JP2007083305A - SnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法およびSnZnNiCu系はんだ粉末 - Google Patents

SnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法およびSnZnNiCu系はんだ粉末 Download PDF

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Abstract

【課題】高い接合強度が得られ、はんだ接合部の接合信頼性を向上させることができるSnZnNiCu系はんだ粉末を提供することである。
【解決手段】 液体急冷アトマイズ法によりSnZnNiCu系はんだ粉末を製造する方法であって、アトマイズ温度が500℃以上、とりわけ900℃以上である。前記はんだ粉末原料として用いる原料金属は、原料総量に対して、Znが3〜12重量%、CuとNiの合計が1.0〜15重量%、残部がSnおよび不可避的不純物からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、接合信頼性に優れたSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法およびSnZnNiCu系はんだ粉末に関する。
従来から、はんだ合金としてはSn−Pb系合金が使用されてきた。しかし、近年は、人体や環境への配慮から、Pbを含まないPbフリーはんだ合金の開発が進められている。このPbフリーはんだ合金としては、例えばSn−Ag系はんだ合金、Sn−Ag−Cu系はんだ合金などが提案されている。しかしながら、これらのはんだ合金は、融点が高いため、はんだ付け時の加熱温度を高温にする必要があり、電子部品の耐熱性の許容範囲を超えてしまう場合がある。また、はんだ中のAg3Sn相が大きく成長するため、はんだ自体の強度が劣化する。
これに対してSn−Zn系はんだ合金は、Znが融点を下げる作用を有するため、はんだ付け時の加熱温度を低下させることができ、上記問題を解決する手段となる可能性を有している。例えば、以下の特許文献1〜6には、種々のSn−Zn系はんだ合金が提案されている。
特許文献1には、Znを3〜12重量%含有し、添加成分としてSb、In、Au、AgおよびCuから選ばれる少なくとも1種を3重量%以下含有するSn−Zn系はんだ合金が開示されている。このはんだ合金によれば、上記添加成分を含有することではんだ付け時の濡れ性を改善できるとされている。
特許文献2には、Znを7〜10重量%含有し、Ag0.1〜3.5重量%および/またはCu0.1〜3重量%を含有するSn−Zn系はんだ合金が開示されており、特許文献3には、Znを7〜10重量%含有し、Ni0.01〜1重量%、並びにAg0.1〜3.5重量%および/またはCu0.1〜3重量%を含有するSn−Zn系はんだ合金が開示されている。これらのはんだ合金によれば、上記添加成分を含有することで引張強度が向上するとされている。
特許文献4には、Znを7〜9重量%含有し、Cuを0.1〜0.5重量%含有するSn−Zn系はんだ合金が開示されている。このはんだ合金によれば、上記添加成分を含有することで機械的強度が向上するとされている。
特許文献5には、Cu、Al、Ni等の添加成分を0.5重量%以下の割合で含有するSn−Zn系はんだ合金が開示されている。このはんだ合金によれば、上記添加成分を含有することで、機械特性の変化を抑制できるとされている。
特許文献6には、Sn92〜96重量%、Zn1〜5重量%、Cu1〜3重量%、Sb0.5〜2重量%含有するSn−Zn系はんだ合金が開示されている。このはんだ合金によれば、高い接合強度を得ることができるとされている。
ところで、Sn−Zn系はんだ合金を用いてCu母材上にはんだ付けを行うと、通常、Cu母材とはんだ合金との界面付近に、厚くて脆いCu−Zn金属間化合物の層が形成されるという問題がある。しかも、特許文献1〜6に記載のように機械的強度や濡れ性を改善するためにCu等を添加したはんだ合金を用いてCu母材上にはんだ付けを行うと、前記界面付近における金属間化合物層は、はんだ合金中へのCuの添加によって、より厚くなる傾向にあった。このようなCu−Zn金属間化合物層が形成されると、Cu母材とはんだ合金との接合強度が低下し、接合信頼性が低下する。そして、この金属間化合物層は、はんだ付け後においても経時的にさらに成長するため、この成長に伴ってCu母材とはんだ合金との接合信頼性が一段と低下してしまう。
特開平8−243782号公報 特開平9−94687号公報 特開平9−94688号公報 特開平9−155587号公報 特開2000−15478号公報 特開2001−259885号公報
先に本発明者らは、はんだ付け後における金属間化合物の生成を抑制し、しかもはんだ付け後における金属間化合物の成長をも抑制することができるSn−Zn系はんだ合金について検討し、CuやNiの含有量を特定範囲とすることで上記の課題を解決できることを見出し、特許出願を行なった(特願2004−52516)。
これに引き続いて、本発明者らは、CuやNiを含有するSnZnNiCu系はんだ合金の製造方法について検討した結果、所定条件の液体急冷アトマイズ法を用いることにより、接合強度の低下が少なく高い接合信頼性が得られるSnZnNiCu系はんだ合金が得られるという新たな事実を見出した。
上記課題を解決するための本発明に係るSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法は、以下の構成からなる。
(1)液体急冷アトマイズ法によりSnZnNiCu系はんだ粉末を製造する方法であって、アトマイズ温度が500℃以上であることを特徴とするSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
(2)アトマイズ温度が900℃以上である前記(1)に記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
(3)はんだ粉末原料として用いる原料金属の組成が、原料総量に対してZnが3〜12重量%、CuとNiの合計が1.0〜15重量%、残部がSnおよび不可避的不純物からなる前記(1)または(2)に記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
(4)前記原料金属が、さらにAlを原料総量に対して0.0081〜0.2重量%含有する前記(3)に記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
(5)前記原料金属を溶融させ、アトマイズガスによってノズルから噴出させながら急冷する前記(1)〜(4)のいずれかに記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
(6)前記アトマイズガスの圧力は1〜15MPaである前記(5)記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
(7)得られるはんだ粉末の平均粒径が5〜100μmである前記(1)〜(6)のいずれかに記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
本発明に係るSnZnNiCu系はんだ粉末は、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の方法によって製造されたものである。
なお、本明細書においては、本発明にかかる「はんだ粉末」を「はんだ合金」と称することもある。
本発明のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法によれば、液体急冷アトマイズ法により500℃以上でアトマイズすることにより、粒径が小さく、かつ内部のはんだ組織がサブミクロン程度の微細組織となるはんだ粉末を得ることができる。このように本発明の製造方法にて得られたはんだ粉末を用いてCu母材上にはんだ付けを行うと、Cu母材とはんだ合金との界面付近に厚くて脆いCu−Zn金属間化合物の層が形成されるのを抑制することができ、これにより、本発明では、母材とはんだ合金との間の接合強度が低下するのを防止することができ、はんだ接合部の接合信頼性を向上させることができる。
以下、本発明のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法およびSnZnNiCu系はんだ粉末について詳細に説明する。本発明の製造方法は、アトマイズ温度が500℃以上、好ましくは900℃以上の液体急冷アトマイズ法によりSnZnNiCu系はんだ粉末を製造するものである。
液体急冷アトマイズ法は、例えば図1に示すような装置を用いて行なうことができる。図1に示すアトマイズ装置は、溶湯室1と、この溶湯室1の下部に設置されたアトマイズ室2とを備える。溶湯室1は、内部に坩堝3が設置されており、底部の貫通孔9をストッパ・ロッド4で塞ぎ、内部に溶湯合金6が収容されている。坩堝3の周囲には、誘電コイル5が配設されている。また、溶湯室1には、アルゴン(Ar)ガスなどの圧力ガスを供給するための圧力ガス導入路7、および真空ポンプなどの真空システム8が付設される。貫通孔9には、アトマイズ温度を測定するための熱電対(図示せず)が設けられている。
坩堝3の底部の貫通孔9は、アトマイズ室2の上部に設けられた溶湯ノズル10に連通している。溶湯ノズル10には、溶湯合金6をアトマイズ室2に噴出させ急冷するためのアトマイズガス供給路11が接続される。アトマイズガスとしては、例えばヘリウムガス、窒素ガス、アルゴンガスなどが挙げられる。アトマイズガスは、1〜15MPaの圧力で導入するのがよい。
アトマイズ室2の底部には、サイクロン集塵装置12が設置され、このサイクロン集塵装置12の底部に設けられたホッパ13にてはんだ粉を回収すると共に、廃ガスをフィルタ14を経て排気管15より排出する。
前記液体急冷アトマイズ法は、原料金属を溶融させ、アトマイズガスによってノズルから噴出させながら急冷する方法である。例えば、前述のようなアトマイズ装置では、はんだ原料となる合金を坩堝3内で溶融させて溶湯合金6とした後、ストッパ・ロッド4を上昇させて溶湯合金6を貫通孔9から溶湯ノズル10へ供給し、この溶湯ノズル10からアトマイズ室2に噴出するアトマイズガスによりアトマイズする。
前記熱電対で測定されるアトマイズ温度は500℃以上、好ましくは900℃以上であるのがよく、アトマイズ温度が上記範囲を下回ると、はんだ粉の粒径が大きくなり、かつ内部のはんだ組織も大きくなって、はんだの接合強度の向上が図れなくなるおそれがある。なお、本発明において、アトマイズ温度とは、アトマイズされる直前の原料金属(溶湯合金6)の温度を意味するものとし、図1に示す装置においては前記熱電対で測定することができる。
坩堝3内に供給される原料金属は、Zn、Ni、Cuおよび残部がSnと不可避的不純物を含む。Znの含有量は原料総量に対して3〜12重量%、好ましくは8〜10重量%であるのがよい。CuとNiは、その合計が原料総量に対して1.0〜15重量%、好ましくは1.5〜10重量%であるのがよい。原料金属は、合金の形態であってもよく、あるいは各金属地金をそれぞれ秤量して所定の割合で坩堝3内に供給してもよい。なお、CuとNiの割合は、重量比でCu:Ni=1:9〜9:1であるのがよい。
このように、本発明では、Sn、Znの他にNi、Cuを含む原料金属を用いて液体急冷アトマイズ法によりアトマイズすると、得られるはんだ合金中のCuおよび/またはNiは、はんだ付け時に、はんだ合金中に存在するZnと金属間化合物を形成してはんだ合金中の一部のZnを捕捉するので、はんだ付け時にZnがCu母材との界面付近に移行して金属間化合物層を形成するのが抑制される。しかも、はんだ付け後において、はんだ合金中に残存するZnと反応してはんだ合金中において金属間化合物を形成し、前記界面付近におけるCu母材との反応を抑制するのに十分な量のCuおよび/またはNiを含有している。これにより、はんだ付け時だけでなく、はんだ付け後においても、Cu母材とZnとの界面付近に金属間化合物層が生成し成長するのを抑制することができる。
なお、添加成分としてCuとNiの合計含有量が前記範囲を超えると、はんだ合金の融点上昇が著しく、濡れ性が悪くなり,またはんだ強度も介在物の存在のため低下するおそれがある。なお、融点は示差走査熱量計(DSC)により測定できる。
Znの含有量が上記範囲内にあることにより、はんだ合金の融点を下げるとともに、良好な濡れ性を維持することができる。はんだ合金の融点は、上記組成範囲とすることにより、198〜220℃程度とすることができる。
また、はんだ粉末材料として用いられる原料金属(はんだ合金)には、Alを原料総量に対して0.0081〜0.025重量%、好ましくは0.0081〜0.02重量%含有させてもよい。Alを含有させることにより、はんだ合金中にZnの酸化物が形成されるのを抑制して、はんだ合金と母材との濡れ性を向上させることができるとともに、はんだ合金の強度を向上させることができる。
さらに、はんだ粉末材料として用いられる原料金属(はんだ合金)には、上記各成分の他、必要に応じてBi、In、Sb、Mg、Ag、Auなどを含有させることもできる。これにより、はんだ付け時およびはんだ付け後におけるはんだ合金の融点をさらに低下させることができる。
本発明のSnZnNiCu系はんだ粉末は、上述した本発明の製造方法で得られたものである。
本発明の製造方法で得られるはんだ粉末の組成は、はんだ粉末原料として用いた原料金属の組成とほぼ同じであるので、本発明のはんだ粉末の組成も前述した原料金属の組成と同様の範囲であるのがよい。
本発明のはんだ粉末の平均粒径は、特に制限されないが、5〜100μmであるのが好ましい。平均粒径が前記範囲よりも大きい場合、はんだ組織の微細化が困難となり、平均粒径が前記範囲よりも小さいと、はんだ接合に必要なフラックス量比が増加する恐れがある。本発明の製造方法によれば、容易にこの範囲の平均粒径を有するはんだ粉末が得られる。
以下、実施例を挙げて本発明方法を詳細に説明する。
<SnZnNiCu系はんだ粉末の製造>
原料として、下記に示す組成の合金を使用した。数値は重量%である。
(1)Sn91%-Zn9%
(2)Sn85.99%-Zn8.6%‐Ni2.4%-Cu3%-Al0.01%
(3)Sn82.06%-Zn9.2%‐Ni3.6%-Cu5.11%-Al0.04%
上記各原料合金を用いて、図1に示すようなアトマイズ装置にてはんだ粉末を作製した。作製条件および得られたはんだ粉末の平均粒径は以下の通りである。
得られた各はんだ粉末の粒子組織を走査型電子顕微鏡(SEM)にて観察した。その結果を図2に示す。また、比較のため、同組成のバルク材(アトマイズする前の原料合金)(1)〜(3)についても同様にして観察した。その結果を図3に示す。これらの比較から、バルク材の組織サイズ20〜50μmと比べて、アトマイズされたはんだ粉は、組織が1μm以下のサブミクロン・オーダーに微細化されていることがわかる。特に、アトマイズ温度が高い程、より微細化されていることがわかる。この結果から、アトマイズされたはんだ粉(1)〜(3)、特に(3)は高いはんだ強度を有していることが推測される。
また、図2に示す各はんだ粉末のうち図中1〜6で示した点での点分析をエネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX)にて行なった。その結果を表2に示す。
表2から明らかなように、SnZn単独のはんだ組織(1)では、Snリッチ相とZnリッチ相の組織に相分離しているが、Ni,Cuを添加したはんだ組織(2)、(3)では、Zn単相は存在せず、CuZnリッチ相およびSnNiリッチ相の形態で存在している。
<はんだ付け試験>
試料(1)〜(3)(試料(1)〜(3)ともアトマイズ温度500℃で得られたもの)はんだ合金をCu母材にはんだ付けし、はんだ付け直後におけるCu母材とはんだ合金との界面付近をエネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX)が付属した走査型電子顕微鏡(SEM)により分析し、界面付近における各成分の分布状況を調べた。
また、これらの試料を120℃の雰囲気中で100時間および500時間にわたってそれぞれ熱処理した後、上記と同様にしてCu母材とはんだ合金との界面付近における各成分の分布状況を調べた。各成分の分布状況を図4の写真に示す。
一方、同組成のバルク材(1)〜(3)についてもCu母材にはんだ付けし、はんだ付け
直後、および120℃の雰囲気中で100時間熱処理した後のCu母材とはんだ合金との界面付近における各成分の分布状況を上記と同様にして調べた。各成分の分布状況を図5の写真に示す。
図4および図5から明らかなように、バルク材(1)〜(3)では、Cu母材との界面反応相はすべてCuZn化合物であったが、Ni,Cuを含有したアトマイズしたはんだ粉(2)、(3)では、CuSn化合物相が形成されていた。このように界面にCuZn化合物でなく、CuSn化合物相が形成されるのは、図2および表2に示したように、ZnがNi,Cuと反応して、それら元素に取り込まれたためと推測される。このCuSn化合物相は、従来から広く使用されているSnPbはんだ粉がCu母材との界面に形成するSnPbと同様のものであり、高い接合強度が得られる。
なお、界面反応相の厚さは熱処理によって薄くなる傾向が見られた。
本発明方法で使用するアトマイズ装置を示す概略説明図である。 アトマイズしたはんだ粉(1)〜(3)のはんだ組織を示す断面写真である。 比較のため用いた同組成のバルク材(1)〜(3) のはんだ組織を示す断面写真である。 アトマイズしたはんだ粉(1)〜(3)を用いてCu母材のはんだ付けしたときのCu母材との界面付近を分析した結果を示す断面写真である。 比較のため用いた同組成のバルク材(1)〜(3) を用いてCu母材のはんだ付けしたときのCu母材との界面付近を分析した結果を示す断面写真である。
符号の説明
1:溶湯室
2:アトマイズ室
3:坩堝
4:ストッパ・ロッド
5:誘電コイル
6:溶湯合金
9:貫通孔
10:溶湯ノズル
11:アトマイズガス供給路

Claims (8)

  1. 液体急冷アトマイズ法によりSnZnNiCu系はんだ粉末を製造する方法であって、アトマイズ温度が500℃以上であることを特徴とするSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
  2. アトマイズ温度が900℃以上である請求項1に記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
  3. はんだ粉末原料として用いる原料金属の組成が、原料総量に対してZnが3〜12重量%、CuとNiの合計が1.0〜15重量%、残部がSnおよび不可避的不純物からなる請求項1または2に記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
  4. 前記原料金属が、さらにAlを原料総量に対して0.0081〜0.2重量%含有する請求項3に記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
  5. 前記原料金属を溶融させ、アトマイズガスによってノズルから噴出させながら急冷する請求項1〜4のいずれかに記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
  6. 前記アトマイズガスの圧力は1〜15MPaである請求項5記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
  7. 得られるはんだ粉末の平均粒径が5〜100μmである請求項1〜6のいずれかに記載のSnZnNiCu系はんだ粉末の製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の方法によって製造されたSnZnNiCu系はんだ粉末。

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