JP2007085881A - 成分濃度の測定方法および測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被測定水の水温が変化しても、正確な測定値を得る。
【解決手段】 被測定水を薬液と反応させ、この反応による被測定水の発色度合を検出することにより被測定水の成分濃度を特定する測定装置1において、被測定水を収容する測定セル2と、前記測定セル2内へ呈色試薬を含む薬液を定量注入する薬注部3と、前記測定セル2内における被測定水の発色度合を光学的に検出する投受光部4と、被測定水の水温検出部5と、検出された被測定水の水温および発色度合から、あらかじめ記憶された検量線に基づいて、被測定水の成分濃度を判定する演算部29とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、成分濃度の測定方法および測定装置に関し、とくに呈色反応を利用して被測定水の成分濃度を測定する測定方法および測定装置に関する。
水道水や井戸水などの生活用水,あるいはプール水には、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素剤が添加されている。この塩素剤は、酸化作用による殺菌や消毒などの効果を有するが、水中に懸濁物,有機物,あるいは金属イオンなどが存在すると、これらの物質との反応によって、その効果が低減する場合がある。また、前記塩素剤は、貯水タンクやプールなどの開放系において、大気中への拡散によって、その効果が経時的に失われる場合もある。このため、水中の残留塩素濃度を定期的に測定し、所定の濃度が維持されているか否かを確認する必要がある。
一方、精密濾過膜,限外濾過膜,逆浸透膜,あるいはナノ濾過膜などの各種濾過膜を使用する水処理システムにおいては、被処理水中に前記塩素剤が存在すると、前記濾過膜が酸化を受けて劣化しやすい。前記濾過膜が劣化すると、処理水の水質が悪化するため、通常、前記濾過膜の上流側に活性炭フィルタ装置や重亜硫酸ナトリウム(SBS)の添加装置を設置し、前記塩素剤を除去している。この場合、前記活性炭フィルタ装置を通過した被処理水や重亜硫酸ナトリウムが添加された被処理水の残留塩素濃度を定期的に測定し、前記塩素剤が確実に除去されているか否かを確認する必要がある。
従来、水中の残留塩素濃度の測定には、o−トリジンやDPD(N,N−ジエチルフェニレンジアミン)などの呈色試薬を使用した測定法が広く利用されており、現場で被測定水の採水および測定を自動で行うことのできる光学式の測定装置も実用化されている。さらに、近年では、DPDよりも安全性に優れたジアルキルベンジジン化合物やテトラアルキルベンジジン化合物を呈色試薬に用いる測定法も提案されており、たとえば特許文献1には、ジアルキルベンジジン化合物のスルホアルキル誘導体の呈色試薬への適用が記載されている。
呈色試薬を用いて被測定水の成分濃度を測定する場合、種々の誤差要因に留意する必要があるが、とくに被測定水の水温は、呈色反応の速度に影響を与える。具体的には、冬季など被測定水の水温が低い(たとえば、5〜15℃)ときには、呈色反応の速度が遅くなるために充分な発色が起こらず、基準水温(たとえば、25℃)で作成した検量線に基づいて求められる測定値は、実際の成分濃度に対してマイナス側の誤差を含みやすい。このため、たとえば特許文献2および特許文献3に記載されているように、測定プロセスにおいて、被測定水の水温を検出し、この検出値に応じて測定値を補正することにより、反応速度の影響をキャンセルする処理が行われている。
特開2002−350416号公報 特開昭64−39541号公報 特開2003−164852号公報
ところで、呈色反応の速度が被測定水の水温により影響を受けるのであれば、一般に測定対象成分と呈色試薬との反応時間を充分に確保すると、正確な測定値が得られるものと推測される。しかしながら、発明者の研究によれば、特定の呈色試薬を用いた場合、測定対象成分と呈色試薬との反応時間を充分に確保した場合でも、測定対象成分と呈色試薬と
の反応当量が被測定水の水温で変化し、被測定水の水温の上昇とともに、所定の測定波長における発色度合が低下することが判明した。この現象は、反応速度に起因する現象とは異なり、基準水温で作成した検量線に基づいて求められる測定値は、被測定水の水温が高いときには、実際の成分濃度に対してマイナス側の誤差を含みやすい。逆に、被測定水の水温が低いときには、実際の成分濃度に対してプラス側の誤差を含みやすい。このため、従来行われていた測定値の補正では、正確な測定値を得られないと云う問題があった。
この発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、被測定水の水温が変化しても、正確な測定値を得ることである。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、被測定水を薬液と反応させ、この反応による被測定水の発色度合を検出することにより被測定水の成分濃度を特定する測定方法であって、あらかじめ所定水温における基準水の成分濃度と発色度合の関係を示す検量線を作成しておき、測定プロセスにおいて、被測定水の水温および発色度合を検出し、前記検量線に基づいて、被測定水の成分濃度を判定することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、まず前記測定プロセスで被測定水の成分濃度の判定に用いる検量線を作成しておく。この検量線は、季節により変化しうる被測定水の水温の範囲において、所定の成分濃度に調整された基準水に対して呈色反応による発色度合を測定し、成分濃度と発色度合の関係を求めたものである。つぎに、前記測定プロセスにおいては、被測定水の水温および発色度合を検出し、これらの検出値から前記検量線に基づいて、被測定水の成分濃度を判定する。したがって、被測定水の水温により発色度合が変化するような呈色試薬を用いた場合であっても、水温に起因する誤差を含まない測定値を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記測定プロセスは、呈色試薬を含む薬液の所定量を被測定水へ添加するステップと、被測定水と薬液の反応完結後に被測定水の発色度合を検出するステップと、被測定水の水温を検出するステップとを含むことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、前記測定プロセスにおいて、呈色試薬を含む薬液の所定量を被測定水へ添加すると、呈色試薬が被測定水中の測定対象成分と反応して発色する。ここで、被測定水を発色させる時間は、呈色反応の速度が被測定水の水温により影響を受けることから、冬季などの低温条件においても、被測定水と薬液の反応が完結する時間を確保する。被測定水と薬液の反応が完結すると、被測定水の発色度合を検出する。また、前記測定プロセスにおいては、被測定水の水温を検出する。そして、これらの検出値から前記検量線に基づいて、被測定水の成分濃度を判定する。したがって、被測定水の水温により発色度合が変化するような呈色試薬を用いた場合であっても、水温に起因する誤差を含まない測定値を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記成分濃度が残留塩素濃度であり、前記呈色試薬がジアルキルベンジジン化合物であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、前記測定プロセスにおいて、ジアルキルベンジジン化合物を含む薬液の所定量を被測定水へ添加すると、ジアルキルベンジジン化合物が被測定水中の残留塩素と反応して発色する。ここで、被測定水を発色させる時間は、呈色反応の速度が被測定水の水温により影響を受けることから、冬季などの低温条件においても、被
測定水と薬液の反応が完結する時間を確保する。被測定水と薬液の反応が完結すると、被測定水の発色度合を検出する。また、前記測定プロセスにおいては、被測定水の水温を検出する。そして、これらの検出値から前記検量線に基づいて、被測定水の残留塩素濃度を判定する。したがって、被測定水の水温により発色度合が変化するようなジアルキルベンジジン化合物を用いた場合であっても、水温に起因する誤差を含まない測定値を得ることができる。
さらに、請求項4に記載の発明は、被測定水を薬液と反応させ、この反応による被測定水の発色度合を検出することにより被測定水の成分濃度を特定する測定装置であって、被測定水を収容する測定セルと、前記測定セル内へ呈色試薬を含む薬液を定量注入する薬注部と、前記測定セル内における被測定水の発色度合を光学的に検出する投受光部と、被測定水の水温検出部と、検出された被測定水の水温および発色度合から、あらかじめ記憶された検量線に基づいて、被測定水の成分濃度を判定する演算部とを備えたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、被測定水は、前記測定セルに貯留される。被測定水が貯留された前記測定セル内へは、前記薬注部から呈色試薬を含む薬液の所定量が注入される。薬液が被測定水へ添加されると、呈色試薬が被測定水中の測定対象成分と反応して発色する。呈色反応による被測定水の発色度合は、前記投受光部で光学的に検出される。また、被測定水の水温は、前記水温検出部で検出される。そして、前記演算部では、水温の検出値および発色度合の検出値からあらかじめ記憶された前記検量線に基づいて、被測定水の成分濃度を判定する。したがって、被測定水の水温により発色度合が変化するような呈色試薬を用いた場合であっても、水温に起因する誤差を含まない測定値を得ることができる。
この発明によれば、被測定水の水温が変化しても、正確な測定値を得ることができる。この結果、とくに自動化された成分濃度の測定装置,たとえば残留塩素濃度の測定装置において、被測定水の水温調節などの複雑な処理を追加することなく、測定値の信頼性を確保することができる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明に係る成分濃度の測定装置を残留塩素濃度測定装置に適用した概略構成図を示している。図1において、残留塩素濃度測定装置1は、測定セル2と、薬注部3と、投受光部4と、水温検出部5と、制御器6とを主に備えている。
前記測定セル2は、不透明樹脂材料で形成された円筒状の容器であり、その側壁に一対の光透過窓部7,7が対向して形成されている。これらの各光透過窓部7には、ガラスやアクリル樹脂などの透明材料を平板状に成形した窓板8,8がそれぞれ装着されている。前記各窓板8は、とくに後述する薬液に酸,アルカリ,あるいは有機溶媒などが含まれる場合、その材料に石英ガラスを使用すると、材質劣化による破損のおそれがなく、好適である。
前記薬注部3は、薬液貯蔵容器9とローラポンプ10とを主に備えている。前記薬液貯蔵容器9は、その内部に被測定水中の残留塩素と反応して発色する呈色試薬が配合された薬液が貯蔵されており、前記測定セル2の上部と薬液供給経路11で接続されている。この薬液供給経路11には、前記ローラポンプ10が設けられており、このローラポンプ10の下流側には、逆止弁12が設けられている。前記薬液供給経路11は、たとえば弾性材料で形成されたチューブであって、このチューブを前記ローラポンプ10で扱くことに
より、前記薬液貯蔵容器9から前記測定セル2内へ呈色試薬を含む薬液が吐出される。
前記投受光部4は、発光波長の異なる第一発光素子13および第二発光素子14が装着された発光回路基板15と、それぞれ透過光を検出する第一受光素子16および第二受光素子17が装着された受光回路基板18とを備えている。ここで、前記各発光素子13,14は、たとえばLEDであり、また前記各受光素子16,17は、たとえばフォトダイオードである。前記発光回路基板15は、前記各発光素子16,17が一方の前記光透過窓部7へ臨むように、前記測定セル2の外側に配置されている。そして、前記受光回路基板18は、前記各受光素子16,17が他方の前記光透過窓部7へ臨むように、前記測定セル2の外側に配置されている。すなわち、この実施形態における前記投受光部4は、所定の発光波長に設定された光を前記各発光素子13,14から照射するとともに、前記測定セル2を透過した光を前記各受光素子16,17で検出するように構成されている。
前記測定セル2の底部には、撹拌装置19が設けられており、この撹拌装置19は、攪拌子20およびステータ21を備えている。前記攪拌子20は、前記測定セル2の底部において、回転可能に配置されている。前記ステータ21は、前記攪拌子20を取り囲むように、前記測定セル2の外側に配置されており、電磁誘導コイル(図示省略)を備えている。そして、この電磁誘導コイルへ電流を供給すると、前記攪拌子20が回転する。
前記測定セル2において、前記各光透過窓部7よりも下方の側壁には、採水口22が設けられており、この採水口22は、給水配管や貯水タンクなどの監視対象水系(図示省略)と採水経路23で接続されている。この採水経路23には、前記採水口22側から順に電磁弁24,定流量弁25およびフィルタ26が設けられている。一方、前記測定セル2において、前記各光透過窓部7よりも上方の側壁には、排水口27が設けられており、この排水口27には、排水ピット(図示省略)へ延びる排水経路28が接続されている。
前記水温検出部5は、前記フィルタ26の上流側において、前記採水経路23に設けられている。この実施形態において、前記水温検出部5は、いわゆる温度センサであって、その検出部位が前記採水経路23中の被測定水と接触するように取り付けられている。ここにおいて、前記採水経路23を構成するパイプやチューブなどの肉厚が比較的薄い(たとえば、3mm以下)場合、前記水温検出部5は、前記採水経路23の外周面の温度を検出するように構成してもよい。あるいは、前記水温検出部5は、前記測定セル2内に貯留された被測定水や前記排水経路28からの排水の水温を検出するように構成してもよい。
前記制御器6は、前記残留塩素濃度測定装置1の動作を制御するものであり、図2に示すように、演算部29と入出力ポート30とを主に備えている。前記演算部29は、中央処理装置31(以下、「CPU31」と云う。),読取り専用記憶装置32(以下、「ROM32」と云う。)および読み書き可能な記憶装置33(以下、「RAM33」と云う。)を主に備えている。
前記入出力ポート30の入力側には、操作者が動作条件などを入力するスイッチ34および前記受光回路基板18などの入力機器が接続されている。一方、前記入出力ポート30の出力側には、測定結果などを表示する液晶ディスプレイ35(以下、「LCD35」と云う。),前記ローラポンプ10,前記発光回路基板15,前記ステータ21および前記電磁弁24などの出力機器が接続されている。
前記制御器6は、前記ROM32に記憶させたプログラムにしたがって、前記演算部29が前記入出力ポート30を介して入力された各種の情報を前記RAM33に適宜保存しながら演算処理する。そして、前記演算部29は、得られた演算結果に基づいて、前記入出力ポート30を介して各種の動作指令を前記出力機器に対して出力する。
前記プログラムには、測定プロセスにおいて、あらかじめ前記ROM32に記憶された検量線に基づいて、被測定水の成分濃度を判定する判定処理が組み込まれている。前記検量線は、季節により変化しうる被測定水の水温の範囲(たとえば、5〜40℃)において、所定の残留塩素濃度(たとえば、Cl換算で0〜2mg/リットル)に調整された基準水に対し、ジアルキルベンジジン化合物を含む薬液との呈色反応後の透過率(または、吸光度)を測定し、残留塩素濃度と透過率(または、吸光度)の関係を求めたものである。ここにおいて、前記検量線は、たとえば残留塩素濃度を水温および透過率(または、吸光度)の関数で記述した判定式として記憶することができる。また、前記検量線は、たとえば残留塩素濃度に対応する透過率(または、吸光度)を、異なる水温条件ごとに記述した判定テーブルとして記憶することもできる。
つぎに、前記薬液貯蔵容器9内の薬液について説明する。この実施形態に係る薬液は、残留塩素濃度を測定するための一液型の組成物であり、表1に示す配合例のように、呈色試薬として、ジアルキルベンジジン化合物を含んでいる。ここで、利用可能なジアルキルベンジジン化合物としては、たとえばN,N’−ビス(2−スルホエチル)−3,3’−ジメチルベンジジン;N,N’−ビス(3−スルホプロピル)−3,3’−ジメチルベンジジン;N,N’−ビス(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,3’−ジメチルベンジジン;N,N’−ビス(4−スルホブチル)−3,3’−ジメチルベンジジン;N,N’−ビス(3−スルホプロピル)−N,N’−ジエチル−3,3’−ジメチルベンジジンおよびこれらのアルカリ金属塩などを挙げることができる。
また、薬液は、その注入の有無を確認するために、被測定水を着色させる色素として、ニューコクシン(食用赤色102号)を含んでいる。さらに、この薬液は、前記残留塩素濃度測定装置1が使用される5〜50℃の温度条件で約1年間保存した場合に、呈色試薬が発色したときの吸収ピーク付近における吸光度のバックグラウンドの上昇が抑制されるように、硫酸およびリン酸−リン酸ナトリウム系の緩衝剤を使用してpH0.6に調節されている。ここで、リン酸は、被測定水中の六価クロムイオンや第二鉄イオンなどの酸化性金属イオンと錯体を形成することが可能であり、マスキング剤としての作用も有している。また、溶媒である水には、通常、蒸留水やイオン交換水などを使用する。
Figure 2007085881
ところで、ジアルキルベンジジン化合物は、酸性領域で残留塩素と反応したときに、波長360〜380nm付近,450〜470nm付近および640〜660nm付近に吸収ピークを示して黄〜青緑色に発色する酸化発色性の呈色試薬である。前記第一発光素子13は、これらの吸収ピークのうち、640〜660nmを測定波長とする透過光強度を測定するために、たとえば発光波長が655nmに設定された赤色LEDを使用している。一方、ニューコクシンは、波長505nm付近に吸収ピークを示し、測定波長として選択した640〜660nmと異なる波長領域に吸収を示す色素である。前記第二発光素子14は、505nm付近の透過光強度を測定するために、たとえば発光波長が470nmに設定された青色LEDを使用している。
つぎに、図3〜図5に示す動作フローチャートにしたがって、前記残留塩素濃度測定装置1における一連の測定プロセスを詳細に説明する。
前記残留塩素濃度測定装置1の電源が投入されると、前記演算部29に記憶されたプログラムは、まずステップS1において、前記ステータ21の電磁誘導コイル(図示省略)への通電を停止し、前記電磁弁24を閉状態にするなどの初期設定動作を実施する。
プログラムは、ステップS2において、前記演算部29の内部タイマーの経過時間tをゼロに設定し、つぎのステップS3において、経過時間tが所定時間tに到達したか否かを判断する。経過時間tが所定時間tになると、プログラムはステップS4へ移行し、経過時間tを再びゼロにリセットする。ここにおいて、所定時間tは、前記残留塩素濃度測定装置1の測定間隔時間に相当し、通常、0.1〜24時間の範囲である。
洗浄動作
つぎに、プログラムは、ステップS5において、前記第二発光素子14を点灯したのち、ステップS6へ移行し、前記測定セル2の洗浄を実施する。前記電磁弁24を開状態にすると、被測定水が洗浄水として、前記採水経路23を経由して前記採水口22から前記測定セル2内へ流入する。このとき、被測定水に含まれるゴミや濁質などの夾雑物は、前記フィルタ26により除去される。また、前記測定セル2内へ流入する被測定水の流量は、前記定流量弁25により制御される。前記測定セル2内へ連続的に流入する被測定水は、前回の測定に係る着色,もしくは発色した被測定水を押し出しながら前記測定セル2内を満たし、前記排水経路28から系外へ連続的に排出される。このとき、前記電磁誘導コイルが通電され、それによって生じる磁場を前記攪拌子20内の磁石(図示省略)が受ける。これにより、前記攪拌子20が回転し、前記測定セル2内へ流入した被測定水が攪拌される。この結果、前記測定セル2内は、連続的に流入する新たな被測定水により置換されるとともに洗浄される。
この過程において、洗浄を開始したときから前記測定セル2を透過する青色光を前記第二受光素子17で検出し、その透過光強度が所定値(たとえば、前記測定セル2内に蒸留水を貯留した場合の青色光の透過光強度に対して、その10〜90%に相当する範囲において任意に設定される値)になるまでの時間を測定する。つぎに、この時間に基づいて、被測定液の流量をあらかじめ前記ROM32に記憶されたデータから推定し、この推定された流量に応じて、一定量の被測定液が供給される所定時間を決定する。そして、この所定時間が経過するまで洗浄状態を保持する。
前記測定セル2の洗浄を開始して所定時間が経過すると、プログラムは、ステップS7へ移行し、洗浄確認準備を実施する。ここでは、前記電磁誘導コイルの通電を止め、被測定水の攪拌を停止する。
洗浄確認動作
前記洗浄動作が終了すると、プログラムは、ステップS8へ移行し、前記測定セル2を透過する青色光を前記第二受光素子17で検出し、その透過光強度(A)を測定する。続いて、ステップS9では、ステップS8で測定した透過光強度(A)が、基準値(B)を超えるか否かを判断する。ここで、基準値(B)は、前記測定セル2内に蒸留水を貯留した場合の青色光の透過光強度に対して、たとえばその90%以上に相当する範囲において任意に設定される値である。
ここで、透過光強度(A)が基準値(B)以下のときは、前記測定セル2内に前回の測定に係る前記色素で赤色に着色された被測定水が残留しているか,もしくは前記測定セル2に青色光の透過を妨げる汚れがあると判断し、プログラムは、ステップS5へ戻り、前記洗浄動作から改めて実施する。一方、透過光強度が基準値(B)を超えるときは、前記測定セル2内が新たな被測定水で置換され,かつ前記測定セル2に汚れがないと判断し、プログラムは、ステップS10へ移行する。
ステップS10では、前記第二発光素子14を消灯するとともに、前記第一発光素子13を点灯する。そして、つぎのステップS11おいて、前記測定セル2を透過する赤色光を前記第一受光素子16で検出し、その透過光強度(C)を測定する。続いて、ステップ
S12において、ステップS11で測定した赤色光の透過光強度(C)が、基準値(D)を超えるか否かを判断する。ここで、基準値(D)は、前記容器2内に蒸留水を貯留した場合の赤色光の透過光強度に対して、たとえばその90%以上に相当する範囲において任意に設定される値である。
ここで、透過光強度(C)が基準値(D)以下のときは、前記測定セル2に赤色光の透過を妨げる汚れがあるか,もしくは被測定水に濁りがあると判断し、プログラムは、ステップS5へ戻り、前記洗浄動作から改めて実施する。一方、透過光強度(C)が基準値(D)を超えるときは、前記測定セル2に汚れがなく,かつ被測定水に濁りがないと判断し、プログラムは、ステップS13へ移行する。
貯留動作
つぎに、ステップS13において、プログラムは、被測定水の貯留動作を実施する。この動作では、前記電磁弁24は、ステップS6〜S12に引き続いて開状態のまま維持されており、被測定水が前記採水経路23を経由して前記採水口22から前記測定セル2内へ流入する。このとき、被測定水に含まれるゴミや濁質などの夾雑物は、前記フィルタ26により除去される。また、前記測定セル2内へ流入する被測定水の流量は、前記定流量弁25により制御される。前記測定セル2内へ連続的に流入する被測定水は、前記測定セル2内を満たしながら、前記排水経路28から系外へ連続的に排出される。そして、この状態で前記電磁弁24を閉状態にすると、前記測定セル2内への被測定水の流入が遮断され、前記測定セル2内に所定量(通常、4ミリリットル)の被測定水が貯留される。所定量の被測定水が貯留されると、プログラムは、ステップS14へ移行する。
ステップS14では、前記第一発光素子13を消灯するとともに、前記第二発光素子14を点灯する。そして、つぎのステップS15において、前記測定セル2を透過する青色光を前記第二受光素子17で検出し、その透過光強度(E)を測定する。この透過光強度(E)は、被測定水のブランク値として前記RAM33に記憶され、プログラムは、ステップS16へ移行する。
ステップS16では、前記第二発光素子14を消灯するとともに、前記第一発光素子13を点灯する。そして、つぎのステップS17において、前記測定セル2を透過する赤色光を前記第一受光素子16で検出し、その透過光強度(F)を測定する。この透過光強度(F)は、被測定水のブランク値として前記RAM33に記憶され、プログラムは、ステップS18へ移行する。
薬注動作
ステップS18において、プログラムは、薬液の注入を実施する。ここでは、前記電磁誘導コイルが通電され、前記測定セル2内に貯留された被測定水が攪拌される。そして、この状態を継続しながら、前記ローラポンプ10を駆動させ、前記薬液供給経路11を構成するチューブを所定回数扱くことにより、前記薬液貯蔵容器9から前記測定セル2内へ所定量の薬液を吐出させる。このようにして注入された薬液は、前記色素によって被測定水を赤色に着色させる。また、注入された薬液は、前記呈色試薬が残留塩素により酸化を受けると、被測定水を青緑色に発色させる。ここにおいて、薬液の全注入量は、表1に示した薬液を利用する場合、たとえば2mg/リットル以下の残留塩素濃度(Cl換算)を測定可能な30マイクロリットルに設定されている。薬液の注入を終了すると、前記ローラポンプ10を停止させ、プログラムは、ステップS19へ移行する。
注入確認工程
ステップS19において、プログラムは、前記電磁誘導コイルへの通電を停止し、前記第一発光素子13を消灯するとともに、前記第二発光素子14を点灯する。そして、つぎ
のステップS20おいて、前記測定セル2を通過する青色光を前記第二受光素子17で検出し、その透過光強度(G),すなわち被測定水の着色度合を測定する。続いて、ステップS21において、透過光強度(G)と前記RAM33に記憶されている透過光強度(E)との比(透過率:G/E)を求め、この透過率(G/E)が基準値(H)未満か否かを判断する。ここで、基準値(H)は、前記測定セル2内に蒸留水を貯留した場合の青色光の透過率を100%として、この透過率の90%以下に相当する範囲において任意に設定される透過率である。
ここで、透過率(G/E)が基準値(H)を超えるときは、被測定水が前記色素により赤色に着色されていないと判断する。すなわち、ステップS18において、前記ローラポンプ10の動作不良や前記薬液供給経路11の詰まりなどにより、薬液が注入されていないか,もしくは注入量が不足していると判断する。このとき、プログラムは、ステップS22へ移行し、前記LCD35に異常が発生した旨を表示するとともに、ブザー(図示省略)を鳴動させる。続くステップS23においては、操作者が確認スイッチ(図示省略)を押下したか否かを判断する。操作者が前記確認スイッチを押下したことを認識すると、プログラムは、ステップS5へ戻り、前記洗浄動作から改めて実施する。
一方、ステップS21において、透過率(G/E)が基準値(H)未満のときは、被測定水が前記色素により正常に赤く着色されたと判断する。すなわち、ステップS18において、前記ローラポンプ10が正常に作動し、薬液が正常に注入されたと判断する。このときは、プログラムは、ステップS24へ移行する。
測定動作
ステップS24において、プログラムは、前記第二発光素子14を消灯するとともに、前記第一発光素子13を点灯する。そして、つぎのステップS25において、前記測定セル2を透過する赤色光を前記第一受光素子16で検出し、その透過光強度(I),すなわ被測定水の発色度合を測定する。ここにおいて、透過光強度(I)を検出するタイミングは、呈色反応の速度が被測定水の水温により影響を受けることから、冬季などの低温条件(たとえば、5℃)においても、被測定水と薬液の反応が完結するタイミングに設定されている。具体的には、前記ローラポンプ10を停止させてからの経過時間をカウントし、この経過時間が所定時間(たとえば、1〜5分の範囲から選択される時間)に達したとき、透過光強度(I)を検出する。続いて、ステップS26において、透過光強度(I)と前記RAM33に記憶されている透過光強度(F)との比(透過率:I/F)を計算する。この計算が終了すると、プログラムは、ステップS27へ移行する。
ステップS27では、前記水温検出部5により、前記採水経路23内の水温,すなわち前記測定セル2内へ流入させた被測定水の水温(T)を検出する。ここにおいて、被測定水の貯留動作が完了してから、水温(T)を検出するまでの時間は非常に短時間(せいぜい、10分以下)であるので、前記測定セル2内と前記採水経路23内に温度差が生じたとしても、その差は微小であり、測定に影響を及ぼすことはない。水温(T)の検出が終了すると、プログラムは、ステップS28へ移行する。
つぎに、ステップS28において、プログラムは、ステップS26で求めた透過率(I/F)およびステップS27で検出した水温(T)から、あらかじめ前記ROM33に記憶された前記検量線に基づいて、前記演算部29で被測定水の残留塩素濃度を判定する。続いて、ステップS29では、その判定された測定値を前記LCD35に表示する。そして、プログラムは、ステップS3へ戻る。
以上説明したように、この実施形態によれば、被測定水の水温が変化しても、正確な測定値を得ることができる。この結果、とくに自動化された成分濃度の測定装置,たとえば
残留塩素濃度の測定装置において、被測定水の水温調節などの複雑な処理を追加することなく、測定値の信頼性を確保することができる。
(水温による発色度合への影響の確認)
次亜塩素酸ナトリウム水溶液へ0.002mol/リットルの過マンガン酸カリウム溶液を添加し、残留塩素濃度が2.02mg/リットル(Cl換算)の基準水を調製した。そして、この基準水40ミリリットルへ表1に記載した薬液300マイクロリットルを攪拌しながら添加し、室温で1分間静置して呈色反応を完結させたのち、発色した基準水の4ミリリットルを分光光度計用セルに移し、温度3℃に設定された冷蔵庫内で2時間冷却した。つぎに、冷却後の発色した基準水が入った分光光度計用セルを分光光度計(株式会社日立製作所製U−2010,石英セル長:10mm)にセットし、分光器内を加温しながら基準水の水温を5℃から40℃まで上昇させ、種々の水温における波長655nmの透過率を測定した。基準水の水温に対して、透過率をプロットした結果を図6に示す。
図6によれば、呈色試薬としてN,N’−ビス(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−3,3’−ジメチルベンジジン二ナトリウム塩を含み,かつリン酸−リン酸ナトリウム系の緩衝剤を含む薬液では、水温が15℃以下のときには、透過率がほぼ一定に保たれた。また、水温が15℃を超えたときには、透過率が直線的に増加した。この現象は、被測定水の水温が相対的に低い場合、呈色試薬に対する残留塩素の反応当量が減少し、波長640〜660nm付近の吸収ピークが増大する一方で、波長450〜470nm付近の吸収ピークが減少して青色の色相が強くなるためと考えられている。逆に、被測定水の水温が相対的に高い場合、呈色試薬に対する残留塩素の反応当量が増加し、波長640〜660nm付近の吸収ピークが減少する一方で、波長450〜470nm付近の吸収ピークが増大して黄色の色相が強くなるためと考えられている。水温が15℃を超えたときの透過率の変化率は、1.4%/℃程度であり、被測定水の水温変化を考慮しないで、基準温度(たとえば、25℃)で作成した検量線を残留塩素濃度の判定に使用した場合、測定値に与える誤差が大きいことが分かった。
(水温変化に対する検量線の作成)
次亜塩素酸ナトリウム水溶液へ0.002mol/リットルの過マンガン酸カリウム溶液を添加し、残留塩素濃度が0.25mg/リットル,0.5mg/リットル,0.75mg/リットル,1mg/リットル,1.25mg/リットル,1.5mg/リットル,1.75mg/リットルおよび2mg/リットル(それぞれCl換算)に設定された8種類の基準水を調製した。そして、この基準水40ミリリットルへ表1に記載した薬液300マイクロリットルを攪拌しながら添加し、室温で1分間静置して呈色反応を完結させたのち、発色した基準水の4ミリリットルを分光光度計用セルに移し、温度3℃に設定された冷蔵庫内で2時間冷却した。つぎに、冷却後の発色した基準水が入った分光光度計用セルを分光光度計(株式会社日立製作所製U−2010,石英セル長:10mm)にセットし、分光器内を加温しながら基準水の水温を5℃から40℃まで上昇させ、5℃,10℃,15℃,25℃,30℃,35℃および40℃における波長655nmの透過率を測定した。基準水の水温に対して、透過率をプロットすることによって作成した検量線を図7に示す。図7において、実線で示した各検量線に併記した数値は、基準水の残留塩素濃度(単位:mg/リットル)である。
図7によれば、基準水の残留塩素濃度を変化させた場合においても、図6と同様、水温が15℃以下のときには、透過率がほぼ一定に保たれた。また、水温が15℃を超えたときには、透過率が直線的に増加した。
(残留塩素濃度測定装置で測定した吸光度と検量線の対比)
次亜塩素酸ナトリウム水溶液へ0.002mol/リットルの過マンガン酸カリウム溶液を添加し、残留塩素濃度が0.54mg/リットルおよび1.27mg/リットル(それぞれCl換算)に設定された2種類の被測定水を調製した。そして、これらの被測定水の水温を8〜33℃の範囲でランダムに設定しながら、前記実施形態で説明した残留塩素濃度測定装置で市販の赤色LEDによる波長655nmの透過率を測定した。ここにおいて、被測定水の貯留量は、4ミリリットルに設定し、また薬液(表1に記載したもの)の注入量は、30マイクロリットルに設定した。さらに、薬液の注入終了時点から透過率の検出までの時間は、2分に設定した。被測定水の水温に対して、透過率をプロットした結果を図8に示す。図8において、実線で示した各検量線は、図7で作成したものであり、併記した数値は、基準水の残留塩素濃度(単位:mg/リットル)である。
図8によれば、水温をランダムに変化させたときの被測定水の透過率は、それぞれ対応する検量線とよく一致することが分かる。したがって、あらかじめ種々の水温条件における基準水の残留塩素濃度と透過率の関係を示す検量線を作成しておくことにより、被測定水の残留塩素濃度を正確に判定できることが明らかになった。
残留塩素濃度測定装置の概略構成を示す縦断面図。 残留塩素濃度測定装置における制御器の概略構成を示すブロック図。 残留塩素濃度測定装置の動作を示すフローチャート。 残留塩素濃度測定装置の動作を示すフローチャート。 残留塩素濃度測定装置の動作を示すフローチャート。 水温による発色度合への影響を示す図。 基準水の水温変化に対する検量線を示す図。 残留塩素濃度測定装置で測定した吸光度と検量線の対比を示す図。
符号の説明
1 残留塩素濃度測定装置(測定装置)
2 測定セル
3 薬注部
4 投受光部
5 水温検出部
29 演算部

Claims (4)

  1. 被測定水を薬液と反応させ、この反応による被測定水の発色度合を検出することにより被測定水の成分濃度を特定する測定方法であって、
    あらかじめ所定水温における基準水の成分濃度と発色度合の関係を示す検量線を作成しておき、
    測定プロセスにおいて、被測定水の水温および発色度合を検出し、前記検量線に基づいて、被測定水の成分濃度を判定することを特徴とする成分濃度の測定方法。
  2. 前記測定プロセスは、呈色試薬を含む薬液の所定量を被測定水へ添加するステップと、
    被測定水と薬液の反応完結後に被測定水の発色度合を検出するステップと、
    被測定水の水温を検出するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の成分濃度の測定方法。
  3. 前記成分濃度が残留塩素濃度であり、
    前記呈色試薬がジアルキルベンジジン化合物であることを特徴とする請求項2に記載の成分濃度の測定方法。
  4. 被測定水を薬液と反応させ、この反応による被測定水の発色度合を検出することにより被測定水の成分濃度を特定する測定装置であって、
    被測定水を収容する測定セルと、
    前記測定セル内へ呈色試薬を含む薬液を定量注入する薬注部と、
    前記測定セル内における被測定水の発色度合を光学的に検出する投受光部と、
    被測定水の水温検出部と、
    検出された被測定水の水温および発色度合から、あらかじめ記憶された検量線に基づいて、被測定水の成分濃度を判定する演算部とを備えたことを特徴とする成分濃度の測定装置。
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