの出力や、プレゼンス情報出力装置40に接続されたプリンターからの紙媒体での出力により実現する。
以上各機器の備える機能ブロックについて詳細に説明した。なお、説明した各機能ブロックは、本実施形態特有の動作に関連する部分であり、各機器は、説明した各機能ブロック以外にも、ユーザの操作を受け付ける部分や、ユーザに情報を表示するディスプレイや、電源部分等の一般的な機能ブロックを含んでいる
次に、図4及び図5のフローチャートを参照して本実施形態の動作について説明をする。
まず、図4を参照して携帯端末20の動作について説明をする。
携帯端末20は、近傍に測位基準器10が存在しないかを確認するために走査を行う(ステップS11)。具体的には、何れかの測位基準器10が送信したビーコンを受信しないかを確認する。
ここで、測位基準器10を検出しないのならば(ステップS12においてNo)、ユーザの状態が「退席中」であると考えられるのでステップS20に進む。
ステップS20では、ユーザの状態が「退席中」であると判定する。その後、ステップS24に進む。ステップS24以後の処理については、ステップS23までの説明を行った後に行う。
一方で、測位基準器10を検出したのならば、すなわち、ビーコンを受信したのならば(ステップS12においてYes)、ステップS13に進む。
ステップS13では、測位基準器10から送信されたビーコンに含まれる測位基準器IDを受信する。次に、測位基準器10から送信されたビーコンの受信電波強度に基づいて、携帯端末20自身と測位基準器10との間の距離を算出する(ステップS14)。
次に、ステップS14で算出した距離が規定値以内であるか判定をする(ステップS15)。ここで、規定値とは在席判定既定距離61の長さの値に相当する。規定値を超えたならば(ステップS15においてNo)、ユーザの状態が「退席中」であると考えられるのでステップS20に進む。ステップS20の処理は上述した通りである。
一方で、規定値以内であれば(ステップS15においてYes)、携帯端末20を利用しているユーザは、在席判定既定エリア62に在圏していると考えられるが、更なる判定を行うためにステップS16に進む。
ステップS16では、携帯端末20の加速度を検出する。そして、検出した加速度に基づいて携帯端末20が静止しているか否かを判定する(ステップS17)。ここで、携帯端末20が非静止ならば、すなわち、携帯端末20が動いているのならば(ステップS17においてNo)、ユーザの状態が「退席中」であると考えられるのでステップS20に進む。ステップS20の処理は上述した通りである。
一方で、携帯端末20が静止ならば、すなわち、携帯端末20が動いていないのであれば(ステップS15においてYes)、携帯端末20を利用しているユーザは、在席していると考えられるが、更なる判定を行うためにステップS18に進む。
ステップS18では、携帯端末20の傾き及び向きを検出する。そして、携帯端末20が水平下向きであるかを判定する(ステップS19)。携帯端末20が水平下向きであるならば(ステップS19においてYes)、ユーザの状態が「在席−応答不可」と考えられるため、ステップS21に進む。そして、ステップS21では、ユーザの状態が「在席−応答不可」であると判定する。その後、ステップS24に進む。ステップS24以後の処理については、ステップS23までの説明を行った後に行う。
一方で、携帯端末20が水平下向き以外ならば、ユーザの状態が「在席−応答可」と考えられるため、ステップS23に進む。そして、ステップS23では、ユーザの状態が「在席−応答可」であると判定する。その後、ステップS24に進む。なお、水平下向き以外とは、例えば、携帯端末20が水平上向きの場合や、携帯端末20がクレードル使用時の傾きの場合や、その他水平下向以外の場合である。
次に、ステップS24以降の処理について説明をする。ステップS24では、ステップS20、ステップS21及びステップS22の何れかで判定した、ユーザの最新の状態を、前回の処理時のステップS24において既に通知済みであるかを判定する。
通知済みである場合は(ステップS23においてYes)、ステップS11に戻って再度処理を繰り返す。例えば、前回の処理時のステップS24においてユーザの状態「退席中」を通知済みであり、今回の処理時のステップS20で判定した、ユーザの最新の状態も「退席中」であった場合に(ステップS23においてYes)となり、再度の通知を行うことなくステップS11に戻って再度処理を繰り返す。
一方で、未通知の場合は(ステップS23においてNo)、ステップS24に進む。例えば、前回の処理時のステップS24においてユーザの状態「退席中」を通知済みであるが、今回の処理時のステップS22で判定した、ユーザの最新の状態が「在席-応答可」であったような場合に(ステップS23においてNo)となり、ステップS24に進む。
ステップS24では、プレゼンス情報を生成して、生成したプレゼンス情報をプレゼンス情報管理サーバ30に通知する。上述したように、プレゼンス情報には、測位基準器10から受信した測位基準器IDと、携帯端末20を利用するユーザの一意識別子である利用者IDと、ユーザの携帯端末20を利用するユーザの状態とを含める。
ステップS24の通知後は、ステップS11に戻って再度処理を繰り返す。
以上説明した各処理により、携帯端末20はユーザの最新の状態を含んだプレゼンス情報をプレゼンス情報管理サーバ30に通知することが可能となる。
次に、図5を参照してプレゼンス情報管理サーバ30の処理について説明をする。
まず、プレゼンス情報出力装置40からプレゼンス情報を要求されたか否かを判定する。要求がないのであれば(ステップS31においてNo)、ステップS33に進む。
一方で、要求がなされたのであれば、ステップS32に進む。そして、ステップS32では、プレゼンス情報出力装置40に対してプレゼンス情報を要求された利用者IDに対応するユーザの状態を通知する。例えば、プレゼンス情報出力装置40から、ユーザAの利用者IDと共に、このユーザAの状態を要求されたのであれば、ユーザAの利用者IDに対応するプレゼンス情報に含まれているユーザAの状態を通知する。
なお、このようにユーザの状態を通知するのみでもよいが、例えばユーザが在席しているならば、ユーザが在席しているのが何れの場所であるのかという情報も通知することが好ましい。そのために、プレゼンス情報管理サーバ30は、測位基準器IDと、この測位基準器IDに対応する測位基準器が何れの場所に設置されているのかという情報を紐付けて記憶しておく。
そして、プレゼンス情報に含まれる測位基準器IDに対応している測位基準器が設置されている場所を特定する。また、特定した設置場所もプレゼンス情報出力装置40に通知するようにする。また、プレゼンス情報出力装置40が通知された設置場所をユーザに対して出力する。
これにより、プレゼンス情報出力装置40を利用するユーザは、プレゼンス情報の要求対象としたユーザが在席しているのか否か、応答可能であるか否か、在席しているのであればどの場所に在席しているのか、という各種の情報をプレゼンス情報として参照することができる。例えば、ユーザが在席しているとして、そこがユーザの自席なのか、それとも会議室なのか、ということも把握できる。また、プレゼンス情報を参照したユーザがより明確に把握できるように、地図上にこれらの情報を表示するようにしてもよい。例えば、プレゼンス情報出力装置40が地図情報と、各測位基準器10の設置場所とを紐付けた情報を記憶しておく。そして、ステップS32にて通知されるプレゼンス情報に含まれる測位基準器IDに対応している測位基準器10の設置場所を地図上に表示するようにするとよい。
また、この場合に、ステップS32にて通知されるプレゼンス情報に含まれる測位基準器IDに対応している測位基準器10の設置場所(すなわち、ユーザが在席している場所)のみならず、設置されている全ての測位基準器10の設置場所を地図上に表示するようにしてもよい。そして、ステップS32にて通知されるプレゼンス情報に含まれる測位基準器IDに対応している測位基準器10の設置場所と、他の測位基準器10の設置場所とを区別可能に表示するとよい。例えば、異なるアイコンで表示するようにしたり、アイコンの色を異ならせたりするようにするとよい。
更に、ユーザが在席している場所が、ユーザの自席ではなく例えば会議室であるような場合には、この会議室に設置されている測位基準器10の設置場所と、このユーザの自席に設置されている測位基準器10の設置場所との双方を地図上に表示するようにしてもよい。更に、地図情報に各測位基準器10の設置場所の名前(例えば、「第1会議室」等)を含ませておき、かかる場所の名前も併せて表示するようにしてもよい。地図情報は、プレゼンス情報出力装置40が記憶するのではなく、プレゼンス情報管理サーバ30が記憶しておき、ステップS32にて通知されるプレゼンス情報に地図情報を含ませるようにしてもよい。
測位基準器IDと、この測位基準器IDに対応する測位基準器が何れの場所に設置されているのかという情報は、測位基準器10を設置する際にプレゼンス情報管理サーバ30に登録して記憶させるようにするとよい。また、この情報は、プレゼンス情報管理サーバ30が記憶していてもよいが、携帯端末20又はプレゼンス情報出力装置40が記憶していてもよい。仮に携帯端末20が記憶するのならば、携帯端末20がステップS13において取得した測位基準器IDに対応する測位基準器10の設置場所を特定する。そして、ステップS24において測位基準器IDをプレゼンス情報管理サーバ30に送信するのではなく、測位基準器10の設置場所を送信する。そして、プレゼンス情報管理サーバ30がこの設置場所をプレゼンス情報出力装置40に通知する。また、仮にプレゼンス情報出力装置40が記憶するのならば、プレゼンス情報管理サーバ30がステップS32において測位基準器IDをプレゼンス情報出力装置40に通知する。そして、プレゼンス情報出力装置40が通知された測位基準器IDに対応する測位基準器10の設置場所を特定する。
次に、携帯端末20からプレゼンス情報の通知があったかを判定する(ステップS33)。通知がなかったのであれば(ステップS33においてNo)、ステップS31に戻って処理を繰り返す。
一方で、通知があったならば(ステップS33においてYes)、ステップS34に進む。そして、ステップS34では、通知された利用者IDのユーザの状態を、利用者IDと紐付けて記憶する。この場合に、上述したように測位基準器の設置場所を通知するために、通知されたプレゼンス情報に含まれる測位基準器IDも更に紐付けて記憶するとよい。
以上説明した本実施形態では、携帯端末20のユーザの状態を測位基準器10と携帯端末20の間の距離のみならず、携帯端末20の傾きや向き、或いは静止しているか否か等を考慮してプレゼンス情報を生成する。そして、生成したプレゼンス情報をユーザに対して出力する。従って、ユーザの在席状況等を表すプレゼンス情報を、より適切に生成等することが可能となるという有利な効果を奏する。これにより、解決するべき課題を解決することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明をする。なお、実施形態の説明の冒頭で述べたように、第2の実施形態は、携帯端末20が、プレゼンス情報が変化していなくても、定期的にプレゼンス情報をプレゼンス情報管理サーバ30に通知するという実施形態である。以下では、この本実施形態の特徴について詳細に説明をする。一方で、以下の説明において、第1の実施形態と一致する部分については、重複する説明を避けるために、説明を省略する。例えば、第2の実施形態の各機器の配置や、各機器の備える機能ブロックは、第1の実施形態と同じであるので、この点についての説明は省略する。
次に、図6を参照して、本実施形態特有の処理について説明を行う。ここで、図4と同様の番号のステップについては、第1の実施形態と同じであるので、この点についての説明も省略する。
本実施形態では、ステップS20、ステップS21及びステップS22の何れかを実行後、ステップS23に進む前にステップS41を行う。ステップS41では、以前の処理において最後に実行したステップS24にて、プレゼンス情報管理サーバ30に対してプレゼンス情報を送信してから所定時間が経過したか否かを判定する。
所定時間経過していないのであれば(ステップS41においてNo)、ステップS23に進む。そして、第1の実施形態同様に、今回の処理におけるステップS20、ステップS21及びステップS22の何れかで判定した、ユーザの状態が最新のものでなければ通知をせず、最新のものであれば通知をし、ステップS11に戻って再度処理を繰り返す。
一方で、所定時間経過しているのであれば(ステップS41においてYes)、ステップS23の判定を行うことなくステップS24に進み、今回の処理におけるステップS20、ステップS21及びステップS22の何れかで判定した、ユーザの状態を含んだプレゼンス情報をプレゼンス情報管理サーバ30に対して通知する。
このようにステップS41の判定を追加することにより、本実施形態では、プレゼンス情報が変化していなくても、定期的にプレゼンス情報をプレゼンス情報管理サーバ30に通知する。
これにより、プレゼンス情報管理サーバ30は、ユーザの最新の状態をより確実に把握することが可能となる。例えば、携帯端末20から長時間プレゼンス情報の通知がない場合に、長時間通知のない理由が、ユーザの状態が長時間変わっていないからであるのか、それとも携帯端末20の電源が遮断しているからなのか、携帯端末20との通信路に障害がおきているからなのか、ということはプレゼンス情報管理サーバ30では切り分けができない。
この点、長時間通知のない理由が、ユーザの状態が長時間変わっていないからであるならば問題は生じない。ユーザの状態は、最後に通知されたままであり、プレゼンス情報管理サーバ30が把握しているユーザの状態は正しいこととなるからである。しかしながら、仮に長時間通知のない理由が、携帯端末20の電源が遮断しているからであったり、携帯端末20との通信路に障害がおきているからであったりするならば、ユーザの状態が変化したとしてもその通知はなされないこととなり、プレゼンス情報管理サーバ30が把握しているユーザの状態は誤ったものとなる。
そこで、本実施形態では、プレゼンス情報が変化していなくても、定期的にプレゼンス情報をプレゼンス情報管理サーバ30に通知する。これにより、プレゼンス情報管理サーバ30は、長時間通知のない理由が、ユーザの状態が長時間変わっていないからであるのか、それともそれ以外の理由なのかを切り分けることができる。前者であれば、現在プレゼンス情報管理サーバ30が把握しているプレゼンス情報は正当なものであることが分かる。一方で、高所であり、例えば、定期的になされるはずの通知がなされないのであれば、携帯端末20の電源が遮断しているからであったり、携帯端末20との通信路に障害がおきているからであったりすることが分かる。そのため、このような場合には現在プレゼンス情報管理サーバ30が把握しているユーザの状態は正しくない可能性があることが分かる。
つまり、本実施形態によれば、より正確にユーザの状態を把握することが可能となる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明をする。なお、実施形態の説明の冒頭で述べたように、第3の実施形態は、プレゼンス情報においてとして、単に退席中という状態と判定するのではなく、ユーザが退席中であって、且つ、自席の付近にいるのか否かも状態として判定する実施形態である。以下では、この本実施形態の特徴について詳細に説明をする。一方で、以下の説明において、第1の実施形態や第2の実施形態と一致する部分については、重複する説明を避けるために、説明を省略する。例えば、第2の実施形態の各機器の配置や、各機器の備える機能ブロックは、第1の実施形態や第2の実施形態と同じであるので、この点についての説明は省略する。
次に、図7を参照して、本実施形態特有の処理について説明を行う。ここで、図4や図6と同様の番号のステップについては、第1の実施形態や第2の実施形態と同じであるので、この点についての説明も省略する。
本実施形態では、ステップS20に代えて、ステップS50−1及びステップS50−2が追加される。
まずステップS12においてNoの場合やステップS15においてNoの場合にステップS50−1に進む。そして、ステップS50−1では、ユーザが退席中であって席の付近にもいないと判定する。すなわち、「退席中-付近におらず」と判定する。なぜならば、ステップS12やステップS15の判定においてユーザは在席判定既定エリア62に在圏していないと分かるからである。
一方で、ステップS17においてNoの場合にはステップS50−2に進む。そして、ステップS50−2では、ユーザが退席中であるが席の付近にはおり、付近を移動中であると判定する。すなわち、「退席中-付近移動中」と判定する。なぜならば、ステップS12やステップS15の判定においてユーザは在席判定既定エリア62に在圏している、すなわち、ユーザは付近にいると分かり、ステップS17の判定において携帯端末20は静止ではない、すなわち、ユーザは移動中であると分かるからである。
以上説明した、本実施形態では、単に退席しているということのみならず、退席していて付近にもいないということや、退席しているが付近にはいる、ということをプレゼンス情報に含ませることができる。
つまり、本実施形態によれば、より正確にユーザの状態を把握することが可能となる。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態について説明をする。なお、実施形態の説明の冒頭で述べたように、第4の実施形態は、第2の実施形態と第3の実施形態とを組み合わせた実施形態である。従って、基本的な内容は、既に説明済みであるので、重複する説明は省略する。
第4の実施形態では、具体的には、図8に示すようにステップS41の処理が追加されると共に、ステップS20に代えて、ステップS50−1及びステップS50−2が追加される。
これらの各ステップでの処理の内容及び、これらの各ステップでの処理を行うことの効果については、第2の実施形態及び第3の実施形態と同様である。
そのため、本実施形態では、第1の実施形態の効果に加えて、第2の実施形態及び第3の実施形態それぞれの効果も奏する。
以上、4つの実施形態について説明した。次に、これら各実施形態のそれぞれにおいて適用できる、測位基準器10と携帯端末20の配置及び通信接続方法について、図9及び図測位基準器10を参照して説明をする。
まず、図9の上段に「P2P型」の通信接続を示す。本例では、所定の場所に測位基準器10を設置して、測位基準器10と携帯端末20とが一対一で直接通信を行う。このようにした場合、例えば所定の場所を或るユーザの自席とすれば、この或るユーザが自席に在席しているか否か等を判定することができる。つまり、或るユーザが在席状況確認の用途に用いることができる。
本例を実現するためには、1つの机に1つの測位基準器10を設置する。そして、或るユーザの自席に設置された測位基準器10と、この或るユーザ以外のユーザの携帯端末20が通信を行ってしまうことがないように、予めペアリング等の手段を行い、他のユーザの携帯端末20とは通信を行うことがないようにしておけばよい。また、どの測位基準器10が、どのユーザの机に設置されているかを、予めプレゼンス情報管理サーバ30等に登録しておけばよい。
次に、図9の下段に「スター型」の通信接続を示す。本例では、会議室等の所定の場所に一つの測位基準器10を設置して、この一つの測位基準器10と複数の携帯端末20とが通信を行う。つまり、上述のP2P型は測位基準器10を自席の周辺に1対1で1つ設置するのに対し、本例は複数人のグループに1つの測位基準器10を設置し複数人の在席状況を確認する例である。
本例を実現するためには、1つの会議室等の部屋に1つの測位基準器10を設置する。そして、会議室等を利用するグループのメンバーのそれぞれが、自身の利用する携帯端末20と測位基準器10との間で通信を行わせる。この点、過去に会議室内の測位基準器10を携帯端末20で使用した事がない場合は、受信した測位基準器10の一覧から、会議室に設置されている測位基準器10の測位基準器IDをユーザに選択させる。そして、携帯端末20を所定方向に置いた後に、携帯端末20がプレゼンス情報を在席状況として送信するようにすればよい。
一方で、過去に会議室の測位基準器10の使用履歴があるような場合には、自動的に測位基準器10と携帯端末20が接続するようにし、携帯端末20を所定方向に置いた後に、携帯端末20がプレゼンス情報を在席状況として送信するようにすればよい。
なお、どの測位基準器10が、どの会議室に設置されているかを、予めプレゼンス情報管理サーバ30等に登録しておけばよいが、会議を行う際に事後的に登録を行うようにしてもよい。例えば、測位基準器10と通信をした携帯端末20が測位基準器10の設置場所をプレゼンス情報管理サーバ30に通知するようにしてもよい。例えば、測位基準器10を複数の会議室の何れかで備品として利用される机やモニター等に内蔵する。そして、会議室Aで机やモニターを利用するときは、会議室Aを設置場所として通知し、会議室Bで机やモニターを利用するときは、会議室Bを設置場所として通知するようにするとよい。このようにすれば、測位基準器10を異なる場所で利用するような場合にも対応することが可能となる。
次に、図測位基準器10の上段に「フェンス型」の通信接続を示す。フェンス型は、例えば4つの測位基準器10により矩形状の在席判定既定エリア62を作成し、この在席判定既定エリア62に携帯端末20が進入したか否かを判定することができるようになる例である。
本例では、自分の席の在席状況確認を確認するためには、自分の席周辺の四隅に測位基準器10を配置する。また、他にも例えば、或るユーザが自分用の個室を持っているような場合には、この個室の四隅に測位基準器10を配置する。そして、各測位基準器10からの携帯端末20の距離で携帯端末20の位置を確定することができる。これにより、この或るユーザが在席しているか否かのみならず、自分の個室に在室しているか否か等も判定できる。
また、会議室内の四隅に測位基準器10を設置すれば、何れのメンバーが会議に参加しているか等も判定することができる。これら4つの測位基準器10の設置場所の事前登録や事後登録については、上述のP2P型やフェンス型の説明時に説明した通りである。
最後に、図測位基準器10の下段に「アドホック型」の通信接続を示す。本例では、複数の携帯端末20の何れかから、測位基準器10の代わりとなる携帯端末20を選択する。例えば図に示したように携帯端末20−1を選択して測位基準器10の代わりとして機能させる。これにより、測位基準器10を所定の場所に設置することなく。本実施形態を実現することができる。本例の場合には、測位基準器10の代わりとなる携帯端末20は携帯端末であり携帯されて使用されるので、測位基準器10の位置の事前登録は実質的に困難である。そのため、会議を行う際等に測位基準器10の位置を事後登録すればよい。
以上4つの接続例について説明した。
また、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、各機器は中継装置50を介することなく通信を行うようにしてもよい。
また、他にも例えばプレゼンス情報管理システム100内に測位基準器10を一つしか設けないような場合には、測位基準器IDがなくとも測位基準器を特定できるので、測位基準器IDを送受信しなくともよい。また、測位基準器10の設置場所を通知しなくてもよいのであれば、測位基準器IDを送受信しなくともよい。
更に、他にも例えば携帯端末20のユーザの状態の表現方法は、上述の在席等の表現に限定されない。例えば、ユーザの状態を「連絡可能」、「取り込み中」、「応答不可」、「会議中」等のように表現してもよい。
更に、他にも例えば、ステップS19では、水平上向きの場合やクレードル使用時の傾きの場合に応答可と判定し、水平下向きを含むそれ以外の場合全てを応答不可と判定するようにしてもよい。
更に、他にも例えば、ステップS19では、水平下向き、水平上向き及びクレードル使用時の傾きの何れでもない場合には、ユーザの状態が「退席中」であると判定するようにしてもよい。
更に、携帯端末20が行った処理の一部を、プレゼンス情報管理サーバ30が行うようにしてもよい。つまり、携帯端末20は測位基準器IDや、検出した受信電波強度や、検出した加速度や、検出した傾き及び向きをプレゼンス情報管理サーバ30に通知する。そして、プレゼンス情報管理サーバ30がかかる通知された情報群に基づいて、ステップS14の算出や、ステップS15、ステップS17及びステップS19の判定等を行うようにする。つまり、このようにして、プレゼンス情報管理サーバ30がプレゼンス情報を生成するようにしてもよい。
更に、携帯端末20が行った処理の一部を、測位基準器10が行うようにしてもよい。この場合、測位基準器10が、携帯端末20及びプレゼンス情報管理サーバ30との間との通信手段を更に持つようにする。そして、測位基準器10が、かかる通信手段により、携帯端末20から利用者ID又は携帯端末IDや、検出した受信電波強度や、検出した加速度や、検出した傾き及び向きを受信する。また、測位基準器10が、これら受信した情報群に基づいて、ステップS14の算出や、ステップS15、ステップS17及びステップS19の判定等を行うようにする。つまり、このようにして、測位基準器10がプレゼンス情報を生成するようにしてもよい。この場合には、測位基準器10が、このようにして生成したプレゼンス情報をプレゼンス情報管理サーバ30に通知するようにすればよい。また、このようにするのではなく、測位基準器10が、通信手段により携帯端末20から、利用者ID又は携帯端末IDと、プレゼンス情報とを受信するようにしてもよい。そして、測位基準器10が、受信した利用者ID又は携帯端末IDと、受信したプレゼンス情報と、測位基準器10のIDとをプレゼンス情報管理サーバ30に通知するようにしてもよい。
なお、上記の各実施形態におけるプレゼンス情報管理システムに含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記各実施形態におけるプレゼンス情報管理システムに含まれる各機器のそれぞれにより行われるプレゼンス情報の生成方法や、プレゼンス情報の管理方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
10 測位基準器
11 無線通信部
12 測位基準器ID記憶部
20 携帯端末
21 無線通信部
22 電波強度検出部
23 加速度検出部
24 傾き及び向き検出部
25 端末制御部
30 プレゼンス情報管理サーバ
31 通信部
32 プレゼンス情報記憶部
33 サーバ制御部
40 プレゼンス情報出力装置
41 通信部
42 プレゼンス情報要求部
43 プレゼンス情報出力部
50 中継装置
61 在席判定既定距離
62 在席判定既定エリア
100 プレゼンス情報管理システム

Claims (12)

  1. 携帯端末であって、
    通信装置と通信することにより、前記通信装置と自携帯端末との間の距離を算出するための情報を検出する第1の検出手段と、
    自携帯端末が静止しているか否かを検出する第2の検出手段と、
    自携帯端末のユーザのプレゼンス情報を生成する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1の検出手段が検出した情報に基づいて算出した前記通信装置と自携帯端末との間の距離が所定の距離以内であって、且つ、前記第2の検出手段が自携帯端末は静止していると検出したならば、前記ユーザが所定の位置にとどまっている旨を表すプレゼンス情報を生成することを特徴とする携帯端末。
  2. 自携帯端末の傾き及び向きを検出する第3の検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記傾き及び向きが所定の傾き及び向きである場合に、前記ユーザが自携帯端末に対しての発信に対して応答不可である旨を表すプレゼンス情報を生成し、
    前記傾き及び向きが前記所定の傾き及び向き以外である場合に、前記ユーザが自携帯端末に対しての発信に対して応答可である旨を表すプレゼンス情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記所定の傾き及び向きは、前記携帯端末の表示部及び操作部の何れか又は双方が配置された面が接地する傾き及び向きであることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記第1の検出手段は、前記通信装置の識別子を更に取得し、
    前記制御手段は、前記識別子に基づいて前記通信装置が何れの場所に設置されている通信装置であるかを特定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の携帯端末。
  5. 前記制御手段は、前回生成したプレゼンス情報と異なる内容のプレゼンス情報を新たに生成した場合に、該新たに生成したプレゼンス情報を他の装置に通知することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯端末。
  6. 前記制御手段は、前記プレゼンス情報を前記他の装置に通知してから所定時間が経過したならば、新たに生成したプレゼンス情報が前回他の装置に通知したプレゼンス情報と同じ内容であっても、前記新たに生成したプレゼンス情報を前記他の装置に通知することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯端末。
  7. 前記制御手段は、
    前記通信装置と通信ができない場合及び前記第1の検出手段が検出した情報に基づいて算出した前記通信装置と自携帯端末との間の距離が所定の距離を超える場合に、前記ユーザが前記所定の位置の付近にはいない旨を表すプレゼンス情報を生成し、
    前記通信装置と通信ができ、且つ、前記第1の検出手段が検出した情報に基づいて算出した前記通信装置と自携帯端末との間の距離が所定の距離以内ではあるが、前記第2の検出手段が自携帯端末は静止していないと検出したならば、前記ユーザが前記所定の位置の付近にはいるが移動中である旨を表すプレゼンス情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の携帯端末。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の携帯端末と、前記通信装置とを備えたプレゼンス情報管理システムであって、
    一つの前記通信装置と、複数の前記携帯端末とが前記通信を行うことを特徴とするプレゼンス情報管理システム。
  9. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の携帯端末と、前記通信装置とを備えたプレゼンス情報管理システムであって、
    複数の前記通信装置により所定の領域を形成し、該複数の通信装置それぞれと前記携帯端末との間の距離に基づいて前記携帯端末が前記所定の領域内に在圏しているか否かを特定することを特徴とするプレゼンス情報管理システム。
  10. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の携帯端末を複数備えたプレゼンス情報管理システムであって、
    前記携帯端末の何れか一つを、他の携帯端末が前記通信装置として扱うことを特徴とするプレゼンス情報管理システム。
  11. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の携帯端末と、管理サーバとを備えたプレゼンス情報管理システムであって、
    前記携帯端末は、自携帯端末が備える前記各取得手段が取得した情報を、前記サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記携帯端末が送信した情報に基づいて、前記携帯端末の前記制御手段による処理の一部又は全部を前記携帯端末の前記制御手段代わりに行うことを特徴とするプレゼンス情報管理システム。
  12. コンピュータを携帯端末として機能させるプレゼンス情報管理プログラムであって、
    通信装置と通信することにより、前記通信装置と自携帯端末との間の距離を算出するための情報を検出する第1の検出手段と、
    自携帯端末が静止しているか否かを検出する第2の検出手段と、
    自携帯端末のユーザのプレゼンス情報を生成する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1の検出手段が検出した情報に基づいて算出した前記通信装置と自携帯端末との間の距離が所定の距離以内であって、且つ、前記第2の検出手段が自携帯端末は静止していると検出したならば、前記ユーザが所定の位置にとどまっている旨を表すプレゼンス情報を生成する携帯端末として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプレゼンス情報管理プログラム。
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