JP2007093811A - 機能性パターン形成用感光性樹脂組成物および機能性パターン形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガラス基板上に塗布後にパターン露光と現像によって得られたパターンが焼成されることによって、機能性パターンを形成する機能性パターン形成用感光性樹脂組成物であって、現像後、前記現像パターンの断面形状の基板密着側長(底部長)Aとパターン上部長Bの関係がA<Bであり、該現像パターンが、無機粉末の融点より低い温度で焼成後、断面形状が基板密着部から上面に向かって狭幅化する形状に自己形成することを特徴とする機能性パターン形成用感光性樹脂組成物を、用いる。
【選択図】 なし
Description
> いることができる。無機蛍光発光化合物としては、ZnS:Ag、MgWO4、CaWO4、(Ca,Zn)(PO4)2:Ti+、Ba2P2O7:Ti、BaSi2O5:Pb2+、Sr2P2O7:Sn2+、SrFB2O3.5:Eu2+、MgAl16O27:Eu2+、タングステン酸塩、イオウ酸塩のような無機酸塩類を例示することができる。また、有機蛍光発光化合物としては、アクリジンオレンジ、アミノアクリジン、キナクリン、アニリノナフタレンスルホン酸誘導体、アンスロイルオキシステアリン酸、オーラミンO、クロロテトラサイクリン、メロシアニン、1,1’−ジヘキシル−2,2’−オキサカルボシアニンのようなシアニン系色素、ダンシルスルホアミド、ダンシルコリン、ダンシルガラクシド、ダンシルトリジン、ダンシルクロリドのようなダンシルクロライド誘導体、ジフェニルヘキサトリエン、エオシン、ε−アデノシン、エチジウムブロミド、フルオレセイン、フォーマイシン、4−ベンゾイルアミド−4’−アミノスチルベン−2,2’−スルホン酸、β−ナフチル3リン酸、オキソノール色素、パリナリン酸誘導体、ペリレン、N−フェニルナフチルアミン、ピレン、サフラニンO,フルオレスカミン、フルオレセインイソシアネート、7−クロロニトロベンゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾル、ダンシルアジリジン、5−(ヨードアセトアミドエチル)アミノナフタレン−1−スルホン酸、5−ヨードアセトアミドフルオレセイン、N−(1−アニリノナフチル4)マレイミド、N−(7−ジメチル−4−メチルクマニル)マレイミド、N−(3−ピレン)マレイミド、エオシン−5−ヨードアセトアミド、フルオレセインマーキュリーアセテート、2−[4’−(2”−ヨードアセトアミド)]アミノナフタレン−6−スルホン酸、エオシン、ローダミン誘導体等が挙げられる。
本発明に係る感光性樹脂組成物を、以下の手順により、調製し、評価した。
(1) 表1に記載の(A)〜(E)成分を所定量加え、これを3本ロールミルにて、分散、混練した。
(2) 調製された感光性樹脂組成物を、ガラス上に塗布した。塗布は、アプリケーターを用いて、乾燥後20μmとなるように行った。
(3) 続いて、照射線幅100μmとなるネガマスクを介して露光を行った。光源に超高圧水銀灯を用いて、i線を400mJ/cm2の露光量照射した。
(4) 露光後、0.3%炭酸ナトリウム(30℃)を現像液として、スプレー法にて現像を行った。その後、純水にて洗浄した。また、露光部の膜表面の現像耐性を評価するために、顕微鏡にて観察した。その結果を表1に、現像液に対する耐性が良好で膜表面がダメージを受けていない(膜べりのない)ものを○○で示し、膜べりが若干見られるものを○、レジストが流れるものを×で示した。
(5) 得られたレジストパターン(現像パターン:線幅100μm)を、焼成炉内で600℃で30分間放置することによって、焼成を行った。得られた電極パターン(機能性パターン)の形状を走査型顕微鏡(SEM)で観察して、下記評価基準でアンダーカット及びエッジカールを評価した。その結果を表1に示した。
(アンダーカット及びエッジカール評価)
○○:像形成時はアンダーカット形状であり、焼成後はエッジカールなく、断面形状が基板密着部から上面に向かって狭幅化する形状に自己形成している良好な電極パターンが得られた。
○ :像形成時はアンダーカット形状であり、焼成後はエッジカールなく、断面形状が基板密着部から上面に向かって狭幅化する形状に自己形成しているが、自己形成形状が不安定で、露光時の露光量を300mJ/cm2とした場合に十分な自己形成形状を有する良好な電極パターンが得られた。
× :像形成時はアンダーカット形状であるが、焼成後はエッジカールし、断面形状が基板密着部から上面に向かって狭幅化する形状は得られず、良好な電極パターンは得られなかった。
表2に示す組成によって、前記実施例1〜4と同様にして配線パターンを形成し、同様の評価を行った。その結果を表2に示す。
表3に示す組成によって、前記実施例1〜6と同様にして配線パターンを形成し、同様の評価を行った。その結果を表3に示す。
Claims (11)
- ガラス基板上に塗布後にパターン露光と現像によって得られたパターンが焼成されることによって、機能性パターンを形成する機能性パターン形成用感光性樹脂組成物であって、
現像後、前記現像パターンの断面形状の基板密着側長(底部長)Aとパターン上部長Bの関係がA<Bであり、該現像パターンが、無機粉末の融点より低い温度で焼成後、断面形状が基板密着部から上面に向かって狭幅化する形状に自己形成することを特徴とする機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。 - 組成分として、(A)バインダー樹脂、(B)重合性モノマー、(C)光重合開始剤、(D)無機粉末を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。
- (A)バインダー樹脂と(B)重合性モノマーとを合計してなる有機成分における平均二重結合等量が500〜1000g/molであることを特徴とする請求項2に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。
- (A)バインダー樹脂が、分子量5万以下の(メタ)アクリル樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。
- (A)バインダー樹脂が、少なくとも炭素数6以上の環式骨格とカルボキシル基を有する(メタ)アクリル樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。
- 環式骨格が脂環式骨格であることを特徴とする請求項5に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。
- 機能性パターンが、電極パターンであり、(D)無機粉末として導電性粉末を含有することを特徴とする請求項2に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。
- (D)無機粉末としてさらにガラス粉末を含有することを特徴とする請求項7に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。
- 機能性パターンが、遮光パターンであり、(D)無機粉末として遮光性粉末を含有することを特徴とする請求項2に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。
- (D)無機粉末としてさらにガラス粉末を含有することを特徴とする請求項9に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の機能性パターン形成用感光性樹脂組成物をガラス基板上に塗布し、得られた塗膜を所望のパターンに露光し、この露光後の塗膜を現像し、現像パターンの断面形状の基板密着側長(底部長)Aとパターン上部長Bの関係がA<Bとし、焼成後、現像パターンの断面形状が基板密着部から上面に向かって狭幅化する形状に自己形成させて、機能性パターンを得ることを特徴とする機能性パターン形成方法。
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