JP2007084264A - ストッキング補修器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ストッキング補修器具1は、補修用の生地である補修部材11を連続テープ状の保持部材12により保持した補修テープ10と、補修テープ10を巻回した第1のリール31と、第1のリール31から巻き出した補修テープ10を巻き取るための第2のリール32と、各リールを回転可能な状態で軸支するとホルダ2と、補修テープ10から補修部材11を分離し、補修面に移載させるための移載ヘッド4とを有している。移載ヘッド4は、補修面に沿う摺動に伴って第1のリール31から補修テープ10を巻き出すように構成してある。第2のリール32は、第1のリール31から補修テープ10を巻き出すのに同期して、補修部材11を分離した保持部材12を巻き取るように構成してある。
【選択図】図1
Description
該補修テープを巻回した第1のリールと、
該第1のリールから巻き出した上記補修テープを巻き取るための第2のリールと、
上記各リールを回転可能な状態で支持するとホルダと、
上記補修テープから上記補修部材を分離し、補修面に移載させるための移載ヘッドとを有しており、
該移載ヘッドは、上記補修面に沿う摺動動作に応じて上記第1のリールから上記補修テープを巻き出すように構成してあり、
上記第2のリールは、上記第1のリールから上記補修テープを巻き出すのに同期して、上記補修部材を分離した上記保持部材を巻き取るように構成してあることを特徴とするストッキング補修器具にある(請求項1)。
ストッキング用の編み糸を編み込みした上記補修部材を採用する場合には、ストッキングの表面である上記補修面に対して上記補修部材を同化させることができる。それ故、上記補修部材による補修跡を目立たなくさせることができる。
なお、上記補修部材としては、被服された状態のストッキングの編み目の伸長度合いを考慮して、予め、編み目を粗くしておくことも良い。
この場合には、上記カット機構を利用することで、上記補修面のサイズに応じた適切な長さの上記補修部材を切り出すことができる。それ故、別途、はさみやカッター等を準備することなく、簡単にストッキングの補修を行うことができる。はさみやカッター等に代えて上記カット機構を利用すれば、上記補修部材の切断作業に伴う怪我等のトラブルを未然に防止でき、安全性を高く確保することができる。
予め、個片化されたシート片状の上記補修部材を採用する場合には、上記補修面に上記補修部材を移載した後の切断作業を省略することができる。それ故、一層、簡単に上記補修面の補修を行うことができる。
この場合には、上記接合面が発生する貼力を利用して、上記補修面に対して上記補修部材を確実性高く移載することができる。
この場合には、上記補修面の凹凸に沿って上記テープガイド部が弾性的に変形し得るため、上記補修面に対して上記補修部材を密着させることができる。それ故、上記ストッキング補修器具を用いた補修作業を一層、確実性高く実施することができる。
本例は、ストッキングに生じた伝線等を補修するためのストッキング補修器具1に関する例である。この内容について、図1〜図5を用いて説明する。
本例のストッキング補修器具1は、図1に示すごとく、補修用の生地である補修部材11を連続テープ状の保持部材12により保持した補修テープ10と、この補修テープ10を巻回した第1のリール31と、第1のリール31から巻き出した上記補修テープ10を巻き取るための第2のリール32と、各リールを回転可能な状態で支持するとホルダ2と、補修テープ10から上記補修部材11を分離し、補修面に移載させるための移載ヘッド4とを有している。
この移載ヘッド4は、補修面に沿う摺動動作に応じて第1のリール31から補修テープ10を巻き出すように構成してある。第2のリール32は、第1のリール31から補修テープ10を巻き出すのに同期して、補修部材11を分離した保持部材12を巻き取るように構成してある。
以下、この内容について詳しく説明する。
一対のリブ214は、それぞれ、底板から立設した断面略円形状を呈する軸体である。一対のリブ214は、それぞれ、移載ヘッド4に設けた孔410に嵌合し、該移載ヘッド4を固定支持し得るように形成してある。
このストッキング補修器具1を使用するに当たっては、まず、図5に示すごとく、補修面60(以下、ストッキング表面60という。)に対して移載ヘッド4を押し当てるよう、ホルダ2を把持する。このとき、ストッキング表面60から作用する反力によりテープガイド部42が弾性的に変形する。そのため、本例のストッキング補修器具1によれば、ストッキング表面60に沿って補修テープ10を密着させることができる。ここで、補修テープ10の表面にはアクリル系粘着材よりなる接合層14を配設してある。補修部材11は、この接合層14が生じる貼力によりストッキング表面に接合される。
さらに、移載ヘッド4が突出する開口部110に対して、移載ヘッド4を覆うキャップ部材を取り付けることも好ましい。この場合には、ストッキング補修器具1の非使用時において、このキャップ部材により移載ヘッド4及び補修テープ10を保護することが可能になる。
本例は、実施例1のストッキング補修器具1を基にして、連続テープ状の補修部材11を採用すると共に補修部材11のカット機構51を追加した例である。この内容について、図6〜図8を用いて説明する。
本例のカット機構5は、開口部110から突出するスライダー50と、このスライダー50の先端が押し当たるキャッチャー部250とを組み合わせてなる機構である。
スライダー50は、先端にカッター520を設けた湾曲平板状のスライドプレート52、外表面にギザギザを設けた平板状のスライドレバー51、及びこのスライドプレート52とスライドレバー51とを連結する連結部53を組み合わせたものである。連結部53は、ケース部21の外周壁218の厚さに対してわずかに厚く形成した断面略矩形状を呈する部分である。そして、この連結部53は、スライドプレート52とスライドレバー51とが所定の間隙を空けて対面するよう、当該間隙に配設してある。
このストッキング補修器具1を用いて補修するに当たっては、図6に示すごとく、スライドプレート52がホルダ2に収容されるようにスライドレバー51を操作する。そして、実施例1と同様、補修面に移載ヘッド4を押し付けした状態で、例えば、伝線を生じた方向に摺動させる。そうすると、補修テープ10からテープ状の補修部材11を分離でき、図6のごとく開口部110から補修部材11を引き出していくことができる。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
また、図9に示すごとく、上記スライドレバー51から延設した操作部510をホルダ2の側面に配置することも好ましい。この場合には、ストッキング補修器具1を把持する使用者が、親指で操作部510を操作できる。この場合には、カット機構5の操作性を格段に向上させることができる。
10 補修テープ
11 補修部材
110 開口部
12 保持部材
13 保持層
14 接合層
2 ホルダ
21 ケース部
22 カバー部
30 プーリーベルト
31 第1のリール
32 第2のリール
4 移載ヘッド
41 支持部
42 テープガイド部
Claims (6)
- 補修用の生地である補修部材を連続テープ状の保持部材により保持した補修テープと、
該補修テープを巻回した第1のリールと、
該第1のリールから巻き出した上記補修テープを巻き取るための第2のリールと、
上記各リールを回転可能な状態で支持するとホルダと、
上記補修テープから上記補修部材を分離し、補修面に移載させるための移載ヘッドとを有しており、
該移載ヘッドは、上記補修面に沿う摺動動作に応じて上記第1のリールから上記補修テープを巻き出すように構成してあり、
上記第2のリールは、上記第1のリールから上記補修テープを巻き出すのに同期して、上記補修部材を分離した上記保持部材を巻き取るように構成してあることを特徴とするストッキング補修器具。 - 請求項1において、上記補修部材は、ストッキング用の編み糸を編み込みしてなるものであることを特徴とするストッキング補修器具。
- 請求項1又は2において、上記移載ヘッドは、上記補修テープから分離した上記補修部材を幅方向に切断するためのカット機構を備えていることを特徴とするストッキング補修器具。
- 請求項1又は2において、上記補修部材は、上記補修テープの幅方向に沿って予め切断されたシート片状をなしており、上記保持部材は、複数のシート片状の上記補修部材を連続的に保持していることを特徴とするストッキング補修器具。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記補修テープは、上記補修面に対して貼力を発生するように構成した接合面を上記補修部材側の表面に形成してなることを特徴とするストッキング補修器具。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記移載ヘッドは、上記補修テープを上記補修面に押し当てると共に、該補修面の表面形状に応じて弾性的に変形し得るように構成したテープガイド部を有していることを特徴とするストッキング補修器具。
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