JP2007087126A - 分割バーコードが表示された包装体および懸賞応募方法 - Google Patents
分割バーコードが表示された包装体および懸賞応募方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 包装体に表示されている懸賞応募用バーコード等をカメラ付き携帯電話等で読み取り、通信回線により懸賞に応募するシステムにおいて、未購入者がバーコードを読み取ることを防止する方法、及び、分割バーコードを利用した新規な懸賞応募方法を提供する。
【解決手段】 容器表面からは見えないが開封した後に読み取ることができる位置に分割バーコードが表示されている包装容器に内容物が包装された包装体。包装容器は段ボール箱もしくは紙器箱であり、分割バーコードは箱の内フラップの外側表面に表示されている前項記載の包装体。前項に記載された包装体に対して、該分割バーコードを読み取り装置により読み取り、その読み取り情報を用いて通信手段により懸賞に応募する懸賞応募システム。
【選択図】 図1
【解決手段】 容器表面からは見えないが開封した後に読み取ることができる位置に分割バーコードが表示されている包装容器に内容物が包装された包装体。包装容器は段ボール箱もしくは紙器箱であり、分割バーコードは箱の内フラップの外側表面に表示されている前項記載の包装体。前項に記載された包装体に対して、該分割バーコードを読み取り装置により読み取り、その読み取り情報を用いて通信手段により懸賞に応募する懸賞応募システム。
【選択図】 図1
Description
本発明はカップラーメン、缶詰などの食料品、菓子、飲料入り缶、飲料入りボトル、電気製品などを包装し輸送する際に使用される段ボール箱、板紙箱などの包装容器に関し、特に、分割バーコード情報が表示されている包装容器および包装体に関する。また、それを用いた懸賞応募方法に関する。
商品宣伝の一貫として、商品にラベルを添付し、購入した消費者がラベルを多数枚ためて葉書に添付して懸賞に応募するシステムが良く知られている。ラベルではなく、包装体の一部に特定マークの印刷が施され、それを切り取って集める方式も同様である。
これらの方法では、消費者は葉書にラベル等を添付するというわずらわしい作業がある。そこで、葉書に貼り付ける作業をなくすため、バーコード等の表示を商品に付し、バーコードリーダーでその表示情報を読み取り、携帯電話などにより懸賞に応募するシステムが特許文献1に開示されている。
これらの方法では、消費者は葉書にラベル等を添付するというわずらわしい作業がある。そこで、葉書に貼り付ける作業をなくすため、バーコード等の表示を商品に付し、バーコードリーダーでその表示情報を読み取り、携帯電話などにより懸賞に応募するシステムが特許文献1に開示されている。
また、同公報には、その際に1つの商品に固有の識別情報を付することにより、同一商品で2度の応募を行えないようにする方法や、箱にバーコード表示を行うことにより、複数個の商品についてまとめて懸賞に応募できる方法も開示されている。
一方、ごく最近では、二次元バーコードなどをカメラ付き携帯電話で読み取り、携帯電話の画面に表示されたメールアドレスあるいはホームページアドレスなどに簡単に接続できるシステムが出始めている。
特開2003−150745号公報
上記カメラ付き携帯電話でバーコードを読み取る技術は当然のことながら、特許文献1のシステムに適用できる。このように便利になる反面、商品が陳列されている店先で購入しない人がバーコードを読み取ることが可能になるという問題が発生する。
そこで、本発明では、商品を購入しない人がバーコードを読み取ることを防止する方法を提供することを課題とする。
そこで、本発明では、商品を購入しない人がバーコードを読み取ることを防止する方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を採用する。
即ち、本発明の第1は、容器表面からは見えないが開封した後に読み取ることができる位置に分割バーコードが表示されている包装容器に内容物が包装された包装体である。
即ち、本発明の第1は、容器表面からは見えないが開封した後に読み取ることができる位置に分割バーコードが表示されている包装容器に内容物が包装された包装体である。
本発明の第2は、包装容器は段ボール箱もしくは紙器箱であり、分割バーコードは箱の内フラップの外側表面に表示されている本発明の第1に記載の包装体である。
本発明の第3は、該包装容器には缶あるいは瓶入り飲料が多数本包装されている本発明の第1〜2のいずれかに記載の包装体である。
本発明の第4は、バーコードがインクジェット記録方式により包装容器に直接印字されている本発明の第1〜3のいずれかに記載の包装体である。
本発明の第1〜4のいずれかに記載された包装体に対して、該分割バーコードを読み取り装置により読み取り、その読み取り情報を用いて通信手段により懸賞に応募する懸賞応募システムである。
本発明により、包装体に表示されている懸賞応募用バーコード等をカメラ付き携帯電話等で読み取り、通信回線により懸賞に応募するシステムにおいて、未購入者がスーパー等の店頭でバーコードを読取ることを防止し、未購入者が懸賞に応募することを防止可能である。また、分割バーコードを利用した新規な懸賞応募方法を提供可能である。
本発明において、懸賞とは、製品の販売者が顧客誘引の手段として、商品の購入を条件として、顧客に有形あるいは無形の利益を提供する行為を指す。景品とは、提供する利益を指す。即ち、本発明では、一般的な景品である物品等のほかに、画像や音楽等のデータやその他情報等、顧客誘引の手段となりうるものであれば全て景品の範疇に含まれるものとする。また、本発明においては、懸賞とは、景品を提供する対象とする顧客を抽選により定める行為の他、先着順、あるいは全員に提供する行為も含まれるものとする。
本発明が対象とする包装容器とは、紙器、段ボール箱、袋等、どのような形態のものでもよく、商品宣伝の一貫として懸賞を行うような物品の包装容器全てを対象とするものである。従って、包装容器は紙器箱等の個装容器でもよく、紙器箱、段ボール箱等からなる外装箱、もしくは集合包装容器のいずれもが含まれる。
例えば、個装箱としては、菓子、食品等を包装する板紙製パッケージ等があり、外装箱もしくは集合包装容器としては、缶飲料入り段ボール箱、ドリンク剤瓶12本入りマルチパック板紙ケース、カップラーメン12個入り段ボール箱、紙パック入り飲料20個入り段ボール箱、菓子個装箱の外装箱などが例示される。缶飲料とは、金属缶入りのジュース、ビール、コーヒー、お茶などを示す。
なお、後述するように、懸賞応募システムを簡便化するという目的の場合、個別物品多数個が外装箱によって包装されていて、消費者が外装箱ごと購入可能な商品を対象とすると、前記外装箱に個別物品の個数分を意味するバーコードを表示させることが可能なので好ましい。
例えば、個装箱としては、菓子、食品等を包装する板紙製パッケージ等があり、外装箱もしくは集合包装容器としては、缶飲料入り段ボール箱、ドリンク剤瓶12本入りマルチパック板紙ケース、カップラーメン12個入り段ボール箱、紙パック入り飲料20個入り段ボール箱、菓子個装箱の外装箱などが例示される。缶飲料とは、金属缶入りのジュース、ビール、コーヒー、お茶などを示す。
なお、後述するように、懸賞応募システムを簡便化するという目的の場合、個別物品多数個が外装箱によって包装されていて、消費者が外装箱ごと購入可能な商品を対象とすると、前記外装箱に個別物品の個数分を意味するバーコードを表示させることが可能なので好ましい。
本発明では、消費者がバーコード情報をデジタルカメラにより読み取って通信回線により懸賞に応募するシステムを想定しているため、一つの包装容器に付されたバーコード表示情報は一つずつ異なる固有のものである必要がある。
本発明で言う分割バーコードとは、一次元もしくは二次元バーコード化されたデータを複数のバーコードに分割して表現したものであって、分割された各バーコードを読み取ることで、各々のデータが連結され、元のデータが再現可能なものを指す。
具体的には、JIS X0510に規定される二次元バーコードであるQRコード(登録商標:(株)デンソーウェーブ)の分割コードが使用可能である。二次元バーコードは単に二次元コードと呼ばれていることもあり、本明細書では、同様の意味で用いている。
なお、本明細書においては、バーコードという語は、包括的に分割バーコードを含むものとする。また分割バーコードは以下分割コードとも呼ぶものとする。
本発明で言う分割バーコードとは、一次元もしくは二次元バーコード化されたデータを複数のバーコードに分割して表現したものであって、分割された各バーコードを読み取ることで、各々のデータが連結され、元のデータが再現可能なものを指す。
具体的には、JIS X0510に規定される二次元バーコードであるQRコード(登録商標:(株)デンソーウェーブ)の分割コードが使用可能である。二次元バーコードは単に二次元コードと呼ばれていることもあり、本明細書では、同様の意味で用いている。
なお、本明細書においては、バーコードという語は、包括的に分割バーコードを含むものとする。また分割バーコードは以下分割コードとも呼ぶものとする。
例えば、前述のQRコードは、現時点では1つのコードを2〜16分割することが可能であり、各々の分割個数分のコードを読み取ることで、各コードが連結され、元のQRコードのデータが再現可能である。
例えば、1つの包装容器に分割コードを1個だけ表示した場合、消費者は、コードの分割数に対応する数の商品を購入して、各々の情報を携帯電話等によって読み取って通信回線により懸賞に応募するシステムとすることができ、商品の販売数の増加に繋げることが可能であるので好ましい。
なお、1つの包装容器にひとつのコードを分割した分割コードを分割数分全て印刷しておくことも可能である。この場合は、1つの包装容器に印刷された分割コードを全て読み取ることで元のコードが再現されるようにして応募可能にしてもよい。この場合は、コードを1つだけ印刷して読み取らせる場合と比較して、応募に手数がかかるため、非購入者が応募することを防止することがより確実となる。
また1つの包装容器から1つずつ分割コードを選択して読み取ることで元のコードが再現されるようにし、分割個数分の包装容器を購入することで応募可能という条件にしてもよい。
また、分割コードの他の使い方としては、箱の外側等の容器表面から見える位置に分割コードを表示し、表面から見えない箱の内部等に前記分割コードと合わせてデータが再現可能な分割コードを表示しておけば、容器外側には非購入者に提供してもかまわない情報を印刷しておいて、内側のデータと組み合わせて購入者のみが応募可能とする方法も考えられる。
いずれにしても分割コードと懸賞の応募方法については必要に応じて任意に決定可能である。
例えば、1つの包装容器に分割コードを1個だけ表示した場合、消費者は、コードの分割数に対応する数の商品を購入して、各々の情報を携帯電話等によって読み取って通信回線により懸賞に応募するシステムとすることができ、商品の販売数の増加に繋げることが可能であるので好ましい。
なお、1つの包装容器にひとつのコードを分割した分割コードを分割数分全て印刷しておくことも可能である。この場合は、1つの包装容器に印刷された分割コードを全て読み取ることで元のコードが再現されるようにして応募可能にしてもよい。この場合は、コードを1つだけ印刷して読み取らせる場合と比較して、応募に手数がかかるため、非購入者が応募することを防止することがより確実となる。
また1つの包装容器から1つずつ分割コードを選択して読み取ることで元のコードが再現されるようにし、分割個数分の包装容器を購入することで応募可能という条件にしてもよい。
また、分割コードの他の使い方としては、箱の外側等の容器表面から見える位置に分割コードを表示し、表面から見えない箱の内部等に前記分割コードと合わせてデータが再現可能な分割コードを表示しておけば、容器外側には非購入者に提供してもかまわない情報を印刷しておいて、内側のデータと組み合わせて購入者のみが応募可能とする方法も考えられる。
いずれにしても分割コードと懸賞の応募方法については必要に応じて任意に決定可能である。
なお、本発明においては、上記分割コードの視認性を向上させるために、周囲に囲み印刷枠を設けることが更に好ましい。
この囲み印刷枠は、分割コードの印刷位置の確認を容易にするだけでなく、分割コードを撮影する時、カメラ付携帯電話のディスプレイに写すときに、ディスプレイ上での位置合わせと撮影を容易にし、読取り精度を向上させるものである。
なお、本発明の対象となる段ボールシートに印刷する印刷枠込みの分割コードの大きさは、QRコード(JIS X 0510)等の二次元コードの場合、20〜100mm角程度が好ましく、更に好ましくは、25〜80mm角程度である。
また、2次元コードがQRコードの場合、QRコードを形成するセルの大きさは、0.4〜1.5mm角が好ましく、更に好ましくは、0.5〜1.25mm角である。
セル寸法が、0.4mm以下であると、フレキソ印刷での細部印刷が難しくなり、1.5mm以上であると、QRコード印刷部の全体が大きくなりすぎるため、読み取り時にQRコード印刷部と携帯電話の距離を大きくしなければならず、携帯電話での読取りが難しくなる。
この囲み印刷枠は、分割コードの印刷位置の確認を容易にするだけでなく、分割コードを撮影する時、カメラ付携帯電話のディスプレイに写すときに、ディスプレイ上での位置合わせと撮影を容易にし、読取り精度を向上させるものである。
なお、本発明の対象となる段ボールシートに印刷する印刷枠込みの分割コードの大きさは、QRコード(JIS X 0510)等の二次元コードの場合、20〜100mm角程度が好ましく、更に好ましくは、25〜80mm角程度である。
また、2次元コードがQRコードの場合、QRコードを形成するセルの大きさは、0.4〜1.5mm角が好ましく、更に好ましくは、0.5〜1.25mm角である。
セル寸法が、0.4mm以下であると、フレキソ印刷での細部印刷が難しくなり、1.5mm以上であると、QRコード印刷部の全体が大きくなりすぎるため、読み取り時にQRコード印刷部と携帯電話の距離を大きくしなければならず、携帯電話での読取りが難しくなる。
上記、分割コードの周囲に印刷される囲み印刷枠は、その形状は任意であってよい。
また、囲い印刷枠の縦横比に関しては、カメラ付携帯電話のディスプレイの縦横比が、多くは縦:横=1:0.5〜2.0の範囲であることから、この範囲であることがさらに望ましい。この範囲にあれば、2次元コードをディスプレイの中により的確に写し込むことが可能である。
また、囲い印刷枠の縦横比に関しては、カメラ付携帯電話のディスプレイの縦横比が、多くは縦:横=1:0.5〜2.0の範囲であることから、この範囲であることがさらに望ましい。この範囲にあれば、2次元コードをディスプレイの中により的確に写し込むことが可能である。
分割コードと囲み印刷枠の位置関係であるが、分割コードがQRコードの分割コードである場合には、読取りには、2次元コードの周辺に、適当な空白部分が必要である。従って、2次元コードと囲み印刷枠の間隔が、前記2次元コードの4セル分以上の幅で離れていることが望ましい。4セル〜10セル分の範囲の幅で離れていることが更に望ましい。4セル〜7セル分の範囲の幅で離れていることが最も望ましい。間隔が4セル未満であると場合、読取り時にエラーが発生する恐れがある。また10セル以上離れている場合、囲み印刷枠と2次元コードが離れすぎて見つけにくいという問題が発生する恐れがある。また、印刷部が全体として大きくなり、カメラ付携帯電話のディスプレイの中に写し込みにくいという問題が発生する恐れがある。
囲み印刷枠の幅であるが、ある程度の太さを有することが視認性の面から望ましい。具体的には、2次元コードの2セル分以上の幅であることが望ましく、3セル分以上が更に望ましい。
長さの単位で言えば、1.5mm以上が望ましく、更に好ましい2〜5mmの範囲であることが望ましい。2セル未満であると視認性悪く、10セル分を越えると、囲み枠が太すぎて、段ボール印刷全体の美観を悪くする恐れがある。
長さの単位で言えば、1.5mm以上が望ましく、更に好ましい2〜5mmの範囲であることが望ましい。2セル未満であると視認性悪く、10セル分を越えると、囲み枠が太すぎて、段ボール印刷全体の美観を悪くする恐れがある。
囲み印刷枠の色は、分割コードと同色でも良く、位置確認を容易にするため、分割コードと異なる色でも良い。印刷色は、背景となる印刷面や他の部分の印刷色と比較して、コントラストの強い色を使用すると、分割コードが目立ちやすいため好ましい。さらに、囲み印刷枠の外側にさらに文字表示や記号で分割コードの位置を示す印刷を行っても良い。
なお、上記囲み印刷枠部の印刷の方法には特段の限定はなく、段ボールシートに直接フレキソ印刷やインクジェット印刷することも可能であり、また、フレキソ印刷、グラビア印刷、オフセット印刷等任意の方式で予め印刷したライナ原紙を貼合して段ボールシートを作成してもよい。さらに、2次元コードと囲み印刷枠部は同時に印刷してもよく、別々に印刷しても良い。例えば、囲み印刷枠部を予め印刷した段ボールシートに後からインクジェット記録方式による分割コードを印刷するなど、各種印刷方式を任意に組み合わせることも可能である。
また、分割コードの外側の囲み枠としてはミシン目を設けても良い。ミシン目による囲み枠は手触りでも分割コードの印刷部が判別可能であるし、必要であれば分割コード部分を切り取って保存することが容易である。
本発明において、分割コード表示は、一例として、分割コードを印字したラベルを包装容器に貼付することにより得られる。ラベルは、粘着ラベル又はヒートシールラベルが好ましい。ラベルへの印字は、インクジェット記録方式、感熱記録方式、熱転写記録方式のいずれでも良い。印字の上にはこれらの記録方式による記録体の分野で公知の透明保護層を形成しても良い。
また、本発明では、分割コード表示を包装容器に対して直接インクジェット記録方式で印字することも可能である。ラベル等の貼り付けによる表示と異なり、別部材を必要としないので好ましい態様である。
この場合、印刷が滲むなどして不鮮明になることが原因で、分割コードの読み違いがおこらないよう、バーコード印字予定領域に予め下塗層を形成しておいても良い。
また、インクジェットで分割コードを印字した後に、保護層を形成しても良い。下塗層や保護層は、フレキソ印刷方式、ロール塗工方式、スタンプ方式、インクジェット方式、エアースプレイ方式などの方式により形成することができる。
この場合、印刷が滲むなどして不鮮明になることが原因で、分割コードの読み違いがおこらないよう、バーコード印字予定領域に予め下塗層を形成しておいても良い。
また、インクジェットで分割コードを印字した後に、保護層を形成しても良い。下塗層や保護層は、フレキソ印刷方式、ロール塗工方式、スタンプ方式、インクジェット方式、エアースプレイ方式などの方式により形成することができる。
以下、本発明を解り易く表現するため、缶飲料24本入り段ボール箱を例に挙げて説明する。
前述したように、缶1本ずつにラベルを貼り、消費者がラベルを葉書に貼り付け、一定の数、例えば24枚を集めると懸賞に応募できるというような懸賞方式がしばしば行なわれている。
しかし、その方法では、缶1本ずつにラベルを貼付するためラベル代がかかり、また、高速で動く缶ラインで1本ずつラベルを貼る装置が必要となる。缶1本ずつに貼付する変わりに、それらを包装する段ボール箱にバーコードを1ヶ所表示する方法を取った場合、ラベルを使用したとすれば、必要枚数は24本入り箱の場合1/24になる。
前述したように、缶1本ずつにラベルを貼り、消費者がラベルを葉書に貼り付け、一定の数、例えば24枚を集めると懸賞に応募できるというような懸賞方式がしばしば行なわれている。
しかし、その方法では、缶1本ずつにラベルを貼付するためラベル代がかかり、また、高速で動く缶ラインで1本ずつラベルを貼る装置が必要となる。缶1本ずつに貼付する変わりに、それらを包装する段ボール箱にバーコードを1ヶ所表示する方法を取った場合、ラベルを使用したとすれば、必要枚数は24本入り箱の場合1/24になる。
分割コードを使用した場合にも、上述したとおり、ラベルの必要枚数を減らすことが可能である。即ち、2分割のコードを1ケース2ヶ所表示する場合は2枚、3分割のコードを1ケースに貼る場合は3枚になり、ラベルの枚数は2/24〜3/24に減少する。
さらに、分割コードは例えば2分割コードの場合、各々の分割コードを集めてデータが再現されるものであるが、単純に2つの分割コードを集めればよいのではない。即ち、2分割データは2種類の異なるデータ、仮にコードA、コードBとなり、元のデータを再現するには、A、Bの組み合わせで2つ集めることが必要である。
従って、これを懸賞に利用することが可能である。例えば商品の包装容器にコードA、Bを1つずつランダムに表示しておき、購入者が読み取ってコードA、Bが揃った時点で懸賞に応募できるようにすることができる。さらに、コードA、Bが揃った時点で景品が得られるシステムにすることも可能である。現在のQRコードでは16分割まで可能なので、例えば16種類のQRコードを集めることで景品が当たるという風にすることも可能である。上記のような懸賞の方法は、必要に応じて任意に選択可能である。
さらに、分割コードは例えば2分割コードの場合、各々の分割コードを集めてデータが再現されるものであるが、単純に2つの分割コードを集めればよいのではない。即ち、2分割データは2種類の異なるデータ、仮にコードA、コードBとなり、元のデータを再現するには、A、Bの組み合わせで2つ集めることが必要である。
従って、これを懸賞に利用することが可能である。例えば商品の包装容器にコードA、Bを1つずつランダムに表示しておき、購入者が読み取ってコードA、Bが揃った時点で懸賞に応募できるようにすることができる。さらに、コードA、Bが揃った時点で景品が得られるシステムにすることも可能である。現在のQRコードでは16分割まで可能なので、例えば16種類のQRコードを集めることで景品が当たるという風にすることも可能である。上記のような懸賞の方法は、必要に応じて任意に選択可能である。
本発明の特徴は、少なくとも1つの分割コードを、購入して段ボール箱を開封した後に初めて見られる位置に表示するものである。分割コードが外側に印刷されていても良いが、その場合は、外側に印刷されているコードのみで懸賞への応募等が不可能な仕様にしておく必要がある。
開封した後に初めて見られる位置としては、まず箱の内側表面が挙げられる。
開封した後に初めて見られる位置としては、まず箱の内側表面が挙げられる。
また、段ボール箱には、図1あるいは図2に示すようなフラップが存在する。フラップは、一般的には一方の開放端につき4枚存在し、包装する際にそのうち2枚が内側に位置し(以下、内フラップと称する)、残りの2枚が外側に位置する(以下、外フラップと称する)。内フラップの外面は、箱の外側表面の延長上で外側ライナの表面になるが、箱を組んでフラップを接着して密閉した後には、外フラップにより被覆されているので、箱を開封しないと見ることはできない。従って、内フラップの外面に分割コードを表示する方法は、本発明における実施形態として特に好ましい。
また、分割コードの表示をインクジェット記録方式により箱に直接印字する場合にも、箱の内面に印字するより、内フラップの外面に印字する方が簡単である。
ビール、ジュースなどの飲料缶を箱詰めする場合、箱詰め工程において水がかかることも多く、また、内容物が冷たいことや、包装体を冷蔵輸送することなどにより発生する結露水が箱に付着したりすることも多い。
従って、分割コード印字部分が水により溶けたり滲んだりすると、情報が読めなくなるので、印字部分にはある程度の耐水性が必要である。
インクジェット方式には、後述するように、水性インク、油性インク、UV(紫外線)硬化型インクがあるが、UV硬化型インクと油性インクは耐水性が高く、水性インクは耐水性が低い。通常の段ボール箱は水系のフレキソインクで印刷することが想定されており、フレキソインクが適度に浸透し速やかに乾燥されるようになっている。
従って、水性のインクジェットインクで印字する場合には、それに適した吸水性を有していると考えられるが、前述の通り、印字部分に耐水性が必要な場合は、分割コード印字予定部のみ、カチオン性化合物などの定着剤を有する下塗層を形成することが好ましい。
従って、分割コード印字部分が水により溶けたり滲んだりすると、情報が読めなくなるので、印字部分にはある程度の耐水性が必要である。
インクジェット方式には、後述するように、水性インク、油性インク、UV(紫外線)硬化型インクがあるが、UV硬化型インクと油性インクは耐水性が高く、水性インクは耐水性が低い。通常の段ボール箱は水系のフレキソインクで印刷することが想定されており、フレキソインクが適度に浸透し速やかに乾燥されるようになっている。
従って、水性のインクジェットインクで印字する場合には、それに適した吸水性を有していると考えられるが、前述の通り、印字部分に耐水性が必要な場合は、分割コード印字予定部のみ、カチオン性化合物などの定着剤を有する下塗層を形成することが好ましい。
インクジェット印刷には、耐水性がある油性インク、もしくはUV硬化型インクを使用することが好ましい。
なお、いずれのインクを使用する場合でも、インクが紙中に浸透してしまうことは好ましくないので、適当な紙をサイズ度に調節するか、あるいは、分割コード印字予定部のみにインク吸収性を調整する下塗層を形成することが好ましい。
なお、いずれのインクを使用する場合でも、インクが紙中に浸透してしまうことは好ましくないので、適当な紙をサイズ度に調節するか、あるいは、分割コード印字予定部のみにインク吸収性を調整する下塗層を形成することが好ましい。
内フラップ外面に分割コードをインクジェット印字した時の問題として、以下のようなものがある。
段ボール箱に物品を詰めて封緘する際に、始めに内フラップを折り曲げ、次いで内フラップの一部にホットメルト接着剤を塗布して、その上から外フラップを折り曲げて接合することが多い。なお、接着剤としては、酢酸ビニルエマルジョン等の水性接着剤も使用する場合もある。
いずれにしても、接着剤を内フラップに供給する際には、分割コード印字部分にかからないようにしなければならないが、誤って接着剤が分割コード印字部にかかることも懸念される。特に、24缶入り飲料缶ケース等の飲料缶ケースでは、その段ボール箱の形状は、主にラップアラウンド形状(JIS Z 1507、コード番号0410、箱形状例は図2、ブランク形状例は図3参照)であるが、ラップアラウンド形状は、A式(JIS Z 1507、コード番号0201等、箱形状例は図1参照)に比較して、内フラップ部の面積が少なく、前記懸念が大きい。
段ボール箱に物品を詰めて封緘する際に、始めに内フラップを折り曲げ、次いで内フラップの一部にホットメルト接着剤を塗布して、その上から外フラップを折り曲げて接合することが多い。なお、接着剤としては、酢酸ビニルエマルジョン等の水性接着剤も使用する場合もある。
いずれにしても、接着剤を内フラップに供給する際には、分割コード印字部分にかからないようにしなければならないが、誤って接着剤が分割コード印字部にかかることも懸念される。特に、24缶入り飲料缶ケース等の飲料缶ケースでは、その段ボール箱の形状は、主にラップアラウンド形状(JIS Z 1507、コード番号0410、箱形状例は図2、ブランク形状例は図3参照)であるが、ラップアラウンド形状は、A式(JIS Z 1507、コード番号0201等、箱形状例は図1参照)に比較して、内フラップ部の面積が少なく、前記懸念が大きい。
そこで、分割コードをインクジェットで印字した後、その上に保護層を設けることにより、前記問題を解決することができる。
保護層としては、インクジェットインクの成分との関係もあるが、通常、板紙印刷の保護層として使用されている水性あるいは溶剤系のオーバープリントニスを適宜選択して適用することが可能である。その際に、保護層の成分中に、シリコーン、フッ素樹脂などの離型性を有する成分を混合しておけば、接着剤に対する保護がより確実になる。
保護層としては、インクジェットインクの成分との関係もあるが、通常、板紙印刷の保護層として使用されている水性あるいは溶剤系のオーバープリントニスを適宜選択して適用することが可能である。その際に、保護層の成分中に、シリコーン、フッ素樹脂などの離型性を有する成分を混合しておけば、接着剤に対する保護がより確実になる。
分割コード印刷の方法としては、インクジェット印刷が1ケース毎に情報を替えることができ、印版も不要のことから、分割コードの印刷方法としては最適である。
しかしながら、ビール24缶ケース等の飲料缶ケースにおいて、ケースを大量生産する場合には、100ケース以上の単位にて、二次元コードをフレキソ印刷で行ない、1ケース毎の認識のため、ケース外面に1ケース毎に異なる数値・記号・文字もしくはバーコード(以下、これらをケース固有情報とも言う)をインクジェット方式もしくはスタンプ方式で印刷するものである。(図4参照)
前記ケース固有情報は、ケース内面及び外面のどちらに印刷しても良い。ケース外面への印刷は、段ボールケース製造時でも、内容物梱包時でもよい。
また、100ケース以上の単位の二次元コード印刷は、段ボールシート貼合前の所謂プレプリント印刷でも、段ボールケース製造時の印刷でもよい。
しかしながら、ビール24缶ケース等の飲料缶ケースにおいて、ケースを大量生産する場合には、100ケース以上の単位にて、二次元コードをフレキソ印刷で行ない、1ケース毎の認識のため、ケース外面に1ケース毎に異なる数値・記号・文字もしくはバーコード(以下、これらをケース固有情報とも言う)をインクジェット方式もしくはスタンプ方式で印刷するものである。(図4参照)
前記ケース固有情報は、ケース内面及び外面のどちらに印刷しても良い。ケース外面への印刷は、段ボールケース製造時でも、内容物梱包時でもよい。
また、100ケース以上の単位の二次元コード印刷は、段ボールシート貼合前の所謂プレプリント印刷でも、段ボールケース製造時の印刷でもよい。
本発明は、未購入者が懸賞に応募することを防止することを主たる目的としているが、同時に、消費者に手間がかからない簡便な懸賞応募方法を提供することも目的としている。そのため、本発明では、例えば、24缶入り缶飲料を段ボール箱に詰めた包装体において、包装体に懸賞応募用バーコードを表示するものである。従って、好ましい態様としては、缶1本ごとにはバーコード表示を行わない。即ち、箱単位で購入した消費者がなるべく簡単な手間で懸賞に応募できるようにすることが本発明の別の目的である。
以下、懸賞応募システムについて説明する。
本発明の懸賞応募システムに必要なものは、バーコード読み取り装置、バーコード情報、通信手段、受け取り側の情報処理サーバーである。通信手段には、有線または無線の電話機等の送信機械、通信回線および読み取り情報を送信するプログラムが必要である。
本発明の懸賞応募システムに必要なものは、バーコード読み取り装置、バーコード情報、通信手段、受け取り側の情報処理サーバーである。通信手段には、有線または無線の電話機等の送信機械、通信回線および読み取り情報を送信するプログラムが必要である。
読み取り装置としては、専用のバーコードリーダー、デジタルカメラ、カメラ付きパソコン、カメラ付き携帯電話などが使用できる。
このうち、カメラ付き携帯電話は、通信手段にもなるので最も便利である。
このうち、カメラ付き携帯電話は、通信手段にもなるので最も便利である。
デジタルカメラで読み取る場合は、デジタルカメラからメモリー媒体あるいはUSB端子などを通してパソコンに情報を転送し、パソコンのメモリー上またはハードディスク上にバーコードより読み取られた画像情報を格納する。以下はカメラ付きパソコンも同様である。
パソコンは、パソコン上のメモリーに格納された画像情報を文字列に置き換え、メモリーに文字情報として格納し、画面に表示するソフトウェアを有している必要がある。
パソコンは、パソコン上のメモリーに格納された画像情報を文字列に置き換え、メモリーに文字情報として格納し、画面に表示するソフトウェアを有している必要がある。
次に、パソコンは、前記文字情報を通信回線により受け取り側の情報処理サーバーに送信するプログラムを備えている必要がある。このプログラムとしては、通常のインターネット接続用のソフトウェアが使用できる。
前記文字情報が受け取り側のホームページアドレスあるいは電子メールアドレスである場合には、その情報を送信プログラム上の送信アドレス欄にコピーすることで簡単に送信することができる。
あるいは、カメラからの画像情報処理、送信までを一括して含むプログラムを作成して使用することも可能である。
前記文字情報が受け取り側のホームページアドレスあるいは電子メールアドレスである場合には、その情報を送信プログラム上の送信アドレス欄にコピーすることで簡単に送信することができる。
あるいは、カメラからの画像情報処理、送信までを一括して含むプログラムを作成して使用することも可能である。
カメラ付き携帯電話を使用する場合、カメラで読み取ったバーコード画像を文字情報に変換し、内蔵するメモリー領域に格納し、画面に表示する機能を備えた携帯電話が既に販売されている。例えば、NTTドコモ社のSH505I、FOMA、ボーダフォン社のJ−SH010などである。
これらのカメラ付き携帯電話では、前記文字情報が、受け取り側のホームページアドレスあるいは電子メールアドレスである場合には、実行キーを押すだけで直ちに送信が可能なプログロムが内蔵されている。
これらのカメラ付き携帯電話では、前記文字情報が、受け取り側のホームページアドレスあるいは電子メールアドレスである場合には、実行キーを押すだけで直ちに送信が可能なプログロムが内蔵されている。
本発明の分割コード情報は、少なくとも受け取り側のホームページアドレスあるいは電子メールアドレスが必要である。また、前記したように、一つの包装体に固有の番号(ケース固有情報)を記載する必要があり、同一の番号は一つにしか使用しない。
受け取り側の情報処理サーバーにおいては、一度懸賞に応募された番号を記録しておくことにより、同じ包装体で複数回の応募が行われることを防止できる。
受け取り側の情報処理サーバーにおいては、一度懸賞に応募された番号を記録しておくことにより、同じ包装体で複数回の応募が行われることを防止できる。
送信側のパソコンあるいは携帯電話には、あらかじめユーザー登録しておき、受け取り側で動作するプログラムと連動して動作するプログラムを保有していることが最も好ましく、その場合には、応募者は住所、氏名などの送信を何度も繰り返さずに済む。
しかしながら、そのような専用のシステムがなくても、前記した、カメラで読み取ったバーコード画像を文字情報に変換し、内蔵するメモリー領域に格納し、画面に表示する機能を備えた携帯電話を使用すれば、受け取り側のホームページに直ちに繋がり、その次に、受け取り側より求められる包装体の固有番号についても、既にカメラで読み込んで表示されている文字列の範囲を指定し、送信することにより、比較的簡単に懸賞に応募できる。更に、同様な操作で、応募者の電子メールアドレスまたは住所・氏名を送信することにより、応募者を特定できる。
このように、カメラで読み取ったバーコード画像を文字情報に変換し、内蔵するメモリー領域に格納し、画面に表示する機能を備えたカメラ付き携帯電話によれば、あらかじめユーザー登録したりすることもなく、初めて包装体に表示されたバーコードを見た人でも、すぐに懸賞に応募することが可能になる。
このように、カメラで読み取ったバーコード画像を文字情報に変換し、内蔵するメモリー領域に格納し、画面に表示する機能を備えたカメラ付き携帯電話によれば、あらかじめユーザー登録したりすることもなく、初めて包装体に表示されたバーコードを見た人でも、すぐに懸賞に応募することが可能になる。
以下、本発明を実施例に従って説明する。
<実施例1>
ダブルフェーサー側(箱外側)ライナとして、PFKライナ(王子板紙製、坪量160g/m2)、中芯として、坪量120g/m2の中芯原紙(王子板紙製)、シングルフェーサー側ライナとして坪量220g/m2のONRK(王子板紙製)を使用して貼合し、段ボールシートを得た。
多色フレキソ輪転印刷機にて、箱外側表面にフレキソ印刷を施すと同時に、同じフレキソ印刷機で、内フラップ外側表面に下記の下塗層(インクジェット印字用インク受容層)を形成した。上記フレキソ印刷が乾燥した後に、内フラップの外側表面となる位置に、黒の水性インクによりインクジェット記録方式によりQRコードの2分割コードを2箇所のフラップに各1つずつ、計2個印字した。なお、1つの段ボールシートに印刷する2分割コードは、各々組み合わせると元のコードが再現可能なものとした。また分割コードは段ボールシート毎に異なるコードとした。
なお、分割コードシンボルの空白ゾーンの外には、インクジェット記録方式により外枠を印刷した。
次に、この段ボールシートを図3の形状に打ち抜き、製函機で製函し、ラップラウンド形式の段ボール箱を製造した。
更に、この箱で、重量375g/本の缶ビール20本を包装して、二次元コード表示領域には接着剤がかからないようにしながら、外フラップをホットメルト接着剤により内フラップに接着させ、段ボール箱包装体を完成した。(図5)。
<下塗層>
バインダーとしてのシラノール化ポリビニルアルコール(R−1130:クラレ製)8部、顔料としてのシリカ(ファインシール:トクヤマ製)10部、ポリアクリル酸ソーダ(分散剤:東亜合成製)1.2部、にイソプロピルアルコール6部、水76部を加え、十分混合して固形分18%のフレキソインクを調製した。これを二次元バーコード印字予定領域周辺(5cm×5cm)に固形分坪量換算で5g/m2印刷し、乾燥して下塗層を得た。
<実施例1>
ダブルフェーサー側(箱外側)ライナとして、PFKライナ(王子板紙製、坪量160g/m2)、中芯として、坪量120g/m2の中芯原紙(王子板紙製)、シングルフェーサー側ライナとして坪量220g/m2のONRK(王子板紙製)を使用して貼合し、段ボールシートを得た。
多色フレキソ輪転印刷機にて、箱外側表面にフレキソ印刷を施すと同時に、同じフレキソ印刷機で、内フラップ外側表面に下記の下塗層(インクジェット印字用インク受容層)を形成した。上記フレキソ印刷が乾燥した後に、内フラップの外側表面となる位置に、黒の水性インクによりインクジェット記録方式によりQRコードの2分割コードを2箇所のフラップに各1つずつ、計2個印字した。なお、1つの段ボールシートに印刷する2分割コードは、各々組み合わせると元のコードが再現可能なものとした。また分割コードは段ボールシート毎に異なるコードとした。
なお、分割コードシンボルの空白ゾーンの外には、インクジェット記録方式により外枠を印刷した。
次に、この段ボールシートを図3の形状に打ち抜き、製函機で製函し、ラップラウンド形式の段ボール箱を製造した。
更に、この箱で、重量375g/本の缶ビール20本を包装して、二次元コード表示領域には接着剤がかからないようにしながら、外フラップをホットメルト接着剤により内フラップに接着させ、段ボール箱包装体を完成した。(図5)。
<下塗層>
バインダーとしてのシラノール化ポリビニルアルコール(R−1130:クラレ製)8部、顔料としてのシリカ(ファインシール:トクヤマ製)10部、ポリアクリル酸ソーダ(分散剤:東亜合成製)1.2部、にイソプロピルアルコール6部、水76部を加え、十分混合して固形分18%のフレキソインクを調製した。これを二次元バーコード印字予定領域周辺(5cm×5cm)に固形分坪量換算で5g/m2印刷し、乾燥して下塗層を得た。
<実施例2>
QRコードの2分割のコードを段ボールのフラップに1ケースにつき1個印刷し、他のケースに前記分割コードに対応する他の分割コードを1個印刷した以外は、実施例1と同様にして段ボール箱包装体を完成した。
QRコードの2分割のコードを段ボールのフラップに1ケースにつき1個印刷し、他のケースに前記分割コードに対応する他の分割コードを1個印刷した以外は、実施例1と同様にして段ボール箱包装体を完成した。
<実施例3>
多色フレキソ輪転印刷機にて、箱外側表面にフレキソ印刷を施すと同時に、同じフレキソ印刷機で、内フラップの外側表面となる位置に、二次元コードとしてQRコードの2分割コードを段ボールシートの1ケース分につき1個印字した。
次に、この段ボールシートを実施例1同様に図3の形状に打ち抜き、製函機で製函し、ラップラウンド形式の段ボール箱を製造した後実施例1と同様にして缶ビールを包装して段ボール箱包装体を得た。
次に上記印刷機にて、2分割コードのフレキソ印判を、前記2分割コードに対応する2分割コードを印刷できるものに換え、段ボールシートに上記と同様にして分割コードを1ケースにつき1個印字した。
上記で得た2種類の分割コードを有する段ボール箱包装体に、さらにインクジェット印刷により箱ごとに異なる番号(ケース固有情報)を印刷して段ボール包装体を完成した。
多色フレキソ輪転印刷機にて、箱外側表面にフレキソ印刷を施すと同時に、同じフレキソ印刷機で、内フラップの外側表面となる位置に、二次元コードとしてQRコードの2分割コードを段ボールシートの1ケース分につき1個印字した。
次に、この段ボールシートを実施例1同様に図3の形状に打ち抜き、製函機で製函し、ラップラウンド形式の段ボール箱を製造した後実施例1と同様にして缶ビールを包装して段ボール箱包装体を得た。
次に上記印刷機にて、2分割コードのフレキソ印判を、前記2分割コードに対応する2分割コードを印刷できるものに換え、段ボールシートに上記と同様にして分割コードを1ケースにつき1個印字した。
上記で得た2種類の分割コードを有する段ボール箱包装体に、さらにインクジェット印刷により箱ごとに異なる番号(ケース固有情報)を印刷して段ボール包装体を完成した。
<比較例1>
段ボールシートに下塗り層を形成せず、またインクジェットによる二次元コード印刷を行わなかった以外は実施例1と同様にして段ボール箱を製造した。
さらに、前述の段ボール箱を用いて、懸賞応募用のラベルをあらかじめ1本ずつに貼付したビール缶を実施例1と同様に包装して段ボール箱包装体を形成した。
段ボールシートに下塗り層を形成せず、またインクジェットによる二次元コード印刷を行わなかった以外は実施例1と同様にして段ボール箱を製造した。
さらに、前述の段ボール箱を用いて、懸賞応募用のラベルをあらかじめ1本ずつに貼付したビール缶を実施例1と同様に包装して段ボール箱包装体を形成した。
上記実施例、及び比較例を評価し、その結果を表1に示す。
1)懸賞応募の容易性:カメラ付携帯電話等で瞬時に応募可能なものを◎、カメラ付携帯電話等で応募可能であるが、応募時に箱の固有情報を入力する手間を必要とするものを○、応募に葉書等にラベルを貼付して送付する必要があり、時間のかかるものを×とする。
2)撮影容易性:二次元コードに外枠が設けられており、撮影が特に容易なものを◎とした。それ以外のものを○とした。
3)応募に必要な箱数:多いほど販売増効果があると考えられる。
1)懸賞応募の容易性:カメラ付携帯電話等で瞬時に応募可能なものを◎、カメラ付携帯電話等で応募可能であるが、応募時に箱の固有情報を入力する手間を必要とするものを○、応募に葉書等にラベルを貼付して送付する必要があり、時間のかかるものを×とする。
2)撮影容易性:二次元コードに外枠が設けられており、撮影が特に容易なものを◎とした。それ以外のものを○とした。
3)応募に必要な箱数:多いほど販売増効果があると考えられる。
1.内フラップ
2.外フラップ
3.二次元コード表示
4.ケース固有情報表示
2.外フラップ
3.二次元コード表示
4.ケース固有情報表示
Claims (5)
- 容器表面からは見えないが開封した後に読み取ることができる位置に分割バーコードが表示されている包装容器に内容物が包装された包装体。
- 包装容器は段ボール箱もしくは紙器箱であり、分割バーコードは箱の内フラップの外側表面に表示されていることを特徴とする請求項1に記載の包装体。
- 該包装容器には缶あるいは瓶入り飲料が多数本包装されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の包装体。
- バーコードがインクジェット記録方式により包装容器に直接印字されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装体。
- 請求項1〜4のいずれかに記載された包装体に対して、該分割バーコードを読み取り装置により読み取り、その読み取り情報を用いて通信手段により懸賞に応募することを特徴とする懸賞応募システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005275398A JP2007087126A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 分割バーコードが表示された包装体および懸賞応募方法 |
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