JP2007082874A - 消火設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド作動による流水検知と火災感知器による火災検知の組合せに基づいてヘッドからの消火剤水溶液の放射を最適化する。
【解決手段】 火災時に、消火ポンプ10により加圧供給される消火用水に薬剤タンク22から供給された消火剤を混合器で混合し、分岐管26に接続された開放作動した閉鎖型ヘッド34に供給して消火剤水溶液を放出させる。制御盤48は、通常時は、流水検知装置28の制御弁および薬剤タンク元弁24を開状態に維持し、流水検知信号E1が得られた際に火災信号E2が得られている場合は制御弁及び薬剤タンク元弁24の開状態を維持する。流水検知信号E1が得られた際に火災信号E2が得られていない場合は流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24を閉状態に制御し、その後に火災信号E2が得られた際に流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24を開状態に制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、火災時に、消火ポンプにより加圧供給される消火用水に薬剤タンクから供給された消火薬剤を混合してヘッドから消火剤水溶液を散水する消火設備に関する。
従来、消火用水に消火剤を混合した消火剤水溶液を放射する閉鎖型噴霧消火設備として予作動式の消火設備が知られている(特許文献1)。この従来の消火設備にあっては、ポンプからの配管を消火剤タンクからの水成泡消火剤を混合する混合器を通して予作動式の流水検知装置の1次側に接続し、その2次側配管に閉鎖型ヘッドを接続し、更に閉鎖型ヘッドの放射区画に火災感知器を設置している。
消火設備の使用開始時には、流水検知装置を開弁し、消火剤タンクの消火剤供給管に設けた開閉弁を閉じた状態でポンプを運転し、流水検知装置の2次側配管に消火用水だけを充填する。2次側配管への消火用水の充填が済んだら、流水検知装置を閉弁し、消火剤供給管の開閉弁は開いて消火剤を混合器に供給可能な状態とする。
火災が発生すると、火災感知器からの火災信号により制御盤は流水検知装置に信号を送って開弁すると共にポンプを起動し、この状態で閉鎖型ヘッドが火災を感知すると開放作動し、混合器により消火剤を消火用水に混合した消火剤水溶液が作動した噴霧ヘッドから散水される。
特開2002−291931号公報
しかしながら、このような従来の消火設備にあっては、次の問題がある。
まず通常監視状態で流水検知装置は常時閉であり、火災により先にヘッドが作動した場合には、流水検知装置の2次側配管内の消火用水がヘッドから放出され、流水検知装置は閉弁しているためヘッドからの放水は自然に止まる。
続いて火災信号が得られると、流水検知装置を開弁してポンプを起動し、この時点で混合器からの消火剤水溶液の供給が開始され、消火剤水溶液は1次側配管、流水検知装置、2次側配管を通って作動しているヘッドから散水される。
しかし、2次側配管内に消火剤水溶液を充填している場合に比べると、流水検知装置を開弁してから消火剤水溶液がヘッドから放出されるまでの時間が長くなり、火災を有効に消火できる消火剤水溶液が暫くのあいだ放出されず、消火遅れを起す問題がある。
また流水検知装置を常時閉としている通常監視状態で、火災感知器の火災信号が先に得られた場合、流水検知装置を開弁させると共にポンプを起動するため、2次側配管内に消火剤水溶液が送り込まれる。
しかし、このまま閉鎖型ヘッドが作動せずに火災が復旧した場合、例えば火災感知器の誤発報であったような場合には、人体への悪影響をなくすため、2次側配管内の消火剤水溶液を排水して消火用水を張りなおす復旧作業が必要があり、有害なパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)系化学物質が使用された水成膜消火剤の水溶液が大量に排水され、薬剤タンク内の消火剤も不必要に消費されてしまう問題がある。
また消火剤タンクからの供給管は開閉弁を開いた状態で流水検知装置の1次側配管の混合器に接続されているため、監視状態で1次側配管内に消火剤が少しずつ流れ出し、不必要に消火剤が消費される問題もある。
また,流水検知装置が通常は閉じているので、長期静止状態でいると故障などの何らかの理由時には開放動作しない恐れもある。また、ヘッドが接続されている配管の末端に設備試験用の末端試験弁(手動開閉弁)を設け、開放することで設備の試験を行うが、その試験のために薬剤タンク内の薬剤を消費して排出するため、維持コストがかかるし、環境にも良くない。
本発明は、ヘッド作動による流水検知と火災感知器による火災検知の組合せに基づいてヘッドからの消火剤水溶液の散水を最適化すると共に不必要な薬剤タンク内の消火剤の消費を抑えるようにした消火設備を提供することを目的とする。
この目的達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、火災時に、消火ポンプにより加圧供給される消火用水に薬剤タンクから供給された消火剤を混合器で混合し、配管に接続されたヘッドに供給して消火剤水溶液を放出させる消火設備を対象とする。
このような消火設備につき本発明は、
ヘッドを設置した区画の火災を検出して火災信号を出力する火災感知器と、
配管に設けられ、配管内の流水を検知して流水検知信号を出力する流水検知装置と、
流水検知装置と一体又は直列に分岐管に設けられ、開状態又は閉状態に制御される制御弁と、
薬剤タンクからの薬剤供給管に設けられ、開状態又は閉状態に制御される薬剤タンク元弁と、
通常時は、制御弁および薬剤タンク元弁を開状態に維持し、流水検知信号が得られた際に火災信号が得られている場合は制御弁及び薬剤タンク元弁の開状態を維持し、流水検知信号が得られた際に火災信号が得られていない場合は制御弁及び薬剤タンク元弁を閉状態に制御し、その後に火災信号が得られた際に制御弁及び薬剤タンク元弁を開状態に制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、ヘッドは、感熱ヘッドを一体に備えた閉鎖型泡ヘッドである。また、ヘッドは、火災感知ヘッドを備えた一斉開放弁の2次配管に接続された1又は複数の開放型ヘッドであっても良い。
本発明の別の形態にあっては、火災時に、消火ポンプにより加圧供給される消火用水に薬剤タンクから供給された消火剤を混合器で混合し、配管に接続されたヘッドに供給して消火剤水溶液を散水させる消火設備に於いて、
ヘッドを設置した区画の火災を検出して火災信号を出力する火災感知器と、
配管に設けられ、配管内の流水を検知して流水検知信号を出力する流水検知装置と、
薬剤タンクからの薬剤供給管に設けられ、開状態又は閉状態に制御される薬剤タンク元弁と、
通常時は、薬剤タンク元弁を開状態に維持し、流水検知信号が得られた際に火災信号が得られていない場合は薬剤タンク元弁を閉状態に制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする備。
本発明によれば、流水検知装置の1次側配管と2次側配管を仕切る制御弁を常時開としているため、先に火災感知器からの火災信号が得られても、制御弁は開状態を維持し、配管内での消火用水の流動は発生しないために消火剤の消費がなく、また2次側配管に消火剤水溶液が送り込まれることもないから、そのままヘッドが作動しなかった場合、例えば火災感知器が誤発報したような場合、2次側配管内を排水して消火用水を張りなおすといった復旧作業を不要にできる。
また、ヘッドに物が当って破損などによりヘッドが誤作動した場合には、火災信号がないことから制御弁および薬剤タンク元弁の閉状態に制御して消火剤水溶液の供給を停止することになり、ヘッド破損に伴う散水による水損を最小限に抑えることができる。また制御弁の閉鎖と同時に薬剤タンク元弁も閉鎖しているため、ヘッド破損に伴う消火剤の無駄な消費を防止できる。
また、本発明によれば、流水検知信号があり、火災信号がない場合は、薬剤タンク元弁を閉止制御することで、例えば試験などで薬剤タンク内の薬剤の余計な消費を抑えることができる。
図1は本発明による消火設備の実施形態を示した説明図である。図1において、地下階などには消火ポンプ設備として消火ポンプ10とモータ12が設置され、ポンプ制御盤14によるモータ12の起動で消火ポンプ10を運転し、水源水槽16の水を汲み上げて加圧供給し、給水本管18に供給するようにしている。
給水本管18には混合器20が設けられ、薬剤タンク22から供給された消火剤を混合して消火剤水溶液を出力する。混合器20の2次側の給水本管18は、建物の高さ方向に立ち上げられており、給水本管18の途中から分岐管26を引き出している。分岐管26の引き出し部分には流水検知装置28が設けられている。
流水検知装置28は流水検知スイッチ30と、遠隔制御により開閉動作させる開閉弁32を備えている。流水検知装置28は分岐管26の流水を検知して流水検知スイッチ30をオンし、流水検知信号E1を出力する。また外部からの制御信号により開閉弁32を制御することで、流水検知装置28に一体に設けた制御弁を開閉制御できるようにしている。
流水検知装置28の2次側の分岐管26は駐車場などの消火対象区画に引き出されており、感熱ヘッド36を一体に備えた閉鎖型ヘッド34を接続している。分岐管26の末端には末端試験弁38が設けられ、末端試験弁38の2次側は排水管に接続される。閉鎖型ヘッド34を設置した消火対象区画に対しては火災感知器40が設置される。
一方、消火ポンプ10の近傍には圧力タンク42が設置され、圧力タンク42は給水本管18に分岐接続されて管内圧力を導入して内部の空気を圧縮しており、内部の圧縮空気により圧力スイッチ44を作動させるようにしている。圧力スイッチ44は、閉鎖型ヘッド34の作動で給水本管18の管内圧力が所定圧力以下に低下したときに圧力検出信号E5をポンプ制御盤14に出力し、消火ポンプ10を起動させる。
また消火ポンプ10に対しては、呼水を供給する呼水槽46が設置されている。更に給水本管18は、屋上などに設置した高架水槽に接続され、高架水槽からの水圧を受けて管内圧力を保持できるようにしている。
このような消火設備は制御盤48により制御される。制御盤48には流水検知装置28に設けられた流水検知スイッチ30からの流水検知信号E1と火災感知器40からの火災信号E2が入力され、流水検知信号E1と火災信号E2に基づき、制御信号E3により開閉弁32を制御し、開閉弁32の開閉制御に伴って、流水検知装置28に設けている制御弁を開閉制御する。
また薬剤タンク22から混合器20に対する薬剤供給管には薬剤タンク元弁24が設けられており、薬剤タンク元弁24は制御盤48からの制御信号E4により開閉制御される。流水検知装置28に設けた開閉弁32と薬剤供給管に設けた薬剤タンク元弁24としては、電動弁あるいは電磁弁などの遠隔制御可能な制御弁を用いる。
制御盤48による流水検知装置28に設けた制御弁及び薬剤タンク元弁24の開閉制御は次のようになる。
(1)通常の監視時は、流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24を開状態に維持している。
(2)流水検知信号E1が得られた際に火災信号E2が得られている場合は、流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24の開状態を維持する。
(3)流水検知信号E1が得られた際に火災信号E2が得られていない場合は、流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24を閉状態に制御し、その後に火災信号E2が得られた際に流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24を開状態に制御する。
図2は図1の制御弁を一体化した流水検知装置28の説明図である。図2において、流水検知装置28はボディ50の内部に仕切壁52を設けて1次側と2次側を仕切っており、仕切壁52の開口に弁座54を設けている。弁座54に相対したボディ50側にはシリンダ56が設けられ、シリンダ56の中にピストン58をスプリング60を介して摺動自在に設けている。
ピストン58を設けているシリンダ56は、連通管62によりボディ50の1次側に連通して1次圧を導入している。またシリンダ56は開閉弁32及び仕切弁64を介して2次側に接続しており、開閉弁32と並列には手動開閉弁63が設けられている。
制御弁を一体に備えた流水検知装置28は、使用開始時に手動開閉弁63を閉状態、に設定する。この設定状態で開閉弁32を開状態とすると、シリンダ56に導入している1次側の圧力水が、開状態とした開閉弁32を通って2次側に流れ、シリンダ56の内部圧力を下げることでピストン58を1次圧によりスプリング60に抗してストロークさせ、弁座54を開くことで弁を開状態とする。
なお、1次側と2次側が同圧になれば、ピストン58がスプリング60により閉止方向に動くが、開閉弁32が開いているので、ヘッドの作動など圧力変動でいつでもピストン58は開放方向に動ける状態にある。ピストン58が動くと、連動して動く連動棒により流水検知スイッチ30を動作させ、流水検知信号を出力する。
開閉弁32を閉状態に制御すると、シリンダ56同圧となり、スプリング60の力でピストン58を弁座54に押圧して閉状態とする。
なお、手動開閉弁63は、流水検知装置28の設置現場において弁の開閉を行う場合に使用する。即ち、手動開閉弁63を開くと、シリンダ56内の圧力が2次側へ排出され、ピストン58をストロークして弁を開くことができる。手動開閉弁63を閉じるとシリンダ56と2次側の連通が断たれ、1次圧の供給による圧力上昇でピストン58が弁座54に押し付けられて弁が閉状態となる。
図3は図1の消火設備に設けた閉鎖型ヘッドの説明図である。図3において、閉鎖型ヘッド34は、左側に接続ネジ部66を設け、その下側に放射散水部68を配置しており、放射散水部68には円錐状の周囲面に複数のスリット70を開口したヘッドカバー72を装着している。
閉鎖型ヘッド34の上部には感熱ヘッド36が設けられ、感熱ヘッド36はグラスバルブ74を使用し、集熱板76により天井面側に沿って流れてくる火災初期の熱気流を受けて分解破壊できるようにしている。
図4は図3の閉鎖型ヘッド34の内部構造の断面図であり、接続ネジ部66側に流入路78を形成し、続いて弁座80を形成して流出路82を下方に形成し、流出路82の下側にノズル穴84を備えたヘッド部材86を固着し、その下側に図3のようにスリット70を複数設けたヘッドカバー72を装着している。
閉鎖型ヘッド34の上部には弁体81と一体に設けた軸88が延在され、軸88の先端と集熱板76側のロックネジ90の間にグラスバルブ74を配置している。軸88はスプリング92により上方に付勢され、グラスバルブ74を押圧している。
このような図3及び図4の閉鎖型ヘッド34の動作は、火災初期の天井面に沿った熱気流を集熱板76で受け、グラスバルブ74に加わる温度が規定の火災作動温度に達すると、グラスバルブ74内に浮遊している液の膨張によってグラスバルブ74が破裂分解する。
このため、グラスバルブ74による軸88を介した弁体81の閉鎖状態が解除され、スプリング92の力と流入路78に加わる消火用水の圧力を合わせた力で弁体81が押し上げられ、流入路78を流出路82に開放する。このため、流入路78からの消火用水または消火剤を混合した消火剤水溶液が開放した弁座80を通って流出路82に流れ、ノズル穴84よりヘッドカバー72のスリット70を通って外部に散水される。
図5は図1の制御盤48による本発明の消火設備における制御処理のフローチャートである。この制御処理は制御盤48に設けているマイクロコンピュータなどの制御手段を使用して行われる。
まず図1の消火設備の使用を開始する際には、薬剤タンク22の薬剤タンク元弁24を閉鎖し、また流水検知装置28に一体に設けている制御弁を開いた状態で消火ポンプ10を運転することで、流水検知装置28の2次側の閉鎖型ヘッド34を設けている分岐管26に消火用水を充填し、この状態で図5のステップS1のように、制御盤48により流水検知装置28の制御弁を開放状態とし、同時に薬剤タンク元弁24を開放状態とする。
流水検知装置28の制御弁の開放は図2のように、開閉弁32に対し制御信号E3を出力して開状態に制御することで、ピストン58を弁座54から離して開状態としている。
続いてステップS2で流水検知装置28より流水検知信号E1が出力されたか否かをチェックしている。火災により閉鎖型ヘッド34のいずれかの感熱ヘッド36が作動すると、閉鎖型ヘッド34の開放動作が行われ、分岐管26に充填している消火用水の放出散水が開始される。
この閉鎖型ヘッド34の作動が行われると、分岐管26の管内に消火用水の流動が発生し、ピストン58の動作により流水検知スイッチ30が流水検知信号E1を出力する。流水検知信号E1はステップS2で判別され、ステップS3に進んで火災感知器40からの火災信号E2の有無をチェックする。
ここで閉鎖型ヘッド34が作動して分岐管26内の消火用水が散水されると、流水検知装置28の制御弁は開状態にあることから給水本管18の管内圧力が低下し、給水本管18内の圧力が圧力タンク42に設けている圧力スイッチ44に設定した所定圧以下に低下すると、圧力スイッチ44からの圧力検知信号E5が出力され、ポンプ制御盤14によりモータ12を駆動して消火ポンプ10が起動されることになる。
ステップS3で火災感知器40からの火災信号E2の有無をチェックした際、火災信号E2が得られていた場合には、流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24の制御を行うことなく、即ち監視状態と同じ閉状態を維持したまま、ステップS9で鎮火の有無をチェックする。ステップS9で鎮火が判別されると、ステップS10で流水検知装置28の制御弁を閉鎖し、ステップS11で薬剤タンク元弁24を閉鎖し、処理を終了する。
一方、ステップS3で火災信号が得られていなかった場合にはステップS4に進み、流水検知装置28の制御弁の閉鎖制御を行う。具体的には、図2の開閉弁32に対し制御信号E3を出力し、開閉弁32を閉状態に制御し、これによってピストン58を弁座54に押圧して制御弁を閉じる。
このような流水検知装置28に設けた制御弁を開状態から閉状態に制御する際には、弁が閉じるまでに若干のタイムラグがあることから、その間、分岐管の1次側から流水検知装置28を通って2次側の作動した閉鎖型ヘッド34に消火用水が流れ、この過渡的な消火用水の流れに伴って、混合器20の流れる消火用水に対し薬剤タンク22から薬剤タンク元弁24を通って消火剤が供給されて混合器20で混合され、流水検知装置28の制御弁が全閉となるまでに、1次側配管の混合器20から流水検知装置28の間の管内に消火剤水溶液が部分的に充填された状態となる。
なお、薬剤タンク元弁24を閉制御するため、給水配管18内の圧力が安定するまでの間に薬剤タンク22内の薬剤が余分に給水配管18側へ流出するのを防ぎ、タンク内の薬剤の余計な消費を防いでいる。
更に、流水検知装置28の制御弁が全閉になると、給水本管18の管内圧力は急速に
回復して圧力タンク42の圧力スイッチ44からの圧力低下検出信号の出力が停止し、これに基づきポンプ制御盤14は消火ポンプ10の運転を停止する。
続いてステップS6で、流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24を閉鎖した状態で火災感知器40からの火災信号の有無をチェックしている。火災感知器40からの火災信号がステップS6で判別されると、ステップS7で流水検知装置28の制御弁を開放し、続いてステップS8で薬剤タンク元弁24を開放する。
このため、再び給水本管18から作動状態にある分岐管2次側の閉鎖型ヘッド3うに対し消火用水が供給され、給水本管18の管内圧力の低下を圧力スイッチ44で検知して圧力検知信号E5が出力されることで、ポンプ制御盤14が再び消火ポンプ10を起動し、消火ポンプ10からの加圧消火用水が継続的に混合器20に供給され、このとき薬剤タンク元弁24は開状態にあることから、薬剤タンク22に対する加圧消火用水の導入で内部のダイヤフラムを介して押し出された消火剤が規定の割合で混合されて消火剤水溶液となり、開状態にある流水検知装置28を通って、分岐管26の2次側の作動状態にある閉鎖型泡ヘッド34から放出散水され、火災を消火するようになる。
ここでステップS6の火災信号E2の判別により流水検知装置28の制御弁を開放した場合、流水検知装置28の1次側の混合器20までの間の管内には、ステップS4における流水検知装置28の制御弁の閉鎖制御を行うまでの過渡的な消火用水の放出による流動で部分的に充填された消火剤水溶液が存在しており、火災信号に基づく流水検知装置28の制御弁の開放で、給水本管18内の部分的な消火剤水溶液が、まず分岐管26の2次側に送り込まれて作動している閉鎖型ヘッド34から放出散水され、火災の消火に有効な消火剤水溶液が速やかに散水されることで、消火遅れを防止することができる。
これに対し混合器20と流水検知装置28の間の管内に消火用水しか充填されていなかった場合には、この部分の消火用水が放出された後に消火用水に消火剤を混合した消火剤水溶液が放出されることから、火災に有効な消火剤水溶液が放出されるまでに時間遅れがあり、このような消火剤水溶液放出の時間遅れを本発明にあっては解消することができる。
一方、火災感知器40が誤動作により火災信号E2を出力した場合の制御は次のようになる。火災感知器40が火災信号E2を出力した場合、閉鎖型ヘッド34の作動に基づく流水検知装置28からの流水検知信号E1は得られていないため、制御盤48はステップS2の流水検知信号E1の出力を待つ監視ルーチンを実行しているだけで、ステップS3以降の処理は行わない。
したがって、火災感知器40の誤動作により火災信号E2が出力されても、制御盤48による流水検知装置28の制御弁や薬剤タンク元弁24の開閉制御は行われず、監視状態における流水検知装置28の制御弁32及び薬剤タンク元弁24の開状態が維持されており、誤動作した火災感知器40の火災信号E2が復旧すれば正常な監視状態に戻り、流水検知装置28の2次側分岐間の排水などの復旧のための作業は必要ない。
また、閉鎖型ヘッド34に車の屋根に設けているキャリアやアンテナなどが当たってヘッド破損による消火用水の散水が行われた場合、ステップS2で流水検知信号E1が検出されるが、ステップS3で火災信号E2は検出されることがなく、したがって、この場合にはステップS4で流水検知装置28の制御弁を閉鎖し、またステップS5で薬剤タンク元弁24を閉鎖し、ステップS6で火災信号を待つこととなり、閉鎖型ヘッド34の破損による放水は流水検知装置28の制御弁の閉鎖で速やかに停止し、不必要に消火用水を散水してしまうことを防止できる。
更に、閉鎖型ヘッド34の破損による消火用水放出で流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24を閉状態に制御していても、万一、実際の火災が発生して火災信号が火災感知器40より得られれば、これがステップS6で判別されて、流水検知装置28の制御弁及び薬剤タンク元弁24が開放され、同時に消火ポンプ10の起動により、消火用水の加圧供給に基づき混合器20で消火剤が混合され、消火剤水溶液を火災により作動した閉鎖型ヘッド34から散布することができる。
なお、閉鎖型ヘッド34の作動で、薬剤タンク22内の薬剤が給水本管18に流出した場合の復旧方法は、薬剤タンク元弁24を閉状態で、作動した閉鎖型ヘッド34に対する開閉弁32と末端試験弁38を開放して給水本管18内を消火用水のみとすることで、復旧することができる。
末端試験弁38は手動でも、電気信号により遠隔的な制御でも、どちらでも良い。給水本管18内が完全に消火用水のみになる時間が分かれば、タイマの計測で遠隔的に末端試験弁か38を閉制御して復旧するようにしても良い。
図6は流水検知装置に対し独立した制御弁を配置した本発明による消火設備の他の実施形態の説明図である。図6において、給水本管18に対する分岐管26に設けた流水検知装置28の1次側には制御弁94を独立に設けている。流水検知装置28は、図1の実施形態と異なり制御弁は設けておらず、閉鎖型ヘッド34の作動に伴う流水を検知して流水検知スイッチ30のオンにより流水検知信号E1を出力するだけである。制御弁94としては例えば電動弁が使用されており、制御盤48からの制御信号E3により流水検知信号E1と火災信号E2に基づき開閉制御が行われる。これ以外の構成及び制御は、図1の実施形態と同じである。
図7は薬剤タンク元弁のみを用いた本発明による消火設備の他の実施形態の説明図である。図7の実施形態にあっては、制御弁を備えない流水検知装置28の2次側の分岐管26には一斉開放弁96が設けられており、一斉開放弁96は感熱ヘッド98を有し、火災による熱を受けて感熱ヘッド98が作動すると、内蔵する弁が開いて1次側と2次側を連通する。
感熱ヘッド98が接続された感知配管の末端には、末端試験弁38が設けられ、感知ヘッド98が作動したのと同様の状態にして試験を行うことができる。
一斉開放弁96の2次側の分岐管には開放型ヘッド100が設けられている。このような一斉開放弁96、開放型ヘッド100及び流水検知装置38以外の構成は図1の実施形態と同じであり、また制御盤48による制御処理は図5のフローチャートでステップS4,S7,S10を削除した制御になる。
この場合、流水検知信号があった場合に火災信号を受信していないときは、ヘッドの誤作動も考えられるから、薬剤タンク元弁24を閉止制御して給水配管18への消火剤の流入を中止する。これにより、薬剤タンク22の消火剤が監視区域に散布されるのを防ぐことができ、人体及び環境への悪影響を抑え、また消火剤の消費を抑えることができる。また末端試験弁38を開放制御して消火設備の試験を行う場合でも薬剤タンク22の消火剤の消費を抑えて試験を行うことができる。
なお、本実施形態では開閉弁を備えない例を示したが、図1と同じように開閉弁を備えて図5に示す制御を行っても良い。
更に本発明の他の実施形態として、例えば図1の消火設備における流水検知装置28の2次側の分岐管26の管内に設備の立ち上げ時に界面活性剤の水溶液を充填していくことで、火災による熱を受けて閉鎖型ヘッド34が作動した際に界面活性剤水溶液を放出させることで、消火剤水溶液が放出されるまでに時間遅れがあっても消火遅れが発生しないようにする。
また、例えば図1の消火設備において、末端試験弁38を開いて閉鎖型ヘッド34が作動したと同じ流水状態を作り出して給水本管18の管内圧力を低下させることで、圧力タンク42の圧力スイッチ44の検知信号によりポンプ制御盤14により消火ポンプを起動してシステム動作の点検を行うが、この点検の際に薬剤タンク元弁24を閉鎖しておくことで、点検に伴う消火用水の流動で不必要に消火剤が消費されてしまう無駄を防止することができる。即ち、消火剤タンク22の消火剤を使用することなく、末端試験弁38の開操作で設備の連動試験を行うことができる。
なお上記の実施形態にあっては、閉鎖型ヘッドまたは開放型ヘッドを使用して消火剤水溶液の放出散水で消火する設備を例に取るものであったが、ヘッドとして泡ヘッドを使用した場合には、混合器で消火用水に泡消火剤を混合した泡消火剤水溶液をヘッドに送って消火泡を放出する泡消火設備を構築する。
また混合器で消火剤として水成膜消火剤を消火用水に混合させることで、水成膜消火剤水溶液をヘッドに送って散水する水成膜消火設備を構築する。即ち本発明の閉鎖型ヘッド及び開放型ヘッドとしては、泡ヘッド及び、泡以外の消火ヘッド等の適宜のヘッドを用いた消火設備についても同様に適用することができる。
また、給水本管18内は消火用水のみを充填しているが、これに限らず最初から消火剤水溶液が充填されていても良く、この場合であっても流水検知信号を受けたときに火災信号が無い場合には薬剤タンク元弁24を閉止制御することで、給水配管内の圧力変動によって薬剤タンク22内の消火剤が給水配管側へ不必要に流出し消費されることを防ぐことができる。
また、図7の実施形態に於いては、感知ヘッド98と一斉開放弁96を使用した一斉開放弁型の消火設備であるが、これに限らず、図1に示すような閉鎖型の散水ヘッドのタイプでも良い。図7の実施形態に於いては、末端試験弁38を開くと開放型ヘッド100から消火用水が散水されるが、図1のヘッド構造を適用すれば末端試験弁38を開放して試験を行った場合、閉鎖型ヘッド34から消火用水を放水することなく、また薬剤タンク元弁24を閉止制御することで消火剤を消費することなく消火設備の動作試験を行うことができる。
また、図1の実施形態においても図7の一斉開放弁96を使ったヘッド構造を適用しても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による消火設備の実施形態を示した説明図 図1の制御弁を一体化した流水検知装置の説明図 図1の閉鎖型ヘッドの説明図 図3の閉鎖型ヘッドの断面図 図1の制御盤による本発明の消火設備制御処理のフローチャート 流水検知装置に対し独立した制御弁を配置した本発明による消火設備の他の実施形態を示した説明図 開放型ヘッドを用いた本発明による消火設備の他の実施形態の説明図
符号の説明
10:消火ポンプ
12:モータ
14:ポンプ制御盤
16:水源水槽
18:給水本管
20:混合器
22:薬剤タンク
24:薬剤タンク元弁
26:分岐管
28:流水検知装置
30:流水検知スイッチ
32:開閉弁
34:閉鎖型ヘッド
36:感熱ヘッド
38:末端試験弁
40:火災感知器
42:圧力タンク
44:圧力スイッチ
46:呼水槽
48:制御盤
50:ボディ
52:仕切壁
54,80:弁座
56:シリンダ
58:ピストン
60:スプリング
62:連通管
63:手動開閉弁
64:仕切弁
66:接続ネジ部
68:放射散水部
70:スリット
72:ヘッドカバー
74:グラスバルブ
76:集熱板
78:流入路
81:弁体
82:流出路
84:ノズル穴
86:ヘッド部材
88:軸
90:ロックネジ
92:スプリング
94:制御弁
96:一斉開放弁
98:感熱ヘッド
100:開放型ヘッド

Claims (4)

  1. 火災時に、消火ポンプにより加圧供給される消火用水に薬剤タンクから供給された消火剤を混合器で混合し、配管に接続されたヘッドに供給して消火剤水溶液を散水させる消火設備に於いて、
    前記ヘッドを設置した区画の火災を検出して火災信号を出力する火災感知器と、
    前記分岐管に設けられ、配管内の流水を検知して流水検知信号を出力する流水検知装置と、
    前記流水検知装置と一体又は直列に前記配管に設けられ、開状態又は閉状態に制御される制御弁と、
    前記薬剤タンクからの薬剤供給管に設けられ、開状態又は閉状態に制御される薬剤タンク元弁と、
    通常時は、前記制御弁および薬剤タンク元弁を開状態に維持し、前記流水検知信号が得られた際に前記火災信号が得られている場合は前記制御弁及び薬剤タンク元弁の開状態を維持し、前記流水検知信号が得られた際に前記火災信号が得られていない場合は前記制御弁及び薬剤タンク元弁を閉状態に制御し、その後に前記火災信号が得られた際に前記制御弁及び薬剤タンク元弁を開状態に制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする消火設備。
  2. 請求項1記載の消火設備に於いて、前記ヘッドは、感熱ヘッドを一体に備えた閉鎖型ヘッドであることを特徴とする消火設備。
  3. 請求項1記載の消火設備に於いて、前記ヘッドは、火災感知ヘッドを備えた一斉開放弁の2次配管に接続された1又は複数の開放型ヘッドであることを特徴とする消火設備。
  4. 火災時に、消火ポンプにより加圧供給される消火用水に薬剤タンクから供給された消火剤を混合器で混合し、配管に接続されたヘッドに供給して消火剤水溶液を散水させる消火設備に於いて、
    前記ヘッドを設置した区画の火災を検出して火災信号を出力する火災感知器と、
    前記配管に設けられ、配管内の流水を検知して流水検知信号を出力する流水検知装置と、
    前記薬剤タンクからの薬剤供給管に設けられ、開状態又は閉状態に制御される薬剤タンク元弁と、
    通常時は、前記薬剤タンク元弁を開状態に維持し、前記流水検知信号が得られた際に前記火災信号が得られていない場合は前記薬剤タンク元弁を閉状態に制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする消火設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102247682A (zh) * 2011-07-08 2011-11-23 北京航空航天大学 一种用超细干粉作灭火剂的消防灭火系统及其使用方法
CN108404330A (zh) * 2018-04-13 2018-08-17 中国航天建设集团有限公司 消防系统

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