JP2007087757A - 導光板、および照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に適用可能な導光板を得る。
【解決手段】 導光板2は、表面11aの反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、表面14aから表面11cに向かう方向に屈曲させて導光部11に入射させる反射領域M1と、外部光を、発光面側の方向に透過させる透過領域M2とを有する表面14aを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入射した光を内部で導光させると共に、導光した光を所定の面から射出する導光板、および、該導光板を備える照明装置に関するものである。
従来より、液晶表示装置が知られている。そして、このような液晶表示装置には、液晶パネルの背後から光を照射するバックライトが用いられている。このバックライトには、直下式とエッジ式とがある。
直下式のバックライトでは、乳白板に対して、背後から蛍光ランプ等の光源により光を照射する。そして、この照射された光を乳白板で均一に拡散することにより、液晶パネルの背後から光を照射する。
一方、エッジ式のバックライトでは、透明のアクリル板を導光体とし、その一端に光源が設けられている。そして、この導光体内部での多重反射を利用し、アクリル板の液晶パネル側の面から、液晶パネルに光を照射する。
図28は、エッジ式のバックライトを備えた液晶表示装置の一断面を示した概略図である。同図に示すとおり、液晶表示装置80は、バックライト81、反射シート82、および液晶パネル83を備えている。また、バックライト81は、エッジライト91、透明のアクリル板92、および光散乱部93を備えている。
なお、以下では、アクリル板92の面であって、エッジライト91からの光が入射する面を、表面92aとする。また、アクリル板92の面であって、液晶パネル83の表示面と平行となる面を、液晶パネル側から順に、表面92b、表面92cとする。さらに、アクリル板92における表面92aと反対側の面を、表面92dとする。
エッジライト91から発せられた光(所定光)は、表面92aを介してアクリル板92に入射する。そして、アクリル板92に入射した光は、表面(92b・92c)(つまり境界面)において全反射を繰り返し、表面92dの方向に導光される。さらに、全反射した光の一部は、表面92cに設けられた光散乱部93により散乱する。そして、この散乱した光のうち、アクリル板92の表面92bにおいて全反射を起こさない光が、表面92bから液晶パネル83方向に射出する。
光散乱部93は、例えば図29に示すとおり、複数の円形状の図形からなるパターンにより構成される。また、上記円形状の図形は、各中心が一定間隔で並んでおり、かつ、表面92aから遠い位置にあるものほど、円の半径が大きく設定されている。言い換えれば、エッジライト91から遠い位置にあるものほど、円の半径が大きく設定されている。これは、以下の理由による。
エッジライト91からアクリル板92に入射した光の光量は、導光されるにしたがって少なくなる。したがって、上記のように、表面91aから遠ざかるにつれて上記円の半径を大きくすることにより、光の散乱量の減少を防ぐことができる。それゆえ、表面92bから均一な光を照射できる。このような理由により、上記のように円の半径を順に変化させている。
反射シート82は、光散乱部93に対応する箇所を除いた表面92cから漏れだした光を、アクリル板92に戻す。これにより、液晶パネルに照射させる光の光量を上げている。
また、非特許文献1には、図30に示すとおり、エッジライトとして、LEDを用いたバックライト100の構成が開示されている。この構成では、LED101からの光を、まず、第1のミラー102で反射させて、第1の導光板103に導いている。さらに、この第1の導光板103から射出された光を、第2のミラー104で反射させ、該反射させた光を液晶パネルに対向して備えられる第2の導光板105に導いている。
日経エレクトロニクス 2004.12.20 P57-P62 日立化成テクニカルレポート No.42(2004-1)
しかしながら、上記従来の直下式のバックライトでは、乳白板内において、エッジ式のバックライトのように光を多重反射させる構成ではない。それゆえ、十分かつ一様な輝度の照明光を得るためには、光源と乳白板との距離を十分に離す必要がある。それゆえ、液晶表示装置の薄型化は難しいという問題点がある。
また、従来のエッジ式のバックライトでは、液晶表示装置の薄型化は図れるものの、導光方向においてアクリル板92の大型化を図る場合(つまり、図30のLの長さを長くする場合)、以下のような問題点を有する。
つまり、大型化を図る前のパターンと同じように円(同図では黒丸)の半径を大きくしていくと、ある位置より表面92d寄りにおいて上記円の形が完全に潰れてしまい、表面92bからは均一に光を射出することができないという問題点を有する。
さらに、バックライト81を、図31に示すように一定方向に複数並べることにより、大型化を図ることも考えられる。しかしながら、この場合、2つのアクリル板の間に、エッジライト91が配されるため、各バックライトの配置を所望の位置に精度よく揃えることは難しい。
また、非特許文献1に記載の構成では、LEDからの光を複数回にわたり反射させる構成であるため、装置自体の薄型化が難しい問題点を有する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に適用可能な導光板と、前記導光板を備えた照明装置とを提供することにある。
本発明に係る導光板は、上記の課題を解決するために、第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射領域と、前記外部光を、前記発光面側の方向に透過させる透過領域とを有する第1面を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1面の反射領域により、発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させることができる。また、上記第1の方向に屈曲して導光部に入射してきた光を、導光部により、発光面から外部に射出することができる。
それゆえ、一度の反射により、導光部に光を導くことができるため、複数回の反射を行わせる構成に比べて、導光板自体を薄型化できる。
また、導光部において上記第1の方向から入射する光を発光面に沿って導光させるため、従来の直下式のバックライトの構成に比べて、外部光を発する光源を、導光板の上記反対面の近くに設置することができる。
さらに、外部光を発光する光源を、導光板のエッジ部に設置する必要がないため、従来のエッジ式のバックライトの構成に比べ、容易に、上記発光面をマトリクス状に組み合わせることができる。このため、容易にバックライト装置の発光面を大きくすることができる。
したがって、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明の導光板では、第1面の透過領域により、外部光を前記発光面側の方向に透過させることができる。それゆえ、第1面における発光面側からも、上記外部光を発光面側に射出することができる。したがって、第1面が反射領域のみで形成されている導光板に比べ、発光面側に均一な光を射出することができるという効果も奏する。
また、本発明に係る導光板は、上記の導光板において、前記透過領域を透過した光を、前記発光面側の方向に散乱する散乱手段を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、散乱手段により、透過領域を介して透過した光を、発光面側の方向に散乱することができる。
したがって、散乱手段を備えない構成に比べて、より均一な光を発光面側から照射可能となる。
また、本発明に係る導光板は、上記の導光板において、前記透過領域を透過した光を反射すると共に、該光を前記発光面側の方向に導光する反射手段を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、反射手段により、透過領域を介して透過した光を反射することができる。さらに、反射手段により、上記透過した光を発光面側の方向に導光することができる。
それゆえ、反射手段を備えない構成に比べて、該透過領域を透過した光であって導光板から射出される光の光路長を長くすることができる。
したがって、外部光を発光する光源が、該外部光を放射状に射出する構成である場合には、反射手段を備えていない構成に比べ、より均一な光を発光面側から照射可能となる。
また、本発明に係る導光板は、上記の導光板において、前記反射手段により反射された光を、前記発光面側の方向に散乱する散乱手段を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、散乱手段により、透過領域を介して透過した光を、発光面側の方向に散乱することができる。
したがって、散乱手段を備えない構成に比べて、より均一な光を発光面側から照射可能となる。
また、本発明に係る導光板は、上記の導光板において、前記第1面は前記透過領域を複数備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1面は、上記透過領域を複数備えている。
したがって、透過領域を1つしか備えていない構成に比べ、より均一な光を発光面側から照射可能となる。
また、本発明に係る導光板は、上記の導光板において、前記導光部は、第1導光部と第2導光部とからなり、前記第1導光部と第2導光部とは、前記第1面を挟んで配され、前記第1面の反射領域は、前記外部光を、前記第1の方向であって、かつ、前記第1導光部の方向となる第1導光部方向と、前記第1の方向であって、かつ、前記第2導光部の方向となる第2導光部方向とに、屈曲させることを特徴としている。
上記の構成によれば、第1面により、発光面の反対面側から入射した外部光を、それぞれ一度の反射により、前記第1導光部方向と第2導光部方向とに屈曲させることができる。
したがって、第1面の両側にある第1導光部および第2導光部から、光を射出することができるという効果を奏する。また、第1導光部と第2導光部との大きさの比率を変えることにより、外部光を発する光源の配置が制限される場合であっても、発光面から光を射出することができる。
また、本発明に係る導光板は、上記の課題を解決するため、第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射面を備え、前記反射面は、少なくとも、前記発光面に対して傾斜した第1反射面と第2反射面とを含み、前記第2反射面は、前記発光面に対する傾斜角度が前記第1反射面より小さく設定されている共に、第1反射面よりも前記発光面の反対面側に備えられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、反射面により、発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させることができる。また、上記第1の方向に屈曲して導光部に入射してきた光を、導光部により、発光面から外部に射出することができる。
それゆえ、一度の反射により、導光部に光を導くことができるため、複数回の反射を行わせる構成に比べて、導光板自体を薄型化できる。
また、導光部において上記第1の方向から入射した光を発光面に沿って導光させるため、従来の直下式のバックライトの構成に比べて、外部光を発する光源を、導光板の上記反対面の近くに設置することができる。
さらに、外部光を発光する光源を、導光板のエッジ部に設置する必要がないため、従来のエッジ式のバックライトの構成に比べ、容易に、上記所定の面をマトリクス状に組み合わせることができる。このため、容易にバックライト装置の発光面を大きくすることができる。
したがって、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明の導光板では、反射面は、第1反射面と第2反射面とを含み、第2反射面は、前記発光面に対する傾斜角度が第1反射面より小さく設定されている。さらに、第2反射面は、第1反射面よりも前記発光面の反対面側に備えられている。
それゆえ、反射面が第1反射面と同じ傾斜角度を有する反射面のみから構成されている導光板に比べて、上記反射面で屈曲させた光が導光部に入射する際の入射面における光の入射位置を、導光部の発光面から遠い位置に設定できる。この結果、上記反射面が第1反射面と同じ傾斜角度を有する反射面のみから構成されている導光板よりも、導光部に入射した後、入射面に近い位置で光を反射させることができる。
したがって、反射面が第1反射面と同じ傾斜角度を有する反射面のみから構成されている導光板よりも、第2反射面寄りから外部へ発光することが可能となる。それゆえ、反射面が第1反射面と同じ傾斜角度を有する反射面のみから構成されている導光板に比べ、より均一な光を射出することができるという効果も奏する。
また、本発明に係る導光板は、上記の導光板において、前記導光部は、第1導光部と第2導光部とからなり、前記第1導光部と第2導光部とは、前記反射面を挟んで配され、前記反射面は、前記外部光を、前記第1の方向であって、かつ、前記第1導光部の方向となる第1導光部方向と、前記第1の方向であって、かつ、前記第2導光部の方向となる第2導光部方向とに、反射させることを特徴としている。
上記の構成によれば、反射面により、発光面の反対面側から入射した外部光を、それぞれ一度の反射により、前記第1導光部方向と第2導光部方向とに屈曲させることができる。
したがって、反射面の両側にある第1導光部および第2導光部から、光を射出することができるという効果を奏する。また、第1導光部と第2導光部との大きさの比率を変えることにより、外部光を発する光源の配置が制限される場合であっても、発光面から光を射出することができる。
また、本発明に係る導光板は、上記の課題を解決するため、第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射面を備えており、前記導光部は、前記反射面で屈曲した外部光を、該導光部に入射させる複数の連続した入射面を備え、前記複数の連続した入射面のうち互いに隣接する2つの入射面が互いになす角度が、90°よりも大きいことを特徴としている。
上記の構成によれば、反射面により、発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させることができる。また、上記第1の方向に屈曲して導光部に入射してきた光を、導光部により、発光面から外部に射出することができる。
それゆえ、一度の反射により、導光部に光を導くことができるため、複数回の反射を行わせる構成に比べて、導光板自体を薄型化できる。
また、導光部において上記第1の方向から入射した光を発光面に沿って導光させるため、従来の直下式のバックライトの構成に比べて、外部光を発する光源を、導光板の上記反対面の近くに設置することができる。
さらに、外部光を発光する光源を、導光板のエッジ部に設置する必要がないため、従来のエッジ式のバックライトの構成に比べ、容易に、上記所定の面をマトリクス状に組み合わせることができる。このため、容易にバックライト装置の発光面を大きくすることができる。
したがって、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板を提供することができるという効果を奏する。
また、導光部は、上記反射面で屈曲した外部光を、該導光部に入射させる複数の連続した入射面を備えている。このため、反射面で屈曲した光を、何れかの入射面を介して、導光部内に入射させることができる。さらに、前記複数の連続した入射面のうち互いに隣接する2つの入射面が互いになす角度が、90°よりも大きく設定されている。このため、隣接する2つの入射面が互いになす角度が90°の構成の導光板に比べ、多くの光量の外部光を、導光部内における、入射面からより離れた位置へ導くことができる。
したがって、発光面から一定量の光量を射出する必要がある場合、隣接する2つの入射面が互いになす角度が90°の構成の導光板に比べ、第1方向に沿った導光部の長さを長くできるという効果も奏する。
また、本発明に係る導光板は、上記の課題を解決するため、第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射面を備え、前記反射面は、連続した複数の平面により構成されており、前記複数の平面のうち互いに隣接する平面の交線は、それぞれ、前記発光面に対して傾斜しており、前記各平面の法線の向きが互いに異なっていることを特徴としている。
上記の構成によれば、反射面により、発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させることができる。また、上記第1の方向に屈曲して導光部に入射してきた光を、導光部により、発光面から外部に射出することができる。
それゆえ、一度の反射により、導光部に光を導くことができるため、複数回の反射を行わせる構成に比べて、導光板自体を薄型化できる。
また、導光部において上記第1の方向から入射した光を発光面に沿って導光させるため、従来の直下式のバックライトの構成に比べて、外部光を発する光源を、導光板の上記反対面の近くに設置することができる。
さらに、外部光を発光する光源を、導光板のエッジ部に設置する必要がないため、従来のエッジ式のバックライトの構成に比べ、容易に、上記所定の面をマトリクス状に組み合わせることができる。このため、容易にバックライト装置の発光面を大きくすることができる。
したがって、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板を提供することができるという効果を奏する。
また、上記反射面は、連続した複数の平面により構成されている。さらに、前記複数の平面のうち互いに隣接する平面の交線は、それぞれ、前記発光面に対して傾斜している。このため、外部光を、何れかの平面で屈曲させた後に、導光部内に入射させることができる。
また、前記各平面の法線の向きが互いに異なっている。そのため、各平面の法線の向きが互いに異なっていない構成の導光板に比べ、前記反射面で屈曲後の光を、より均等な放射状の光として導光部に入射させることができるという効果も奏する。
また、上記導光板の構成を、前記各平面は、或る一点を頂点として互いに共有する三角形の形状を有している構成としてもよい。
また、上記導光板の構成を、前記各平面は、扇型の形状を有しており、さらに、該形状の輪郭を構成する2直線の交点が、各平面にて同じ位置である構成としてもよい。
また、本発明に係る照明装置は、上述した導光板と、前記外部光を発光する発光素子とを備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、上述した、導光板で得られる効果を、照明装置でも奏することができる。
また、本発明に係る照明装置は、上記の照明装置において、前記外部光は、LEDが発する光であることを特徴としている。
上記の構成によれば、外部光は、LEDが発する光である。
したがって、外部光を発する光源として、LEDを用いることができる。
本発明に係る導光板は、以上のように、第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射領域と、前記外部光を、前記発光面側の方向に透過させる透過領域とを有する第1面を備える構成である。
したがって、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板を提供することができるという効果を奏する。また、第1面が反射領域のみで形成されている導光板に比べ、発光面側に均一な光を射出することができるという効果も奏する。
また、本発明に係る導光板は、以上のように、第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射面を備え、前記反射面は、少なくとも、前記発光面に対して傾斜した第1反射面と第2反射面とを含み、前記第2反射面は、前記発光面に対する傾斜角度が前記第1反射面より小さく設定されている共に、第1反射面よりも前記発光面の反対面側に備えられている構成である。
したがって、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板を提供することができるという効果を奏する。また、反射面が第1反射面のみから構成されている導光板に比べ、より均一な光を射出することができるという効果も奏する。
また、本発明に係る導光板は、以上のように、第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射面を備えており、前記導光部は、前記反射面で屈曲した外部光を、該導光部に入射させる複数の連続した入射面を備え、前記複数の連続した入射面のうち互いに隣接する2つの入射面が互いになす角度が、90°よりも大きい構成である。
したがって、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板を提供することができるという効果を奏する。また、発光面から一定量の光量を射出する必要がある場合、隣接する2つの入射面が互いになす角度が90°の構成の導光板に比べ、第1方向に沿った導光部の長さを長くできるという効果も奏する。
また、本発明に係る導光板は、以上のように、第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射面を備え、前記反射面は、連続した複数の平面により構成されており、前記複数の平面のうち互いに隣接する平面の交線は、それぞれ、前記発光面に対して傾斜しており、前記各平面の法線の向きが互いに異なっている構成である。
したがって、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板を提供することができるという効果を奏する。また、各平面の法線の向きが互いに異なっていない構成の導光板に比べ、前記反射面で屈曲後の光を、より均等な放射状の光として導光部に入射させることができるという効果も奏する。
本発明に係る照明装置は、以上のように、上述した導光板と、前記外部光を発光する発光素子とを備える構成である。
したがって、上述した導光板で得られる効果を、照明装置でも奏することができる。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1ないし図12に基づいて説明すると以下の通りである。
図1は、本発明に係るバックライトの概略構成を示した斜視図である。同図に示すとおり、バックライト(照明装置)1は、導光板2とLED部3とを備えている。また、導光板2は、同図に示すとおり、導光部(第1導光部)11、導光部(第2導光部)12、第1部材13、および第2部材14を備えている。また、第1部材13および第2部材14は、導光部11と導光部12とに挟まれている。なお、以下の説明では、説明の便宜上、導光部11と導光部12とが、第1部材13および第2部材14に対し、互いに対称となる形状を有しているとして説明する。
導光部11は、略直方体の形状を有している。また、導光部11は、表面11a〜11fを有している。ここで、表面(発光面)11aは、液晶パネル側の面であり、表面11bは、LED部3側の面である。また、表面11cは、第1部材13に隣接すると共に、外部に露出している面であり、表面11dは、表面11cの反対側の面である。さらに、表面11e・11fは、残りの面であって、図の手前の面を表面11eと、奥の面を11fとしている。
導光部12は、導光部11と同様な位置に、それぞれ、表面12a〜12fを備えている。なお、表面12aが、表面11aと同様に、特許請求の範囲に記載の発光面に該当する。
また、少なくとも、導光部11および導光部12の内部は、光が導光可能な材質、例えば透明なアクリル材またはガラス材で構成される。
第1部材13は、図2に示すとおり、略直方体の形状を有している。また、第1部材13は、表面13a〜13dを備えている。
表面13aは、導光部11の表面11eと導光部12の表面12eと隣接する面であり、表面13bは、導光部11の表面11fと導光部12の表面12fと隣接する面である。また、表面13cは、液晶パネル側の面であり、表面13dは、表面13cの反対側の面である。
さらに、第1部材13には、表面13dの近くに複数の散乱体(散乱手段)13m…が備えられている。なお、この散乱体13m…は、該散乱体に照射された光を散乱させるものであれば、形状や材質等等は特に限定されるものではない。また、散乱体13mの配置も特に限定されるものではない。ただし、表面13cに沿って均一に配されていることが好ましい。
第2部材14は、図3に示すとおり、表面14a〜14hを備えている。表面(第1面)14aは、LED部3側の面であって、かつ、導光部11の表面11cに隣接する面である。また、表面(第1面)14bは、LED部3側の面であって、かつ、導光部12の表面12cに隣接する面である。
また、表面14aと表面14bとは隣接しており、その交線は、導光部11の表面11cおよび導光部12の表面12cに対し、平行となっている。さらに、表面14aと表面14bとは、同じ形状を有している。また、第1部材13の表面13cに垂直な面であって、上記交線を含む面を第1仮想面とした場合、表面14aと表面14bとは、第1仮想面に対して、互いに反対方向にそれぞれ所定の角度(θ)傾斜している。
表面14cは、第1部材13の表面13aと隣接する面であり、表面14dは、第1部材13の表面13bと隣接する面である。また、表面14eは、第1部材13の表面13dと面接触した面であり、表面14aと隣接している。また、表面14fは、第1部材13の表面13dと面接触した面であり、表面14bと隣接している。
表面14gは、表面14eに関して表面14aの反対側にて、表面14eに隣接する面である。また、表面14hは、表面14fに関して表面14bの反対側にて、表面14fに隣接する面である。さらに、表面14gと表面14hは、隣接している。
また、表面14gと表面14hとは隣接しており、その交線は、導光部11の表面11cおよび導光部12の表面12cに対し、平行となっている。さらに、表面14gと表面14hとは、同じ形状を有している。また、該交線は、第1仮想面に含まれている。さらに、表面14gと表面14hとは、第1仮想面に対して、互いに反対方向にそれぞれ所定の角度(θ)傾斜している。
また、表面14aおよび表面14bは、図1および図3に示すとおり、それぞれ、反射領域M1と透過領域M2とを有している。表面14aおよび表面14bで構成される面を第1面と称すると、図1の例では、3つの透過領域M2が、第1面の中央部付近に、並んで設けられている。なお、透過領域M2の数は限定されるものではなく、設けられる位置に関しても、上記の位置に限定されるものではない。
なお、表面14a、表面14b、表面14g、および表面14hのそれぞれが、特許請求の範囲に記載の反射手段に該当する。
第1部材13および第2部材14の内部も、光が導光可能な材質で構成されている。また、第2部材14における表面14a・14bの反射領域M1と表面14g・14hとは、光を反射する材料(例えば、アルミニウム)で構成されている。一方、上記透過領域M2は、光を透過可能な材質で構成される。例えば、第2部材14の内部の材質と同じ材質で構成される。
なお、第2部材14の製造においては、例えばアクリル板を、図3に示す形状に形成し、その後、表面14aおよび表面14bの反射領域M1に相当する箇所に、アルミミウムを蒸着すればよい。また、反射領域M1と透過領域M2とに相当する領域(つまり、表面14aおよび14b)にアルミミウムを蒸着し、その後、透過領域M2に相当する領域のアルミニウムを除去してもよい。
LED部3は、赤色(R)を発光する発光ダイオード(以下、赤色LED)、緑色(G)を発光する発光ダイオード(以下、緑色LED)、および、青色(B)を発光する発光ダイオード(以下、青色LED)の3つの発光ダイオード(LED)で構成されている。この構成により、白色の光(外部光)を発することができる。また、各発光ダイオードは、図4に示すとおり、各発光ダイオードの発光面が、前記第1仮想面上となり、かつ、該第1仮想面が各発光ダイオードの発光面を均等に分割する位置に配されている。なお、各LEDが、特許請求の範囲に記載の発光素子に該当する。
また、導光板2では、導光部11の表面11aと、第1部材13の表面13cと、導光部12の表面12aとにより、1つの平面(以下、液晶側平面と称する)を形成している。さらに、上記液晶側平面は、長方形の形状を有している。なお、以下では、上記液晶側平面において、上記交線に平行な辺の長さをL1と、上記交線に垂直な辺の長さをL2とする。
また、導光部11の表面11bおよび導光部12の表面12bは、光を散乱させるための所定のパターンを有している。このパターンとしては、図29に示したパターンが挙げられる。なお、このパターンは、上記のパターンに限定されず、公知の様々なパターンとすることができる。上記パターンは、表面11cおよび表面12cから遠ざかる程、パターンを構成する図形が大きくなるものであればよい。なお、以下では、上記図形の箇所を、光散乱部と称する。また、表面11bのうち光散乱部を除いた領域を、非散乱領域と称する。
次に、LED部3を発光させた場合における、該光の光路について、図5に基づいて説明する。なお、導光板2は、上記第1仮想面に対して対称な形状であるため、以下では、導光部11側に送られる光の光路について説明する。図5は、図1におけるAA′線矢視断面図である。
まず、LED部3から射出した光であって、第2部材14における表面14aの反射領域M1で反射する光の光路について説明する。
同図に示すとおり、上記第1仮想面に対して所定の角度(φ)でLED部3から射出した光であって、かつ、反射領域M1で反射した光(所定光)は、表面11cを介して、導光部11に入射する。なお、この際、表面11cにより、光は屈折する。そして、導光部11に入射した光は、表面11aおよび表面11bの非散乱領域(つまり境界面)において全反射して、導光部11内を進む。さらに、上記入射した光のうち、表面11bの散乱部に照射された光は、この散乱部により散乱される。そして、この散乱した光のうち、表面11a等において全反射をしない光が、表面11aから射出する。これにより、液晶パネルに光を照射することができる。
なお、LED部3から射出した光のうち、表面14aで反射することなく、直接、表面11cから導光部11に入射するものもある。
図6は、上記φの角度と、表面11cに入射した直後の光(つまり、表面11cで屈折した光)の光路(図3のP1)が上記液晶側平面となす角(以下、第1角度(α)と称する)との関係を示した図である。なお、同図では、上記θの値を45°としている。ここで、導光部11内が、屈折率が1.5のアクリル材で構成されている場合には、上記第1角度が略48°を超えると導光部11の表面11a・11b(境界面)においては、光は全反射を行えない。しかしながら、上記の構成では、図4に示すとおり、φが最大値(ここでは略38°)であっても、導光部11の表面11a・11bにおいて全反射を起こす。
また、上記のように、上記αの値は、上記φの値に応じて変化する。それゆえ、LED部3から射出された光は、異なる位置にある散乱部により散乱する。さらに、表面11cおよび表面12cから遠ざかる程、表面11bに占める散乱部の領域の割合が多くなる。したがって、表面11aから略均一な光を照射することができる。特に、予め計算により最適な散乱部のパターンをシミュレートしておけば、均一な光を照射することができる。
また、上記と同じ理由により、導光部12の表面12aからも均一な光を照射することができる。
また、上記においては、光源として、点光源であるLEDを用いているため、上記L1の値を大きくしすぎると、表面11aおよび表面12aから均一な光を射出することは難しい。一方、導光部11内および導光部12内では光は導光され、かつ、表面11bおよび表面12bが上記のようなパターンを有しているため、上記L2の値は或る程度大きくすることができる。つまり、LED部3を用いるため、表面11aおよび表面12aから均一な光を射出するためには、導光板2における上記液晶側平面を細長い形状とすることが好ましい。
次に、LED部3から射出した光であって、第2部材14における表面14aおよび14bの透過領域M2を通過する光の光路について、図7に基づいて説明する。
つまり、表面14aまたは表面14bに対して照射された外部光には、光路(1)を通り、表面14aで反射して、光路(2)を通り、導光部11に入射する光以外に、表面14aまたは表面14bにて反射しない光(透過領域M2を介して第2部材14に入射する光)がある。この光について説明する。なお、導光板2は、上記第1仮想面に対して対称な形状であるため、以下では、導光部12側に送られる光の光路について説明する。
透過領域M2から入射する光は、例えば光路(3)・(4)を通る。
そして、この透過領域M2にて光が屈折される。ここでは、一例として、屈折率を1.5としている。
この屈折光のうち、或る光は、同図に示す光路(5)を通り、第1部材13の表面13dを介して、第1部材13の明点位置に入射する。そして、この第1部材13に入射した光は、散乱体13mによって散乱する。そして、この散乱した光は、複数の光路を通り、表面13cから液晶パネル側に射出される。なお、このように表面14bおよび表面14hにて反射しない光を、以下では、第1光と称する。
また、上記の屈折光のうち、別の光は、同図に示す光路(6)を通り、表面14hにおいて全反射する。また、この表面14hにて全反射した光は、同図の光路(8)を通り、第1部材13の表面13dを介して、第1部材13の明点位置に入射する。そして、この第1部材13に入射した光は、散乱体13mによって散乱する。そして、この散乱した光は、複数の光路を通り、表面13cから液晶パネル側に射出される。なお、このように表面14hにて反射し、かつ、表面14bにて反射しない光を、以下では第2光と称する。
また、上記の屈折光のうち、さらに別の光は、同図に示す光路(7)を通り、表面14hにおいて全反射する。また、この表面14hにおいて全反射した光は、同図の光路(9)を通り、表面14bにおいて全反射する。そして、この表面14bにおいて全反射した光は、同図の光路(10)を通り、第1部材13の表面13dを介して、第1部材13の明点位置に入射する。そして、この第1部材13に入射した光は、散乱体13mによって散乱する。そして、この散乱した光は、複数の光路を通り、表面13cから液晶パネル側に射出される。なお、このように表面14hおよび14bにて反射する光を第3光と称する。
また、上記においては、透過領域M2を介して第2部材14に入射した光であって、かつ、表面14hにおいて全反射する光を例に挙げて説明したが、透過領域M2を介して第2部材14に入射した光であって、かつ、表面14gにおいて全反射する光も、上述したような光路を通る。
以上のように、導光板2では、透過領域M2を介して第2部材14に入射した光を、散乱体13mで散乱させることができるため、該散乱体13mを備えていない構成に比べて、表面13cから均等に光を液晶パネルに照射することができる。
また、散乱体13mにより散乱された光のうちには、第1部材13の表面13c側に進まずに、第2部材14側に進む光もある。つまり、再度、第2部材14内に戻る光も存在する。しかしながら、このような光の大部分は、第2部材14には、表面14a・14bおよび/または表面14g・14hにより、再度反射させられて、第1部材13の表面13dを介して再度第1部材13に入射することになる。したがって、表面14a・14bと表面14g・14hとを光を反射する構成としておくことにより、透過領域M2から第2部材14に入射した光を効率よく、第1部材13の表面13cから射出することが可能となる。
また、透過領域M2を介して第2部材14に入射した光のなかには、散乱体13mで散乱することなく、表面13cから液晶パネル側に射出するものもある。
なお、図7において矢印Qで示すように、表面11bと表面13dとの距離は4.0mmであり、矢印Iで示すように、第2部材の頂上部70と表面13dとの距離は2.5mmであり、矢印Jで示すように、表面14gと表面14hとの交線と表面13dとの距離は0.7mmであり、矢印Zで示すように、明点位置の範囲は3.0mmである。
なお、同図において、表面14aと表面14bとの交線から表面13dに垂直に下ろした線分を一点鎖線にて示している。図7に示すように、この一点鎖線と表面14bとのなす角(V)は50°であり、一点鎖線と表面14hとのなす角(W)は45°である。但し、上記した距離、および角度は単なる一例にすぎない。
以下、LED部3が発した光であって、かつ、透過領域M2を通過した光の、表面14fにおける到達位置をシミュレーションした結果について説明する。
なお、以下では、図8に示すとおり、LED部3の中心および導光板2の中心を通り、かつ、第1仮想面と垂直となる第1導光板の断面を、第1断面と称する。また、第1断面内において、第1仮想面の法線方向に座標軸Xをとる。さらに、説明の便宜上、第1仮想面にX軸の原点を設定しておく。また、表面12cの方向を正の方向とする。
また、第1部材13の表面13d(詳細には、散乱体13m…が形成された面)と導光部11の表面11bとの距離をL3とする。また、同図に示すとおり、表面14aと表面14bとの交線と、表面13dとの距離をL4と、表面14gと表面14hとの交線と、表面13dとの距離をL5とする。さらに、第1仮想面と表面12c(または表面11c)との距離をL6とする。
また、2つの透過領域M2の面積の合計をSと、表面14aの面積をS1とした場合、Sを、例えば以下の式(1)で示される値とする。
S=S1×S1/(L1×L2) … (1)
ここで、L3=4mm、L4=2.5mm、L5=0.7mm、L6=3mmの場合を、例に挙げて説明する。なお、この場合、θ=50°、θ=45°である。さらに、透過領域M2の一つは、LED部3の真下に位置するものとする。
図9は、上述した第1光、第2光、および第3光が、第1断面内の表面14fの領域に到達した際の、各光の到達位置を上記X座標を用いて示したグラフ(シミュレーション結果)である。より詳細には、図9における計算は、LED部3からの光が、第2部材14の頂上部70(図7参照)の平面から入射した場合の結果である。
なお、同グラフの横軸は、X軸に沿ったLED部3の発光位置を、縦軸は、X軸に沿った上記到達位置を示している。なお、同図は、導光部11・12の屈折率を、1.5とした場合を示している。
同図に示すとおり、−0.3mmの発光位置の光であって、かつ、上記第3光の上記到達位置が、3mm近くの位置となっている。つまり、第3光が、表面14bと表面12cとの交線近くの、表面14fの領域に到達している。また、同グラフから分かるように、第1〜第3光の何れかの光が、少なくとも、第1断面における表面14fの領域に到達していることが分かる。
以上のように、導光板2は、表面14aから表面11cに向かう方向(第1の方向)から入射する光を、表面11a(発光面)に沿って導光させながら、表面11aから外部に射出する導光部11を備えた導光板であって、表面11aの反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて導光部11に入射させる反射領域M1と、上記外部光を、発光面側の方向に透過させる透過領域M2とを有する表面14a(第1面)を備える構成である。
この構成によれば、表面14aの反射領域M1により、表面11aの反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて導光部11に入射させることができる。また、上記第1の方向に屈曲して導光部11に入射してきた光を、導光部11により、表面11aから外部に射出することができる。
それゆえ、一度の反射により、導光部11に光を導くことができるため、複数回の反射を行わせる構成に比べて、導光板2自体を薄型化できる。
また、導光部11において上記第1の方向から入射する光を表面11aに沿って導光させるため、従来の直下式のバックライトの構成に比べて、外部光を発するLED部(光源)3を、導光板2の上記反対面の近くに設置することができる。
さらに、LED部3を、導光板2のエッジ部に設置する必要がないため、従来のエッジ式のバックライトの構成に比べ、容易に、表面11aからなる面(つまり液晶側平面)をマトリクス状に組み合わせることができる。このため、容易に、バックライト1を複数組み合わせた装置(バックライト装置)の発光面を大きくすることができる。
したがって、導光板2は、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板となる。
また、導光板2では、表面14aの透過領域M2により、外部光を表面11a側の方向に透過させることができる。それゆえ、表面14aにおける表面11a側からも、上記外部光を表面11a側に射出することができる。したがって、表面14aが反射領域M1のみで形成されている導光板に比べ、表面11a側に均一な光を射出することができる。
また、導光板2は、表面14bから表面12cに向かう方向(第1の方向)から入射する光を、表面12a(発光面)に沿って導光させながら、表面12aから外部に射出する導光部12を備えた導光板であって、表面12aの反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて導光部12に入射させる反射領域M1と、上記外部光を、発光面側の方向に透過させる透過領域M2とを有する表面14b(第1面)を備える構成である。この場合も、上記と同じ効果が得られる。
また、導光板2は、透過領域M2を介して透過した光を、表面11a側(つまり、表面13c)の方向に散乱する散乱体(散乱手段)13m…を備えている構成である。
この構成によれば、散乱体13m…により、透過領域を介して透過した光を、表面13cの方向に散乱することができる。したがって、散乱体13m…を備えない構成の導光板に比べて、より均一な光を表面11a側から照射可能となる。なお、導光部12側でも同様である。
また、導光板2は、上記透過した光を反射すると共に、該光を表面11a側(つまり、表面13c)の方向に導光する表面(反射手段)14a・14gを備える構成である。
この構成によれば、表面14a・14gにより、透過領域M2を介して透過した光を反射することができる。さらに、表面14a・14gにより、上記透過した光を表面11a側の方向に導光することができる。
それゆえ、このような反射の機能を有する表面14a・14gを備えない導光板の構成に比べて、該透過領域M2を透過した光であって導光板から射出される光の光路長を長くすることができる。したがって、上記のような機能を有する表面14a・14gを備えていない導光板の構成に比べ、より均一な光を発光面側から照射可能となる。なお、導光部12側でも同様である。
また、導光板2においては、表面14aと表面14bとで構成される面(第1面)は、透過領域M2を複数備えている構成である。この構成によれば、透過領域M2を1つしか備えていない構成の導光板に比べ、より均一な光を発光面側から照射可能となる。
また、導光板2は、導光部(第1導光部)11と導光部(第2導光部)12とを備え、
導光部11と導光部11とは、表面14a・14bを挟んで配され、反射領域M1は、外部光を、上記第1の方向であって、かつ、導光部11の方向となる第1導光部方向と、上記第1の方向であって、かつ、導光部12の方向となる第2導光部方向とに、屈曲させる構成である。
この構成によれば、表面14a・14gにより、表面11a・12aの反対面側から入射した外部光を、それぞれ一度の反射により、第1導光部方向と第2導光部方向とに屈曲させることができる。したがって、表面14a・14gの両側にある導光部11および第2導光部12から、光を射出することができる。
また、上記においては、散乱体13mを、第1部材13に設けた構成を例に挙げたが、第2部材14の表面14e・14fの近傍に設けてもよい。
ところで、表面11aおよび表面12aから射出される光量を多くするためには、表面11d、表面11e、表面11f、表面12d、表面12e、および表面12fを、光が散乱または反射する構成としておくことが好ましい。例えば、上記各面を、白色の塗料(薄膜)で構成すればよい。
さらに、表面11bおよび表面12bに対向するように、反射シートを載置する構成とすれば、表面11aおよび表面12aから射出される光量をより多くすることができる。
また、上記の導光板2においては、導光部11および導光部12を直方体形状としたが、これに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、導光部11および導光部12に、それぞれ表面11bおよび11dと表面12bおよび12dとに隣接する、光を反射する反射材または光を散乱する散乱材で構成された面であって、かつ、上記液晶側平面に対して、それぞれ、表面11c側および表面12cに傾斜した傾斜面11gおよび傾斜面12gを設けてもよい。
この場合、導光部11側に関しては、導光板2は、外部光が、前記導光部11の表面11cから入射されるものであって、表面11cの反対側となる導光部11の端部を終端部とすると、終端部が、光を反射する反射材または光を散乱する散乱材が塗布された面であると共に、表面11aに対して、表面11c側に傾斜した傾斜面11gを有している構成と言える。
この構成によれば、傾斜面11gにおいて、終端部まで導光された光を、終端部から外部へ射出することなく、少なくとも導光部11側に反射または散乱させることができる。それゆえ、外部光を効率よく利用することができる。したがって、傾斜面11gを備えない場合に比べ、表面11aから射出される光量を多くすることができる。なお、導光部12側に関しても、上記の導光部11側と同じである。
さらに、図11に示すとおり、導光板2に、第2部材14の表面14cおよび表面14dに沿って、LED部3方向に反射板19を設けることが好ましい。この場合には、例えば、第2部材14の表面14aおよび14bにおける反射領域M1で反射した光であって、該反射板19を設けなければ導光部11の表面11cおよび導光部12の表面12cに入射しないはずの光を、導光部11および導光部12に送ることができる。
それゆえ、LED部3部からの光を、より多く、導光部11および導光部12に送ることができる。このため、液晶パネルにより多くの光を照射することができる。
ところで、上記の導光板2においては、導光部11と導光部12とが同じ形状であるとして説明したが、これに限定されるものでない。導光部11の表面11aと導光部12の表面12aとの面積が異なっていても、表面11bと表面12bとのパターンを変えることにより、表面11aと表面12aとから射出される単位面積あたりの光量を同じにすることもできる。したがって、この場合にも、均一な光を、液晶パネル側に照射することができる。
また、導光部11と導光部12との大きさの比率を変えることにより、LED部3の位置が制限される場合であっても、表面11a・12aから光を射出することができる。
ところで、上記実施の形態では、点光源を用いたため、上記L1の値を小さくする必要があったが、線光源や細長い面光源を上記LED部3の代わりに用いる場合には、上記L1の値を大きくできる。したがって、この構成の場合、導光板の発光面(表面11aおよび表面12a)の面積を大きくすることができる。
また、導光部11および導光部12の形状を、図12に示すような、第2部材14の表面14a・14bを囲むような形状としてもよい。
なお、導光部11、導光部12、および第1部材13は、例えば、一つの透明板(アクリル板等)を加工(切削)し、さらに表面処理等を行うことにより、これら3つの部材を一体的に製造すればよい。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について、図13から図18に基づいて説明すると以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図13は、本発明に係るバックライトの概略構成を示した斜視図である。同図に示すとおり、バックライト(照明装置)1′は、導光板2′とLED部3とを備えている。また、導光板2′は、同図に示すとおり、導光部11、導光部12、および屈曲部15を備えている。また、屈曲部15は、導光部11と導光部12とに挟まれている。つまり、導光板2′は、実施の形態1で示した第1部材13および第2部材14の代わりに、屈曲部15を備える構成である。
屈曲部15は、表面15a〜15gを備えている。表面15aは、液晶パネル側の面である。導光部11の表面11aと、屈曲部15の表面15aと、導光部12の表面12aとにより、1つの平面(以下、液晶側平面と称する)を形成している。また、表面15bは、導光部11の表面11eと導光部12の表面12eと隣接する面であり、表面15cは、導光部11の表面11fと導光部12の表面12fと隣接する面である。
表面(反射面・第1反射面)15dは、LED部3側の面であって、かつ、導光部11の表面11cに隣接する面である。また、表面(反射面・第1反射面)15eは、LED部3側の面であって、かつ、導光部12の表面12cに隣接する面である。さらに、表面15dと表面15eとは、同じ形状を有している。
表面(反射面・第2反射面)15fは、LED部3側の面であって、かつ、表面15dに隣接する面である。また、表面(反射面・第2反射面)15gは、LED部3側の面であって、かつ、表面15eに隣接する面である。また、表面15fと表面15gとは隣接しており、その交線は、導光部11の表面11cおよび導光部12の表面12cに対し、平行となっている。さらに、表面15fと表面15gとは、同じ形状を有している。また、表面15d、表面15e、表面15f、および表面15gは、光を反射する材料(例えば、アルミニウム)で構成されている。
ここで、表面15aに垂直な面であって、上記交線を含む面を第2仮想面とした場合、表面15dと表面15eとは、図14に示すとおり、第2仮想面に対して、互いに反対方向にそれぞれ所定の角度(θ)傾斜している。また、表面15fと表面15gとは、同図に示すとおり、第2仮想面に対して、互いに反対方向に所定の角度(θ)傾斜している。なお、同図は、図12におけるBB′線矢視断面図である。
また、上記のθとθとに関しては、θ<θ<90°といった条件式を満たしている。つまり、表面15gおよび15e(あるいは、表面15dおよび15f)に関し、LED部3側の表面15g(表面15f)の方が、他の表面15e(表面15d)よりも、第2仮想面に対する傾斜がきつくなっている。言い換えれば、LED部3側の表面15g(表面15f)の方が、他の表面15e(表面15d)よりも、表面15aに対する傾斜が緩やかになっている。
以上のように、屈曲部15は、第2仮想面に対して対称な形状を有している。
次に、LED部3を発光させた場合における、該光の光路について、図14に基づいて説明する。なお、導光板2′は、上記第2仮想面に対して対称な形状であるため、以下では、導光部12側に送られる光の光路について説明する。
同図に示すとおり、LED部3から射出した或る光は、同図に示す光路(31)を通り、表面15gで全反射する。そして、表面15gで全反射した光は、同図の光路(32)を通り、表面12cを介して導光部12に入射する。また、LED部3から射出した他の光は、同図に示す光路(41)を通り、表面15gで反射せずに、表面15eで全反射する。このように、導光板2′は、LED部3から射出した光を、異なる傾斜角を有する表面(15g・15e)の何れかにより反射し、該反射後の光を導光部12に導く構成である。
このような構成とすることにより、図15に示すような導光板52の構成に比べて、後述するような有利な効果が得られる。まず、導光板52の構成を説明する。なお、図15は、導光板52の断面図である。
この導光板52は、同図に示すとおり、表面15dと表面15fとの代わりに一つの平面15d′を、表面15eと表面15gとの代わりに一つの平面15e′を備えている。なお、表面15d′と表面15f′とは、同図に示すとおり、第2仮想面に対して、互いに反対方向に所定の角度(θ)傾斜している。つまり、表面15d′および表面15f′は、導光板52の表面15dおよび15eと同じ角度で、第2仮想面に対して傾斜している。
導光板2′では、比較対象となる導光板52に比べて、表面12cにおける、表面12cと表面12bとの交線に近い領域から、LED部3からの光を導光部12に入射させやすくなる。これは、表面15gの第2仮想面に対する傾斜角度が導光板52の表面15e′よりも大きいためである。なお、導光部11側についても同様である。
以下、例を挙げて、上記の効果が実際に得られることを説明する。
図16は、図14と同様、図13におけるBB′線矢視断面図である。同図に示すとおり、表面12bと表面12aとの距離、および、表面15aとLED部3の発光面との距離をL7とする。また、表面15fと表面15gとの交線と、表面15aとの距離をL8とする。また、表面15gと表面15eとの距離をL9とする。また、第2仮想面と、表面12cとの距離をL11とする。さらに、表面12cから導光部12に入射した光が表面12bに到達した際の表面12bの位置を、到達位置とする。
ここで、導光板2′において、L7=5mm、L8=4mm、L9=3.4mm、L10=1mm、L11=3mm、θ3=45°、およびθ4=60°とした場合、LED部3から射出された光の射出角(実施の形態1のφに相当(同図ではφとして表示))と、上記到達位置と第2仮想面との距離(Lx)との関係を、図17に示す。なお、同図は、導光部11・12の屈折率を1.5とした場合を示している。
同図に示すとおり、導光板2′では、Lxが3mmとなる表面12bの位置に、LED部3からの光が到達する。つまり、表面12bにおける表面12c側の端部に、光が到達する。一方、導光板52では、同図に示すとおり、Lxが12.5mmとなる表面12bの位置によりも第2仮想面側の表面12bには、LED部3からの光が到達しない。
このように、導光板2′の方が導光板52よりも、第2仮想面に近い表面12bの位置に光を到達させることができる。このため、導光板2′の方が、導光板52よりも、均一な光を液晶パネル側に照射することができる。
なお、図17において、導光板52に関するφが略37°以上のLxを示す線分と、導光板2′に関するφが40°以上のLxを示す線分とは、LED部3から発せられた光であって、表面15e・15gにて反射せずに、直接導光部12に入射した光に関するものである。
以上のように、導光板2′は、表面15d・15fから表面11cに向かう方向(第1の方向)から入射する光を、表面11a(発光面)に沿って導光させながら、表面11aから外部に射出する導光部11を備えた導光板において、表面11aの反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて導光部11に入射させる反射面(表面15d・15f)を備え、この反射面は、少なくとも、表面11aに対して傾斜した表面(第1反射面)15dと表面(第2反射面)15fとを含み、表面15fは、表面11a・表面15aに対する傾斜角度が表面15dより小さく設定されている共に、表面15dよりも表面11a・表面15aの反対面側に備えられている構成である。
この構成によれば、実施の形態1の導光板2と同様に、導光板2′は、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板として用いることができる。
また、導光板2′では、表面15fは、表面11aに対する傾斜角度が表面15dより小さく設定されている。さらに、表面15fは、表面15d面よりも表面11aの反対面側に備えられている。
それゆえ、反射面が表面15dと同じ傾斜角度を有する反射面15d′のみから構成されている導光板52に比べて、上記反射面で屈曲させた光が導光部11に入射する際の入射面における光の入射位置を、導光部11の発光面から遠い位置(つまり、表面11cと表面11bとの交線寄り)に設定できる。この結果、導光板52よりも、導光部11に入射した後、表面(入射面)11cに近い位置で光を反射させることができる。
したがって、導光板2′では、導光板52よりも、表面15f・表面15d・表面11c寄りから外部へ発光することが可能となる。それゆえ、導光板52に比べ、より均一な光を射出することができる。
また、導光板2′は、表面15e・15gから表面12cに向かう方向(第1の方向)から入射する光を、表面12a(発光面)に沿って導光させながら、表面12aから外部に射出する導光部12を備えた導光板において、表面12aの反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて導光部12に入射させる反射面(表面15e・15g)を備え、この反射面は、少なくとも、表面12aに対して傾斜した表面(第1反射面)15eと表面(第2反射面)15gとを含み、表面15gは、表面12a・表面15aに対する傾斜角度が表面15eより小さく設定されている共に、表面15eよりも表面12a・表面15aの反対面側に備えられている構成でもある。この場合も、上記と同じ効果が得られる。
ところで、上記の実施形態においては、第2仮想面の一方側に、屈曲部15がLED部3からの光を反射する2つの表面(例えば、表面15g・15e)を備えた構成を例に挙げたが、これに限定されるものではない。第2仮想面の一方側に、3つ以上の表面を備えた構成としてもよい。
また、屈曲部15は対称な形状として説明したが、これに限定されるものではない。
さらに、屈曲部15による光の影が生じることを防ぐため、表面15d、表面15e、表面15f、および表面15gのうち少なくとも1つの表面を、光を少し透過する材料(例えば、白色の塗料)で構成してもよい。あるいは、これらの表面15d〜15gが光を完全に遮断する反射材(例えば、アルミニウム)の場合には、例えば、実施の形態1のよう屈曲部15に少なくとも透過領域M2を設け、屈曲部15の内部へ光を漏らす構造を有する構成とすることが好ましい。
また、導光部11および導光部12の形状を、図18に示すような、屈曲部15の表面15d〜15gを囲むような形状としてもよい。なお、同図では、説明の便宜上、導光部11に対応する導光部を導光部11′として記載し、導光部12に対応する導光部を導光部12′として記載している。また、表面11a〜表面11fに対応する各表面を、それぞれ、表面11a′〜表面11f′として記載している。
また、表面11c′と表面15d・15fとに隣接する表面を、表面11sと表面11tとする。なお、この表面11sと表面11tとは、屈曲部15を挟んだ状態で互いに対向している面である。
この場合は、同図に示す導光部11′の表面11sおよび表面11tからも、LED部3からの光が導光部11内に入射することになる。
なお、上記実施の形態においては、導光部11側を例に挙げると、LED部から発せられた外部光が、2つの表面15d・15fのうち何れかの表面で屈曲させる構成を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は、このような2つの表面を備える構成に限定されるものではなく、表面の数は3つ以上であってもよい。この場合には、導光板は、少なくとも、外部光を屈曲させる表面(つまり上記反射面)が表面11aに対して傾斜した第1〜第n反射面(nは3以上の自然数)を含み、第n反射面は、表面11aに対する傾斜角度が第1反射面より小さく設定されている共に、第1反射面よりも表面11aの反対面側に備えられている構成であればよい。なお、これらの事項は、導光部22側でも同様である。
また、導光板内の或る部分に所定の量の光を導光させたい場合には、上記導光板の寸法を適宜設定することにより、上記光の導光を実現すればよい。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施形態について、図19から図27に基づいて説明すると以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上記の実施の形態1および2の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図19(a)は、本発明に係るバックライトを構成する導光板2″の上面図である。また、図19(b)は、図19(a)におけるCC′線矢視断面図である。導光板2″は、図19(a)(b)に示すとおり、導光部21、導光部22、および屈曲部25を備えている。また、屈曲部25は、導光部21と導光部22とに挟まれている。なお、以下では、説明の便宜上、導光部21と導光部22とは、互いに対称となる形状を有し、互いに同一の機能を有しているものとする。
導光部21は、表面21a、21b、21c〜21c、21d、21e、および21fを備えている。ここで、表面21a、21b、21d、21e、および21fは、それぞれ、実施の形態2の表面11a、11b、11d、11e、および11fと同様な構成および機能を有している(図13および図18参照)。また、本実施の形態に係る導光板2″では、実施の形態2の導光部11の表面11cの代わりに、上記複数の表面21c〜21cが備えられている。
導光部22は、導光部21と同様な位置に、それぞれ、表面22a、22b、22c〜22c、22d、22e、および22fを備えている。表面21c〜21c、表面22c〜22cが、特許請求の範囲に記載の入射面に該当する。
なお、表面21aおよび表面22aが、特許請求の範囲に記載の発光面に該当する。
屈曲部25は、図19(a)(b)に示すとおり、表面25a〜25cを備えている。表面25aは、液晶パネル側の面である。導光部21の表面21aと、屈曲部25の表面25aと、導光部22の表面22aとにより、1つの平面(以下、液晶側平面と称する)を形成している。表面(反射面)25bは、LED部3側の面であって、かつ、導光部21の表面21c〜21cに隣接する面である。また、表面(反射面)25cは、LED部3側の面であって、かつ、導光部22の表面22c〜22cに隣接する面である。さらに、表面25bと表面25cとは、同じ形状を有している。また、表面25bおよび表面25cは、光を反射する材料(例えば、アルミニウム)で構成されている。
ここで、表面25aに垂直な面であって、表面25bと表面25cとの交線を含む面を第3仮想面とした場合、表面25bと表面25cとは、第3仮想面に対して、互いに反対方向に同角度傾斜している。
また、導光板2″においては、表面21c〜21cおよび表面22c〜22cに関し、隣接する表面同士がなす角度が、90°よりも大きく設定されている。
次に、LED部3を発光させた場合における、該光の光路について、図20に基づいて説明する。説明する。なお、導光板2″は、上記第3仮想面に対して対称な形状であるため、以下では、導光部22側に送られる光の光路について説明する。
同図に示すとおり、LED部3から射出した或る光は、同図に示す光路(51)を通り、表面25cで全反射する。そして、表面25cで全反射した光は、同図の光路(52)を通り、表面22cを介して導光部22に入射する。また、LED部3から射出した他の光は、同図に示す光路(61)を通り、表面25cで全反射する。そして、表面25cで全反射した光は、同図の光路(62)を通り、表面22cを介して導光部22に入射する。
このように、導光板2″は、LED部3から射出した光を、同一の反射面にて一度反射させた後、異なる表面(表面22cまたは表面22c)を介して、導光部22に入射させる構成である。
このような構成とすることにより、屈曲部25の代わりに、図21(a)(b)に示すような屈曲部65を備える導光板62の構成に比べて、後述するような有利な効果が得られる。まず、導光板62の構成を説明する。
図21(a)は、導光板62の上面図である。この導光板62は、屈曲部の構成が異なる点を除き、図18で示した導光板と同様の構成を有している。以下、異なる構成である屈曲部65について説明する。
屈曲部65は、図21(a)(b)に示すとおり、表面65a〜65cを備えている。表面65aは、液晶パネル側の面である。また、表面65bは、LED部3側の面であって、かつ、導光部11′の表面11c′・11s・11tに隣接する面である。また、表面13eは、LED部3側の面であって、かつ、導光部12′の表面12c′・12s・12tに隣接する面である。
また、表面65bと表面65cとは隣接しており、その交線は、導光部11′の表面11c′および導光部12′の表面12c′に対し、平行となっている。さらに、表面65bと表面65cとは、同じ形状を有している。また、表面65aに垂直な面であって、上記交線を通る面を第4仮想面とした場合、表面65bと表面65cとは、第4仮想面に対して、反対方向にそれぞれ所定の角度傾斜している。
さらに、表面11c′と表面11s・11tとのなす角度は、それぞれ、90°となっている。また、表面12c′と表面12s・12tとのなす角度は、それぞれ、90°となっている。
以下、例を挙げて、上記の効果が実際に得られることを説明する。
図22(a)は、導光板2″の上面図であって、屈曲部25の表面25aの中心を原点として、表面21c〜21c、および表面22c〜22cを構成する辺であって、表面25aに垂直となる辺の座標を示した図である。また、図22(b)は、図22(a)におけるEE′線矢視断面図である。
図22(a)に示すとおり、表面22cと表面22cとの交線(辺)の座標は、(x,y)=(2.1,3)である。また、表面22cと表面21cとの交線の座標は、(x,y)=(0,4)である。さらに、表面22cと表面22cとの交線の座標は、(x,y)=(3,0)である。また、表面22cと表面22cとの交線(辺)の座標は、(x,y)=(2.1,−3)である。また、表面22cと表面22cとの交線の座標は、(x,y)=(0,−4)である。なお、座標の単位は、何れもmmである。
また、図22(b)に示すとおり、表面25aと、表面25bと表面25cとの交線との距離は、3.7mmである。また、表面25aとLED部3の発光面との距離、および表面25aと表面22bとの距離は共に5mmである。
図23(a)は、導光板62の上面図であって、屈曲部65の表面65aの中心を原点として、表面12s、表面12t、表面12c′を構成する辺であって、表面65aに垂直となる辺の座標を示した図である。また、図23(b)は、図23(a)におけるFF′線矢視断面図である。
図23(a)に示すとおり、表面12sと表面12c′との交線(辺)の座標は、(x,y)=(3,4)である。また、表面12sと表面11sとの交線の座標は、(x,y)=(0,4)である。さらに、表面12tと表面12c′との交線の座標は、(x,y)=(3,−4)である。また、表面12tと表面11tとの交線の座標は、(x,y)=(0,−4)である。
また、図23(b)に示すとおり、表面65aと、表面65bと表面65cとの交線との距離は、3.7mmである。また、表面65aとLED部3の発光面との距離、および表面65aと表面12b′との距離は共に5mmである。
ここで、導光板2″に関し、LED部3から射出された、表面25cに到達するまでの或る光の光路を含む平面であって、かつ、表面25aに垂直な平面を、第5仮想面とする。さらに、x軸を含む平面であって、かつ、表面25aに垂直な平面を、第6仮想面とする。さらに、第5仮想面と第6仮想面とがなす角度を、β(変数)とする。
また、表面25cにて反射した上記或る光が、表面22cまたは表面22cから導光部22に入射する場合、上記反射した光の光路を含む平面であって、かつ、表面25aに垂直な平面を第7仮想面とする。さらに、上記第7仮想面と第6仮想面とがなす角度を、γ(変数)とする。
さらに、導光部62に関しても、上記と同様に、βおよびγを定義する。
図24は、以上のような寸法を有する導光板2″および導光板62に関し、それぞれに、βとγとの関係を示したグラフである。なお、同図は、導光部21・22の屈折率を1.5とした場合を示している。同図に示されているように、βが概ね47°を超えた当たりから、導光板2″の方が導光板62よりも、γの値が小さくなっている。したがって、導光板2″の方が導光板62よりも、多くの光量の光を、x軸の方向に導光することができる。
また、導光板2″の表面21c〜21cおよび表面22c〜22cの寸法および/配置を適宜設定することにより、導光板2″の導光部(21・22)のどの部分にどれだけの光量の光を導くかを設定することができる。
以上のように、導光板2″は、表面25bから表面21c〜21cの方向(第1の方向)から入射する光を、表面(発光面)21aに沿って導光させながら、表面21aから外部に射出する導光部21を備えた導光板であって、表面21aの反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて導光部21に入射させる表面(反射面)25bを備えており、導光部21は、表面25bで屈曲した外部光を、導光部21に入射させる表面(複数の連続した入射面)21c〜21cを備え、表面21c〜21cのうち互いに隣接する2つの表面が互いになす角度が、90°よりも大きい構成である。
この構成によれば、実施の形態1の導光板2および実施の形態2の導光板2′と同様に、導光板2″を、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板として用いることができる。
また、導光部21は、表面25bで屈曲した外部光を、導光部21に入射させる表面21c〜21cを備えている。このため、表面25bで屈曲した光を、表面21c〜21cのうち何れかの表面を介して、導光部21内に入射させることができる。さらに、この導光板2″では、表面21c〜21cのうち互いに隣接する2つの表面が互いになす角度が、90°よりも大きく設定されている。このため、隣接する2つの表面が互いになす角度が90°の構成の導光板に比べ、多くの光量の外部光を、導光部21内における、表面21c〜21cからより離れた位置(より表面21d側の位置)へ導くことができる。
したがって、表面21aから一定量の光量を射出する必要がある場合、隣接する2つの表面(入射面)が互いになす角度が90°の構成の導光板に比べ、上記第1方向に沿った導光部21の長さを長くできるという効果も奏する。
また、導光板2″は、表面25cから表面22c〜22cの方向(第1の方向)から入射する光を、表面(発光面)22aに沿って導光させながら、表面22aから外部に射出する導光部22を備えた導光板であって、表面22aの反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて導光部22に入射させる表面(反射面)25cを備えており、導光部22は、表面25cで屈曲した外部光を、導光部22に入射させる表面(複数の連続した入射面)22c〜22cを備え、表面22c〜22cのうち互いに隣接する2つの表面が互いになす角度が、90°よりも大きい構成である。この場合も、上記と同じ効果が得られる。
なお、上記実施の形態においては、表面25bで屈曲した光が4つの表面21c〜21cの何れかの表面から入射する構成を例に挙げた。しかしながら、本発明は、このような4つの表面を備える構成に限定されるものではなく、このような機能を有する表面の数は2つ以上であれば、特に限定されるものではない。導光部22側でも同様である。
また、導光板2″の構成を、図25に示すような構成としてもよい。図25に示す導光板は、導光板2″の表面25bおよび表面25cを、それぞれに、4つの平面(反射面)で構成した場合を示している。さらに、各平面は、或る一点を頂点として互いに共有する三角形の形状を有している。なお、本発明は、このような4つの平面に限定されず、表面25bおよび表面25cが、それぞれ、2つ以上の平面で構成されたものであればよい。なお、同図では、これらの平面を有する屈曲部を、屈曲部25′として示している。
また、導光板2″の構成を、図26に示すような構成としてもよい。図26に示す導光板は、屈曲後の入射面として機能する、表面21c〜cおよび表面22c〜cの代わりに、曲面(図の例では、リング状の曲面)を有している。さらに、同図に示す導光板は、導光板2″の表面25bおよび表面25cを、それぞれに、2つの平面(反射面)で構成した場合を示している。さらに、各平面は、或る一点を頂点として互いに共有する扇形の形状を有している。なお、本発明は、このような2つの平面に限定されず、表面25bおよび表面25cが、それぞれ、2つ以上の平面で構成されたものであればよい。なお、同図では、これらの平面を有する屈曲部を、屈曲部26として示している。
以上のように、図25および図26に示す導光板は、第1の方向から入射する光を、発光面(例えば、図25の場合、表面21a)に沿って導光させながら、発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板であって、発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、上記第1の方向に屈曲させて上記導光部に入射させる反射面を備え、この反射面は、連続した複数の平面により構成されており、複数の平面のうち互いに隣接する平面の交線は、それぞれ発光面に対して傾斜しており、各平面の法線の向きが互いに異なっている構成であるといえる。
このような構成によっても、実施の形態1の導光板2、実施の形態2の導光板2′、および導光板2″と同様に、上記導光板を、バックライト装置の薄型化、およびバックライト装置の発光面の大型化に好適な導光板として用いることができる。
また、上記反射面は、連続した複数の平面により構成されている。さらに、複数の平面のうち互いに隣接する平面の交線は、それぞれ、発光面に対して傾斜している。このため、外部光を、何れかの平面で屈曲させた後に、導光部内に入射させることができる。また、各平面の法線の向きが互いに異なっている。そのため、各平面の法線の向きが互いに異なっていない構成の導光板に比べ、図25および図26に示す導光板では、前記反射面で屈曲後の光を、より均等な放射状の光として導光部に入射させることができる。
また、導光板2″を、図27(a)(b)に示す構成としてもよい。なお、図27(b)は、図27(a)におけるGG′線矢視断面図である。この図27(a)(b)に示す導光板は、図26に示す導光板に比べ、屈曲部の形状が異なっている。つまり、図27(a)(b)に示す導光板は、LED部からの光を屈曲する表面(反射面)が、少なくとも円錐の曲面部の領域を含んだ形状を有している。このような構成によっても、図25および図26に示した導光板と同様の効果を得ることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
パーソナルコンピュータ等のディスプレイ装置、液晶テレビ、および、室内に配置される照明装置等にも適用できる。
本実施の形態に係る導光板の斜視図である。 図1の導光板の構成部材である第1部材の斜視図である。 図1の導光板の構成部材である第2部材の斜視図である。 LEDの配置を示した図である。 図1の導光板のAA′線矢視断面図である。 LEDからの光の放射角度(φ)と、導光部の表面に入射した直後の光の光路が導光部の液晶側平面となす角(α)と、の関係を示したグラフである。 図1の導光板のAA′線矢視断面図であって、第2部材の透過領域を介して第2部材に入射した光の光路を示した図である。 図1の導光板のAA′線矢視断面図であり、該導光板の大きさや形状を説明するための図である。 LEDから発せられた第1光、第2光、および第3光が、第1部材の底面の領域に到達した際の、各光の到達位置を上記X座標を用いて示したグラフである。 他の実施の形態に係る導光板の斜視図である。 反射板を備えた構成の導光板の要部を拡大した要部拡大図である。 上記導光板を構成する導光部の形状を変更した場合の、該導光部を含む上記導光板の要部を拡大した要部拡大図である。 さらに他の実施の形態に係る導光板の斜視図である。 図13の導光板のBB′線矢視断面図であって、該導光板における光の光路を示した図である。 図13の導光板と比較対象となる導光板の断面図である。 図13の導光板のBB′線矢視断面図であって、該導光板の大きさや形状を説明するための図である。 LEDから射出された光の射出角と、到達位置と第2仮想面との距離Lxとの関係を示したグラフである。 さらに他の実施の形態に係る導光板の斜視図である。 (a)は、さらに他の実施の形態に係る導光板の上面図であって、(b)は、(a)におけるCC′線矢視断面図 図19(a)(b)で示した導光板を用いた際の光の光路を示した図である。 図18の導光板と比較対象となる導光板の断面図である。 (a)は、図19(a)(b)で示した導光板の要部拡大図であり、(b)は、(a)におけるEE′線矢視断面図である。 (a)は、図21(a)(b)で示した導光板の要部拡大図であり、(b)は、(a)におけるFF′線矢視断面図である。 図18の導光板と図21の導光板とをそれぞれ用いた場合における、LEDから発せられた光の方向と、該光が導光板内に入射する際の光の方向との関係を、角度を用いて示したグラフである。 さらに他の実施の形態に係る導光板の上面図である。 さらに他の実施の形態に係る導光板の上面図である。 (a)は、さらに他の実施の形態に係る導光板の上面図であり、(b)は、(a)におけるGG′線矢視断面図である。 従来の液晶表示装置の断面を示した断面図である。 上記液晶表示装置における導光板上の拡散部のパターンの一部を拡大して示した図である。 従来の他のバックライトの断面を示した断面図である。 従来のエッジ式のバックライトを並列に配した場合の断面を示した断面図である。
符号の説明
1・1′ バックライト(照明装置)
2・2′・2″ 導光板
3 LED部(発光素子)
11 導光部(第1導光部)
11a 表面(発光面)
12 導光部(第2導光部)
12a 表面(発光面)
13 第1部材
13m 散乱体(散乱手段)
14 第2部材
14a 表面(第1面・反射手段)
14b 表面(第1面・反射手段)
14g 表面(反射手段)
14h 表面(反射手段)
15 屈曲部
15d 表面(反射面・第1反射面)
15e 表面(反射面・第1反射面)
15f 表面(反射面・第2反射面)
15g 表面(反射面・第2反射面)
21 導光部
21a 表面(発光面)
21c〜21c 表面(入射面)
22 導光部
22a 表面(発光面)
22c〜22c 表面(入射面)
25 屈曲部
25a 表面
25b 表面(反射面)
25c 表面(反射面)
M1 反射領域
M2 透過領域

Claims (14)

  1. 第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、
    前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射領域と、前記外部光を、前記発光面側の方向に透過させる透過領域とを有する第1面を備えることを特徴とする導光板。
  2. 前記透過領域を透過した光を、前記発光面側の方向に散乱する散乱手段を備えることを特徴とする請求項1記載の導光板。
  3. 前記透過領域を透過した光を反射すると共に、該光を前記発光面側の方向に導光する反射手段を備えることを特徴とする請求項1記載の導光板。
  4. 前記反射手段により反射された光を、前記発光面側の方向に散乱する散乱手段を備えることを特徴とする請求項3記載の導光板。
  5. 前記第1面は前記透過領域を複数備えていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の導光板。
  6. 前記導光部は、第1導光部と第2導光部とからなり、
    前記第1導光部と第2導光部とは、前記第1面を挟んで配され、
    前記第1面の反射領域は、前記外部光を、前記第1の方向であって、かつ、前記第1導光部の方向となる第1導光部方向と、前記第1の方向であって、かつ、前記第2導光部の方向となる第2導光部方向とに、屈曲させることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の導光板。
  7. 第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、
    前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射面を備え、
    前記反射面は、少なくとも、前記発光面に対して傾斜した第1反射面と第2反射面とを含み、
    前記第2反射面は、前記発光面に対する傾斜角度が前記第1反射面より小さく設定されている共に、第1反射面よりも前記発光面の反対面側に備えられていることを特徴とする導光板。
  8. 前記導光部は、第1導光部と第2導光部とからなり、
    前記第1導光部と第2導光部とは、前記反射面を挟んで配され、
    前記反射面は、前記外部光を、前記第1の方向であって、かつ、前記第1導光部の方向となる第1導光部方向と、前記第1の方向であって、かつ、前記第2導光部の方向となる第2導光部方向とに、反射させることを特徴とする請求項7記載の導光板。
  9. 第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、
    前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射面を備えており、
    前記導光部は、前記反射面で屈曲した外部光を、該導光部に入射させる複数の連続した入射面を備え、
    前記複数の連続した入射面のうち互いに隣接する2つの入射面が互いになす角度が、90°よりも大きいことを特徴とする導光板。
  10. 第1の方向から入射する光を、発光面に沿って導光させながら、前記発光面から外部に射出する導光部を備えた導光板において、
    前記発光面の反対面側から入射した外部光を、一度の反射により、前記第1の方向に屈曲させて前記導光部に入射させる反射面を備え、
    前記反射面は、連続した複数の平面により構成されており、
    前記複数の平面のうち互いに隣接する平面の交線は、それぞれ、前記発光面に対して傾斜しており、
    前記各平面の法線の向きが互いに異なっていることを特徴とする導光板。
  11. 前記各平面は、或る一点を頂点として互いに共有する三角形の形状を有していることを特徴とする請求項10記載の導光板。
  12. 前記各平面は、扇型の形状を有しており、
    さらに、該形状の輪郭を構成する2直線の交点が、各平面にて同じ位置であることを特徴とする請求項10記載の導光板。
  13. 請求項1から12の何れか1項に記載の導光板と、
    前記外部光を発光する発光素子とを備えることを特徴とする照明装置。
  14. 前記外部光は、LEDが発する光であることを特徴とする請求項13記載の照明装置。
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