JP2007087037A - 被管理対象管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 学校7に出入りするときに学童9に音声で私信のメッセージを伝達する。
【解決手段】
学校7に出入りする学童9にICタグ203を持たせ、そのICタグ203のIDを検出して、そのIDへの私信のメッセージを学童データベース2(235)から読み込んで、超指向性音響伝達装置207、209、211によって、そのICタグ203を持っている学童9だけに、携帯電話機などを用いることなく伝達する。
又、学童データベース2(235)へは、父母や教師が電子メールで、メッセージを書き込む。
ICタグ203には、選択スイッチ63が設けられ、メッセージを確認したとの返答を出すことができる。この確認情報も電子メールで送信される。
【選択図】図1

Description

本発明は、学校や塾、会社やコンピュータ室などの管理区域に出入りする被管理対象、例えば、学童や会社員、研究員、オペレータなどを識別情報を記憶したICタグによって検出して、該被管理対象に関する連絡を例えば、その場で、被管理対象本人に直接音声で連絡したり、家族に電子メールで連絡したり、被管理対象の管理や被管理対象に関する情報の管理に利用する技術に関する。
従来、学校や塾などの管理区域に出入りする被管理対象、例えば、学童などを検出して、この学童などの被管理対象に関する連絡を例えば、家族に電子メールで連絡する技術が開示されている(特許文献1参照)。
この様な技術では、例えば、学童が学校から帰る場合に、家族の携帯電話に、「○○時に、○○ちゃん○○学校から帰る。」というような、学童の所在や行動を明らかにする連絡情報が電子メールによって伝達されている。
又、学校や塾、会社や病院に出入りする学童や会社員、医者や看護士などに連絡事項、例えば、本日の予定や注意事項、或いは立ち寄り先の指示などを電子メールで伝達する技術も開発されている。
特開2004−46458号公報
しかしながら、従来の技術による連絡情報の伝達は、例えば、家族に対しては、緊急性や迅速性が低いことから、電子メール、ファクシミリ、電話音声などの情報伝達機器を介して間接的に伝達する方法であっても不都合の発生は、少なかったが、被管理対象に対する連絡情報の伝達では、緊急性や迅速性が要求される場合が多く、電子メールなどで間接的に伝達を行う方法では、連絡遅れなどの不都合の発生が考えられる。
このため、管理区域の出入口に受付機を設置し、例えば、被管理対象がICタグ等で受付をすると、連絡情報をディスプレイに表示する直接伝達方法の技術も開発されているが、この様な技術では、受付機の利用が不可避であり、不便であり、現実的ではなかった。
又、被管理対象への連絡を全て携帯電話機で直接伝達するといった方法は、現実的ではなかった。
そこで、本発明では、管理区域に出入りする被管理対象への連絡情報の伝達を被管理対象が携帯電話機等の情報伝達機器を所持することなく、しかも受付機を利用することもなく行えるようにすると共に、その伝達に際しては、他人がその連絡情報の内容を知ることがないようにして、プライバシーが確保される技術の提供を目的とする。
又、この連絡情報が被管理対象に伝達されたことを確認したり、この連絡情報に対する返事を被管理対象から貰うことを可能にすることで、利便性をより向上すると共に、下校時の学童などの立ち寄り先の確認を求めたり、帰宅時間の確認を求めたりなど、被管理対象の行動の監督、監視、管理機能を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明の被管理対象管理システムは、被管理対象を検出して、該被管理対象に関する管理を行う被管理対象管理システムであって、上記被管理対象に情報を伝達する情報伝達領域と、上記情報伝達領域に向かて、指向性を有する音響を出力する指向性音響出力手段と、識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、上記情報伝達領域に位置する上記識別情報記憶手段から、該識別情報記憶手段が記憶する識別情報を検出する識別情報検出手段と、上記識別情報に対応する情報を記憶する情報記憶手段と、上記識別情報に対応する情報を入力する情報入力手段と、上記情報入力手段によって入力された上記識別情報に対応する情報を上記情報記憶手段に記憶する情報書込手段と、上記識別情報検出手段によって検出した上記識別情報に対応する情報を上記情報記憶手段から読み込む情報読込手段と、上記情報読込手段によって読み込んだ情報を、上記指向性音響出力手段から出力させる情報伝達実行手段とを備えることを要旨とする。
請求項1の被管理対象管理システムは、先ず、情報入力手段が識別情報に対応する情報を入力すると、情報書込手段がその入力した識別情報に対応する情報を、情報記憶手段に記憶する。
この状態で、識別情報を記憶する識別情報記憶手段が例えば、被管理対象に持参されて、情報伝達領域に入ると、識別情報検出手段が、その識別情報記憶手段に記憶されている識別情報を検出する。次いで、情報読込手段が、その検出された識別情報に対応する情報を情報記憶手段から読み込み、情報伝達実行手段が、その読み込んだ識別情報に対応する情報を、指向性音響出力手段から出力させる。
これにより、指向性音響出力手段は、識別情報に対応する情報の音響を、情報伝達領域に向けて、指向性を有する音響で出力する。
従って、情報伝達領域には、この情報伝達領域に位置する識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に対応する情報の音響が提供され、被管理対象がその音響を聞くことが可能になる。
又、この場合には、情報伝達領域の外に向けては、識別情報に対応する情報の音響は、出力されない。従って、情報伝達領域の外では、識別情報に対応する情報の音響を聞くことは、難しくなる。
従って、例えば、学校などの管理区域に出入りする被管理対象への連絡情報の伝達を被管理対象が携帯電話機等の情報伝達機器を所持することなく、しかも受付機を利用することもなく行えると共に、その伝達に際しては、他人がその連絡情報の内容を知ることが難しく、プライバシーが確保される。
尚、指向性音響出力手段としては、どの様な原理のものでも利用可能であるが、例えば、周知の超音波と空気との相互作用を利用して、超音波が可聴音に変わる位置を利用した方式のものや超音波、或いは可聴音の位相を利用して、超指向性や指向性を得る方式のものを利用することが可能である。
請求項2の被管理対象管理システムは、上記指向性音響出力手段は、上記情報伝達領域を境界にして、音圧レベルが段階的に相違する音響の出力構造を有することを特徴とする請求項1に記載の被管理対象管理システムを要旨とする。
請求項2の被管理対象管理システムは、請求項1と同様の作用を有することに加え、指向性音響出力手段から情報伝達領域を境界にして、音圧レベルが段階的に相違する音響が出力されることにより、情報伝達領域を境界にして、識別情報に対応する情報の聴取可否を明確に分けることが可能になる。
請求項3の被管理対象管理システムは、上記情報読込手段によって読み込んだ情報を、音声メッセージ信号に変換後、上記指向性音響出力手段に供給する音声信号変換手段を備えることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の被管理対象管理システムを要旨とする。
請求項3の被管理対象管理システムは、請求項1、又は請求項2と同様の作用を有することに加え、音声信号変換手段が、情報読込手段によって読み込んだ情報を、音声メッセージ信号に変換後、指向性音響出力手段に供給する。
これにより、例えば、文字情報のメッセージを、音声のメッセージに変換して、指向性音響出力手段から出力することが可能になる。
従って、情報入力手段は、文字情報のメッセージを入力することが可能になる。
尚、識別情報に対応する情報を、例えば、情報機器の音声通信機能や携帯電話機等の音声通話機能を利用して、音声通話で、直接入力したり、或いはファイル化して、直接、或いはメールに添付して、入力しても良い。
請求項4の被管理対象管理システムは、上記情報入力手段は、電子メール型式で入力した情報から上記識別情報に対応する情報を抽出する情報抽出手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の被管理対象管理システムを要旨とする。
請求項4の被管理対象管理システムは、請求項1ないし請求項3の何れかと同様の作用を有することに加え、情報入力手段の情報抽出手段が、電子メール型式で入力した情報から識別情報に対応する情報を抽出し、情報書込手段がその抽出した識別情報に対応する情報を情報記憶手段に記憶させる。
これにより、文字情報のメッセージを電子メールで入力することが可能になる。
請求項5の被管理対象管理システムは、上記識別情報記憶手段は、選択スイッチと、該選択スイッチの状態と、上記識別情報とを無線送信する無線送信手段とを有するICタグ内に備えられ、上記識別情報検出手段は、上記ICタグの無線送信手段から送信された上記選択スイッチの状態と、上記識別情報とを受信する無線受信手段と、上記無線受信手段によって受信した上記選択スイッチの状態を上記情報記憶手段に記憶する選択スイッチ状態記憶手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の被管理対象管理システムを要旨とする。
請求項5の被管理対象管理システムは、請求項1ないし請求項4の何れかと同様の作用を有することに加え、識別情報記憶手段が、選択スイッチと、この選択スイッチの状態と、識別情報とを無線送信する無線送信手段とを有するICタグ内に備えられている。
又、識別情報検出手段の無線受信手段がそのICタグの無線送信手段から送信された選択スイッチの状態と、識別情報とを受信し、選択スイッチ状態記憶手段がその無線受信手段によって受信した選択スイッチの状態を情報記憶手段に記憶する。
これにより、ICタグの選択スイッチを選択すると、その選択状態が情報記憶手段に記憶される。
従って、この情報記憶手段を読み込むことで、ICタグの選択スイッチの状態を知ることが可能になる。
請求項6の被管理対象管理システムは、上記識別情報検出手段によって検出された識別情報に対応する情報を上記情報記憶手段から読み込んで、該読み込んだ情報に記載されている送信先に、電子メールを送信する電子メール送信手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の被管理対象管理システムを要旨とする。
請求項6の被管理対象管理システムは、請求項1ないし請求項5の何れかと同様の作用を有することに加え、電子メール送信手段が、識別情報検出手段によって検出された識別情報に対応する情報を情報記憶手段から読み込んで、この読み込んだ情報に記載されている送信先に、電子メールを送信する。
これにより、被管理対象が例えば、学校や塾などを入退出する時に、被管理対象の関係者に電子メールが送信される様に出来る。
又、被管理対象に入退出時にメッセージを伝達する機能と、被管理対象が入退出したことを知らせるメッセージを電子メールで伝達する機能とを両方とも備えることができ、或いは、被管理対象がメッセージを確認したことを伝達する機能をも備えることができる。
請求項7の被管理対象管理システムは、上記電子メール送信手段は、上記ICタグの無線送信手段によって送信された上記選択スイッチの状態の情報を、上記電子メールに含ませる選択スイッチ状態連絡手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の被管理対象管理システムを要旨とする。
請求項7の被管理対象管理システムは、請求項6と同様の作用を有することに加え、電子メール送信手段の選択スイッチ状態連絡手段が、ICタグの無線送信手段によって送信された選択スイッチの状態の情報を、電子メールに含ませる。
これにより、被管理対象に入退出時にメッセージを伝達する機能と、被管理対象が入退出したことを知らせるメッセージの電子メールを伝達する機能と、被管理対象がメッセージを確認したことを知らせる電子メールを伝達する機能とを備えることができる。
請求項1の発明の被管理対象管理システムは、情報伝達領域には、この情報伝達領域に位置する識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に対応する情報の音響が提供され、被管理対象がその音響を聞くことが可能になり、情報伝達領域の外に向けては、識別情報に対応する情報の音響は、出力されず、情報伝達領域の外では、識別情報に対応する情報の音響を聞くことは、難しくなる。
この結果、例えば、学校などの管理区域に出入りする被管理対象への連絡情報の伝達を被管理対象が携帯電話機等の情報伝達機器を所持することなく、しかも受付機を利用することもなく行えると共に、その伝達に際しては、他人がその連絡情報の内容を知ることが難しく、プライバシーが確保されて、利便性と、秘密の保持機能とを共に向上することができるという極めて優れた効果を奏する。
請求項2の被管理対象管理システムは、請求項1と同様の効果を有することに加え、指向性音響出力手段から情報伝達領域を境界にして、音圧レベルが段階的に相違する音響が出力されることにより、情報伝達領域を境界にして、識別情報に対応する情報の聴取可否を明確に分けることが可能になることから、情報伝達領域を他の人が通ったり、立ち止まる位置の近くに設けても、他人が連絡情報の内容を知ることができなくなる。
従って、情報伝達領域の設置場所の自由度が高くなるとともに、被管理対象が通常通行する位置から大きく外れることのない位置に、情報伝達領域を設定して、被管理対象への情報の伝達を行うことが可能になる。
この結果、利便性と、秘密の保持機能とを更に向上することができるという極めて優れた効果を奏する。
請求項3の被管理対象管理システムは、請求項1、又は請求項2と同様の効果を有することに加え、例えば、文字情報のメッセージを、音声のメッセージに変換して、指向性音響出力手段から出力することが可能になることから、情報入力手段が、文字情報のメッセージを入力することが可能になる。
この結果、指向性音響出力手段から出力させる識別情報に対応する情報を例えば、電子メールの文字データで、設定することが可能になり、例えば、被管理対象の関係者が何時でも何処でも携帯電話機などで簡単に設定することができ、利便性が向上するという効果を奏する。
請求項4の被管理対象管理システムは、請求項1ないし請求項3の何れかと同様の効果を有することに加え、文字情報のメッセージを電子メールで入力することが可能になり、被管理対象の関係者が何時でも何処でも携帯電話機などで簡単にメッセージを入力することができ、利便性が向上するという効果を奏する。
請求項5の被管理対象管理システムは、請求項1ないし請求項4の何れかと同様の効果を有することに加え、ICタグの選択スイッチを選択すると、その選択状態が情報記憶手段に記憶されることから、この情報記憶手段を読み込んで、ICタグの選択スイッチの状態を知ることが可能になる。
この結果、ICタグを持参する被管理対象の意思や返事を利用することができて、双方向のメッセージの伝達機能が構成され、例えば、その意思や返事を識別情報に対応する情報を書き込んだ被管理対象の関係者に伝えることが可能になるなど、色々な利用方法を提供可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
例えば、色々な利用方法としては、家族が学童に行き先や帰宅時間の確認を求めるメッセージを伝達し、そのメッセージを聞いたことの確認を求めたり、そのメッセージの返事を求めたりする用途の利用が可能になる。
又、この双方向のメッセージの伝達機能が学童に携帯電話機などを持たせることなく利用でき、便利である。
しかも、この双方向のメッセージの伝達機能が被管理対象と、その関係者間との緊密な情報の交換機能を発揮させ、例えば、事件や事故などを未然に防止したり、解決を早めたりする効果を奏する。
請求項6の被管理対象管理システムは、請求項1ないし請求項5の何れかと同様の効果を有することに加え、被管理対象に入退出時にメッセージを伝達する機能と、被管理対象が入退出したことを知らせるメッセージを伝達する機能とを両方とも備えることができ、或いは、被管理対象がメッセージを確認したことを伝達する機能をも備えることができることから、被管理対象と、被管理対象の関係者との間の意思疎通を簡単に構成することが可能になり、利便性が向上するという極めて優れた効果を奏する。
請求項7の被管理対象管理システムは、請求項6と同様の効果を有することに加え、被管理対象に入退出時にメッセージを伝達する機能と、被管理対象が入退出したことを知らせるメッセージの電子メールを伝達する機能と、被管理対象がメッセージを確認したことを知らせる電子メールを伝達する機能とを備えることができ、被管理対象と、被管理対象の関係者との間の意思疎通を簡単に構成することが可能になり、利便性が向上するという極めて優れた効果を奏する。
次に発明の実施の形態の被管理対象管理システム1を説明する。
図1は、被管理対象管理システム1の使用状態の説明図、図2は、ICタグ3の外観図、図3は、被管理対象管理システム1のブロック図、図4は、ICタグ203の正面図、図5は、ICカード5の使用状態の説明図である。
被管理対象管理システム1は、図1に示すように、学校7に設置され、学校7に登校してくる学童9の存在を検出して、その存在の検出に基づく電子メールを父母に送信することと、学童9へのメッセージを伝達する機能を有する。
先ず、電子メールを父母に送信する構成を説明する。
被管理対象管理システム1は、学校7の出入口11に配設されたUHFアンテナ13、15と、このUHFアンテナ13、15から出力された無線電波を電源にして機能するUHF帯パッシブ型のRFID構造を有するICタグ3と、学校7内に設置された制御装置17と、UHFアンテナ13、15と、制御装置17との間を接続する信号線19とを備えている。ここで設置されているUHFアンテナ13、15は、学校7の図示しない出入口11にも設けられる。又、ICタグ3は、学校7に登校する学童9の全員が所持する。尚、ICタグ3は、学校7への出入りが管理される者、例えば、教師や事務員、用務員が所持し、或いは物品、自動車や自転車に取り付けられる。尚、学校7への出入りの管理に関しては、詳細の説明は省略するが、出入り状態の記録を残したり、不正な出入りを管理するなど行う。
又、UHFアンテナ13は、図1に示すようなICタグ3の検出エリア13Aを有し、UHFアンテナ15は、検出エリア15Aを有し、出入口11を通過する学童9が所持するICタグ3から送信された識別コードIDと、暗号キーEKとを受信する機能を有する。尚、UHFアンテナ13、15は、慣用されているUHF帯パッシブ型のRFID用のリード/ライト用であって、数メートルの検出エリアを有する。尚、UHFアンテナ13、15と、ICタグ3は、各種法令による規制品であり、使用する周波数帯域やアクティブ型、あるいはパッシブ型は、適宜適切な規格や構造のものが採用される。尚、ここでは、現時点で検知距離やICタグ3の寸法や価格、メンテナス性などを考慮して、最適な規格として、UHF帯、パッシブ型を採用し、例を示す。
ICタグ3は、図2に示すように、カード状の本体21と、この本体21の取付穴25に取り付けられた取付具23とを備えている。これによりICタグ3は、取付具23によって、例えば、学童9が背負う鞄27等に取り付けられる。このICタグ3の本体21には、ICタグ3の所属を明確にする学校名表示29と、通し番号表示31とが印字、印刷されている。このICタグ3は、詳細の図示は省略するがUHF帯の電波の送受信用の複数のアンテナと、アンテナによって受信した電波から電源を作る電源回路と、電子回路と、EEPROM等から構成されている。これにより、詳細を後述するがEEPROMに格納されている暗号キーEKのデータと、識別コードIDのデータとをアンテナから送信する機能を有する。尚、この送信機能は、慣用されている手法によって実行される。
又、このICタグ3から暗号キーEKのデータと、識別コードIDのデータとを読み取るUHFアンテナ13、15には、図示しない制御装置が付属し、UHF帯RFIDリーダ・ライタを構成し、ICタグ3から読み込んだ暗号キーEKのデータと、識別コードIDのデータとを学校7内に設置された制御装置17に送信する。尚、詳細な動作の説明は省略する。
以上の構成により、図1に示すように、ICタグ3を身につけた学童9が学校7の出入口11を通ると、後述するように、ICタグ3に記憶されていた暗号キーEKのデータと、識別コードIDのデータとが制御装置17に送信される。これは、学童9が出入口11を通過する毎に実行される。
この様に暗号キーEKのデータと、識別コードIDのデータとの送信を受ける制御装置17は、図3に示すように、通信インタフェース33によって受信し、図示を省略するマイクロコンピュータ構成によって、後述する様に電子メールを父母に送信する機能を有する。
次ぎに、図6の学童カード処理に基づいて、ICタグ3の動作の詳細を説明する。この図6の学童カード処理は、ICタグ3の図示しない電子回路で繰り返し実行される処理である。
先ず、ICタグ3が検出エリア13A、15Aに入って、電源の供給が開始されると、UHFアンテナ13、15から送信されている電波に含まれる情報を受信する読込信号受信処理が行われる(S100)。次いで、読み込んだ信号に識別コードIDの返信を求める情報が含まれているかを判断し(S110)、識別コードIDの返信を求めていなければ、そのまま一旦終了する。この識別コードIDの返信を求めているか否かの判断は、むやみに、識別コードIDの情報を送信しないために重要である。この確認は、所定の手順通りに進行するか否かによって行われる。従って、この手順を秘密にしておき、且つ確認コードやパスワードを利用することで、極めて高いセキュリティを持たせることが可能になる。
ここで、識別コードIDの返信を求めていると判断した場合には(S110)、次ぎに、図示しないEEPROMから暗号キーEKを入力する処理行い(S120)、次いで、同様に、識別コードIDを入力する処理を行って(S130)、更に、送信待ちになっているデータがあればそれを入力する処理を行う(S140)。
尚、暗号キーEKや識別コードIDの入力は、必ず行われ、送信待ちのデータの入力は、必ず行う必要はない。又、これは、UHFアンテナ13、15から送信されている電波に含まれる情報に、送信待ちのデータの送信を求める情報が含まれている場合にのみ行うようにしても良い。
以上の処理(S120ないしS140)の終了後、それらの情報を返信データに加工する識別コードID+暗号キーEKデータを含む返信データの作成処理を行って(S150)、その作成した返信データを図示しないアンテナによってUHF帯の無線で送信する処理を行い(S160)、本学童カード処理を一旦終了する。
ここで送信された返信データは、図3に示すように、UHFアンテナ13、15で受信され、信号線19を通って、制御装置17の通信インタフェース33に入り、制御装置17の図示しないマイクロコンピュータで、参照可能になる。
図7は、制御装置17で所定時間毎に実行される学童カード門扉通過処理ルーチンのフローチャート、図8は、学童データベース1の説明図である。
図7の学童カード門扉通過処理ルーチンが起動されると、先ず、図6のS160の処理によって送信されてきた返信データを通信インタフェース33から取り込む返信データの読込処理を実行し(S200)、返信データの読み込みがなければ(S210)、本学童カード門扉通過処理をそのまま一旦終了する。
一方、返信データの読み込みがあったと判断した場合には(S210)、次ぎに、その返信データから識別コードIDと、暗号キーEKとを抽出する処理を行って(S220)、その抽出した識別コードIDに基づいて、図8に示す学童データベース1(35)の抽出した識別コードIDの門扉通過時間記録エリア37に、現在時間を格納する処理を行う(S230)。この門扉通過時間記録エリア37に現在時間が記録されることで、この識別コードIDを有する学童9が学校7に登校したとの記録が残されると共に、後刻、色々な処理や判断を行う場合に、参照可能になる。
次いで、学童データベース1(35)の送信文記録エリア39に格納されているデータを読み込み(S240)、そのデータに基づいて、門扉通過時に送信するメールの作成を行って(S250)、その作成したメールをS220で抽出した暗号キーEKで暗号化し(S260)、その暗号化したメールを門扉通過時メールとして、学童データベース1(35)の保護者送信先アドレス記録エリア41に記録されている電子メールアドレスに、電子メールで送信を実行する処理を行う(S270)。
これにより、例えば、送信文記録エリア39に「○○ちゃん○○学園に登校。」というデータが記録され、保護者送信先アドレス記録エリア41に、「××××」の電子メールアドレスが記録されている場合には、「××××」のアドレスに、「○○ちゃん○○学園に登校。○○時○○分」の電子メールが送信される。
又、このS270の処理では、送信の実行後、メールサーバへの到達を確認して、送信済み印記録エリア43に現在時間を記録する処理を行う。
尚、返信データの読み込みで、識別コードIDと、暗号キーEK以外のデータが含まれていた場合には、図示しない受信文格納処理によって、受信文記録エリア45に、その内容を記録する処理を行う。この受信文記録エリア45に格納されたデータは、図示しない受信文確認処理によって、読み出され、例えば、担任による確認が行われる。又、受信文確認処理によって、担任等による確認が行われると、その確認者の識別コードIDが受信文参照済み印記録エリア47に書き込まれるように構成されている。
この様に電子メールが送信される処理が行われると、制御装置17の通信インタフェース49から公衆通信回線51と、TCP/IPネットワーク53とを経由して、電子メールのメールサーバ55に電子メールが格納され、例えば、携帯電話局57によって、携帯電話機59に配信される。尚、電子メールは、電子メールアドレスの所有者毎に、伝達経路が相違する。例えば、携帯電話機に配信されるものやコンピュータに配信されるものなど様々である。
次ぎに、携帯電話機59に配信される場合を説明する。
携帯電話機59では、周知慣用されている手法で、電子メールが配信され、格納されるが、被管理対象管理システム1から出力された電子メールは、暗号キーEKで暗号化されている。
この暗号化されている電子メールをICカード5で復号化する構成を以下に説明する。
このICカード5は、近距離型のRFIDの機能を有するものであって、図示しないアンテナと、EEPROMと、制御回路と、電源回路とを備えている。
このICカード5は、アンテナをリーダ・ライターに近接させることで、データのリード・ライトが可能である。
このICカード5を図5に示すような携帯電話機59で使用する場合には、携帯電話機59にICカード5対応のリード・ライト装置99が取り付けてある必要がある。このリード・ライト装置99は、携帯電話機59に内蔵するものでも、後付のものでも良い。
図5に示すリード・ライト装置99は、制御用のソフトウエアを記憶し、携帯電話機59の制御装置111にソフトウエアを供給すると共に、その制御装置111によって、制御可能な構成を備える。又、携帯電話機59は、制御装置111によって、入力がモニタされるキーボード113と、制御装置111によって表示状態が制御されるディスプレイ115とを備えている。
又、リード・ライト装置99は、携帯電話機59のメールソフトから利用可能な構成を有し、メールソフトからの委託で、ICカード5にアクセスし、復号キーDK(又は暗号キーEK)を読み込んで、メールソフトに転送する機能を有する。尚、慣用されているハードウエアのプラグアンドプレイであり、詳細な説明は省略する。又、メールソフトが必要とするソフトウエアは、リード・ライト装置99に予め記憶されており、リード・ライト装置99を携帯電話機59に接続したときに、インストールされる構成を有する。
又、本発明は、近接型のRFIDによって、ICカード5の復号キーDKを読み込む構成に代えて、その他のインタフェースを利用する構成の使用も可能である。特に、ICカード5のように、携帯可能媒体で供給された復号キーDKを読み込む構成であれば、携帯電話機59の使用者が一々復号キーDKを手で入力する必要がなく、利便性を向上する機能の提供は可能である。
このICタグ3と、ICカード5とは、暗号の作成と、復号とを行う組として、予め作成され、学童9と、父母とに供給される。
尚、リード・ライト装置99が携帯電話機59に内蔵型の場合には、携帯電話機59にメモリー媒体の形状でソフトウエアを供給し、リード・ライト装置99やメールソフトウエアを利用可能にする。
以上の構成を備えた携帯電話機59に電子メールが着信すると、この着信した電子メールが暗号化されていれば、復号キーDKを利用して、暗号化されたデータを復号する処理を行う。
ここでの復号キーDKの入力は、毎回入力するか、或いは予め入力しておいた復号キーDKを使う。例えば、毎回入力を行う場合には、図5に示すように、携帯電話機59のリード・ライト装置99にICカード5を近づけることで、実行される。又、直接入力する場合には、携帯電話機59のキーボード113から、復号キーDKを直接入力する。
一方、予め入力しておいた復号キーDKを使う場合には、携帯電話機59の制御装置111のメモリに予め格納しておいた復号キーDKを読み込んで利用する。
復号キーDKの読み込み後、この復号キーDKの利用を可能にするパスワードを入力し、復号キーDKと、パスワードが適切であれば、暗号化された電子メールが復号されて、暗号化される前の状態になり、受信した電子メールの中身を、見ることが可能になり、電子メールを理解することが可能になる。
以上に説明した被管理対象管理システム1は、連絡情報を伝える電子メールの内容の秘匿化が被管理対象である学童9の操作を必要とすることなく実現されており、その秘匿化の実効化が、学童9による煩わしい操作などの負担を強いることなく提供され、利便性が向上するという極めて優れた効果を奏する。又、学校7などの電子メールを送信する側も暗号キーEKを記憶管理する必要がなく、便利である。
その上、この連絡情報を伝える電子メールの内容の秘匿により、電子メールの内容に基づいて、連絡情報が犯罪に利用されて、学童9が誘拐されるなどの犯罪に巻き込まれることが防止され、社会に有益なシステムを提供することが出来て、公益性を向上することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
次ぎに、学校7の出入口11で、学童9へメッセージを伝達する機能を説明する。
尚、ICタグ3を利用して、学童9にメッセージを伝達することも可能であるが、ICタグ3を更に高機能にした図4に示すICタグ203を利用して、学童9との間で、双方向通信を行う例を示して、学童9にメッセージを伝達する機能を説明する。
図4のICタグ203は、遠距離型(UHF帯パッシブ型)のRFIDの機能を有するものであって、アンテナ61と、選択スイッチ63と、制御回路73と、これらを収納する4角板状のケース77とを備えている。又、ケース77の表面には、学園名表示81と、選択記号表示83と、選択番号表示85とが設けられている。
又、ICカード5は、選択スイッチ63と、アンテナ61とが、制御回路73に接続されている。これにより、選択スイッチ63の第1の位置63a(選択記号表示83の「○」が記された位置、選択番号表示85の「1」で指示される位置)を操作すると、その情報が制御回路73に入力され、アンテナ61を経由して、外部の制御装置17から読み取ることが可能な構成を有する。同様に、選択スイッチ63の第2の位置63b(選択記号表示83の「X」が記された位置、選択番号表示85の「2」で指示される位置)を操作すると、その情報が制御回路73に入力され、選択スイッチ63の第3の位置63c(選択記号表示83の「□」が記された位置、選択番号表示85の「3」で指示される位置)を操作すると、その情報が制御回路73に入力され、又、選択スイッチ63の第4の位置63d(選択記号表示83の「△」が記された位置、選択番号表示85の「4」で指示される位置)を操作すると、その情報が制御回路73に入力され、アンテナ61を経由して、外部の制御装置17から読み取ることが可能な構成を有する。
又、図1に示すように、学校7の出入口11には、既述したUHFアンテナ13、15の設置に加えて、超指向性音響伝達装置207、209、211と、UHFアンテナ213と、赤枠で縁取られた情報交換領域エリア表示215と、支持部材217とが設置されている。
超指向性音響伝達装置207は、左側の門壁11aに取り付けられ、UHFアンテナ13の検出エリア13Aとほぼ重なる音声の伝達エリア207Aを備え、この音声の伝達エリア207Aに位置する学童9などの人間に対してだけ、音声情報を伝達する機能を有する。例えば、超指向性音響伝達装置207、209、211としては、超音波ビームを利用する「オーディオ・スポットライト・システム」(商品名)や「ハイパーソニック・サウンドシステム」(商品名)の利用が可能である。尚、学童9が受信機を用いることなく音声の伝達エリア207Aに限って、情報を伝達する機能を有するものであれば、どの様な機構や構造を有するものでも利用が可能である。
又、超指向性音響伝達装置209は、右側の門壁11bに取り付けられ、UHFアンテナ15の検出エリア15Aとほぼ重なる音声の伝達エリア209Aを備え、この音声の伝達エリア209Aに位置する学童9などの人間に対してだけ、音声情報を伝達する機能を有する。
支持部材217は、超指向性音響伝達装置211と、UHFアンテナ213とを、情報交換領域エリア表示215の上方に設置するもので、一端217Aが左側の門柱11c上に固定され、他端217Bにベース板217Cが取り付けられている。
ベース板217Cは、情報交換領域エリア表示215の上方に位置し、詳細な構造の図示を省略する超指向性音響伝達装置211と、UHFアンテナ213とを保持する。
超指向性音響伝達装置211は、情報交換領域エリア表示215の上方に位置する学童9などの人間に対してだけ、音声情報を伝達する機能を有する。又、UHFアンテナ213は、情報交換領域エリア表示215と、UHFアンテナ213との間に位置するICタグ3、203に電源の供給を行うと共に、このICタグ3、203が出力した情報を受信する機能を有する。
つまり、情報交換領域エリア表示215の上に、ICタグ3、203を持った学童9が立つと、そのICタグ3、203から出力された情報がUHFアンテナ213で読み取られ、制御装置17に伝達されると共に、制御装置17から出力された音声信号が超指向性音響伝達装置211から学童9に向かって出力され、学童9がその音声を聴取することが可能になる。
尚、超指向性音響伝達装置211から出力された音声信号は、情報交換領域エリア表示215を外れて立つ学童9等の人間が音圧が小さくて内容を理解できない構造を有する。
次ぎに、ICタグ203を持った学童9が出入口11を通る場合を例にして、学童9にメッセージを伝達すると共に、学童9からの返答を取得する動作を説明する。
学童9が出入口11を通過すると、ICタグ203がUHFアンテナ13の検出エリア13A、又はUHFアンテナ15の検出エリア15Aを通過する。この場合に、図7の学童カード門扉通過処理のS220の処理によって、識別コードIDが抽出される。
以後、既述したS230〜S270が実行され、メールの送信などが行われる。
その後、図9に示す学童データベース2(235)の読込処理が実行され(S290)、その読み込んだ学童データベース2(235)に未再生メッセージがあるかを判断する(S300)。ここで読み込まれる学童データベース2(235)は、制御装置17内に構成され、図10に示すように、識別コードID毎にメッセージに関するデータを記憶するものであって、告知メッセージ記録エリア237と、メッセージナンバ記録エリア239と、メッセージファイル記録エリア241と、書込者の情報記録エリア243と、再生日時情報記録エリア245と、聴取確認情報記録エリア247とからなるID毎レコード249を備えている。ここで、告知メッセージ記録エリア237には、学童9に対して初めにメッセージがあることを伝達し、その場合の行動を指示する文面が記憶される。又、メッセージナンバ記録エリア239には、メッセージを識別するためのユニークな番号が記憶される。メッセージファイル記録エリア241には、メッセージの文面が格納されているファイルの名称やアドレスが記憶される。書込者の情報記録エリア243は、メッセージを書き込んだものの情報、例えば、父母の名称や識別番号、担任の名称や識別番号が記録される。再生日時情報記録エリア245は、学童9へのメッセージを伝達した日時の情報が記録される。聴取確認情報記録エリア247には、学童9がメッセージを聞いて、選択スイッチ63を操作した場合に、その選択スイッチ63の操作内容が記憶される。
S290では、S220で抽出した識別コードIDのID毎レコード249の告知メッセージ記録エリア237と、メッセージナンバ記録エリア239と、メッセージファイル記録エリア241と、書込者の情報記録エリア243と、再生日時情報記録エリア245と、聴取確認情報記録エリア247とに記録されているデータを読み込む。そして、再生日時情報記録エリア245に再生日時が格納されていないメッセージナンバ記録エリア239のデータに基づいて、未再生メッセージがあるかの判断を行う(S300)。
ここでの未再生メッセージの有無の判断は、例えば、再生日時情報記録エリア245に、選択スイッチ63の操作内容のデータが何も記憶されていない場合には、未再生メッセージが有りであるとの判断が行われ、再生日時情報記録エリア245に、選択スイッチ63の操作内容のデータが記憶されていれば、未再生メッセージが無しであるとの判断が行われる。
ここで、未再生メッセージがないと判断されれば(S300)、本学童カード門扉通過処理ルーチンをそのまま一旦終了する。つまり、何もアクションが起きない。従って、学童9は、出入口11を何事もなく、そのまま通過する。
一方、未再生メッセージがある場合には(S300)、次ぎにIDに登録された呼びかけ名称に対するメッセージ有りの告知実行が行われる(S310)。
このメッセージ有りの告知実行では、先ず、告知メッセージ記録エリア237に記録されている文面を音声データに変換後、超指向性音響伝達装置207、209に出力して、この超指向性音響伝達装置207、209から超指向性の音声メッセージとして出力させる処理を行う。
これにより、例えば、伝達エリア207A、209Aにいる学童9が告知メッセージ記録エリア237に記録されている文面、ここでは「○○さん メッセージがあります 赤枠内に立って メッセージを聞いてください 内容を確認したら ○ボタンを押してください もう一度聞きたい場合は △ボタンをおしてください」のアナウンスを聞くことになる。尚、この場合には、伝達エリア207A、209Aの外にいる学童9等の人間は、アナウンスの音圧が小さく、その内容を理解することはできない。
この様な告知メッセージを聞いた学童9は、予め教示されていた図1に示す情報交換領域エリア表示215上に移動して、そこに佇む。
学童9が佇んだ情報交換領域エリア表示215の上方には、UHFアンテナ213と、超指向性音響伝達装置211とが配置されており、UHFアンテナ213からは、図11に示すメッセージ伝達処理ルーチン(制御装置17によって、繰り返し実行される。)のフローチャートの読込信号(聴取開始用、聴取確認用)送信処理(S400)によって、聴取開始用の読込信号の送信と、聴取確認用の読込信号の送信が行われている。
従って、学童9が持参するICタグ203は、その聴取開始用の読込信号と、聴取確認用の読込信号とを受信する。
この読込信号を受信するICタグ203は、図12に示す学童カード処理ルーチンのフローチャートの読込信号(聴取開始用)受信処理(S500)によって、その聴取開始用の読込信号を受信する。次いで、その聴取開始用の読込信号に基づいて、識別コードIDの返信かを判断する(S510)。なお、聴取開始用の読込信号は、識別コードIDの返信を行うとの規則が予め定められている。
ここで、識別コードIDの返信を行わないと判断した場合には(S510)、本学童カード処理をそのまま一旦終了する。
一方、識別コードIDの返信を行うと判断した場合には(S510)、制御回路73内のメモリに記録されている識別コードIDを入力して(S520)、その識別コードIDデータをアンテナ61を利用して、送信する処理を行う(S530)。
つまり、ICタグ203は、聴取開始用の読み信号を受信すると、自己が記憶する識別コードIDを送信する。この送信された識別コードIDは、UHFアンテナ213によって受信され、制御装置17に伝達される。
次ぎに、図13の学童メッセージ再生処理ルーチン(制御装置17によって繰り返し実行される。)のフローチャートに基づいて、メッセージを超指向性音響伝達装置211が再生する処理を説明する。
先ず、返信データの読み込み処理を実行し(S600)、返信データの読み込みが行われるまで(S610)、本学童メッセージ再生処理をそのまま一旦終了する。返信データの読み込みができた場合には(S610)、その返信データから識別コードIDを抽出する処理(S620)、識別コードID+選択内容を抽出する処理(S630)、及び抽出した識別コードIDに該当する学童データベース2(235)を読み込む処理(S640)を順番に実行する。
尚、識別コードIDと、識別コード+選択内容とは、1つのICタグ203から同時に出力されることはないが、何れかが出力されるので、識別コードIDを抽出する処理(S620)、および識別コードID+選択内容を抽出する処理(S630)を順番に実行する。
抽出した識別コードIDに該当する学童データベース2(235)の情報の読み込み後、この読み込んだ情報に基づいて、未再生メッセージがあるかを判断し(S650)、未再生メッセージがあれば、未再生メッセージの再生を実行し(S660)、未再生メッセージがなければ、未再生メッセージの再生処理(S660)を行うことなく、次の処理に移行する。
ここでの未再生メッセージの有無の判断は、例えば、図10に示す学童データベース2(235)の再生日時情報記録エリア245に、選択スイッチ63の操作内容のデータが何も記憶されていない場合には、未再生メッセージが有りであるとの判断が行われ、再生日時情報記録エリア245に、選択スイッチ63の操作内容のデータが記憶されていれば、未再生メッセージが無しであるとの判断が行われる。
又、未再生メッセージの再生処理では(S660)、メッセージファイル記録エリア241に記憶されてファイルの情報を読み込んで、その情報を音声データに変換後、超指向性音響伝達装置211に出力して、この超指向性音響伝達装置211から超指向性の音声メッセージとして出力させる処理を行う。
これにより、例えば、赤枠で縁取られた情報交換領域エリア表示215上にいる学童9がメッセージファイル記録エリア241に記憶されている情報に基づくメッセージを聞くことになる。例えば、「○○さん 登校したら 職員室の○○先生の所まで行ってください」や「○○さん ○○です 帰りに ○○店で ○○を受け取って 来てください」等のメッセージを○○の識別コードIDを所持し、赤枠で縁取られた情報交換領域エリア表示215上にいる学童9だけに、再生し、報知することが可能になる。又、メッセージの再生に続いて、「○○さん メッセージを聞いて 内容が理解できたら ○ボタンを押してください もう一度聞きたい場合は △ボタンをおしてください」のアナウンスを流す。
上記のメッセージの再生(S660)や未再生メッセージの有無の判断の後(S650)、S630の識別コードID+選択内容の抽出処理で抽出した選択内容の情報に基づいて、再再生の要求が有りかを判断し(S670)、再再生の要求があると判断した場合には、次ぎに、メッセージの再再生を実行し(S680)、一方、再再生の要求がないと判断した場合には(S670)、メッセージの再再生を行うことなく次ぎに移行する。メッセージの再再生では、S660のメッセージの再生とほぼ同様の内容の処理が行われる。
又、再再生の要求があるかの判断は、選択スイッチ63の第4の位置63d(選択記号表示83の「△」が記された位置、選択番号表示85の「4」で指示される位置)が操作されたことを示す情報がS630で抽出されたかに基づいて行われる。
上記のメッセージの再再生(S680)や再再生メッセージの有無の判断の後(S670)、S630の識別コードID+選択内容の抽出処理で抽出した選択内容の情報に基づいて、メッセージの確認有りかを判断し(S690)、メッセージの確認があると判断した場合には、次ぎに、学童データベース2に聴取確認の書込を行い(S700)、一方、メッセージの確認がない場合には(S690)、学童データベース2に聴取確認の書込を行うことなく、本学童メッセージ再生処理を一旦終了する。
又、メッセージの確認があるかの判断は、選択スイッチ63の第1の位置63a(選択記号表示83の「○」が記された位置、選択番号表示85の「1」で指示される位置)が操作されたことを示す情報がS630で抽出されたかに基づいて行われる。
学童データベース2(235)への聴取確認の書き込みでは、聴取確認情報記録エリア247に聴取確認の情報を記憶する。
以上の学童メッセージ再生処理が繰り返し実行されることで、例えば、赤枠で縁取られた情報交換領域エリア表示215上にいる学童9がメッセージファイル記録エリア241に記憶されている情報に基づくメッセージを聞くことができると共に、双方向機能であるメッセージの再再生を求め、メッセージの再再生を受けたり、メッセージを確認したことを知らせたりすることができる。
次ぎに、選択スイッチ63の操作状態を送信する処理を説明する。
図14は、ICタグ203で繰り返し行われる学童カード処理ルーチンのフローチャートである。
先ず、読込信号(聴取確認用)受信処理(S800)によって、その聴取確認用の読込信号を受信する。次いで、その聴取確認用の読込信号に基づいて、識別コードIDの返信かを判断する(S810)。なお、聴取確認用の読込信号は、識別コードID+選択スイッチ63の操作状態の返信を行うとの規則が予め定められている。
ここで、識別コードIDの返信を行わないと判断した場合には(S810)、本学童カード処理をそのまま一旦終了する。
一方、識別コードIDの返信を行うと判断した場合には(S810)、先ず、制御回路73内のメモリに記録されている識別コードIDを入力し(S820)、次いで、選択スイッチ63の操作があったかを判断し(S830)、選択スイッチ63の操作がなければ、本学童カード処理をそのまま一旦終了し、選択スイッチ63の操作があれば(S830)、識別コードIDデータと、選択スイッチ63の操作位置の情報、つまり、第1の位置63aが操作されたか、第2の位置63bが操作されたか、第3の位置63cが操作されたか、第4の位置63dが操作されたかの情報をアンテナ61を利用して、送信する処理を行う(S840)。
つまり、ICタグ203は、聴取確認用の読み信号を受信すると、選択スイッチ63の操作がなければ、何も送信せず、選択スイッチ63の操作があったら、自己が記憶する識別コードIDと、選択スイッチ63の操作状態とを合成した信号を送信する。この送信された識別コードIDと、選択スイッチ63の操作状態とは、UHFアンテナ213によって受信され、制御装置17に伝達され、既述した図13の学童メッセージ再生処理によって利用される。
この選択スイッチ63の操作状態を制御装置17に送信する機能を利用することで、例えば、学童9の父母との間で、双方向通信が可能になる。例えば、父母からのメッセージに、応答を求める問いかけを入れておき、例えば、学童9の選択が1の場合には、「□」を操作させ、選択が2の場合には、「X」を選択させ、その結果を電子メールで送ってもらうといった便利な利用方法が可能になる。
次ぎに、学童9や教師などが学童9にメッセージを伝達する手続きを説明する。
図15は、携帯電話機59によって実行されるメッセージ登録メールの作成処理ルーチンのフローチャートである。このメッセージ登録メールの作成処理ルーチンは、図5に示すリード・ライト装置99に記録されており、携帯電話機59の制御装置111にソフトウエアとして供給され、この制御装置111によって、実行される。又、このメッセージ登録メールの作成処理ルーチンは、キーボード113と、ディスプレイ115とを利用して、選択起動される。尚、メッセージ登録メールの作成処理ルーチンのソフトウエアは、メモリーカードで、携帯電話機59に登録することも可能である。
メッセージ登録メールの作成処理が起動されると、先ず、メッセージ登録ソフトの起動が行われ(S900)、続いて、学童9の識別コードIDの入力を求める登録先IDの入力(選択)処理が行われる(S910)。例えば、ディスプレイ115に識別コードIDの入力画面や選択画面を表示して、そこに入力を求めたり、選択を求めたりして、その入力や選択結果を格納する処理を行う。
識別コードIDが入力されたら、次ぎに登録メッセージの入力(文字情報入力、又は音声入力)を行う(S920)。文字情報入力では、キーボード113を利用して、文字情報の入力を行い、その入力結果を格納する。
また、音声入力では、図5に示す携帯電話機59のマイク117から音声を入力し、その音声をディジタルデータに変換後、格納する。尚、ディジタルデータへの変換方式は、慣用されている色々な方式を利用可能である。
登録メッセージを入力したら(S920)、次ぎに、パスワードの入力(選択)を行って(S930)、メッセージの登録を求めるメールを作成するための必要な情報の準備が完了する。パスワードの入力や選択は、ディスプレイ115と、キーボード113とを利用して行う。
以後、所定の規則に則って、登録メールを作成し(S940)、その作成した登録メールを電子メールで送信する(S950)。
以上のメッセージ登録メールの作成処理が実行されることで、学童9に伝達するメッセージが制御装置17に送信される。
登録メールが電子メールで送信されると、制御装置17によって受信される構成を備えている。
次ぎに、電子メールを受信して、学童データベース2(235)に登録する処理を、説明する。
制御装置17は、図16に示すメッセージ登録制御ルーチンのフローチャートを備え、このメッセージ登録制御を繰り返し実行する。
先ず、メッセージ登録メールの受信処理を行う(S1000)。メールの受信は、慣用されているメールサーバを利用した電子メールの受信方法によって行う。
次いで、受信処理の結果、受信したかを判断し(S1010)、受信がなければ、本メッセージ登録制御をそのまま一旦終了する。
又、受信があった場合は(S1010)、受信したメールに、予め決められた状態で、識別コードIDが記載されていれば、その識別コードIDの抽出を行う登録先IDの抽出処理を行い(S1020)、次いで、受信したメールに、予め決められた状態で、パスワードが記載されていれば、そのパスワードを抽出して、そのパスワードが適正なものであるかを判断することで、その識別コードIDにメッセージを書き込む権限を有するかを判断し(S1030)、権限がなければ、本メッセージ登録制御をそのまま一旦終了する。
一方、書き込み権限があれば、学童データベース2(235)にメッセージを格納して、そのメッセージの格納場所を示す情報をメッセージファイル記録エリア241に書き込む該当識別コードIDにメッセージを格納する処理と、受信したメールに、予め決められた状態で、電子メールの送信者の情報が記載されていれば、その情報を書込者の情報記録エリア243に書き込む、書込者の情報を格納する処理とを行って(S1040)、本メッセージ登録制御を一旦終了する。
以上のメッセージ登録制御により、電子メールで受信したメッセージが学童データベース2(235)に格納され、図13の学童メッセージ再生処理によって、利用可能になる。
つまり、学童9にメッセージを伝達することが可能になる。
尚、電子メールによって、メッセージを格納する場合には、メッセージナンバ記録エリア239にユニークなコードが付けられる。
又、聴取確認情報記録エリア247に聴取の確認を示す情報が格納されると、図示しない返信電子メール制御処理が制御装置17で起動され、書込者の情報記録エリア243に書き込まれている書込者の情報に基づいて、メッセージの聴取の確認があったことを知らせる電子メールが送信されるように構成されている。
これにより、メッセージの書込者と、学童9との間の双方向の意思の伝達が、学童9が携帯電話機等の通信手段を用いることなく可能になる。
被管理対象管理システム1は、学校7などの管理区域に出入りする学童9等の被管理対象への連絡情報(メッセージともいう。)の伝達を学童9が携帯電話機59等の情報伝達機器を所持することなく、しかも受付機を利用することもなく行えると共に、その伝達に際しては、他人がその連絡情報の内容を知ることが難しく、プライバシーが確保されて、利便性と、秘密の保持機能とを共に向上することができるという極めて優れた効果を奏する。
又、被管理対象管理システム1は、超指向性音響伝達装置207、209から伝達エリア207A、209Aを境界にして、或いは超指向性音響伝達装置211から情報交換領域エリア表示215を境界にして、音圧レベルが段階的に相違する音響が出力されることにより、伝達エリア207A、209Aや情報交換領域エリア表示215を境界にして、識別コードIDに対応するメッセージの聴取可否を明確に分けることが可能になることから、伝達エリア207A、209Aや情報交換領域エリア表示215を他の人が通ったり、立ち止まる位置の近くに設けても、他人が連絡情報の内容を知ることができなくなる。
従って、情報交換領域エリア表示215の設置場所の自由度が高くなるとともに、学童9が通常通行する位置から大きく外れることのない位置に、情報交換領域エリア表示215を設定して、学童9への情報の伝達を行うことが可能になる。
この結果、利便性と、秘密の保持機能とを更に向上することができるという極めて優れた効果を奏する。
被管理対象管理システム1は、文字情報のメッセージを、音声のメッセージに変換して、超指向性音響伝達装置207、209、211から出力することが可能になることから、電子メールの文字データで、メッセージを設定することが可能になり、例えば、学童9の関係者の父母が何時でも何処でも携帯電話機59などで簡単に設定することができ、利便性が向上するという効果を奏する。
被管理対象管理システム1は、ICタグ203の選択スイッチ63を選択すると、その選択状態が学童データベース2(235)に記憶されることから、この学童データベース2(235)を読み込んで、ICタグ203の選択スイッチ63の状態を知ることが可能になる。
この結果、ICタグ203を持参する学童9などの被管理対象の意思や返事を利用することができて、双方向のメッセージの伝達機能が構成され、例えば、その意思や返事を識別情報に対応する情報を書き込んだ被管理対象の関係者に伝えることが可能になるなど、色々な利用方法を提供可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
例えば、色々な利用方法としては、家族が学童に行き先や帰宅時間の確認を求めるメッセージを伝達し、そのメッセージを聞いたことの確認を求めたり、そのメッセージの返事を求めたりする用途の利用が可能になる。
又、この双方向のメッセージの伝達機能が学童に携帯電話機などを持たせることなく利用でき、便利である。
しかも、この双方向のメッセージの伝達機能が被管理対象と、その関係者間との緊密な情報の交換機能を発揮させ、例えば、事件や事故などを未然に防止したり、解決を早めたりする効果を奏する。
被管理対象管理システム1は、学童9などの被管理対象に入退出時にメッセージを伝達する機能と、学童9などの被管理対象が入退出したことを知らせるメッセージを伝達する機能とを両方とも備えることができ、或いは、学童9などの被管理対象がメッセージを確認したことを伝達する機能をも備えることができることから、学童9などの被管理対象と、この被管理対象の関係者との間の意思疎通を簡単に構成することが可能になり、利便性が向上するという極めて優れた効果を奏する。
被管理対象管理システム1は、学童9などの被管理対象に入退出時にメッセージを伝達する機能と、学童9などの被管理対象が入退出したことを知らせるメッセージの電子メールを伝達する機能と、学童9などの被管理対象がメッセージを確認したことを知らせる電子メールを伝達する機能とを備えることができ、学童9などの被管理対象と、学童9などの被管理対象の父母などの関係者との間の意思疎通を簡単に構成することが可能になり、利便性が向上するという極めて優れた効果を奏する。
尚、本発明は、上記の実施例の被管理対象管理システム1に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々な態様の実施が可能である。
次に特許請求の範囲の構成と、発明の実施の形態との対応を説明する。尚、対応関係の説明は、代表例を示し、限定されるものではない。
請求項1の被管理対象は、学童9、被管理対象管理システムは、被管理対象管理システム1、情報伝達領域は、伝達エリア207A、209A、情報交換領域エリア表示215の上、指向性音響出力手段は、超指向性音響伝達装置207、209、211、識別情報記憶手段は、ICタグ3、203内のメモリ、識別情報検出手段は、UHFアンテナ13、15、213、図7のS200ないしS220、図13のS600ないしS630、情報記憶手段は、学童データベース2(235)、情報入力手段は、図16のS1000、情報書込手段は、図16のS1040、情報読込手段は、図9のS290、図13のS640、情報伝達実行手段は、図9のS310、図13のS660が対応する。
請求項2は、超指向性音響伝達装置207、209、211の説明が対応する。
請求項3の音声信号変換手段は、S660の説明が対応する。
請求項4は、図16の説明が対応する。
請求項5の選択スイッチは、選択スイッチ63、ICタグは、ICタグ203、選択スイッチの状態と、識別情報とを受信する無線受信手段は、図13のS630の説明、無線受信手段によって受信した選択スイッチの状態を情報記憶手段に記憶する選択スイッチ状態記憶手段は、S700、選択スイッチ63の説明が対応する。
請求項6は、図7の説明が対応する。
請求項7の選択スイッチ状態連絡手段は、学童データベース2(235)の聴取確認情報記録エリア247の説明が対応する。
被管理対象管理システム1の使用状態の説明図である。 ICタグ3の外観図である。 被管理対象管理システム1のブロック図である。 ICタグ203の正面図である。 携帯電話機59の説明図である。 学童カード処理ルーチンのフローチャートである。 制御装置17で所定時間毎に実行される学童カード門扉通過処理ルーチンのフローチャートである。 学童データベース1の説明図である。 制御装置17で所定時間毎に実行される学童カード門扉通過処理ルーチンのフローチャートである。 学童データベース2の説明図である。 メッセージ伝達制御処理ルーチンのフローチャートである。 学童カード制御処理ルーチンのフローチャートである。 学童メッセージ再生処理ルーチンのフローチャートである。 学童カード制御処理ルーチンのフローチャートである。 メッセージ登録メールの作成制御処理ルーチンのフローチャートである。 メッセージ登録制御処理ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1…被管理対象管理システム、3、203…ICタグ、
5…ICカード、7…学校、9…学童、
11…出入口、13、15、213…UHFアンテナ、13A…検出エリア、
15…UHFアンテナ、15A…検出エリア、17…制御装置、
19…信号線、21…本体、23…取付具、
25…取付穴、29…学校名表示、31…通し番号表示、
33…通信インタフェース、35…学童データベース1、
37…門扉通過時間記録エリア、39…送信文記録エリア、
41…保護者送信先アドレス記録エリア、43…送信済み印記録エリア、
45…受信文記録エリア、47…受信文参照済み印記録エリア、
49…通信インタフェース、51…公衆通信回線、
53…IPネットワーク、55…メールサーバ、
57…携帯電話局、59…携帯電話機、61…アンテナ、
63…選択スイッチ、63a…第1の位置、63b…第2の位置、63c…第3の位置、
63c…第4の位置、73…制御回路、77…ケース、
81…学園名表示、83…選択記号表示、113…キーボード、115…ディスプレイ、117…マイク、85…選択番号表示、
217…支持部材、207、209、211…超指向性音響伝達装置、
215…情報交換領域エリア表示、235…学童データベース2、
207A、209A…超指向性音響伝達装置、237…告知メッセージ記録エリア、
239…メッセージナンバ記録エリア、241…メッセージファイル記録エリア、
243…情報記録エリア、245…再生日時情報記録エリア、
247…聴取確認情報記録エリア、249…ID毎レコード、
EK…暗号キー、DK…復号キー、ID…識別コード

Claims (7)

  1. 被管理対象を検出して、該被管理対象に関する管理を行う被管理対象管理システムであって、
    上記被管理対象に情報を伝達する情報伝達領域と、
    上記情報伝達領域に向かて、指向性を有する音響を出力する指向性音響出力手段と、
    識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    上記情報伝達領域に位置する上記識別情報記憶手段から、該識別情報記憶手段が記憶する識別情報を検出する識別情報検出手段と、
    上記識別情報に対応する情報を記憶する情報記憶手段と、
    上記識別情報に対応する情報を入力する情報入力手段と、
    上記情報入力手段によって入力された上記識別情報に対応する情報を上記情報記憶手段に記憶する情報書込手段と、
    上記識別情報検出手段によって検出した上記識別情報に対応する情報を上記情報記憶手段から読み込む情報読込手段と、
    上記情報読込手段によって読み込んだ情報を、上記指向性音響出力手段から出力させる情報伝達実行手段と
    を備えることを特徴とする被管理対象管理システム。
  2. 上記指向性音響出力手段は、上記情報伝達領域を境界にして、音圧レベルが段階的に相違する音響の出力構造を有することを特徴とする請求項1に記載の被管理対象管理システム。
  3. 上記情報読込手段によって読み込んだ情報を、音声メッセージ信号に変換後、上記指向性音響出力手段に供給する音声信号変換手段を備えることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の被管理対象管理システム。
  4. 上記情報入力手段は、電子メール型式で入力した情報から上記識別情報に対応する情報を抽出する情報抽出手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の被管理対象管理システム。
  5. 上記識別情報記憶手段は、
    選択スイッチと、
    該選択スイッチの状態と、上記識別情報とを無線送信する無線送信手段とを有するICタグ内に備えられ、
    上記識別情報検出手段は、
    上記ICタグの無線送信手段から送信された上記選択スイッチの状態と、上記識別情報とを受信する無線受信手段と、
    上記無線受信手段によって受信した上記選択スイッチの状態を上記情報記憶手段に記憶する選択スイッチ状態記憶手段とを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の被管理対象管理システム。
  6. 上記識別情報検出手段によって検出された識別情報に対応する情報を上記情報記憶手段から読み込んで、該読み込んだ情報に記載されている送信先に、電子メールを送信する電子メール送信手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の被管理対象管理システム。
  7. 上記電子メール送信手段は、
    上記ICタグの無線送信手段によって送信された上記選択スイッチの状態の情報を、上記電子メールに含ませる選択スイッチ状態連絡手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の被管理対象管理システム。
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