JP2007082572A - 車椅子 - Google Patents

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靖 河渕
Mamoru Ouchi
守 大内
Kazuhide Nishiguchi
和秀 西口
Junji Yokoi
淳二 横井
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Abstract

【課題】 座部を両側から挟むように配置された二つのレバーを伴に、片手で揺動させることを可能とした車椅子を提供する。
【解決手段】 フレーム14は座部12を支持している。第1の車輪16および第2の車輪18は、座部12を両側から挟むように略平行に配置されると共に、フレーム14に回転自在に支持されている。第1のレバー20は、第1の車輪16を回転させるためのものであり、第1の車輪16に隣接して揺動自在に設けられている。第2のレバー22は、第2の車輪18を回転させるためのものであり、第2の車輪18に隣接して揺動自在に設けられている。揺動機構60は、第1のレバー20と第2のレバー22とを連結すると共に第1のレバー20および第2のレバー22と伴に揺動自在なハンドル62を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、座部を両側から挟むように略平行に配置されると共に、フレームに回転自在に支持された第1の車輪および第2の車輪を含む車椅子に関し、とくに第1の車輪および第2の車輪を、それぞれに対応して設けられた第1のレバーおよび第2のレバーによって回転させる車椅子に関する。
近年、レバーを含む車椅子が提案されている。このレバーは、座部を両側から挟むように配置された一対(例えば両側に一つずつ)の車輪のそれぞれに隣接して設けられている。
車椅子の座部に着座した着座者がレバーを揺動させると、かかるレバーに対応する車輪が回転し、車椅子が前進または後退する(即ち走行する)。
特開2001−224634号公報(図1、図4) 特許第3689101号公報(図1)
しかし、特許文献1および特許文献2に記載の車椅子によれば、車椅子を走行させるためには、座部を両側から挟むように配置された二つのレバーを、伴に揺動させなければならないといった課題がある。いずれか一つのみのレバーを揺動させても、その位置で車椅子が旋回するのみであり、車椅子を走行させることができないからである。
とくに、車椅子の利用者は片半身が不自由である場合が多く、かかる場合には、座部を両側から挟むように配置された二つのレバーを伴に揺動させることは非常に困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、座部を両側から挟むように配置された二つのレバーを伴に、片手で揺動させることを可能とした車椅子を提供することを目的とする。
本発明において、以下の特徴は単独で、若しくは、適宜組合わされて備えられている。前記課題を解決するための本発明に係る車椅子は、座部を支持するフレームと、前記座部を両側から挟むように略平行に配置されると共に、前記フレームに回転自在に支持された第1の車輪および第2の車輪と、第1の車輪に隣接して揺動自在に設けられ、前記第1の車輪を回転させるための第1のレバーと、第2の車輪に隣接して揺動自在に設けられ、前記第2の車輪を回転させるための第2のレバーと、第1のレバーと第2のレバーとを連結すると共に前記第1のレバーおよび前記第2のレバーと伴に揺動自在なハンドルを有する揺動機構と、を含むことを特徴とする。
これによれば、第1のレバーおよび第2のレバーが座部を挟むように配置されている。この第1のレバーおよび第2のレバーには、両レバーを連結すると共に第1のレバーおよび第2のレバーと伴に揺動自在なハンドルを有する揺動機構が設けられている。従って、座部に着座した着座者がハンドルを揺動させると、これに伴って第1のレバーおよび第2のレバーの両方が揺動する。
前記課題を解決するための本発明に係る車椅子において、前記ハンドルが棒状のハンドルであっても良い。このとき、前記揺動機構が、第1のレバーに回動自在に支持されると共に、前記ハンドルの一方の端部を、当該ハンドルの長手方向に移動自在に支持する第1回動部材と、第2のレバーに回動自在に支持されると共に、前記ハンドルの一方の端部とは異なる他方の端部を支持する第2回動部材と、をさらに有していることが好ましい。
前記課題を解決するための本発明に係る車椅子において、前記ハンドルが、第1回動部材に支持される棒状の第1ハンドル片と、第2回動部材に支持される棒状の第2ハンドル片と、前記第1ハンドル片と前記第2ハンドル片とを連結自在に設けられた連結部材と、を含むことが好ましい。
前記課題を解決するための本発明に係る車椅子において、前記連結部材が、筒状の部材であると共に、少なくとも第2ハンドル片に外挿または内挿されることによって前記第1ハンドル片と前記第2ハンドル片とを連結していても良い。このとき、前記第2ハンドル片は、前記第2回動部材に対して、当該第2ハンドル片の長手方向への移動が制限されていることが好ましい。
前記課題を解決するための本発明に係る車椅子において、前記第1のレバーおよび前記第2のレバーが、それぞれ、第1の車輪および第2の車輪の回転方向における所定の位置において前記フレームに固定自在に設けられていることが好ましい。
請求項1に記載の発明によれば、座部に着座した着座者がハンドルを揺動させると、これに伴って第1のレバーおよび第2のレバーの両方が揺動するので、第1のレバーおよび第2のレバーの両方を伴に、片手で揺動させることが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、第1のレバー側または第2のレバー側を把持してハンドルを揺動させると、第1回動部材および第2回動部材が、それぞれ、第1のレバーおよび第2のレバーに対して回動すると共に、ハンドルの一方の端部が、第1回動部材に対して、ハンドルの長手方向に移動する。これにより、把持する場所を変えてハンドルを揺動させることによって第1のレバーの揺動量と第2のレバーの揺動量との比率を変えることできる。具体的には、第1のレバー側を把持してハンドルを揺動させると第1のレバーの揺動量が第2のレバーの揺動量よりも大きくなる。また、第2のレバー側を把持してハンドルを揺動させると第2のレバーの揺動量が第1のレバーの揺動量よりも大きくなる。さらに、略中間部を把持してハンドルを揺動させると第1のレバーの揺動量と第2のレバーの揺動量とが略同じとなる。従って、第1のレバーと第2のレバーとが連結されている場合であっても、車椅子の進行方向を右方向または左方向に変えたり、または車椅子を右回りまたは左回りに旋回させることが可能になるという更なる効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、連結部材が第1ハンドル片と第2ハンドル片とを連結自在に設けられているので、第1ハンドル片と第2ハンドル片との連結を解除することによって、第1回動部材および第2回動部材72を、それぞれ、第1のレバーおよび第2のレバーに対して回動させることができる。従って、第1ハンドル片および第2ハンドル片を、それぞれ、着座者から見て前後方向に揺動させることができる。これにより、座部への着座および座部から降りることが容易になるという更なる効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、第2ハンドル片が、第2回動部材に対して、当該第2ハンドル片の長手方向への移動が制限されているので、当該第2ハンドル片に連結部材を容易に外挿または内挿することができるという更なる効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、第1のレバーおよび第2のレバーのうちいずれか一方のレバーをフレームに固定させると共に他方のレバーのみを揺動させることによって、一方のレバーを支えることなく車椅子を右回りまたは左回りに旋回させることが可能になる。従って、着座者の肉体的な負担を軽減することが可能になるという更なる効果を奏する。とくに、片半身が不自由であったとしても、車椅子を右回りまたは左回りに旋回させることが可能になるので、その効果は大きい。
以下、本発明に係る車椅子の好適な実施形態の例について、各図を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る車椅子10の実施形態の一例を示す斜視図である。
この車椅子10は、車椅子10の利用者が着座できる座部12を支持するフレーム14を含んでいる。
座部12の両側には、第1の車輪16および第2の車輪18が互いに略平行に配置されている。即ち、この第1の車輪16および第2の車輪18は、座部12を両側から挟むように略平行に配置されていることとなる。また、第1の車輪16および第2の車輪18は、いずれも、フレーム14に回転自在に支持されている。
この明細書において、車椅子10が前進するための各車輪16,18の回転方向をX方向、車椅子10が後退するための各車輪16,18の回転方向をY方向と称する。
第1の車輪16に対して座部12の反対側には、第1のレバー20が、第1の車輪16に隣接して揺動自在に設けられている。なお、この第1のレバー20は、着座者から見て左側に配置されている。
第2の車輪18に対して座部12の反対側には、第2のレバー22が、第2の車輪18に隣接して揺動自在に設けられている。なお、この第2のレバー22は、着座者から見て右側に配置されている。
この明細書において「着座者」とは、車椅子10の座部12に着座している着座者を意味する。
第1のレバー20および第2のレバー22は、それぞれ、第1の車輪16および第2の車輪18に対応して設けられており、この対応する各車輪16,18を、X方向またはY方向に回転させるためのものである。
また、第1のレバー20および第2のレバー22は、いずれも、第1の車輪16および第2の車輪18の中心部から径外方向に向けて延在する棒状のレバーであり、各車輪16,18よりも径外側に突出している。
さらにこの車椅子10は、第1のレバー20および第2のレバー22を揺動させるための揺動機構60を含んでいる。
揺動機構60は、第1のレバー20と第2のレバー22とを連結すると共に第1のレバー20および第2のレバー22と伴に揺動自在なハンドル62を有している。
ハンドル62は、棒状のハンドルであって、座部12を跨いで両レバー20,22に連結されている。
図2は、揺動機構60の一例を示す斜視図である。図2を参照しつつ、揺動機構60の構成について説明する。
揺動機構60は、ハンドル62の他、第1回動部材70と、第2回動部材72と、第1支持部材74と、第2支持部材76とを有している。
ハンドル62は、ハンドル62の一方の端部側(第1のレバー20側)に配置される棒状の第1ハンドル片64と、他方の端部側(第2のレバー22側)に配置される棒状の第2ハンドル片66と、第1ハンドル片64と第2ハンドル片66とを連結自在に設けられた連結部材68とを含んでいる。
第1回動部材70および第2回動部材72は、いずれも筒状の部材であって、それぞれ、第1のレバー20および第2のレバー22に回動自在に外挿支持されている。
各回動部材70,72は、例えば樹脂製の部材など、摩擦係数が小さい部材で構成されていることが好ましい。また、各回動部材70,72の内径は、各レバー20,22の外径よりも大きい方が好ましい。各回動部材70,72と各レバー20,22との間を摺動自在とするためである。
ただし、各回動部材70,72と各レバー20,22との間に回転軸受等を設けることによって、各回動部材70,72と各レバー20,22との間の抵抗を小さくするようにしても良い。
また、第1回動部材70および第2回動部材72は、それぞれ、第1支持部材74および第2支持部材76を、各回動部材70,72の長手方向に略平行な方向(図2に図示されるU方向およびV方向)に回転自在に支持している。
ここで、第1回動部材70と第1支持部材74との取付構成について、図3を参照しつつ説明する。図3は、図2に図示されるA−A線断面図であって、第1回動部材70と第1支持部材74との取付構成の一例を示している。なお、便宜上、第1のレバー20および第1ハンドル片64の図示は省略している。
第1回動部材70および第1支持部材74には、それぞれの径方向に貫通する貫通孔701および貫通孔741が形成されている。そして、自在継手80が、この両貫通孔701,741を貫通すると共に第1回動部材70と第1支持部材74とを回転自在に固定している。
このように、第1支持部材74が、自在継手80を回転中心として、第1回動部材70に対して回転自在となっている。なお、第2回動部材72と第2支持部材76との取付構成は、第1回動部材70と第1支持部材74との取付構成と同様であることから、説明を省略する。
図2に戻って、第1支持部材74および第2支持部材76は、いずれも筒状の部材であって、それぞれ、第1ハンドル片64および第2ハンドル片66を、内挿支持している。即ち、ハンドル62の一方の端部が第1支持部材74を介して第1回動部材70に支持され、ハンドル62の他方の端部が第2支持部材76を介して第2回動部材72に支持されていることとなる。
ここで、第1ハンドル片64と第1支持部材74との間は、L方向およびR方向に互いに摺動自在に構成されている。これにより、第1ハンドル片64は、第1支持部材74に対してL方向およびR方向に移動(スライド)自在となっている。
この明細書において、L方向およびR方向はハンドル62の長手方向であって、L方向は第2のレバー22から第1のレバー20に向かう方向であり、R方向は第1のレバー20から第2のレバー22に向かう方向である。
また、第1支持部材74は、例えば樹脂製の部材など、摩擦係数が小さい部材で構成されており、第1支持部材74の内径は、第1ハンドル片64の外径よりも大きい。これにより、第1支持部材74と第1ハンドル片64との間における摺動抵抗が小さくなる。
ただし、第1支持部材74と第1ハンドル片64との間に直動軸受等を設けることによって、第1支持部材74と第1ハンドル片64との間の抵抗を小さくするようにしても良い。
なお、この実施形態では、第2支持部材76は第1支持部材74と同様の材質で構成されているが、これに限られない。
第2ハンドル片66は、固定ボルト78によって第2支持部材76に固定されている。これにより、第2ハンドル片66は、第2支持部材76に対するL方向およびR方向へのスライドが制限されている。
なお、第2回動部材72と第2支持部材76とは互いにL方向およびR方向に固定されているので、第2ハンドル片66は、第2回動部材72および第2のレバー22に対しても、L方向およびR方向へのスライドが制限されることとなる。
連結部材68は、第1ハンドル片64および第2ハンドル片66を内挿できる筒状の部材であって、例えばゴムなどの弾性部材で構成されている。
第1ハンドル片64と第2ハンドル片66との連結は、連結部材68が第1ハンドル片64および第2ハンドル片66に外挿されることによって行われる。
連結部材68の内径は、第1ハンドル片64および第2ハンドル片66の外径と同じかまたはそれよりも若干小さい方が好ましい。連結部材68が第1ハンドル片64および第2ハンドル片66に外挿されたとき、連結部材68が径外方向に弾性変形するので、第1ハンドル片64および第2ハンドル片66との連結がより強固になるからである。
また、第1のレバー20および第2のレバー22には、それぞれ、第1回動部材70および第2回動部材72の脱落を防止するための脱落防止部材82が設けられている。
このように、図1に図示されるように、この実施形態における車椅子10は、第1のレバー20および第2のレバー22が座部12を挟むように配置されている。この第1のレバー20および第2のレバー22には、両レバー20,22を連結すると共に第1のレバー20および第2のレバー22と伴に揺動自在なハンドル62を有する揺動機構60が設けられている。従って、座部12に着座した着座者がハンドル62を揺動させると、これに伴って第1のレバー20および第2のレバー22の両方が揺動する。これにより、第1のレバー20および第2のレバー22の両方を伴に、片手で揺動させることが可能になる。
また、図2に図示されるように、連結部材68が第1ハンドル片64と第2ハンドル片66とを連結自在に設けられているので、第1ハンドル片64と第2ハンドル片66との連結を解除することによって、第1回動部材70および第2回動部材72を、それぞれ、第1のレバー20および第2のレバー22に対して回動させることができる。従って、第1ハンドル片64および第2ハンドル片66を、それぞれ、着座者から見て前後方向に揺動させることができる。これにより、座部12への着座および座部12から降りることが容易になる。
また、第1ハンドル片64と第2ハンドル片66との連結を解除することによって、第1のレバー20および第2のレバー22のうちいずれか一方のレバーのみを、X方向およびY方向に揺動させることもできる。この場合、第1のレバー20および第2のレバー22と共にハンドル62を揺動させる場合と比べると、着座者の肉体的な負荷が軽減される。
また、この実施形態では、第2ハンドル片66が、第2回動部材72に対して、L方向およびR方向への移動が制限されているので、第2ハンドル片66に連結部材68を容易に外挿することができる。
次に、揺動機構60を揺動させた場合における作用について、図4を参照しつつ説明する。図4は、図2に図示されるB−B線矢視図である。ただし、各レバー20,22の揺動前と揺動後とでは、各レバー20,22を視認できる角度が異なるが、図4では、便宜上これを無視して図示している。また、後述する切換操作部54など、揺動機構60を揺動させた場合における作用の説明に不要な部材の図示は省略している。
図4(a)は、第1のレバー20および第2のレバー22の両方を、X方向に向けて揺動させた場合の図である。
着座者が、中央部を把持してX方向およびY方向に向けてハンドル62を揺動させると、第1のレバー20および第2のレバー22が伴に、X方向およびY方向に揺動する。このとき、第1のレバー20の揺動量と第2のレバー22の揺動量とが略同じとなる。
従って、着座者がハンドル62を揺動させると、これに伴って第1のレバー20および第2のレバー22の両方が同時に揺動するので、第1のレバー20および第2のレバー22の両方を伴に、片手で揺動させることが可能になる。よって、車椅子10を、片手でまっすぐに前進させたり後進させることが可能になる。
なお、第1のレバー20および第2のレバー22を、X方向およびY方向に向けて揺動させる前の態様を実線で、揺動させた後の態様を二点鎖線で、それぞれ図示している。
図4(b)は、第1のレバー20のみを、X方向に向けて揺動させた場合の図である。
着座者が、第1のレバー20側の部位を把持してX方向に向けてハンドル62を揺動させると、第1支持部材74と第1ハンドル片64との間で摺動し、第1ハンドル片64がR方向にスライドする。
また、第1回動部材70および第2回動部材72が、それぞれ、第1のレバー20および第2のレバー22に対して時計回り(α方向)に若干回動する。
なお、第1のレバー20を、X方向に向けて揺動させる前の態様を実線で、揺動させた後の態様を二点鎖線で、それぞれ図示している。
一方、着座者が、第1のレバー20側の部位を把持してY方向に向けてハンドル62を揺動させると、第1支持部材74と第1ハンドル片64との間で摺動し、第1ハンドル片64がL方向にスライドする。
また、第1回動部材70および第2回動部材72が、それぞれ、反時計回り(β方向)に若干回動する。
従って、着座者が第1のレバー20側の部位を把持してハンドル62を揺動させると、第1のレバー20の揺動量が第2のレバー22の揺動量よりも大きくなる。これにより、車椅子10の進行方向を着座者から見て右方向に変えたり、車椅子10を右回りに旋回させることが可能になる。
図4(c)は、第2のレバー22のみを、X方向に向けて揺動させた場合の図である。
着座者が、第2のレバー22側の部位を把持してX方向に向けてハンドル62を揺動させると、第1支持部材74と第1ハンドル片64との間で摺動し、第1ハンドル片64がR方向にスライドする。
また、第1回動部材70および第2回動部材72が、それぞれ、β方向に若干回動する。
なお、第2のレバー22を、X方向に向けて揺動させる前の態様を実線で、揺動させた後の態様を二点鎖線で、それぞれ図示している。
一方、着座者が、第2のレバー22側の部位を把持してY方向に向けてハンドル62を揺動させると、第1支持部材74と第1ハンドル片64との間で摺動し、第1ハンドル片64がL方向にスライドする。
また、第1回動部材70および第2回動部材72が、それぞれ、第1のレバー20および第2のレバー22に対してα方向に若干回動する。
従って、着座者が第2のレバー22側の部位を把持してハンドル62を揺動させると、第2のレバー22の揺動量が第1のレバー20の揺動量よりも大きくなる。これにより、車椅子10の進行方向を着座者から見て左方向に変えたり、車椅子10を左回りに旋回させることが可能になる。
なお、第1支持部材74がL方向またはR方向にスライドするのは、第1のレバー20および第2のレバー22のうちいずれか一方のレバーを揺動させると、第1のレバー20と第2のレバー22との距離が変わるからである。
また、「第1ハンドル片64がR方向にスライドする」は、「第1支持部材74がL方向にスライドする」と同義であり、「第1ハンドル片64がL方向にスライドする」は、「第1支持部材74がR方向にスライドする」と同義である。
また、「第1ハンドル片64がR方向またはL方向にスライドする」は、「第1ハンドル片64が第1支持部材74に対してR方向またはL方向にスライドする」ことを意味する。
このように、第1のレバー20側または第2のレバー22側を把持してハンドル62を揺動させると、第1回動部材70および第2回動部材72が、それぞれ、第1のレバー20および第2のレバー22に対して回動すると共に、第1ハンドル片64が、第1支持部材74に対して、L方向またはR方向に移動する。これにより、把持する場所を変えてハンドル62を揺動させることによって第1のレバー20の揺動量と第2のレバー22の揺動量との比率を変えることできる。
従って、第1のレバー20と第2のレバー22とが連結されている場合であっても、車椅子10の進行方向を右方向または左方向に変えたり、または車椅子10を右回りまたは左回りに旋回させることが可能になる。
なお、この車椅子10は、一般的な車椅子に見られるように、キャスター50および背もたれ部52(共に図1参照)をも有している。
また、この実施形態では、第1のレバー20および第2のレバー22が、それぞれ、X方向およびY方向における所定の位置においてフレーム14に固定自在に設けられている。この構成について、図5および図6を参照しつつ説明する。
なお、この実施形態における「所定の位置」は、各レバー20,22が、鉛直方向よりも若干背もたれ部52側に傾いた位置である。
図5は、フレーム14、第1の車輪16および第1のレバー20が互いに分解された一例を示す斜視図である。
第1の車輪16と第1のレバー20との間には、回転体24が設けられている。この回転体24は、第1のレバー20と一体的に構成されている。
図6は、第1の車輪16から取り外された回転体24を、第1の車輪16側から見た一例を示す斜視図である。
回転体24は、凹面241が形成された椀状、盆状またはカップ状のものであり、第1のレバー20に一体的に固定して取り付けられている。ただし、この実施形態のように、互いに別部材から構成された第1のレバー20と回転体24とを一体的に固定したものに限られず、第1のレバーと回転体とが同一部材で構成されていても良い。
回転体24の凹面241側には、回転体24がX方向またはY方向に回転したときに、後述する制限部材32によって回転が制限される被制限部材26が取り付けられている。
被制限部材26の中心部には円板部28が形成されており、軸部材30がこの円板部28の中心部を回転自在に貫通している。
軸部材30の径方向の外側には、制限部材32が軸部材30と一体的に構成されており、この制限部材32は、円板部28よりも径方向の外側に配置されている。
円板部28には、径方向の外側に突出した凸部281およびこの凸部281に隣接する凹部282が形成されている。
制限部材32には、径方向に貫通する貫通孔321が形成されており、この貫通孔321には、保持部材34が設けられている。
この保持部材34は、例えば雄ネジが形成されたボルトが用いられている。また、貫通孔321には、保持部材34に形成された雄ネジに螺合する雌ネジが形成されている。これにより、保持部材34が貫通孔321に対して出し入れ自在となっている。ただし、この構成は必須のものではない。
この実施形態では、保持部材34が、制限部材32から径内方向に若干突出している。従って、制限部材32と凹部282とが対向したとき、保持部材34が凹部282に係合する。
図5に戻って、回転体24と第1の車輪16との間には力伝達機構40が設けられている。
力伝達機構40は、切換機構42およびギヤユニット44を有している。この切換機構42は、第1の車輪16と第1のレバー20とが連結された連結状態と、かかる連結が解除された非連結状態とを自在に切り換える。
即ち、第1のレバー20の揺動方向(X方向およびY方向)のうちいずれか一の方向(例えばX方向)については第1の車輪16と第1のレバー20(具体的には回転体24)とを連結可能であると共に、一の方向とは異なる他の方向(例えばY方向)については第1の車輪16と第1のレバー20との連結を解除する。第1の車輪16と第1のレバー20とが連結された方向に第1のレバー20を揺動させると、この揺動力ひいては回転体24の回転力が第1の車輪16に伝達され、第1の車輪16が回転する。
切換機構42は、例えば2ウェイクラッチまたはラチェットタイプのものであるが、第1の車輪16と第1のレバー20とを連結することによって第1の車輪16を回転させることができれば、その態様は限定されない。
この実施形態では、第1の車輪16と第1のレバー20とがX方向に連結されていれば、第1のレバー20をX方向に揺動させることによって第1の車輪16がX方向に回転し、車椅子10が前進する。このとき、第1のレバー20をY方向に揺動させても、第1の車輪16に対して空転する。
また、第1の車輪16と第1のレバー20とがY方向に連結されていれば、第1のレバー20をY方向に揺動させることによって第1の車輪16がY方向に回転し、車椅子10が後退する。このとき、第1のレバー20をX方向に揺動させても、第1の車輪16に対して空転する。
なお、この実施形態では、第1のレバー20を、X方向およびY方向のいずれに揺動させた場合であっても、第1のレバー20が第1の車輪16に対して空転する場合がある。このとき、第1の車輪16と第1のレバー20との連結は解除されている。
第1のレバー20の先端部には、第1の車輪16と第1のレバー20とが連結される方向を切り換えるための切換操作部54が設けられている。この切換操作部54をα方向またはβ方向に回動させることによって、第1の車輪16と第1のレバー20とが連結される方向を切り換えたり、第1の車輪16と第1のレバー20との連結がいずれの方向についても解除したりすることができる。
ギヤユニット44は、複数のギヤのうち一つのギヤ441が第1の車輪16の中心部に固定されている。このギヤ441には中空部が形成されている。第1の車輪16の中心部には軸貫通孔161が形成されている。なお、ギヤ441の中空部と軸貫通孔161とは実質的に同心である。
次に、フレーム14に対する第1の車輪16、第1のレバー20および力伝達機構40の組立方法について、図5を参照しつつ説明する。
先ず、力伝達機構40が外挿された軸部材30を、軸貫通孔161に貫通させる。軸貫通孔161を貫通した軸部材30は、フレーム14に固定された固定プレート46および軸支持部材48によって、フレーム14に固定支持される。即ち、第1の車輪16は、軸部材30を介してフレーム14に支持されることとなる。
従って、軸部材30と第1の車輪16とが実質的に同心となり、第1のレバー20を揺動させると、回転体24が、第1の車輪16の中心Oを略回転中心として回転する。
一方、フレーム14から第1のレバー20、回転体24および第1の車輪16を取り外すときは、軸支持部材48による固定支持を解除した上で、軸部材30を、軸貫通孔161から引き抜くことによって行われる。
次に、着座者が第1のレバー20をX方向またはY方向に揺動させた場合における回転体24、被制限部材26および制限部材32の作用について、図6を参照しつつ説明する。
本実施形態では、第1のレバー20、回転体24および被制限部材26が互いに一体的に構成されているので、第1のレバー20をX方向に揺動させると、これに伴って回転体24および被制限部材26がX方向に回転する。すると、いずれ、制限部材32が凸部281を乗り越えて制限部材32と凹部282とが互いに係合する。
制限部材32と凹部282とが互いに係合すると、凹部282に隣接する凸部281によって被制限部材26ひいては第1のレバー20と制限部材32とが互いに固定される。これにより、第1のレバー20がX方向およびY方向における所定の位置においてフレーム14(図5参照)に固定され、第1のレバー20の揺動が制限される。
なお、第2のレバー22がX方向およびY方向における所定の位置においてフレーム14に固定される態様は、第1のレバー20がX方向およびY方向における所定の位置においてフレーム14に固定される態様とは同様であることから、ここでは説明を省略する。
このように、第1のレバー20および第2のレバー22のうちいずれか一方のレバーをフレーム14に固定させると共に他方のレバーのみを揺動させることによって、一方のレバーを支えることなく車椅子10を、右回りまたは左回りに旋回させることが可能になる。従って、着座者の肉体的な負担を軽減することが可能になる。
また、着座者の片半身が不自由であったとしても、車椅子10を右回りまたは左回りに容易に旋回させることができる。
なお、本発明は、上記の好ましい実施形態に記載されているが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が可能である。
例えば、上述の実施形態では、図1に図示されるように、第1の車輪16および第2の車輪18が座部12を両側から挟むようにして配置されているが、車輪の数はこれに限られない。例えば、座部12を挟む両側に二つずつの車輪が、一対となって配置されていても良い。即ち、車輪を回転させるためのレバーが、座部12を挟む両側にそれぞれ配置されていれば、揺動機構60によって両レバーを連結することができる。これにより、本発明の効果を享受できる。
また、上述の実施形態では、図2に図示されるように、連結部材68が第1ハンドル片64および第2ハンドル片66の両方に外挿されることによって第1ハンドル片64と第2ハンドル片66とが連結されているが、これに限られない。例えば、連結部材68が第1ハンドル片に固定されると共に第2ハンドル片66に外挿される構成であっても良い。即ち、連結部材68が、第1ハンドル片64および第2ハンドル片66のうち、第1のレバー20または第2のレバー22に対してL方向およびR方向へのスライドが制限されている側のハンドル片に対して外挿される構成であれば良い。
また、上述の実施形態では、連結部材68が、第1ハンドル片64および第2ハンドル片66に外挿されているが、これに限られず、内挿される構成であっても良い。
また、上述の実施形態では、図4に図示されるように、第1のレバー20側の部位を把持してX方向に向けてハンドル62を揺動させたときは第1ハンドル片64がR方向にスライドし、第2のレバー22側の部位を把持してX方向に向けてハンドル62を揺動させたときは第1ハンドル片64がL方向にスライドするが、これに限られない。例えば、貫通孔741(図3参照)に代えてL方向およびR方向に伸びた長穴が、第1支持部材74に形成されていても良い。このとき、第1のレバー20側の部位または第2のレバー22側の部位を把持してX方向にハンドル62を揺動させると、第1支持部材74が、第1回動部材70に対して、第1ハンドル片64と伴にL方向またはR方向に向けてスライドする。即ち、第1回動部材70および第2回動部材72のうち少なくともいずれか一方とハンドル62(即ち第1ハンドル片64または第2ハンドル片66)とが、L方向またはR方向に互いにスライド自在であれば良い。ただし、第1支持部材74が第1回動部材70に対してL方向またはR方向にスライドするとき、第1支持部材74と第1ハンドル片64との間の摺動抵抗は大きい方が好ましく、より好ましくは、両者74,64が固定されていることが好ましい。
また、上述の実施形態では、図1に図示されるように、着座者から見て左側のレバーが第1のレバー20、右側のレバーが第2のレバー22であるが、これに限られず、着座者から見て右側のレバーが第1のレバー、左側のレバーが第2のレバーであっても良い。即ち、支持部材またはレバーに対してL方向およびR方向へのスライドが自在なハンドル片が、着座者から見て右側であっても左側であっても良い。
また、上述の実施形態において、各回動部材70,72と各レバー20,22との間の摺動は、各回動部材70,72の内側の面と、この各回動部材70,72の内側の面に対向する各レバー20,22の外側の面との摺動を意味する。
また、上述の実施形態において、第1ハンドル片64と第1支持部材74との間の摺動は、第1ハンドル片64の外側の面と、この第1ハンドル片64の外側の面に対向する第1支持部材74の内側の面との摺動を意味する。
また、上述の実施形態において、「揺動」は、「移動」または「旋回」と称することができる。
また、上述の実施形態における「中心部」は、中心Oおよびその周辺を含む部位を意味し、「実質的に同心」は、略同心および真に同心のいずれも含む意味である。
本発明に係る車椅子の実施形態の一例を示す斜視図である。 揺動機構の一例を示す斜視図である。 図2に図示されるA−A線断面図であって、第1回動部材と第1支持部材との取付構成の一例を示す概略図である。 図2に図示されるB−B線矢視図である。 フレーム、第1の車輪および第1のレバーが互いに分解された一例を示す斜視図である。 第1の車輪から取り外された回転体を、第1の車輪側から見た一例を示す斜視図である。
符号の説明
10 車椅子
12 座部
14 フレーム
16 第1の車輪
18 第2の車輪
20 第1のレバー
22 第2のレバー
60 揺動機構
62 ハンドル
64 第1ハンドル片
66 第2ハンドル片
68 連結部材
70 第1回動部材
72 第2回動部材

Claims (5)

  1. 座部を支持するフレームと、
    前記座部を両側から挟むように略平行に配置されると共に、前記フレームに回転自在に支持された第1の車輪および第2の車輪と、
    第1の車輪に隣接して揺動自在に設けられ、前記第1の車輪を回転させるための第1のレバーと、
    第2の車輪に隣接して揺動自在に設けられ、前記第2の車輪を回転させるための第2のレバーと、
    第1のレバーと第2のレバーとを連結すると共に前記第1のレバーおよび前記第2のレバーと伴に揺動自在なハンドルを有する揺動機構と、を含むことを特徴とする車椅子。
  2. 前記ハンドルが棒状のハンドルであって、
    前記揺動機構が、
    第1のレバーに回動自在に支持されると共に、前記ハンドルの一方の端部を、当該ハンドルの長手方向に移動自在に支持する第1回動部材と、
    第2のレバーに回動自在に支持されると共に、前記ハンドルの一方の端部とは異なる他方の端部を支持する第2回動部材と、をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
  3. 前記ハンドルが、第1回動部材に支持される棒状の第1ハンドル片と、第2回動部材に支持される棒状の第2ハンドル片と、前記第1ハンドル片と前記第2ハンドル片とを連結自在に設けられた連結部材と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の車椅子。
  4. 前記連結部材が、筒状の部材であると共に、少なくとも第2ハンドル片に外挿または内挿されることによって前記第1ハンドル片と前記第2ハンドル片とを連結しており、
    前記第2ハンドル片は、前記第2回動部材に対して、当該第2ハンドル片の長手方向への移動が制限されていることを特徴とする請求項3に記載の車椅子。
  5. 前記第1のレバーおよび前記第2のレバーが、それぞれ、第1の車輪および第2の車輪の回転方向における所定の位置において前記フレームに固定自在に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車椅子。
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