JP2007082781A - 歩行補助器 - Google Patents
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Abstract
【課題】
簡単に使用者の体格等に合わせて適宜高さ調節でき、取り扱い容易でお年寄りや身障者等が一人で立って安全に移動できるようにした歩行補助器を提供することにある。
【解決手段】
キャスター2を備えた転動可能な一対の逆T字形状の支持脚3と、上部前握り杆13と左右の上部横握り杆17を少なくとも備えた平面視コ字形の握り枠体4と、上記握り枠体4を上記支持脚3に固定する固定具5とからなり、上記支持脚3を所定間隔を以って対峙させると共に、対峙させた支持脚3の間に上記握り枠体4を平面視コ字形状に配して両側を隣接する各支持脚3に、段階的に所望の高さに調整して固定具5で固定できるようにした。
【選択図】 図1
簡単に使用者の体格等に合わせて適宜高さ調節でき、取り扱い容易でお年寄りや身障者等が一人で立って安全に移動できるようにした歩行補助器を提供することにある。
【解決手段】
キャスター2を備えた転動可能な一対の逆T字形状の支持脚3と、上部前握り杆13と左右の上部横握り杆17を少なくとも備えた平面視コ字形の握り枠体4と、上記握り枠体4を上記支持脚3に固定する固定具5とからなり、上記支持脚3を所定間隔を以って対峙させると共に、対峙させた支持脚3の間に上記握り枠体4を平面視コ字形状に配して両側を隣接する各支持脚3に、段階的に所望の高さに調整して固定具5で固定できるようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、お年寄りや身障者等の歩行の介添えに有用な歩行補助器に関するものである。
一般に足腰の弱ったお年寄りや、身障者等が室内等をひとりで移動する場合、身体のバランスを崩して転ぶ危険性がある、そこで、お年寄り等が室内等を移動する時には介添え者が身体を支えたり手を握ってやったりしている。しかしながら、一般家庭では常にお年寄り等の傍についていて、その都度介添えするのもなかなか大変なことである。
そこで従来から人に代わって介添えするための種々の歩行補助器が開発されている。たとえば、特許文献1や特許文献2等に記載されているものがある。特許文献1に記載のものは、老人や病人を対象にしたものであり、身体を収納し得る収納凹所を備えた平面視コ字形状の補助器本体を備えた転動可能な歩行補助器である。また、特許文献2に記載のものは、走行輪を有するコの字型の走行部材の中心部に、2本の可動可能なアームを持つ支持部材を有する構成の起立補助装置付歩行器である。
しかしながら、上記の特許文献1に記載のような歩行補助器では、補助器本体の把持部(グリップ)の高さを使用者の扱いやすい高さに調節することができない。また、キャスターを備えた補助器本体は平面視コ字形状であるため、床の段差等にキャスターが引っかかったりした時に前側に体重がかかってバランスを崩し、前に歩行補助器とともに倒れてしまうといった危険性がある。また、上記の特許文献2に記載の起立補助装置付歩行器も、走行輪を有する走行部材がコの字型であるため、上記した特許文献1に記載のものと同様の危険性を有している。
本発明は、上記したような問題点を解決し、前側に体重がかかってバランスを崩しても倒れるといった心配が殆どなく、簡単に使用者の体格等に合わせて適宜高さ調節でき、かつ、取り扱い容易でお年寄りや身障者等が一人で立って安全に移動できるようにした歩行補助器を提供することを目的とする。
本発明は、キャスターを備えた転動可能な一対の逆T字形状の支持脚と、上部前握り杆と左右の上部横握り杆を少なくとも備えた平面視コ字形の握り枠体と、上記握り枠体を上記支持脚に固定する固定具とからなり、上記支持脚を所定間隔を以って対峙させると共に、対峙させた支持脚の間に上記握り枠体を平面視コ字形状に配して両側を隣接する各支持脚に、段階的に所望の高さに調整して固定具で固定できるようにした構成を特徴とする歩行補助器である。
本発明の歩行補助器によれば、上部前握り杆や左右の上部横握り杆を握って押せば、他の人に介添えを頼むことなく一人で所望の場所に容易に移動することができ、また、握り枠体の高さをお年寄りや身障者等の使用者の所望の高さに調整することができるため、各人の体格等に合わせて使用でき非常に扱い易い。また、キャスターを備えた一対の支持脚は、逆T字形状であるので、握り枠体の前側に体重がかかったり、床の段差等にキャスターが引っかかったりしても、前に倒れるのを防ぐことができて非常に安全である。また、
移動する時や、その場で立っている時には、上部前握り杆や左右の上部横握り杆を握ることによって、安全にかつ楽に移動したり、その場で立っていたりすることができる。また、歩行補助器を使用している最中に少し休憩したくなったときには、上部前握り杆を両手で握って前屈みの姿勢になれば楽に休憩することができる。
移動する時や、その場で立っている時には、上部前握り杆や左右の上部横握り杆を握ることによって、安全にかつ楽に移動したり、その場で立っていたりすることができる。また、歩行補助器を使用している最中に少し休憩したくなったときには、上部前握り杆を両手で握って前屈みの姿勢になれば楽に休憩することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図に基いて説明する。
図1〜図3は本発明に係る歩行補助器に関する図であって、この歩行補助器1は、キャスター2を備えた転動可能な一対の逆T字形の支持脚3と、コ字形の握り枠体4と、固定具5とからなる。上記支持脚3並びに握り枠体4は全て木製部材によって形成されている。
図1〜図3は本発明に係る歩行補助器に関する図であって、この歩行補助器1は、キャスター2を備えた転動可能な一対の逆T字形の支持脚3と、コ字形の握り枠体4と、固定具5とからなる。上記支持脚3並びに握り枠体4は全て木製部材によって形成されている。
上記支持脚3(図1〜図3参照)は、両端部7a,7bを丸く形成した所定長さの真っ直ぐな下部支持杆6の中央部より少し後ろ寄り(一端部7b寄り)に、長方形の枠状に形成した側枠支持体8を、ねじ・ナット19で連結して立設し、逆T字形に形成したものである。また各側枠支持体8の前縦杆8aと後縦杆8bの上端部寄りには、固定具5であるねじまたはボルトを挿入できるように一定間隔を以って2つの貫通孔9が形成してある。なお、側枠支持体8は板状部材であってもよい。また、側枠支持体8は、図8に示すように下部支持杆6の中央部に立設してもよい。本発明における支持脚3の逆T字形とは、下部支持杆6と側枠支持体8とによって逆T字形に形成してあれば、正確な逆T字形でなくてもよく、例えばL字形に近いような逆T字形を含む形状である。さらに、下部支持杆6と側枠支持体8とは一体的に形成されたものであってもよい。
上記各支持脚3の下部支持杆6の両端部7a,7bの下面側には、キャスター2が設けてある。各支持脚3の下部支持杆6の一端部7b側のキャスター2は、ローラ10の回転を任意にロックできるロック機構(図示せず)を備えている。11は上記ロック機構(図示せず)を操作する操作部である。
次に上記握り枠体4は、長方形の枠状に形成した一対の側枠12と、同じ長さの上部前握り杆13と下部杆14と複数のねじ15とナット16からなり、所定間隔を以って対峙させた上記側枠12の前縦枠部14aの上部を上部前握り杆13を介してねじ15とナット16で連結するとともに、前縦枠部14aの下部を下部杆14を介してねじ15とナット16で連結し、平面視コ字形状に組み立て形成した枠状のものである。また、各側枠12の上部前握り杆13並びに上部横握り杆17は、それぞれ両端部を太く形成して、使用者が上部前握り杆13や上部横握り杆17を握って下方に力を入れても強度的に丈夫なようにしてある。
また、上記各側枠12の前縦枠部14a並びに後縦枠部14bには、下部寄りに、上記した側枠支持体8の前縦杆8a並びに後縦杆8bに開けた2つの貫通孔9と同じ間隔を以って複数(図示の例では7つ)の貫通孔18が開けてある。
上記のようにして形成された本発明にかかる歩行補助器1にあっては、使用する場合、図4〜図7に示すように使用者の体格等に合わせて、各支持脚3の側枠支持体8に対する握り枠体4の高さを調整し、扱い易い高さにして、図4、図5に示すように握り枠体4の両側の上部横握り杆17を左右の手で握り、少し前屈みになって前へ押すことにより、各キャスター2が転がって一人でも容易に歩行することができる。
また、握り枠体4を支える各支持脚3は逆T字形であるため、例えばキャスター2が床の段差に引っかかったりしても、上部横握り杆17や上部前握り杆13をしっかり握っていれば、歩行補助器1が大きくバランスを崩して前倒れてしまうといったことがない。したがって、お年寄りを一人にして歩行補助器1を使用させておいても家族は安心である。
また、握り枠体4は平面視コ字形に形成されているので、図6に示すように使用時に身体を握り枠体4の中に入れて歩行補助器1を押すことができ、バランス良く、常に安定した状態で使用することができる。
さらに、使用中に疲れて少し休憩をしたい場合には、図7に示すように上部前握り杆13を握り、両肘を各上部横握り杆17に載せてさらに前屈みになって体重を上部前握り杆13に掛けるようにすれば、楽な姿勢で休息することができる。勿論、この状態で歩行補助器1を押して使用してもよい。なお、上記したナットは、1例として一定長さの金属軸または金属筒部材の側部にねじ穴を形成したものであり、ねじを挿入する孔と直交する方向から連結する部材に横穴を開けて埋め込み、上記ねじを上記ねじ穴にねじ込んで各部材を連結するようにしたものである。
1 歩行補助器
2 キャスター
3 支持脚
4 握り枠体
5 固定具
13 上部前握り杆
17 上部横握り杆
2 キャスター
3 支持脚
4 握り枠体
5 固定具
13 上部前握り杆
17 上部横握り杆
Claims (1)
- キャスターを備えた転動可能な一対の逆T字形状の支持脚と、上部前握り杆と左右の上部横握り杆を少なくとも備えた平面視コ字形の握り枠体と、上記握り枠体を上記支持脚に固定する固定具とからなり、上記支持脚を所定間隔を以って対峙させると共に、対峙させた支持脚の間に上記握り枠体を平面視コ字形状に配して両側を隣接する各支持脚に、段階的に所望の高さに調整して固定具で固定できるようにした構成を特徴とする歩行補助器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005275678A JP2007082781A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 歩行補助器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005275678A JP2007082781A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 歩行補助器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007082781A true JP2007082781A (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=37970368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005275678A Pending JP2007082781A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 歩行補助器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007082781A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113332109A (zh) * | 2021-06-16 | 2021-09-03 | 吉林大学 | 一种角度可调的骨科康复锻炼装置 |
CN113384438A (zh) * | 2021-07-12 | 2021-09-14 | 王丽娟 | 一种护理用的助行器 |
-
2005
- 2005-09-22 JP JP2005275678A patent/JP2007082781A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113332109A (zh) * | 2021-06-16 | 2021-09-03 | 吉林大学 | 一种角度可调的骨科康复锻炼装置 |
CN113332109B (zh) * | 2021-06-16 | 2023-03-10 | 温振杰 | 一种角度可调的骨科康复锻炼装置 |
CN113384438A (zh) * | 2021-07-12 | 2021-09-14 | 王丽娟 | 一种护理用的助行器 |
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