JP2007089707A - 洗面化粧台 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の水とは異なる白濁した温泉水のような外観の微細気泡入り貯留水で洗顔をしていることを視覚的に確認しつつ、貯留水に含有された微細気泡による汚れ除去効果の高い洗顔を行うことができて、使用感も汚れ除去効果も高い洗顔を可能にする洗面化粧台を提供する。
【解決手段】洗面化粧台本体に排水栓4及び吐水部2を備えた洗面ボウル3を設ける。吐水部2を介して洗面ボウル3に至る吐水に泡径0.1〜1000μmの微細気泡を含ませる微細気泡発生装置5を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗面化粧台に関するものである。
一般に洗顔は洗面化粧台の排水栓を閉じて洗面ボウルに溜めた水を使用して行う。ところで、本出願人は気泡に関する研究を進め、気泡による人体に対する有用な効果を見出した。すなわち、人体の肌表面に付着する汚れはそのほとんど体内から出る皮脂であり、疎水性の気泡を上記汚れに当てると気泡の表面に汚れが付着して肌表面から剥離させることができ、つまり人体の肌表面から汚れを除去することができるのである。特に、顔には上記皮脂に加えて残留した化粧品等の疎水性の汚れも付着しているのであり、気泡によるとこのような汚れも顔の肌表面から効果的に除去することができて好ましい。
しかして、本出願人は洗顔を行う洗面化粧台に気泡を混入させる気泡混入装置を配設し、洗面ボウルに溜めた気泡入りの貯留水によって洗顔可能にすることを想起するに至ったが、気泡は浮力によってすぐに貯留水より空気中に放出されてしまうといった問題があると共に、多少気泡が貯留水に混入されていても使用者が視覚的に貯留水中の気泡を感ずることができなければ、たとえ商品説明で気泡入り貯留水により汚れ除去効果の高い洗顔が可能とうたっても、使用者は気泡入り貯留水での洗顔を実感することができず、実感を伴わず疑問を感じつつ行う意識の低い洗顔行為によっては上記効果を効果的に得ることは難しく、商品クレームを誘発するなどの恐れがあって実用化には至っていないのが現状である。
なお、本出願人は本願に至る研究の過程で、洗面化粧台とは異なるが、トイレ設備の自動水栓において吐水に気泡を混入させる特許文献1を見出した。詳しくは、この特許文献1のトイレ設備の自動水栓は、吐水部に至る給水経路に微細気泡を混入し、吐水部に至るまでに上記微細気泡を徐々に合一させて泡径を大きくし、泡径が比較的大きい均一な気泡を吐水部から吐水させるようにしており、単に給水経路に気泡を混入させることで生じる気泡径の不揃いを回避して、吐水外観を空気の混入されていない一般の吐水と同様の連続的なものにし、吐水の外観を一般の空気の混入されていない吐水の外観と違和感を生じさせないようにして吐水の見かけの体積を増やして節水効果を図るようにしたものである。
しかしながら、上述の後者の問題を解決するためには、特許文献1に現われる「水の外観を一般の空気の混入されていない水の外観と略同様にする」という技術的思想とは反対の「水の外観を一般の空気の混入されていない水の外観と顕著に異ならせる」という技術的思想を具現化しなければならないものであり、吐水に気泡を混入するものではあるが参考になるものではなかった。
特開2000−303520号公報
本発明は、通常の水とは異なる白濁した温泉水のような外観の微細気泡入り貯留水で洗顔をしていることを視覚的に確認しつつ、貯留水に含有された微細気泡による汚れ除去効果の高い洗顔を行うことができて、使用感も汚れ除去効果も高い洗顔を可能にする洗面化粧台を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る洗面化粧台は、洗面化粧台本体に排水栓4及び吐水部2を備えた洗面ボウル3を設け、吐水部2を介して洗面ボウル3に至る吐水に泡径0.1〜1000μmの微細気泡を含ませる微細気泡発生装置5を設けたことを特徴とする。これによると、微細気泡発生装置5によって泡径0.1〜1000μmの微細気泡が含まれた吐水を排水栓4を閉めることで洗面ボウル3内に貯留することができ、ここで貯留水に含まれた泡径0.1〜1000μmの微細気泡は長く貯留水内に留まるものであって、使用者は確実に微細気泡の入った貯留水によって汚れ除去効果の高い洗顔が可能にされており、また、上記貯留水に含まれた泡径0.1〜1000μmの微細気泡は貯留水内に隈なく拡散することができて貯留水を隈なく白濁化できるのであり、使用者はこの白濁化してあたかも温泉水のような外観の微細気泡入り貯留水で洗顔をしていることを視覚的に確認できるのであり、しかして使用者は使用感も汚れ除去効果も高い洗顔を行うことができるのである。このように使用者は、一般の水とは異なる気泡入り貯留水で効果の高い洗顔を行っていることを実感でき、この実感を伴って行う意識の高い洗顔によって汚れ除去効果もより効果的に得ることができるのである。
また、請求項2に係る洗面化粧台は、請求項1において、上記微細気泡発生装置5を、吐水部2に至る給水路10を流れる水に気体を混入させて気体混合水を得る気体混入部15と、気体混合水内の気泡を水に溶解させて気体溶解水を得る溶解部17と、気体溶解水内の気体を析出させて微細気泡を発生させて微細気泡含有水を得る析出部18とを、上記給水路10に上流側からそれぞれ配設して構成したことを特徴とする。この微細気泡発生装置5によると、気体を加圧溶解した後に減圧させて析出させることで、極めて微細かつ均一性の高い微細気泡が生成可能である。
また、請求項3に係る洗面化粧台は、請求項1において、上記微細気泡発生装置5を、吐水部2に至る給水路10を流れる水に気体を混入させて気体混合水を得る気体混入部15と、上記気体混合水の気泡にせん断力を発生させて上記気泡を微細化させて微細気泡を得る手段とで構成したことを特徴とする。この微細気泡発生装置5によると、一旦溶解させて析出させて微細気泡を得る装置5に比べ、溶解に必要なポンプ16等による外部からの多大な加圧を不要にできるために、装置5の小型化、簡略化が可能となる。
また、請求項4に係る洗面化粧台は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、上記微細気泡発生装置5に、吐水に含ませる微細気泡の泡径を調整する泡径調整手段45を設けたことを特徴とする。これによると、所望の泡径の微細気泡が含有された吐水を得ることができる。特に、微細気泡の泡径を肌の汗孔や毛口よりも小さく設定すると(一般に肌の汗孔や毛口は80〜150μmであるので泡径を150μm以下にすると)、汗孔や毛口の内部部分にまで微細気泡による汚れ除去効果を発揮させることができる。
また、請求項5に係る洗面化粧台は、請求項4において、上記泡径調整手段45を、吐水部2に設けたことを特徴とする。これによると、泡径調整手段45で泡径が調整された直後の微細気泡を吐水部2から洗面ボウル3への吐水に含有させることができ、つまり泡径の均一性の高い微細気泡を吐水に含有させることができる。
また、請求項6に係る洗面化粧台は、請求項2乃至5のいずれかにおいて、上記気体混入部15を、給水路10に至る気体供給流路19を設けると共にこの気体供給流路19の途中にオゾンを発生させる高電圧放電部40を設けて構成したことを特徴とする。これによると、オゾンの微細気泡を吐水に含有させることができ、微細気泡が貯留水に長く留まると共に隈なく拡散されることに相俟って、オゾンが有する殺菌効果や有機物分解効果を効果的に肌表面や洗面ボウル3の表面に作用させることができて汚れ除去効果を高めることができる。
また、請求項7に係る洗面化粧台は、請求項6において、気体供給流路19における高電圧放電部40よりも上流部位に、気体の除湿をする吸湿部41を設けたことを特徴とする。これによると、高電圧放電部40でのオゾンの発生効率を高めることができ、汚れ除去効果を更に高めることができる。
また、請求項8に係る洗面化粧台は、請求項6または7において、気体供給流路における高電圧放電部40よりも上流部位に、気体に酸素を付与する酸素富化膜42を設けたことを特徴とする。これによると、高電圧放電部40でのオゾンの発生効率を高めることができ、汚れ除去効果を更に高めることができる。
また、請求項9に係る洗面化粧台は、請求項1乃至8のいずれかにおいて、水供給管8と湯供給管7とを湯水混合弁9の入口に接続すると共にこの湯水混合弁9の出口に吐水部2に至る給水路10を接続したことを特徴とする。これによると、吐水を適宜温度の温水で構成することもできて、洗面化粧台1の使用性を高めることができる。
また、請求項10に係る洗面化粧台は、請求項1乃至9のいずれかにおいて、吐水部2から吐水される吐水を、微細気泡発生装置5で発生させた微細気泡を含有する微細気泡含有水と、微細気泡を含有しない水とを切り換えて構成させる切換手段11を設けたことを特徴とする。これによると、切換手段11によって吐水部2からの吐水を、微細気泡発生装置5で発生させた微細気泡を含有する微細気泡含有水と、微細気泡を含有しない水とを切り換えることができ、つまり、肌表面に微細気泡による汚れ除去効果を付与させたい場合には吐水をこれに適した微細気泡含有水で構成させることができ、また、石鹸泡を洗い流したい場合には吐水をこれに適した微細気泡が含有されない水で構成させることができるのであり、このように吐水を微細気泡含有水または微細気泡が含有されない水のいずれかに適宜切換できて洗面化粧台1に良好な使用性を備えることができる。
本発明は、使用者が微細気泡を含有して白濁化した洗面ボウル内の貯留水を用いて洗顔することで、白濁化してあたかも温泉水のような外観の微細気泡入り貯留水で洗顔をしていることを使用者に視覚的に確認させつつ、使用者の肌表面に微細気泡による汚れ除去効果を付与することができるのであり、つまり、使用者は一般の水とは異なる気泡入り貯留水で効果の高い洗顔を行っていることが実感できて、この実感を伴って行う意識の高い洗顔によって汚れ除去効果をより効果的に得ることができる、といった利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明の洗面化粧台1は、洗面ボウル3を備えた洗面化粧台本体に洗面ボウル3に吐水する吐水部2が設けられ、洗面ボウル3に上記吐水を貯留可能にする排水栓4が設けられ、上記吐水に泡径0.1〜1000μmの微細気泡を含有させる微細気泡発生装置5が設けられて構成されている。
図1及び図2に本発明の実施形態の例を示す。洗面化粧台1の洗面化粧台本体は、図1のように、洗面台1aの後部上方に前面に鏡43を設けたキャビネット1bを配設して構成されている。洗面台1aは、その上部に洗面ボウル3が設けられると共に、洗面ボウル3の後縁部に吐水部2、吐水水量や吐水温度を操作する吐水操作部2a、排水栓4の開閉を操作する排水栓4の開閉操作部4aが設けられ、洗面ボウル3の下方には収納スペースや配管スペースとして利用可能な洗面台下部空間6が設けられている。図2のように吐水部2に供給される水の給水経路は、湯沸かし機のような湯供給部から至る湯供給管7と水道管のような水道水供給部から至る水供給管8とが湯水混合弁9の入口に接続され、この湯水混合弁9の出口に吐水部2に至る給水路10が接続され、この給水路10に吐水水量を制御する電磁弁で構成された給水流量弁14が配設されると共に微細気泡発生装置5が配設されている。ここで、湯水混合弁9は吐水操作部2aの操作によって水供給管8を流れる水と湯供給管7を流れる温水との混合比が制御されて所望の吐水温度を得るようにした弁であり、給水流量弁14は吐水操作部2aの操作によって所望の吐水水量を得るようにした弁である。また、洗面台下部空間6に位置した給水路10に微細気泡発生装置5が配設されている。なお本例では、吐水部2は吐水の形態が単一の棒状の流れから成る棒状流である通常のカランで構成されているが、吐水の形態が多数の線状の流れから成るシャワー流となるシャワーヘッドや、上記シャワー流と上記棒状流とが切換可能なシャワーヘッドで構成されてもよい。
本例の微細気泡発生装置5は、上記給水路10に上流側から、給水路10を流れる水に気体を混入させて気体混合水を得る気体混入部15、給水路10に水を圧送するポンプ16、気体混合水内の気泡を高圧環境下で水に溶解させて気体溶解水を得る溶解部17を構成する溶解タンク17a、上記気体溶解水内の気体を析出させて微細気泡を発生させて微細気泡含有水を得る析出部18を構成する微細気泡発生ノズル18aを順に設けて構成されており、吐水操作部2aの流量操作に連動するスイッチSWによって制御部13を介して給水流量弁14の開閉制御やポンプ16の駆動制御が行われることで微細気泡発生装置5が駆動されるようになっている。なお、微細気泡発生装置5の駆動はこれに限らず、洗面化粧台1の適所に設けたスイッチSWを使用者が直接操作して制御部13を介して給水流量弁14を開かせると共にポンプ16を駆動させるようにしてもよい。
ここで、気体混入部15にはエアポンプにより気体を水に圧送する強制混入機構を採用することもできるが、本例では、特に動力を必要としないために構成の簡略化を図り得る、給水路10を流れる水に気体をエゼクター効果にて自然に引き込ませるエゼクター機構が採用されている。詳しくは、給水路10に絞り部を設ける等して形成した負圧発生部に室内に開口せる気体供給流路19を接続することで構成され、室内の空気を水に混入可能にしている。なお、気体供給流路19には水の逆流を防ぐ逆止弁19aが設けられている。ここで、本例では、上記気体混入部15による取込空気量の上記給水路10に流れる水に対する体積比を0.1〜10%にしている。これにより、混入気体が少量でよいので気体取込みに過大な装置を必要とせず微細気泡発生装置5の構成の簡略化が図られ、また、混入させた気体を水に効率よく溶解可能にし、また、気体混合水の気泡の密度が小さいことで隣接する気泡の間隔を大きくして隣接する気泡の合一化を極力回避して気泡の微細化に寄与し、また、気体混合水が通過するポンプ16にかける負担の抑制を図るようにしている。
また、溶解タンク17aは図2(c)にようにその内部は区画壁22で一次側槽20(バブリング槽)と二次側槽21(水位検知槽)に区分され一次側槽20と二次側槽21は区画壁22の上部の気体環流部23及び区画壁22の下部の水通過部24でそれぞれ連通する構造になっている。一次側槽20上部には上流側の給水路10が接続されて噴霧ノズル25が配置され、二次側槽21の底部には下流側の給水路10が接続されてタンク排出口26が配置され、また二次側槽21の側壁には空気抜弁27が設けられている。一次側槽20は、ポンプ16にて圧送された気体混合水が噴霧ノズル25によって高速噴射されて槽内でバブリング状態にされ、上記ポンプ16の圧送による高圧環境下で水に気体を溶解させて気体溶解水を得るための槽であり、二次側槽21は、タンク排出口26までに解けきれなかった気泡を気体環流部23に上昇させると共に、余剰気体を空気抜弁27によって除いて溶解タンク17a内の水位を安定させて溶解タンク17aの安定稼動を図るための槽である。
また、微細気泡発生ノズル18aは図2(b)のように給水路10の上流側からノズル入口28、ノズル入口28から放射状に連通する小径経路29、この小径経路29に連通する渦流部30、この渦流部30に連通するノズル出口31を順に設けて構成されている。ここで、小径経路29では、流れる水の圧力が急激に低下されて気体溶解水の溶解気体に減圧沸騰が始まり、気体溶解水から気体を泡径0.1〜1000μmの微細気泡として析出する機能を有する。つまり、実質的に析出部18は小径経路29にて構成されている。また、渦流部30では、内部で水の渦流を発生させて比較的泡径の小さく均質な微細気泡のみをノズル出口31に流す機能を有する。詳しくは、渦流部30では矢印Aのような渦が発生する。渦の中心部は渦の外周部よりも流速が低いので圧力が低くなりこの渦の中心部には小径経路29で発生した微細気泡同士が衝突する等でできた径の大きい気泡がたまる。なお、渦には、渦の半径方向に発生する速度勾配によりせん断力が作用するので、渦の中心部の大きな気泡が渦の外周部に遠心力で移動する際に、渦のせん断力によって分割されて小さい気泡に変化する。ノズル出口31には矢印Bのように渦の回転による遠心力により渦の外周部が優先的に吐出されるが、上記のように渦の外周部には径の大きい気泡が除かれた所定径以下の微細気泡が存在しているので、所定径以下の微細気泡が水と共に渦の外周部から連続して吐出されるようになっている。つまり、この渦流部30によると、微細気泡発生後に何らかの原因によって泡径が大きくなった気泡を排除することができ、少なくとも泡径0.1〜1000μm(好ましくは泡径150μm以下)の微細気泡のみで構成される均質な微細気泡含有水を安定して得ることが可能にされている。
ここで、本例では上記微細気泡発生ノズル18aは吐水部2に設けてあり、つまり吐水部2の内部の給水路10に設けてある。したがって、析出直後の微細気泡を吐水に含有することができ、つまり発生した多数の微細気泡が合一して泡径が大きくなる前の極力泡径が小さく且つ均一な微細気泡を吐水部2からの洗面ボウル3への吐水に含有させることが可能にされているのである。なお、渦流部30を経て吐出される微細気泡の大きさは渦流部30の渦の角速度によって決定され、角速度が大きい程小さい気泡を吐出することができ、この渦の角速度は渦流部30に流入させる流速によって可変であるため、渦流部30への流入流速を変えることで所望の泡径の微細気泡を発生させることができる。
本例の微細気泡発生装置5によると、上述のように泡径0.1〜1000μm(好ましくは泡径150μm以下)の微細気泡のみが含まれる微細気泡包含水によって吐水を構成することができる。そして、洗面ボウル3に吐水を供給した上で排水栓4を閉めると洗面ボウル3内にはこの吐水が貯留されることとなるが、微細気泡発生装置5を作動させて微細気泡包含水にて吐水を構成したときには、この貯留水には泡径0.1〜1000μmの微細気泡が含まれるのであり、この貯留水に含まれた泡径0.1〜1000μmの微細気泡は長く貯留水内に留まるものであり、使用者は確実に気泡の入った貯留水によって洗顔を行うことができるのである。ここで、人体の肌表面に付着する汚れはそのほとんど体内から出る皮脂であり、また顔の肌表面には疎水性の汚れである上記皮脂に加えて残留した化粧品等の疎水性の汚れも付着しているのであるが、疎水性である気泡を上記疎水性の汚れに当てると気泡の表面に汚れが付着して肌表面から剥離させることができるのであり、つまり汚れを顔の肌表面から効果的に除去することができるのである。殊に、微細気泡発生装置5にて泡径150μm以下の微細気泡を吐水に含有させるようにすると、およそ80〜150μm程度の大きさの肌表面の汗孔や毛口内にまで微細気泡を行き渡らせることができ、汗孔や毛口内の汚れまでを効果的に除去することができるのである。更に言うと、微細気泡には、人体(肌表面や毛髪等)に衝突して破裂することや微細気泡の崩壊時に生じる超音波によって、付着している汚れを剥離させて除去できる効果もあり、洗顔時の汚れ除去効果の向上に寄与している。
また、上記貯留水に含まれた泡径0.1〜1000μmの微細気泡は貯留水内に長く留まって隈なく拡散することができて貯留水を隈なく白濁化できるのであって、使用者はこの白濁化してあたかも温泉水のような外観の微細気泡入り貯留水で洗顔をしていることを視覚的に容易に確認できるのである。しかして、使用者は使用感も汚れ除去効果も高い洗顔を行うことができるのである。このように使用者は、一般の水とは異なる気泡入り貯留水で効果の高い洗顔を行っていることを実感でき、この実感を伴って行う意識の高い洗顔によって汚れ除去効果もより効果的に得ることができるのである。
なお、吐水に微細気泡を含有させたことによると、従来吐水に気泡を混入させて期した効果(吐水の見かけの体積を増やして節水効果を図る)を得られるのは勿論のこと、微細気泡を含有する吐水を顔以外の身体部位(手や髪など)に当てて顔以外の身体部位(手や髪など)に対して汚れ除去効果を発揮させることもでき、また、洗面ボウル3の表面に吐水が衝突する際の摩擦抵抗を減少させて水跳ね防止や衝突音の静音化も図ることもでき、更には洗面ボウル3の表面の洗浄効果も得ることができる。つまり、水内に隈なく広がった大量の微細気泡が洗面ボウル3の表面へ衝突して破裂することにより汚れを剥離させたり、微細気泡の崩壊時に生じる超音波により汚れを剥離させたり、微細気泡界面が有する吸着特性により汚れへ吸着して剥離させて更に懸濁物質に吸着して浮上分離させたり、微細気泡表面が負に帯電することによって懸濁物質に静電吸着して懸濁物質を微細気泡で包むことができることで、洗面ボウル3の表面の効果の高い洗浄効果を得ることができるのである。特に、洗面ボウル3内に微細気泡含有水にて構成された貯留水を溜めることができるから、この貯留水内に長く滞留する微細気泡によって洗面ボウル3内の洗浄効果を著しく向上できるのである。また、このときには微細気泡が貯留水の接する洗面ボウル3の表面に付着して覆うことができて、微細気泡含有水による洗顔等によって肌表面から除去された汚れ等の洗面ボウル3の表面への付着防止効果も期待することができる。
図3には実施の形態の他例を示す。なお先例と同様部位には同符合を付して説明を省く。本例は溶解部17として図1や図2の溶解タンク17aの代わりに溶解管17bにて構成したものである。この溶解管17bは、たとえば内面に圧力及び流速を急変させるための連続した抵抗体33を設けてなる蛇腹管で構成することができる。蛇腹管は断面弧状をした環状凹部33aを溶解管17bの軸方向に連続して形成したもので、隣合う環状凹部33a同士の連結部分が溶解管17b内に突出した環状凸部33bとなっている。つまり、溶解管17bは環状凸部33b部分において最も径が小さく、環状凹部33aの底部分において最も径が大きく、その間は次第に径が変化していっている。ポンプ16で加圧された気体混合水が内面に連続して抵抗体33を設けた管体に流入すると、気液混合水は連続した抵抗体33によって次々と局所的に大きく撹乱され、ポンプ16通過後の加圧状態で攪拌混合される。この場合、蛇腹管で構成される溶解管17bでは図3(b)の矢印Cに示すように溶解管17bの内面の連続する環状凸部33bに当たって環状凹部33a内面に沿って旋回流となって撹乱され、この撹乱が溶解管17bの全内周にわたって次々と行われる。更に、図3(c)に示すように、溶解管17b内は環状凸部33b部分が最も径が小さいので、この環状凸部33b部分を含む部分が流速が速く且つ圧力が小となり、また、環状凹部33aの底部分が最も径が大きいので、この環状凹部33aの底部分を含む部分が流速が遅く且つ圧力が大となり、これにより溶解管17b内を通過する気液混合水は流速、圧力の急変を連続的に繰り返す。これらの作用により気体混合水が溶解管17bを通過する際に連続して攪拌混合され、気体混合水中の気体の水への溶解が大きく促進されることになる。また、溶解管17bの環状凹部33aを気体混合水が旋回して撹乱する際に上記のように気体の水への溶解が促進されるのであるが、この場合、溶解されなかった未溶解の気体34が環状凹部33aの底に溜まることになる。つまり、環状凹部33aの底が未溶解の気体34が溜まる微小な気体溜まりとなる。そして、加圧状態で形成された気体溜まりに環状凹部33aを旋回しながら流れる水とが接触しその界面において未溶解の気体34が水に効果的に溶解する。これは、先の溶解タンク17aの持つ機能と同様のものであり、管体で溶解管17bを構成したにもかかわらず、効果的に気体を水に溶解した気体溶解水を得ることができるのであって、微細気泡発生装置5の小型化を図ることができたものである。なお、吐水部2を持ち出し可能なシャワーヘッドで構成したハンドシャワーとした場合には吐水部2の手前の給水路10をフレキシブルホースで構成するものであるが、このフレキシブルホースにて溶解管7bを構成することもできるのであり、つまり、吐水部2をハンドシャワーとする場合には有効に構成の簡略化を図り得ることができるのである。なお、図1乃至図3のような気体を加圧溶解した後に減圧することで微細気泡を得る微細気泡発生装置5にあっては、極めて微細かつ均一性の高い微細気泡が生成可能であるという利点を有している。
図4には実施の形態の更に他例を示す。本例は、微細気泡発生装置5を、給水路10に設けた圧力急変部36によって、気体混入部15にて給水路10内の水に混入された気泡に対して圧力変動に伴うせん断力を作用させることで微細化させて微細気泡を発生させる装置で構成した例である。詳しくは、本例の微細気泡発生装置5は、吐水部2に圧力急変部36を構成する減圧・加圧手段37を設けて形成している。この減圧・加圧手段37にはたとえばベンチュリ管38を採用でき、この減圧・加圧手段37では、気泡がスロート部を通る際に流速が速くなるとともに減圧されて膨張し、その後は断面積が増加するに従って加圧されて収縮するが、この時に生じるせん断力によって気泡が分割されるようにして微細化されて泡径0.1〜1000μmの微細気泡が得られるようにされている。なお、減圧・加圧手段37より下流の給水路10にメッシュを配設してこのメッシュに微細気泡含有水を通すと、この微細気泡の泡径を更に細分化することができて好ましい。また、減圧・加圧手段37の下流に渦流部30を設けてもよく、渦流部30にて所定径以下の微細気泡を含む比較的均質な微細気泡含有水を得ることができる。
図5には実施の形態の更に他例を示す。本例は、上記圧力急変部36を給水路10の多段箇所に設けて、気泡の微細化工程を多段に構成してより効率的で高度な微細気泡化を図った例である。具体的に本例では、圧力急変部36としての減圧・加圧手段37a,37bを給水路10の上流側と下流側とに2段に形成してあり、圧力変動に伴うせん断力気泡に対して2段に作用させてより微細化させてより泡径の小さい微細気泡の発生が図られている。詳しくは、上流側の減圧・加圧手段37aは一つのベンチュリ管38を給水路10(基幹流路10a)の一部として設けてある。下流側の減圧・加圧手段37bは、給水路10の前記上流側の減圧・加圧手段37aを設けた部分より下流側を複数の分岐流路10bに分岐し、各分岐流路10bにそれぞれベンチュリ管38を設けて構成されている。更に言うと、下流側のベンチュリ管38は、上流側のベンチュリ管38の径の1/2、断面積は1/4となるように発生させる微細気泡の径に応じて形成すると共に、分岐流路10bを四つ形成して各分岐流路10bにそれぞれベンチュリ管38を設けてあり、下流側のベンチュリ管38の断面積の合計は上流側のベンチュリ管38の断面積に等しくされている。なお、発生した微細気泡が一箇所に集中すると連結してより大きな気泡となってしまうため、本例においては複数の分岐流路10bに分岐して各分岐流路10bに下流側のベンチュリ管38を設けたことで、微細気泡が一箇所に集中して多数衝突することにより大きな気泡が発生するのを抑制して所定径の微細気泡を安定して得ることを可能にさせるといった工夫も施されている。
ところで、図4や図5の例のように、微細気泡発生装置5が気体混入水中の気泡に対してせん断力を作用させることで微細化させて微細気泡を発生させる装置の場合には、先例のように気体混入水を一旦気体溶解水にしてその後析出により微細気泡を発生させて微細気泡含有水を得るものに比べて、装置が簡略化できて小型化が図れるという利点があり、更には多大な動力源を必要としないため、図6の例のようにポンプ16を無くして水道圧を利用する微細気泡発生装置5として該装置の簡略化、小型化を促進させることもできる。
図7には実施の形態の更に他例を示す。この例は、先例のような気体混入水中の気泡に対してせん断力を作用させることで微細化させて微細気泡を発生させる微細気泡発生装置5の他例であり、微細気泡発生装置5が気体混合水中に気液せん断層を形成させる気液せん断層発生手段35で構成された例である。本例の気液せん断層発生手段35は、給水路10を絞る等して気体混合水に流速が著しく速いジェット憤流を生じさせる手段で構成されており、ジェット憤流中の気体混合水内の気液境界面にはせん断力が発生し(いわゆる気液境界面が気液せん断層となる)、このせん断力によって気泡が微細化されて微細気泡を得るようにしている。詳しくは、本例では気体混合部15の気体導入部分で給水路10を流れる水がジェット憤流となっており、混合された気泡と水との速度の違いによって気泡と水との気液境界面がいわゆる気液せん断層となり、気泡に対してせん断力が作用されて微細化され、微細気泡を得るようにしている。
図8には実施の形態の更に他例を示す。この例は、先例同様に微細気泡発生装置5が気体混合水に気液せん断層を形成させる気液せん断層発生手段35で構成された例である。本例の気液せん断層発生手段35は、上述の微細気泡発生ノズル18aと同構成物を用いており、つまり気体混合水が流れる給水路10の流路幅を極端に絞った小径経路29と、この小径経路29に連続して内部に旋回流を生じさせる渦流部30とで構成されている。すなわち、小径経路29を通る気体混合水にはその断面方向の速度勾配によって気泡と水との境界面にせん断力が発生し(いわゆる気液境界面が気液せん断層となる)、このせん断力によって気泡が微細化されており、また続けて、渦流部30で生じる渦流によっても渦流の内外での速度勾配によって気泡と水との境界面にはせん断力が発生し(いわゆる気液境界面が気液せん断層となる)、このせん断力によって気泡が微細化されて、微細気泡を得るようにしている。なお、気液せん断層発生手段35としては小径経路29または渦流部30の少なくとも1つでも構成できる。
ここで、上記図8の例の変形例として図9に実施の形態の更に他例を示す。この例は、図8の小径経路29の流路幅を可変にすることで発生させる微細気泡の泡径を調整可能にした例である。具体的に、本例の微細気泡発生装置5にあっては、給水路10の流れ方向を軸方向とする中空筒状の固定部材52の内面部位に軸中心方向に向けて突部53が突設されると共に、突部53よりも給水路10の下流側の固定部材52の内面部位に周方向に所定間隔に脚部54が軸中心方向に向けて突設されており、給水路10の流れ方向を軸方向とする円柱状の可動部材55が周面に刻設したネジ部55bを脚部54の突出先端に刻設したネジ部54aに螺合させて軸方向に螺進自在にして固定部材52の内部における突部53の下流側の部位に配設されており、小径経路29を形成する突部53の下流側端面53aと可動部材55の上流側端面55aとの対向距離が可動部材55の軸方向への螺進によって可変にされており、すなわち小径経路29の流路幅が可変にされている。小径経路29の流路幅を小さくすると、小径経路29を流れる気体混合水の断面方向の速度勾配がより大きくなって気体混合水の気泡に作用するせん断力が強まることから、気泡の細分化が促進されて比較的泡径の小さな微細気泡を発生させることができる。逆に、小径経路29の流路幅が大きくなると、上記と逆の理由で比較的泡径の大きな微細気泡を発生させることができるのである。なお、このような泡径調整手段45によって泡径が均一に整えられた微細気泡が含有される微細気泡含有水は、微細気泡が合一して大型化したり不均一な状態になる前に、そのまま吐水として使用されるのが好ましいのであり、しかして本例の泡径調整手段45は洗面ボウルに吐水される吐水部2に設けられており、吐水に泡径が均一に整えられた微細気泡を含有させることが可能にされている。
これら図7乃至図9の微細気泡発生装置5によると、たとえば先例の圧力急変部36にて微細気泡を得る装置に比べても、装置5内での圧力損失を小さくできるため、より低圧環境への適用が可能となる利点を有している。
図10には実施の形態の更に他例を示す。この例は、微細気泡発生装置5を、給水路10を流れる水に気体を混入させて気体混合水を得る気体混入部15と、気体混合水が流れる給水路10に配設した超音波振動子39とによって構成させたものであり、この超音波振動子39によって気体混合水に超音波振動を作用させ、その定常波領域で気泡をせん断させて微細化して微細気泡を得るようにしている。この微細気泡発生装置5によると、装置5内での圧力損失の発生がほとんど無いという利点を有し、さらには超音波振動子39で発生させる超音波の周波数を変えることで微細気泡の泡径の制御が可能になるといった利点も有している(つまり、超音波振動子39で発生させる超音波周波数の制御手段が微細気泡の泡径調節手段45を構成する)。
図11には実施の形態の更に他例を示す。本例は、気体供給流路19の途中にオゾンを発生させる高電圧放電部40を設けた例である。この高電圧放電部10は先のスイッチSWによって制御部17を介して駆動制御がなされるようにされている。すなわち、水に混入される気体をオゾンにて構成できたことから、微細気泡発生装置5を経てオゾンの微細気泡を発生させてオゾンを含む微細気泡含有水を得て、このオゾンを含む微細気泡含有水でなる吐水を洗面ボウル3に供給可能にしてある。ここで、オゾンは強力な酸化力を有しているから高い殺菌効果や有機物分解効果を備えるものである。そして、微細気泡発生装置5で発生させた微細気泡は、上述のように比表面積や内部圧力が高くて水からすぐに出てしまうことがなくて分散することが可能であって、肌表面などの洗浄対象物と気泡界面との接触効率も高い。しかして、両者の相乗効果によって汚れ除去効果を飛躍的に高めることができるのである。更に、洗面ボウル3に貯留した貯留水がオゾンを含む微細気泡含有水にて構成されたことによると、貯留水自身や洗面ボウル3の表面の殺菌・制菌効果を得ることができ、汚物や尿石、ぬめりの除去効果、及び洗面ボウル3の表面への汚物の付着防止効果を有効に高めることができたものである。
図12には実施の形態の更に他例を示す。本例は、気体供給流路19における高電圧放電部40よりも上流部位に、上流側から順に、気体の除湿をするシリカゲル等が装填された吸湿部41、気体に酸素を付与する酸素富化膜42を設けた例である。これによると、高電圧放電部40に吸湿体により除湿した気体を導入することができて、高電圧放電部40でのオゾンの発生効率を向上できる。また、酸素富化膜42によって気体の酸素濃度を高めることができて(気体が空気の場合にはその酸素濃度は25〜40%に高められる)、高電圧放電部40でのオゾンの発生効率を向上できる。このように高電圧放電部40でのオゾンの発生効率を高めたことによって、微細気泡含有水のオゾン濃度を高めてオゾンの殺菌効果を更に高めることができ、上記汚れ除去効果や洗面ボウル3の表面への汚物の付着防止効果を更に高めることができる。
なお、上記図11乃至図12の例は、例示した気体混合水中の気泡をせん断させて細分化して微細気泡を得るタイプの微細気泡発生装置5のみならず、図1乃至図3の気体混合水中の気泡を一旦溶解させた後に析出させて微細気泡を得るタイプの微細気泡発生装置5にも適用できるのは言うまでもない。
図13及び14には実施の形態の更に他例を示す。本例は、吐水部2がシャワーヘッド44で構成されており、このシャワーヘッド44に図4の例のような微細気泡発生装置5が内装されている(図13)。そして、本例にあっては図14のように、シャワーヘッド44の先端のシャワー吐出口に、先に発生された微細気泡の泡径を調整して吐水に含有させる泡径調整手段45が設けられている。詳しくは、シャワーヘッド44の先端には多数のシャワー吐出孔47aを穿設した散水板46が配置されているが、同様に多数のシャワー吐出孔47bを穿設した開口面積調整カバー48を上記散水板46に重ねて回転自在にシャワーヘッド44の先端に取り付けており、この開口面積調整カバー48を回転操作することで、散水板46のシャワー吐出孔47aと開口面積調整カバー48のシャワー吐出孔47bとの重なり面積(つまり、シャワー吐出孔47個々の開口面積)の大小を変化できるようにしている。たとえば、シャワー吐出孔47の開口面積を小さくすると、圧力変動の幅を大きくできて微細気泡の微細化を促進でき、微細気泡の泡径を小さく整えることができるのである。このように泡径調整手段45によると、使用者の目的、用途、好みに合わせた微細気泡含有水を吐水として利用できるようになり、洗面化粧台1の使用性を高めることができるのである。
なお、泡径調整手段45としては図15のものも適用できる。本例の泡径調整手段45は、散水板46のシャワー吐出孔47を閉塞自在にする開口孔数調整カバー49を周方向にスライド自在にシャワーヘッド44の先端に取り付けており、開口孔数調整カバー49を周方向にスライドさせることで散水板46の多数のシャワー吐出孔47を周方向に徐々に閉塞させ、シャワー吐出孔47全体の開口面積の大小を変化できるようにしている。たとえば、シャワー吐出孔47全体の開口面積を小さくすると、圧力変動の幅を大きくできて微細気泡の微細化を促進でき、微細気泡の泡径を小さく整えることができるのである。
また、泡径調整手段45としては図16のものも適用できる。本例の泡径調整手段45は、重ねた状態でシャワーヘッド44の先端に適宜取り付け可能な複数枚の散水板46で成る泡径調整ユニット50である。各散水板46にはシャワー吐出孔47が穿設されているが、このシャワー吐出孔47が図4の例ような圧力変動部を備えたベンチュリー形状に形成されている。図5の例で述べたように圧力変動部を多段に備えることで段階的に徐々に泡径を小さくできる。本例の泡径調整ユニット50では、複数枚の散水板46の重ねる枚数を多くすればするほど、微細気泡に多段に圧力変動によるせん断力を作用できて微細化を促進できて微細気泡の泡径を小さく整えることができる。つまり、散水板46の重ねる枚数(シャワーヘッド44の先端に取り付ける散水板46の枚数)を適宜選択することで、使用者は所望の泡径の微細気泡を得ることができるのである。なお、本例では図示はしないが散水板46同士及びシャワーヘッド44への取付構造は互いの部材同士をネジ込みで着脱できる構造が採用されているが、係止等他の取付構造を採用してもよい。
なお、上記図13乃至図16の例は、例示した気体混合水中の気泡をせん断させて細分化して微細気泡を得るタイプの微細気泡発生装置5のみならず、図1乃至図3の気体混合水中の気泡を一旦溶解させた後に析出させて微細気泡を得るタイプの微細気泡発生装置5にも適用できるのは言うまでもない。
また、図17には実施の形態の更に他例を示す。本例は、吐水部2から吐水されるシャワー水を、微細気泡発生装置5で発生させた微細気泡を含有する微細気泡含有水と、微細気泡を含有しない水とを切り換えて構成させる切換手段11を設けた例である。詳しくは、本例の切換手段11は気体供給流路19の開閉を切換自在にする開閉手段56で構成されている。具体的に、この開閉手段56は本例では電磁弁から成る開閉弁56aで構成され、微細気泡発生装置5に設けた切換操作部(図示せず)を使用者が操作することでスイッチSW、制御部13を介して開閉制御されているが、開閉手段56としてはこれに限らず使用者が直接開閉操作ができる開閉コックなどで構成することもできる。微細気泡を含有した吐水は上述のように肌表面の汚れ除去効果等、有用な効果を有するのであるが、肌当たりが柔らかくてつまり吐水と肌表面との摩擦抵抗が低減されることから、勢いのある吐水圧を利用して肌に付着した石鹸泡を効率良く洗い流すことについては不利になる恐れがあり、微細気泡を吐水に含有させずに使用したい場合もあるが、本例では開閉手段56にて給水路10を流れる水に気体の混入の有無を切換自在にしたことから、肌表面に微細気泡による汚れ除去効果を付与させたい場合には開閉手段56にて気体供給流路19を開放させて給水路10を流れる水に気体を混入させて吐水をこれに適した微細気泡含有水で構成させることができ、また、石鹸泡を洗い流したい場合には開閉手段56にて気体供給流路19を閉塞させて給水路10に気体を混入させずに吐水をこれに適した微細気泡が含有されない水(水道水)で構成させることができるのであり、このように用途に応じて吐水を微細気泡含有水または微細気泡が含有されない水(水道水)のいずれかに適宜切換できて、洗面化粧台1の使用性を高めることができたものである。
また、図18には上記切換手段11の他例を示す。本例の切換手段11は、上記開閉手段56の代わりに、給水路5を微細気泡発生装置2が配設される気泡含有用給水路57と微細気泡発生装置2が配設されない通常水用給水路58とで構成すると共に、これら気泡含有用給水路57と通常水用給水路58とを流路切換弁59で切換自在にして構成した例である。すなわち、切換操作部(図示せず)を使用者が操作することでスイッチSW、制御部13を介して流路切換弁59が切り換えられ、これによって吐水を、気泡含有用給水路57からの微細気泡含有水または通常水用給水路58からの微細気泡が含有されない水(水道水)のいずれかに適宜選択して使用することができるのである。殊に、本例の切換手段11では、微細気泡発生装置2が配設されずに圧力損失が少ない通常水用給水路58を流れる水道水にて吐水を構成させることができるため、水道圧を効率よく吐水圧として利用することができ、勢いのある吐水圧にて石鹸泡を効率良く洗い流すことができて好ましいものである。
なお、上記図17及び図18の例は、例示した気体混合水中の気泡をせん断させて細分化して微細気泡を得るタイプの微細気泡発生装置5のみならず、図1乃至図3の気体混合水中の気泡を一旦溶解させた後に析出させて微細気泡を得るタイプの微細気泡発生装置5にも適用できるのは言うまでもない。
本発明の実施の形態の例であり、(a)は洗面化粧台の斜視図であり、(b)は洗面化粧台の一部切欠側断面図である。 (a)は洗面化粧台の給水経路の概略構成図であり、(b)は微細気泡発生ノズルの側断面図であり、(c)は溶解タンクの側断面図である。 同上の実施の形態の他例の洗面化粧台であり、(a)は洗面化粧台の給水経路の概略構成図であり、(b)は溶解管の断面図であり、(c)は溶解管の機能を説明する説明図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台であって、(a)は給水経路の概略構成図であり、(b)は微細気泡発生装置の断面図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台における、微細気泡発生装置の断面図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台における、給水経路の概略構成図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台における、微細気泡発生装置の概略側断面図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台における、微細気泡発生装置の概略側断面図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台の微細気泡発生装置であり、(a)は正面断面図であり、(b)は側面図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台における、微細気泡発生装置の概略側断面図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台における、給水経路の概略構成図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台における、給水経路の要部の概略構成図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台であり、(a)は洗面化粧台の要部の斜視図であり、(b)は微細気泡発生装置の側断面図である。 (a)は泡径調整手段の分解斜視図であり、(b)は泡径調整手段の動作説明図である。 泡径調整手段の他例であり、動作説明図である。 泡径調整手段の更に他例であり、(a)は分解斜視図であり、(b)はシャワー吐出孔の側断面図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台における、給水経路の概略構成図である。 同上の実施の形態の更に他例の洗面化粧台における、給水経路の概略構成図である。
符号の説明
1 洗面化粧台
2 吐水部
3 洗面ボウル
4 排水栓
5 微細気泡発生装置
10 給水路

Claims (10)

  1. 洗面台本体に排水栓及び吐水部を備えた洗面ボウルを設け、吐水部を介して洗面ボウルに至る吐水に泡径0.1〜1000μmの微細気泡を含ませる微細気泡発生装置を設けたことを特徴とする洗面化粧台。
  2. 上記微細気泡発生装置を、吐水部に至る給水路を流れる水に気体を混入させて気体混合水を得る気体混入部と、気体混合水内の気泡を水に溶解させて気体溶解水を得る溶解部と、気体溶解水内の気体を析出させて微細気泡を発生させて微細気泡含有水を得る析出部とを、上記給水路に上流側からそれぞれ配設して構成したことを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
  3. 上記微細気泡発生装置を、吐水部に至る給水路を流れる水に気体を混入させて気体混合水を得る気体混入部と、上記気体混合水の気泡にせん断力を発生させて上記気泡を微細化させて微細気泡を得る手段とで構成したことを特徴とする請求項1に記載の洗面化粧台。
  4. 上記微細気泡発生装置に、吐水に含ませる微細気泡の泡径を調整する泡径調整手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の洗面化粧台。
  5. 上記泡径調整手段を、吐水部に設けたことを特徴とする請求項4に記載の洗面化粧台。
  6. 上記気体混入部を、給水路に至る気体供給流路を設けると共にこの気体供給流路の途中にオゾンを発生させる高電圧放電部を設けて構成したことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の洗面化粧台。
  7. 気体供給流路における高電圧放電部よりも上流部位に、気体の除湿をする吸湿部を設けたことを特徴とする請求項6に記載の洗面化粧台。
  8. 気体供給流路における高電圧放電部よりも上流部位に、気体に酸素を付与する酸素富化膜を設けたことを特徴とする請求項6または7に記載の洗面化粧台。
  9. 水供給管と湯供給管とを湯水混合弁の入口に接続すると共にこの湯水混合弁の出口に吐水部に至る給水路を接続したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の洗面化粧台。
  10. 吐水部から吐水される吐水を、微細気泡発生装置で発生させた微細気泡を含有する微細気泡含有水と、微細気泡を含有しない水とを切り換えて構成させる切換手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の洗面化粧台。
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