JP2007086890A - 作業機械の動態データ用遠隔管理システム - Google Patents

作業機械の動態データ用遠隔管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが動態データを必要とするときに、可能な限り最新のデータを提供でき、しかも、システムの機構が簡単な割にデータの漏洩も防止でき、またユーザの便宜に適うデータの授受ができる技術を提供する。
【解決手段】遠隔管理システムは、作業機械2のバッテリから装置電源を直接得たうえ、通信手段の記憶部に、管理部1の連絡先データを保存させ、自身の制御部が、予め設定された任意の送信開始データを確認することにより、自身の通信手段に対して、連絡先データに基づき管理部1にのみ動態データを送信させる作業機械側動態データ管理装置と、作業機械2側の通信手段とデータ授受可能な自身の通信手段に、少なくとも作業機械2側からの動態データを受信させるとともに、自身の制御部に、アクセスが許容されたユーザにのみデータを提供できるWebサイトを運営させ、該Webサイトに、任意の動態データを反映させる管理部1側管理装置とから構成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、現場で稼働する作業機械の動態データを遠隔地で取得できる技術に関する。
従来、作業機械のユーザの便宜のため、作業現場で稼働する作業機械の動態データを、遠隔地である保守センタやオフィスなどの端末から通信回線を利用して取得するシステムが提案され、また稼働されている。特許第3011256号(特許文献1)に開示されるシステムもその一つであり、これは図5に示すように、センタとなる管理部50と各作業機械51との間で無線通信回線を介してデータの授受を行い、現場の作業機械51の動態データを遠隔の管理部50で取得するというシステムである。また、このシステムでは、図6に示すように、作業機械51の所有者である顧客の端末52や販売店のサービスマンの携帯型端末53からも作業機械51にアクセスして動態データを取得できるものとなっている。
また、このような遠隔管理システムのデータの授受を応用して、作業機械が設定した領域外に移動したとき、管理部からエンジンの停止指令を送信して強制的に作業機械を停止させる盗難防止システムも特許第3597772号(特許文献2)として提案されている。
特許第3011256号(0028段、図1、図7) 特許第3597772号(0008段)
しかし、上記特許文献1のシステムでは、各作業機械におけるデータ送信に関するコントローラが基本的にエンジンキースイッチに連動する機構となっているので、作業機のエンジンが停止している間は、遠隔地でデータを受信することができないという問題があった。タイマ等によりエンジンキースイッチオフから5〜10分程度は電源を保持することで、そのタイマ始動の間は送信が可能となる機構は考慮されているが(特許文献1、0028段参照)、ユーザは、作業機が完全に停止している間でも、現在の位置情報や最新の動態データを希望する場合が多く、そのような近時の要望には到底応じられないものとなっている。
また、上記特許文献2のシステムにあっては、作業機械のエンジンを停止させたまま設定領域外に盗難されたときには(例えばトラック等に搬送される等)、警告データが送信されないので管理部側では盗難に気づくことができず、またエンジン駆動によって設定領域外へ移動されたときでも、設定領域外でエンジンを停止されると、管理部からの停止指令を作業機械が受信できず、盗難防止の機能が働かないことも生じうる。
さらに、上記特許文献1のシステムでは、図6に示すように、顧客端末52やサービスマン携帯端末53からも作業機械51へアクセスしてデータを取得できるので、作業機械は複数の接続者の認証機構を備える必要があって、処理が煩雑となるほか、複数のアクセスを許容することからセキュリティ対策も負担が増すものとなる。さらに、システムの機構が複雑となって稼働が不安定となることに加え、ランコスト負担も増加するものとなる。
この発明は、従来システムの以上のような問題に鑑み創案されたもので、ユーザが動態データを必要とするときに、可能な限り最新のデータを提供でき、しかも、システムの機構が簡単な割にデータの漏洩も防止でき、またユーザの便宜に適うデータの授受ができる技術を提供しようとするものである。
このため、この発明に係る遠隔管理システムは、作業機械のバッテリから装置を稼働させる電源を直接得るようにしたうえ、通信手段の記憶部に、管理部の連絡先データを保存させ、自身の制御部が、予め設定された任意の送信開始データを確認することにより、自身の通信手段に対して、前記連絡先データに基づき前記管理部にのみ動態データを送信させる作業機械側動態データ管理装置と、前記作業機側の通信手段とデータ授受可能な自身の通信手段に、少なくとも作業機械側から送信される動態データを受信させるとともに、自身の制御部に、アクセスが許容されたユーザにのみデータを提供できるWebサイトを運営させ、該Webサイトに、受信した前記動態データのうち任意のデータを反映させる管理部側管理装置と、からなることを特徴とする作業機械の動態を通信手段によって遠隔の管理部で管理する遠隔管理システムである。
ここで、前記動態データとは、作業機械の状態に関するあらゆるデータをいい、稼働状態データ(以下、本願では稼働データともいう)、警告すべき異常状態データ(以下、本願では警告データともいう)などその呼び方は特に問わない。また前記連絡先データとは、管理部の電話番号、メールアドレス等、動態データを送信することのできる通信接続先のデータをいう。また、任意の送信開始データとは、制御部がそのデータを所定箇所に保存されているのが確認できるデータであればどのような形式でも良い。それゆえ予め設定するとは、制御部が確認すべきデータ保存先を予め決めておくことをいう。
本発明において、送信開始データとして、例えば管理部側からの呼出指令信号(電話や電子メール等でも良い)を設定し、その信号が通信手段の記憶部に保存されることを送信開始のキーに設定するとする。ユーザが作業機械の動態データを取得しようとするときは、Webサイトを通じて管理部に取得要求をし、これを受けて、管理部は通信手段を介して作業機械側に呼出指令信号を送信すれば、作業機械側の動態データ管理装置ではその指令信号を通信手段の記憶部に保存するので、制御部がそのデータの保存を開始キーとして、通信手段に対して、その記憶部から連絡先データを取り出させた後、管理部側にアクセスさせ、要求のあった動態データを送信させる。動態データを受信した管理部側では、Webサイトを通じて、データを要求したユーザに対して受信したデータを提供することになる。本発明システムにおける作業機械側動態データ管理装置は、バッテリから直接電源を得ているので、作業機械が停止している間でも、このようなデータの授受は可能になる。
この発明では、作業機械側の動態データ管理装置が作業機械のバッテリから直接電源を得るものとなっており、エンジンキースイッチがオフであっても、主電源が切られない限り稼働する。したがって、作業機械が作動していないときでも、ユーザが動態データを希望するときは、管理部を通じてデータを取得することができる。もちろん、作業機械側が自発的に動態データを管理部に送信することもできるので、作業機械が停止している間に種々の動態データを送信することも可能となる。このことは、窃盗者が作業機械をトラック等で移送させるような場合でも、作業機械側から警告データ(例えば設定してある領域外である位置データ)を管理部に送信できることになり、盗難防止にも有効に機能することになる。
また、この発明に係るシステムでは、作業機械側からの動態データの送信先は、予め連絡先が設定される管理部のみであり、その管理部からWebサイトを通じてユーザにデータが提供されるので、作業機械側では動態データを管理部だけに提供すれば、複数のユーザにデータを提供できることになる。このことは、複数のユーザから直接アクセスを受け、それにデータを提供するシステムと比較して、認証機構が不要となる分システムがきわめて簡素化するとともに、通信ランコストもきわめて低廉に抑えることが可能となる。
しかも、データの授受は、予め連絡先が決定されている管理部のみなので、情報が漏洩するおそれも格段に減少し、セキュリティに要する構築費用もきわめて低廉で済むものとなっている。
また、管理部側が作業機械とのデータの授受を一括して行い、受信したデータをWebサイトに反映させてユーザに提供するものとなっているので、例えば作業機械からは数値だけの生データのみを受け取るものとしても、Webサイトに反映させる段階で、ユーザが所望する様式に加工して表示させることができ、ユーザの便宜に適うシステムとなっている。
また、管理部側がデータ授受を一括して行うことで、稼働データのうち保守管理に必要なものと、顧客に必要なものとに選別することができ、顧客と販売店サービスマンそれぞれにとって必要なデータだけを提供することができる。
さらに、管理部側で、決まった時間に一括してすべての作業機械の稼働データを取得し(この場合、定時にすべての作業機械のデータの要求指示を行えば良い)、そのデータをWebサイトに反映させることも可能であるが、そのような態様の場合、通信コストが格段に低廉となる。
本発明の具体的実施形態例を図面に基づき説明する。
図1は遠隔管理システム全体を示す構成図であり、1は管理部、2は作業機械、3は顧客端末、4は販売店端末、5は携帯電話回線網、6はインターネット回線網、7はイントラネット回線網、8はGPS衛星、9は中継アンテナ、30は顧客携帯電話、40はサービスマン携帯電話である。
管理部1は、本システムを運営するセンタとしての機能を果たし、本形態例では作業機械のメーカが運営する形態としている。このため、後述するように、管理部1側と販売店端末4(サービスマン携帯電話40も含む)とは系列のイントラネット回線網7を介して接続されている。
管理部1には、図2に示すように、遠隔管理システムの管理部側制御を行うシステム制御装置100が形成され、該制御装装置100は、通信部101と、データ連結処理部102と、データベース103と、メール配信部104と、ネット回線用情報処理部105とを備えている(なお、これらの構成は、単体または複数のサーバによって以下に説明するような機能の手段となる)。通信部101は、携帯電話回線網5を利用できる通信機器を備え、その携帯電話回線網5を介して作業機械2側とデータ通信をする。データ連結処理部102は、作業機械2側及びユーザである顧客端末3(携帯電話30含む)、販売店端末4(サービスマン携帯電話40含む)とのデータ授受を制御し、その処理を行うサーバを備える。データベース103は、車両データベース130と顧客情報データベース131とから構成され、車両データベース130は作業機械2側から送信されたデータを保存し、顧客情報データベース131は社内イントラネット回線網7を介して顧客マスタから逐次更新される顧客に関するデータが保存される。後述するWebサイトにおいては、各データベース130,131の情報がそれぞれヒモ付けされる態様でユーザに提供される。顧客情報メール配信部104は、後述する作業機械2側から警告データが送信された場合、警告データがあった旨の電子メールを顧客携帯電話30及びサービスマン携帯電話40に送信するためのメールサーバを備える。このため、送信すべき顧客携帯電話30及びサービスマン携帯電話40のアドレスがメール配信部104のメモリに保存されている。ネット回線用情報処理部105は、Webサイトを管理するWebサーバを備え、そのWebサイトを通じて顧客端末3及び販売店端末4とデータの授受を行う。本形態例では、顧客端末3はインターネット回線網6を利用し、販売店端末4はイントラネット回線網7を利用する形態をとっているので、前記Webサーバは回線毎のゲートを設け、データ授受のルートを回線網6,7毎に分けている。また、前記Webサイトから所定のデータの取得要求を行わせるために、IDとパスワードによるログインを条件としており、このためアクセスを許容する顧客及びサービスマンにはそれぞれIDとパスワードを付与している。
作業機械2には、図3に示すように、機械内外へのデータ授受を制御する、動態データ管理装置である動態管理コントローラ20が備えられる。本形態例の電気系統は作業機械2のバッテリ(図示せず)に直接接続される主電源回路が形成され、動態管理コントローラ20と、エンジン始動回路とはパラレルにその主電源回路に接続されている。したがって、エンジンキースイッチをオフにしても、主電源スイッチ(ディスコネクトスイッチ)をオフにしない限り、動態管理コントローラ20は稼働状態となっている。なお、以上の電気系統は、バッテリに直接動態管理コントローラ20が接続され、かつ同コントローラ20のオンオフがエンジンキースイッチのオンオフに連動しない態様であれば、他のどのような態様でも良い。
また作業機械2には、車両の種々の機器を制御する車体制御コントローラ21も備えられる。該車体制御コントローラ21は、前記動態管理コントローラ20と異なり、エンジンキースイッチ回路に接続され、該キースイッチのオンオフに連動する。また車体制御コントローラ21は、各種機器23(エンジン、ポンプ、センサ類等)に接続され、そこから所定の稼働データを取り出し、内部の記憶部に保存する。前記動態管理コントローラ20は、車体制御コントローラ21と車載ネットワーク22を介して接続され、車体制御コントローラ21に取り込まれた稼働データは、そのネットワーク22を介して、動態管理コントローラ20に取り込まれる(具体的には、後述する有線通信部202から取り込み、稼働データ記憶部210に保存)。なお、機種によっては車体制御コントローラ21が設置されない態様もあるが、その態様の場合は、各種機器23を動態管理コントローラ20(図3では入出力信号処理部207)に接続して直接稼働データを取り込んでも良い。
動態管理コントローラ20は、主たる制御部となる演算処理部200と、記憶部201と、有線通信部202と、無線通信部203と、位置測定部204と、日付管理部205と、電源制御部206と、入出力信号処理部207とからなる。演算処理部200はコントローラ20内のデータの授受等に関して各構成部201〜206に対して指令を出力する。記憶部201は、作業機械の稼働データ、警告データ、及び演算処理部の指令基準となる条件が記述される設定データを保存する。本形態例では、この記憶部201としてメモリを想定しているが、他の記憶手段でも良い。記憶部201は保存されるデータに応じて、記憶領域が稼働データ記憶部210、自発送信データ記憶部211、設定データ記憶部212の3つに分割されている。有線通信部202は、作業機械内の他のコントローラ(本形態例では前記車体制御コントローラ21)と車載有線ネットワーク22を介してデータ通信をする。無線通信部203は、携帯電話回線網5を利用できる無線通信機器とメモリを備え、その携帯電話回線網5を介して管理部1の通信部101とデータ通信をする。そのメモリには前記管理部1通信部101の電話番号(連絡先データ)が保存されるほか、該通信部101からの呼出用電子メールを保存する領域が設定されている。位置測定部204は、GPS受信機を備え、GPS衛星8からの電波を受信して現在位置を測位する。日付管理部205は、時計手段と充電池を備え、主電源オフ時にも日時を保持して日時データを管理し、また予め演算処理部200より設定された日付・時刻になると演算処理部200に出力を行う。電源制御部206は、内部電源のオンオフを制御する。
前記記憶部201への各データの保存は、前記演算処理部200の指令により処理され、そのうち稼働データは前記車体制御コントローラ21から車載ネットワーク22を介して稼働データ記憶部210に保存される。また、稼働データのうち、警告を発する条件に合致する異常データがあった場合、それは警告データとして、自発送信データ記憶部211にも保存される。該自発送信データ211に警告データが保存されている場合、後述するように、管理部1からの呼出用電子メールの有無に関わらず、演算処理部200は管理部1側に警告データを送信するよう指令を出力する。これら演算処理部200の制御指令は、記憶部201の設定データ記憶部212に保存される設定データに基づいているが、更新すべき設定データは、管理部1側から送信され、それが前記設定データ記憶部212に保存される。
次に、前記動態管理コントローラ20内における通信処理を図4に基づき説明する。
演算処理部200では、主電源スイッチがオンになっている限り、管理部1通信部101からの呼出用電子メールが受信されてメモリ内に保存されているか否かを常時チェックしている(S1〜S8のループ)。呼出用電子メールが送信された場合、無線通信部203で受信し、即座に自身のメモリに保存する。チェックしている演算処理部200がその保存を確認すると(S1)、無線通信部203に自身のメモリから管理部1通信部101の電話番号を取り出させ、管理部1側に架電させる(S2)。無線通信部203が管理部1通信部101と通じると、管理部1通信部101から設定データがあればそれが送信され、それとともに所望の作業機械2の送信要求が送信される。演算処理部200では、まず設定データを受信したかどうか確認し(S3)、受信があれば、それを記憶部201の設定データ記憶部212に保存して更新し(S4)、更新完了した結果をデータとして管理部1側に返す(S5)。設定データは、上述したように、演算処理部200の制御指令であり、更新以後は更新後の設定に基づき制御が行われる。次に、演算処理部200は、稼働データ要求を確認し(S6)、所望の作業機械2の稼働データを稼働データ記憶部210から取り出して、無線通信部203から管理部1通信部101へ送信させる(S7:なお、稼働データを受信した管理部1側では、そのデータをWebサイトに反映させ、ユーザへ情報を提供することになる)。次に、演算処理部200は、記憶部201の自発送信データ記憶部211内に警告データの有無を確認し(S10)、警告データがあれば、そのデータを取り出し、無線通信部203から管理部1通信部101へ送信させる(S11:警告データを受信した管理部1側では、そのデータをWebサイトに反映させるとともに、管理部1側に登録されているユーザの携帯電話30,40に、警告データを受信した旨の電子メールを送信する)。演算処理部200は、各データ送信後、設定された所定時間が経過すると、強制的に回線を切断させる(S12,S13)。なお、管理部1通信部101から呼出用電子メールがない場合、演算処理部200は、記憶部201の自発送信データ記憶部211内に警告データがあるか否かを常時チェックし(S8)、データがあれば、無線通信部203から管理部1通信部101に架電させて(S9)、警告データを送信させる(S11)。以降の処理は上記と同様である(S12,S13)。
顧客端末3及び顧客携帯電話30は、いずれもインターネット回線網6を介して管理部1が運営するWebサイトにアクセスできる環境にあることを前提にしている。また、顧客携帯電話30は電子メールを受信保存できる機能を有している。
販売店端末4及びサービスマン携帯電話40は、いずれもメーカ系列のイントラネット回線網7を介して管理部1が運営するWebサイトにアクセスできる環境にあることを前提にしている。また、顧客携帯電話40は電子メールを受信保存できる機能を有している。
次に、以上よりなる遠隔管理システムのユーザを含めた実際のデータの流れについて説明する。
ユーザである顧客または販売店サービスマンが現在の自己の作業機械2の稼働状況について知りたいときは、それぞれ各自の顧客端末3または販売店端末4からインターネット回線網6またはイントラネット回線網7を介して、管理部1が運営するWebサイトにアクセスし、IDとパスワードでログインした後、所望の作業機械2の稼働データの取得を要求する。管理部1側では、要求された所望の作業機械2へのアクセスデータを自身のデータベース103から取得し、そのデータに基づき、所望の作業機械2に携帯電話回線網5を介して呼出用電子メールを送信する。当該作業機械2側では、前記動態管理コントローラ20の無線通信部203により前記呼出用電子メールを受けておく。同コントローラ20の演算処理部200が呼出用電子メールの保存を確認すると、無線通信部203に対して架電指令を出力し、携帯電話通信網5を介して管理部1側に架電させる。電話を受けた管理部1側では稼働データの要求信号を出力し、これを受けて前記作業機械2側は、前記コントローラ20内において、演算処理部200が記憶部201から所望の稼働データを取得し、これを無線通信部203から出力させる。このデータを受けた管理部1側は、いったん自身のデータベース103に保存し、所定の出力形式で自身のWebサイトに反映させる。これにより、顧客端末3または販売店端末4において、その時点における所望の稼働データが表示されることになる。
この流れにおいて、作業機械2の動態管理コントローラ20はエンジンキースイッチがオフのときでも稼働しており、管理部1側からの呼出用電子メールを常に監視して応答する体勢をとっているので、主電源スイッチをオフにしない限り、ユーザである顧客または販売店サービスマンはいつでも、管理部1が運営するWebサイトを通じて、所望の作業機械2についてのリアルタイムの稼働データを要求し、また取得することができるものとなっている。また、警告データについては、それが自発送信データ記憶部211に保存されれば、主電源スイッチがオンである限り、作業機械2側から直ちに管理部1側に送信され、電子メールによって顧客及びサービスマンに伝えられるので、作業機械2に異常のあることがリアルタイムで知ることができる。特に、GPS位置情報を利用して、想定領域外に作業機械2が移動したときに、その位置情報を警告データとして保存させるようにすれば、ユーザは遠隔地において盗難か否かの判断が即座にできることにもなる。なお、明らかに盗難の可能性が高いと想定できる動態データの場合は、動態管理コントローラ20自身でエンジン始動回路を遮断する等の始動制御機構を備えさせれば、盗難防止が徹底でき、より有用な構成となる。
また、顧客端末3または販売店端末4からの稼働データの要求は、すべて管理部1を通じるルートとなっていて、これにより作業機械2が稼働データを送信する先は管理部1だけとなっており、そのデータ送信の始動も、管理部1側からの呼出用電子メールの有無に限っているので、データを渡すユーザの認証機構が作業機械2にはまったく不要となり、しかもアクセスのあった時にデータを渡すのではなく、呼出は呼出で終了させた後、接続先が設定されている管理部1だけに作業機械2側から架電のうえデータを送信する工程となっているので、作業機械2及び管理部1ともに簡易なシステム機構の割にデータ漏洩のおそれがないものとなっている。
また、管理部1側が作業機械2とのデータの授受を一括して行い、受信したデータをWebサイトに反映させてユーザに提供するものとなっているので、作業機械2からの数値だけの生データをユーザが所望する様式に加工して表示させることで、ユーザの便宜に適うシステムとなっている。
また、管理部1側がデータ授受を一括して行うことで、稼働データのうち保守管理に必要なものと、顧客に必要なものとに選別することができ、顧客と販売店サービスマンそれぞれにとって必要なデータだけを提供することができる。
また、管理部1側で、決まった時間に一括してすべての作業機械の稼働データを取得し(定時にすべての作業機械のデータの要求指示を行う)、そのデータをWebサイトに反映させることも可能であるが、そのような態様の場合、通信コストが格段に低廉となる。
この発明は、作業機械の稼働状態を遠隔で管理する場合に適用可能な技術である。
本発明に係る遠隔管理システム全体の説明図である。 管理部内のシステム制御装置の装置構成図である。 作業機械側のシステム構成図である。 動態管理コントローラ内における通信処理のフローチャート図である。 特許第3011256号に開示される遠隔管理システムの一構成図である。 特許第3011256号に開示される遠隔管理システムの他の構成図である。
符号の説明
1 管理部
2 作業機械
3 顧客端末
4 販売店端末
5 携帯電話回線網
6 インターネット回線網
7 イントラネット回線網
8 GPS衛星
9 中継アンテナ
20 動態管理コントローラ(作業機械側動態データ管理装置)
30 顧客携帯電話
40 サービスマン携帯電話
203 無線通信部(作業機械側通信手段)

Claims (2)

  1. 作業機械のバッテリから装置を稼働させる電源を直接得るようにしたうえ、通信手段の記憶部に、管理部の連絡先データを保存させ、自身の制御部が、予め設定された任意の送信開始データを確認することにより、自身の通信手段に対して、前記連絡先データに基づき前記管理部にのみ動態データを送信させる作業機械側動態データ管理装置と、
    前記作業機械側の通信手段とデータ授受可能な自身の通信手段に、少なくとも作業機械側から送信される動態データを受信させるとともに、自身の制御部に、アクセスが許容されたユーザにのみデータを提供できるWebサイトを運営させ、該Webサイトに、受信した前記動態データのうち任意のデータを反映させる管理部側管理装置と、
    からなることを特徴とする、作業機械の動態を通信手段によって遠隔の管理部で管理する遠隔管理システム。
  2. 管理部側管理装置の制御部が、アクセスが許容されたユーザからWebサイトを通じて動態データの要求のあったとき、通信手段に対して、送信開始データとなる呼出指令信号を送信させるとともに、
    作業機械側動態データ管理装置の制御部が、自身の通信手段が前記呼出指令信号を受信したことを確認したとき、自身の通信手段に対して、保存されている連絡先データに基づき前記管理部に動態データを送信させる、
    ことを特徴とする請求項1の作業機械の動態を通信手段によって遠隔の管理部で管理する遠隔管理システム。
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