JP2007096195A - 半導体パッケージ及び半導体パッケージの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体パッケージ1は、開口部12から露出された接続電極13、パッシベーション層14及び絶縁層15(絶縁層等)の上に、Cuを主成分とし、望ましくはMoを0.05〜5.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.05〜5.0wt%、より望ましくはMoを0.1〜3.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.1〜3.0wt%含有したCu合金でなるCu合金層5が形成され、このCu合金層5の上に、配線層18が形成された構造を有している。Cu合金層5は、密着層兼シード層としての役割を果たす。
【選択図】図1
Description
Al系金属からなる接続電極を有する半導体基板上に、絶縁層及び配線層を少なくとも含んでなる半導体パッケージにおいて、
Cuを主成分とし、少なくともMoを含有するCu合金からなるCu合金層が前記絶縁層上に形成され、前記Cu合金層上に前記配線層が形成されてなる半導体パッケージである。
前記Cu合金は、さらに、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を含有してなる半導体パッケージである。
前記Cu合金は、Moを0.05〜5.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.05〜5.0wt%含有してなる半導体パッケージである。
前記Cu合金は、Moを0.1〜3.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.1〜3.0wt%含有してなる半導体パッケージである。
前記接続電極は、Al、Al−Nd系合金、Al−Ti系合金のいずれかからなることを特徴とする半導体パッケージである。
Al系金属からなる接続電極を有する半導体基板上に、絶縁層及び配線層を少なくとも含んでなる半導体パッケージの製造方法において、
前記接続電極を露出する開口部を有する前記絶縁層を形成する絶縁膜形成工程と、
Cuを主成分とし、少なくともMoを含有するCu合金からなるCu合金層を、前記絶縁膜形成工程で形成された絶縁層上および前記開口部から露出された前記接続電極上に成膜するCu合金成膜工程と、
前記配線層を、前記Cu合金成膜工程で形成されたCu合金層上に形成する配線層形成工程と、
前記Cu合金成膜工程で成膜されたCu合金層を、エッチングして所定の形状にするパターン形成工程と、
を含む半導体パッケージの製造方法である。
Al系金属からなる接続電極を有する半導体基板上に、絶縁層、配線層及び密着層を少なくとも含んでなる半導体パッケージにおいて、
Cuを主成分とし、少なくともMoを含有するCu合金からなるCu合金層が前記絶縁層上に形成され、前記Cu合金層上に前記密着層が形成され、前記密着層上に前記配線層が形成されてなる半導体パッケージである。
前記接続電極は、Al、Al−Nd系合金またはAl−Ti系合金等のいずれかからなることを特徴とする半導体パッケージである。
Al系金属からなる接続電極を有する半導体基板上に、絶縁層及び配線層を少なくとも含んでなる半導体パッケージの製造方法において、
前記接続電極を露出する開口部を有する前記絶縁層を形成する絶縁膜形成工程と、
Cuを主成分とし、少なくともMoを含有するCu合金からなるCu合金層を、前記絶縁膜形成工程で形成された絶縁層上および前記開口部から露出された前記接続電極上に成膜するCu合金成膜工程と、
前記Cu合金層上に、密着層を成膜する密着層成膜工程と、
前記密着層上に、配線層を形成する配線層形成工程と、
前記Cu合金層および前記密着層を同時にエッチングするパターン形成工程と、
を含む半導体パッケージの製造方法である。
先ず、本発明を適用したWLCSPによる半導体パッケージの構造及びその製造方法の第1実施形態について説明する。
尚、背景技術で説明した構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1は、第1実施形態における半導体パッケージ1の構造を示す概略断面図である。
半導体パッケージ1は、接続電極13の開口部12からの露出部分、パッシベーション層14の一部露出部分及び絶縁層15(絶縁層等)の上に、Cuを主成分としたCu合金でなるCu合金層5が形成され、このCu合金層5の上に、配線層18が形成された構造を有している。半導体パッケージ1では、このCu合金からなるCu合金層5が、密着層兼シード層としての役割を果たしている。
次に、図2〜図10を参照して、半導体パッケージ1の製造方法について説明する。各図は、製造工程における半導体パッケージ1の概略断面図を示したものである。
半導体パッケージ1では、絶縁層等の上にCuを主成分とし、望ましくはMoを0.05〜5.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.05〜5.0wt%、より望ましくはMoを0.1〜3.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.1〜3.0wt%含有したCu合金でなるCu合金層5が形成され、このCu合金層5の上に配線層18が形成される。
次に、第2実施形態について説明する。
尚、背景技術及び第1実施形態で説明した構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11は、第2実施形態における半導体パッケージ2の概略断面図である。
半導体パッケージ2は、半導体パッケージ1と同様に、接続電極13の開口部12からの露出部分、パッシベーション層14の一部露出部分及び絶縁層15(絶縁層等)の上に、Cu合金層5が形成されているが、Cu合金層5の上に密着層16が形成され、密着層16の上に配線層18が形成されている。すなわち、Cu合金層5と配線層18との間に、密着層16が介在した構造を有している。
次に、半導体パッケージ2の製造方法について説明する。
半導体パッケージ2の製造方法は、1−2.製造方法で説明した半導体パッケージ1の製造方法とほぼ同一であるが、Cu合金層5の上に密着層16を形成する工程と、密着層16の上に配線層18を形成する工程と、Cu合金層5及び密着層16を配線層18の幅に合わせてエッチングする工程との3つの工程が異なる。
半導体パッケージ2では、絶縁層等の上に、Cuを主成分とし、望ましくはMoを0.05〜5.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.05〜5.0wt%、より望ましくはMoを0.1〜3.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.1〜3.0wt%含有したCu合金でなるCu合金層5が形成される。そして、Cu合金層5の上に密着層16が形成され、密着層16の上に配線層18が形成される。
上述した各実施形態では、Cu合金層5に用いられるCu合金は、Cuを主成分とし、
望ましくはMoを0.05〜5.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.05〜5.0wt%、
より望ましくはMoを0.1〜3.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.1〜3.0wt%含有したCu合金であるものとして説明した。しかし、Cu合金の種類は何もこれに限られるわけではなく、Cuを主成分とし、Moのみを含有したCu―Mo合金としても良く、例えばMoが1.8wt%含有されたCu−1.8wt%Mo合金を用いることにしても良い。
5 Cu合金層
11 半導体基板
12 開口部
13 接続電極
14 パッシベーション層
15 絶縁層
16 密着層
17 シード層
18 配線層
19 ポスト
20 封止樹脂
21 半田端子
Claims (9)
- Al系金属からなる接続電極を有する半導体基板上に、絶縁層及び配線層を少なくとも含んでなる半導体パッケージにおいて、
Cuを主成分とし、少なくともMoを含有するCu合金からなるCu合金層が前記絶縁層上に形成され、前記Cu合金層上に前記配線層が形成されてなる半導体パッケージ。 - 前記Cu合金は、さらに、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を含有してなる請求項1に記載の半導体パッケージ。
- 前記Cu合金は、Moを0.05〜5.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.05〜5.0wt%含有してなる請求項1または2に記載の半導体パッケージ。
- 前記Cu合金は、Moを0.1〜3.0wt%含有し、Al、Au、Ag、Ti、Ni、Co及びSiからなる群から選ばれた1または複数の元素を合計で0.1〜3.0wt%含有してなる請求項3に記載の半導体パッケージ。
- 前記接続電極は、Al、Al−Nd系合金Al−Ti系合金のいずれかからなることを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
- Al系金属からなる接続電極を有する半導体基板上に、絶縁層及び配線層を少なくとも含んでなる半導体パッケージの製造方法において、
前記接続電極を露出する開口部を有する前記絶縁層を形成する絶縁膜形成工程と、
Cuを主成分とし、少なくともMoを含有するCu合金からなるCu合金層を、前記絶縁膜形成工程で形成された絶縁層上および前記開口部から露出された前記接続電極上に成膜するCu合金成膜工程と、
前記配線層を、前記Cu合金成膜工程で形成されたCu合金層上に形成する配線層形成工程と、
前記Cu合金成膜工程で成膜されたCu合金層を、エッチングして所定の形状にするパターン形成工程と、
を含む半導体パッケージの製造方法。 - Al系金属からなる接続電極を有する半導体基板上に、絶縁層、配線層及び密着層を少なくとも含んでなる半導体パッケージにおいて、
Cuを主成分とし、少なくともMoを含有するCu合金からなるCu合金層が前記絶縁層上に形成され、前記Cu合金層上に前記密着層が形成され、前記密着層上に前記配線層が形成されてなる半導体パッケージ。 - 前記接続電極は、Al、Al−Nd系合金またはAl−Ti系合金等のいずれかからなることを特徴とする請求項7に記載の半導体パッケージ。
- Al系金属からなる接続電極を有する半導体基板上に、絶縁層及び配線層を少なくとも含んでなる半導体パッケージの製造方法において、
前記接続電極を露出する開口部を有する前記絶縁層を形成する絶縁膜形成工程と、
Cuを主成分とし、少なくともMoを含有するCu合金からなるCu合金層を、前記絶縁膜形成工程で形成された絶縁層上および前記開口部から露出された前記接続電極上に成膜するCu合金成膜工程と、
前記Cu合金層上に、密着層を成膜する密着層成膜工程と、
前記密着層上に、配線層を形成する配線層形成工程と、
前記Cu合金層および前記密着層を同時にエッチングするパターン形成工程と、
を含む半導体パッケージの製造方法。
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- 2005-09-30 JP JP2005286467A patent/JP2007096195A/ja active Pending
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