JP2007095491A - 燃料電池システム - Google Patents

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憲二 加藤
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Abstract

【課題】 空気の流量分布が偏ることを補正して、燃料電池の出力低下を抑制しつつ寿命の延長を図ると共に、水の回収能率を向上させることができる燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】 本願発明の燃料電池システム1によれば、空気供給路13の第1曲部13aに生じる空気の流量分布の偏りを補正する第1整流手段31を備えているので、燃料電池スタック11に流入される空気の流量分布の偏りを補正して、燃料電池の出力低下を抑制しつつ寿命の延長を図ることができる。また、空気排出路15の第2曲部15aに生じる空気の流量分布の偏りを補正する第2整流手段32を備えているので、熱交換装置14に流入される空気の流量分布の偏りを補正して、水の回収能率の向上を図ることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料電池システムに関し、特に、空気の流量分布が偏ることを補正して、燃料電池の出力低下を抑制しつつ寿命の延長を図ると共に、水の回収能率を向上させることができる燃料電池システムに関するものである。
一般に、燃料電池を搭載した車両(以下、「燃料電池搭載車両」と称す)においては、積層型の燃料電池スタックによって発生させられた電力を駆動モータに供給し、その駆動モータを駆動することによってトルクを発生させる。
そのために、特開2004−288496号公報(特許文献1)に記載されるように、燃料電池搭載車両に車載燃料電池システム(燃料電池システム)が配設され、その車載燃料電池システムは、空気を供給するための空気供給ファンユニットと、その空気供給ファンユニットから空気が供給される燃料電池スタックと、その燃料電池スタックから排出された空気中の水分を凝縮させる凝縮器ユニット(熱交換装置)とを主に備えて構成される。
そして、空気供給ファンユニットにより導入された空気が空気導入ダクト(空気供給路)を介して燃料電池スタックに供給され、空気中の酸素と燃料タンクから供給された水素とが反応させられて水が生成されると共に、反応に伴って電流が発生する。
また、反応により生成した水は、空気極の表面や電解質膜の表面等から熱を奪って水蒸気となり、燃料電池スタックから排出される空気と共に排気導入ダクト(空気排出路)を介して凝縮器ユニットに供給され、その凝縮器ユニットにより水蒸気が水に凝縮されて回収される。
特開2004−288496号公報(図2など)
ここで、燃料電池システム401を自動車等の車両に搭載する場合には、図7に示すように、空気供給路413及び空気排出路415を略L字状に形成することで、燃料電池システム401全体の高さ方向寸法(図7上下方向寸法)を小さくして、車内スペースを確保している。
しかしながら、空気供給路413及び空気排出路415を略L字状に形成した場合には、図7中の矢印に示すように、空気供給路413及び空気排出路415内の空気の流量分布が外側コーナー部413a2,415a2側(図7左側)へ偏り、その結果、燃料電池スタック411及び凝縮器ユニット414に供給される空気の流量分布が不均一となる。
燃料電池スタック411に供給される空気の流量分布が不均一になると、空気極の表面に供給される空気の分布が不均一となるため、空気極表面の内の空気濃度の低い箇所においてカソード反応が十分に進行せず、その分、燃料電池スタック411の出力が低下する。
更に、空気極に均一に空気が供給されないため、カソード反応が不均一に進行し、その結果、反応熱による熱分布が不均一となり、燃料電池が破壊される危険性が生じる。
また、凝縮器ユニット414に供給される空気の流量分布が不均一になると、水蒸気が凝縮器ユニット414内のフィンの一部に偏って供給されるため、フィン全体に均一に供給される場合と比較して水蒸気の凝縮能率が低下して、水の回収能率が低下する。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、空気の流量分布が偏ることを補正して、燃料電池の出力低下を抑制しつつ寿命の延長を図ると共に、水の回収能率を向上させることができる燃料電池システムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の燃料電池システムは、複数の燃料電池セルが積層された燃料電池スタックと、その燃料電池スタックに空気を供給するための空気供給路とを備えるものであり、前記空気供給路は、その内部を流通する空気の流れ方向が屈曲する第1曲部を備えて構成されるものであり、前記燃料電池スタックと前記第1曲部との間に配設される第1整流手段を備え、その第1整流手段が前記燃料電池スタックに流入される空気の流量分布の偏りを補正する。
請求項2記載の燃料電池システムは、請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池スタックから流出される空気を排出するための空気排出路と、その空気排出路から排出される空気の熱交換を行う熱交換装置を備え、前記空気排出路は、その内部を流通する空気の流れ方向が屈曲する第2曲部を備えて構成されるものであり、前記熱交換装置と前記第2曲部との間に配設される第2整流手段を備え、その第2整流手段が前記熱交換装置に流入される空気の流量分布の偏りを補正する。
請求項3記載の燃料電池システムは、複数の燃料電池セルが積層された燃料電池スタックと、その燃料電池スタックから流出される空気を排出するための空気排出路と、その空気排出路から排出される空気の熱交換を行う熱交換装置とを備えるものであり、前記空気排出路は、その内部を流通する空気の流れ方向が屈曲する第2曲部を備えて構成されるものであり、前記熱交換装置と前記第2曲部との間に配設される第2整流手段を備え、その第2整流手段が前記熱交換装置に流入される空気の流量分布の偏りを補正する。
請求項4記載の燃料電池システムは、請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池システムにおいて、前記第1又は第2整流手段は、多数の孔を有する網目部材を備え、その網目部材は、前記燃料電池スタックの上部全面に形成されたスタック空気取入口又は前記熱交換装置の下部全面に形成された凝縮器空気取入口を覆うように配置されている。
請求項5記載の燃料電池システムは、請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池システムにおいて、前記第1又は第2整流手段は、前記燃料電池スタックの上部全面に形成されたスタック空気取入口の断面又は前記熱交換装置の下部全面に形成された凝縮器空気取入口の断面に沿って並設される複数の整流板を備え、隣り合う前記整流板同士の離間寸法は、不等間隔に設定されると共に、その離間寸法が前記第1又は第2曲部の内側コーナー部側へ向けて大きくなるように設定されている。
請求項6記載の燃料電池システムは、請求項1から3又は5のいずれかに記載の燃料電池システムにおいて、前記第1又は第2整流手段は、前記燃料電池スタックの上部全面に形成されたスタック空気取入口の断面又は前記熱交換装置の下部全面に形成された凝縮器空気取入口の断面に対して略垂直に配置される1又は複数の垂直板と、その垂直板の前記空気取入口と離間する側の端部に連設される傾斜板とを備え、前記傾斜板は、前記第1又は第2曲部の内側コーナー部側へ向けて傾斜を有して構成されている。
請求項1記載の燃料電池システムによれば、燃料電池スタックに空気を供給するための空気供給路は、その内部を流通する空気の流れ方向が屈曲する第1曲部を備えているので、空気供給路の納めるスペースを小型化して、その分、燃料電池システム全体の小型化を図ることができるという効果がある。
更に、第1曲部と燃料電池スタックとの間に配設される第1整流手段が第1曲部により生じる空気の流量分布の偏りを補正する、即ち、燃料電池スタックに流入される空気の流量分布の偏りを補正するので、燃料電池の空気極の表面全体における空気濃度を均一化して、空気極の表面全体で均一にカソード反応を進行させることができる。
これにより、カソード反応が十分に進行しない箇所をなくすことができるので、その分、燃料電池スタックの出力が低下することを抑制することができるという効果がある。
更に、カソード反応を均一に進行させることができるので、反応熱の熱分布を均一化して、燃料電池が破壊されることを防止でき、その結果、燃料電池スタックの寿命の向上を図ることができるという効果がある。
請求項2記載の燃料電池システムによれば、請求項1記載の燃料電池システムの奏する効果に加え、燃料電池スタックから流出される空気を排出するための空気排出路は、その内部を流通する空気の流れ方向が屈曲する第2曲部を備えているので、空気排出路の納めるスペースを小型化して、その分、燃料電池システム全体の小型化を図ることができるという効果がある。
更に、第2曲部と熱交換装置との間に配設される第2整流手段が熱交換装置に流入される空気の流量分布の偏りを補正するので、熱交換装置内の全体に空気を供給することができる。
ここで、カソード反応により生成した水は、空気極の表面や電解質膜の表面等から熱を奪って水蒸気となり、燃料電池スタックから流出される空気と共に空気排出路を介して熱交換装置に供給され、その熱交換装置により水蒸気が水に凝縮されて回収される。
そして、熱交換装置内の全体に空気を供給することで、熱交換装置内の空気の流量分布が偏る場合と比較して、水蒸気の凝縮能率を向上させて、水の回収能率を向上させることができるという効果がある。
請求項3記載の燃料電池システムによれば、燃料電池スタックから流出される空気を排出するための空気排出路は、その内部を流通する空気の流れ方向が屈曲する第2曲部を備えているので、空気排出路の納めるスペースを小型化して、その分、燃料電池システム全体の小型化を図ることができるという効果がある。
更に、第2曲部と熱交換装置との間に配設される第2整流手段が第2曲部により生じる空気の流量分布の偏りを補正する、即ち、熱交換装置に流入される空気の流量分布の偏りを補正するので、熱交換装置内の全体に空気を供給することができる。
ここで、カソード反応により生成した水は、空気極の表面や電解質膜の表面等から熱を奪って水蒸気となり、燃料電池スタックから流出される空気と共に空気排出路を介して熱交換装置に供給され、その熱交換装置により水蒸気が水に凝縮されて回収される。
そして、熱交換装置内の全体に空気を供給することで、熱交換装置内の空気の流量分布が偏る場合と比較して、水蒸気の凝縮能率を向上させて、水の回収能率を向上させることができるという効果がある。
請求項4記載の燃料電池システムによれば、請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池システムの奏する効果に加え、第1又は第2整流手段は、多数の孔を有する網目部材を備え、その網目部材が燃料電池スタックの上部全面に形成されたスタック空気取入口又は熱交換装置の下部全面に形成された凝縮器空気取入口を覆うように配置されているので、第1又は第2曲部から流出される空気が網目部材の孔により分断され、その結果、空気の流れが撹拌される。
これにより、スタック空気取入口又は凝縮器空気取入口に流入される空気の流量分布の偏りが補正されて、燃料電池スタック又は熱交換装置に流入される空気の流量分布の偏りを補正することができるという効果がある。
請求項5記載の燃料電池システムによれば、請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池システムの奏する効果に加え、第1又は第2整流手段は、燃料電池スタックの上部全面に形成されたスタック空気取入口の断面又は熱交換装置の下部全面に形成された凝縮器空気取入口の断面に沿って並設される複数の整流板を備えているので、第1又は第2曲部から流出される空気の流れが整流板に沿って変化する。
その結果、スタック空気取入口又は凝縮器空気取入口に流入される空気の流量分布の偏りが補正されて、燃料電池スタック又は熱交換装置に流入される空気の流量分布の偏りを補正することができるという効果がある。
更に、隣り合う整流板同士の離間寸法は、不等間隔に設定されると共に第1又は第2曲部の内側コーナー部側へ向けて大きくなるように設定されているので、外側コーナー部側の空気の流れが制限され、その結果、外側コーナー部側の空気の流量分布が減少し、その分、内側コーナー部側の空気の流量分布が増大する。
ここで、第1又は第2曲部から流出される空気の流量分布は、外側へ向かうに従い増大する傾向にあるが、整流板により外側の流量は減少し内側は増大することで流量分布の偏りを正確に補正することができるという効果がある。
請求項6記載の燃料電池システムによれば、請求項1から3又は5のいずれかに記載の燃料電池システムの奏する効果に加え、第1又は第2整流手段は、燃料電池スタックの上部全面に形成されたスタック空気取入口の断面又は熱交換装置の下部全面に形成された凝縮器空気取入口の断面に対して略垂直に配置される1又は複数の垂直板と、その垂直板のスタック空気取入口又は凝縮器空気取入口と離間する側の端部に連設される傾斜板とを備え、その傾斜板が第1又は第2曲部の内側コーナー部へ向けて傾斜を有して構成されているので、外側コーナー部側へ流れる空気が制限され、その結果、外側コーナー部側の空気の流量分布が減少し、その分、内側コーナー部側の空気の流量分布が増大する。
ここで、第1又は第2曲部から流出される空気の流量分布は、外側コーナー部側へ向かうに従い増大するため、上述したように、外側コーナー部側の空気の流量分布が減少し、かつ、内側コーナー部側の空気の流量分布が増大することで、燃料電池スタック又は熱交換装置に流入される空気の流量分布の偏りを補正することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施の形態における燃料電池システム1が搭載される車両10の模式平面図であり、図2は、本発明の第1実施の形態における燃料電池システム1が搭載される車両10の模式側面図である。なお、図1及び図2の矢印FWDは車両10の前進方向を示す。また、図2では、理解を容易とするために、車輪8及びサイドメンバー9L,9Rが点線で図示されている。
図1に示すように、車両10は、車両10に搭載される燃料電池システム1と、その燃料電池システム1に供給する水素ガスを貯蔵する燃料貯蔵手段2と、その燃料貯蔵手段2に貯蔵される水素ガスを燃料電池スタック11に供給する燃料供給用補機類ユニット3と、空気供給路13へ水を供給するための水供給用補機類ユニット4と、燃料貯蔵手段2の車両10底面側(図1紙面奥側)に配設される2次電池5と、その2次電池5の進行方向後方側(図1右側)に配設される駆動装置制御ユニット6と、空気排出路15の車両10底面側に配設される補機類用2次電池7と、4本の車輪8とを主に備えて構成されている。
燃料電池システム1は、複数の燃料電池が積層される燃料電池スタック11と、その燃料電池スタック11に空気を供給する空気供給ファンユニット12と、その空気供給ファンユニット12と燃料電池スタック11とを連通する空気供給路13と、燃料電池スタック11から排出された空気中の水分を凝縮する凝縮器ユニット14と、その凝縮器ユニット14と燃料電池スタック11とを連通する空気排出路15とを備えて構成されている。
燃料電池スタック11は、車両10の動力源として使用されるものであり、車両10の上面視(図1紙面垂直方向視)において略中央に配置されつつ、車両フレーム9の右側及び左側サイドメンバー9R,9Lの間に取付ブラケット9aを介して取り付け固定されている。
なお、本実施の形態における燃料電池は、固体高分子膜型燃料電池で構成されているが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、アルカリ水溶液型(AFC)、リン酸型(PAFC)、溶融炭酸塩型(MCFC)、固体酸化物型(SOFC)、直接型メタノール(DMFC)等で構成しても良い。
また、取付ブラケット9aと車両フレーム9との間、又は、燃料電池スタック11と取付ブラケット9aとの間には、樹脂等の電気的に絶縁性の材料から成る絶縁部材(図示せず)が介在し、車両フレーム9と燃料電池スタック11とが電気的に絶縁された状態となっている。そのため、燃料電池スタック11の出力が車両フレーム9を流れることがない。
また、燃料電池スタック11の幅方向寸法(図1上下方向寸法)は、左側及び右側サイドメンバー9L,9R同士の離間寸法と略同等に設定され、燃料電池スタック11の幅方向(図1上下方向)における中心が車両10の車幅方向(図1上下方向)の中心と略同一とされている。
即ち、燃料電池スタック11が前輪8FR,8FLの車軸と後輪8RR,8RLの車軸との間に配設されるので、車両10の重心位置付近に重量物が集中し、重心回りの慣性モーメントが低減され、車両10の旋回性能が向上する。
空気供給ファンユニット12は、燃料電池スタック11に酸化剤としての常圧の空気を供給するための酸化剤供給源であり、燃料電池スタック11の車両10後方(図1右方)に配置される。
また、空気供給ファンユニット12は、羽根車として遠心式の多翼ファン(図示せず)を備えており、その多翼ファンの回転により空気供給路13へ常圧の空気を吐出する。
なお、空気供給ファンユニット12の車両10上方側(図1紙面手前側)には、エアフィルタ12aが配設され、空気供給ファンユニット12に吸引される空気中の塵埃、汚染物質、有害成分等が除去される。
空気供給路13は、空気供給ファンユニット12から吐出される空気を燃料電池スタック11へ供給するための空気流路であり、その供給口13c(図2参照)の開口面積が燃料電池スタック11の上部全面に形成されるスタック空気取入口11a(図2参照)の開口面積と略同等に設定されている。
なお、空気供給路13内には、水を噴射する水供給ノズル(図示せず)が配設されており、その水供給ノズルから噴射される水が空気供給ファンユニット12から吐出される空気により燃料電池スタック11に供給されて、燃料電池の固体高分子膜を湿潤させる。
凝縮器ユニット14は、燃料電池スタック11から排出された空気中の水分を凝縮して分離するためのものであり、進行方向前方(図1左方)に配置されることで、走行風により冷却される。
そして、分離された水分が配水管(図示せず)を介して水供給用補機類ユニット4内の水タンクに回収されると共に、水分が分離された空気が凝縮器ユニット14の上部全面に形成される排気口14aから大気中に放出される。なお、水タンクに回収された水は、上述した水供給ノズルに供給されて、固体高分子膜を湿潤するために再利用される。
空気排出路15は、燃料電池スタック11から排出される空気を凝縮器ユニット14へ供給するための空気流路であり、その排出口15c(図3参照)が凝縮器ユニット14の下方に配置されると共に、開口面積が凝縮器ユニット14の下部全面に形成される凝縮器空気取入口14bの開口面積と略同等に設定されている。
燃料貯蔵手段2は、複数、例えば4本の水素ガスボンベで構成される貯蔵容器であり、車両10後方に配置されて車両フレーム9に着脱可能に支持される。
なお、本実施の形態における燃料貯蔵手段2は、水素を格納した水素ガスボンベで構成されているが、水素吸蔵合金を格納した容器や、デカリンのような水素吸蔵液体を格納した容器で構成しても良い。
燃料供給用補機類ユニット3は、燃料貯蔵手段2に貯蔵した水素ガスを燃料電池スタック11に供給するための燃料供給管路、燃料圧力調整弁、燃料供給電磁弁、逆止弁、圧力センサ等の補機類を備えるものであり、燃料電池スタック11の車両10後方側(図1右側)に配置されている。
そして、燃料としての水素ガスは、燃料貯蔵手段2から燃料供給用補機類ユニット3を介して燃料電池スタック11の各燃料電池に供給される。この場合、各燃料電池に供給される水素ガスがあらかじめ設定された一定の圧力に維持されるように、圧力センサで燃料供給管路内の水素ガスの圧力をモニターしながら、燃料圧力調整弁を調整して、水素ガスを燃料貯蔵手段2から供給する。
なお、本実施の形態において、燃料電池から排出される水素ガスは、燃料回収管路(図示せず)を介して回収され、再度、燃料電池に供給するように構成されているが、燃料電池から排出される水素ガスと酸素とを結合させることで、水として大気中に排出しても良い。
水供給用補機類ユニット4は、空気供給路13へ水を供給するための水供給管路、電磁弁、流量調整弁、水タンク、水供給ポンプ等の補機類を備えるものであり、燃料電池スタック11の車両10後方側(図1右側)に配置されている。
これにより、上述したように、固体高分子膜を湿潤させることができると共に、凝縮器ユニット14から分離された水分を水タンクに回収して、再度、固体高分子膜を湿潤させることができる。
2次電池5は、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、ナトリウム硫黄電池等のいわゆるバッテリ(蓄電池)であり、燃料供給用及び水供給用補機類ユニット3,4の車両10後方側(図1右側)、かつ、右側及び左側サイドメンバー9R,9L同士の間に配設される。
駆動装置制御ユニット6は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ等の記憶手段、入出力インターフェイス等を備えて構成され、駆動モータ(図示せず)等の駆動装置の動作を制御する。
補機類用2次電池7は、補機類用の蓄電手段であり、空気排出路15の車両10底面側に配設されている。なお、本実施の形態における補機類用2次電池7は、バッテリで構成されているが、キャパシタで構成しても良い。
車輪8は、進行方向前方(図1左方)に位置する左右の前輪8FL,8FRと、進行方向後方(図1右方)に位置する左右の後輪8RL,8RRとの4輪を備え、それら車輪8は、サスペンション機構を介し右側及び左側サイドメンバー9R,9Lとクロスメンバー9Cとに取り付けられている。
車両フレーム9は、車両10の側面側(図1上下側)に位置する右側及び左側サイドメンバー9R,9Lと、それら右側及び左側サイドメンバー9R,9Lを連結する複数のクロスメンバー9Cを備え、それら右側及び左側サイドメンバー9R,9L、クロスメンバー9Cは、鋼、アルミニウム合金、FRP、カーボン複合材等の高強度の材質で構成されている。
図2に示すように、底板9bは、右側及び左側サイドメンバー9R,9Lの下側(図2下側)に取り付けられて車両10の底面を覆う板状部材であり、右側及び左側サイドメンバー9R,9Lと同様の材質で構成されている。
空気供給路13は、略直角な第1曲部13aが形成され、車両10の側面方向視(図2紙面垂直方向視)において略L字状に構成されている。また、空気供給路13の供給口13cが燃料電池スタック11の上部全面に形成されるスタック空気取入口11a全体を覆うように構成されている。なお、詳細については後述する(図3参照)。
同様に、空気排出路15は、略直角な第2曲部15aが形成され、車両10の側面方向視において略L字状に構成されている。また、空気排出路15の排出口15cが凝縮器ユニット14の下部全面に形成される凝縮器空気取入口14b全体を覆うように構成されている。なお、詳細については後述する(図3参照)。
次に、図3を参照して、燃料電池システム1について説明する。図3は、燃料電池システム1の模式断面図である。なお、図3の矢印FWDは車両10の前進方向を示す。また、図3では、空気排出路15の進行方向長さの図示が省略されている。
図3に示すように、空気供給路13は、略直角な第1曲部13aを有する略L字状に形成されるものであり、燃料電池スタック11に空気を供給するための空気供給室13bの進行方向寸法(図3左右方向寸法)W1がスタック空気取入口11aの進行方向寸法と略同等に設定されている。
また、空気供給路13内には、複数の孔を有する網目部材31が内側コーナー部13a1と空気供給室13bの進行方向前方側(図3左側)壁面との間に介設されており、その網目部材31は、スタック空気取入口11a断面と略平行に配置されている。
同様に、空気排出路15は、略直角な第2曲部15aを有する略L字状に形成されるものであり、凝縮器ユニット14に空気を排出するための空気排出室15bの進行方向寸法W2が凝縮器空気取入口14bの進行方向寸法と略同等に設定されている。
また、空気排出路15内には、複数の孔を有する網目部材32が内側コーナー部15a1と空気排出室15bの進行方向前方側壁面との間に介設されており、その網目部材32は、凝縮器空気取入口14b断面と略平行に配置されている。
ここで、燃料電池スタック11の出力は、燃料電池スタック11に供給される空気量に依存するため、供給口13cの進行方向寸法W1を大きくすることが望ましく、一方、車両10の車内スペースを確保するために燃料電池システム1全体の高さ方向寸法(図3上下方向寸法)を小さくすることが望ましい。
かかる要望を満たすために、空気供給路13は、第1曲部13aの空気流出側が空気流入側と比較して幅広の略L字状に形成される。
一方、凝縮器ユニット14は、車両10走行時の走行風により冷却されるものであり、凝縮器ユニット14の水回収能率を向上させるために、凝縮器ユニット14の表面積を大きくすることが望ましく、一方、車高(車両10の高さ)を低くするために凝縮器ユニット14の高さ寸法H1を小さくすることが望ましい。
かかる要望を満たすために、排出口15cの進行方向寸法W2は大きく設定され、その結果、空気排出路15は、第2曲部15aの空気流出側が空気流入側と比較して幅広の略L字状に形成される。
しかしながら、上述したように、第1及び第2曲部13a,15aの空気流出側を空気流入側と比較して幅広の略L字状に形成した場合では、空気供給ファンユニット12及び燃料電池スタック11から流出される空気の大部分が外側コーナー部13a2,15a2に沿って流れるため、空気供給室13b及び空気排出室15bにおいて、内側コーナー部13a1,15a1側(図3右側)の空気の流量分布が外側コーナー部13a2,15a2側(図3左側)の空気の流量分布と比較して少なくなってしまう。
そこで、網目部材31,32を配設することで、網目部材31,32が第1及び第2曲部13a,15aから流出される空気の流れを均等に分断して、空気の流れを撹拌することができる。
これにより、空気供給室13b及び空気排出室15bにおける空気の流量分布を補正して、空気の流量分布を均一化することができる。
このように、空気供給室13b内の空気の流量分布が均一化されることで、燃料電池スタック11に供給される空気を均一化することができるので、空気極の表面全体における空気濃度を均一化して、空気極の表面全体で均一にカソード反応を進行させることができる。
その結果、カソード反応が十分に進行しない箇所をなくすことができるので、その分、燃料電池スタック11の出力が低下することを抑制することができる。
また、空気極の表面全体で均一にカソード反応が進行するので、反応熱の熱分布を均一化することができる。その結果、熱分布の不均一により、燃料電池スタック11が破壊されることを防止して、燃料電池スタック11の寿命の向上を図ることができる。
更に、常圧型の空気供給装置である空気供給ファンユニット12を用いた場合においても空気供給室13b内の空気の流量分布を均一化することができるので、スーパーチャージャー等の複雑で大型の空気加圧装置が不要となる。
その結果、燃料電池システム1全体の大きさを小型化することができるので、その分、車内スペースを確保することができる。
また、燃料電池スタック11及び空気供給路13の空気加圧装置に耐え得る強度が不要となり、燃料電池スタック11及び空気供給路13の製造コストの低減を図ることができる。
一方、空気排出室15b内の空気の流量分布が均一化されることで、凝縮器ユニット14内のフィンに供給される空気を均一化することができるので、凝縮器ユニット14内の空気の流量分布が偏る場合と比較して、空気中の水蒸気の凝縮能率を向上させて、水分の回収能率を向上させることができる。
また、内側コーナー部13a1,15a1が略円弧状に湾曲して構成されているので、空気供給ファンユニット12及び燃料電池スタック11から流出される空気が内側コーナー部13a1,15a1の湾曲面に沿って流れる。
その結果、内側コーナー部13a1,15a1が直角で構成される場合と比較して、空気の剥離を防止できるので、空気供給室13b及び空気排出室15bにおける内側コーナー部13a1,15a1側(図3右側)の空気の流量分布を大きくして、空気供給室13b及び空気排出室15b内の空気の流量分布を均一化することができる。
なお、網目部材31,32の孔の開口寸法は、特に限定されるものでなく、供給口13c及び排出口15cの進行方向寸法W1,W2に応じて種々に変更されるものである。
また、本実施の形態における網目部材31,32は、全ての孔の開口寸法が均等に設定されているが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、孔の開口寸法を内側コーナー部13a1,15a1側(図3右側)へ向かうに従い漸次大きくなるように構成しても良い。
これにより、空気の流量分布が大きい外側コーナー部13a2,15a2側(図3左側)の空気を細かく分断することができるので、空気の流れを均一に撹拌して、空気供給室13b及び空気排出室15b内の空気の流量分布をより均一化することができる。
また、本実施の形態における網目部材31,32は、内側コーナー部13a1,15a1と空気供給室13b及び空気排出室15bの進行方向前方側壁面との間に介設されているが、より供給口13c及び排出口15c側(図3下側)に配置しても良く、また、内側コーナー部13a1,15a1と外側コーナー部13a2,15a2との間に介設しても良い。
次いで、図4を参照して第2実施の形態について説明する。第1実施の形態では、空気供給路13及び空気排出路15内に網目部材31,32が配設されていたのに対し、第2実施の形態では、第1及び凝縮器空気取入口11a,14bの断面に対して略垂直な複数の整流板131,132が配設されている。なお、上述した第1実施の形態と同一の部分には、同一の符号を付して、その説明は省略する。
図4は、本発明の第2実施の形態における燃料電池システム101の模式断面図である。なお、図4の矢印FWDは車両10の前進方向を示す。また、図4では、空気排出路15の進行方向長さの図示が省略されている。
図4に示すように、空気供給室13b内には、複数の整流板131がスタック空気取入口11aの断面に対して略平行に並設されており、その各整流板131は、空気供給室13bの車幅方向(図4紙面垂直方向)両端側に固定されつつスタック空気取入口11aの断面に対して略垂直に配置されている。
また、各整流板131同士の対向距離寸法は、内側コーナー部13a1側(図4右側)へ向かうに従い漸次大きくなるように設定されている。
なお、最も進行方向前方側(図4左側)に位置する整流板131と空気供給室13bの進行方向前方側壁面との離間寸法は、各整流板131同士の対向距離寸法と比較して最も小さく設定され、一方、最も進行方向後方側(図4右側)に位置する整流板131と空気供給室13bの進行方向後方側壁面との離間寸法は、各整流板131同士の対向距離寸法と比較して最も大きく設定されている。
同様に、空気排出室15b内には、複数の整流板132が凝縮器空気取入口14bの断面に対して略平行に並設されており、その各整流板132は、空気排出室15bの車幅方向両端側に固定されつつ凝縮器空気取入口14bの断面に対して略垂直に配置されている。
また、各整流板132同士の対向距離寸法は、内側コーナー部15a1側(図4右側)へ向かうに従い漸次大きくなるように設定されている。
なお、最も進行方向前方側に位置する整流板132と空気排出室15bの進行方向前方側壁面との離間寸法は、各整流板132同士の対向距離寸法と比較して最も小さく設定され、一方、最も進行方向後方側に位置する整流板132と空気排出室15bの進行方向後方側壁面との離間寸法は、各整流板132同士の対向距離寸法と比較して最も大きく設定されている。
上述したように、各整流板131,132が第1及び凝縮器空気取入口11a,14bの断面に対して略垂直に配置されているので、空気供給ファンユニット12及び燃料電池スタック11から外側コーナー部13a2,15a2へ向けて流出される空気の流れが整流板131,132に沿いつつ第1及び凝縮器空気取入口11a,14bの断面に対して略垂直に変化して、空気供給室13b及び空気排出室15bにおける空気の流量分布を補正することができる、即ち、空気の流量分布を均一化することができる。
更に、各整流板131,132同士の対向距離寸法が内側コーナー部13a1,15a1側へ向かうに従い漸次大きくなるように設定されているので、外側コーナー部13a2,15a2側(図4左側)の空気の流れが制限され、その結果、外側コーナー部13a2,15a2側の空気の流量分布が減少し、かつ、内側コーナー部13a1,15a1側の空気の流量分布が増大する。
ここで、第1又は第2曲部13a,15aから流出される空気の流量分布は、外側コーナー部13a2,15a2側へ向かうに従い増大するため、上述したように、外側コーナー部13a2,15a2側の空気の流量分布が減少し、かつ、内側コーナー部13a1,15a1側の空気の流量分布が増大することで、空気供給室13b及び空気排出室15bにおける空気の流量分布をより均一化することができる。
このように、空気供給室13b内の空気の流量分布が均一化されることで、燃料電池スタック11に供給される空気を均一化することができるので、空気極の表面全体における空気濃度を均一化して、空気極の表面全体で均一にカソード反応を進行させることができる。
その結果、カソード反応が十分に進行しない箇所をなくすことができるので、その分、燃料電池スタック11の出力が低下することを抑制することができる。
また、空気極の表面全体で均一にカソード反応が進行するので、反応熱の熱分布を均一化することができる。その結果、熱分布の不均一により、燃料電池スタック11が破壊されることを防止して、燃料電池スタック11の寿命の向上を図ることができる。
更に、常圧型の空気供給装置である空気供給ファンユニット12を用いた場合においても空気供給室13b内の空気の流量分布を均一化することができるので、スーパーチャージャー等の複雑で大型の空気加圧装置が不要となる。
その結果、燃料電池システム101全体の大きさを小型化することができるので、その分、車内スペースを確保することができる。
また、燃料電池スタック11及び空気供給路13の空気加圧装置に耐え得る強度が不要となり、燃料電池スタック11及び空気供給路13の製造コストの低減を図ることができる。
一方、空気排出室15b内の空気の流量分布が均一化されることで、凝縮器ユニット14内のフィンに供給される空気を均一化することができるので、凝縮器ユニット14内の空気の流量分布が偏る場合と比較して、空気中の水蒸気の凝縮能率を向上させて、水分の回収能率を向上させることができる。
なお、本実施の形態における整流板131は、その上端部が内側コーナー部13a1の上端部と略同一の高さに設定されると共に、整流板132は、その下端部が内側コーナー部15a1の下端部と略同一の高さに設定されているが、必ずしもこれに限られるものではなく、整流板131の上端部が内側コーナー部13a1の上端よりも上方に位置すると共に、整流板132の下端部が内側コーナー部15a1の下端部よりも下方に位置するように構成しても良い。
ただし、外側コーナー部13a2,15a2へ向かう空気流路を確保するために、整流板131の上端部と空気供給路13の車両10上方側(図4上側)壁面との間、及び、整流板132の下端部と空気排出路15の車両10底面側(図4下側)壁面との間には所定の隙間を確保することが望ましい。
また、本実施の形態のおける整流板131は9枚で構成されると共に、整流板132は6枚で構成されているが、必ずしもこれに限られるものではなく、供給口13c及び排出口15cの進行方向寸法W1,W2に応じて種々に変更されるものである。
次いで、図5を参照して第3実施の形態について説明する。第1実施の形態では、空気供給路13及び空気排出路15内に網目部材31,32が配設されていたのに対し、第3実施の形態では、断面略くの字状の整流板231,232が配設されている。なお、上記各実施の形態と同一の部分には、同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は、本発明の第3実施の形態における燃料電池システム201の模式断面図である。なお、図5の矢印FWDは車両10の前進方向を示す。また、図5では、空気排出路15の進行方向長さの図示が省略されている。
図5に示すように、整流板231は、供給口13cの車両10の進行方向(図5左右方向)略中央に配置されつつスタック空気取入口11aの断面に対して略垂直に配設される垂直板231aと、その垂直板231aのスタック空気取入口11aと離間する側(図5上側)の端部に連設されつつ内側コーナー部13a1側(図5右側)へ向けて傾斜を有する傾斜板231bとを備えて構成されている。
垂直板231aは、その上端部が内側コーナー部13a1の上端と略同一の高さに設定されると共に、その下端部が供給口13cと所定の距離を隔てて配設されている。
傾斜板231bは、その上端部が空気供給路13の車両10上方側(図5上側)壁面と所定の距離を隔てて配設されている。また、本実施の形態では、傾斜板231bと垂直板231aとがなす傾斜角θ1は、135度に設定されている。
整流板232は、排出口15cの車両10の進行方向略中央に配置されつつ凝縮器空気取入口14bの断面に対して略垂直に配設される垂直板232aと、その垂直板232aの凝縮器空気取入口14bと離間する側(図5下側)の端部に連設されつつ内側コーナー部15a1側(図5右側)へ向けて傾斜を有する傾斜板232bとを備えて構成されている。
垂直板232aは、その下端部が内側コーナー部15a1の下端と略同一の高さに設定されると共に、その上端部が排出口15cと所定の距離を隔てて配設されている。
傾斜板232bは、その下端部が空気排出路15の車両10底面側(図5下側)壁面と所定の距離を隔てて配設されている。また、本実施の形態では、傾斜板232bと垂直板232aとがなす傾斜角θ2は、135度に設定されている。
上述したように、整流板231,232は、内側コーナー部13a1,15a1へ向けて傾斜する傾斜板231b,232bを備えて構成されているので、その傾斜板231b,232bが外側コーナー部13a2,15a2側(図5左側)へ流れる空気の流量を制限する。
そして、空気の流れを垂直板231a,232aに沿いつつ第1及び凝縮器空気取入口11a,14bの断面に対して略垂直に変化させて、空気供給室13b及び空気排出室15bにおける空気の流量分布を補正することができる、即ち、空気の流量分布を均一化することができる。
このように、空気供給室13b内の空気の流量分布が均一化されることで、燃料電池スタック11に供給される空気を均一化することができるので、空気極の表面全体における空気濃度を均一化して、空気極の表面全体で均一にカソード反応を進行させることができる。
その結果、カソード反応が十分に進行しない箇所をなくすことができるので、その分、燃料電池スタック11の出力が低下することを抑制することができる。
また、空気極の表面全体で均一にカソード反応が進行するので、反応熱の熱分布を均一化することができる。その結果、熱分布の不均一により、燃料電池スタック11が破壊されることを防止して、燃料電池スタック11の寿命の向上を図ることができる。
更に、常圧型の空気供給装置である空気供給ファンユニット12を用いた場合においても空気供給室13b内の空気の流量分布を均一化することができるので、スーパーチャージャー等の複雑で大型の空気加圧装置が不要となる。
その結果、燃料電池システム201全体の大きさを小型化することができるので、その分、車内スペースを確保することができる。
また、燃料電池スタック11及び空気供給路13の空気加圧装置に耐え得る強度が不要となり、燃料電池スタック11及び空気供給路13の製造コストの低減を図ることができる。
一方、空気排出室15b内の空気の流量分布が均一化されることで、凝縮器ユニット14内のフィンに供給される空気を均一化することができるので、凝縮器ユニット14内の空気の流量分布が偏る場合と比較して、空気中の水蒸気の凝縮能率を向上させて、水分の回収能率を向上させることができる。
なお、本実施の形態における整流板231,232の傾斜角θ1,θ2は、135度に設定されているが、必ずしもこれに限られるものではなく、90度より大きくかつ180度より小さい範囲内で種々に変更されるものであり、更に好ましくは、100度以上かつ170度以下の範囲内で種々に変更されるものである。
ここで、傾斜角θ1,θ2が90度以下に設定された場合では、外側コーナー部13a2,15a2側(図5左側)へ流れる空気の流量を減少させることができず、空気供給室13b及び空気排出室15b内の空気の流量分布の均一化を図れない。
一方、傾斜角θ1,θ2が180度に設定された場合では、傾斜板231b,232bが外側コーナー部13a2,15a2側へ流れる空気を遮断して、外側コーナー部13a2,15a2側へ流れる空気の流量が極端に減少し、空気供給室13b及び空気排出室15b内の空気の流量分布の均一化を図れない。
更に、傾斜角θ1,θ2が180度より大きく設定された場合では、傾斜板231b,232bが外側コーナー部13a2,15a2側へ傾斜を有するため、外側コーナー部13a2,15a2側へ流れる空気が増大し、空気供給室13b及び空気排出室15b内の空気の流量分布の均一化が図れない。
以上のことから、空気供給室13b及び空気排出室15b内の空気の流量分布を均一化するために、整流板231,232の傾斜角θ1,θ2を90度より大きくかつ180度より小さい範囲内に設定することが望ましい。
また、本実施の形態における整流板231,232は1枚で構成されているが、必ずしもこれに限られるものではなく、第1及び凝縮器空気取入口11a,14bの断面と略平行に複数並設しても良い。
なお、整流板231,232を複数並設する場合には、傾斜角θ1,θ2を外側コーナー部13a2,15a2側から内側コーナー部13a1,15a1側へ向かうに従い漸次大きくなるように設定することが望ましい。
これにより、内側コーナー部13a1,15a1側に配置される傾斜板231b,232bは、外側コーナー部13a2,15a2側に配置される傾斜板231b,232bと比較して、空気を取り込む量が多くなり、空気供給室13b及び空気排出室15b内の空気の流量分布をより均一化することができる。
次いで、図6を参照して第4実施の形態について説明する。第1実施の形態では、空気供給路13及び空気排出路15内に網目部材31,32が配設されていたのに対し、第4実施の形態では、略円弧状の整流板331,332が配設されている。なお、上記各実施の形態と同一の部分には、同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6は、本発明の第4実施の形態における燃料電池システム301の模式断面図である。なお、図6の矢印FWDは車両10の前進方向を示す。また、図6では、空気排出路15の進行方向長さの図示が省略されている。
図6に示すように、整流板331は、供給口13cの進行方向(図6左右方向)略中央に配置されつつスタック空気取入口11aの断面に対して略垂直に配設される垂直板331aと、その垂直板331aのスタック空気取入口11aと離間する側(図6上側)の端部に連設されつつ内側コーナー部13a1側(図6右側)へ湾入される略円弧状の湾曲板331bとを備えて構成されている。
垂直板331aは、その上端部が内側コーナー部13a1の上端よりも供給口13c側(図6下側)に配置されると共に、その下端部が供給口13cと所定の距離を隔てて配設されている。
湾曲板331bは、その一端が垂直板331aの上端部に連設されると共に、他端が空気供給路13の車両10上方側(図6上側)壁面と所定の距離を隔てて配設されている。
整流板332は、排出口15cの進行方向略中央に配置されつつ凝縮器空気取入口14bの断面に対して略垂直に配設される垂直板332aと、その垂直板332aの凝縮器空気取入口14bと離間する側(図6下側)の端部に連設されつつ内側コーナー部15a1側(図6右側)へ湾入される略円弧状の湾曲板332bとを備えて構成されている。
垂直板332aは、その下端部が内側コーナー部15a1の下端よりも排出口15c側(図6上側)に配置されると共に、その上端部が排出口15cと所定の距離を隔てて配設されている。
湾曲板332bは、その一端が垂直板332aの下端部に連設されると共に、他端が空気排出路15の車両10底面側(図6下側)壁面と所定の距離を隔てて配設されている。
上述したように、整流板331,332は、内側コーナー部13a1,15a1側へ向けて湾入される湾曲板331b,332bを備えて構成されているので、その湾曲板331b,332bが外側コーナー部13a2,15a2側(図6左側)へ流れる空気の流量を制限する。
そして、空気が湾曲板331b,332bに沿いつつ第1及び凝縮器空気取入口11a,14bの断面に対して略垂直に変化して、空気供給室13b及び空気排出室15bにおける空気の流量分布を補正することができる、即ち、空気の流量分布を均一化することができる。
このように、空気供給室13b内の空気の流量分布が均一化されることで、燃料電池スタック11に供給される空気を均一化することができるので、空気極の表面全体における空気濃度を均一化して、空気極の表面全体で均一にカソード反応を進行させることができる。
その結果、カソード反応が十分に進行しない箇所をなくすことができるので、その分、燃料電池スタック11の出力が低下することを抑制することができる。
また、空気極の表面全体で均一にカソード反応が進行するので、反応熱の熱分布を均一化することができる。その結果、熱分布の不均一により、燃料電池スタック11が破壊されることを防止して、燃料電池スタック11の寿命の向上を図ることができる。
更に、常圧型の空気供給装置である空気供給ファンユニット12を用いた場合においても空気供給室13b内の空気の流量分布を均一化することができるので、スーパーチャージャー等の複雑で大型の空気加圧装置が不要となる。
その結果、燃料電池システム301全体の大きさを小型化することができるので、その分、車内スペースを確保することができる。
また、燃料電池スタック11及び空気供給路13の空気加圧装置に耐え得る強度が不要となり、燃料電池スタック11及び空気供給路13の製造コストの低減を図ることができる。
一方、空気排出室15b内の空気の流量分布が均一化されることで、凝縮器ユニット14内のフィンに供給される空気を均一化することができるので、凝縮器ユニット14内の空気の流量分布が偏る場合と比較して、空気中の水蒸気の凝縮能率を向上させて、水分の回収能率を向上させることができる。
なお、本実施の形態における整流板331,332は一枚で構成されているが、必ずしもこれに限られるものではなく、第1及び凝縮器空気取入口11a,14bの断面と略平行に複数並設しても良い。
なお、整流板331,332を複数並設する場合には、湾曲板331b,332bの円弧半径を外側コーナー部13a2,15a2側から内側コーナー部13a1,15a1側へ向かうに従い漸次大きくなるように設定することが望ましい。
これにより、内側コーナー部13a1,15a1側に配置される湾曲板331b,332bは、外側コーナー部13a2,15a2側に配置される湾曲板331b,332bと比較して、空気を取り込む量が多くなり、空気供給室13b及び空気排出室15b内の空気の流量分布をより均一化することができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記各実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施の形態における外側コーナー部13a2,15a2は、略直角で構成されているが、必ずしもこれに限られるものではなく、内側コーナー部13a1,15a1と同様に湾曲して構成しても良い。
これにより、空気供給ファンユニット12及び燃料電池スタック11から排出される空気が外側コーナー部13a2,15a2の湾曲面に沿いつつ流れることで、外側コーナー部13a2,15a2が略直角で構成される場合と比較して、空気供給室13b及び空気排出室15bへ向かう空気の流れをスムーズにすることができる。
本発明の第1実施の形態における燃料電池システムが搭載される車両の模式平面図である。 本発明の第1実施の形態における燃料電池システムが搭載される車両の模式側面図である。 燃料電池システムの模式断面図である。 本発明の第2実施の形態における燃料電池システムの模式断面図である。 本発明の第3実施の形態における燃料電池システムの模式断面図である。 本発明の第4実施の形態における燃料電池システムの模式断面図である。 従来の燃料電池システムの模式断面図である。
符号の説明
1,101,201,301 燃料電池システム
11 燃料電池スタック
11a スタック空気取入口
13 空気供給路
13a 第1曲部
13b 空気供給室(空気供給路の一部)
14 凝縮器ユニット(熱交換装置)
14b 凝縮器空気取入口
15 空気排出路
15a 第2曲部
15b 空気排出室(空気排出路の一部)
31 網目部材(第1整流手段、網目部材)
32 網目部材(第2整流手段、網目部材)
131 整流板(第1整流手段、整流板)
132 整流板(第2整流手段、整流板)
231,331 整流板(第1整流手段)
231a 垂直板
231b 傾斜板
232,332 整流板(第2整流手段)
232a 垂直板
232b 傾斜板

Claims (6)

  1. 複数の燃料電池セルが積層された燃料電池スタックと、その燃料電池スタックに空気を供給するための空気供給路とを備える燃料電池システムにおいて、
    前記空気供給路は、その内部を流通する空気の流れ方向が屈曲する第1曲部を備えて構成されるものであり、
    前記燃料電池スタックと前記第1曲部との間に配設される第1整流手段を備え、
    その第1整流手段が前記燃料電池スタックに流入される空気の流量分布の偏りを補正することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池スタックから流出される空気を排出するための空気排出路と、その空気排出路から排出される空気の熱交換を行う熱交換装置を備え、
    前記空気排出路は、その内部を流通する空気の流れ方向が屈曲する第2曲部を備えて構成されるものであり、
    前記熱交換装置と前記第2曲部との間に配設される第2整流手段を備え、
    その第2整流手段が前記熱交換装置に流入される空気の流量分布の偏りを補正することを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 複数の燃料電池セルが積層された燃料電池スタックと、その燃料電池スタックから流出される空気を排出するための空気排出路と、その空気排出路から排出される空気の熱交換を行う熱交換装置とを備える燃料電池システムにおいて、
    前記空気排出路は、その内部を流通する空気の流れ方向が屈曲する第2曲部を備えて構成されるものであり、
    前記熱交換装置と前記第2曲部との間に配設される第2整流手段を備え、
    その第2整流手段が前記熱交換装置に流入される空気の流量分布の偏りを補正することを特徴とする燃料電池システム。
  4. 前記第1又は第2整流手段は、多数の孔を有する網目部材を備え、
    その網目部材は、前記燃料電池スタックの上部全面に形成されたスタック空気取入口又は前記熱交換装置の下部全面に形成された凝縮器空気取入口を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池システム。
  5. 前記第1又は第2整流手段は、前記燃料電池スタックの上部全面に形成されたスタック空気取入口の断面又は前記熱交換装置の下部全面に形成された凝縮器空気取入口の断面に沿って並設される複数の整流板を備え、
    隣り合う前記整流板同士の離間寸法は、不等間隔に設定されると共に、
    その離間寸法が前記第1又は第2曲部の内側コーナー部側へ向けて大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. 前記第1又は第2整流手段は、前記燃料電池スタックの上部全面に形成されたスタック空気取入口の断面又は前記熱交換装置の下部全面に形成された凝縮器空気取入口の断面に対して略垂直に配置される1又は複数の垂直板と、その垂直板の前記空気取入口と離間する側の端部に連設される傾斜板とを備え、
    前記傾斜板は、前記第1又は第2曲部の内側コーナー部側へ向けて傾斜を有して構成されていることを特徴とする請求項1から3又は5のいずれかに記載の燃料電池システム。
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