JP2007090673A - ポリエチレン管接着方法及びポリエチレン管 - Google Patents

ポリエチレン管接着方法及びポリエチレン管 Download PDF

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Abstract

【課題】 難接着材料のポリエチレン管同士を接着する手法及び接着されたポリエチレン管を提供する。
【解決手段】 ポリエチレン管接着方法は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた外周に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に2つ割のカバー材を被せて接着させることである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポリエチレン管同士を接着する手法及びポリエチレン管に関し、詳しくは、ポリエチレン管同士を接着剤で接着する際により強固に接着するために改良した種々の実施例によるポリエチレン管同士の接着方法及びポリエチレン管に関する。
従来におけるポリエチレンは、加工性、再利用性、燃焼廃ガスの低公害性、強度、潤滑性、耐久性や表面エネルギーの低さに基づく耐汚染性等、多くの特徴を持つため、各種の設備や装置の部品、容器、配管等、広範な分野で需要が拡大し続けている。
このポリエチレンは代表的な難接着材料であるが、ポリエチレン表面近くで数千〜数万ボルトの電圧によってコロナ放電を行い、ポリエチレン表面を変質させる方法、或いは薬液によってポリエチレン表面を変質させる方法を用いることにより、同種或いは異種材料と強固に接着することができる。
特開平8−207211号公報(第3頁〜4頁、第1図)
しかしながら、従来技術で説明したいずれの方法でも、専用の設備やある程度の専門知識、安全管理が必要であり、準備に多大な労力を要するばかりでなく、場所的制約を受けるため、現場施工、修理、小規模利用等の分野では利用のための技術が行き詰まっているという問題がある。
従って、ポリエチレンを簡単な作業でしかも強固に接着する手法及びポリエチレン管に解決しなければならない課題を有する。
上記課題を解決するために、本願発明のポリエチレン管接着方法及びポリエチレン管は、次に示す構成にすることである。
(1)ポリエチレン管接着方法は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に2つ割のカバー材を被せて接着させることを特徴とする。
(2)前記付き合わせた部位を加熱してから接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする(1)に記載のポリエチレン管接着方法。
(3)前記2つ割のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布し、接着剤を塗布した前記付き合わせた部位に被せて接着させることを特徴とする(1)又は(2)に記載のポリエチレン管接着方法。
(4)ポリエチレン管接着方法は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に巻き付け式のカバー材を捲回して接着させることを特徴とする。
(5)前記付き合わせた部位を加熱してから接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする(4)に記載のポリエチレン管接着方法。
(6)ポリエチレン管接着方法は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に円筒状のカバー材を被せて接着させることを特徴とする。
(7)前記付き合わせた部位を加熱してから、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする(6)に記載のポリエチレン管接着方法。
(8)前記円筒状のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布させてから、接着剤を塗布した前記付き合わせた部位に被せて接着させることを特徴とする(6)又は(7)に記載のポリエチレン管接着方法。
(9)ポリエチレン管接着方法は、端部をテーパ状にしたポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に円筒状のカバー材を被せて接着させることを特徴とする。
(10)前記付き合わせた部位を加熱してから、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする(9)に記載のポリエチレン管接着方法。
(11)前記円筒状のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布させてから、接着剤を塗布した前記付き合わせたテーパ状に形成した部位に被せて接着させることを特徴とする(9)又は(10)に記載のポリエチレン管接着方法。
(12)ポリエチレン管接着方法は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、接続するポリエチレン管の径よりも拡径に形成され、熱を加えることで縮径に変形する円筒形状のカバー材を、接着剤を塗布した上部から被せ、該被せた円筒形状のカバー材に熱を加えることで縮径させることで接着させると同時に圧着させることを特徴とする。
(13)ポリエチレン管接着方法は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた部位を含めて加熱し、該加熱した端面及び外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、接続するポリエチレン管の径よりも拡径に形成され、熱を加えることで縮径に変形する円筒形状のカバー材を、接着剤を塗布した上部から被せ、該被せた円筒形状のカバー材に熱を加えることで縮径させることで接着させると同時に圧着させることを特徴とする。
(14)ポリエチレン管は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に2つ割のカバー材を被せて接着して形成される。
(15)前記付き合わせた部位を加熱してから接着剤を塗布することを特徴とする(14)に記載のポリエチレン管。
(16)前記2つ割のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布し、接着剤を塗布した前記付き合わせた部位に被せて接着させることを特徴とする(14)又は(15)に記載のポリエチレン管。
(17)ポリエチレン管は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に巻き付け式のカバー材を被せて接着して形成される。
(18)前記付き合わせた部位を加熱してから接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする(17)に記載のポリエチレン管。
(19)ポリエチレン管は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に円筒状のカバー材を被せて接着して形成される。
(20)前記付き合わせた部位を加熱してから、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする(19)に記載のポリエチレン管。
(21)前記円筒状のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布させてから、接着剤を塗布した前記付き合わせた部位に被せて接着させることを特徴とする(19)又は(20)に記載のポリエチレン管。
(22)ポリエチレン管は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせたテーパ状の外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に円筒状のカバー材を被せて接着して形成される。
(23)前記付き合わせた部位を加熱してから、その付き合わせた端面及び付き合わせたテーパ状の外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする(22)に記載のポリエチレン管。
(24)前記円筒状のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布させてから、接着剤を塗布した前記付き合わせたテーパ状に形成した部位に被せて接着させることを特徴とする(22)又は(23)に記載のポリエチレン管。
(25)ポリエチレン管は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせたテーパ状の外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、接続するポリエチレン管の径よりも拡径に形成され、熱を加えることで縮径に変形する円筒形状のカバー材を、接着剤を塗布した上部から被せ、該被せた円筒形状のカバー材に熱を加えることで縮径させることで接着させると同時に圧着して形成される。
(26)ポリエチレン管は、ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた部位を含めて加熱し、該加熱して付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、接続するポリエチレン管の径よりも拡径に形成され、熱を加えることで縮径に変形する円筒形状のカバー材を、接着剤を塗布した上部から被せ、該被せた円筒形状のカバー材に熱を加えることで縮径させることで接着させると同時に圧着して形成される。
本発明のように、ポリエチレン管同士を付き合わせて接着剤を塗布し、その塗布した上部にカバー材を被せて接着することで、難接着材料のポリエチレン管、例えば、シースであっても内圧が10気圧程度以上に耐える管を作成することができる。
本願発明に係るポリエチレン管接着方法及びポリエチレン管について、以下、図面を参照して説明する。
本発明に係る実施例1のポリエチレン管の接合手法及び完成したポリエチレン管は、図1(A)、(B)に示すように、ポリエチレン管11同士を付き合わせる。ここで、図1(A)は、ポリエチレン管の長手方向における断面図であり、図1(B)は、ポリエチレン管の長手直交方向における断面図である。そして、ポリエチレン管11の付き合わせた部位をホットガン等で加熱する。加熱して付き合わせた外周面に接着剤13を塗布し、その塗布した上部に2つ割の同径(曲率半径が略同一)のカバー材12a、12bを被せる。
ここで、2つ割のカバー材12a、12bを被せるわけであるが、付き合わせ部分に接着剤13を塗布した後に、この2つ割のカバー材12a、12bをやはり加熱させ、接着剤13をカバー材12a、12bの内周面に塗布した後に、接着剤13が塗布された付き合わせ部分に被せるようにしてもよい。
更に、付き合わせた端面及び外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布するようにしてもよい。
加熱するのに、本実施例においてはホットガンを用いたがこれに限定されることはなく、例えば、エレクトロフージョン(EF)、シートヒータ等を使用してもよい。
接着剤13は、分子内にゴムセグメントを持つブロックポリマー若しくはグラフトポリマーを必須成分とするポリエチレン用ホットメルト接着剤を使用することが可能である。また、PPXやPPX―3(いずれも、セメダイン(株)製)を用いることもできる(実施例2以降でも同様である)。
このホットメルト接着剤を使用するには、先ず、ポリエチレン管11同士を付き合わせた部位に、ホットメルト接着剤が塗布されたゴムシートを被せる。このとき、ホットメルト接着剤がポリエチレン管11に接触するように、ゴムシートを被せる。そして、ゴムシートの上からホットガンで加熱し、直ちにローラ等で押さえることにより、ホットメルト接着剤を介してポリエチレン管11及びゴムシートを接着する。次に、このゴムシートの上にエポキシ接着剤を塗布し、このエポキシ接着剤の上に2つ割のカバー材12a、12bを被せ、エポキシ接着剤が硬化するまで放置しておく。
更に、このホットメルト接着剤を使用する場合には、上記のポリエチレン管11を付き合わせたところにホットメルト接着剤を載せて表面処理したところに、2つ割のカバー材12a、12bのほうにもホットメルト接着剤で表面処理し、エポキシ接着剤を塗布した上に被せ、エポキシ接着剤が硬化するまで放置しておくようにしてもよい。
次に、本願発明の実施例2のポリエチレン管接着方法及びポリエチレン管について、図面を参照して説明する。
本実施例のポリエチレン管の接合手法及び完成したポリエチレン管は、図2(A)、(B)に示すように、ポリエチレン管11同士を付き合わせる。ここで、図2(A)は、ポリエチレン管の長手方向における断面図であり、図2(B)は、ポリエチレン管の長手直交方向における断面図である。そして、ポリエチレン管11の付き合わせた部位をホットガン等で加熱する。そして、加熱して付き合わせた外周面に接着剤13を塗布し、その上部から巻き付け式のカバー材14を被せることで強固に接着できる。
巻き付け式のカバー材14は、図2(B)に示すように、管体の一部が長手方向において切断されており、この切断面が上記管体の周方向(又は管体の径方向)に対して傾斜している。そして、カバー材14の切断部分を広げることで、カバー材14をポリエチレン管11に被せることができる。
尚、付き合わせ部位を加熱した後に、付き合わせた端面及び外周面のうち少なくともい一方に接着剤13を塗布するようにしてもよい。
加熱するのに、本実施例においてはホットガンを用いたがこれに限定されることはなく、例えば、エレクトロフージョン(EF)、シートヒータ等を使用してもよい。
接着剤13は、分子内にゴムセグメントを持つブロックポリマー若しくはグラフトポリマーを必須成分とするポリエチレン用ホットメルト接着剤を使用することが可能である。
このホットメルト接着剤を使用するには、先ず、ポリエチレン管11同士を付き合わせた部位に、ホットメルト接着剤が塗布されたゴムシートを被せる。このとき、ホットメルト接着剤がポリエチレン管11に接触するように、ゴムシートを被せる。そして、ゴムシートの上からホットガンで加熱し、直ちにローラ等で押さえることにより、ホットメルト接着剤を介してゴムシート及びポリエチレン管11を接着する。次に、このゴムシートの上にエポキシ接着剤を塗布し、このエポキシ接着剤の上に巻き付け式のカバー材14を被せ、エポキシ接着剤が硬化するまで放置しておく。
ここで、巻き付け式のカバー材14のほうにもホットメルト接着剤を使用して表面処理することは、実施例1で説明したものと同様にすることができる。
次に、本願発明の実施例3のポリエチレン管接着方法及びポリエチレン管について、図面を参照して説明する。
本実施例のポリエチレン管の接合手法及び完成したポリエチレン管は、図3(A)、(B)に示すように、ポリエチレン管11同士を付き合わせる。ここで、図3(A)は、ポリエチレン管の長手方向における断面図であり、図3(B)は、ポリエチレン管の長手直交方向における断面図である。その付き合わせた部位をホットガン等で加熱する。加熱して付き合わせた端面及び外周面に接着剤13を塗布し、更に、その接着剤13を塗布した上部に円筒状のカバー材15を被せる。
このように、付き合わせる端面にも接着剤を塗布するようにしたことで、接着面積が広くなり、より強固に接着することができる。
又、円筒状のカバー材15を被せる前に、カバー材15を加熱して、その内周面に接着剤を塗布した状態で、加熱し且つ接着剤を塗布してある付き合わせ部位(ポリエチレン管11)に被せるようにすることで、より強固な接着をすることができる。
尚、付き合わせ部位を加熱する前に、付き合わせた端面及び外周面に接着剤13を塗布するようにしてもよい。
加熱するのに、本実施例においてはホットガンを用いたがこれに限定されることなく、例えば、エレクトロフージョン(EF)、シートヒータ等を使用してもよい。
接着剤13は、分子内にゴムセグメントを持つブロックポリマー若しくはグラフトポリマーを必須成分とするポリエチレン用ホットメルト接着剤を使用することが可能である。
このホットメルト接着剤を使用するには、先ず、ポリエチレン管11同士を付き合わせた部位に、ホットメルト接着剤が塗布されたゴムシートを被せる。このとき、ホットメルト接着剤がポリエチレン管11に接触するように、ゴムシートを被せる。そして、ゴムシートの上からホットガンで加熱し、直ちにローラ等で押さえることにより、ホットメルト接着剤を介してポリエチレン管11及びゴムシートを接着する。次に、このゴムシートの上にエポキシ接着剤を塗布し、このエポキシ接着剤の上に円筒状のカバー材15を被せ、エポキシ接着剤が硬化するまで放置しておく。
ここで、円筒状のカバー材15のほうにもホットメルト接着剤を使用して表面処理することは、実施例1で説明したものと同様にすることができる。
次に、本願発明の実施例4のポリエチレン管接着方法及びポリエチレン管について、図面を参照して説明する。
本実施例のポリエチレン管の接合手法及び完成したポリエチレン管は、図4(A)、(B)に示すように、ポリエチレン管11同士を付き合わせる。ここで、図4(A)は、ポリエチレン管の長手方向における断面図であり、図4(B)は、ポリエチレン管の長手直交方向における断面図である。そして、ポリエチレン管11の付き合わせた部位をホットガン等で加熱する。そして、その加熱した外周及び端面をテーパー状にした先端部分16に接着剤を塗布し、更に、その接着剤を塗布した上部に円筒状のカバー材15を被せる構造にする。
このように、先端部分16をテーパー状にすることで、接着面積が広くなり、且つ接着層を厚くすることができるため、より強固に接着することが可能になる。
尚、付き合わせ部位を加熱する前に、付き合わせた端面及び外周面のうち少なくとも一方に接着剤13を塗布するようにしてもよい。
加熱するのに、本実施例においてはホットガンを用いたがこれに限定されることはなく、例えば、エレクトロフージョン(EF)、シートヒータ等を使用してもよい。
接着剤13は、分子内にゴムセグメントを持つブロックポリマー若しくはグラフトポリマーを必須成分とするポリエチレン用ホットメルト接着剤を使用することが可能である。このホットメルト接着剤を使用するには、先ず、ポリエチレン管11同士を付き合わせたテーパー状にした先端部分16に、ホットメルト接着剤が塗布されたゴムシートを被せる。このとき、ホットメルト接着剤がポリエチレン管11に接触するようにゴムシートを被せる。そして、ゴムシートの上からホットガンで加熱し、直ちにローラ等で押さえることにより、ホットメルト接着剤を介してポリエチレン管11及びゴムシートを接着する。次に、このゴムシートの上にエポキシ接着剤を塗布し、このエポキシ接着剤の上に円筒状のカバー材15を被せ、エポキシ接着剤が硬化するまで放置しておく。
ここで、円筒状のカバー材15のほうにもホットメルト接着剤を使用して表面処理することは、上記実施例1で説明したものと同様にすることができる。また、円筒状のカバー材15の代わりに、実施例1で説明した2つ割のカバー材や、実施例2で説明した巻き付き式のカバー材を用いることもできる。
次に、本願発明の実施例5のポリエチレン管接着方法及びポリエチレン管について、図面を参照して説明する。
本実施例のポリエチレン管の接合手法及び完成したポリエチレン管は、熱を加えることによって縮径する円筒状のカバー材を利用してポリエチレン管同士を繋ぐというものである。
それは、図5に示すように、先ず、ポリエチレン管11同士を付き合わせる。その付き合わせた部位の外周面に接着剤13を塗布し、更に、その接着剤13を塗布した上部に接続するポリエチレン管11よりも拡径の円筒状のカバー材15Aを被せる。
そして、その被せた円筒状のカバー材15Aに熱を与えることでカバー材15Aが縮径することで接着すると共に圧着して管11同士を繋ぐことができる。
尚、付き合わせた部位を加熱した後に、付き合わせた端面及び外周面のうち少なくとも一方に接着剤13を塗布するようにしてもよい。
加熱するのに、本実施例においてはホットガンを用いたがこれに限定されることはなく、例えば、エレクトロフージョン(EF)、シートヒータ等を使用してもよい。
接着剤13は、分子内にゴムセグメントを持つブロックポリマー若しくはグラフトポリマーを必須成分とするポリエチレン用ホットメルト接着剤を使用することが可能である。このホットメルト接着剤を使用するには、先ず、ポリエチレン管11同士を付き合わせた部位に、ホットメルト接着剤が塗布されたゴムシートを被せる。このとき、ホットメルト接着剤がポリエチレン管11に接触するようにゴムシートを被せる。そして、ゴムシートの上からホットガンで加熱し、直ちにローラ等で押さえることにより、ホットメルト接着剤を介してポリエチレン管11及びゴムシートを接着する。次に、このゴムシートの上にエポキシ接着剤を塗布し、このエポキシ接着剤の上に円筒状のカバー材15Aを被せ、被せたカバー材15Aに熱を加えることで縮径させてエポキシ接着剤と接着する。
次に、本願発明の実施例6のポリエチレン管接着方法及びポリエチレン管について、図面を参照して説明する。
本実施例のポリエチレン管の接合手法及び完成したポリエチレン管は、実施例5で説明したものと同じく、熱を加えることによって縮径する円筒状のカバー材を利用すると共に、繋ぐポリエチレン管同士に熱を加えて接着剤を塗布するというものである。
それは、図6に示すように、先ず、ポリエチレン管11同士を付き合わせる。その付き合わせた部位をホットガン等により加熱する。
加熱した部位の外周面に接着剤13を塗布し、更に、その接着剤13を塗布した上部に接続するポリエチレン管11よりも拡径の円筒状のカバー材15Aを被せる。
そして、その被せた円筒状のカバー材15Aに熱を与えることでカバー材15Aが縮径することで接着すると共に圧着して管同士を繋ぐことができる。
尚、付き合わせ部位を加熱した後に、付き合わせた端面及び外周面のうち少なくとも一方に接着剤13を塗布するようにしてもよい。
加熱するのに、本実施例においてはホットガンを用いたがこれに限定されることはなく、例えば、エレクトロフージョン(EF)、シートヒータ等を使用してもよい。
接着剤13は、分子内にゴムセグメントを持つブロックポリマー若しくはグラフトポリマーを必須成分とするポリエチレン用ホットメルト接着剤を使用することが可能である。このホットメルト接着剤を使用するには、先ず、ポリエチレン管11同士を付き合わせた部位に、ホットメルト接着剤が塗布されたゴムシートを被せる。このとき、ホットメルト接着剤がポリエチレン管11に接触するようにゴムシートを被せる。そして、ゴムシートの上からホットガンで加熱し、直ちにローラ等で押さえることにより、ホットメルト接着剤を介してゴムシート及びポリエチレン管11を接着する。次に、このゴムシートの上にエポキシ接着剤を塗布し、このエポキシ接着剤の上に円筒状のカバー材15Aを被せ、被せたカバー材15Aに熱を加えることで縮径させてエポキシ接着剤と接着する。
ポリエチレン管同士を付き合わせて接着剤を塗布し、その塗布した上部にカバー材を被せて接着することで、難接着材料のポリエチレン管、例えばシースであっても内圧が10気圧程度以上に耐えるポリエチレン管及びその接着方法を提供する。
本発明の実施例1のポリエチレン管接着方法及び完成したポリエチレン管を示した説明図である。 本発明の実施例2のポリエチレン管接着方法及び完成したポリエチレン管を示した説明図である。 本発明の実施例3のポリエチレン管接着方法及び完成したポリエチレン管を示した説明図である。 本発明の実施例4のポリエチレン管接着方法及び完成したポリエチレン管を示した説明図である。 本発明の実施例5のポリエチレン管接着方法及び完成したポリエチレン管を示した説明図である。 本発明の実施例6のポリエチレン管接着方法及び完成したポリエチレン管を示した説明図である。
符号の説明
11 ポリエチレン管
12a 2つ割のカバー材
12b 2つ割のカバー材
13 接着剤
14 カバー材
15 カバー材
15A カバー材
16 先端部分

Claims (26)

  1. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に2つ割のカバー材を被せて接着させることを特徴とするポリエチレン管接着方法。
  2. 前記付き合わせた部位を加熱してから接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のポリエチレン管接着方法。
  3. 前記2つ割のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布し、接着剤を塗布した前記付き合わせた部位に被せて接着させることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリエチレン管接着方法。
  4. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に巻き付け式のカバー材を捲回して接着させることを特徴とするポリエチレン管接着方法。
  5. 前記付き合わせた部位を加熱してから接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のポリエチレン管接着方法。
  6. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に円筒状のカバー材を被せて接着させることを特徴とするポリエチレン管接着方法。
  7. 前記付き合わせた部位を加熱してから、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする請求項6に記載のポリエチレン管接着方法。
  8. 前記円筒状のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布させてから、接着剤を塗布した前記付き合わせた部位に被せて接着させることを特徴とする請求項6又は7に記載のポリエチレン管接着方法。
  9. 端部をテーパ状にしたポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に円筒状のカバー材を被せて接着させることを特徴とするポリエチレン管接着方法。
  10. 前記付き合わせた部位を加熱してから、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする請求項9に記載のポリエチレン管接着方法。
  11. 前記円筒状のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布させてから、接着剤を塗布した前記付き合わせたテーパ状に形成した部位に被せて接着させることを特徴とする請求項9又は10に記載のポリエチレン管接着方法。
  12. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、
    接続するポリエチレン管の径よりも拡径に形成され、熱を加えることで縮径に変形する円筒形状のカバー材を、
    接着剤を塗布した上部から被せ、
    該被せた円筒形状のカバー材に熱を加えることで縮径させることで接着させると同時に圧着させることを特徴とするポリエチレン管接着方法。
  13. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた部位を含めて加熱し、
    該加熱した端面及び外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、
    接続するポリエチレン管の径よりも拡径に形成され、熱を加えることで縮径に変形する円筒形状のカバー材を、
    接着剤を塗布した上部から被せ、
    該被せた円筒形状のカバー材に熱を加えることで縮径させることで接着させると同時に圧着させることを特徴とするポリエチレン管接着方法。
  14. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に2つ割のカバー材を被せて接着して形成されたポリエチレン管。
  15. 前記付き合わせた部位を加熱してから接着剤を塗布することを特徴とする請求項14に記載のポリエチレン管。
  16. 前記2つ割のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布し、接着剤を塗布した前記付き合わせた部位に被せて接着させることを特徴とする請求項14又は15に記載のポリエチレン管。
  17. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に巻き付け式のカバー材を被せて接着して形成されたポリエチレン管。
  18. 前記付き合わせた部位を加熱してから接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする請求項17に記載のポリエチレン管。
  19. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に円筒状のカバー材を被せて接着して形成されたポリエチレン管。
  20. 前記付き合わせた部位を加熱してから、その付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする請求項19に記載のポリエチレン管。
  21. 前記円筒状のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布させてから、接着剤を塗布した前記付き合わせた部位に被せて接着させることを特徴とする請求項19又は20に記載のポリエチレン管。
  22. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせたテーパ状の外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、その塗布した接着剤の上部に円筒状のカバー材を被せて接着して形成されたポリエチレン管。
  23. 前記付き合わせた部位を加熱してから、その付き合わせた端面及び付き合わせたテーパ状の外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布するようにしたことを特徴とする請求項22に記載のポリエチレン管。
  24. 前記円筒状のカバー材は、加熱してから内周面に接着剤を塗布させてから、接着剤を塗布した前記付き合わせたテーパ状に形成した部位に被せて接着させることを特徴とする請求項22又は23に記載のポリエチレン管。
  25. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた端面及び付き合わせたテーパ状の外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、
    接続するポリエチレン管の径よりも拡径に形成され、熱を加えることで縮径に変形する円筒形状のカバー材を、
    接着剤を塗布した上部から被せ、
    該被せた円筒形状のカバー材に熱を加えることで縮径させることで接着させると同時に圧着して形成されたポリエチレン管。
  26. ポリエチレン管同士を付き合わせ、その付き合わせた部位を含めて加熱し、
    該加熱して付き合わせた端面及び付き合わせた外周面のうち少なくとも一方に接着剤を塗布し、
    接続するポリエチレン管の径よりも拡径に形成され、熱を加えることで縮径に変形する円筒形状のカバー材を、
    接着剤を塗布した上部から被せ、
    該被せた円筒形状のカバー材に熱を加えることで縮径させることで接着させると同時に圧着して形成されたポリエチレン管。


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