JP2007091088A - ワイパブレード - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の視界を広げるとともに、払拭性の向上を図ることが可能なワイパブレードを提供する。
【解決手段】ワイパブレード10は、車両に揺動自在に装着されるワイパアーム11に取り付けられるラバーホルダー12と、ラバーホルダー12に保持されて車両のウインドガラスを払拭するブレードラバー13とを有する。車両の前方側に配置されるラバーホルダー12の前壁面12cには、ワイパアーム11に装着される取付け部15が設けられ、ラバーホルダー12の天壁面12dには、前壁面12cから車両の後方側に配置される後壁面12fに向けて上向きに傾斜するフィン20がラバーホルダー12の長手方向に沿って全長にわたって設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードに関する。
乗用車、バス、及びトラック等の車両には、フロントウインドガラス、リアウインドガラス等のウインドガラスに付着した雨、雪、虫、前方を走行する車両により跳ね上げられた泥水等の付着物を払拭して運転者の視界を確保するためのワイパ装置が搭載される。ワイパ装置は車体に揺動自在に装着されるワイパアームとワイパアームの先端に取り付けられるワイパブレードとを有しており、ワイパモータの駆動力によりワイパアームを揺動させることによりワイパブレードがウインドガラス面上を揺動してウインドガラスに付着した付着物を拭き払うようになっている。
このようなワイパブレードとしては、ワイパアームの先端に揺動自在に取り付けられるラバーホルダーと、ラバーホルダーにより保持されるゴム製のブレードラバーとを有するものが知られており、払拭性の向上を図るために、ブレードラバーに組み込まれることによりブレードラバーをウインドガラスに押し付けるバーティブラとも称される板バネ部材や、風を受けたときにブレードラバーをウインドガラスに向けて押圧する風受け部としてのフィンを有するものが知られている。
一例として、特許文献1には、バッキングと称する板バネ部材が組み込まれたブレードラバー、及びフィンを有するワイパブレードが開示されており、バッキングのバネ力とフィンが受ける風の風力とによりブレードラバーがウインドガラスに押し付けられるものとしている。他の一例として、特許文献2には、ブレードレバーとレバーヨークのそれぞれにフィンを設けたワイパブレードが開示されている。
特開2005−22632号公報 実開平7−40315号公報
ワイパアームの先端にワイパブレードを揺動自在に取り付けるために、ワイパアームの先端又はワイパブレードのいずれか一方に揺動軸を有する取付け部を設けるとともに他方に軸孔が形成される取付け部を設け、軸孔に揺動軸を固定するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。特許文献1及び2に開示されるワイパブレードにおいては、ワイパブレード側に設けられる取付け部を、ラバーホルダーに相当する部材の天壁面上、つまりウインドガラスに対向する面の反対面上に設けるようにしている。
しかしながら、ラバーホルダーの天壁面上に取付け部を設けるようにすると、取付け部の高さ分だけワイパブレードが高さ方向に突出して運転者の視界を妨げてしまう。これに加えて、特許文献1及び2に開示されるようにラバーホルダーの全長にわたってフィンを設けようとしても、同じくラバーホルダーの天壁面上に設けられた取付け部が障害となって全長にわたってフィンを設けることができず、払拭性の向上を図ることが困難である。更に、ウインドガラスの払拭時にワイパアームによってワイパブレードを揺動させることによりワイパブレードの長手方向が車幅方向から車両の前後方向に向けて傾くと、フィンに沿ってウインドガラスに沿って流れる走行風が増加することになり、これにより、天壁面上に設けられた取付け部に衝突する走行風が増加して気流に乱れが生じ易く、ワイパブレードを浮き上がらせて払拭性を低下させるおそれがある。
本発明の目的は、運転者の視界を広げるとともに、払拭性の向上を図ることが可能なワイパブレードを提供することにある。
本発明のワイパブレードは、車両に揺動自在に装着されるワイパアームに取り付けられるラバーホルダーと、前記ラバーホルダーに保持されて前記車両のウインドガラスを払拭するブレードラバーとを有するワイパブレードであって、前記車両の前方側に配置される前記ラバーホルダーの前壁面には、前記ワイパアームに装着される取付け部が設けられ、前記ラバーホルダーの天壁面には、前記前壁面から前記車両の後方側に配置される後壁面に向けて上向きに傾斜するフィンが前記ラバーホルダーの全長にわたって設けられることを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記取付け部と前記フィンとの間に前記ラバーホルダーの長手方向に伸びる凹部が形成されることを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記車両の前方側に配置される前記取付け部の前壁面には、前記車両の後方側に配置される前記取付け部の後壁面に向けて上向きに傾斜する取付け部側風受け部が前記ラバーホルダーの長手方向に沿って設けられることを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記ウインドガラスの表面からの前記フィンの高さを前記取付け部側風受け部の高さよりも高くすることを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記ラバーホルダーの前記前壁面には、前記ラバーホルダーの前記後壁面に向けて上向きに傾斜する前壁側風受け部が前記ラバーホルダーの長手方向に沿って設けられることを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記ラバーホルダーの端部に装着されて前記ブレードラバーの端部を覆うカバーを設けると共に、前記カバーの前記車両の前方側に配置される前壁面から前記車両の後方側に配置される後壁面に向けて上向きに傾斜するカバー側風受け部が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ワイパアームに装着される取付け部をラバーホルダーの前壁面に設けることにより、ワイパブレードの高さ方向の寸法を抑制することができ、運転者の視界を広げることができる。これに加えて、風受け部としてのフィンをラバーホルダーの長手方向に沿って全長にわたって設けることができ、風受け部の面積を増やすことができることから、ウインドガラスに対するブレードラバーの押し付け力の向上つまり払拭性の向上を図ることができる。フィンをラバーホルダーの全長にわたって設けることにより十分な押し付け力が既に確保されているのであれば、フィンの高さ方向の寸法を小さくして、つまりフィンの傾斜角を小さくして運転者の視界を広げることもできる。
本発明によれば、凹部が形成されることにより、ウインドガラスの払拭時にワイパブレードを揺動させることによりワイパブレードの長手方向が車幅方向から車両の前後方向に向けて傾いた場合でも、フィンに沿って長手方向に流れる走行風は凹部を通じて車両後方に流れ、取付け部に衝突することによる気流の乱れが生じにくいので、ワイパブレードの浮き上がりを抑制することができ、払拭性の向上を図ることができる。
本発明によれば、取付け部側風受け部を取付け部の前壁面に設けることにより、風受け部の面積を増やすことができ、ウインドガラスに対するブレードラバーの押し付け力の向上つまり払拭性の向上を図ることができる。
本発明によれば、ウインドガラスの表面からのフィンの高さを取付け部側風受け部の高さよりも高くすることにより、取付け部側風受け部に沿って車両後方に流れる風をフィンで受けることができ、ウインドガラスに対するブレードラバーの押し付け力の向上つまり払拭性の向上を図ることができる。
本発明によれば、前壁側風受け部をラバーホルダーの前壁面に設けることにより、風受け部の面積を増やすことができ、ウインドガラスに対するブレードラバーの押し付け力の向上つまり払拭性の向上を図ることができる。
本発明によれば、カバー側風受け部をカバーに設けることにより、風受け部の面積を増やすことができ、ウインドガラスに対するブレードラバーの押し付け力の向上つまり払拭性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるワイパブレードを示す斜視図であり、図1に示すワイパブレード10は車両のフロントウインドガラス(以下、適宜、ウインドガラスと略す。)に付着した雨、雪、虫、前方を走行する車両により跳ね上げられた泥水等の付着物を払拭して運転者の視界を確保するために車両に搭載される。
このワイパブレード10は、車体に揺動自在に支持されるワイパアーム11の先端に揺動自在に取り付けられるラバーホルダー12と、ラバーホルダー12に保持されるブレードラバー13とを有しており、ブレードラバー13はラバーホルダー12を介してワイパアーム11の押さえ力が加えられることによりウインドガラス(図示省略)に弾圧的に接触している。ワイパアーム11は車両に揺動自在に装着されており、ワイパモータ(図示省略)の駆動力によりワイパアーム11を揺動させることにより、ワイパブレード10はウインドガラスの面上を揺動してウインドガラスに付着した付着物を拭き払うようになっている。
図2は図1に示すA−A線に沿う断面図であり、図3は図1に示すB−B線に沿う断面図である。
ブレードラバー13は天然ゴム又は合成ゴム等の弾性材料により形成されており、図2及び図3に示すように、ヘッド部13aと、ウインドガラスに接触するリップ部13bと、ヘッド部13a及びリップ部13bを連結する連結部13cとを備えた長手方向に一様断面の略棒状に形成されている。リップ部13bは連結部13cやリップ部13bよりも払拭方向の幅が狭く形成されたネック部13dを介して連結部13cに連結されており、これにより、リップ部13bはヘッド部13a及び連結部13cに対して払拭方向に傾動自在とされている。
ヘッド部13aの払拭方向の両側部には、それぞれが払拭方向に凹む装着溝13eが形成されている。これらの装着溝13eは、それぞれがヘッド部13aの長手方向の一端から他端に達するように長手方向に伸びて形成されており、それぞれの装着溝13eは隔壁部13fにより互いに隔離された状態で払拭方向に並べて配置されている。そして、これらの装着溝13eにはバーティブラとも称される板バネ部材14が組み込まれている。
板バネ部材14は鋼板等の板材を打ち抜き加工することによりブレードラバー13と同程度の長さ寸法の平板状に形成されており、ウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在となっている。従って、板バネ部材14が組み込まれたブレードラバー13は板バネ部材14と一体的にウインドガラスに垂直な方向つまりガラス面に対する湾曲度を変化させる方向に弾性変形自在とされている。また、板バネ部材14は自然状態ではそのウインドガラスに垂直な方向に向けてウインドガラスの曲率よりも強く湾曲しており、これにより、板バネ部材14が組み込まれたブレードラバー13もウインドガラスから離れた状態ではウインドガラスよりも強く湾曲している。
なお、本実施の形態においては、鋼板により形成された板バネ部材14を用いているが、これに限られず、例えば硬質の樹脂等により形成された板バネ部材等、ウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在なものであれば、他の材料により形成された板バネ部材を用いても良い。
ラバーホルダー12は樹脂材料により天壁部12aと一対の側壁部12bとを備えた断面コ字状に形成され、その長さ寸法はブレードラバー13の半分程度とされている。図1に示すように、天壁部12aの長手方向のほぼ中間部には取付け部15が設けられており、ラバーホルダー12はこの取付け部15においてワイパアーム11の先端に取り付けられる。
この取付け部15は、ワイパブレード10を車両に搭載したときに車両の前方側、つまり、車室内から離れた位置に配置されるラバーホルダー12の前壁面12cに設けられている。従来、ラバーホルダー12の天壁面12d上に取付け部を設けた場合には取付け部の高さ分だけワイパブレードが高さ方向に突出するという問題があったが、本発明によれば、取付け部15はラバーホルダー12の前壁面12cに設けられるので、ワイパブレード10の高さ方向の寸法を抑制することができ、運転者の視界を良好に保つことができる。
図1に示すように、ラバーホルダー12の長手方向の一端には保持部16aが設けられ、ラバーホルダー12の長手方向の他端には保持部16bが設けられている。
図2及び図3に示すように、保持部16aは、それぞれが側壁部12bと一体に形成される一対の保持爪17を有しており、これらの保持爪17はブレードラバー13の長手方向に直交し、かつ払拭方向に平行な方向に向けて側壁部12bから突出する断面矩形の突起状に形成されている。一方、ブレードラバー13のヘッド部13aとリップ部13bとの間には、連結部13cに形成されたアーム部13gとヘッド部13aとにより区画された保持溝13hが長手方向に伸びて形成されており、各保持爪17はそれぞれに対応する保持溝13hに係合している。
図3に示すように、ブレードラバー13のヘッド部13aは保持爪17と天壁部12aと両側壁部12bとの間に挟み込まれており、これによりヘッド部13aは保持部16aにより保持されている。
保持部16bにおけるブレードラバー13の保持構造は、上述の保持部16aにおけるブレードラバー13の保持構造と同様であり、詳細な説明は省略する。すなわち、保持部16bにおいても、保持爪17と同様の保持爪(図示省略)が設けられていることにより、ブレードラバー13のヘッド部13aは保持爪と天壁部12aと両側壁部12bとの間に挟み込まれて保持部16bにより保持されている。
このように、このワイパブレード10では、ブレードラバー13はラバーホルダー12の両端部に設けられる保持部16a,16bの2点において保持されるようになっている。従って、ワイパアーム11からの押さえ力が取付け部15を介してラバーホルダー12に加えられると、その押さえ力はラバーホルダー12の両端部分からブレードラバー13に加えられ、これにより、ブレードラバー13は弾圧的にウインドガラスに接触する。各保持部16a,16bにおいては、ラバーホルダー12の側壁部12bによりヘッド部13aの装着溝13eが閉塞され、これにより、装着溝13eに装着される各板バネ部材14は装着溝13e内に保持される。
図1に示すように、ブレードラバー13の両先端部分には樹脂製のキャップ19が装着されており、このキャップ19によりブレードラバー13の先端部分を覆って板バネ部材14の先端部を装着溝13e内に保持するようにしている。
ラバーホルダー12の天壁面12dつまりウインドガラスに対向する面の反対面には、風受け部としてのフィン20がラバーホルダー12の長手方向に沿って設けられている。フィン20は前壁面12cから車両の後方側に配置される後壁面12fに向けて上向きに傾斜しており、このフィン20が風を受けると、その風力によりブレードラバー13がウインドガラスに向けて押圧されることにより、ブレードラバー13とウインドガラスとの密着性が増し、払拭性の向上を図ることができる。
上述の通り、ワイパブレード10の取付け部15はラバーホルダー12の前壁面12cに設けられていることから、図1〜図3に示すように、フィン20をラバーホルダー12の全長にわたって設けることができる。これにより、風受け部の面積が増えることから、ウインドガラスに対してブレードラバー13をより強く押し付けたり、既に押し付け力が十分であればフィン20の高さ方向の寸法を小さくして、つまりフィン20の傾斜角を小さくして運転者の視界を広げたりすることができる。
車両の前方側に配置される取付け部15の前壁面15aには、車両の後方側に配置される取付け部15の後壁面15bに向けて上向きに傾斜する取付け部側風受け部21がラバーホルダー12の長手方向に沿って設けられており、この取付け部側風受け部21が風を受けたときにブレードラバー13がウインドガラスに向けて押圧されるようになっている。これにより、風受け部の面積を増えることから、ウインドガラスに対してブレードラバー13をより強く押し付けることができる。更に、本実施の形態においては、ウインドガラスからのフィン20の高さを取付け部側風受け部21の高さよりも高くすることにより、図2において矢印で示すように、取付け部側風受け部21に沿って車両後方に流れる風をフィン20で受けることができ、これにより、ウインドガラスに対してブレードラバー13をより強く押し付けることができる。
図1及び図3に示すように、ラバーホルダー12の車両前方側の前壁面12cには、ラバーホルダー12の後壁面12fに向けて上向きに傾斜する前壁側風受け部22がラバーホルダー12の長手方向に設けられており、この前壁側風受け部22が風を受けたときにブレードラバー13がウインドガラスに向けて押圧されるようになっている。これにより、風受け部の面積が増えることから、ウインドガラスに対してブレードラバー13をより強く押し付けることができる。
図2に示すように、フィン20と取付け部15との間に、フィン20に沿って流れる気流が通過し得る溝状の凹部23が取付け部15の背面側に形成される。ウインドガラスの払拭時にワイパアーム11によってワイパブレード10を揺動させることによりワイパブレード10の長手方向が車幅方向から車両の前後方向に向けて傾いた場合、つまり車両の走行時にワイパブレード10が払拭している場合には、フィン20に沿って天壁面12d上を長手方向に流れる走行風が増加してフィン20、取付け部側風受け部21、及び前壁側風受け部22が受ける風力が弱まることになるが、上述の通り凹部23を形成することにより、フィン20に沿って流れる気流は凹部23を通じて車両後方に流れ取付け部15に衝突することによる気流の乱れが生じにくいので、ワイパブレード10の浮き上がりを抑制することができ、払拭性の向上を図ることができる。なお、フィン20は、取付け部15を除いて、前壁面12cから後壁面12fに向かうに従ってウインドガラス表面からの距離が長くなっている。
図4から図6は他の実施の形態であるワイパブレードを示す図である。なお、図4及び図5において、図1から図3に示す部材と共通する部材については同一の番号を付して重複した説明を省略する。なお、図5は図4に示すC−C線に沿う断面図であり、図6は図4に示すカバーの斜視図である。
図4に示すワイパブレード30においては、ラバーホルダー12の両端部にカバー31を装着してワイパブレード30の外観品質の向上を図っている。図5及び図6に示すように、カバー31は天壁部31aと一対の側壁部31bとを有する断面コ字状に形成され、ブレードホルダー12と結合するための一部が開口したカバー取付部33が一方の端部に形成されている。カバー31の長手方向の両端部にはそれぞれラバーホルダー12と同様の図示されない保持爪が形成される。そして、これらの保持爪を保持溝13hに係合させることにより、カバー31はラバーホルダー12に対してウインドガラス(図示省略)に垂直な方向に揺動可能な状態でブレードラバー13に装着され、ブレードラバー13の端部を覆うことになる。
図5に示すように、ラバーホルダー12の天壁部12aにはブレードラバー13に向けて伸びる係合凸状部12eが一体として設けられており、この係合凸状部12eにはカバー取付部33の開口部分が係合される。つまり、ブレードラバー13のヘッド部13aは保持爪17とカバー取付部33と天壁部12aと両側壁部12bとの間に挟み込まれており、これによりヘッド部13aは保持部16aにより保持されている。
なお、カバー31の装着方法としては、保持爪を保持溝13hに係合させる構造に限らず、例えば、保持爪に代えてカバー31のラバーホルダー12側の一端に係合突起を設け、ラバーホルダー12の端部にカバー31に向けて開口する係合孔を設け、係合突起にゴムカバーを装着した状態で係合孔に係合させることにより、カバー31をラバーホルダー12の端部に揺動自在に装着するようにしても良い。
ブレードラバー13がウインドガラスに接触した状態になると、カバー31の天壁部31aの外面はラバーホルダー12の天壁部12aに面一となり、また、カバー31の側壁部31bはそれぞれに対応するラバーホルダー12の側壁部12bと面一になる。従って、ラバーホルダー12にカバー31を装着することにより、ラバーホルダー12からカバー31に至るまでの形状の一体感が増し、このワイパブレード30の外観品質の向上を図ることができる。
カバー31の天壁面31cには、フィンとも称されるカバー側風受け部32がカバー31の長手方向に沿って設けられており、このカバー側風受け部32は車両の前方側に配置される前壁面31dから車両の後方側に配置される後壁面31eに向けて上向きに傾斜している。このカバー側風受け部32が風を受けると、ブレードラバー13がウインドガラスに向けて押圧されるようになっている。これにより、風受け部の面積が増えることから、ウインドガラスに対してブレードラバー13をより強く押し付けることができる。
すなわち、図4に示すワイパブレード30においては、風を受けたときにブレードラバー13をウインドガラスに向けて押圧することになる各フィン20〜22に加えてカバー側風受け部32が設けられ、払拭性の向上が図られている。カバー側風受け部32は、前壁面12cから後壁面12fに向かうに従ってウインドガラス表面からの距離が長くなっている。また、ウインドガラスからのフィン20の高さが取付け部側風受け部21の高さよりも高く設定されており、取付け部側風受け部21に沿って車両後方に流れる風をフィン20で受けさせることができ、払拭性の向上が図られている。また、フィン20に沿ってワイパブレード10の長手方向に流れる気流の抜けを良くする凹部23が設けられることにより、払拭性の向上が図られている。
なお、前記実施の形態においては、カバー31に設けられるカバー側風受け部32として、天壁面31cにフィン20と同様のカバー側風受け部32が設けられているが、これに限られることなく、前壁側風受け部22と同様の風受け部をカバー31の前壁面31dに設けるようにしても良い。更に、カバー31に設けられるカバー側風受け部32としては、天壁面31cにフィン20と同様の風受け部を設けるとともに、前壁面31dに前壁側風受け部22を設けるようにしても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更である。例えば、本実施の形態においては、ラバーホルダー12として両端に一対の保持部16a,16bを備えた2点支持式のものが用いられているが、これに限られることなく、例えば、板バネ部材14の中間部分を保持することにより板バネ部材14を介してブレードラバー13を保持するタイプのものや、複数のレバーを組み上げたトーナメント式のものを用いるようにしても良い。更に、本発明は、タンデム式、対向払拭式等、様々なタイプのワイパ装置に用いられるワイパブレードに適用することができる。
本発明の一実施の形態であるワイパブレードを示す斜視図である。 図1に示すA−A線に沿う断面図である。 図1に示すB−B線に沿う断面図である。 他の実施の形態であるワイパブレードを示す斜視図である。 図4に示すC−C線に沿う断面図である。 図4に示すカバーの斜視図である。
符号の説明
10 ワイパブレード
11 ワイパアーム
12 ラバーホルダー
12a 天壁部
12b 側壁部
12c 前壁面
12d 天壁面
12e 係合凸状部
12f 後壁面
13 ブレードラバー
13a ヘッド部
13b リップ部
13c 連結部
13d ネック部
13e 装着溝
13f 隔壁部
13g アーム部
13h 保持溝
14 板バネ部材
15 取付け部
15a 前壁面
15b 後壁面
16a 保持部
16b 保持部
17 保持爪
19 キャップ
20 フィン
21 取付け部側風受け部
22 前壁側風受け部
23 凹部
30 ワイパブレード
31 カバー
31a 天壁部
31b 側壁部
31c 天壁面
31d 前壁面
31e 後壁面
32 カバー側風受け部
33 カバー取付部

Claims (6)

  1. 車両に揺動自在に装着されるワイパアームに取り付けられるラバーホルダーと、前記ラバーホルダーに保持されて前記車両のウインドガラスを払拭するブレードラバーとを有するワイパブレードであって、
    前記車両の前方側に配置される前記ラバーホルダーの前壁面には、前記ワイパアームに装着される取付け部が設けられ、
    前記ラバーホルダーの天壁面には、前記前壁面から前記車両の後方側に配置される後壁面に向けて上向きに傾斜するフィンが前記ラバーホルダーの全長にわたって設けられることを特徴とするワイパブレード。
  2. 請求項1記載のワイパブレードにおいて、前記取付け部と前記フィンとの間に前記ラバーホルダーの長手方向に伸びる凹部が形成されることを特徴とするワイパブレード。
  3. 請求項1又は2記載のワイパブレードにおいて、前記車両の前方側に配置される前記取付け部の前壁面には、前記車両の後方側に配置される前記取付け部の後壁面に向けて上向きに傾斜する取付け部側風受け部が前記ラバーホルダーの長手方向に沿って設けられることを特徴とするワイパブレード。
  4. 請求項3記載のワイパブレードにおいて、前記ウインドガラスの表面からの前記フィンの高さを前記取付け部側風受け部の高さよりも高くすることを特徴とするワイパブレード。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記ラバーホルダーの前記前壁面には、前記ラバーホルダーの前記後壁面に向けて上向きに傾斜する前壁側風受け部が前記ラバーホルダーの長手方向に沿って設けられることを特徴とするワイパブレード。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記ラバーホルダーの端部に装着されて前記ブレードラバーの端部を覆うカバーを設けると共に、前記カバーの前記車両の前方側に配置される前壁面から前記車両の後方側に配置される後壁面に向けて上向きに傾斜するカバー側風受け部が設けられることを特徴とするワイパブレード。
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