JP2007091351A - シート処理装置、および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータや機構の変更を伴うことなく、その潜在的な処理能力を十分に活用して高い毎分処理枚数でシート処理を行えるシート処理装置を提供する。
【解決手段】 シート処理装置1は、上流側の画像形成装置へシート処理の予想時間を送信して、その送信時間で画像形成装置からシートを排出させる。シート処理に第1トレイ23と第2トレイ24の切り替えが含まれる場合、CPU600は、フラッシュメモリに保持した移動速度のデータで移動距離を除して移動時間を演算する。フラッシュメモリに保持した移動速度のデータは、トレイユニット26が昇降されるごとに実測した移動距離と移動時間とから実測移動速度を求め、実測移動速度を用いて最新の値へ補正される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置やその他の事務機等から排出されるシートを受け入れて、昇降可能なシート積載手段に積載するシート処理装置、およびシート処理装置を内蔵/接続した画像形成装置に関し、詳しくは、シート処理装置の潜在的な処理能力を無駄なく使って処理速度を向上させる技術に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置から排出されるシートを受け入れて、整合、仕分け、積載、針綴じ、整本、穿孔、検査等の処理を行うシート処理装置が実用化されている。また、画像形成装置の一部の機種では、このようなシート処理装置が内蔵されたり、購入選択肢(いわゆるオプション)として接続されたりする。
シート処理装置の一部の機種は、昇降可能な積載トレイを備え、シートやシート束の積載進行とともに積載トレイを下降させることにより、大量のシートを連続的に積載可能としている。
特許文献1に示されるシート処理装置は、昇降可能な複数段の積載トレイを備え、複数段の積載トレイのうちの指定された段をシート受け取り位置に位置決めしてシートを積載可能である。また、シート処理装置の演算制御装置は、シートの処理に先立たせてシート処理の合計予想時間を見積もり、合計予想時間に所定の安全時間や安全率を見込んだ排出間隔(時間)を画像形成装置に通知しており、画像形成装置の演算制御装置は、この排出間隔でシートに画像形成を行わせ、シート処理装置に排出させている。
シート処理装置における合計予想時間は、シート搬送時間、ステイプル処理時間、積載トレイの移動時間等、シート受け入れから、シート積載後の積載トレイの高さ調整完了までの各部動作の個別予想時間の合計である。そして、このような個別予想時間の多くは1秒以下であるが、排出先の積載トレイを切り替える動作では、その個別予想時間が10秒〜30秒と桁違いに長く、積載トレイの切り替え動作を頻繁に行うと、画像形成装置の処理待ち時間がやたら増えて処理速度が著しく低下し、シート処理装置も画像形成装置もその潜在的な処理能力を活かせない。
特開平10−198101号公報
上記のように、積載トレイの切り替え動作の個別予想時間は、合計予想時間に占める割合が大きいため、短縮できれば、シートの排出間隔を短くしてシートの毎分処理枚数を大幅に増加させることができる。しかし、積載トレイの昇降移動速度を高めるべくモータを高出力化、高速化すると、消費電力が増し、シート処理装置の小型化や軽量化が困難になり、製作時の部品コストも増加する。また、支持機構や駆動機構を含めた機械的な強度増加が不可欠であるし、万が一の事故の際の機械的な損傷やシートの損傷も大きくなる。
ところで、特許文献1に示されるシート処理装置では、積載トレイの移動距離・方向・積載量に応じて予め定められた時間に所定の安全時間を加算して、シート積載手段の切り替え動作の個別予想時間を演算しているが、この安全時間は、モータや機構の個体差、経時変化を見込んで設定されているので、最悪の場合を考慮した過大な時間となり易く、結果的に多くのシート処理装置では過剰な個別予想時間が演算され、シート処理の予想処理時間を不必要に長くして、画像形成装置の処理速度を落とす大きな原因となっていた。
すなわち、モータや機構の個体差、経時変化、駆動電圧差等によって積載トレイの移動時間は大きく変化するが、これらの不確定要素を許容するような大きな安全時間や安全率を見込むと、多くのシート処理装置における多くの処理でシート処理の予想処理時間が過大となる。かと言って、安全時間や安全率を小さく見込むと、モータの永久磁石の劣化、磨耗、さびつき等の経時変化によって稀に現実の移動時間が増えた場合に、画像形成装置のシート排出間隔が過小となって、シート処理装置が紙詰まりを起こし易くなり、シートの損傷や機械的なトラブルに至る可能性が高まる。
本発明は、積載トレイを駆動するモータや機構の個体差、経時変化等を十分に吸収しつつ、小さな安全時間や安全率を設定して、切り替え動作の個別予想時間を短くし、これにより、モータや機構の変更を伴うことなく、その潜在的な処理能力を十分に活用して高い毎分処理枚数でシート処理を行えるシート処理装置、および、その潜在的な処理能力を十分に活用して高い毎分処理枚数で画像形成処理を行える画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明のシート処理装置は、シートが積載される昇降可能なシート積載手段と、シートの処理に先立たせてシート処理の予想時間を演算する演算手段と、を備えたシート処理装置において、前記シート積載手段の移動時間に関するデータを書き換え可能に保持する記憶手段と、前記記憶手段の前記データを昇降時の実測値を用いて随時補正する補正手段と、を備え、前記演算手段は、前記データを用いて前記予想時間を演算するものである。
本発明のシート処理装置では、書き換え可能にして記憶内容が自然消滅しない記憶手段に保持させたデータを用いてシート積載手段の移動の予想時間を演算する。記憶手段に保持させたデータは、そのシート処理装置のそのシート積載手段による実際の昇降時に実測した実測値を用いて随時補正されるので、シート積載手段を駆動するモータや駆動機構の経時変化がデータに反映され、演算された移動の予想時間は、そのシート処理装置のそのシート積載手段のそのときの状態を前提として、常に一定の余裕を含んだ時間となる。
従って、安全時間や安全率を低く見込んで必要最小の予想時間を使用しても、実際の移動時間が予想時間を割り込む可能性が極めて低くなり、安全を十分に確保した上でシート処理装置の実際の処理速度を高めることができる。言い換えれば、シート積載手段を駆動するモータや機構の個体差、経時変化等を十分に吸収しつつ、小さな安全時間や安全率を設定して、切り替え動作の個別予想時間を短くし、これにより、モータや機構の変更を伴うことなく、その潜在的な処理能力を十分に活用して高い毎分処理枚数でシート処理を行える。
本発明の一実施形態であるシート処理装置1と、シート処理装置1を備えた画像形成装置の一形態である複写機Eを図面に基づいて説明する。ただし、本発明のシート処理装置は、本実施形態のステイプル処理には限定されず、シート積載手段に単にシートを積み重ねるだけの構成でもよく、穿孔処理等、他の処理を行う構成を付加してもよく、また、他の処理のみを行う構成や同じ処理を行う別の構成で実施してもよい。また、本発明の画像形成装置は、本実施形態の複写機Eには限定されず、ファクシミリ、プリンタ、各種の印刷機等で実施されてもよい。
また、本実施形態のシート処理装置1は、複写機Eの装置本体100以外の印刷装置等に接続されてもよく、本実施形態のシート処理装置1は、装置本体100から分離可能な別筐体で構成しても、また、装置本体100の筐体内に分離不能に組み込まれてもよい。
<画像形成装置>
図1は本実施形態のシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の内部構成の説明図である。本発明の画像形成装置である例えば複写機Eは、画像形成手段である装置本体100とシート処理装置である例えばシート処理装置1とを備える。
図1に示すように、本実施形態のシート処理装置1は、複写機Eの装置本体100の側方に設置され、装置本体100で画像形成されて排出されたシートを受け入れて、昇降可能なトレイユニット26(図2)に積載可能である。装置本体100の上部には原稿の自動給送を行う原稿給送装置(以下ADFと称す)300が配置され、装置本体100の下側には、サイズの異なる複数種類のシートを搭載した給紙カセット200が配置されている。
原稿給送装置300は、給送トレイ301に重ねて載置された複数枚の読取原稿302を、取り出しローラ304、305で1枚ずつ取り出し、搬送ローラ306、308で搬送して読取位置307を通過させ、排出トレイ309に排出して積載する。読取原稿302の下面の画像は、読取位置307の直下に停止させた走査ユニット106を通じて読み取られる。
走査ユニット106は、奥行き方向に長い照明装置(不図示)とミラー(不図示)を一体に取り付けて、図中左右方向へ移動可能である。原稿給送装置300を背後側へ開いて装置本体100のガラス面に原稿を1枚ずつ載置した場合、走査ユニット106を図中左右方向に移動させて画像を読み取る。
いずれにせよ、走査ユニット106の照明装置によって照明された原稿面の画像は、走査ユニット106のミラーからミラー103、104で中継され、不図示の光学系によって読取部105の受光素子(不図示)に投影され、受光素子によって投影画像から線画像が読み取られる。読み取られた線画像の画像信号は、不図示の信号処理回路で増幅、デジタル処理等を経て、画像データに変換して一時保存される。
装置本体100は、感光体ドラム108に形成したトナー像を給紙カセット200から取り出したシートに転写して画像形成を行う。光源122は、画像データから形成された画像信号で制御されて画像信号に応じた光ビームを出力する。走査部124は、走査ミラー123を光源122の出力に同期して回転させて走査ビームを形成する。走査ビームは、一様に帯電した感光体ドラム108に照射されて、感光体ドラム108の表面に静電潜像を形成する。
感光体ドラム108の静電潜像は、現像ユニット109から供給されるトナーを付着させて現像されることによりトナー像となる。
一方、画像形成されるシートは、取り出しローラ201、搬送ローラ118、202等によって、予め該当する給紙カセット200から取り出され、停止状態のレジストローラ107に突き当たって待機している。
レジストローラ対107は、感光体ドラム108の回転に同期して駆動され、感光体ドラム108と転写部110との間に搬送されるシートの先端にトナー像の先端を一致させる。転写部110は、シートを帯電させて、感光体ドラム108表面のトナー像をシートに転写させる。トナー像を転写されたシートは、搬送ベルト111によって定着部112へ搬送され、定着部112で加熱加圧を受けて表面にトナー像が定着される。
定着されたシートは、片面印刷の場合、搬送ローラ113、フラッパ114を経て、排出ローラ対115からシート処理装置1へそのまま排出される。しかし、両面印刷の場合は、排出ローラ115でシートの後端側を挟みこんだ状態で、フラッパ114を切り替えて反転パス116へスイッチバックさせ、搬送ローラ117、118で搬送して、表裏反転状態でレジストローラ107に突き当たって待機する。そして、待機したシートは、片面印刷の場合と同様に、トナー像が形成された感光体ドラム108と転写部110との間に搬送されて裏面にもトナー像が転写され、定着部112でトナー像を定着された後に、シート処理装置1へ排出される。
装置本体100は、シート処理装置1から通知されたシート処理時間の間隔で、感光体ドラム108を起動し、光源122等、装置本体100の各部を制御して画像形成、シート排出を行う。シート処理装置1は、装置本体100から送信された処理内容の設定を読み取り、その処理に要するシート処理時間をシート1枚ごとに計算して、装置本体100に送信する。
<シート処理装置>
図2は本実施形態のシート処理装置の部分的な拡大図、図3はシート処理装置の制御系のブロック図、図4はシート排出間隔を求めて送信する制御のフローチャート、図5はシート処理時間算出のフローチャート、図6はトレイ切り替え時間算出のフローチャート、図7はシート積載制御のフローチャート、図8はトレイ移動速度を求める制御のフローチャート、図9はトレイ移動速度のデータ構造の説明図である。本実施形態のシート処理装置1は、シート積載手段である例えばトレイユニット26、演算手段である例えばCPU600、記憶手段である例えばフラッシュメモリ51、補正手段である例えばCPU600、負荷検知手段である例えばCPU600、方向制御手段である例えばCPU600、距離検知手段である例えばシフトクロックセンサ49、時間検知手段である例えばCPU600、画像形成手段である例えば装置本体100、制御手段である例えば制御部150、画像形成装置である例えば複写機Eとを備える。
装置本体100の排出ローラ115から排出されたシートは、図2に示すように、設定された処理をシート処理装置1内で行った後、トレイユニット26の指定された第1トレイ23(または第2トレイ24)へ排出、積載される。
フラッパ3は、シート処理装置1の下部に配置された折り装置70へシートを導く第3搬送パスと、ステイプルトレイ38へシートを導く第1搬送パス6の間でシートの搬送経路を切り替える。フラッパ4は、バッファローラ9を備えた第2搬送パス8と第1搬送パス6との間でシートの搬送経路を切り替える。ステイプルトレイ38へシートを積載する際には、フラッパ3の上流側端部が下方へ位置し、フラッパ4の上流側端部は上方へ位置しており、シートは、ローラ対5を通して第1搬送パス6へ送られる。折り装置70へシートを送り込む場合、フラッパ3の上流側端部が上方へ位置し、バッファローラ9へシートをバッファさせる際には、フラッパ4の上流側端部が下方へ位置する。
ステイプルトレイ38は、トレイユニット26に積載される前のシートを一時積載して各種の処理を行う。第1排出ローラ17と押さえコロ18とによってステイプルトレイ38へ排出されたシートは、排出整合ベルト19によって右下方向に搬送されて後端をつき当て板20に当接させる。
排出整合ベルト19は、第1排出ローラ17と押さえコロ18の間に挟持されて回転し、ベルト外れ防止策としてベルト内側の中央部付近に図示しないエンドレスのリブを設けてある。つき当て板20は、シートの後端を順次整合するホームポジションから、ステイプラユニット400の移動を妨げない退避位置(破線)へ移動可能である。つき当て板20に当接したシートは、排出整合ベルト19を上方へ変形させて当接を解除した状態で、幅よせガイド21を内側へ移動させることにより、側端を整合される。
ここまでの積載、整合の操作を繰り返してステイプルトレイ38に形成されたシート束は、ステイプラユニット400を作動させて後端部を針綴じ処理可能である。針綴じ処理されたシート束は、出口側の回動ガイド31を下方へ回動して移動排出ローラ33と排出ローラ32との間に挟み込み、図中左方向に搬送してトレイユニット26の第1トレイ23(または第2トレイ24)へ排出される。
回動ガイド31は、移動排出ローラ33を回転自在に保持しており、ステイプルトレイ38へシートを積載する際には、上方へ回動させて移動排出ローラ33を排出ローラ32から離間させている。しかし、ステイプルトレイ38へシートを積載しない場合、言い換えればシート束を形成することなく、シートを1枚ずつトレイユニット26へ排出する場合、回動ガイド31を下方へ回動させて、移動排出ローラ33を排出ローラ32に圧接させ、シートが第1排出ローラ17と押さえコロ18のニップから、移動排出ローラ33と排出ローラ32のニップへと受け渡される。
バッファローラ9は、周囲のバッファーコロ15等との間にシートを挟み込んでバッファする。ステイプラユニット400を作動させて針綴じを行う際には、フラッパ39の上端側を左へ回動させて、バッファローラ9の周囲に、2枚、3枚・・とシートを巻き付けて重ねることにより、ステイプラユニット400の移動と作動の間も装置本体100(図1)からシートを受け入れ続けることができる。バッファローラ9にバッファされたシートは、フラッパ39の上端側を右へ回動させた状態でバッファローラ9を1回転することにより、第1排出ローラ17と押さえコロ18のニップへ受け渡してステイプルトレイ38へまとめて積載される。
ステイプルユニット400は、ステイプルトレイ38に積載されたシート束に対して綴じ動作を行うステイプラを備え、ステイプルトレイ38に積載されたシート束に対する手前側1ケ所綴じ、2ケ所綴じ、奥側1ケ所綴じを行うことができる。
シート検知センサ10は第3搬送パス7へ、シート検知センサ12aは第1搬送パス6へそれぞれ進入するシートの先端と後端を検知する。シート検知センサ13は、移動排出ローラ33と排出ローラ32のニップへ受け渡されたシートの後端を検知する。シート検知センサ12bは、第2搬送パス8へ進入するシートを検知してバッファローラ9の回転制御に利用される。
トレイユニット26は、下段の第1トレイ23と上段の第2トレイ24とを固定して取り付けた昇降可能な載置台ユニットである。トレイユニット26は、シート処理装置1の筐体に内蔵された図示しない駆動機構のシフトモータ601(図3)によって駆動され、トレイユニット26に形成されているラックギアに駆動機構の昇降ギアを噛み合わせて回転させることにより、上下方向に移動する。
シート処理装置1の筐体内上部に配置された距離センサ60は、赤外光の発光素子と受光センサとを有しており、前方の物体からの反射光を検知して距離に応じた出力を発生する。距離センサ60は、第1トレイ23(または第2トレイ24)に積載されたシート(またはシート束)の最上面までの距離を検知する。
<シート処理装置の制御>
シート処理装置1は、図3に示すように、マイクロコンピュータシステムであるCPU600によって制御される。CPU600は、その内部に不図示のROM、RAM、シリアルインターフェイス回路等を内蔵している。ROMには、図4〜図8に示すフローチャートの制御手順に対応する処理プログラムが格納される。RAMには、ROMから読み出された処理プログラムが保持され、また、制御過程で順次発生する作業用データ、入力データ、通信データ、演算結果等がそのたびに書き込み/消去される。シリアルインターフェイス回路は、装置本体100(図1)の制御部150との間で制御データの授受を行うとともに、他のコンピュータやFAX受信部(図示せず)とも双方向の通信が可能である。
CPU600に接続されたフラッシュメモリ51は、図9に示す移動速度のデータを不揮発かつ書き換え可能に保持する。フラッシュメモリ51に保持された移動速度のデータは、当初、余裕を大きくもたせた初期設定である。また、トレイユニット26の部品交換が行われると、この初期設定に戻される。
そして、その後は、実測した昇降距離と昇降時間とを用いて昇降ごとに移動速度の実績値が演算され、この実績値を用いて移動速度のデータが昇降ごとに補正される。これにより、移動速度のデータは余裕の少ない、実績値に即した数値に置き換えられ、補正された移動速度のデータを用いて演算される積載トレイの交換時間は、十分な安全率を確保しつつ短縮された時間となる。
CPU600の入力側には、距離センサ60の他に、バッファセンサ11、入り口センサ12a、UPカバーセンサ40、排紙モータクロックセンサ41、ステイプルトレイセンサ43、第1スノコセンサ44、第2スノコセンサ45、排紙センサ46、ステイプル移動HPセンサ47、シフトクロックセンサ49、UPリミットセンサ53、ドア開閉検知SW54、JOINT・SWセンサ55、およびその他センサが電気的に接続されている。
バッファセンサ11は、シートがバッファローラ9に待機していることを検知する。入り口センサ12aは、装置本体100から排出されてきたシートがシート処理装置1内に入ってきたことを検知する。UPカバーセンサ40は、シート処理装置1の上部カバーが開けられたことを検知する。排紙モータクロックセンサ41は、排紙モータ35aの所定回転角ごとのパルスを出力して、シート処理装置1内からトレイユニット26へシートを排出する際の異常もしくは速度制御に関する情報をCPU600に提供する。
整合HPセンサ42は、ステイプルする際のつき当て板20のホームポジションを検知する。ステイプルトレイセンサ43は、ステイプルトレイ38上のシートの有無を検出する。第1及び第2スノコセンサ44、45は、排出口50の上壁面及び下壁面を形成する上部及び下部スノコガイド27、30(図2)の位置を検知する。排紙センサ46は、シート処理装置1内から第1トレイ23(または第2トレイ24)上ヘシートが排出されたことを検知する。
ステイプル移動HPセンサ47は、シート処理装置1内を移動可能なステイプラユニット400がホームポジションにあることを検知する。シフトクロックセンサ49は、昇降可能なトレイユニット26の移動量、又その駆動源となるシフトモータ601の異常等を検知してCPU600に通知する。UPリミットセンサ53は、移動可能なトレイユニット26の上限を検知する。ドア開閉検知SW54は、シー卜処理装置1のドアの開閉を検知する。JOINT・SWセンサ55は、シート処理装置1と装置本体100が接続されていることを検知する。
一方、CPU600の出力側には、シフトモータ601の他に、ドライバーD1、D2、D3、D4、D5a、D5b、D7、D8、D9、D11をそれぞれ介して、搬送モータM230、排紙モータ35a、整合モータM250、ステイプル部移動モータ(パルスモータ)452、ステイプルモータ406a、ステイプルモータ406b、入り口ソレノイドSL290、排紙口ソレノイドSL300、切り替えソレノイドSL310、表示手段650、およびその他モータ、アクチュエータが電気的に接続されている。
搬送モータM230は、ローラ対5および第1排紙ローラ18を駆動して、シート処理装置1内にあるシートを搬送する。排紙モータ35aは、排出ローラ32を駆動して、シート(またはシート束)をトレイユニット26へ排出する。整合モータM250は、幅寄せガイド21を駆動してシートを整合する。ステイプル部移動モータ452は、ステイプラユニット400を移動させる。ステイプルモータ406aは、シートの束を綴じるためのステイプルに綴じ動作を行わせる。
ステイプルモータ406bは、シートの束を綴じるためのステイプルに綴じ動作を行わせる。入り口ソレノイドSL290は、フラッパ3を駆動して、複写装置本体100より排出されたシー卜の搬送パスを切り替える。排紙口ソレノイドSL300は、フラッパ4を駆動して、シー卜後処理装置1内から排出されるシートの排紙口を切り替える。切り替えソレノイドL310は、フラッパ39を駆動して、シート処理装置1内のシートの搬送パスを切り替える。表示手段650は、シート積載面距離計測において積載オーバー等が検知された場合にオペレータに注意を促す。
CPU600は、ROMから処理プログラムを読み出してRAMに保持させ、処理プログラムに従って、これらのセンサの出力を参照し、装置本体100の制御部150から送られてくる制御データに基づいて必要な演算処理を行い、これらの各種モータ、ソレノイド等を制御することにより、シート処理装置1の各部の制御を行う。
CPU600は、距離センサ60の出力を検知して、第1トレイ23(第2トレイ24)へ積載されたシート(シート束)の最上面までの距離を計測し、第1トレイ23(第2トレイ24)へシートが所定枚数積載されるごとに、あるいはシート束が積載されるごとに、トレイユニット26を下降させて、積載前と同じ距離が計測される位置で停止させる。これにより、積載したシート(シート束)の厚みだけ第1トレイ23(第2トレイ24)が下降して、積載済みシートの最上面(積載面)の高さがほぼ一定に維持される。
CPU600は、トレイ交換のためにトレイユニット26を昇降させるごとにフラッシュメモリ51の移動速度のデータを修正して、予想時間としての移動時間の余裕を徐々に減らし、装置本体100の制御部150へ送信するシート処理時間(トレイ交換を伴う予想時間)を短くして、装置本体100のシート排出間隔を短縮させることにより、シート処理装置1の処理速度を少しずつ高める。
<シート処理時間の計算>
図1に示す装置本体100で画像形成が開始され、給紙カセット200からシートが取り出されるタイミングで、図3に示す制御部150からCPU600へ積載打診(プレレジオン要求)信号が送信される。
すると、CPU600は、図4に示すように、制御部150から送信された通信データから処理内容の設定を抽出して内部のRAMに記憶する。CPU600は、用紙サイズを取得し(S111)、排紙先が第1トレイ23であるか第2トレイ24であるかを確認し(S112)、単純積載かステイプル処理か等の処理モードを確認し(S113)、これらの設定内容に基づいて、これから画像形成されるシートのシート処理時間(予想時間)を演算する(S114)。そして、演算したシート処理時間を送信用RAMにセットし(S115)て、応答信号とともに制御部150へ返送する(S116)。これにより、制御部150は、CPU600が指定したシート処理時間だけ待って次の画像形成、シート排出に取り掛かる。
ステップS114では、図5に示すシート処理時間算出処理が呼び出される。図5に示すように、最初に、処理時間として用紙搬送パス通過に要する時間として搬送時間が処理時間として設定される(S121)。その後、第1トレイ23→第2トレイ24または第2トレイ24→第1トレイ23の切り替えが必要か否かが確認され(S122)、行う場合(S122の有)は、図6に示すトレイ切り替え時間算出処理によって処理時間を算出し(S123)、そこで得られた処理時間をステップS121の処理時間に加算する(S124)。行わない場合(S122の無)は、加算されない。
その後、整合の有無が確認され(S125)、行う場合は所定の整合時間を処理時間に加算する(S126)。その後、ステイプル処理の有無が確認され(S127)、行う場合は所定のステイプル時間が処理時間に加算される(S128)。その後、束排出の有無が確認され(S129)、行う場合は所定の束排出時間を処理時間に加算する(S131)。
最後に、シート処理時間としての誤差を考慮に入れ、所定のマージン時間が無条件で加算され(S132)、以上をもってシート処理時間を確定する。装置本体100の制御部150は、このシート処理時間をもって、転写紙の排出タイミングを決定し、先行用紙と次の用紙との排出の間合いをコントロールする。
ステップS123のトレイ切り替え時間算出処理では、図6に示すように、まず、第1トレイ23の積載枚数と第2トレイ24の積載枚数を加算してトレイユニット26の合計積載枚数を計算して(S141)、CPUの書き換え可能な不揮発メモリに記録された図9に示すトレイ速度のテーブルから、トレイユニット26の上昇下降の区別および積載枚数に応じたトレイ速度の値を選択する(S142)。次に、現在のトレイユニット26の位置から切り替え後のトレイユニット26の位置までの移動距離を計算して(S143)、移動距離とトレイ速度からトレイ移動時間を求める(S144)。
図4のステップS116でシート処理時間が制御部150に送信されると、制御部150からCPU600へ処理開始信号(レジオン要求)が送信され、CPU600は、図7に示す積載処理を開始する。図7に示すように、まず、シートの到着に先立ち、トレイの移動の有無が確認され(S151)、必要ならトレイユニット26が移動される(S152)。必要か否かの判断は、前述した図5プレレジオン要求処理にて確認された排紙トレイに基づいて、現在排紙口に位置しているトレイとの比較を行うことで実施される。
そして、装置本体100より排出されるシートの到着を待って、シート処理装置1内における各種処理、シート搬送、シート積載処理等が実施される(S153)。
ステップS152でトレイの移動が行われた場合、図8に示すトレイ速度の学習処理が実行される。図8に示すように、CPU600は、まず、クロックパルスをカウントするタイムカウントを開始し(S161)、シフトクロックセンサ49の出力パルスをカウントする移動距離の計測を開始し(S162)、移動方向信号を出力して(S163)、シフトモータ601を起動させる。これにより、トレイユニット26が移動開始する。
そして、距離センサ60の出力を参照して、指定された第1トレイ23(または第2トレイ24)の積載面が所定の積載高さか否かを判別し(S165)、トレイユニット26の移動に伴って第1トレイ23(または第2トレイ24)が目標とする位置に達すると(S165のYES)、シフトモータ601のモータ駆動信号をOFFする(S166)。
そして、そのときまでの移動距離(パルスカウントから換算)をそのときのタイムカウント値で除して、今回の昇降における移動速度の実測値を演算し、所定の安全時間(マージン)を加算して、フラッシュメモリ51に記録された移動速度のデータを補正する(S167)。図9に示す移動速度データのうち、該当する積載枚数範囲と移動方向のデータが、今回の実測値にマージンを加算した値に置き換えられる。
なお、単純に置き換えるのではなく、同一区分の過去数回のデータを平均した値でそれまでのデータを置き換える移動平均演算を実行してもよい。また、移動速度を演算する代わりに移動時間の実測値をフラッシュメモリ51に記録して、昇降ごとに修正する制御としてもよい。他の処理時間を装置本体100側で定数化して蓄え、トレイ交換の予想時間だけをフラッシュメモリ51から選択する演算を行い、選択したデータだけをシート処理装置1から装置本体100へ伝える制御としてもよい。さらに、図9のテーブル中、書き換え頻度の少ない枠のデータに関しては、定期的に、書き換え頻度の高いデータを用いて補間演算、補外演算による修正を行っても良い。実測や実測値に基づく演算でそれまでのデータと大きく異なるデータが演算された場合は、置き換えを中止してもよい。
その後、終了処理として、タイマー停止(S168)、距離計測停止(S169)をして、本処理を終了する。
図9に示すように、フラッシュメモリ51には速度学習テーブルが不揮発に保持されている。速度学習テーブルは、積載枚数と移動方向の2次元配列として定義され、積載枚数は100枚単位で個別に学習される。本テーブルは、図8に示すフローチャートの処理において移動速度を格納することによって学習し、図6に示すフローチャートの処理において、学習値を参照しトレイ移動時間の算出に用いられる。
本実施形態のシート処理装置では、シート処理時間(予想時間)に加算される一要素であるトレイ切り替え時間を距離検出と時間計測によって得られた値を基にした時間とすることで、その後のシート処理時間の算出で実動作時間により近い最適化された時間を得ることができ、積載トレイを複数有したシート処理装置ならびに画像形成システムとして、その生産性を向上することができる。
<別の実施形態>
図10は別の実施形態のシート処理装置の部分的な拡大図、図11はトレイ切り替え時間算出のフローチャート、図12はトレイ移動速度のデータ構造の説明図である。別の実施形態のシート処理装置1Bは、図1〜図9を参照して説明した実施形態のシート処理装置1のような2段の間隔が固定されたトレイユニット26の代わりに、それぞれ独立して昇降可能な2段のトレイ1 23B、トレイ2 24Bを備えており、それ以外の構成は同一であるので同一符号を付して詳細な説明は省略する。
そして、トレイ1 23Bとトレイ2 24Bとでそれぞれ昇降時間、昇降距離を計測して、図12に示すような2つの処理時間テーブルを実際の昇降移動ごとに補正して不揮発に保持している。そして、装置本体100の制御部150へ送信するシート処理時間を演算する際には、図11に示すフローチャートの処理によってトレイ切り替え時間を算出している。
図10に示すように、シート処理装置1Bには、トレイ1 23B、トレイ2 24Bが、それぞれ独立して昇降可能に支持されている。トレイ1 23B、トレイ2 24Bは、不図示のシフトモータと駆動機構をそれぞれ内蔵しており、シート処理装置1Bに設けたラックにそれぞれの駆動機構のピニオンギアを噛み合わせて、独立に駆動、昇降される。
従って、別の実施形態のシート処理装置1Bでは、トレイ1 23Bからトレイ2 24Bへ排出先を変更する場合、トレイ1 23Bを破線位置へ下降させて待機させるのと並行してトレイ2 24Bをシート排出口50の下方の積載面が所定高さとなる高さ位置まで下降させる。また、逆にトレイ2 24Bからトレイ1 23Bへ排出先を変更する場合、トレイ2 24Bをシート排出口50の上方へ上昇させて待機させるのと並行して、トレイ1 23Bを破線で示す待機位置からシート排出口50の下方まで上昇させる。
シート処理に先立たせて装置本体100の制御部150へ送信されるシート処理時間を演算する(図4のS114)際に、指定された処理にトレイ1 23B、トレイ2 24Bの切り替えが必要であれば(図5のS122の有)、トレイ1 23B、トレイ2 24Bの切り替え時間が算出される(S123)。
トレイ1 23B、トレイ2 24Bの切り替え時間を算出する際には、図11に示すように、まず、トレイ1 23Bの移動時間を演算する(S241)。すなわち、現在のトレイ1 23Bの高さ位置と、移動後のトレイ1 23Bの高さ位置とからトレイ1 23Bの移動距離が算出される。また、現在のトレイ1 23Bにおけるシート積載枚数とトレイ1 23Bの移動方向とに基づいて、図12の(a)に示すテーブルから移動速度が選択される。そして、算出した移動距離を選択した移動速度で除してトレイ1 23Bの移動時間が算出される。
次にトレイ2 24Bの移動時間が算出される(S242)。すなわち、現在のトレイ2 24Bの高さ位置と、移動後のトレイ2 24Bの高さ位置とからトレイ2 24Bの移動距離が算出される。また、現在のトレイ2 24Bにおけるシート積載枚数とトレイ2 24Bの移動方向とに基づいて、図12の(b)に示すテーブルから移動速度が選択される。そして、算出した移動距離を選択した移動速度で除してトレイ2の移動時間が算出される。
続いて、トレイ1 23Bの移動時間とトレイ2 24Bの移動時間が比較され(S243)、トレイ1 23Bの移動時間のほうが長ければ(S243のYES)、トレイ1 23Bの移動時間が選択される(S244)が、トレイ2 24Bの移動時間のほうが長ければ(S243のNO)、トレイ2 24Bの移動時間が選択される(S245)。
図12の(a)に示すトレイ1 23Bの移動時間のテーブルは、図8のフローチャートの処理に従って、実際のトレイ切り替えでトレイ1 23Bが移動する度に、その移動距離と移動時間を実測して演算した最新の移動速度に置き換えられる。
図12の(b)に示すトレイ2 24Bの移動時間のテーブルもまた、図8のフローチャートの処理に従って、実際のトレイ切り替えでトレイ2 24Bが移動する度に、その移動距離と移動時間を実測して演算した最新の移動速度に置き換えられる。
別の実施形態のシート処理装置1Bでは、トレイ1の速度をトレイ1積載枚数と移動方向からテーブルを参照して取得し、その逆数に移動距離を乗算、その結果をワーク変数であるトレイ1移動時間に代入する。同様に、トレイ2の速度をトレイ2積載枚数、トレイ移動方向からテーブルを参照して取得し、その逆数に移動距離を乗算、その結果をワーク変数であるトレイ2移動時間に代入する。そして、ここで得られた両ワーク変数の大小関係を判断し、長い時間を選択して、変数トレイ移動時間に代入することによって、トレイ移動時間は過去に学習した同様の条件でのデータによって最適値が得られ、トレイ1、トレイ2の移動時間の長い方が選択されることにより、安全なトレイ切り替え時間を得ることができる。
本実施形態のシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の内部構成の説明図である。 本実施形態のシート処理装置の部分的な拡大図である。 シート処理装置の制御系のブロック図である。 シート排出間隔を求めて送信する制御のフローチャートである。 シート処理時間算出のフローチャートである。 トレイ切り替え時間算出のフローチャートである。 シート積載制御のフローチャートである。 トレイ移動速度を求める制御のフローチャートである。 トレイ移動速度のデータ構造の説明図である。 別の実施形態のシート処理装置の部分的な拡大図である。 トレイ切り替え時間算出のフローチャートである。 トレイ移動速度のデータ構造の説明図である。
符号の説明
1、1B シート処理装置
26、23B、24B シート積載手段(トレイユニット、トレイ1、トレイ2)
49 距離検知手段(シフトクロックセンサ)
51 記憶手段(フラッシュメモリ)
100 画像形成手段(装置本体)
150 制御手段(制御部)
600 演算手段、補正手段、負荷検知手段、方向制御手段、時間検知手段(CPU)
E 画像形成装置(複写機)

Claims (6)

  1. シートが積載される昇降可能なシート積載手段と、
    シートの処理に先立たせてシート処理の予想時間を演算する演算手段と、を備えたシート処理装置において、
    前記シート積載手段の移動時間に関するデータを書き換え可能に保持する記憶手段と、
    前記記憶手段の前記データを昇降時の実測値を用いて随時補正する補正手段と、を備え、
    前記演算手段は、前記データを用いて前記予想時間を演算することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記シート積載手段の昇降負荷を検知する負荷検知手段と、
    前記シート積載手段の移動方向を制御する方向制御手段と、を備え、
    前記データは、前記方向制御手段による前記移動方向と前記昇降負荷とにより区別して前記記憶手段に保持され、
    前記演算手段は、前記予想時間を演算する際には、前記昇降負荷と前記移動方向とを判別して、前記データを前記記憶手段から取り出すことを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記シートの移動距離を検知する距離検知手段と、
    前記シートの移動時間を検知する時間検知手段と、を備え、
    前記補正手段は、前記シート積載手段の実際の昇降ごとに、検知された前記移動距離と検知された前記移動時間とを用いて移動速度を演算して、前記記憶手段に保持された前記データとしての移動速度を補正することを特徴とする請求項1または2記載のシート処理装置。
  4. 前記昇降負荷は、前記シート積載手段のシート積載量であって、
    前記補正手段は、前記シート積載量の該当する区分ごとの前記データを、前記実測値を用いて移動平均演算処理することにより補正することを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
  5. 画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段から排出されたシートを処理する請求項1乃至4いずれか1項記載のシート処理装置と、
    前記予想時間を反映させて前記画像形成手段のシート排出間隔を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像形成されたシートが積載される昇降可能なシート積載手段と、
    シートの処理に先立たせてシート処理の予想時間を演算する演算手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記シート積載手段の移動時間に関するデータを書き換え可能に保持する記憶手段と、
    前記記憶手段の前記データを昇降時の実測値を用いて随時補正する補正手段と、を備え、
    前記演算手段は、前記データを用いて前記予想時間を演算することを特徴とする画像形成装置。
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