JP2007087679A - 接続部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に、従来に比べて制振性を向上させた接続部材を提供することを目的としている。
【解決手段】 接続部材10は弾性接点12と基台11とから構成される。前記基台11は基板13とシート部材14と固定接点15等を有して構成される。前記基板13、シート部材14及び固定接点15の少なくともいずれかが制振合金を有して形成されている。これにより、前記接続部材10に振動が伝わっても、前記振動を前記基台11にて適切に吸収でき、瞬断や前記接続部材10の外れ等を適切に防止できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、基台と前記基台に設けられた弾性接点とから成る接続部材に係り、特に、制振性に優れる接続部材に関する。
下記特許文献1には、スパイラルコンタクタ等に関する発明が開示されている。前記スパイラルコンタクタは、薄膜技術を用いて形成された微細な弾性接点であり、接圧が小さい等のために、今後、小型電子部品の接点として使用が拡大するものと期待される。
特開2002−175859号公報
ところで、前記スパイラルコンタクタは、例えば携帯電話等の携帯機器に搭載される小型電子部品の接点として用いることが可能である。
携帯機器では、振動に強い構造であることが重要であり、振動によって前記スパイラルコンタクタと電子部品間で瞬断が発生したり、あるいは、前記スパイラルコンタクタを有して成る接続部材が筐体の取り付け位置から外れてしまう等といった不具合を適切に防止しなければならないが、特許文献1では、特に振動対策について何ら開示されていない。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、従来に比べて制振性を向上させた接続部材を提供することを目的としている。
本発明における接続部材は、
基台と、前記基台に設けられた弾性接点とで構成され、前記弾性接点は、前記基台に固定される固定部と、外部接続端子との接触により弾性変形する弾性腕とを、有し、
前記基台及び/又は前記弾性接点の少なくとも一部は、制振合金を有して形成されていることを特徴とするものである。
このように前記基台及び/又は前記弾性性接点に制振合金を用いることで、前記接続部材の制振性を向上させることができ、したがって振動を適切に吸収できる(減衰できる)接続部材となる。よって本発明の接続部材であれば、瞬断が生じたり、あるいは筐体内での取付位置から外れたりする等の不具合を従来に比べて適切に回避できる。
また本発明では、前記基台は、前記弾性接点の固定部を固定支持するための支持部材と、前記支持部材が接合される基板とを有して構成され、前記基板、及び/又は前記支持部材が、前記制振合金を有して形成されていることが好ましい。
これによって、効果的に前記接続部材の制振性を向上させることができ、したがって振動によっても瞬断や接続部材の外れ等の不具合を適切に防止できる。
また本発明では、前記弾性腕の前記外部接続端子との接触面を除く領域に、制振合金を有して成る制振合金層が形成されていることが好ましい。前記制振合金の比抵抗は、例えば銅等に比べて高いために、前記外部接続端子と接触する面には前記制振合金を使用せず、それ以外の領域に前記制振合金を用いることで、前記弾性接点の制振性を適切に向上させることが出来るとともに、前記外部接続端子との導通性も良好に保つことが出来る。例えば、前記制振合金層は、前記弾性腕の前記基台に向く面に形成されていることが好ましい。
また、本発明では、前記制振合金は、双晶型であることが好ましい。これにより適切に制振性を向上させることが出来る。
本発明では、基台及び/又は弾性接点に制振合金を用いることで、接続部材の制振性を向上させることができ、したがって振動を適切に吸収できる(減衰できる)接続部材となる。よって本発明の接続部材であれば、瞬断が生じたり、あるいは筐体内での取付位置から外れたりする等の不具合を従来に比べて適切に回避できる。
図1、図2は本発明の実施の形態としての接続部材を示す外観斜視図であり、前記接続部材を一方向から見た場合、図2は前記接続部材を逆方向から見た場合、図3は接続部材の使用例を示すとともに図1のA−A線における断面図である。各図に示すX1―X2方向、Y1―Y2方向、及びZ1―Z2方向の各方向は、残り2つの方向に対し直交した関係を有している。
図1,図2に示すように、接続部材10は図示Y1およびY2方向に向かって直線的に延びたバー形状をしている。前記接続部材10は基台11と、弾性接点12とで構成される。なおこの明細書において「基台」とは、前記弾性接点12を除く全ての部分を指している。
前記基台11は、基板13と、前記基板13の上面13aから下面13bにかけて貼り付けられたシート部材(支持部材)14と、前記基板13の下面13bに前記シート部材14を介して接合された固定接点15と、を有して構成される。前記固定接点15は、球状接触子(BGA)や平面接触子(LGA)などである。前記固定接点15の形状は特に問わない。
図1、図2に示すように、前記基板13がバー形状で形成されており、少なくとも幅(X)方向の一方の側面には円弧状の湾曲面13cが形成されている。
前記弾性接点12及び固定接点15はいずれも、前記シート部材14の表面に接合されている。
図1〜図3に示すように、前記基板13の上面13aに設けられた弾性接点12と、前記基板13の下面13bに設けられた固定接点15は、前記シート部材14の表面に形成された導通部16によって導通接続されている。
本実施の形態に示す前記弾性接点12は、例えば螺旋形状または渦巻き形状をしたスパイラル接触子である。前記弾性接点12は、固定部12aと、前記固定部12aから延出形成された弾性腕12bとを有して構成される。図3に示すように前記弾性腕12bは、巻き始端12b1から巻き終端12b2にかけて螺旋状に形成されるとともに、徐々に図示Z1方向に突出しており、全体として山型形状または凸形状をしている。前記弾性接点12は、前記弾性腕12bが前記巻き始端21b1側を支点として前記図示Z1方向に弾性変形可能な状態で前記固定部12aに対し片持ち支持されている。このため、前記弾性腕12bは全体として図示Z1およびZ2方向に弾性変形可能な状態にある。
前記弾性接点12を構成する固定部12aは前記シート部材14の表面に導電性接着剤等を介して接合されている。
上記実施の形態に示す接続部材10は、電子部品の電極との電気的な接続を確保するものとして、例えば機器本体側に設けられた外部接続端子と、この機器本体に着脱自在な状態にあるメモリーカードの表面に露出形成された外部接続端子とを接続するため接点電極として、あるいは複数の接続部材10を並べて配置することにより、ICパッケージの底面に配置されたBGAやLGAなどの外部接続端子と接続するため接点電極として利用することができる。
図3に示す使用例では、前記接続部材10が、例えば携帯電話機などの機器本体30に設けられた装填部31内に装填されている。前記装填部31の底面31aには、前記複数の固定接点15,15に対向する複数の外部接続端子(電極)33,33が設けられており、前記接続部材10の固定接点15,15と前記装填部31の外部接続端子33,33とが半田または導電性接着剤などの接合材36を介して導通状態で固定されている。
前記装填部31の上方は例えば小型のメモリカードなどの電子部品40の収納領域とされている。図3に示すように、電子部品40は、その外部接続端子(電極)41,41を下向きにした状態で装着される。そして、図示しない蓋体が閉じられると、前記電子部品40は図示Z2方向に所定の加圧力Fで加圧され、前記接続部材10の弾性接点12を構成する弾性腕12bは前記電子部品40の外部接続端子41,41に当接するとともに、収縮する方向に弾性変形させられ、前記電子部品40の外部接続端子41,41と前記弾性接点12とが適切に導通接続される。前記外部接続端子41と前記弾性接点12とが導電性接着剤などの接合材により接合されてもよい。また、前記外部接続端子41及び弾性接点12が形成されていない領域での、前記電子部品40の下面と前記基台11の上面間が接着剤等により接合されていてもよい。ただし前記接合材を使用せずに、前記電子部品40を取り外し可能な状態に置いておいてもよい。特に前記弾性接点12の弾性腕12bからは前記加圧力Fを受けたことによる図示上方向(図示Z1方向)への弾性反発力が生じており、前記接合材が用いられなくても前記電子部品40の外部接続端子41と前記接続部材10の弾性接点12とが適切に接続された状態を維持できる。
以上により、前記電子部品40の外部接続端子41,41と前記機器本体30側の外部接続端子33,33とが、それぞれ弾性接点12、導通部16および固定接点15を介して導通接続させられる。
本実施形態では、前記基板13が制振合金を有して形成されている。
制振合金とは、合金そのものが振動を吸収してしまう合金である。前記制振合金には、「複合型」「強磁性型」「転位型」「双晶型」が存在するが、これら制振合金のうち「双晶型」の制振合金が用いられることが好ましい。
「双晶型」の制振合金では、負荷(荷重)を加えると双晶が発生し、発生した双晶は移動可能である。荷重を増加すると、既に発生している双晶の幅は大きくなったり、あるいは別の箇所に新たな双晶が発生し、前記双晶の発生と移動によって運動エネルギーが熱エネルギーに変化し振動を吸収できる。なお前記双晶は外部からの負荷がなくなると消滅し前記合金は無負荷の状態に戻る。
本実施形態で用いられる前記制振合金は、少なくとも制振性能と成形加工性の双方を満足する必要がある。上記した「双晶型」の制振合金では、材質を適正化することで、これら双方を適切に満足させることが可能である。
「双晶型」の制振合金としては、Mn−Cu系、Cu系、Ti−Ni系等があるが、Mnを主成分とし、基本組成として、Cuを15at%〜25at%、Niを2at%〜8at%、Feを1%〜3%含み、残りがMnである制振合金を使用することが好ましい。前記制振合金の対数減衰率を、0.2〜0.7の範囲内にでき、また成形加工性にも優れる。成形加工性に関しては、上記した組成からなる制振合金は粉状や粒子状として製造でき、前記制振合金を、メッキ浴やペースト等に混合でき、前記制振合金をメッキあるいは印刷形成することが可能である。また上記した制振合金は、半田付け等も可能である。
前記制振合金は組成により導電性にも絶縁性にもなる。また非磁性に限りなく近い。
例えば「双晶型」の制振合金には、株式会社セイシンの制振合金「M2052」を使用できる。組成は、Mn73at%Cu20at%Ni5at%Fe2at%である。
図1〜図3に示す実施形態では、前記基板13が前記制振合金により形成される。少なくとも前記基板13を構成する組成の一部に前記制振合金が含まれている。前記基板13は、絶縁性であっても導電性であってもよい。前記基板13が導電性であってもよい理由は、前記基板13と弾性接点12及び固定接点15とが直接接触していないからである。ただし前記基板13は絶縁基板であることが好ましく、前記制振合金が導電性を有するとき、前記制振合金のほかに絶縁材料を混ぜて前記基板13を形成し、前記基板13の絶縁性を高めることが好ましい。
一方、図1に示す実施形態では、基板13に代えて、あるいは基板13とともに、前記シート部材14が前記制振合金で形成されてもよい。かかる場合、前記弾性接点12及び固定接点15と接触する前記シート部材14の少なくとも表面は絶縁性である必要があるので、組成比を適正化する等して、前記制振合金からなる絶縁性のシート部材を形成するか、あるいは前記制振合金からなる導電性のシート部材上に、絶縁性のシート部材(例えばポリイミド樹脂)を重ね合わせたものを前記シート部材14として使用してもよい。前記シート部材14は、前記基板13の上面13aから下面13bにかけて折り曲げられて貼り付けられるため、前記シート部材14は可撓性であることが必要である。
図1〜図3に示す実施形態では、前記基板13及び/又はシート部材14が制振合金を有して形成されることで、前記基台11の制振性を適切に向上させることが可能である。前記基板13やシート部材14は、前記基台11の構成要素の中で大きな体積を占めまた広範にわたって設けられているから、前記基台11の制振性を効果的に向上させることが可能である。
なお、前記基板13及びシート部材14以外の基台11の箇所、例えば、固定接点15や導通部16等が前記制振合金を有して形成されてもよい。このとき、前記固定接点15のみが、あるいは導通部16のみが前記制振合金を有して形成される構成であってもよいが、前記固定接点15や導通部16は、前記基台11の中で大きな体積を有しておらず、したがって前記基台11の制振性を適切に向上させるには、前記基板13及び/又はシート部材14が制振合金を有して形成されることが好ましい。
なお前記固定接点15が制振合金を有して形成されるとき、前記固定接点15全体が前記制振合金で形成されると、前記固定接点15の導電性が劣化しやすいので、制振合金層の少なくとも側面に、前記制振合金層よりも導電性に優れた導電層をメッキ等により形成し、前記外部接続端子33と導通部16とが前記導電層を介して接続されていることが好ましい(後で説明する図5も参照)。前記固定接点15の上面15a及び下面15bには前記制振合金層の一部が露出していてもよい。前記固定接点15の下面15bは前記外部接続端子33と接続されるが、特に前記固定接点15の前記下面15bに前記制振合金層が露出していると、前記制振合金層と前記外部接続端子33とを適切に半田付けすることが可能である。
なお図1〜図3の実施形態では、前記固定接点15が弾性接点であってもよい。
また、図1〜図3の実施形態では、前記基板13及び/又はシート部材14とともに、あるいは前記基板13及びシート部材14には制振合金が用いられず、前記弾性接点12の少なくとも一部に制振合金が用いられてもよいが、前記弾性接点12の少なくとも一部に制振合金が用いられる形態については図6で説明する。
次に図4は、図1〜図3に示す接続部材10とは異なる構造の接続部材50を高さ方向から切断し、その断面を示す部分断面図である。
前記接続部材50は、基台51と、前記基台51の上面に形成された上側弾性接点42と、前記基台51の下面に形成された下側弾性接点43と、を有して構成される。前記上側弾性接点42及び下側弾性接点43はともに、図3で説明した弾性接点12と同じように、固定部42a,43aと前記固定部42a,43aから延出形成された螺旋状に立体成形された弾性腕42b,43bとを有して構成される。
前記基台51は、基板52と、シート部材44,44とを有して構成される。
前記基板52には、前記上側弾性接点42及び下側弾性接点43を構成する弾性腕42b、43bと高さ方向(図示Z1―Z2方向)にて対向する位置に貫通孔52aが形成され、前記貫通孔52aの側壁部には導通部55が形成され、前記貫通孔52aを埋める絶縁層56が形成されている。なお前記絶縁層56は形成されていなくてもよい。
また前記シート部材44は、前記弾性接点42,43を固定部42a,43aにて固定支持している。また、前記弾性腕42b,43bと対向する位置には貫通孔44aが形成されており、前記貫通孔44aから前記弾性腕42b,43bが前記基台51から離れる方向に突出している。
図4に示すように、前記基板52の上面側に、前記上側弾性接点42の固定部42aを固定支持した前記シート部材44が図示しない異方性導電接着剤などにより貼り付けられる。このとき前記上側弾性接点42の固定部42aと前記導通部55の間は前記異方性導電接着剤を介して導通した状態になっている。
また前記基板52の下面側に、前記下側弾性接点43の固定部43aを固定支持した前記シート部材44が図示しない異方性導電接着剤などにより貼り付けられる。このとき前記下側弾性接点43の固定部43aと前記導通部55の間は前記異方性導電接着剤を介して導通した状態になっている。
以上のように、前記上側弾性接点42と下側弾性接点43とは前記導通部55を介して導通接続されている。
図4に示す実施形態では、前記基板52及び/又は前記シート部材44が前記制振合金を有して形成されている。
前記シート部材44、及び前記基板52はいずれも絶縁性であることが必要であるため、組成等を適正化して、絶縁性の制振合金を前記シート部材44、前記基板52に使用する。
なお図4の実施形態では、前記絶縁層56や導通部55が前記制振合金を有して形成されていてもよい。
また図4に示す実施形態では、前記上側弾性接点42と下側弾性接点43のうちどちらか一方、例えば、下側弾性接点43が図3で示したと同様の固定接点15であってもよい。かかる場合、前記固定接点は制振合金を有して形成されても、形成されなくてもどちらでもよい。
次に図5は、図1〜図4に示す接続部材10,50とは異なる構造の接続部材60を高さ方向から切断し、その断面を示す部分断面図である。
前記接続部材60は、基台61と、前記基台61の上面に形成された弾性接点62とを有して構成される。前記弾性接点62は、図3で説明した弾性接点12と同様に、固定部62aと前記固定部62aから螺旋状に立体成形された弾性腕62bとを有して構成される。
前記基台61は、基板63と、固定接点64とを有して構成される。
前記基板63には、前記弾性接点62を構成する弾性腕62bと高さ方向(図示Z1―Z2方向)にて対向する位置に貫通孔63aが形成されている。
前記貫通孔63a内には前記固定接点64が挿入されている。前記固定接点64の上面64aには、前記弾性接点62の固定部62aが図示しない導電性接着剤等を介して接合されており、前記弾性接点62と前記固定接点64が導通接続されている。前記固定接点64の下面64bは前記基板63の下面よりも下方に突出している。
図5に示す実施形態では、前記貫通孔63aと前記固定接点64との隙間に、導電性接着剤(異方性導電ペースト(ACP))や非導電性ペースト(NCP)等の接合層67が充填されて、熱硬化によって硬化させられ、前記固定接点64が前記貫通孔63a内にて固定されている。
なお前記固定接点64が前記基板63の貫通孔63a内に圧入され、前記接合層67が使用されない形態であってもよい。
図5に示す実施形態では、前記基板63が、前記制振合金を有して形成されている。なお前記基板63は絶縁性であることが必要である。
また例えば固定接点64が前記制振合金を有して形成されてもよいが、基台61のうち、前記固定接点64のみが前記制振合金を有して形成されるよりも、基台61で非常に大きな体積を占める基板63が少なくとも制振合金を有して形成されることで、効果的に基台61の制振性を向上させることができる。
なお前記固定接点64が制振合金を有して形成されるとき、また前記固定接点64は導電性であることが必要であるが、図5に示すように、制振合金からなる制振合金層65の少なくとも側面65aに、前記制振合金層65よりも導電性に優れた導電層66をメッキ等により形成することが好ましい。前記制振合金層65は銅等に比べて導電性に劣るので、少なくとも、制振合金層65の側面65aに、前記制振合金層65よりも導電性に優れた導電層66を形成し、前記弾性接点62と、前記固定接点64に接続される外部接続端子(電極)33とを前記導電層66によって導通接続させることが、前記弾性接点62から前記外部接続端子33に適切に電流が流れ、電気特性を良好に出来る。
前記制振合金層65の上面65b及び下面65cにも前記導電層66を形成しても当然よい。ただし前記制振合金層65は半田付けが可能であるから、前記固定接点64と前記外部接続端子33とを半田付けにて接合する場合には、前記制振合金層65の下面65c(前記外部接続端子33との対向面)から少なくとも一部、前記制振合金層65を露出させておくことが好ましい。
また図5において、前記固定接点64の下面64bに弾性接点が設けられ、前記弾性接点の弾性腕と前記外部接続端子33とが接続される形態であってもよい。
なお図5の実施形態では、図1ないし図4に示す実施形態のように前記弾性接点の固定部を固定支持するためのシート部材は設けられていないが、当然、前記シート部材が設けられていてもよい。前記シート部材が設けられている場合は、前記基板63及び/又はシート部材が前記制振合金を有して形成されることが好ましい。
次に図6は、図1〜図5に示す接続部材10,50、60とは異なる構造の接続部材70を高さ方向から切断し、その断面を示す部分断面図である。
図6に示す実施形態の接続部材70は、図4に示す下側弾性接点43に代えて固定接点70を用いた形態である。図6の実施形態において、図4と同じ部材は図4同じ符号が付されている。
図6に示す実施形態では、弾性接点80の少なくとも一部に、制振合金が使用されている。前記弾性接点80は固定部80aと前記固定部80aから延出形成され、巻き始端から巻き終端にかけて螺旋状に、しかも徐々に突出する凸型形状の弾性腕80bとを有して構成される。
図6に示すように前記固定部80aは前記シート部材44に固定支持され、前記シート部材44は前記基板52の上面に導電性接着剤等によって接合される。このとき前記固定部80aは前記基板52を構成する導通部55に導通接続され、前記弾性接点80と固定接点70とが前記導通部55を介して導通接続させられる。
図6に示す実施形態では前記弾性接点80が、2層構造で形成されている。2層構造のうち上層81は、他の実施形態における弾性接点の構成層であり、箔体やメッキにより形成された層である。前記上層81はCu、Ni、Ni−P等で形成され、例えばCuの周囲にNiあるいはNi−P合金が無電解メッキ法により形成された構成である。NiやNi−P合金は、Cuよりも降伏点及び弾性係数が高い材質である。さらに前記NiやNi−P合金の周囲に導電性に優れたAu等の導電層が無電解メッキ法にて形成されていてもよい。
前記上層81の下側(基台51に向く面側)に形成された下層82は、制振合金で形成された制振合金層である。前記制振合金層82は、メッキあるいはスクリーン印刷等により形成される。前記弾性接点80の弾性腕80bは最初から図6のように立体成形されておらず、最初は平面形状で形成されており、最終的に前記弾性腕80bの箇所を治具を用いて立体成形するが、前記平面形状のときに、メッキやスクリーン印刷等によって前記制振合金層82を形成する。
図6に示すように前記制振合金層82は、前記電子部品40の外部接続端子41と接触する接触面(上面)には形成されておらず、前記弾性腕80bの裏面側に形成される。よって前記外部接続端子41は前記制振合金層82と接触しない。前記制振合金層82は、銅等に比べて比抵抗が高いため、前記外部接続端子41との良好な導電性を確保するには前記制振合金層82を、前記電子部品40の外部接続端子41と接触する接触面(上面)以外の箇所に形成することが好ましい。また、図6のように、前記制振合金層82を、前記電子部品40の外部接続端子41と接触する接触面(上面)以外の箇所に形成する場合には、前記制振合金層82は導電性でなく絶縁性であってもよい。
図6に示す実施形態では前記固定部80aも2層構造となっており、制振合金層82が前記導通部55と接触している。上記したように、前記制振合金層82は比抵抗が高いため、前記固定部80aに前記制振合金層82が形成されないように、前記制振合金層82を形成する段階で、レジストなどを用いて前記弾性腕80bの箇所のみに前記制振合金層82を形成することが好ましい。
図7は図6に示す弾性接点80の断面とは異なる断面形態を示す部分断面図である。図7に示す実施形態では、制振合金で形成された制振合金層83の周囲(上面、下面及び側面)に例えば無電解メッキで形成された補助弾性層84が形成されている。前記補助弾性層84は、前記制振合金層83よりも降伏点及び弾性係数が高い材質で形成される。例えば前記補助弾性層84は、NiあるいはNi−X(ただしXは、P、W、Mn、Ti、Beのうちいずれか1種以上)で形成されることが好ましい。
さらに前記補助弾性層84の周囲に、Cu、Au、Ag又はPdあるいはCu合金からなる前記補助弾性層84より比抵抗の低い導電層が形成されていてもよい。
図7に示す実施形態でも、前記制振合金層83は、前記電子部品40の外部接続端子41と接触する接触面(上面)以外の箇所に形成されており、前記外部接続端子41と前記弾性接点80との導通性を良好に保つことが可能になっている。
図1ないし図6に示すいずれの実施形態においても、弾性接点、シート部材、基板のうち少なくともいずれかが、制振合金を有して形成されていればよい。
以上に示すいずれの実施形態でも、シート部材、基板、及び弾性接点の少なくともいずれかが制振合金を有して形成されているため、基台や弾性接点で振動を適切に吸収でき、制振性に優れた接続部材となる。前記基台を構成するシート部材や基板は基台中にて大きな体積を占め、また形成領域が広範であるから、前記シート部材や基板が制振合金にて形成されることで、前記基台の制振性を適切に向上できる。また弾性接点の少なくとも一部に前記制振合金を用いることで、前記弾性接点における振動の減衰効果を従来に比べて適切に向上させることができる。
よって前記接続部材に振動が伝わっても、前記振動を前記接続部材にて効果的に吸収でき(減衰でき)、瞬断が生じたり、あるいは筐体内での取付位置から外れたりする等の不具合を従来に比べて適切に回避でき、携帯電話等の携帯機器に、本実施形態の接続部材を使用することが可能になる。
本発明の実施の形態としての接続部材を一方向から見た外観斜視図、 図1に示す接続部材を逆方向から見た外観斜視図、 接続部材の使用例を示すとともに図1のA−A線における断面図、 図1〜図3に示す接続部材とは異なる構造の接続部材を高さ方向から切断し、その断面を示す部分断面図、 図1〜図4に示す接続部材とは異なる構造の接続部材を高さ方向から切断し、その断面を示す部分断面図、 図1〜図5に示す接続部材とは異なる構造の接続部材を高さ方向から切断し、その断面を示す部分断面図、 図6に示す弾性接点の断面とは異なる断面形態を示す部分断面図、
符号の説明
10、50 接続部材
11、51、61 基台
12、42、43、62、80 弾性接点
13、52、63 基板
14 シート部材
15、64、71 固定接点
16、55 導通部
30 機器本体
33、41 外部接続端子(電極)
40 電子部品
56 絶縁層
65 制振合金層
66 導電層
81 上層
82 下層(制振合金層)
83 制振合金層
84 補助弾性層

Claims (5)

  1. 基台と、前記基台に設けられた弾性接点とで構成され、前記弾性接点は、前記基台に固定される固定部と、外部接続端子との接触により弾性変形する弾性腕とを、有し、
    前記基台及び/又は前記弾性接点の少なくとも一部は、制振合金を有して形成されていることを特徴とする接続部材。
  2. 前記基台は、前記弾性接点の固定部を固定支持するための支持部材と、前記支持部材が接合される基板とを有して構成され、前記基板、及び/又は前記支持部材が、前記制振合金を有して形成されている請求項1記載の接続部材。
  3. 前記弾性腕の前記外部接続端子との接触面を除く領域に、制振合金を有して成る制振合金層が形成されている請求項1又は2に記載の接続部材。
  4. 前記制振合金層は、前記弾性腕の前記基台に向く面に形成されている請求項3記載の接続部材。
  5. 前記制振合金は、双晶型である請求項1ないし4のいずれかに記載の接続部材。
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