JP2007096114A - 半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

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邦生 竹内
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Abstract

【課題】半導体層の表面に電極を設ける際にショートが発生しにくく、接合層を介したp型半導体層とn型半導体層との間のリークやショートが発生しにくい構造を有し、発光効率や放熱性の良好な半導体発光素子を提供する。
【解決手段】成長基板120の主面に対して傾斜した結晶面に沿って延在する活性層13をp型半導体層及びn型半導体層で挟む構造で形成された後、支持基板111に転写されて成長基板120から分離された複数の半導体層101を具備する半導体発光素子であって、半導体層101は、金属層20を介して支持基板111に接合されており、p型半導体層の端部及び活性層13の端部は、成長基板120から分離された半導体層の表面に到達しないように配置されており、金属層20は、p型半導体層及びp側電極21に接触し、n型半導体層及びn側電極18に接触しないように配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、成長基板の主面に対して傾斜した結晶面に平行な面内に延在する活性層を第1導電型半導体層及び第2導電型半導体層で挟む構造で形成された後、支持基板に転写されて該成長基板から分離された複数の半導体層を具備する半導体発光素子、及び、当該半導体発光素子の製造方法に関する。
図15を参照して、従来の半導体レーザや半導体ダイオード等の半導体発光素子の製造方法について説明する。
かかる半導体発光素子の製造方法では、第1に、図15(a)に示すように、成長基板(サファイア基板)120上に形成された選択マスク121の開口部を介した選択成長によって複数の半導体層(窒化物系半導体層)101を形成する半導体層形成工程が行われる。
一般的に、半導体層101としてGaN(窒化ガリウム)等の窒化物系半導体層を形成する場合、成長基板120としてサファイア基板が使用されることが多い。しかしながら、かかる場合、サファイア基板102と窒化物系半導体層101との間の格子不整合から、窒化物系半導体層101におけるGaN結晶内に高密度の転移(結晶欠陥)が発生する。
したがって、かかる結晶欠陥を低減するために、低温バッファ層の適用と、横方向への選択成長(ELO:Epitaxial Lateral Overgrowth)の実施とを組み合わせて、窒化物系半導体層101を形成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、かかる技術によって形成された窒化物系半導体層101は、サファイア基板102の主面に対して傾斜した結晶面を有しているため、結晶性が良好であるとともに、貫通転移を防止することができ、半導体発光素子の発光効率を向上させることができる。
第2に、図15(b)に示すように、形成された複数の窒化物系半導体層101を、接合層20Aを介して支持基板111に接合する転写工程が行われる。
第3に、図15(c)に示すように、支持基板111に接合された複数の窒化物系半導体層101をサファイア基板120から分離する分離工程が行われる。
例えば、かかる分離工程において、サファイア基板120を構成する材料よりも小さいバンドギャップエネルギーを有する窒化物系半導体層101の低温バッファ層にレーザ光を照射して、当該低温バッファ層に当該レーザ光を吸収させることによって、当該サファイア基板120から当該窒化物系半導体層101を分離する方法が知られている。
また、かかる分離工程において、サファイア基板120を研磨することによって、当該サファイア基板120から当該窒化物系半導体層101を分離する方法(例えば、特開2004-266240号公報)や、クラック等の結晶欠陥を発生させてリフトオフ層に応力を加えることによって、当該サファイア基板120から当該窒化物系半導体層101を分離する方法(例えば、特開2000-101139号公報)が知られている。
このように、上述の分離工程において、熱伝導率の低いサファイア基板120を除去して窒化物系半導体層等を支持基板として用いることによって、発光効率や放熱性の良好な半導体発光素子を作製することができる。
特開2003-198062号公報
しかしながら、上述のような製造方法によって作製された半導体発光素子では、図16に示すように、成長基板から分離された窒化物半導体層101の表面Xに、n型半導体層101Aだけではなく、活性層101Bの端部及びp型半導体層101Cの端部が露出しているため、かかる窒化物半導体層101の表面Xに電極(例えば、n側電極18)を設ける際にショートしやすいという問題点があった。
また、成長基板から窒化物系半導体層101を分離する際に、窒化物系半導体層101の端部Xに割れや欠けを生じる場合があった。このような場合、p型半導体層101Cと接触している接合層20Aが割れた部分や欠けた部分を通じてn型半導体層101Aと接触する場合があり、このために、接合層20Aを介してp型半導体層101Cとn型半導体層101Aとの間のリークやショートが生じやすいという問題点があった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、成長基板から分離された半導体層の表面に電極を設ける際にショートが発生しにくく、接合層を介したp型半導体層とn型半導体層との間のリークやショートが発生しにくい(すなわち、成長基板から分離された半導体層の表面におけるリーク電流による不要な発熱を抑制することができる)構造を有し、発光効率や放熱性の良好な半導体発光素子、及び、当該半導体発光素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、成長基板の主面に対して傾斜した結晶面に平行な面内に延在する活性層を第1導電型半導体層及び第2導電型半導体層で挟む構造で形成された後、支持基板に転写されて該成長基板から分離された複数の半導体層を具備する半導体発光素子であって、前記半導体層は、金属層を介して前記支持基板に接合されており、前記金属層は、前記第1導電型半導体層及び前記半導体層における前記結晶面に平行な面内に延在する第1電極に接触すると共に、前記複数の半導体層の間において、前記支持基板側に凹んだ形状で配置されていることを要旨とする。
かかる発明によれば、金属層が、支持基板側に凹んだ形状で配置されているので、半導体層が形成された成長基板を金属層を介して支持基板に接合する際に、押圧力によって金属層が盛り上がることが抑制される。このため、成長基板を分離する際に半導体層の表面の端部に割れや欠けが生じたとしても、盛り上がった金属層が割れや欠けを通じて第2導電型半導体層に接触することが抑制されるので、第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間のリークやショートが抑制される。
本発明の第1の特徴において、前記第1導電型半導体層の端部及び前記活性層の端部は、前記成長基板から分離された前記半導体層の表面に到達しないように配置されていてもよい。
かかる発明によれば、第1導電型半導体層の端部及び活性層の端部が、成長基板から分離された半導体層の表面に到達しないように配置されているため、かかる半導体層の表面に第2電極を設ける際にショートしやすいという問題点を解決することができる、すなわち、かかる半導体層の表面におけるリーク電流による不要な発熱を抑制することができる。
また、かかる発明によれば、金属層が、第1導電型半導体層及び第1電極に接触し、第2導電型半導体層及び第2電極に接触しないように配置されているため、ショートすることなく、支持基板と金属層と第1電極とを介して第1導電型半導体層に電子を注入することができる。
本発明の第1の特徴において、前記支持基板上に形成された前記金属層上に、少なくとも表面が絶縁層で覆われている埋め込み層が形成されており、前記半導体層は、前記金属層及び前記埋め込み層を介して前記支持基板に接合されていてもよい。
かかる発明によれば、少なくとも表面が絶縁層で覆われている埋め込み層によって、金属層が第2導電型半導体層及び第2電極に接触しないような構造を容易に実現することができると共に、複数の半導体層間の絶縁性を高めることもできる。
本発明の第1の特徴において、前記埋め込み層は、前記成長基板から分離された前記半導体層の表面に到達するように配置されていてもよい。
かかる発明によれば、埋め込み層が、成長基板から分離された半導体層の表面に到達するように形成されているため、第2電極を断線なく半導体発光素子全体に形成することができ、複数の半導体層間にリードワイヤを別途設ける必要が無くなる。
本発明の第2の特徴は、複数の半導体層を具備する半導体発光素子の製造方法であって、横方向の結晶成長を用いて、成長基板の主面に対して傾斜した結晶面に平行な面内に延在する活性層を第1導電型半導体層及び第2導電型半導体層で挟む構造を有する複数の半導体層を形成する結晶成長工程と、金属層を介して前記半導体層を支持基板に接合する転写工程と、前記半導体層を前記成長基板から分離する分離工程と、前記支持基板上に形成された前記金属層上に、少なくとも表面が絶縁層で覆われている埋め込み層を形成する埋め込み層形成工程とを有し、前記金属層は、前記第1導電型半導体層及び前記半導体層における前記結晶面に平行な面内に延在する第1電極に接触すると共に、前記複数の半導体層の間において、前記支持基板側に凹んだ形状で配置されていることを要旨とする。
本発明の第2の特徴において、前記埋め込み層形成工程で、ケイ素化合物及び添加材を有機溶剤に溶解した塗布液を、前記金属層に塗布した後に焼成することによって、前記埋め込み層を形成してもよい。
本発明の第2の特徴において、前記埋め込み層形成工程で、熱硬化型インキを前記金属層に塗布した後に焼成することによって、前記埋め込み層を形成してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、成長基板から分離された半導体層の表面に電極を設ける際にショートが発生しにくく、接合層を介したp型半導体層とn型半導体層との間のリークやショートが発生しにくい構造を有し、発光効率や放熱性の良好な半導体発光素子、及び、当該半導体発光素子の製造方法を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の構成)
図1乃至図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の構成について説明する。
図1に、本実施形態に係る半導体発光素子100を備えた照明装置110の全体構成を示す。図1に示すように、本実施形態に係る照明装置110は、複数の半導体層101を具備する半導体発光素子100と、カソード112と、アノード114とによって構成されている。
カソード112は、ワイヤ113を介して半導体層101のn側電極(第2電極)18に接続されており、アノード114は、ワイヤ113を介して支持基板111に接続されている。また、複数の半導体層101におけるn側電極18同士は、ハンダバンプ等を介してリードワイヤ113によって接続されている。また、n側電極18は、リードワイヤ113と接続可能なパッドを具備している。
なお、本実施形態に係る照明装置110において、アノード114は、ワイヤ113と導電性の支持基板111と融着層20(後述)とp側電極(第1電極)21とを介して、p型半導体層(第1導電型半導体層)に電子を注入するように構成されている。
以下、本実施形態に係る半導体発光素子100の構成について、図2乃至図4に示す断面図を参照して説明する。ここで、図2は、本実施形態に係る半導体発光素子100のC-C’断面図を示し、図3は、本実施形態に係る半導体発光素子100のA-A’断面図を示し、図4は、本実施形態に係る半導体発光素子100のB-B’断面図を示す。
図2及び図4に示すように、本実施形態に係る半導体発光素子100は、成長基板120の主面に対して傾斜した結晶面Aに平行な面内に延在する活性層13をp型半導体層及びn型半導体層で挟む構造で形成された後、支持基板111に転写されて成長基板120から分離された複数の半導体層101を具備する。
また、複数の半導体層101の各々は、融着層20及び埋め込み層19を介して支持基板111に接合されている。また、複数の半導体層101同士は、融着層20及び埋め込み層19によって隔離されている。
例えば、各半導体層101は、n型コンタクト層11と、n型クラッド層12と、活性層13と、キャップ層14と、p型クラッド層15と、p型コンタクト層16とが積層されることによって構成されている。
ここで、p型半導体層は、p型クラッド層15とp型コンタクト層16とによって構成されており、n型半導体層は、n型コンタクト層11とn型クラッド層12とによって構成されている。
なお、p型半導体層(p型クラッド層15、p型コンタクト層16)の端部及び活性層13の端部は、成長基板120から分離された半導体層101の表面Xに到達しないように配置されている。
また、各半導体層101において、n側電極18は、成長基板120から分離された半導体層101の表面Xに設けられており、p側電極21は、半導体層101における結晶面Aに平行な面内に延在するように設けられている。
なお、具体的には、p型コンタクト層16上にSiO膜17が形成されており、p側電極21は、SiO膜17の開口部に設けられるように配置されている。
また、各半導体層101は、光取り出し側が広くなっている逆台形形状や逆三角形形状である。なお、光取り出し側の表面(すなわち、成長基板120から分離された半導体層101の表面X)には、n型半導体層(本実施形態では、n型コンタクト層11)が露出している。
支持基板111は、GaN基板や、Si基板や、熱伝導が良好な銅と酸化銅(Cu-Cu20)とを焼成して形成される基板等によって構成される。さらに、支持基板111としては、熱膨張係数がGaN層と近いものが好ましい。
融着層20は、複数の金属層と低融点ハンダ層とによって構成されている金属層である。低融点ハンダ層は、例えば、Au-Sn20%膜やAu-Sn90%膜等によって形成される。
融着層20は、支持基板111と半導体層101との間の接合強度を高める働きや、半導体層101の機械的な強度を高める働きを有する。なお、融着層20の量(膜厚)を調整することで、融着層20の埋め込みの程度を制御することができる。
融着層20は、p型半導体層及びp側電極に接触し、n型半導体層及びn側電極18に接触しないように配置されている。具体的には、融着層20は、p側電極21の端部よりも支持基板111側に、当該支持基板111側に凹んだ形状で配置されている。
埋め込み層19は、少なくとも表面が絶縁層で覆われており、金属や誘電体や樹脂等により形成される反射膜を含むものである。なお、埋め込み層19は、支持基板111上に形成された融着層20上に形成されている。
(本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法)
図5及び図10を参照して、本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法について説明する。
本実施形態に係る半導体発光素子の製造方法では、図5に示すように、ステップS101において、成長基板120上に、1回目の結晶成長を行う(第1結晶成長工程)。本実施形態では、成長基板120として、GaN基板を用いる。
具体的には、第1結晶成長工程では、第1に、GaN基板120の主面(例えば、n型GaN基板120の(0001)面)上に、ストライプ状の周期的なパターンで、SiO膜等の誘電体膜等からなる選択マスク121を形成する(図6参照)。
かかる選択マスク121は、[1-100]方向に延びるように配置されている。また、選択マスク121は、Si膜やSi膜等を組み合わせた複数の誘電体膜や金属膜を積層する構造を有していてもよい。
ここで、選択マスク121及び選択マスク121の開口部121Aは、一般的なフォトリソグラフィ技術を用いて形成される。本実施形態では、図6に示すように、選択マスク121の幅は、24μmであり、開口部121Aの幅は、3μmである。選択マスク121の幅を開口部121Aの幅に対して大きくすると、成長基板120からの半導体層101の分離が容易になる。
第2に、GaN基板120の主面上で、かかる選択マスク121の開口部121Aを介した横方向の結晶成長を行う。かかる横方向の結晶成長では、MOCVD法(有機金属気相成長法:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)を用いて、GaN基板120上に、約3μm/hの成長速度で、Siがドープされた単結晶のGaNからなるn型コンタクト層11を成長させる。なお、n型コンタクト層11は、アンドープのGaNによって形成されてもよい。
1回目の結晶成長で形成されたn型コンタクト層11は、図6に示すように、GaN基板120側が広くなっている台形形状を有しており、n型コンタクト層11の下底部の幅は、16μmであり、n型コンタクト層11の上底部の幅は、10μmであり、n型コンタクト層11の高さは、10μmである。
なお、1回目の結晶成長を行う際の反応室の圧力(成長圧力)が低いほど(例えば、300torr)、規則的なストライプ形状のn型コンタクト層11が形成され、好ましい。
ステップS102において、第1結晶成長工程によって形成された台形形状のn型コンタクト層11上に、2回目の結晶成長を行う(第2結晶成長工程)。
具体的には、第2結晶成長工程では、第1に、n型コンタクト層11を約0.3μmだけ再成長させた後、Siがドープされた単結晶のAl0.1Ga0.9Nからなる約0.15μmの厚みを有するn型クラッド層12を成長させる。
第2に、n型クラッド層12上に、約0.5μmの成長速度で、アンドープの単結晶のGa0.9In0.1Nからなる約5nmの厚みを有する井戸層及び、アンドープの単結晶のGaNからなる約10nmの厚みを有する障壁層を交互に成長させることによって、3つの井戸層を含むMQW(多重量子井戸:Multi Quantum Well)構造の活性層13を形成する。
第3に、活性層13上に、Al0.15Ga0.85Nからなる約10nmの厚みを有するキャップ層14を成長させる。
第4に、キャップ層14上に、Mgがドープされた単結晶のAl0.1Ga0.9Nからなる約0.1μmの厚みを有するp型クラッド層15を成長させる。
第5に、p型クラッド層15上に、アンドープの単結晶のGa0.95IN0.05Nからなる約5nmの厚みを有するコンタクト層を成長させる。その後、NからなるキャリアガスとCPMgからなるドーパントガスとを用いて、約1×1018cm-3乃至約約1×1019cm-3のMgをコンタクト層中に拡散させることによって、当該コンタクト層をMgがドープされたp型コンタクト層16とする。
第6に、熱処理や電子線処理を行うことによって、p型クラッド層15とp型コンタクト層16のp型化を行う。
このように、横方向の結晶成長を用いて、成長基板(GaN基板)120の主面((0001)面)に対して傾斜した結晶面Aに平行な面内に延在する活性層13を第1導電型半導体層(p型クラッド層15、p型コンタクト層16)及び第2導電型半導体層(n型コンタクト層11、n型クラッド層12)で挟む構造を有する複数の半導体層101を形成する。
なお、第2結晶成長工程では、1回目の結晶成長を行う際の成長圧力よりも高い成長圧力(例えば、760torr)で2回目の結晶成長を行うため、図6に示すように、台形形状のn型コンタクト層11の上底部における成長速度が速く、側面部における成長速度が遅くなる。
その結果、第2結晶成長工程において、台形形状のn型コンタクト層11の下底部方向への結晶成長を抑制し、成長基板(GaN基板)120から分離される際の半導体層101の表面Xに、n型コンタクト層11のみを露出させることができ、n側電極18を形成する際に、p型半導体層及びn型半導体層が近接することに起因するショートの発生を防止することができる。
図6の例では、第2結晶成長工程において形成された半導体層101の構成(n型クラッド層12、活性層13、p型クラッド層15、p型コンタクト層16)は、先端部が尖った三角形形状となっているが、p型半導体層の端部及び活性層13の端部が成長基板120から分離される際の半導体層101の表面Xに到達しないように配置され、上述のショートを防止できるのであれば、台形形状であってもよい。
ステップS103において、半導体層101における成長基板(GaN基板)120の主面に対して傾斜した結晶面に平行な面内に延在するようにp側電極21を形成する(p側電極形成工程)。
具体的には、p側電極形成工程では、第1に、CVD法(化学気相成長法:Chemical Vapor Deposition)を用いて、p型コンタクト層16上にSiO膜を形成する。
第2に、例えば、リフトオフによって、三角形形状の先端部分周辺のSiO膜にのみ開口部を設け、当該開口部においてp側電極21を形成する。
かかるp側電極21は、オーミック性を有する金属と反射率の高い金属とを組み合わせることによって形成されていてもよい。例えば、p側電極21の下層から上層に向かって、約2nmの厚みを有するPd層と、約300nmの厚みを有するAl層と、約240nmの厚みを有するAu層とを順に積層することによって、p側電極21を形成してもよい。
ここで、図7に、ステップS103に係るp側電極形成工程の完了時の半導体発光素子100の断面図を示す。
ステップS104において、融着層20を介して半導体層101を支持基板111に接合する転写工程を行う。
具体的には、転写工程では、図8(a)に示すように、支持基板111を、成長基板120との接合面の反対側(非接合面側)に湾曲させた状態(凹形状)で、半導体層101を支持基板111に接合する。なお、かかる場合、成長基板120であるGaN基板は、ほぼ平坦な状態か、或いは、支持基板111との接合面側を湾曲させた状態(凹形状)である。
上述のように、支持基板111に湾曲(反り)を発生させる方法として、支持基板111の非接合面側に、熱膨張係数の大きい金属膜を形成する方法や、支持基板111の非接合面に、支持基板111の接合面に形成する金属膜の膜厚よりも厚い膜厚を有する金属膜を形成する方法を適用することができる。
なお、(表1)に示すように、支持基板111の種類に応じて、金属膜の材料や積層方法や膜厚を調整することによって、支持基板111における湾曲(反り)の量を制御することができる。
Figure 2007096114
そして、転写工程では、真空中で、200℃乃至300℃の温度で、15分間程度、上述のように湾曲した状態の支持基板111と成長基板120とを熱圧着することにより接合する(図8(b)参照)。
図9に、支持基板111と成長基板120とが接合されたときの半導体発光素子100の断面図を示す。図9に示すように、各半導体層101が融着層20に融着されることによって、支持基板111と成長基板120との接合が行われている。
ここで、融着層20が、p型半導体層及びp側電極21に接触して、n型半導体層に接触しないように、かつ、p側電極21の端部よりも支持基板111側に配置されるように、各半導体層101が融着層20に融着する位置を調整する。なお、融着層は、支持基板111側に凹んだ形状で配置されていることが好ましい。
ステップS105において、各半導体層101を成長基板120から分離する分離工程を行う。
成長基板120に接合された支持基板111が、室温に冷却されると、支持基板111における反りが、接合前と比べて減少するため、支持基板111における引張り応力が働き、各半導体層101を成長基板120から容易に分離することができる。
なお、GaNは、へき開性を有する材料であるため、窒化物半導体層である半導体層101は、GaN基板である成長基板120から分離しやすいと考えられる。したがって、図10に示すように、各半導体層101は、選択マスク121の上面付近で、成長基板120から分離されており、分離された表面Xの平坦性は比較的良好である。
このように、成長基板120から熱伝導の良い支持基板111に、半導体層101をジャンクションダウンによって貼り替え、また、各半導体層101の周りを金属層である融着層20で取り囲むため、半導体発光素子100において、放熱性が大きく改善され、大電流駆動が可能となり、高輝度が実現できる。
ステップS106において、支持基板111上に形成された融着層20上に、少なくとも表面が絶縁層で覆われている埋め込み層19を形成する埋め込み層形成工程を行う。
具体的には、埋め込み層形成工程において、ケイ素化合物及び添加材を有機溶剤に溶解した塗布液を、融着層20に塗布した後に焼成することによって、埋め込み層19を形成する。
例えば、埋め込み層形成工程では、スピンコートによって上述の塗布液を融着層20に塗布した後、窒素雰囲気中で、200℃乃至300℃の焼成温度で、30分間程度、焼成を行うことによって、埋め込み層19を形成する。
なお、上述の塗布液としては、東京応化製の「無機平坦性塗布液 OCD T10」等を用いることができる。また、塗布する塗布液の膜厚は、クラックが発生しない程度の膜厚(例えば、1μm以下)である。
また、埋め込み層19として、上述の塗布液以外に、他の流動性絶縁膜や樹脂等を用いることもできる。
ステップS107において、成長基板120から分離された半導体層101の表面Xにn側電極18を形成するn側電極形成工程を行う。
具体的には、n側電極形成工程では、第1に、成長基板120から分離された半導体層101の表面Xにn型コンタクト層11が露出するように、かかる表面X上の不要物をエッチングによって除去する。
第2に、n側電極18の下層(n型コンタクト層11に近い層)から上層に向かって、約6nmの厚みを有するAl層と、約2nmの厚みを有するSi層と、約10nmの厚みを有するNi層と、約700nmの厚みを有するAu層とを順に積層することによって、n側電極18を形成する。
このように形成された半導体発光素子100を用いて、図1に示す照明装置110を製造することができる。具体的には、半導体発光素子100をパッケージに接合し、カソード112からのリードワイヤ113をn側電極18のパッドに接続し、アノード114からのリードワイヤ113を支持基板に接続することによって、図1に示す照明装置110を製造する。
ここで、図1に示す照明装置110において、ストライプ状の細長い発光素子に該当する半導体層101の長さは、2mmであり、p側電極21は、支持基板側にn側電極を除いた幅で形成され、n側電極18は、発光表面側の両端と中央に0.05mmの幅で形成されている。
したがって、図1に示す照明装置110において、各発光素子(すなわち、各半導体層101)によって発光された光のn側電極18によって遮断される割合は、1割以下に抑制することができる。
すなわち、図1に示す照明装置110において、光取り出し側に、電気伝導度の高いn型半導体層が設けられているため、電極面積を縮小化することができ、リードワイヤ113の細線化によって、各発光素子によって発光された光のn側電極18によって遮断される割合を更に減少することができる。
また、各発光素子(すなわち、各半導体層101)は、逆台形形状であり、光取り出し側が広い構造であるため、p側電極21に反射電極を形成することによって、さらに光取り出し効率を向上させることができる。
また、図1に示す照明装置110において、各発光素子の光取り出し側の表面に、蛍光体樹脂を形成してもよい。
また、上述のストライプ状の発光素子を1本づつ取り出して別の基板に並べ替えることによって、照明装置110を製造するように構成されていてもよい。また、スクライブ等によって、ストライプ方向の発光素子の分離を行ってもよい。
(本実施形態に係る半導体発光素子の作用・効果)
本実施形態に係る半導体発光素子100によれば、融着層20が、支持基板111側に凹んだ形状で配置されているので、半導体層101が形成された成長基板120を融着層20を介して支持基板111に接合する際に、押圧力によって融着層20が盛り上がることが抑制される。このため、成長基板120を分離する際に半導体層101の表面の端部に割れや欠けが生じたとしても、盛り上がった融着層20が割れや欠けを通じてn型半導体層に接触することが抑制されるので、p型半導体層とn型半導体層との間のリークやショートが抑制される。
本実施形態に係る半導体発光素子100によれば、p型半導体層の端部及び活性層13の端部が、成長基板120から分離された半導体層101の表面Xに到達しないように配置されているため、傾斜結晶面に結晶欠陥の少ない活性層が形成されると共に、かかる半導体層101の表面Xにpn接合層が露出しない。したがって、かかる半導体層101の表面Xにn側電極18を設ける際にショートしやすいという問題点を解決することができる、すなわち、かかる半導体層101の表面Xにおけるリーク電流による不要な発熱を抑制することができる。
また、本実施形態に係る半導体発光素子100によれば、融着層20が、p型半導体層及びp側電極21に接触し、n型半導体層及びn側電極18に接触しないように配置されているため、ショートすることなく、支持基板111と融着層20とp側電極21とを介してp型半導体層に電子を注入することができる。
また、本実施形態に係る半導体発光素子100によれば、融着層20が、p側電極21の端部よりも支持基板111側に配置されており、かつ、支持基板111側に凹んでいるため、n型半導体層及びn側電極18に接触しないような構造を容易に実現することができる。
また、本実施形態に係る半導体発光素子100によれば、少なくとも表面が絶縁層で覆われている埋め込み層19によって、融着層20がn型半導体層及びn側電極18に接触しないような構造を容易に実現することができると共に、複数の半導体層101間の絶縁性を高めることもできる。
(本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子)
図11乃至図13を参照して、本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子について説明する。以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子について、上述の第1の実施形態に係る半導体発光素子との相違点を主として説明する。
図11に、本実施形態に係る半導体発光素子100を備えた照明装置110の全体構成を示す。図11に示す照明装置110の構成は、n側電極18が断線なく半導体発光素子100全体に形成されている点を除いて、図1に示す照明装置110と同様の構成を具備する。
すなわち、図11に示す照明装置110において、n側電極18は、ストライプ状に配置されている各発光素子(すなわち、各半導体層101)に対して直交する方向に断線されることなく連続して配置されている。
図12は、本実施形態に係る半導体発光素子100のA-A’断面図を示し、図13は、本実施形態に係る半導体発光素子100のB-B’断面図を示す。
図12及び図13に示すように、本実施形態に係る半導体発光素子では、埋め込み層19は、成長基板120から分離された半導体層101の表面Xに到達するように配置されている。
すなわち、本実施形態に係る半導体発光素子100では、n側電極18は、成長基板120から分離された半導体層101の表面Xまで到達している埋め込み層19の表面に断線されることなく配置されている。
なお、本実施形態に係る半導体発光素子100における埋め込み層形成工程では、熱硬化型インキを融着層20に塗布した後に焼成することによって、埋め込み層19を形成する。
例えば、埋め込み層形成工程では、熱硬化型インキを融着層20に平坦化するように塗布した後、窒素雰囲気中で、130℃乃至150℃の焼成温度で、60分間程度、焼成を行うことによって、埋め込み層19を形成する。
なお、熱硬化型インキとしては、シリカやエポキシ樹脂等を主成分とするプリント基板等の穴埋め用に用いられる太陽インキ製の「熱硬化型インキ THP-100DX1」等を用いることができる。
また、埋め込み層19として、上述の塗布液以外に、他の流動性絶縁膜や樹脂等を用いることもできる。
本実施形態に係る半導体発光素子100によれば、埋め込み層19が、成長基板120から分離された半導体層101の表面Xに到達するように形成されているため、n側電極18を断線なく半導体発光素子100全体に形成することができ、複数の半導体層101間にリードワイヤ113を別途設ける必要が無くなる。
(本発明の第3の実施形態に係る半導体発光素子)
図14を参照して、本発明の第3の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法について説明する。以下、本発明の第3の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法について、上述の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法との相違点を主として説明する。
本実施形態に係る半導体発光素子の製造方法は、成長基板120として、サファイア基板を用いる点を除いて、上述の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法と同様である。
本実施形態に係る半導体発光素子の製造方法では、図5に示すステップS101の第1結晶成長工程において、第1に、サファイア基板の(0001)面上に、MOCVD法を用いて、GaN、AlN又はAlGaNからなる約10nm乃至50nmの厚みを有するバッファ層を成長させる。
第2に、バッファ層上に、アンドープの単結晶のGaNからなる約3μmの厚みを有するGaN層を成長させる。
第3に、GaN層上に、ストライプ状の周期的なパターンで、SiO膜等の誘電体膜等からなる選択マスク121を形成する。
第4に、GaN層上で、かかる選択マスク121の開口部121Aを介した横方向の結晶成長を行う。かかる横方向の結晶成長では、MOCVD法を用いて、GaN基板120上に、Siがドープされた単結晶のGaNからなるn型コンタクト層11を成長させる。
また、本実施形態に係る半導体発光素子の製造方法では、図5に示すステップS104の転写工程において、図14(a)に示すように、支持基板111を、成長基板120との接合面の反対側(非接合面側)に湾曲させた状態(凹形状)で、半導体層101を支持基板111に接合する。なお、かかる場合、成長基板120であるサファイア基板は、支持基板111との接合面の反対側に湾曲させた状態(凸形状)である。
このように、熱伝導の悪いサファイア基板120から熱伝導の良い支持基板111に、半導体層101をジャンクションダウンによって貼り替え、また、各半導体層101の周りを金属層である融着層20で取り囲むため、半導体発光素子100において、放熱性が大きく改善され、大電流駆動が可能となり、高輝度が実現できる。
なお、本発明に係る半導体発光素子の製造方法では、成長基板120として、GaN基板やサファイア基板以外に、例えば、スピネル基板や、MgO基板や、ZnO基板や、LAO基板や、GaO基板や、Si基板等を用いることができる。
また、本発明は、半導体レーザや発光ダイオード以外の電子デバイス等にも適用可能である。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子を備えた照明装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子のC-C’断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子のA-A’断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子のB-B’断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法における結晶成長工程を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法におけるp側電極形成工程終了後の半導体発光素子の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法における転写工程を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法における転写工程終了後の半導体発光素子の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法における分離工程終了後の半導体発光素子の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子を備えた照明装置の構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子のA-A’断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体発光素子のB-B’断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法における転写工程を説明するための図である。 従来の半導体発光素子の製造方法を説明するための図である。 従来の半導体発光素子の製造方法における問題点を説明するための図である。
符号の説明
11…n型コンタクト層
12…n型クラッド層
13…活性層
14…キャップ層
15…p型クラッド層
16…p型コンタクト層
17…SiO
18…n側電極
19…埋め込み層
20…融着層
20A…接合層
21…p側電極
100…半導体発光素子
101…半導体層
110…照明装置
111…支持基板
112…カソード
113…リードワイヤ
114…アノード
120…成長基板
121…選択マスク

Claims (7)

  1. 成長基板の主面に対して傾斜した結晶面に平行な面内に延在する活性層を第1導電型半導体層及び第2導電型半導体層で挟む構造で形成された後、支持基板に転写されて該成長基板から分離された複数の半導体層を具備する半導体発光素子であって、
    前記半導体層は、金属層を介して前記支持基板に接合されており、
    前記金属層は、前記第1導電型半導体層及び前記半導体層における前記結晶面に平行な面内に延在する第1電極に接触すると共に、前記複数の半導体層の間において、前記支持基板側に凹んだ形状で配置されていることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記第1導電型半導体層の端部及び前記活性層の端部は、前記成長基板から分離された前記半導体層の表面に到達しないように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記支持基板上に形成された前記金属層上に、少なくとも表面が絶縁層で覆われている埋め込み層が形成されており、
    前記半導体層は、前記金属層及び前記埋め込み層を介して前記支持基板に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  4. 前記埋め込み層は、前記成長基板から分離された前記半導体層の表面に到達するように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体発光素子。
  5. 複数の半導体層を具備する半導体発光素子の製造方法であって、
    横方向の結晶成長を用いて、成長基板の主面に対して傾斜した結晶面に平行な面内に延在する活性層を第1導電型半導体層及び第2導電型半導体層で挟む構造を有する複数の半導体層を形成する結晶成長工程と、
    金属層を介して前記半導体層を支持基板に接合する転写工程と、
    前記半導体層を前記成長基板から分離する分離工程と、
    前記支持基板上に形成された前記金属層上に、少なくとも表面が絶縁層で覆われている埋め込み層を形成する埋め込み層形成工程とを有し、
    前記金属層は、前記第1導電型半導体層及び前記半導体層における前記結晶面に平行な面内に延在する第1電極に接触すると共に、前記複数の半導体層の間において、前記支持基板側に凹んだ形状で配置されていることを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記埋め込み層形成工程において、ケイ素化合物及び添加材を有機溶剤に溶解した塗布液を、前記金属層に塗布した後に焼成することによって、前記埋め込み層を形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体発光素子の製造方法。
  7. 前記埋め込み層形成工程において、熱硬化型インキを前記金属層に塗布した後に焼成することによって、前記埋め込み層を形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体発光素子の製造方法。
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