JP2007094165A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007094165A
JP2007094165A JP2005285346A JP2005285346A JP2007094165A JP 2007094165 A JP2007094165 A JP 2007094165A JP 2005285346 A JP2005285346 A JP 2005285346A JP 2005285346 A JP2005285346 A JP 2005285346A JP 2007094165 A JP2007094165 A JP 2007094165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
color
layer
transmission window
light transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005285346A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Okazaki
慶一 岡崎
Junji Matsukura
順二 松倉
Makoto Uda
誠 右田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Pioneer Corp
KDDI Technology Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
KDDI Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Pioneer Corp, KDDI Technology Corp filed Critical Tohoku Pioneer Corp
Priority to JP2005285346A priority Critical patent/JP2007094165A/ja
Publication of JP2007094165A publication Critical patent/JP2007094165A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構造で、非表示時に光透過窓部を介した表示パネルの色と、光透過窓部以外のフロント部の色とが略同一となる表示装置を提供すること、美観の低下やデザイン性の制限等を防止可能な表示装置を提供すること。
【解決手段】第2表示部(自発光パネル部)126と、第2表示部126の光取り出し面側に形成された光透過窓部211、および光透過窓部211の周辺部に形成された窓枠部212を備えるフロント部21とを有する表示装置であって、フロント部21の光透過窓部211は、第2表示部126の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色に設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置に関するものである。
電気信号に応じて光のパターンを生成する表示装置として、例えば自発光素子や光調整素子を備える表示装置が知られている。自発光素子として、例えば有機発光ダイオード(OLED)素子、プラズマ素子、フィールド発光素子等が知られている。光調整素子として、光の透過や反射等を制御可能な液晶素子やエレクトロクロミック素子等が知られている。
例えばOLED素子は、基板上に直接又は他の層を介して、第1の導電層が形成され、第1の導電層の上に、正孔注入層、正孔輸送層、自発光層、および電子輸送層等を含む発光機能層が積層され、発光機能層の上に第2の導電層が形成された構造を有している。この第1の導電層と第2の導電層との間に規定電圧を印加することによって、第1および第2の導電層のうち一方の導電層に形成される陰極側から電子が注入され、他方の導電層に形成される陽極側から正孔が注入されて、それらが自発光層等で再結合して励起状態に遷移し、その後、励起状態から低エネルギー状態に遷移する際に発光が得られる。
一般的な表示装置では、自発光パネルの光取り出し面側に、装飾用や保護用のフロントパネルが設けられる。このフロントパネルには、自発光パネルの光取り出し面側に形成された光透過窓部、および光透過窓部の周辺部に窓枠部が形成されている。観察者は光透過窓部を介して表示パネルからの光を観察する。上記構成の表示装置では、非表示時(非発光状態の場合)に、外光が光透過窓部を介して自発光パネルに入射し、例えば自発光パネルの発光機能層により光の吸収や拡散、反射などが生じるという問題を解決するために円偏光板等の偏光フィルタを自発光パネルの表面に設けている(例えば、特許文献1参照)。その結果、観察者は、非表示時(非発光状態の場合)に偏光フィルタの色を観察することになる。この非表示時の自発光パネルの色は、例えば光透過窓部以外のフロントパネルの色と区別することができ、表示装置の美観の低下や、デザイン性を制限してしまうという問題が生じる。
また、偏光フィルタには、偏光フィルタの厚みがあり、自発光パネルの発光時の光を吸収するので、その光の強度が損失してしまう。また自発光パネルの色と光透過窓部以外のフロントパネルの色とを同じにするためにフロントパネルに透過性の低い材質を用いたり、印刷を施したりすると表示に必要な光の強度を損失することになる。
このため、非表示時に光透過窓部を介した表示パネルの色と、光透過窓部以外のフロントパネルの色とが略同一となる表示装置や、美観の低下やデザイン性の制限等を防止可能な表示装置、表示に必要な光の強度を保つことの可能な表示装置が望まれている。
ところで、この自発光素子や光調整素子を備える表示装置では、表示時に明るく、コントラストが大きいことが重要である。コントラストは、表示装置の最も重要なパラメータの一つである。コントラストは、例えば表示装置によって放射される有用な光(例えば信号)と、それに対する表示装置からの不要な光との比率である。この不要な光は、例えば周囲からの反射光の割合が大きい。例えば反射光として、鏡面反射光か散乱反射光の2種類が知られている。
特許文献2には、例えば鏡面反射を利用した表示装置として、第1の情報を表示する第1の表示パネルと、その第1の表示パネルの額縁となり、その一部に観察者の視認方向についての光透過性を有する透過部を含む額縁部材と、第2の情報を表示し、観察者からみて透過部の後方に設けられ、第2の情報を表示しない場合に額縁部材のうち透過部を除く領域と略同一の反射色を有する反射体となる第2の表示パネルと、を具備することを特徴とする表示装置が開示されている。この反射体による反射色が、非表示時における第2の表示パネルからの反射色と略等しくなるように形成されているので、第1の表示パネルを介して反射体および第2の表示パネルの各々を視認する観察者は、反射体及び第2の表示パネルをあたかも同一体であるかのように視認することができる。
また、特許文献3には、例えば散乱反射を利用した表示装置として、発光層と、観察者からみて発光層の背面側に設けられ、観察者側からの入射光を散乱反射する散乱反射層とを具備することを特徴とする表示装置が開示されている。この表示装置は、散乱反射層により、観察者側からの入射光を散乱反射することで、非表示時に表示装置に対面する人や物等の映りこみを防止する。
特許2761453号公報 特開2004−109450号公報 特開2004−111195号公報
しかし、特許文献2に開示された表示装置では、反射体を形成し、非表示時にはその反射体により外光を鏡面反射するので、デザイン性が制限される。また、特許文献3に開示された表示装置では、外光を散乱反射するために別途、表示装置内に散乱反射層を形成するという製造工程を行う必要がある。またこの表示装置では散乱反射のためにコントラストが低下するといる問題点がある。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、簡単な構造で、非表示時に光透過窓部を介した表示パネルの色と、光透過窓部以外のフロント部の色とが略同一となる表示装置を提供すること、美観の低下やデザイン性の制限等を防止可能な表示装置を提供すること、表示に必要な光の強度を保つ表示装置を提供すること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の各独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
請求項1に係る表示装置は、自発光パネル部と、前記自発光パネル部の光取り出し面側に形成された光透過窓部、および前記光透過窓部の周辺部に形成された窓枠部を備えるフロント部と、を有する表示装置であって、前記フロント部の前記光透過窓部は、前記自発光パネル部の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色に設定されていることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、自発光パネル部とフロント部とを有する。フロント部は、自発光パネル部の光取り出し面側に形成された光透過窓部、および光透過窓部の周辺部に形成された窓枠部を備える。このフロント部の光透過窓部は、自発光パネル部の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色に設定されている。また、窓枠部および光透過窓部は、外光に対して略同じ反射率に設定され、窓枠部と光透過窓部の境界が略区別できないように規定されている。
ここで補色とは、加法混色または減法混色によって無彩色にすることができる2つの色をいう。詳細には、例えば可視光領域の光の波長が約380nmから780nmへと次第に長くなっていくにつれ、視覚できる色の色相は、紫−青紫−青−青緑−緑−黄緑−黄色−橙色(だいだいいろ=オレンジ色)−赤へと境目なく徐々に変化していく。この波長の順番に色相を文字盤のように円形状に並べた色相環の対向する位置の色同士を補色と定義する。
この色相環は、例えばマンセル色相環、オストワルト色相環など、色彩体系それぞれにて定義される。例えば図1に示すように、PCCS(Practical Color Coordinate System:日本色研配色体系)では、心理4原色を基本した24色相を色相環に用いている。心理4原色とは、最も赤らしい赤・黄・緑・青とされる色で、赤と緑、黄と青は心理補色関係にあり、色相環を4分する縦横軸を形成している。この色相環は、詳細には図1に示すように、1:紫みの赤(pR)、2:赤(R)、3:黄みの赤(yR)、4:赤みの橙(rO)、5:橙(O)、6:黄みの橙(yO)、7:赤みの黄(rY)、8:黄(Y)、9:緑みの黄(gY)、10:黄緑(YG)、11:黄みの緑(yG)、12:緑(G)、13:青みの緑(bG)、14:青緑(BG)、15:青緑(BG)、16:緑みの青(gB)、17:青(B)、18:青(B)、19:紫みの青(pB)、20:青紫(V)、21:青みの紫(bP)、22:紫(P)、23:赤みの紫(yP)、24:RP(赤紫)が順に円環状に並べて形成されている。
上記構成の表示装置では、非発光状態の場合に、外光がフロント部の光透過窓部を介して自発光パネル部に入射する。自発光パネル部では、入射した光に対して、自発光パネルの材料や構造,電子状態等に応じて固有の周波数について吸収や、散乱、反射などを生じ、自発光パネル部から光透過窓部に固有の色の反射光が入射する。光透過窓部は、自発光パネル部からの光に対して、実質的に補色関係にある色に設定されており、特定の色の光(特定の周波数の光)に対して透過、吸収、または反射等を行う光フィルタの機能を有し、非発光時の自発光パネル部からの光の強度を低減する。そして、窓枠部および光透過窓部は、外光に対して略同じ反射率に設定され、窓枠部と光透過窓部の境界が略区別できないように規定されているので、非表示時に光透過窓部を介した表示パネルの色と、光透過窓部以外のフロント部の色とを略同一とすることができる。また、美観の低下やデザイン性の制限等を防止可能な表示装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る表示装置を説明するための図である。図2(a)は本発明に係る表示装置を採用した携帯型電話装置の斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示した携帯電話装置の折り畳み時の背面部を説明するための図である。本実施形態に係る表示装置を採用した携帯型電話装置1は、例えば図2(a),(b)に示すように、折り畳み型通信装置であり、第1筐体部11、および第2筐体部12を有する。第1筐体部11と第2筐体部12は、ヒンジ13により開閉自在に連結されている。
第1筐体部11は、例えば図2(a),(b)に示すように、操作部111、およびマイクロフォン112等を有する。本実施形態に係る第1筐体部11には、例えば正面側や側面側等に操作部111が形成され、正面側の端部付近にマイクロフォン112が形成されている。第2筐体部12は、例えば図2(a),(b)に示すように、アンテナ部121、第1表示部122、スピーカ123、撮像部124、発光部(フラッシュ)125、第2表示部126等を有する。本実施形態に係る第2筐体部12には、例えば上端部にアンテナ部121が形成され、正面側中央部に第1表示部122が形成され、正面側上端部にスピーカ123が形成され、裏面側端部付近に撮像部124および発光部125が形成され、裏面側略中央部付近に第2表示部126が形成されている。上記電気的な各構成要素、詳細には操作部111、マイクロフォン112、第1表示部122、スピーカ123、撮像部124、発光部125、第2表示部126等は、例えば第1筐体部11の筐体部中に備えられた不図示の制御回路に接続されており、制御回路により統括的に制御される。また、アンテナ部121は、不図示の通信回路を介して制御回路に接続されている。第2表示部126は、本発明に係る自発光パネル部の一実施形態に対応する。
図3は、図2に示した表示装置の第2筐体部12の分解立体図である。本実施形態に係る第2筐体部12は、例えば図3に示すように、筐体部20上に撮像部124、発光部125、および第2表示部126等が配設され、その上部側に、フロント部21が配設されている。フロント部21は、光透過窓部211、および窓枠部212を有する。フロント部21は本発明に係るフロント部の一実施形態に相当し、光透過窓部211は本発明に係る光透過窓部の一実施形態に相当し、窓枠部212は本発明に係る窓枠部212の一実施形態に相当する。
光透過窓部211は、第2表示部126に対応する位置に形成され、第2表示部126の光取り出し面側に形成されている。光透過窓部211は、第2表示部126からの光を透過し、また外光を透過する。また、光透過窓部211は、第2表示部126の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色に設定されている。このため光透過窓部211は、特定の色の光(特定の周波数の光)に対して透過、吸収、または反射等を行う光フィルタの機能を有し、第2表示部126からの光の強度を低減する。窓枠部212は、光透過窓部211の周辺部に形成されている。
また、光透過窓部211は、規定値以上の高反射率に設定されている。好ましくはフロント部21の光透過窓部211は、第2表示部126の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色を含む乳白色に設定されている。上記構成の光透過窓部211では、非発光状態の第2表示部126からの光の強度が低減し、外光が高反射率で反射される。また、例えば光透過窓部211を乳白色に設定することで、外光に対して乳白色の反射光を観測者側h1に出射することができる。窓枠部212は、光透過窓部211の周辺部に形成されている。ここで乳白色とは、赤、緑、青の各色の成分が略同一に含む高反射率の色である。例えば色を表すのに、赤(R):緑(G):青(B)の各色の光強度0〜255の比率にて表現すると、乳白色は略250:250:250程度の各色の比率として表される。
また、光透過窓部211および窓枠部212は、外光に対して略同じ反射率に設定され、光透過窓部211および窓枠部212の境界が略区別できないように規定されている。好ましくは光透過窓部211および窓枠部212は、例えば外光に対して規定値以上の反射率の真珠色に設定されている。
上記構成のフロント部21では、外光に対して光透過窓部211および窓枠部212が、特定の色の光(特定の周波数の光)に対して略同じ反射率に設定されているので、光透過窓部211および窓枠部212の境界が略区別できない。また、光透過窓部211および窓枠部212を、例えば外光に対して規定値以上の反射率の真珠色に設定することで、外光が、光透過窓部211および窓枠部212により反射して、真珠色の反射光を観察者側h1に出射することができる。ここで真珠色とは、赤、緑、青の各色の成分が略同一に含む高反射率の色である。例えば色を表すのに、赤(R):緑(G):青(B)の各色の光強度0〜255の比率にて表現すると、真珠色は略255:255:241程度の各色の比率として表される。
以下、フロント部21の一実施形態をより詳細に説明する。
本実施形態に係るフロント部21は、例えば図3に示すように、基材22、基材22の上面部側に形成された表面層23、および基材22の反対面側に形成された背面層24の3層構造に形成されている。基材22は本発明に係る基材の一実施形態に相当し、表面層23は本発明に係る基材の第2層の一実施形態に相当し、背面層24は本発明に係る第2層の一実施形態に相当する。本実施形態では3層構造のフロント部21を説明するが、この形態に限られるものではない。例えば本発明に係る機能を有していれば、1層構造であっても2層構造であってもよいし、3層以上の積層構造であってもよい。
基材22は、例えばプラスチック等の樹脂材料やガラス材料等の規定材料により形成され、光透過性を備える。表面層23は、基材22の一方の面側、詳細には図3に示すように、観察者側h1に対向する面側に形成され、外光に対して規定値以上の反射率に設定されている。また、表面層23は、規定の製造方法、例えばスクリーン(シルク)印刷法等の印刷法等や、予め規定されたシール材等を貼り付ける等により形成される。また表面層23には、表面UV(Ultraviolet)コートを行ってもよい。
背面層24は、基材22の一方の面側、詳細には筐体部20に対向する面側に形成され、光透過窓部241および窓枠部242とを備える。光透過窓部241は上述した光透過窓部211に対応し、窓枠部242は上述した窓枠部212に対応する。また、背面層24は、規定の製造方法、例えばスクリーン(シルク)印刷法等の印刷法等や、予め規定されたシール材等を貼り付ける等により形成される。本実施形態に係る背面層24には、第2表示部126の表示エリア(アクティブエリア)1261が、観察者側h1(上面側)から見える位置に、第2表示部126の光取り出し面側1262に光透過窓部241が形成され、その光透過窓部241の周辺部に窓枠部242が形成されている。窓枠部242には、所定のデザイン、例えば単一色の表示面の他に、ストライプ表示、迷彩色、木目調等の各種デザインを施してもよい。
また、窓枠部242だけでなく、フロント部21に施す意匠は、単一色の表示面の他に、ストライプ表示、迷彩色、木目調等の各種デザインを施してもよい。上述した実施形態では、平面型表示装置を説明したが、この形態に限られるものではなく、球面状等の任意形状の表示装置に採用した場合に、表示装置の形状に応じたデザインをフロント部21に施してもよい。
図4は、図3に示した第2表示部126を説明するための断面図である。図5は、図3,4に示した第2表示部126、およびフロント部21を説明するための断面図である。本実施形態に係る第2表示部126は、ボトムエミッション型表示装置であり、例えば図3〜5に示すように、基板61、第1電極62、成膜層(発光機能層)63、第2電極64、封止部65、フレキシブル基板(配線部材)66、異方性導電部材(ACF:Anisotropic Conductive Film)67、および枠部68を有する。例えば図4,5に示すように、第2表示部126において、成膜層63が第1電極62および第2電極64の一対の電極により狭持された構造を有する。以下、第2表示部126の各構成要素について詳細に説明する。
基板61は、例えば光透過性を有するガラスや樹脂等の規定材料により形成されている。第1電極62は、基板61上に形成されており、例えばITO(Indium tin oxide)等の光透明性および導電性を有する材料からなる。成膜層(発光機能層)63は、例えば図5に示すように、正孔注入層631、正孔輸送層632、自発光層633、および電子輸送層634等を有する。
正孔注入層631は、正孔輸送層632と第1電極62の間に形成され、正孔の注入効率性が大きい材料により形成されている。本実施形態に係る正孔注入層631は、銅フタロシアニン(CuPc)により形成されている。非発光時にフロント部21を介さずに第2表示部126について観察される色は、例えば成膜層63の正孔注入層631の銅フタロシアニンの色である。この銅フタロシアニンの色は、例えば青緑色であり、外光の補色関係の色(例えばピンク色)を吸収するために、観察者側からは青緑色を確認することができる。この際、光透過窓部211は、成膜層63の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色、例えばピンク色に設定される。正孔注入層631として、他の材料を用いた場合には、非発光時に観測される成膜層63の色は、その材料に応じた色が観察される。本実施形態では、正孔注入層631以外の層が透明である例を示すが、本発明はこれに限定せず、自発光層633または/および電子注入層634に非発光時に観察者側から何らかの色を観察できるものであっても良い。ここでいう色とは、外光の一部を吸収または/および反射することにより、波長380から780nmの可視領域で観察できるものをいう。
正孔輸送層632は、第1電極62と電子輸送層634の間に形成され、正孔の輸送効率が大きい材料により形成されている。自発光層633は、第1電極62から注入された正孔と、第2電極64から注入された電子とが再結合し、この再結合により自発光層633の分子の電子状態が励起状態に遷移し、その後、それより低いエネルギー順位に遷移することで発光を行う。電子輸送層634は、自発光層633と第2電極64との間に形成され、第2電極64からの電子の輸送効率が大きい材料により形成されている。第2電極64は、導電材料からなる。また、第2電極64は、例えば封止部65から反射体として機能するように鏡面が形成されていてもよい。
封止部65は、成膜層63や第2電極64等を覆い、それらを封止空間60内に配設するように形成されている。配線部材66は、第1電極62や第2電極64と、不図示の駆動回路や制御回路と接続する。また、配線部材66は、導電材料、本実施形態では異方性導電部材67を介して第1電極62や第2電極64と接続され、例えばフレキシブル基板等の導電部材により構成される。枠部68は、基板61、第1電極62、成膜層63、第2電極64、および封止部65からなる表示部パネルを、筐体部20に取り付けるための部材であり、表示モジュールを覆うように形成されている。第2表示部126は、枠部68を介して筐体部20に取り付けられている。
上記構成のフロント部21および第2表示部126について、第2表示部126が非発光状態の場合(非表示時)の動作を図面を参照しながら説明する。本実施形態では図5に示すように、フロント部21の表面層23は、規定された透過率且つ反射率の配色、例えばスカイグレー色に規定される。また、表面層23は表面UVコートが施されている。また、背面層24の光透過窓部241は、非発光時の成膜層63の色である青緑色に対して、実質的に補色関係にあるピンク色を含む、乳白色に設定されている。また、背面層24の全面を印刷法などにより規定値以上の反射率のパール(真珠色)に設定することで、光透過窓部241と窓枠部242の境界部を視認により略区別できないように規定している。
[窓枠部212]
図5に示すように、外光L0は、観察者側h1からフロント部21の窓枠部212に入射すると、表面層23にて一部が吸収および/または反射され、観察者側h1に反射光L1として出射される。また外光L0は、表面層23および基材22を透過し、背面層24の窓枠部242にて一部が吸収および/または反射され、基材22および表面層23を介して、観察者側h1に反射光L2として出射される。
つまり、フロント部21の窓枠部212では、反射光L1,L2が観察される。
[光透過窓部211]
図5に示すように、外光L0は、観察者側h1からフロント部21の光透過窓部211に入射すると、表面層23にて一部が吸収および/または反射され、観察者側h1に反射光L1として出射される。また、外光L0は、表面層23および基材22を透過し、背面層24の光透過窓部241にて一部が吸収および/または反射され、基材22および表面層23を介して、観察者側h1に反射光L3として出射される。また外光L0は、表面層23,基材22,背面層24の光透過窓部241,基板61,第1電極62を透過し、成膜層63詳細には正孔注入層631にて一部が吸収および/または反射され、第1電極62,基板61,光透過窓部241,基材22、表面層23を介して、観察者側h1に反射光L4として出射される。また、外光L0は、表面層23,基材22,背面層24の光透過窓部241,基板61,第1電極62,成膜層63を透過し、第2電極64にて一部が吸収および/または反射され、成膜層63,第1電極62,基板61,光透過窓部241,基材22,表面層23を介して、観察者側h1に反射光L5として出射される。
つまり、フロント部21の光透過窓部211では、反射光L1,L3,L4,L5が観察される。
この際、光透過窓部241が、成膜層63の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色に設定され、特定の色の光(特定の周波数の光)に対して透過、吸収、または反射等を行う光フィルタの機能を有するので、観察者側h1が確認する成膜層63に固有の色の光の強度を低減することができる。詳細には、成膜層63が外光の一部の波長を吸収することにより確認することのできる成膜層63の固有の色が、光透過窓部241で成膜層63で吸収されない外光の一部の波長を吸収することにより確認しずらくなるのである。したがって、従来フロント部21に透過性の低い印刷等を施すことによりデザインを施していたものと異なり、成膜層63から出射した光の強度を損失することを防いでいる。
上述したように非発光時に窓枠部212では反射光L1,L2が観察され、光透過窓部211では反射光L3と相対的に強度が小さい反射光L4,L5が観測されるので、簡単な構造で、非表示時に光透過窓部211を介した第2表示部126の色と、光透過窓部211以外のフロント部21の色とが略同一となる。また、美観の低下やデザイン性の制限等を防止可能な表示装置を提供することができる。
また、反射光L4,L5をより低減するように光透過窓部241を設定することで、非発光時に光透過窓部241からは反射光L1,L3のみとなり、光透過窓部211の色と、光透過窓部211以外のフロント部21の色とが略同一となる。
また、好ましくは、特定の色の光(特定の周波数の光)について、非発光時の窓枠部212の反射光L1,L2と、光透過窓部211の反射光L1,L3の強度を略等しく設定することで、観察者側h1では、あたかも光透過窓部211と窓枠部212とが同じ色となるように視認することができる。つまり、第2筐体部12に配設されている第2表示部126を視認することができないために、美観の低下やデザイン性の制限を低減することができる。
[発光状態(表示駆動時)]
次に第2表示部126が発光状態の場合(表示駆動時)の動作を説明する。第1電極62および第2電極64に、規定電圧を印加すると、第2電極64側から電子が注入され、第1電極62側から正孔が注入されて、それらが自発光層633で再結合して励起状態に遷移し、その後、励起状態から低エネルギー状態に遷移する際に発光し、一部の光は第2電極64に反射し、成膜層63,第1電極62,基板61,窓枠部242,基材22,表面層23を介して観察者側h1に、光L6として出射する。
図6は、本発明の一実施形態に係る携帯型電話装置の動作を説明するための図である。図6(a)は非発光状態(非表示駆動時)の携帯型電話装置1を説明するための図である。図6(b)は発光状態(表示駆動時)の携帯型電話装置1を説明するための図である。非発光状態(非表示駆動時)に、図6(a)に示すように、携帯型電話装置1の第2筐体部12では、あたかも光透過窓部211と窓枠部212とが同じ色となるように視認することができ、第2筐体部12に配設されている第2表示部126を視認しずらくなる。
発光状態(表示駆動時)に、第2筐体部12に配設されている第2表示部126では、不図示の制御回路の制御により、所定の文字、記号、画像などに応じた発光を行い光透過窓部211を介して、例えば図5,6(b)に示すように発光に応じた光L6を観察者側h1で観察することができる。つまり、表示時に明るく、コントラストが大きい。つまりあたかも文字や記号、画像等だけが浮き出るように視認することができる。
また、一般的な表示装置では、非発光時には、例えば発光機能層の色、詳細には正孔注入層の色である青緑色を視認することができたが、本発明に係る表示装置では、非表示時に光透過窓部211と、周囲の窓枠部212とを同じ配色となるように、また光透過窓部211と窓枠部212を区別することができないように形成することで、デザイン性を向上することができる。
また、一般的な表示装置では、反射体を形成して、非表示時にはその反射体により外光を鏡面反射させたり、外光を散乱反射するために別途、表示装置内に散乱反射層を形成するなど、煩雑な製造工程を行うことが必要であり、また散乱反射層を形成した場合にはコントラストが低下してしまうが、本発明に係る表示装置では、簡単な構造で、コントラストの低下を防止することができる。また、非表示時に光透過窓部を介した表示パネルの色と、光透過窓部以外のフロント部21の色とを略同一とすることができる。
また、上述したように本実施形態では、スクリーン(シルク)印刷等の印刷法や予め規定されたシール材を基材22に貼り付ける工程により、簡単に本発明に係る光透過窓部241や窓枠部242を背面層24に形成することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。
上述した実施形態では、本発明に係る表示装置を採用した携帯電話装置のサブディスプレイを説明したが、この形態に限られるものではない。例えば携帯電話装置のメインディスプレイ、車載メータ、電化製品、パーソナルコンピュータのディスプレイ、ノート型パソコンの筐体部に設けられた情報表示部、テレビジョン放送受信装置、照明、アミューズメント装置など各種表示装置、光電変換素子を利用した光通信装置等に、本発明に係る表示装置を適用することができる。
また、一般的な有機EL表示パネルは、外光による反射防止のために、光の取り出し面側に円偏光板等の偏光フィルタを設けているが、本発明に係る表示装置では、偏光フィルタを設ける必要がないので、薄型の表示装置を提供することができる。
また、図7,8に示すように、フロント部21の背面層24において、窓枠部242に所定のデザインを施すことで、デザイン性を向上させることができる。また、窓枠部242以外にも、基材22や表面層23に所定のデザインを施すことで、デザイン性を更に向上させることができる。また、デザインは木目調、迷彩色、波模様など任意のデザインを施してもよい。加えて、本発明では従来技術の単に第2表示部126が判別しずらい程度までフロント部21の透過率を低下させたものと異なり、デザイン性の向上とともに、表示品質を低下を防ぐことができる。
また、上述した形態では光透過窓部211は、第2表示部126の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色を含む乳白色に設定したが、このように乳白色に設定することで、例えば表面層23や基材22に設定可能な色の種類を多くすることができ、また容易に所望のデザインを施しやすい。
更に、背面層24全面を規定値以上の反射率の真珠色でスクリーン印刷することにより光透過窓部211と窓枠部212との区別がしずらくなる。
また、上述した実施形態では、乳白色や真珠色を採用したがこの形態に限られるものではない。
また、上述した第2表示部126は、基板61、第1電極62、正孔注入層631、正孔輸送層632、自発光層633、電子輸送層634、第2電極64、封止部65により構成されたボトムエミッション型表示装置を有していたが、この形態に限られるものではない。また、第2表示部126は、トップエミッション型表示部であってもよい。詳細には、基板、反射電極(反射膜,透明電極)、成膜層、透明電極、透明封止膜を順次積層したトップエミッション型の表示部であってもよい。この際には封止膜側がフロント部21に対向するように配設する。
以下、第2表示部126の細部について、更に具体的に説明する。
a.電極;
第1電極131,第2電極132は、一方が陰極側、他方が陽極側に設定される。陽極側は陰極側より仕事関数の高い材料で構成され、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)等の金属膜やITO、IZO等の透明導電膜が用いられる。逆に陰極側は陽極側より仕事関数の低い材料で構成され、アルカリ金属(Li,Na,K,Rb,Cs)、アルカリ土類金属(Be,Mg,Ca,Sr,Ba)、希土類金属等、仕事関数の低い金属、その化合物、又はそれらを含む合金、ドープされたポリアニリンやドープされたポリフェニレンビニレン等の非晶質半導体、Cr23、NiO、Mn25等の酸化物を使用できる。また、第1電極131,第2電極132ともに透明な材料により構成した場合には、光の放出側と反対の電極側に反射膜を設けた構成にすることもできる。
引出配線部(図示の引出配線部1121及び第1電極131の引出配線)には、第2表示部126を駆動する駆動回路部品やフレキシブル配線基板が接続されるが、可能な限り低抵抗に形成することが好ましく、前述したように、Ag,Cr,Al等の低抵抗金属もしくはその合金を含む電極層を積層するか、或いはこれらの低抵抗金属を単独で電極層を形成することができる。
b.成膜層;
成膜層133は、少なくとも発光層を含む単層又は多層の成膜層からなるが、層構成はどのように形成されていても良い。一般には、図9に示すように、陽極側から陰極側に向けて、正孔輸送層133A、発光層133B、電子輸送層133Cを積層させたものを用いることができるが、発光層133B、正孔輸送層133A、電子輸送層133Cはそれぞれ1層だけでなく複数層積層して設けても良く、正孔輸送層133A、電子輸送層133Cについてはどちらかの層を省略しても、両方の層を省略しても構わない。また、正孔注入層、電子注入層等の有機材料層を用途に応じて挿入することも可能である。正孔輸送層133A、発光層133B、電子輸送層133Cは従来の使用されている材料(高分子材料、低分子材料を問わない)を適宜選択して採用できる。
また、発光層133Bを形成する発光材料においては、1重項励起状態から基底状態に戻る際の発光(蛍光)と3重項励起状態から基底状態に戻る際の発光(りん光)のどちらを採用しても良い。
c.封止部材;
第2表示部126において、有機EL素子130を気密に封止するための封止部材1111としては、ガラス製,プラスチック製、金属製等による板状部材を用いることができる。ガラス製の封止基板にプレス成形,エッチング,ブラスト処理等の加工によって封止用凹部(一段掘り込み、二段掘り込みを問わない)を形成したものを用いることもできるし、或いは平板ガラスを使用してガラス(プラスチックでも良い)製のスペーサにより支持基板110との間に封止領域Sを形成することもできる。また、上記のような封止部材により封止領域Sを形成する気密封止法を利用しても良く、封止領域S内に例えば樹脂やシリコーンオイル等の充填剤を封入したもの、例えば樹脂フィルムと金属箔で封止した固体封止法、バリア膜等で有機EL素子130を封止する膜封止法でも良い。
d.接着剤;
接着層1112を形成する接着剤は、熱硬化型,化学硬化型(2液混合),光(紫外線)硬化型等を使用することができ、材料としてアクリル樹脂,エポキシ樹脂,ポリエステル,ポリオレフィン等を用いることができる。特には、加熱処理を要さず即硬化性の高い紫外線硬化型のエポキシ樹脂製接着剤の使用が好ましい。
e.乾燥手段;
乾燥手段140は、ゼオライト,シリカゲル,カーボン,カーボンナノチューブ等の物理的乾燥剤、アルカリ金属酸化物,金属ハロゲン化物,過酸化塩素等の化学的乾燥剤、有機金属錯体をトルエン,キシレン,脂肪族有機溶剤等の石油系溶媒に溶解した乾燥剤、乾燥剤粒子を透明性を有するポリエチレン,ポリイソプレン,ポリビニルシンナエート等のバインダに分散させた乾燥剤により形成することができる。
f.有機ELパネルの各種方式等;
本発明の実施例である第2表示部126としては、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の設計変更が可能である。例えば、有機EL素子130の発光形態は、前述したように支持基板110側から光を取り出すボトムエミッション方式でも、封止部材1111側から光を取り出すトップエミッション方式でも構わなく(この場合封止部材1111を透明材料にする必要がある)、マルチフォトン構造を採用しても構わない。また、第2表示部126は単色表示であっても複数色表示であっても良く、複数色表示を実現するためには、塗り分け方式を含むことは勿論のこと、白色や青色等の単色の発光を有する有機EL素子を単数または複数備える有機ELパネルにカラーフィルタや蛍光材料による色変換層を組み合わせた方式(CF方式、CCM方式)、2色以上の単位表示領域を縦に積層し一つの単位表示領域を形成した方式(SOLED(transparent Stacked OLED)方式)、異なる発光色の低分子有機材料を予め異なるフィルム上に成膜してレーザによる熱転写で一つの基板上に転写するレーザ転写方式、等を採用することができる。また、図示の例ではパッシブ駆動方式を示しているが、支持基板110としてTFT基板を採用し、その上に平坦化層を形成した上に第1電極131を形成するようにして、アクディブ駆動方式を採用したものであってもよい。
以上説明したように、本発明に係る表示装置は、第2表示部(自発光パネル部)126と、第2表示部126の光取り出し面側に形成された光透過窓部211および光透過窓部211の周辺部に形成された窓枠部212を備えるフロント部21とを有する表示装置であって、フロント部21の光透過窓部211は、第2表示部126の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色に設定されているので、非発光状態の場合に、外光がフロント部21の光透過窓部211を介して第2表示部126に入射する。第2表示部126では、入射した光に対して、第2表示部126の材料や構造,電子状態等に応じて固有の周波数について吸収や、散乱、反射などを生じ、第2表示部126から光透過窓部211に固有の色の反射光が入射する。
光透過窓部211は、第2表示部126からの光に対して、実質的に補色関係にある色に設定され、特定の色の光(特定の光の周波数の光)に対して透過、吸収、反射等を行う光フィルタの機能を有し、非発光時の第2表示部126からの光の強度を低減する。そして光透過窓部211および窓枠部212は、外光に対して略同じ反射率に設定され、光透過窓部211と窓枠部212の境界が略区別できないように規定されているので、非表示時に光透過窓部211を介した第2表示部126の色と、光透過窓部211以外のフロント部21の色とを略同一にすることができる。また、美観の低下やデザイン性の制限等を防止可能な表示装置を提供することができる。
本発明に係る補色を説明するための色相環を示す図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置を説明するための図である。(a)は本発明に係る表示装置を採用した携帯型電話装置の斜視図であり、(b)は(a)に示した携帯電話装置の折り畳み時の背面部を説明するための図である。 図2に示した表示装置の第2筐体部12の分解立体図である。 図3に示した第2表示部126を説明するための断面図である。 図3,4に示した第2表示部126、およびフロント部21を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る携帯型電話装置の動作を説明するための図である。(a)は非発光状態(非表示駆動時)の携帯型電話装置を説明するための図であり、(b)は発光状態(表示駆動時)の携帯型電話装置を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係る表示装置を説明するための図である。 図7に示した表示装置の第2筐体部12の分解立体図である。 本発明の他の実施形態に係る表示装置を説明するための図である。
符号の説明
1 携帯型電話装置(表示装置)
11 第1筐体部
12 第2筐体部
13 ヒンジ
60 封止空間
61 基板
62 第1電極
63 成膜層(発光機能層)
64 第2電極
65 封止部
66 フレキシブル基板(配線部材)
67 異方性導電部材(ACF)
68 枠部
111 操作部
112 マイクロフォン
121 アンテナ部
122 第1表示部
123 スピーカ
124 撮像部
125 発光部(フラッシュ)
126 第2表示部
211 光透過窓部
212 窓枠部
241 光透過窓部
242 窓枠部
631 正孔注入層
632 正孔輸送層
633 自発光層
634 電子輸送層

Claims (8)

  1. 自発光パネル部と、
    前記自発光パネル部の光取り出し面側に形成された光透過窓部、および前記光透過窓部の周辺部に形成された窓枠部を備えるフロント部と、
    を有する表示装置であって、
    前記フロント部の前記光透過窓部は、前記自発光パネル部の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色に設定されていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記自発光パネル部は、自発光層を含む発光機能層を有し、
    前記フロント部の前記光透過窓部は、前記発光機能層の非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記フロント部の前記光透過窓部は、規定値以上の高反射率に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記フロント部の前記光透過窓部は、前記自発光パネルの非発光状態での色に対して、実質的に補色関係にある色を含む乳白色に設定されていることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記窓枠部および前記光透過窓部は、外光に対して略同じ反射率に設定され、前記窓枠部と前記光透過窓部の境界が略区別できないように規定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一に記載の表示装置。
  6. 前記窓枠部および前記光透過窓部は、外光に対して規定値以上の反射率の真珠色に設定されていることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記フロント部は、
    光透過性を備える基材と、
    前記基材の一方の面側に形成され、前記光透過窓部および前記窓枠部とを備える第1層と、
    前記基材の他方の面側に形成され、外光に対して規定値以上の反射率に設定されている第2層と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記第1層は、前記基材に対して、印刷法または予め規定されたシール材を貼り付けることにより形成されることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
JP2005285346A 2005-09-29 2005-09-29 表示装置 Pending JP2007094165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005285346A JP2007094165A (ja) 2005-09-29 2005-09-29 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005285346A JP2007094165A (ja) 2005-09-29 2005-09-29 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007094165A true JP2007094165A (ja) 2007-04-12

Family

ID=37979938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005285346A Pending JP2007094165A (ja) 2005-09-29 2005-09-29 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007094165A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010011086A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Kyocera Corp 携帯端末
JP2011091606A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Nec Corp 照光構造及び携帯端末
JP2013515285A (ja) * 2009-12-17 2013-05-02 アップル インコーポレイテッド 電子装置に化粧的魅力をもたせる二色性ガラス
JPWO2014030509A1 (ja) * 2012-08-20 2016-07-28 コニカミノルタ株式会社 携帯情報機器
US10243028B2 (en) 2014-04-08 2019-03-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Organic electroluminescent element and lighting device with buffer layer
JP2021531494A (ja) * 2018-07-12 2021-11-18 コーニング インコーポレイテッド 色合わせのために作られたデッドフロント

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02100288A (ja) * 1988-10-07 1990-04-12 Dynic Corp エレクトロルミネッセンス光源用フィルタ
JPH06258635A (ja) * 1993-03-04 1994-09-16 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JPH1039116A (ja) * 1996-07-26 1998-02-13 Shiseido Co Ltd 拡散板、照明装置および液晶ディスプレイ
JPH1091077A (ja) * 1996-07-26 1998-04-10 Shiseido Co Ltd 拡散板、照明装置および液晶ディスプレイ
JP2001194653A (ja) * 2000-01-06 2001-07-19 Fujitsu Ltd Lcdパネル及びlcdパネルの製造方法
JP2003302910A (ja) * 2002-04-09 2003-10-24 Fujitsu Ltd 電子装置
JP2004252251A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Mitsubishi Electric Corp 表示装置及び情報機器
JP2004279465A (ja) * 2003-03-12 2004-10-07 Fuji Photo Film Co Ltd 色むら補正方法、及び画像表示装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02100288A (ja) * 1988-10-07 1990-04-12 Dynic Corp エレクトロルミネッセンス光源用フィルタ
JPH06258635A (ja) * 1993-03-04 1994-09-16 Hitachi Ltd 液晶表示装置
JPH1039116A (ja) * 1996-07-26 1998-02-13 Shiseido Co Ltd 拡散板、照明装置および液晶ディスプレイ
JPH1091077A (ja) * 1996-07-26 1998-04-10 Shiseido Co Ltd 拡散板、照明装置および液晶ディスプレイ
JP2001194653A (ja) * 2000-01-06 2001-07-19 Fujitsu Ltd Lcdパネル及びlcdパネルの製造方法
JP2003302910A (ja) * 2002-04-09 2003-10-24 Fujitsu Ltd 電子装置
JP2004252251A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Mitsubishi Electric Corp 表示装置及び情報機器
JP2004279465A (ja) * 2003-03-12 2004-10-07 Fuji Photo Film Co Ltd 色むら補正方法、及び画像表示装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010011086A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Kyocera Corp 携帯端末
JP2011091606A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Nec Corp 照光構造及び携帯端末
JP2013515285A (ja) * 2009-12-17 2013-05-02 アップル インコーポレイテッド 電子装置に化粧的魅力をもたせる二色性ガラス
US9678258B2 (en) 2009-12-17 2017-06-13 Apple Inc. Dichroic glass for cosmetic appeal in an electronic device
US11885994B2 (en) 2009-12-17 2024-01-30 Apple Inc. Dichroic glass for cosmetic appeal in an electronic device
JPWO2014030509A1 (ja) * 2012-08-20 2016-07-28 コニカミノルタ株式会社 携帯情報機器
US10243028B2 (en) 2014-04-08 2019-03-26 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Organic electroluminescent element and lighting device with buffer layer
JP2021531494A (ja) * 2018-07-12 2021-11-18 コーニング インコーポレイテッド 色合わせのために作られたデッドフロント

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI624940B (zh) 顯示裝置及其驅動方法
CN101267701B (zh) 显示装置、显示装置驱动方法以及电子设备
US10608053B2 (en) OLED with upconversion layer
EP2618378B1 (en) Organic light emitting display device
JP3791804B2 (ja) 表示装置、携帯端末及び折り畳み型携帯端末
KR101239814B1 (ko) 발광 장치 및 전자 기기
JP4967423B2 (ja) 発光装置および電子機器
JP2015166856A (ja) 電子機器
KR20060110233A (ko) 디스플레이 장치
WO2007107903A1 (en) Led-based lighting device with colour control
US10703179B2 (en) Lighting apparatus having light-filtering function and vehicle sunroof using the same
JP2007094165A (ja) 表示装置
KR20140064131A (ko) 멀티 디스플레이 장치
US7067975B2 (en) Full color display panel with mirror function
JP2004348971A (ja) 有機el表示パネル及びその製造方法
US8610359B2 (en) Display device
JP2009158140A (ja) エレクトロルミネッセンス素子及びこれを用いた表示装置並びに照明装置
JP4667248B2 (ja) 表示装置
JP2002196705A (ja) 画像表示装置
US20230172026A1 (en) Display device
JP4752310B2 (ja) 有機el装置および電子機器
JP2005250501A (ja) 表示装置、折り畳み型携帯端末
JP2016207740A (ja) 二面発光装置
US11737334B2 (en) Display panel
US20240081133A1 (en) Display device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080929

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111025