JP2007083670A - インクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路およびその駆動方法 - Google Patents

インクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路およびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 キャリッジ用ステッピングモータの高速駆動と低速駆動とを安定させ、かつ、不要な発熱を抑制することが可能なインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路およびその駆動方法を提供する。
【解決手段】 CPU31bは、ステッピングモータ1を最高速度が第1の速度となる第1駆動形式で駆動させる際(記録時)には、2相励磁方式を指示し、また、ステッピングモータ1を最高速度が第1の速度より低速の第2の速度となる第2駆動形式で駆動させる際(エッジ検出)には、1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式を指示する。駆動制御部32は、ステッピングモータ1を、CPU31bにて指示された励磁方式で駆動し、かつ、ステッピングモータ1に供給される駆動電流を、CPU31bにて指示された励磁方式および動作状態に基づいて制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路およびその駆動方法に関し、特には、ステッピングモータにてキャリッジを駆動するインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路およびその駆動方法に関する。
従来、プリンタでは、可動部材を動かすために、ステッピングモータが使用されている。
例えば、特許文献1(特開2002−291291号公報)には、記録紙を搬送するモータとしてステッピングモータが使用されたプリンタが記載されている。
このプリンタでは、ステッピングモータの回転速度が最高速度より遅くなる場合、すなわち、駆動パルスの通電時間が、最高速度(最高周波数)のときの駆動パルスの通電時間よりも長くなる場合、この長くなるパルス部分がチョッピングされ、駆動電流が低減される。このため、ステッピングモータの発熱が抑えられる。
また、特許文献2(特開2001−245494号公報)には、ステッピングモータの停止時の発熱を防止できるステッピングモータの制御装置が記載されている。
このステッピングモータの制御装置は、停止時の駆動電流を回転時の駆動電流より少なくして、ステッピングモータの発熱を防止する。
特開2002−291291号公報 特開2001−245494号公報
インクジェットプリンタのキャリッジには、例えば、記録ヘッドとともに、記録媒体(例えば記録紙)のエッジを検出するエッジ検出部が搭載される。
キャリッジは、記録ヘッドにて印字が行われる際には高速で移動され、エッジ検出部にて記録媒体のエッジ検出が行われる際には低速で移動される。
このキャリッジがステッピングモータで駆動されると、以下のような問題が生じる。
キャリッジが高速で駆動される場合、例えば、7000pps程度の駆動周波数が必要となる。
このため、ステッピングモータは、高速駆動に適した2相励磁方式で駆動される。このとき、ステッピングモータが所定のトルクを生じるために、ステッピングモータの駆動電流を大きくする必要がある。
一方、キャリッジが低速で駆動される場合、例えば、100pps程度の駆動周波数が必要になる。
ステッピングモータが、高速駆動に適した2相励磁方式で駆動されている際に、例えば特許文献1に記載された制御方式で100pps程度の駆動周波数を実現しようとしても、回転が不安定となり、振動が大きくなってしまう可能性が高くなる。
また、この振動がステッピングモータ特有の共振領域と重なると、ステッピングモータは脱調して正常に動作しなくなる。
このため、キャリッジが低速で駆動される場合、ステッピングモータの励磁方式を、低速駆動に適した高分解能制御が可能なマイクロステップ励磁方式または1−2相励磁方式に切り換える必要が生じる。
しかしながら、励磁方式の変更に応じて、ステッピングモータが必要なトルクを出すための駆動電流が変わってしまう。このため、高速駆動時の駆動電流が低速駆動時に維持されると、低速駆動時の駆動電流が過大となる。したがって、その余分な駆動電流によって、ステッピングモータの発熱量が増えてしまうという問題が生じる。
特許文献1および2には、この問題は記載されておらず、また、この問題を解決するための具体的な技術は記載されていない。
また、この問題は、高速駆動時と低速駆動時とで励磁方式を変更するキャリッジ用ステッピングモータを有するインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路に共通する。
本発明の目的は、キャリッジ用ステッピングモータの高速駆動と低速駆動とを安定させ、かつ、不要な発熱を抑制することが可能なインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路およびその駆動方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路は、キャリッジ駆動用のステッピングモータと、前記ステッピングモータを駆動する旨の駆動指示を受け付ける受付部と、前記受付部にて受け付けられた駆動指示に基づいて前記ステッピングモータを制御する制御部と、を含むインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路において、前記制御部は、前記受付部が前記駆動指示を受け付けると、その受け付けられた駆動指示に応じたステッピングモータの励磁方式および動作状態を指示する指示部と、前記指示部にて指示された励磁方式で前記ステッピングモータを駆動し、かつ、前記ステッピングモータに供給する駆動電流を、前記指示部にて指示された励磁方式および動作状態に基づいて制御する駆動制御部とを含む。
また、本発明のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法は、キャリッジ駆動用のステッピングモータを、前記ステッピングモータを駆動する旨の駆動指示に基づいて制御するインクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法であって、前記駆動指示を受け付ける受け付けステップと、前記受け付けられた駆動指示に応じたステッピングモータの励磁方式および動作状態を指示する指示ステップと、前記指示された励磁方式で前記ステッピングモータを駆動し、かつ、前記ステッピングモータに供給する駆動電流を、前記指示された励磁方式および動作状態に基づいて制御する駆動制御ステップとを含む。
上記の発明によれば、ステッピングモータは、指示された励磁方式で駆動され、かつ、ステッピングモータに供給される駆動電流は、指示された励磁方式および動作状態に基づいて制御される。
このため、例えば、駆動速度に適した励磁方式が指示されれば、駆動速度に適した励磁方式でステッピングモータを駆動することが可能になり、ステッピングモータの駆動を安定させることが可能になる。よって、低速時の振動を抑制することが可能になる。
また、励磁方式および動作状態に基づいて駆動電流が制御されるため、励磁方式が切り替わっても、その切り替えに伴って駆動電流を変更することが可能となる。また、動作状態の切り換え(例えば、加速状態と定速状態の切り換え)に伴って、駆動電流を変更することが可能となる。
このため、励磁方式および動作状態が切り替わった際に、駆動電流が過大または過小になることを防止でき、その過大な駆動電流に起因する不要な発熱および消費電力を抑制することが可能となる。
なお、駆動指示に関連づけてその駆動指示に応じた励磁方式および動作状態を格納する格納部から、前記受け付けられた駆動指示に関連づけられた励磁方式および動作状態が読み出され、その読み出された励磁方式および動作状態が指示されることが望ましい。
上記の発明によれば、駆動指示と、その駆動指示に応じた励磁方式および動作状態との関係を格納部で管理することが可能になる。
また、前記指示された励磁方式に応じた電圧が発生され、前記発生された電圧が前記指示された動作状態に応じて変更され、前記指示された励磁方式で前記ステッピングモータが駆動され、かつ、前記変更された電圧に応じた駆動電流が前記ステッピングモータに供給されることが望ましい。
上記の発明によれば、駆動電流を制御するための電圧が、励磁方式および動作状態に応じて制御される。このため、駆動電流を制御するための電圧を制御することによって、不要な発熱および消費電力を抑制することが可能となる。
また、前記ステッピングモータを最高速度が第1の速度となる第1駆動形式で駆動させる際には、2相励磁方式が指示され、また、前記ステッピングモータを最高速度が前記第1の速度より低速の第2の速度となる第2駆動形式で駆動させる際には、1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式が指示され、前記2相励磁方式が指示された際には、前記駆動電流の最大値が第1電流値に設定され、また、前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式が指示された際には、前記駆動電流の最大値が前記第1電流値より小さい第2電流値に設定されることが望ましい。
上記の発明によれば、高速駆動に適した2相励磁方式時の駆動電流の最大値が、低速駆動に適した1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式時の駆動電流の最大値より大きくなる。
このため、励磁方式が切り替わった際に、駆動電流を適切に制御することが可能となる。
また、前記ステッピングモータを加速させる際には加速動作状態が指示され、前記ステッピングモータを定速にする際には定速動作状態が指示され、前記ステッピングモータを減速させる際には減速動作状態が指示され、前記ステッピングモータを所定の状態で停止させる際には保持動作状態が指示され、前記ステッピングモータの駆動を停止させる際には駆動停止状態が指示され、前記2相励磁方式および前記加速動作状態が指示された際には前記第1電流値の駆動電流が前記ステッピングモータに供給され、前記2相励磁方式および前記定速動作状態が指示された際には前記第1電流値よりも小さい第3電流値の駆動電流が前記ステッピングモータに供給され、前記2相励磁方式および前記減速動作状態が指示された際には前記第1電流値の駆動電流が前記ステッピングモータに供給され、前記2相励磁方式および前記保持動作状態が指示された際には前記第3電流値よりも小さい第4電流値の駆動電流が前記ステッピングモータに供給され、前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と前記加速動作状態とが指示された際には前記第2電流値の駆動電流が前記ステッピングモータに供給され、前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と前記定速動作状態とが指示された際には前記第2電流値よりも小さい第5電流値の駆動電流が前記ステッピングモータに供給され、前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と前記減速動作状態とが指示された際には前記第2電流値の駆動電流が前記ステッピングモータに供給され、前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と前記保持動作状態とが指示された際には前記第5電流値よりも小さい第6電流値の駆動電流が前記ステッピングモータに供給され、前記駆動停止状態が指示された際には前記ステッピングモータへの駆動電流の供給が停止されることが望ましい。
上記の発明によれば、励磁方式および動作状態が切り替わった際に、駆動電流を適切に制御することが可能になり、不要な発熱および消費電力を抑制することが可能となる。
本発明によれば、ステッピングモータは、指示された励磁方式で駆動され、かつ、ステッピングモータに供給される駆動電流は、指示された励磁方式および動作状態に基づいて制御される。
このため、例えば、駆動速度に適した励磁方式が指示されれば、駆動速度に適した励磁方式でステッピングモータを駆動することが可能になり、ステッピングモータの駆動を安定させることが可能になる。よって、低速時の振動を抑制することが可能になる。
また、励磁方式および動作状態に基づいて駆動電流が制御されるため、励磁方式が切り替わっても、その切り替えに伴って駆動電流を変更することが可能となる。また、動作状態の切り換えに伴って、駆動電流を変更することが可能となる。
このため、励磁方式および動作状態が切り替わった際に、駆動電流が過大または過小になることを防止でき、その過大な駆動電流に起因する不要な発熱および消費電力を抑制することが可能となる。
以下、本発明の一実施例のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路(以下「モータ駆動回路」と称する。)を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例のモータ駆動回路を示したブロック図である。
図1において、本モータ駆動回路は、ステッピングモータ1と、受付部2と、制御部3とを含む。制御部3は、指示部31と、駆動制御部32とを含む。指示部31は、変換メモリ31aと、CPU31bとを含む。駆動制御部32は、D/Aコンバータ32aと、電圧変更部32bと、モータドライバ32cとを含む。
本モータ駆動回路は、インクジェットプリンタのキャリッジ(不図示)を駆動する。このキャリッジは、例えば、記録ヘッド(不図示)と、記録媒体(例えば記録紙)のエッジを検出するエッジ検出部(不図示)とを搭載している。
このキャリッジは、記録ヘッドが記録を行うときには、ステッピングモータ1によって高速で駆動され、エッジ検出部が記録媒体のエッジ検出を行うときには、ステッピングモータ1によって記録時より低速で駆動される。
ステッピングモータ1は、キャリッジ駆動用のモータであり、2相励磁方式(2−2相励磁方式とも呼ばれる。)、1−2相励磁方式およびマイクロステップ励磁方式のいずれの方式でも駆動可能である。なお、2相励磁方式、1−2相励磁方式およびマイクロステップ励磁方式は、公知技術であるので、それらの詳細な説明は割愛する。
ステッピングモータ1は、モータドライバ32cにて制御されることによって、記録ヘッドが記録を行うときには、高速駆動に適した2相励磁方式で動作してキャリッジを高速で駆動し、エッジ検出部が記録媒体のエッジ検出を行うときには、低速駆動に適した1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式で動作してキャリッジを記録時より低速で駆動する。
受付部2は、例えば、外部のPC(パーソナルコンピュータ)から、ステッピングモータ1を駆動する旨の駆動指示を受け付ける。受付部2は、その受け付けられた駆動指示を制御部3(具体的には、CPU31b)に提供する。
制御部3は、その提供された駆動指示に基づいてステッピングモータ1を制御する。
指示部31は、受付部2から駆動指示を受け付けると、その受け付けられた駆動指示に応じたステッピングモータ1の励磁方式および動作状態を指示する。
変換メモリ31aは、駆動指示と、その駆動指示に応じた励磁方式および動作状態と、を関連づけて格納する。
図2は、変換メモリ31aの一例を示した説明図である。
図2において、駆動指示31a1は、励磁方式と動作状態31a2と関連づけられている。具体的には、駆動指示31a1である記録実行は、マイクロステップ励磁方式および加速動作状態から最後の駆動停止動作状態までを含む励磁方式と動作状態31a2と関連づけられている。
なお、図2に示した励磁方式および動作状態31a2は、まず、ステッピングモータ1をマイクロステップ励磁方式で低速動作させてキャリッジに搭載されたエッジ検出部に記録媒体のエッジ検出を実行させ、その後、ステッピングモータ1を2相励磁方式でエッジ検出時よりも高速で動作させて記録ヘッドに記録を実行させる。
また、図2において、マイクロステップ励磁方式は、1−2相励磁方式に変更されてもよい。
また、駆動指示31a1と、励磁方式および動作状態31a2は、図2に示したものに限らず適宜変更可能である。
図1に戻って、CPU31bは、モータ駆動回路全体を制御する。
例えば、CPU31bは、受付部2から駆動指示を受け付けると、その駆動指示に関連づけられている励磁方式と動作状態を変換メモリ31aから読み出す。
CPU31bは、その読み出された励磁方式と動作状態を、駆動制御部32に順番に提供する。なお、CPU31bは、その読み出された励磁方式をD/Aコンバータ32aとモータドライバ32cに提供し、また、その読み出された動作状態を電圧変更部32bに提供する。
例えば、CPU31bは、記録実行を受け付けて、図2に示した励磁方式と動作状態を読み出すと、まず、マイクロステップ励磁方式および加速動作状態を駆動制御部32に提供する。その後、CPU31bは、マイクロステップ励磁方式および定速動作状態、マイクロステップ励磁方式および減速動作状態、マイクロステップ励磁方式および保持動作状態、駆動停止動作状態、2相励磁方式および加速動作状態、2相励磁方式および定速動作状態、2相励磁方式および減速動作状態、2相励磁方式および保持動作状態、駆動停止動作状態を、この順番で、駆動制御部32に提供する。
このため、CPU31bは、ステッピングモータ1を最高速度が第1の速度(例えば、900mm/s)となる第1駆動形式で駆動させる際(記録時)には、2相励磁方式を指示し、また、ステッピングモータ1を最高速度が第1の速度より低速の第2の速度(例えば、20mm/s)となる第2駆動形式で駆動させる際(エッジ検出時)には、マイクロステップ励磁方式を指示する。
なお、CPU31bは、マイクロステップ励磁方式の代わりに1−2相励磁方式を指示してもよい。
また、CPU31bは、ステッピングモータ1を加速させる際には加速動作状態を指示し、ステッピングモータ1を定速にする際には定速動作状態を指示し、ステッピングモータ1を減速させる際には減速動作状態を指示し、ステッピングモータ1を所定の状態で停止させる際には保持動作状態を指示し、ステッピングモータ1の駆動を停止させる際には駆動停止状態を指示する。
駆動制御部32は、CPU31bにて指示された励磁方式で、ステッピングモータ1を駆動する。
また、駆動制御部32は、ステッピングモータ1に供給する駆動電流を、CPU31bにて指示された励磁方式および動作状態に基づいて制御する。
例えば、駆動制御部32は、CPU31bが2相励磁方式を指示する際には、駆動電流の最大値を第1電流値に設定し、また、CPU31bがマイクロステップ励磁方式を指示する際には、駆動電流の最大値を第1電流値より小さい第2電流値に設定する。
なお、駆動制御部32は、CPU31bがマイクロステップ励磁方式のかわりに1−2相励磁方式を指示する際にも、駆動電流の最大値を第2電流値に設定する。
さらに言えば、駆動制御部32は、CPU31bが2相励磁方式および加速動作状態を指示する際には、第1電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、駆動制御部32は、CPU31bが2相励磁方式および定速動作状態を指示する際には、第1電流値よりも小さい第3電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、駆動制御部32は、CPU31bが2相励磁方式および減速動作状態を指示する際には、第1電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、駆動制御部32は、CPU31bが2相励磁方式および保持動作状態を指示する際には、第3電流値よりも小さい第4電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、駆動制御部32は、CPU31bが、マイクロステップ励磁方式または1−2相励磁方式と、加速動作状態と、を指示する際には、第2電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、駆動制御部32は、CPU31bが、マイクロステップ励磁方式または1−2相励磁方式と、定速動作状態と、を指示する際には、第2電流値よりも小さい第5電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、駆動制御部32は、CPU31bが、マイクロステップ励磁方式または1−2相励磁方式と、減速動作状態と、を指示する際には、第2電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、駆動制御部32は、CPU31bが、マイクロステップ励磁方式または1−2相励磁方式と、保持動作状態と、を指示する際には、第5電流値よりも小さい第6電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、駆動制御部32は、CPU31bが駆動停止状態を指示する際には、ステッピングモータ1への駆動電流の供給を停止する。
D/Aコンバータ32aは、電圧発生部の一例である。D/Aコンバータ32aは、CPU31bから励磁方式を受け付けると、その受け付けられた励磁方式に応じた電圧を発生する。
例えば、D/Aコンバータ32aは、CPU31bから2相励磁方式を受け付けると、電圧Xを発生し、CPU31bからマイクロステップ励磁方式または1−2相励磁方式を受け付けると、電圧Xよりも小さい電圧Yを発生する。
D/Aコンバータ32aは、その電圧を電圧変換部32bに提供する。
電圧変換部32bは、D/Aコンバータ32aから電圧を受け付けると、その電圧を、CPU31bにて提供された動作状態に応じて変更する。電圧変換部32bは、その変更された電圧をモータドライバ32cに提供する。
図3は、電圧変換部32bの一例を示した回路図である。なお、図3において、図1に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
図3において、電圧変換部32bは、抵抗R1〜R4と、トランジスタTr1〜Tr4とを含む。
トランジスタTr1〜Tr4は、CPU31bにてオンとオフが制御される。
CPU31bは、加速動作状態および減速動作状態を指示する際にはトランジスタTr1のみをオンし、定速動作状態を指示する際にはトランジスタTr2のみをオンし、保持動作状態を指示する際にはトランジスタTr3のみをオンし、駆動停止状態を指示する際にはトランジスタTr4のみをオンする。
抵抗R2〜R4の抵抗値は、R2>R3>R4の関係を満たす。
また、励磁方式と動作状態の組み合わせごとに端子Zの電圧が異なるように、抵抗R1〜R4の抵抗値と、電圧XおよびYは、設定される。このため、端子Zの電圧は、励磁方式と動作状態の組み合わせに応じて変化する。なお、駆動停止状態が指示された際には、端子ZはGNDとなる。
モータドライバ32cは、CPU31bから提供された励磁方式でステッピングモータ1を駆動する。
また、モータドライバ32cは、端子Zの電圧に応じた駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
次に、動作を説明する。
図4は、モータ駆動回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
具体的には、図4(a)は、ステッピングモータ1の速度を示すタイミングチャートであり、図4(b)は、ステッピングモータ1の運転フェーズを示すタイミングチャートであり、図4(c)は、ステッピングモータ1の駆動電流の状態を示すタイミングチャートであり、図4(d)は、ステッピングモータ1の動作状態を示すタイミングチャートであり、図4(e)は、ステッピングモータの励磁方式を示すタイミングチャートである。
以下、図4を参照して、モータ駆動回路の動作を説明する。
受付部2は、例えば、PC等の外部機器から駆動指示を受け付けると、その受け付けられた駆動指示をCPU31bに提供する。
CPU31bは、受付部2から駆動指示を受け付けると、その駆動指示に関連づけられている励磁方式と動作状態を変換メモリ31aから読み出す。
例えば、CPU31bは、記録実行を受け付けると、まず、マイクロステップ励磁方式および加速動作状態を駆動制御部32に提供する。
その後、CPU31bは、マイクロステップ励磁方式および定速動作状態、マイクロステップ励磁方式および減速動作状態、マイクロステップ励磁方式および保持動作状態、駆動停止動作状態、2相励磁方式および加速動作状態、2相励磁方式および定速動作状態、2相励磁方式および減速動作状態、2相励磁方式および保持動作状態、駆動停止動作状態を、この順番で、駆動制御部32に提供する。
なお、CPU31bは、励磁方式をD/Aコンバータ32aとモータドライバ32cに提供し、また、動作状態を電圧変更部32bに提供する。
D/Aコンバータ32aは、CPU31bから2相励磁方式を受け付けると、電圧Xを発生し、CPU31bからマイクロステップ励磁方式を受け付けると、電圧Yを発生する(図4(e)および図4(c)参照)。なお、電圧Xは、第1電流値(例えば、3A)に対応し、電圧Yは第2電流値(1A)に対応する。
D/Aコンバータ32aは、その電圧を電圧変更部32bに提供する。
CPU31bは、加速動作状態および減速動作状態を指示する際には電圧変更部32bのトランジスタTr1のみをオンし、定速動作状態を指示する際にはトランジスタTr2のみをオンし、保持動作状態を指示する際にはトランジスタTr3のみをオンし、駆動停止状態を指示する際にはトランジスタTr4のみをオンする。
なお、図4(c)では、トランジスタTr4のみのオンが0段で示され、トランジスタTr1のみをオンが3段で示され、トランジスタTr2のみのオンが2段で示され、トランジスタTr3のみのオンが1段で示されている。
本実施例では、励磁方式と動作状態の組み合わせごとに端子Zの電圧が異なるように、抵抗R1〜R4の抵抗値と、電圧XおよびYは、設定される。このため、端子Zの電圧は、励磁方式と動作状態の組み合わせに応じて変化する。
モータドライバ32cは、CPU31bから提供された励磁方式でステッピングモータ1を駆動する。
モータドライバ32cは、端子Zの電圧が2相励磁方式と加速動作状態の組み合わせに対応する際には、第1電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、モータドライバ32cは、端子Zの電圧が2相励磁方式と定速動作状態の組み合わせに対応する際には、第3電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、モータドライバ32cは、端子Zの電圧が2相励磁方式と減速動作状態の組み合わせに対応する際には、第1電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、モータドライバ32cは、端子Zの電圧が2相励磁方式と保持動作状態の組み合わせに対応する際には、第4電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、モータドライバ32cは、端子Zの電圧がマイクロステップ励磁方式と加速動作状態の組み合わせに対応する際には、第2電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、モータドライバ32cは、端子Zの電圧がマイクロステップ励磁方式と定速動作状態の組み合わせに対応する際には、第5電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、モータドライバ32cは、端子Zの電圧がマイクロステップ励磁方式と減速動作状態の組み合わせに対応する際には、第2電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、モータドライバ32cは、端子Zの電圧がマイクロステップ励磁方式と保持動作状態の組み合わせに対応する際には、第6電流値の駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
また、モータドライバ32cは、端子Zの電圧が駆動停止状態に対応する際には、ステッピングモータ1への駆動電流の供給を停止する。
このため、ステッピングモータ1の励磁状態および動作状態に応じて、ステッピングモータ1の駆動電流は変化する。
本実施例によれば、駆動制御部32は、ステッピングモータ1を、CPU31bにて指示された励磁方式で駆動し、かつ、ステッピングモータ1に供給される駆動電流を、CPU31bにて指示された励磁方式および動作状態に基づいて制御する。
このため、例えば、駆動速度に適した励磁方式が指示されれば、駆動速度に適した励磁方式でステッピングモータ1を駆動することが可能になり、ステッピングモータ1の駆動を安定させることが可能になる。よって、低速時の振動を抑制することが可能になる。
また、励磁方式および動作状態に基づいて駆動電流が制御されるため、励磁方式が切り替わっても、その切り替えに伴って駆動電流を変更することが可能となる。また、動作状態の切り換え(例えば、加速状態と定速状態の切り換え)に伴って、駆動電流を変更することが可能となる。
このため、励磁方式および動作状態が切り替わった際に、駆動電流が過大または過小になることを防止でき、その過大な駆動電流に起因する不要な発熱および消費電力を抑制することが可能となる。
また、本実施例では、CPU31bは、受付部2にて受け付けられた駆動指示に応じた励磁方式および動作状態を変換メモリ31aから読み出し、その読み出された励磁方式および動作状態を指示する。
この場合、駆動指示と、その駆動指示に応じた励磁方式および動作状態との関係を変換メモリ31aで管理することが可能になる。
また、本実施例では、D/Aコンバータ32aが、励磁方式に応じた電圧を発生し、電圧変換部32bが、その発生された電圧を動作状態に応じて変更し、モータドライバ32cが、励磁方式でステッピングモータ1を駆動し、かつ、その変更された電圧に応じた駆動電流をステッピングモータ1に供給する。
この場合、駆動電流を制御するための電圧が、励磁方式および動作状態に応じて制御される。このため、駆動電流を制御するための電圧を制御することによって、不要な発熱および消費電力を抑制することが可能となる。
また、本実施例では、CPU31bは、ステッピングモータ1を最高速度が第1の速度となる第1駆動形式で駆動させる際(記録時)には、2相励磁方式を指示し、また、ステッピングモータ1を最高速度が第1の速度より低速の第2の速度となる第2駆動形式で駆動させる際(エッジ検出)には、1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式を指示する。
また、駆動制御部32は、2相励磁方式が指示された際には、駆動電流の最大値を第1電流値に設定し、1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式が指示された際には、駆動電流の最大値を第1電流値より小さい第2電流値に設定する。
この場合、高速駆動に適した2相励磁方式時の駆動電流の最大値が、低速駆動に適した1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式時の駆動電流の最大値より大きくなる。
このため、励磁方式が切り替わった際に、駆動電流を適切に制御することが可能となる。
また、本実施例では、駆動制御部32は、励磁方式が、2相励磁方式であるか、または、1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式のいずれかであるかと、動作状態が、加速動作状態、定速動作状態、減速動作状態、保持動作状態、または、駆動停止状態であるかに応じて、駆動電流を適宜変更する。
この場合、励磁方式および動作状態が切り替わった際に、駆動電流を適切に制御することが可能になり、不要な発熱および消費電力を抑制することが可能となる。
本実施例によれば、ステッピングモータ1の駆動電流が、ステッピングモータ1の一連の動作の中でダイナミックに変更され、脱調せず、なるべく発熱および消費電力を抑えたモータ駆動回路を実現することが可能になる。
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
例えば、キャリッジ用ステッピングモータ1は、高速駆動時と低速駆動時とで励磁方式が変更されるものであれば、記録ヘッドとエッジ検出部とを搭載したキャリッジ駆動用でなくてもよい。
本発明の一実施例のモータ駆動回路を示したブロック図である。 変換メモリ31aの一例を示した説明図である。 電圧変換部32bの一例を示した回路図である。 モータ駆動回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 ステッピングモータ
2 受付部
3 制御部
31 指示部
31a 変換メモリ
31b CPU
32 駆動制御部
32a D/Aコンバータ
32b 電圧変換部
32c モータドライバ
R1〜R4 抵抗
Tr1〜Tr4 トランジスタ
Z 端子

Claims (10)

  1. キャリッジ駆動用のステッピングモータと、前記ステッピングモータを駆動する旨の駆動指示を受け付ける受付部と、前記受付部にて受け付けられた駆動指示に基づいて前記ステッピングモータを制御する制御部と、を含むインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路において、
    前記制御部は、
    前記受付部が前記駆動指示を受け付けると、その受け付けられた駆動指示に応じたステッピングモータの励磁方式および動作状態を指示する指示部と、
    前記指示部にて指示された励磁方式で前記ステッピングモータを駆動し、かつ、前記ステッピングモータに供給する駆動電流を、前記指示部にて指示された励磁方式および動作状態に基づいて制御する駆動制御部と、を含むインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路。
  2. 請求項1に記載のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路において、
    前記指示部は、
    駆動指示に関連づけて、その駆動指示に応じた励磁方式および動作状態を格納する格納部と、
    前記受付部が前記駆動指示を受け付けると、その受け付けられた駆動指示に関連づけられた励磁方式および動作状態を前記格納部から読み出し、その読み出された励磁方式および動作状態を指示する指示制御部と、を含むインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路。
  3. 請求項1または2に記載のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路において、
    前記駆動制御部は、
    前記指示部にて指示された励磁方式に応じた電圧を発生する電圧発生部と、
    前記電圧発生部から発生された電圧を、前記指示部にて指示された動作状態に応じて変更する電圧変更部と、
    前記指示部にて指示された励磁方式で前記ステッピングモータを駆動し、かつ、前記電圧変更部にて変更された電圧に応じた駆動電流を前記ステッピングモータに供給するモータドライバと、を含むインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路。
  4. 請求項1に記載のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路において、
    前記指示部は、前記ステッピングモータを最高速度が第1の速度となる第1駆動形式で駆動させる際には、2相励磁方式を指示し、また、前記ステッピングモータを最高速度が前記第1の速度より低速の第2の速度となる第2駆動形式で駆動させる際には、1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式を指示し、
    前記駆動制御部は、前記指示部が前記2相励磁方式を指示する際には、前記駆動電流の最大値を第1電流値に設定し、また、前記指示部が前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式を指示する際には、前記駆動電流の最大値を前記第1電流値より小さい第2電流値に設定する、インクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路。
  5. 請求項4に記載のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路において、
    前記指示部は、前記ステッピングモータを加速させる際には、加速動作状態を指示し、前記ステッピングモータを定速にする際には、定速動作状態を指示し、前記ステッピングモータを減速させる際には、減速動作状態を指示し、前記ステッピングモータを所定の状態で停止させる際には、保持動作状態を指示し、前記ステッピングモータの駆動を停止させる際には、駆動停止状態を指示し、
    前記駆動制御部は、
    前記指示部が前記2相励磁方式および前記加速動作状態を指示する際には、前記第1電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記指示部が前記2相励磁方式および前記定速動作状態を指示する際には、前記第1電流値よりも小さい第3電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記指示部が前記2相励磁方式および前記減速動作状態を指示する際には、前記第1電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記指示部が前記2相励磁方式および前記保持動作状態を指示する際には、前記第3電流値よりも小さい第4電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記指示部が、前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と、前記加速動作状態と、を指示する際には、前記第2電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記指示部が、前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と、前記定速動作状態と、を指示する際には、前記第2電流値よりも小さい第5電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記指示部が、前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と、前記減速動作状態と、を指示する際には、前記第2電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記指示部が、前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と、前記保持動作状態と、を指示する際には、前記第5電流値よりも小さい第6電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記指示部が前記駆動停止状態を指示する際には、前記ステッピングモータへの駆動電流の供給を停止する、インクジェットプリンタのキャリッジ用モータ駆動回路。
  6. キャリッジ駆動用のステッピングモータを、前記ステッピングモータを駆動する旨の駆動指示に基づいて制御するインクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法であって、
    前記駆動指示を受け付ける受け付けステップと、
    前記受け付けられた駆動指示に応じたステッピングモータの励磁方式および動作状態を指示する指示ステップと、
    前記指示された励磁方式で前記ステッピングモータを駆動し、かつ、前記ステッピングモータに供給する駆動電流を、前記指示された励磁方式および動作状態に基づいて制御する駆動制御ステップと、を含むインクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法。
  7. 請求項6に記載のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法において、
    前記指示ステップでは、駆動指示に関連づけてその駆動指示に応じた励磁方式および動作状態を格納する格納部から、前記受け付けられた駆動指示に関連づけられた励磁方式および動作状態を読み出し、その読み出された励磁方式および動作状態を指示する、インクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法。
  8. 請求項6または7に記載のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法において、
    前記駆動制御ステップは、
    前記指示された励磁方式に応じた電圧を発生する電圧発生ステップと、
    前記発生された電圧を、前記指示された動作状態に応じて変更する電圧変更ステップと、
    前記指示された励磁方式で前記ステッピングモータを駆動し、かつ、前記変更された電圧に応じた駆動電流を前記ステッピングモータに供給する駆動ステップと、を含む、インクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法。
  9. 請求項6に記載のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法において、
    前記指示ステップでは、前記ステッピングモータを最高速度が第1の速度となる第1駆動形式で駆動させる際には、2相励磁方式を指示し、また、前記ステッピングモータを最高速度が前記第1の速度より低速の第2の速度となる第2駆動形式で駆動させる際には、1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式を指示し、
    前記駆動制御ステップでは、前記2相励磁方式が指示される際には、前記駆動電流の最大値を第1電流値に設定し、また、前記1−2相励磁方式またはマイクロステップ励磁方式が指示される際には、前記駆動電流の最大値を前記第1電流値より小さい第2電流値に設定する、インクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法。
  10. 請求項9に記載のインクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法において、
    前記指示ステップでは、前記ステッピングモータを加速させる際には加速動作状態を指示し、前記ステッピングモータを定速にする際には、定速動作状態を指示し、前記ステッピングモータを減速させる際には、減速動作状態を指示し、前記ステッピングモータを所定の状態で停止させる際には、保持動作状態を指示し、前記ステッピングモータの駆動を停止させる際には、駆動停止状態を指示し、
    前記駆動制御ステップでは、
    前記2相励磁方式および前記加速動作状態が指示された際には、前記第1電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記2相励磁方式および前記定速動作状態が指示された際には、前記第1電流値よりも小さい第3電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記2相励磁方式および前記減速動作状態が指示された際には、前記第1電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記2相励磁方式および前記保持動作状態が指示された際には、前記第3電流値よりも小さい第4電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と、前記加速動作状態と、が指示された際には、前記第2電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と、前記定速動作状態と、が指示された際には、前記第2電流値よりも小さい第5電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と、前記減速動作状態と、が指示された際には、前記第2電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記1−2相励磁方式または前記マイクロステップ励磁方式と、前記保持動作状態と、が指示された際には、前記第5電流値よりも小さい第6電流値の駆動電流を前記ステッピングモータに供給し、
    前記駆動停止状態が指示された際には、前記ステッピングモータへの駆動電流の供給を停止する、インクジェットプリンタのキャリッジ用モータの駆動方法。
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