JP2007088190A - 高放熱型電子部品収納用パッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】ボンディングワイヤの接続信頼性と半田の接合信頼性の両者の信頼性を同時に向上させて満足させることができる安価な高放熱型電子部品収納用パッケージを提供する。
【解決手段】ヒートシンク板12の上面に絶縁枠体13を有し、ヒートシンク板12と絶縁枠体13でキャビティ部14が形成され、絶縁枠体13の上面に電子部品11と導通状態とするためのワイヤボンドパッド部20を設ける外部接続端子18を有する高放熱型電子部品収納用パッケージ10において、外部接続端子18に外部と半田25で接合するための端子部26をワイヤボンドパッド部20以外の部位に有し、端子部26とヒートシンク板12の下面のそれぞれに被覆される第1のAuめっき被膜22の厚さが、キャビティ部14の底面とワイヤボンドパッド部20を含む外表面に露出する金属面に被覆される第2のAuめっき被膜23の厚さより薄い。
【選択図】図1
【解決手段】ヒートシンク板12の上面に絶縁枠体13を有し、ヒートシンク板12と絶縁枠体13でキャビティ部14が形成され、絶縁枠体13の上面に電子部品11と導通状態とするためのワイヤボンドパッド部20を設ける外部接続端子18を有する高放熱型電子部品収納用パッケージ10において、外部接続端子18に外部と半田25で接合するための端子部26をワイヤボンドパッド部20以外の部位に有し、端子部26とヒートシンク板12の下面のそれぞれに被覆される第1のAuめっき被膜22の厚さが、キャビティ部14の底面とワイヤボンドパッド部20を含む外表面に露出する金属面に被覆される第2のAuめっき被膜23の厚さより薄い。
【選択図】図1
Description
本発明は、ヒートシンク板、絶縁枠体、及び外部接続端子で構成される高放熱型電子部品収納用パッケージに関し、より詳細には、キャビティ部のヒートシンク板上面に半導体素子等の電子部品が搭載され、金属板等からなる外部接続端子のワイヤボンドパッド部と電子部品をボンディングワイヤで接続して電気的に導通状態とされ、蓋体で電子部品が気密に封止された後に、ヒートシンク板を金属製基台等、外部接続端子をボード等に半田で接合するのに用いられる高放熱型電子部品収納用パッケージに関する。
図3(A)に示すように、従来から、高放熱型電子部品収納用パッケージ50には、例えば、RF(Radio Frequency)基地局用等のシリコンや、ガリウム砒素電界効果トランジスタ等の高周波、高出力の半導体素子等の電子部品を収納したりするためのものがある。このような高放熱型電子部品収納用パッケージ50は、実装される電子部品51から発生する高温、且つ大量の熱を放熱するためのヒートシンク板52の一方の主面に、セラミックや、樹脂からなる窓枠形状の絶縁枠体53が接合されて有している。また、高放熱型電子部品収納用パッケージ50は、絶縁枠体53の他方の主面である上面に外部と電気的に導通状態とするための金属板からなる外部接続端子54が接合されて有している。更に、高放熱型電子部品収納用パッケージ50の表面に露出する全ての金属部分には、Niめっき被膜、及びAuめっき被膜が形成されている。
そして、高放熱型電子部品収納用パッケージ50は、ヒートシンク板52の上面と、絶縁枠体53の窓枠内周側壁面で形成されるキャビティ部55のヒートシンク板52の上面のAuめっき被膜面に電子部品51が接合できるようにしている。このキャビティ部55に収納された電子部品51は、外部接続端子54との間をボンディングワイヤ56で直接接続して電気的導通を形成している。この接続には、ボンディングワイヤ56の剥がれ等の発生を防止して接続できるように、外部接続端子54の表面にAuめっき被膜が形成されている。なお、この高放熱型電子部品収納用パッケージ50の外部接続端子54には、外部と接続するための端子部57と、ボンディングワイヤ56を接続するためのワイヤボンドパッド部58を兼ね備えて設けられている。高放熱型電子部品収納用パッケージ50には、電子部品51がキャビティ部55内に実装された後、樹脂や、セラミックや、金属等からなる蓋体59が絶縁枠体53の上面に樹脂や、ガラス等の絶縁性接着材60で接合されて、電子部品51がキャビティ部55内で気密に封止される。
そして、図3(B)に示すように、電子部品51が収納された高放熱型電子部品収納用パッケージ50は、外部接続端子54の端子部57下面のAuめっき被膜面が配線回路パターンの施された基板ボード61等に半田62で接合される。この接合は、半田62中のSnがAuめっき被膜層に固溶してAu−Sn合金層を形成することで、強固な半田付け性を確保している。また、電子部品51が収納された高放熱型電子部品収納用パッケージ50は、ヒートシンク板52の長手方向両端部に設けられている取付部63(図3(A)参照)で放熱性の向上を兼ねる金属製からなる基台64にねじ65(図3(A)参照)でねじ止めする、及び/又は、ヒートシンク板52下面のAuめっき被膜面を基台64に半田62で接合している。なお、電子部品51が収納された高放熱型電子部品収納用パッケージ50は、ヒートシンク板52下面のAuめっき被膜面と、基台64との間をできるだけ密接させることで熱伝導性を向上させて放熱性を向上させることができるので、ヒートシンク板52の下面を半田62で接合すると共に、ヒートシンク板52の取付部63で基台64にねじ65でねじ止めすることが好ましい。
通常、Auめっき被膜の厚さは、ボンディングワイヤ56を接続する所で、Auからなるボンディングワイヤ56を剥がれ等の発生を防止して接続させることができる接続信頼性と、半田62で接合する所で、半田62中のSnがAuめっき被膜層に固溶しすぎてAuが消失する、所謂、半田62のAu食われでの接合強度の低下や、クラック等の発生を防止して接合させることができる接合信頼性の両者を許容できる適当な範囲の中で満足させることができる厚さとなっている。
従来のセラミック基板には、基板ボード等に半田で接合するための接合部に、セラミック基板の表面に下地導体層を設け、その上にNiめっき被膜、Auめっき被膜、再度Niめっき被膜を形成し、この上に更に半田めっき被膜を形成し、半田での接合時の半田中のSnがAuめっき被膜に固溶しすぎるのを防止することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来の窒化アルミニウムからなるセラミック基板には、電子部品を半田で実装するためのタングステン、Niめっき被膜、及びAuめっき被膜からなる領域部以外をレジストで覆って、電子部品の半田での接合時の半田中のSnが実装するための領域部以外にまで固溶が広がるのを防止することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前述したような従来の高放熱型電子部品収納用パッケージは、次のような問題がある。
(1)シリコンや、ガリウム砒素電界効果トランジスタ等の高周波、高出力の半導体素子等の電子部品を収納し、RF基地局用等に使用する高放熱型電子部品収納用パッケージは、電子部品の更なる高周波、高出力化や、過酷な環境条件の下での使用範囲の更なる拡大等によって、ボンディングワイヤの接続信頼性と、半田の接合信頼性の両者の信頼性を同時に向上させて満足させてことが求められているが、中間的なAuめっき被膜厚さでは、両者の向上を同時に満足させることに限界が発生している。
(2)特許第3339964号公報や、特開平9−213730号公報で開示されるよう形態での高放熱型電子部品収納用パッケージの場合では、ボンディングワイヤを接続する部分の剥がれ等の発生を防止するために厚いAuめっき被膜を形成するので、外部接続端子の端子部となる部分にも厚さの厚いAuめっき被膜を形成することとなり、Auの使用量が増加して高放熱型電子部品収納用パッケージのコストアップとなっている。また、特開平9−213730号公報で開示されるよう形態での高放熱型電子部品収納用パッケージの場合では、外部接続端子の端子部となる部分に厚さの厚いAuめっき被膜を形成し、直接、半田で接合することとなるので、半田のAu食われによる接合強度の低下や、クラック等の発生があり、接合信頼性を向上させることが難しい。
(1)シリコンや、ガリウム砒素電界効果トランジスタ等の高周波、高出力の半導体素子等の電子部品を収納し、RF基地局用等に使用する高放熱型電子部品収納用パッケージは、電子部品の更なる高周波、高出力化や、過酷な環境条件の下での使用範囲の更なる拡大等によって、ボンディングワイヤの接続信頼性と、半田の接合信頼性の両者の信頼性を同時に向上させて満足させてことが求められているが、中間的なAuめっき被膜厚さでは、両者の向上を同時に満足させることに限界が発生している。
(2)特許第3339964号公報や、特開平9−213730号公報で開示されるよう形態での高放熱型電子部品収納用パッケージの場合では、ボンディングワイヤを接続する部分の剥がれ等の発生を防止するために厚いAuめっき被膜を形成するので、外部接続端子の端子部となる部分にも厚さの厚いAuめっき被膜を形成することとなり、Auの使用量が増加して高放熱型電子部品収納用パッケージのコストアップとなっている。また、特開平9−213730号公報で開示されるよう形態での高放熱型電子部品収納用パッケージの場合では、外部接続端子の端子部となる部分に厚さの厚いAuめっき被膜を形成し、直接、半田で接合することとなるので、半田のAu食われによる接合強度の低下や、クラック等の発生があり、接合信頼性を向上させることが難しい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、ボンディングワイヤの接続信頼性と、半田の接合信頼性の両者の信頼性を同時に向上させて満足させることができる安価な高放熱型電子部品収納用パッケージを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る高放熱型電子部品収納用パッケージは、ヒートシンク板の上面に窓枠形状からなる絶縁枠体を接合して有し、ヒートシンク板の上面と絶縁枠体の内周側壁面で電子部品を実装するためのキャビティ部が形成され、絶縁枠体の上面に電子部品とボンディングワイヤを介して電気的に導通状態とするためのワイヤボンドパッド部を設ける外部接続端子を接合して有する高放熱型電子部品収納用パッケージにおいて、外部接続端子に外部と半田で接合するための端子部をワイヤボンドパッド部以外の部位に有し、端子部とヒートシンク板の下面のそれぞれに被覆される第1のAuめっき被膜の厚さが、キャビティ部の底面とワイヤボンドパッド部を含む外表面に露出する金属面に被覆される第2のAuめっき被膜の厚さより薄い。
ここで、高放熱型電子部品収納用パッケージは、第1のAuめっき被膜の厚さが0を超え、0.1μm以下であると共に、第2のAuめっき被膜の厚さが0.1μmを超えるのがよい。
請求項1又はこれに従属する請求項2記載の高放熱型電子部品収納用パッケージは、外部接続端子に外部と半田で接合するための端子部をワイヤボンドパッド部以外の部位に有し、端子部とヒートシンク板の下面のそれぞれに被覆される第1のAuめっき被膜の厚さが、キャビティ部の底面とワイヤボンドパッド部を含む外表面に露出する金属面に被覆される第2のAuめっき被膜の厚さより薄いので、高周波、高出力の半導体素子等の電子部品を収納するのに、ボンディングワイヤの接続信頼性と、半田の接合信頼性の両者の信頼性を同時に向上させて満足させることができる。また、高放熱型電子部品収納用パッケージは、Auめっき被膜の厚さが必要な部位に必要な厚さに容易に設けられるので、パッケージを安価にすることができる。
特に、請求項2記載の高放熱型電子部品収納用パッケージは、第1のAuめっき被膜の厚さが0を超え、0.1μm以下であると共に、第2のAuめっき被膜の厚さが0.1μmを超えるので、確実にボンディングワイヤの接続信頼性と、半田の接合信頼性の両者の信頼性を同時に向上させて満足させることができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施するための最良の形態について説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る高放熱型電子部品収納用パッケージの平面図、A−A’線拡大縦断面図、図2(A)、(B)はそれぞれ同高放熱型電子部品収納用パッケージの変形例の平面図、B−B’線拡大縦断面図である。
ここに、図1(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る高放熱型電子部品収納用パッケージの平面図、A−A’線拡大縦断面図、図2(A)、(B)はそれぞれ同高放熱型電子部品収納用パッケージの変形例の平面図、B−B’線拡大縦断面図である。
図1(A)、(B)に示すように、本発明の一実施の形態に係る高放熱型電子部品収納用パッケージ10は、実装される電子部品11から発生する高温、且つ大量の熱を放熱するための高放熱特性を有する略長方形板状の金属板からなるヒートシンク板12の上面に、窓枠形状からなる絶縁枠体13を接合して有している。この絶縁枠体13には、例えば、アルミナ(Al2O3)や、窒化アルミニウム(AlN)等のセラミックが用いられている。また、ヒートシンク板12には、セラミックと熱膨張係数が近似し、ポーラス状からなるタングステンに熱伝導性に優れる銅を含浸させたりして作製されるCu−W複合金属板や、銅とモリブデンからなるCu−Mo複合金属板や、Cu−Mo系金属板の両面に銅板をクラッドしたCu/Cu−Mo/Cu接合金属板等が用いられている。
そして、ヒートシンク板12の上面には、下面となる窓枠形状の一方の主面にタングステンや、モリブデン等の導体金属で形成されたメタライズ膜15、更にその上にNiや、Ni−Co等の第1のNiめっき被膜16が施された絶縁枠体13が間にAg−Cuろう等のろう材17を介して加熱してろう付け接合されている。上記の高放熱型電子部品収納用パッケージ10には、電子部品11を載置して接合するためのヒートシンク板12の上面と、電子部品11を囲繞するための絶縁枠体13の内周側壁面とで電子部品11を実装するためのキャビティ部14が形成されている。
また、高放熱型電子部品収納用パッケージ10のセラミックからなる絶縁枠体13の上面となる窓枠形状の他方の主面には、タングステンや、モリブデン等の導体金属パターンからなるメタライズ膜15aが形成され、更にその上にNiや、Ni−Co等の第1のNiめっき被膜16が施されている。この絶縁枠体13の第1のNiめっき被膜16が施されたメタライズ膜15aの上面には、外部接続端子18が間にAg−Cuろう等のろう材17を介して加熱してろう付け接合されている。この外部接続端子18には、電子部品11とボンディングワイヤ19を介して直接接続して電気的に導通状態とするためのワイヤボンドパッド部20が設けられている。そして、この外部接続端子18を含む高放熱型電子部品収納用パッケージ10の表面に露出する全ての金属部分には、Niや、Ni−Co等からなる第2のNiめっき被膜21、更に、この上に第1のAuめっき被膜22、又は第2のAuめっき被膜23が形成されている。
この高放熱型電子部品収納用パッケージ10の外部接続端子18は、外部と電気的に導通状態とするためにボード24等に形成された配線パターンに半田25で接合するための端子部26を、ワイヤボンドパッド部20以外の部位に有している。なお、この高放熱型電子部品収納用パッケージ10の外部接続端子18は、ボンディングワイヤ19を接続するためのワイヤボンドパッド部20と、外部と電気的に接続させるための端子部26を兼ね備えている。また、この高放熱型電子部品収納用パッケージ10のヒートシンク板12は、高放熱型電子部品収納用パッケージ10を強固に固定させると共に、電子部品11からの発熱をヒートシンク板12の下面を介して更に放熱を促進させるために金属ブロック27等に半田25で接合されるようになっている。
この高放熱型電子部品収納用パッケージ10には、半田25で接合する部位である外部接続端子18の端子部26、及びヒートシンク板12の下面のそれぞれに第1のAuめっき被膜22が被覆されている。また、この高放熱型電子部品収納用パッケージ10には、キャビティ部14の底面と、ワイヤボンドパッド部20を含む外表面に露出する金属面に第2のAuめっき被膜23が被覆されている。そして、それぞれのAuめっき被膜の厚さは、第1のAuめっき被膜22の厚さが第2のAuめっき被膜23の厚さより薄く形成されている。なお、外部接続端子18の端子部26の第1のAuめっき被膜22は、ボード24との接合面である下面のみに設けるようにしてよい。
ここで、第1のAuめっき被膜22、及び第2のAuめっき被膜23の形成方法の一例を説明する。先ず、高放熱型電子部品収納用パッケージ10の全ての外表面に露出する金属面には、Auめっき浴中で短時間の電流をかけて形成する電解Auフラッシュめっきを施して薄いめっき厚さのAuめっき被膜を形成している。次に、この薄いめっき厚さのAuめっき被膜の内の第1のAuめっき被膜22となる部分である外部接続端子18の端子部26、及びヒートシンク板12の下面のそれぞれには、めっきレジスト膜となるレジストテープを貼り付けている。次に、レジストテープを貼り付けたところ以外の第2のAuめっき被膜23となる部分には、所望の厚いめっき厚さのAuめっき被膜となるように、Auめっき浴中で適切な時間の電流をかけて形成する通常の電解Auめっきを施している。次に、レジストテープを剥離した後には、レジストテープを剥離した部分がめっき厚さの薄い第1のAuめっき被膜22、レジストテープを貼り付けなかった部分がめっき厚さの厚い第2のAuめっき被膜23の部分として形成されるようにしている。そして、Auめっき被膜の厚さは、第1のAuめっき被膜22の厚さが第2のAuめっき被膜23の厚さより薄くなるようにしている。
高放熱型電子部品収納用パッケージ10には、キャビティ部14に電子部品11が搭載され、この電子部品11と外部接続端子18のワイヤボンドパッド部20との間をボンディングワイヤ19で直接接続して電気的導通を形成している。そして、電子部品11が実装された高放熱型電子部品収納用パッケージ10は、キャビティ部14が蓋体28で気密に封止された後、外部接続端子18の端子部26をボード24等に半田25で接合している。更に、高放熱型電子部品収納用パッケージ10は、ヒートシンク板12の下面を金属ブロック27に半田25で接合すると共に、場合によって、ねじ等で金属ブロック27にねじ止め(図示せず)している。
この高放熱型電子部品収納用パッケージ10は、Au線からなるボンディングワイヤ19を接合させる部位であるワイヤボンドパッド部20の第2のAuめっき被膜23の厚さを厚くしているので、ボンディングワイヤ19を強固に接続させることができ、接続信頼性を向上させることができる。また、この高放熱型電子部品収納用パッケージ10は、半田25で接合される部位の第1のAuめっき被膜22の厚さを薄くしているので、半田25中のSnのAuめっき被膜層への固溶しすぎを防止して、所謂、半田25のAu食われを防止することができ、接合強度の低下や、接合部のクラック等の発生を防止して接合信頼性を向上させることができる。
次に、図2(A)、(B)を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る高放熱型電子部品収納用パッケージ10の変形例の高放熱型電子部品収納用パッケージ10aを説明する。なお、高放熱型電子部品収納用パッケージ10aは、基本的には、高放熱型電子部品収納用パッケージ10と同様であるので、異なる部分のみを説明する。
図2(A)、(B)に示すように、高放熱型電子部品収納用パッケージ10aは、例えば、BT樹脂(ビスマレイミドトリアジンを主成分とする樹脂)や、ポリイミド等の樹脂からなる窓枠形状の絶縁枠体13aが用いられている。この場合のヒートシンク板12には、Cu−W複合金属板や、Cu−Mo複合金属板や、Cu/Cu−Mo/Cu接合金属板等に加えて、絶縁枠体13aがセラミックからなる場合にように熱膨張係数を近似させる必要性が低いので、Cuや、Cu合金等からなる極めて熱伝導性のよい金属板を用いることもできる。
図2(A)、(B)に示すように、高放熱型電子部品収納用パッケージ10aは、例えば、BT樹脂(ビスマレイミドトリアジンを主成分とする樹脂)や、ポリイミド等の樹脂からなる窓枠形状の絶縁枠体13aが用いられている。この場合のヒートシンク板12には、Cu−W複合金属板や、Cu−Mo複合金属板や、Cu/Cu−Mo/Cu接合金属板等に加えて、絶縁枠体13aがセラミックからなる場合にように熱膨張係数を近似させる必要性が低いので、Cuや、Cu合金等からなる極めて熱伝導性のよい金属板を用いることもできる。
そして、ヒートシンク板12の上面には、樹脂からなる絶縁枠体13aの下面となる窓枠形状の一方の主面が間に、例えば、シリコーン系接着樹脂や、オレフィン系接着樹脂や、ポリイミド系接着樹脂等の耐熱性のある接着樹脂29を介して接合されている。また、高放熱型電子部品収納用パッケージ10aの樹脂からなる絶縁枠体13aの上面となる窓枠形状の他方の主面には、外部接続端子18が間に、例えば、シリコーン系接着樹脂や、オレフィン系接着樹脂や、ポリイミド系接着樹脂等の耐熱性のある接着樹脂29を介して接合されている。そして、この外部接続端子18を含む高放熱型電子部品収納用パッケージ10の表面に露出する全ての金属部分には、Niや、Ni−Co等からなるNiめっき被膜30、更に、この上に第1のAuめっき被膜22、又は第2のAuめっき被膜23が形成されている。
高放熱型電子部品収納用パッケージ10の場合と同様に、高放熱型電子部品収納用パッケージ10aは、外部接続端子18に、ボード24等に半田25で接合するための端子部26を、ワイヤボンドパッド部20以外の部位に有している。また、この高放熱型電子部品収納用パッケージ10aは、高放熱型電子部品収納用パッケージ10aを強固に固定させると共に、電子部品11からの発熱をヒートシンク板12の下面を介して更に放熱を促進させるために金属ブロック27等にヒートシンク板12の下面が半田25で接合されるようになっている。
この高放熱型電子部品収納用パッケージ10aには、半田25で接合する部位である外部接続端子18の端子部26、及びヒートシンク板12の下面のそれぞれに第1のAuめっき被膜22が被覆されている。また、この高放熱型電子部品収納用パッケージ10には、キャビティ部14の底面と、ワイヤボンドパッド部20を含む外表面に露出する金属面に第2のAuめっき被膜23が被覆されている。そして、それぞれのAuめっき被膜の厚さは、第1のAuめっき被膜22の厚さが第2のAuめっき被膜23の厚さより薄く形成されている。この高放熱型電子部品収納用パッケージ10aには、高放熱型電子部品収納用パッケージ10の場合と同様に、キャビティ部14に電子部品11が実装され、蓋体28で気密に封止された後、外部接続端子18の端子部26をボード24等に半田25で接合し、更に、ヒートシンク板12の下面を金属ブロック27に半田25で接合している。
上記の高放熱型電子部品収納用パッケージ10、10aは、第1のAuめっき被膜22の厚さが0を超え、0.1μm以下の薄い厚みであると共に、上記の高放熱型電子部品収納用パッケージ10、10aは、第2のAuめっき被膜23の厚さが0.1μmを超える厚い厚みであるのがよい。第1のAuめっき被膜22は、厚さが0.1μmを超える場合には、半田25中のSnのAuめっき被膜層への固溶が多くなってAuが消失する、所謂、半田25のAu食われによる接合強度の低下や、接合部のクラック等が発生しやすくなり、接合信頼性の低下が発生しやすくなる。これと共に、第2のAuめっき被膜23は、厚さが0.1μm以下の場合には、Au線からなるボンディングワイヤ19を超音波等でAu線を押圧しながら接続させるときのAuめっき被膜層の柔軟性が小さくなり、強固な接合を行うことができなくなり、接続信頼性の低下が発生しやすくなる。
本発明の高放熱型電子部品収納用パッケージは、シリコンや、ガリウム砒素電界効果トランジスタ等の高周波、高出力の半導体素子等の電子部品を実装させて、例えば、RF(Radio Frequency)基地局用等の電子装置とするのに用いることができる。
10、10a:高放熱型電子部品収納用パッケージ、11:電子部品、12:ヒートシンク板、13、13a:絶縁枠体、14:キャビティ部、15、15a:メタライズ膜、16:第1のNiめっき被膜、17:ろう材、18:外部接続端子、19:ボンディングワイヤ、20:ワイヤボンドパッド部、21:第2のNiめっき被膜、22:第1のAuめっき被膜、23:第2のAuめっき被膜、24:ボード、25:半田、26:端子部、27:金属ブロック、28:蓋体、29:接着樹脂、30:Niめっき被膜
Claims (2)
- ヒートシンク板の上面に窓枠形状からなる絶縁枠体を接合して有し、前記ヒートシンク板の上面と前記絶縁枠体の内周側壁面で電子部品を実装するためのキャビティ部が形成され、前記絶縁枠体の上面に前記電子部品とボンディングワイヤを介して電気的に導通状態とするためのワイヤボンドパッド部を設ける外部接続端子を接合して有する高放熱型電子部品収納用パッケージにおいて、
前記外部接続端子に外部と半田で接合するための端子部を前記ワイヤボンドパッド部以外の部位に有し、前記端子部と前記ヒートシンク板の下面のそれぞれに被覆される第1のAuめっき被膜の厚さが、前記キャビティ部の底面と前記ワイヤボンドパッド部を含む外表面に露出する金属面に被覆される第2のAuめっき被膜の厚さより薄いことを特徴とする高放熱型電子部品収納用パッケージ。 - 請求項1記載の高放熱型電子部品収納用パッケージにおいて、前記第1のAuめっき被膜の厚さが0を超え、0.1μm以下であると共に、前記第2のAuめっき被膜の厚さが0.1μmを超えることを特徴とする高放熱型電子部品収納用パッケージ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9673141B2 (en) | 2014-03-05 | 2017-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Mounting member, electronic component, and method for manufacturing module |
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- 2005-09-22 JP JP2005274867A patent/JP2007088190A/ja active Pending
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