JP2003047633A - 立上がり補助具 - Google Patents
立上がり補助具Info
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- JP2003047633A JP2003047633A JP2001240120A JP2001240120A JP2003047633A JP 2003047633 A JP2003047633 A JP 2003047633A JP 2001240120 A JP2001240120 A JP 2001240120A JP 2001240120 A JP2001240120 A JP 2001240120A JP 2003047633 A JP2003047633 A JP 2003047633A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 脚部の機能が衰えた人がベッドから降りて例
えば杖を用いて自分で立上がろうとすると転倒の危険が
あり、他方、毎回介助者の手を煩わすのは介助者の負担
が大きい。 【解決手段】 床面7上に非固定状態で設置される台板
1上に支柱2を立設し、該支柱2の70〜100cmの高
さ位置にベッド側縁に腰掛けた状態の人が手で握れる握
持部26を設けるとともに、台板1における支柱2より
手前側位置に人が乗れる踏台部11を一体に延出させる
ことにより、ベッド側縁に腰掛け、踏台部11上に両足
を載せた状態で、両手で握持部26を握って上半身を引
き上げることで自分で且つ簡単に立上がることができる
ようにした。
えば杖を用いて自分で立上がろうとすると転倒の危険が
あり、他方、毎回介助者の手を煩わすのは介助者の負担
が大きい。 【解決手段】 床面7上に非固定状態で設置される台板
1上に支柱2を立設し、該支柱2の70〜100cmの高
さ位置にベッド側縁に腰掛けた状態の人が手で握れる握
持部26を設けるとともに、台板1における支柱2より
手前側位置に人が乗れる踏台部11を一体に延出させる
ことにより、ベッド側縁に腰掛け、踏台部11上に両足
を載せた状態で、両手で握持部26を握って上半身を引
き上げることで自分で且つ簡単に立上がることができる
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ベッド側縁に腰
掛けた状態から立上がるときに使用する立上がり補助具
に関するものである。
掛けた状態から立上がるときに使用する立上がり補助具
に関するものである。
【0002】
【発明の背景】人は年老いていくにつれて脚部の機能が
衰えていき、ベッド側縁に座った状態から立上がるのに
苦労する人が大勢いる。尚、寝たきりになるまでは、自
分でトイレに行って排泄したいのが心情であり、ベッド
から降りて(ベッド側縁に座った状態から)立上がるの
が苦痛な人でも立上がってしまえば自力で歩行できる人
は、1日に数回は自分でトイレに行っているのが現状で
ある。
衰えていき、ベッド側縁に座った状態から立上がるのに
苦労する人が大勢いる。尚、寝たきりになるまでは、自
分でトイレに行って排泄したいのが心情であり、ベッド
から降りて(ベッド側縁に座った状態から)立上がるの
が苦痛な人でも立上がってしまえば自力で歩行できる人
は、1日に数回は自分でトイレに行っているのが現状で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、脚部の機能
が衰えた人がベッドから降りて自立する(立上がる)の
に、介助者に抱きかかえてもらうのが一番安全である
が、毎回介助者の手を煩わすのは介助者の負担が大きく
(拘束される)、介護面で大きな社会問題となってい
る。又、ベッドの近くに杖を置いておき、ベッド側縁に
座った状態から該杖を支えにして自分で立上がる人もあ
るが、杖で支える場合は非常に不安定で、特に脚部機能
が非常に衰えた人では、立上がり時に転倒して骨折等の
大事故を引き起こす危険がある。
が衰えた人がベッドから降りて自立する(立上がる)の
に、介助者に抱きかかえてもらうのが一番安全である
が、毎回介助者の手を煩わすのは介助者の負担が大きく
(拘束される)、介護面で大きな社会問題となってい
る。又、ベッドの近くに杖を置いておき、ベッド側縁に
座った状態から該杖を支えにして自分で立上がる人もあ
るが、杖で支える場合は非常に不安定で、特に脚部機能
が非常に衰えた人では、立上がり時に転倒して骨折等の
大事故を引き起こす危険がある。
【0004】尚、ベッドの近傍に立上がり用の持ち手と
なる手摺を設置することも考えられるが、一般住宅ある
いは病院等では、ベッドの側部近傍に手摺を固定するた
めの構造物はほとんどなく、又、手摺をベッド近傍に常
設する場合(例えば床面から支柱を立設・固定して支柱
上部に握持部を設ける場合)は、工事が大掛かりとなる
とともに不要時に手摺が邪魔になるという問題がある。
なる手摺を設置することも考えられるが、一般住宅ある
いは病院等では、ベッドの側部近傍に手摺を固定するた
めの構造物はほとんどなく、又、手摺をベッド近傍に常
設する場合(例えば床面から支柱を立設・固定して支柱
上部に握持部を設ける場合)は、工事が大掛かりとなる
とともに不要時に手摺が邪魔になるという問題がある。
【0005】本願発明は、上記した課題に鑑み、簡単に
立上がり動作が行え、且つ設置及び移動が簡単であると
ともに、安定的に使用できる構造の立上がり補助具を提
案することを目的としている。
立上がり動作が行え、且つ設置及び移動が簡単であると
ともに、安定的に使用できる構造の立上がり補助具を提
案することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願発明は、脚部機能の衰えた人がベッド側縁に腰掛け
た状態から立上がるときに使用する立上がり補助具を対
象にしている。本願請求項1の発明 本願請求項1の発明の立上がり補助具は、床面上に非固
定状態で設置される台板上に支柱を立設し、該支柱の7
0〜100cmの高さ位置にベッド側縁に腰掛けた状態の
人が手で握れる握持部を設けるとともに、台板における
支柱より手前側位置に人が乗れる踏台部を一体に延出さ
せたことを特徴としている。
解決するための手段として次の構成を有している。尚、
本願発明は、脚部機能の衰えた人がベッド側縁に腰掛け
た状態から立上がるときに使用する立上がり補助具を対
象にしている。本願請求項1の発明 本願請求項1の発明の立上がり補助具は、床面上に非固
定状態で設置される台板上に支柱を立設し、該支柱の7
0〜100cmの高さ位置にベッド側縁に腰掛けた状態の
人が手で握れる握持部を設けるとともに、台板における
支柱より手前側位置に人が乗れる踏台部を一体に延出さ
せたことを特徴としている。
【0007】台板は、金属板(鉄板)やプラスチック板
あるいは木板等の硬質板が使用される。又、台板の大き
さは、特に限定するものではないが、例えば左右幅45
cm×長さ60cm程度の面積のものが採用できる。
あるいは木板等の硬質板が使用される。又、台板の大き
さは、特に限定するものではないが、例えば左右幅45
cm×長さ60cm程度の面積のものが採用できる。
【0008】支柱としては、自立強度があるものであれ
ば適宜の材料・構造のものが採用できる。例えば金属パ
イプ、プラスチックパイプ、木製棒等の棒材を複数本組
付けたものや、あるいは縦長の板材を転倒防止用の控え
材で補強したもの等を支柱として使用できる。そして、
この支柱は、台板上における一端側に寄せた位置に(即
ち、台板における支柱より手前側位置に人が乗れる踏台
部を残した状態で)強固に立設・固定されている。
ば適宜の材料・構造のものが採用できる。例えば金属パ
イプ、プラスチックパイプ、木製棒等の棒材を複数本組
付けたものや、あるいは縦長の板材を転倒防止用の控え
材で補強したもの等を支柱として使用できる。そして、
この支柱は、台板上における一端側に寄せた位置に(即
ち、台板における支柱より手前側位置に人が乗れる踏台
部を残した状態で)強固に立設・固定されている。
【0009】支柱上部に設けた握持部は、両手で握れる
ように適宜長さをもたせるか、2箇所に設けるとよい。
ように適宜長さをもたせるか、2箇所に設けるとよい。
【0010】この請求項1の立上がり補助具は、次のよ
うに設置される。即ち、この立上がり補助具は、台板の
踏台部がベッド側縁に向く状態で、支柱の前面がベッド
側縁から例えば30cm程度離間する状態で床面上に置か
れる。このとき、台板は床面に対して非固定状態で置か
れており、必要に応じて移動することができるようにな
っている。そして、ベッド上の人がこの立上がり補助具
を使用するには、まずベッド側縁に腰掛けた状態で両足
を降ろし、該両足を台板の踏台部上に載せる。続いて、
両手で支柱上部の握持部を握り、両腕に力を入れて上半
身を立上がらせる。
うに設置される。即ち、この立上がり補助具は、台板の
踏台部がベッド側縁に向く状態で、支柱の前面がベッド
側縁から例えば30cm程度離間する状態で床面上に置か
れる。このとき、台板は床面に対して非固定状態で置か
れており、必要に応じて移動することができるようにな
っている。そして、ベッド上の人がこの立上がり補助具
を使用するには、まずベッド側縁に腰掛けた状態で両足
を降ろし、該両足を台板の踏台部上に載せる。続いて、
両手で支柱上部の握持部を握り、両腕に力を入れて上半
身を立上がらせる。
【0011】ところで、ベッド側縁に腰掛けた状態で握
持部を握り、立上がりのために両腕に力を入れると、支
柱には下方だけでなく手前側に引き寄せる作用が働く
が、立上がり時には両足が台板の踏台部上に乗っていて
全体重で台板を押さえているので、支柱が手前側に傾動
することがなく(台板の前部が浮き上がらない)、この
立上がり補助具を安定状態で使用することができる。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、請求項1の立上がり補助具にお
いて、支柱の後方に所定長さの手摺部を連続して形成し
ている。この手摺部は、床面から70〜100cm程度の
高さにおいて水平方向に所定長さだけ延出させている。
持部を握り、立上がりのために両腕に力を入れると、支
柱には下方だけでなく手前側に引き寄せる作用が働く
が、立上がり時には両足が台板の踏台部上に乗っていて
全体重で台板を押さえているので、支柱が手前側に傾動
することがなく(台板の前部が浮き上がらない)、この
立上がり補助具を安定状態で使用することができる。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、請求項1の立上がり補助具にお
いて、支柱の後方に所定長さの手摺部を連続して形成し
ている。この手摺部は、床面から70〜100cm程度の
高さにおいて水平方向に所定長さだけ延出させている。
【0012】
【発明の効果】本願請求項1の発明の効果
本願請求項1の立上がり補助具を使用すると、脚部に衰
えのある人でも、ベッド側縁に腰掛けた状態から自分で
簡単に立上がることができる。又、ベッド側縁から支柱
の握持部を握って立上がる際に、両足を台板の踏台部に
載せた状態で行えるので、握持部に対して支柱転倒方向
(例えば手前側)に力が入っても、台板が自身の体重で
押さえられているので、支柱が安定し安全性を確保でき
る。又、この立上がり補助具は、単に床面上に載置して
いるだけなので、例えば部屋の掃除等で立上がり補助具
が邪魔になるときは、この立上がり補助具を容易に移動
させることができる、等の効果がある。本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の立上がり補助具では、上記請求項1の効
果に加えて、握持部を握って立上がった後、手摺部を伝
って歩行でき、その間に歩行バランス感覚を知覚でき
る。即ち、長時間ベッドで寝ていると歩行感覚が鈍ると
ともに脚部筋力が萎えてしまい、立上がり直後に支えを
離すとフラついて転倒するおそれがあるが、手摺部を伝
って数歩でも歩行するうちに歩行感覚を取り戻すことが
できる(歩行に慣れると支えを離しても転倒しなくな
る)という効果がある。
えのある人でも、ベッド側縁に腰掛けた状態から自分で
簡単に立上がることができる。又、ベッド側縁から支柱
の握持部を握って立上がる際に、両足を台板の踏台部に
載せた状態で行えるので、握持部に対して支柱転倒方向
(例えば手前側)に力が入っても、台板が自身の体重で
押さえられているので、支柱が安定し安全性を確保でき
る。又、この立上がり補助具は、単に床面上に載置して
いるだけなので、例えば部屋の掃除等で立上がり補助具
が邪魔になるときは、この立上がり補助具を容易に移動
させることができる、等の効果がある。本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の立上がり補助具では、上記請求項1の効
果に加えて、握持部を握って立上がった後、手摺部を伝
って歩行でき、その間に歩行バランス感覚を知覚でき
る。即ち、長時間ベッドで寝ていると歩行感覚が鈍ると
ともに脚部筋力が萎えてしまい、立上がり直後に支えを
離すとフラついて転倒するおそれがあるが、手摺部を伝
って数歩でも歩行するうちに歩行感覚を取り戻すことが
できる(歩行に慣れると支えを離しても転倒しなくな
る)という効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照して本
願実施形態を説明すると、この実施形態の立上がり補助
具は、図2に示すようにベッド8の側縁に設置して、ベ
ッド側縁に腰掛けた状態から立上がるときに使用するも
のである。
願実施形態を説明すると、この実施形態の立上がり補助
具は、図2に示すようにベッド8の側縁に設置して、ベ
ッド側縁に腰掛けた状態から立上がるときに使用するも
のである。
【0014】この実施形態の立上がり補助具は、所定面
積を有する台板1上に支柱2を立設・固定し、該支柱2
の上端部に握持部26,26を設けるとともに、支柱2
の後側に手摺部3を連続して形成している。
積を有する台板1上に支柱2を立設・固定し、該支柱2
の上端部に握持部26,26を設けるとともに、支柱2
の後側に手摺部3を連続して形成している。
【0015】台板1は、金属板(鉄板)やプラスチック
板あるいは木板等の適宜の硬質板が使用される。この台
板1は、この実施形態では、左右幅45cm×長さ60cm
程度の面積のものが採用されている。尚、台板の厚さ
は、材質によって異なるが撓まないものであれば可及的
に薄いものがよい(軽量となる)。
板あるいは木板等の適宜の硬質板が使用される。この台
板1は、この実施形態では、左右幅45cm×長さ60cm
程度の面積のものが採用されている。尚、台板の厚さ
は、材質によって異なるが撓まないものであれば可及的
に薄いものがよい(軽量となる)。
【0016】支柱2は、この実施形態では、合計3本の
縦パイプ材21,22,23を間隔をもって立設し且つ
各縦パイプ材21,22,23を連結パイプ24,25
で連結・補強したものを使用している。尚、この支柱2
の材料としては、金属パイプやプラスチックパイプのほ
かに、木製棒も使用できる。さらに他の実施形態では、
支柱2として縦長の板材を転倒防止用の控え材で補強し
たもの等も使用可能である。
縦パイプ材21,22,23を間隔をもって立設し且つ
各縦パイプ材21,22,23を連結パイプ24,25
で連結・補強したものを使用している。尚、この支柱2
の材料としては、金属パイプやプラスチックパイプのほ
かに、木製棒も使用できる。さらに他の実施形態では、
支柱2として縦長の板材を転倒防止用の控え材で補強し
たもの等も使用可能である。
【0017】そして、この実施形態の支柱2は、3本の
縦パイプ材21,22,23を、台板1上における長手
方向一端側に寄せた位置において、平面視三角形の各頂
点部に位置する状態でそれぞれ立設・固定するととも
に、各縦パイプ材21,22,23間を上下3箇所ずつ
連結パイプ24,25で連結・補強している。尚、手前
側2本の各縦パイプ材21,22間の間隔は32cmであ
り、該各手前側縦パイプ材21,22から奥側の縦パイ
プ材23までの間隔はそれぞれ27cmである。
縦パイプ材21,22,23を、台板1上における長手
方向一端側に寄せた位置において、平面視三角形の各頂
点部に位置する状態でそれぞれ立設・固定するととも
に、各縦パイプ材21,22,23間を上下3箇所ずつ
連結パイプ24,25で連結・補強している。尚、手前
側2本の各縦パイプ材21,22間の間隔は32cmであ
り、該各手前側縦パイプ材21,22から奥側の縦パイ
プ材23までの間隔はそれぞれ27cmである。
【0018】台板1における支柱2より手前側位置に
は、人が乗れる踏台部11を形成するためのスペースが
形成されている。踏台部11は、この実施形態では前後
方向に35〜40cm程度の長さを有している。
は、人が乗れる踏台部11を形成するためのスペースが
形成されている。踏台部11は、この実施形態では前後
方向に35〜40cm程度の長さを有している。
【0019】支柱2の上端部には、手前側の各縦パイプ
材21,22の上端から奥側の縦パイプ材23の上端に
向かってそれぞれ湾曲させてなる2つの握持部26,2
6が形成されている。この握持部26,26は、この実
施形態では台板1から75〜90cm程度の高さ範囲に設
けられており、図2に示すようにベッド8の側縁に腰掛
けた状態で、腕をほぼ水平方向に延ばせば該握持部26
を手で握れるようになっている。
材21,22の上端から奥側の縦パイプ材23の上端に
向かってそれぞれ湾曲させてなる2つの握持部26,2
6が形成されている。この握持部26,26は、この実
施形態では台板1から75〜90cm程度の高さ範囲に設
けられており、図2に示すようにベッド8の側縁に腰掛
けた状態で、腕をほぼ水平方向に延ばせば該握持部26
を手で握れるようになっている。
【0020】又、支柱2(奥側縦パイプ材23)の後方
には、手摺部3を連続して形成している。この手摺部3
は、支柱2の上端から奥側水平方向に延出させた手摺棒
(パイプ材)32の先端部を下向きに屈曲させて支柱部
31とし、該支柱部31の下端を支持台4上に固定して
いる。支持台4は、45cm×45cm程度の大きさの面積
を有している。支柱部31と前記奥側縦パイプ材23と
の間は、上下2本の連結パイプ33,33で補強されて
いる。手摺棒32部分の長さは、図示例では50cm程度
であるが、例えば100cm程度まで長くすることもでき
る。又、手摺棒32部分の長さは、該手摺棒32及び各
連結パイプ33,33をそれぞれ伸縮二重管にすること
で調整可能にすることもできる。
には、手摺部3を連続して形成している。この手摺部3
は、支柱2の上端から奥側水平方向に延出させた手摺棒
(パイプ材)32の先端部を下向きに屈曲させて支柱部
31とし、該支柱部31の下端を支持台4上に固定して
いる。支持台4は、45cm×45cm程度の大きさの面積
を有している。支柱部31と前記奥側縦パイプ材23と
の間は、上下2本の連結パイプ33,33で補強されて
いる。手摺棒32部分の長さは、図示例では50cm程度
であるが、例えば100cm程度まで長くすることもでき
る。又、手摺棒32部分の長さは、該手摺棒32及び各
連結パイプ33,33をそれぞれ伸縮二重管にすること
で調整可能にすることもできる。
【0021】この立上がり補助具の適所には、杖6を掛
止めするためのフック5を取付けており、該フック5に
杖6を掛けておくことができるようになっている。
止めするためのフック5を取付けており、該フック5に
杖6を掛けておくことができるようになっている。
【0022】この実施形態の立上がり補助具は、図2に
示すように、台板1の踏台部11がベッド8の側縁に向
く状態で、支柱2の前面(前側縦パイプ材21)がベッ
ド側縁から例えば30cm程度離間する状態で床面7上に
置かれる。尚、台板1及び手摺部3用の支持台4は床面
7に対して非固定状態で置かれている。従って、この立
上がり補助具の設置に当たって床面7の加工は一切必要
としない。又、この立上がり補助具は、必要に応じて自
由に移動させることができる。
示すように、台板1の踏台部11がベッド8の側縁に向
く状態で、支柱2の前面(前側縦パイプ材21)がベッ
ド側縁から例えば30cm程度離間する状態で床面7上に
置かれる。尚、台板1及び手摺部3用の支持台4は床面
7に対して非固定状態で置かれている。従って、この立
上がり補助具の設置に当たって床面7の加工は一切必要
としない。又、この立上がり補助具は、必要に応じて自
由に移動させることができる。
【0023】そして、ベッド8上の人がこの立上がり補
助具を使用するには、図2に示すようにベッド側縁に腰
掛けた状態で両足を降ろし、該両足を台板1の踏台部1
1上に載せる。続いて、両手で支柱上部の握持部26,
26を握り、該両腕に力を入れて上半身を立上がらせ
る。このように、この立上がり補助具を使用すると、脚
部に衰えのある人でも、ベッド側縁に腰掛けた状態から
自分で簡単に立上がることができる。
助具を使用するには、図2に示すようにベッド側縁に腰
掛けた状態で両足を降ろし、該両足を台板1の踏台部1
1上に載せる。続いて、両手で支柱上部の握持部26,
26を握り、該両腕に力を入れて上半身を立上がらせ
る。このように、この立上がり補助具を使用すると、脚
部に衰えのある人でも、ベッド側縁に腰掛けた状態から
自分で簡単に立上がることができる。
【0024】ところで、ベッド側縁に腰掛けた状態で、
握持部26を握り(図2の状態)、立上がりのために両
腕に力を入れると、支柱2には下方だけでなく手前側に
引き寄せる作用が働くが、立上がり時には両足が台板1
の踏台部11上に乗っていて全体重で台板1を押さえて
いるので、支柱2が手前側に傾動することがなく(台板
1の前部が浮き上がらない)、この立上がり補助具を安
定状態で使用することができる。
握持部26を握り(図2の状態)、立上がりのために両
腕に力を入れると、支柱2には下方だけでなく手前側に
引き寄せる作用が働くが、立上がり時には両足が台板1
の踏台部11上に乗っていて全体重で台板1を押さえて
いるので、支柱2が手前側に傾動することがなく(台板
1の前部が浮き上がらない)、この立上がり補助具を安
定状態で使用することができる。
【0025】又、この立上がり補助具では、握持部26
を握って立上がった後、手摺棒32を伝って歩行できる
ので、その間に歩行バランス感覚を取り戻すことがで
き、支えを離しても転倒しにくくなる。
を握って立上がった後、手摺棒32を伝って歩行できる
ので、その間に歩行バランス感覚を取り戻すことがで
き、支えを離しても転倒しにくくなる。
【0026】又、この立上がり補助具は、単に床面7上
に載置しているだけなので、邪魔になるとき(例えば部
屋の掃除のとき)には容易に移動させることができる。
に載置しているだけなので、邪魔になるとき(例えば部
屋の掃除のとき)には容易に移動させることができる。
【図1】本願実施形態の立上がり補助具の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の立上がり補助具の使用状態を示す側面図
である。
である。
1は台板、2は支柱、3は手摺部、4は支持台、7は床
面、8はベッド、11は踏台部、26は握持部である。
面、8はベッド、11は踏台部、26は握持部である。
Claims (2)
- 【請求項1】 床面(7)上に非固定状態で設置される
台板(1)上に支柱(2)を立設し、 該支柱(2)の70〜100cmの高さ位置に、ベッド側
縁に腰掛けた状態の人が手で握れる握持部(26)を設
けるとともに、 前記台板(1)における前記支柱(2)より手前側位置
に人が乗れる踏台部(11)を一体に延出させた、 ことを特徴とする立上がり補助具。 - 【請求項2】 請求項1において、支柱(2)の後方に
所定長さの手摺部(3)を連続して形成したことを特徴
とする立上がり補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240120A JP2003047633A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 立上がり補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240120A JP2003047633A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 立上がり補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003047633A true JP2003047633A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19070779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001240120A Pending JP2003047633A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 立上がり補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003047633A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013009922A (ja) * | 2011-05-30 | 2013-01-17 | Matsuroku Kk | おもり付き立ち上がり補助具 |
JP2015173753A (ja) * | 2014-03-13 | 2015-10-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 補助手すり |
JP2015202317A (ja) * | 2014-04-16 | 2015-11-16 | アロン化成株式会社 | 手摺り |
-
2001
- 2001-08-08 JP JP2001240120A patent/JP2003047633A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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