JP2020011028A - 片手操作可能な車椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右いずれかの手で容易に操作できる車椅子を提供する。【解決手段】左右のハンドリムと、一方の側のハンドリムを回転させることによって生ずる回転力を駆動機構を介して反対側の車輪に伝達する回転軸を備え、 駆動機構が、車軸の中心と同心となるように取り付けられた水平方向に摺動可能な可動ディスクと、ハンドリムの外方への移動を可動ディスクに伝達する加力装置とを有し、加力装置が、ハンドリムスポークの上端に設けられたロッドと、車輪の基部に設けられ、ロッドを収容するためのロッド収容部とを有する車椅子が提供される。【選択図】 図1

Description

本発明は一般に、手動式車椅子(以下、単に「車椅子」という)に関する。より詳細には、本発明は、左右の側に単一のハンドリムをそれぞれ装備し、片手で容易に操作できる車椅子に関する。
車椅子は基本的に、車椅子使用者(以下、単に「使用者」という)が自らの手で左右の車輪を操作することにより、前進、後退、左折、右折等の動作をさせるように構成されているが、左右いずれかの半身が不自由な人は、両手を自由に使えないため、一般的な車椅子を使用することが困難であった。そこで、左半身又は右半身の不自由な人であっても、健常な方の手のみで操作することができる片手操作可能な車椅子が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載された車椅子は、使用者の健常な半身が位置する側の車輪の外方に二重のハンドリムを配置し、健常な方の手でハンドリムを操作することによって、車椅子の動きを制御することができるように構成されている。
一方、左右の車輪を連結する回転軸と、レバーやクラッチ等の操作手段を連動させ、これらの操作手段を片手で操作することによって、所望のように制御することができる車椅子が提案されている(特許文献2〜特許文献4参照)。また、左右の車輪の接続や接続解除を行うクラッチをレバーで行う車椅子(特許文献5参照)や、センサを利用して不意の運動を防止するブレーキ制御装置を備えた車椅子も提案されている(特許文献6)。
上述の車椅子は、半身の不自由な人にとっては、操作し易いとは言い難いものであった。そこで、本発明者は、半身の不自由な人であっても、健常な方の手で容易に操作できる片手操作可能な車椅子を提案した(特許文献7参照)。
実公昭46−13386号公報 特開2004−141452号公報 特開2010−279666号公報 特許第5105256号公報 特開2006−055630号公報 特開2010−075534号公報 特許第6288746号公報
特許文献7に記載された車椅子は、片方の手で操作できるものであるため、半身の不自由な人にとって、使い勝手のよいものであった。また、車椅子テニスや車椅子バスケットボールのような車椅子を使用するスポーツ競技でも有用であった。本発明は、特許文献7に記載された車椅子とは別の観点から使い勝手の良さを追求したものであって、ハンドリムの持ち替えの必要がなく、片手で容易に操作できる車椅子を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載された片手操作可能な車椅子は、フレームと、右車輪及び左車輪と、右キャスタ及び左キャスタと、シートとを有し、前記各車輪の車軸と同心に配置され、ハンドリムスポークにそれぞれ連結された左右一対のハンドリムと、一方の側の前記ハンドリムを回転させることによって生ずる回転力を駆動機構を介して反対側の車輪に伝達するための回転軸とを備え、前記駆動機構が、前記車軸の中心と同心となるように取り付けられた水平方向に摺動可能な可動ディスクと、前記ハンドリムの外方への移動を前記可動ディスクに伝達するための加力装置とを有し、前記加力装置が、前記ハンドリムスポークの上端に設けられたロッドと、前記車輪の基部に設けられ、前記ロッドを収容するためのロッド収容部とを有し、前記ハンドリムの非移動時には、前記可動ディスクに装着されたばねにより、前記可動ディスクの係合部と前記回転軸の係合部とが係合して、前記回転力が両方の側の車輪に伝達され、前記ハンドリムを外方に移動させると、前記可動ディスクが前記ばねのばね力に抗して外方に摺動して、前記可動ディスクの係合部と前記回転軸の係合部との係合が解除され、前記回転力が、前記同じ側の車輪に伝達されるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載された片手操作可能な車椅子は、前記請求項1の車椅子において、前記係合部が、平歯車と内歯車、又は面接触する係合部であることを特徴とするものである。
本発明の車椅子によれば、左右それぞれの側に装備されるハンドリムを2基ではなく1基にすることにより、操作時のハンドリムの持ち替え動作を不要にしたので、使用者にとっては使い勝手が非常に良いという効果が得られる。
本発明の車椅子は、半身の不自由な人以外であっても利用できる。すなわち、本発明の車椅子は、両手が健常な人が片手に物品(スマートフォン、食器、傘など)を持って車椅子で移動するような場合に有用である。また、車椅子でテニスやバスケットボールのようなスポーツをする場合にも有用である。
本発明の好ましい実施形態に係る車椅子を示した右側面図である。 図1の車椅子の背面図である。 図1の車椅子の駆動機構の構成を示した図である。 図3の駆動機構の要部の拡大図である。 ハンドリムを外方に移動させた場合の駆動機構の拡大断面図である。 図1の車椅子の加力装置を模式的に示した分解斜視図である。 図1の車椅子の作動状態を説明するための模式図である。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施形態に係る車椅子について詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施形態に係る車椅子を示した右側面図、図2は、図1の車椅子の背面図である。
図1において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施形態に係る車椅子は、車椅子の骨格を形成するフレーム12と、右車輪14a及び左車輪14bと、一対のキャスタ16a、16bと、シート18とを備えている。
なお、車椅子10は、原則としてその中心線に対して左右対称であり左右それぞれの側に同じ構成要素を有しているが、以下の説明において、車椅子10の右側に位置する構成要素の参照符号に「a」を付し、車椅子10の左側に位置する構成要素の参照符号に「b」を付すものとする。また、本明細書において「内方」とは、車椅子に着座する使用者が位置する側を意味し、「外方」とは、使用者が位置する側と反対側を意味する。
右車輪14a及び左車輪14bの外方には、車輪スポーク14a2、14b2に指を挟まないように、車輪カバー14a1、14b1がそれぞれ取り付けられている。
車椅子10はまた、右車輪14aの車軸24aと同心に右車輪14aの外方に配置されたハンドリム20aを備えている。ハンドリム20aは、ハンドリムスポーク20a1に連結されている。なお、図1では、4本のハンドリムスポーク20a1が図示されているが、ハンドリムスポーク20a1の本数はこれに限定されるものではない。
図3は、車椅子10の駆動機構の構成を示した図、図4は、車椅子10の駆動機構の要部の拡大図、図5は、ハンドリム20aを外方に傾けた状態を示した車椅子10の駆動機構の要部の拡大図である。
車椅子10は、右車輪14aを支持する車軸104aを備えている。車軸104aは、中央に開口104a2が設けられた円形のディスク部104a1と、ディスク部104a1の内方に、ディスク部104a1と同心となるように固定された円筒形の内筒部104a3と、ディスク部104a1の外方に、ディスク部104a1と同心となるように固定された円筒形の外筒部104a4とを有し、内筒部104a3が、取付ボス106a、取付スリーブ108aを介して、フレーム12に取り付けられている。参照符号104a5は、車軸104aを固定するのに用いられる公知の車軸固定ばね付きレバー部材である。
車軸104aの内筒部104a3には、回転軸110aが回転可能に配置されている。回転軸110aは、円柱形の軸部110a1と、軸部110a1の外端に設けられ、車軸104aの外筒部104a4内に位置する円板形のディスク部110a2とを有し、ディスク部110a2の外周には、係合部110a3(図5参照)が配置されている。軸部110a1は、軸受110a4によって内筒部104a3内で回転可能に支持されている。また、車椅子100の左側部分にも、対応する箇所に、同様の構成を有する回転軸110bが設けられている(図3参照)。
なお、軸部110a1と軸部110b1は、一体に形成してもよいし、別体に形成し、連結スリーブ(図示せず)を介して連結することによって1本の回転軸を形成するようにしてもよい。
車輪ハブ112aが、車軸104aに回転可能に支持されている。車輪ハブ112aは、中央に開口112a2が設けられた円形のディスク部112a1と、ディスク部112a1の開口112a2の周囲に内方に延び、ディスク部112a1と同心となるように固定された円筒形の内筒部112a3と、ディスク部112a1の外周に内方に延び、ディスク部112a1と同心となるように固定された円筒形の外筒部112a4とを有する。ディスク部112a1の開口112a2と内筒部112a3の内部はそれぞれ、スプライン穴である。また、外筒部112a4は、軸受112a5によって、車軸104aの外筒部104a4に回転可能に支持されており、車輪ハブ112aの外周には、右車輪14aの車輪スポーク14a2が連結されている。
車椅子10はまた、円柱形の軸部114a1および軸部114a1の内端に固定されたディスク部114a2を有する可動ディスク114aを備えている。ディスク部114a2の外周には、係合部114a3(図5参照)が配置されている。軸部114a1は、スプライン軸であり、車輪ハブ112aの内筒部112a3内に摺動可能に配置されている。また、軸部114a1には、ディスク部114a2を回転軸110aのディスク部110a2の方へ押し付けるためのばね114a4が装着されている。これにより、可動ディスク114aのディスク部114a2が回転軸110aのディスク部110a2に押し付けられて接触し、係合部114a3が係合部110a3に面接触するようになっている。
可動ディスク114aの軸部114a1の外端に、弾性部材受けディスク116aが固定されており、弾性部材受けディスク116aに設けられた円弧状の溝に配置された弾性部材116a1を介して、リング状のハンドリムスポーク受け部材20a2が弾性部材受けディスク116aに取り付けられている。そして、ハンドリム20aを円周方向に等距離へだてた個所で支持するハンドリムスポーク20a1が、ハンドリムスポーク受け部材20a2に取り付けられている。なお、弾性部材116a1は、天然ゴム又は合成ゴム等の弾性材料で形成されている。ハンドリムスポーク20a1と可動ディスク114aの軸部114a1が弾性部材116a1を介して連結されているので、ハンドリム20aの移動が可動ディスク114aに円滑に伝達される。
車椅子10はさらに、ハンドリム20aの外方への移動を可動ディスク114aに伝達するための加力装置120aを備えている。図6は、加力装置120aを模式的に示した分解斜視図である。加力装置120aは、ハンドリムスポーク20a1の上端内方に設けられたロッド120a1と、車輪14aの基部外方に設けられ、ロッド120a1を収容するためのロッド収容部120a2とを有している。加力装置120aのこのような構成により、図5に示されるように、ハンドリム20aを外方に傾けると、可動ディスク114aがばね114a4のばね力に抗して外方に摺動して、可動ディスク114aと回転軸110aとの係合が解除されることとなる。そして、ハンドリム20aを回転させると、ロッド120a1を介して、車輪14aを直に回転させるようになっている。
なお、面接触する係合部110a3、114a3は、高摩擦係数の材料(例えば、ゴム)又は互いに相補する形状の歯面で形成され、又は高摩擦コーティングが施されている。
図3〜図5において、黒矢印は、ハンドリム20a、20bを傾けることにより生ずる力の伝達の経路を示したものである。
以上の記載では、主として車椅子10の右側部分の構成について説明してきたが、車椅子10の左側部分も、右側部分と実質的に同一の構成を有している。すなわち、主要な構成要素について記すと、20bはハンドリム、104bは車軸、110bは回転軸、112bは車輪ハブ、114bは可動ディスク、120bは加力装置をそれぞれ示している。
車椅子10では、駆動機構が簡単な構成ですみ、簡易型とみなすことができる。
車椅子10の作動について説明する。右手を用いて左折しようとする場合には、右手でハンドリム20aを把持し外方に傾ける(図5参照)。ハンドリム20aを外方に傾けると、可動ディスク114aがばね114a4のばね力に抗して外方に摺動し、これにより可動ディスク114aの係合部114a3と回転軸110aの係合部110a3との係合が解除される。この状態で、ハンドリム20aを前方に回転させると、ハンドリム20aの回転力が右車輪14a、車輪ハブ112a、次いで可動ディスク114aを回転させるので、左車輪14bが回転しない状態で右車輪14aが回転し、これにより車椅子10は左折する。左手を用いて右折しようとする場合には、左手でハンドリム20bを把持し外方に傾ける。ハンドリム20bを外方に傾けると、可動ディスク114bがばね114b4のばね力に抗して外方に摺動し、これにより可動ディスク114bと回転軸110bとの係合が解除される。この状態で、ハンドリム20bを前方に回転させると、ハンドリム20bの回転力が左車輪14b、車輪ハブ112b、次いで可動ディスク114bを回転させるので、右車輪14aが回転しない状態で左車輪14bが回転し、これにより車椅子10は右折する。右手を用いて前進しようとする場合には、右手でハンドリム20aを中央位置(すなわち、可動ディスク114aの係合部114a3が回転軸110aの係合部110a3に係合する位置)に把持した状態で前方に回転させる。すると、ハンドリム20aの回転力が車輪ハブ112aから可動ディスク114aを介して回転軸110a次いで回転軸110bに伝達されて左車輪14bを回転させるとともに、ハンドリム20aの回転力が直接に右車輪14aを回転させるので、車椅子10は前進する。左手を用いて前進しようとする場合には、左手でハンドリム20bを中央位置(すなわち、可動ディスク114bの係合部114b3が回転軸110bの係合部110b3に係合する位置)に把持した状態で前方に回転させる。すると、ハンドリム20bの回転力が車輪ハブ112bから可動ディスク114bを介して回転軸110b次いで回転軸110aに伝達されて右車輪14aを回転させるとともに、ハンドリム20bの回転力が直接に左車輪14bを回転させるので、車椅子10は前進する。なお、両手を用いて前進させることもできる。
図7は、右手を用いて右折しようとする場合を示した模式図である。右手でハンドリム20aを把持し外方に傾けた状態で後方に回転させる(実線矢印で図示)。次いで、右手でハンドリム20aを中央位置に把持した状態で前方に回転させる(破線矢印で図示)。これにより、車椅子10を右折させることができる。左手を用いて左折しようとする場合も同様である。
車椅子10は、面接触する係合部110a3と係合部114a3とによって回転力が伝達されるように構成されているが、平歯車と内歯車とのかみ合いによって回転力が伝達されるように構成してもよい。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、図示した車椅子の構成要素の細部は単なる例示的なものであり、これらの細部を修正してもよい。
10 車椅子
12 フレーム
14a、14b 車輪
14a1、14b1 車輪カバー
14a2、14b2 車輪スポーク
16a、16b キャスタ
18 シート
20a、20b ハンドリム
20a1、20b1 ハンドリムスポーク
20a2、20b2 ハンドリムスポーク受け部材
104a、104b 車軸
106a、106b 取付ボス
108a、108b 取付スリーブ
110a、110b 回転軸
112a、112b 車輪ハブ
114a、114b 可動ディスク
116a、116b 弾性部材受けディスク
120a、120b 加力装置
本願請求項1に記載された片手操作可能な車椅子は、フレームと、右車輪及び左車輪と、右キャスタ及び左キャスタと、シートとを有し、前記各車輪の車軸と同心に配置され、ハンドリムスポークにそれぞれ連結された左右一対のハンドリムと、一方の側の前記ハンドリムを回転させることによって生ずる回転力を駆動機構を介して反対側の車輪に伝達するための回転軸とを備え、前記駆動機構が、前記車軸の中心と同心となるように取り付けられた水平方向に摺動可能な可動ディスクと、前記ハンドリムの外方への移動を前記可動ディスクに伝達するための加力装置とを有し、前記加力装置が、前記ハンドリムスポークの上端に設けられたロッドと、前記車輪の基部に設けられ、前記ロッドを収容するためのロッド収容部とを有し、前記ハンドリムの非移動時には、前記可動ディスクに装着されたばねにより、前記可動ディスクに設けられた面接触する係合部と前記回転軸に設けられた面接触する係合部とが係合して、前記回転力が両方の側の車輪に伝達され、前記ハンドリムを外方に移動させると、前記可動ディスクが前記ばねのばね力に抗して外方に摺動して、前記可動ディスクに設けられた面接触する係合部と前記回転軸に設けられた面接触する係合部との係合が解除され、前記回転力が、前記同じ側の車輪に伝達されるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載された片手操作可能な車椅子は、フレームと、右車輪及び左車輪と、右キャスタ及び左キャスタと、シートとを有し、前記各車輪の車軸と同心に配置され、ハンドリムスポークにそれぞれ連結された左右一対のハンドリムと、一方の側の前記ハンドリムを回転させることによって生ずる回転力を駆動機構を介して反対側の車輪に伝達するための回転軸とを備え、前記駆動機構が、前記車軸の中心と同心となるように取り付けられた水平方向に摺動可能な可動ディスクと、前記ハンドリムの外方への移動を前記可動ディスクに伝達するための加力装置とを有し、前記加力装置が、前記ハンドリムスポークの上端に設けられたロッドと、前記車輪の基部に設けられ、前記ロッドを収容するためのロッド収容部とを有し、前記ハンドリムの非移動時には、前記可動ディスクに装着されたばねにより、前記可動ディスクに設けられた平歯車又は内歯車と前記回転軸に設けられた内歯車又は平歯車とが係合して、前記回転力が両方の側の車輪に伝達され、前記ハンドリムを外方に移動させると、前記可動ディスクが前記ばねのばね力に抗して外方に摺動して、前記可動ディスクに設けられた前記平歯車又は内歯車と前記回転軸に設けられた前記内歯車又は平歯車との係合が解除され、前記回転力が、前記同じ側の車輪に伝達されるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項1に記載された片手操作可能な車椅子は、フレームと、右車輪及び左車輪と、右キャスタ及び左キャスタと、シートとを有し、前記各車輪の車軸と同心に配置され、ハンドリムスポークにそれぞれ連結された左右一対のハンドリムと、一方の側の前記ハンドリムを回転させることによって生ずる回転力を駆動機構を介して反対側の車輪に伝達するための回転軸とを備え、前記駆動機構が、前記車軸の中心と同心となるように取り付けられた水平方向に摺動可能な可動ディスクと、前記ハンドリムの外方への移動を前記可動ディスクに伝達するための加力装置とを有し、前記加力装置が、前記ハンドリムスポークの上端に設けられたロッドと、前記車輪の基部に設けられ、前記ロッドを収容するためのロッド収容部とを有し、前記ハンドリムの非移動時には、前記可動ディスクに装着されたばねにより、前記可動ディスクに設けられた面接触する係合部と前記回転軸に設けられた面接触する係合部とが係合して、前記回転力が両方の側の車輪に伝達され、前記ハンドリムを外方に移動させると、前記可動ディスクが前記ばねのばね力に抗して外方に摺動して、前記可動ディスクに設けられた面接触する係合部と前記回転軸に設けられた面接触する係合部との係合が解除され、前記回転力が、同じ側の車輪に伝達されるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載された片手操作可能な車椅子は、フレームと、右車輪及び左車輪と、右キャスタ及び左キャスタと、シートとを有し、前記各車輪の車軸と同心に配置され、ハンドリムスポークにそれぞれ連結された左右一対のハンドリムと、一方の側の前記ハンドリムを回転させることによって生ずる回転力を駆動機構を介して反対側の車輪に伝達するための回転軸とを備え、前記駆動機構が、前記車軸の中心と同心となるように取り付けられた水平方向に摺動可能な可動ディスクと、前記ハンドリムの外方への移動を前記可動ディスクに伝達するための加力装置とを有し、前記加力装置が、前記ハンドリムスポークの上端に設けられたロッドと、前記車輪の基部に設けられ、前記ロッドを収容するためのロッド収容部とを有し、前記ハンドリムの非移動時には、前記可動ディスクに装着されたばねにより、前記可動ディスクに設けられた平歯車又は内歯車と前記回転軸に設けられた内歯車又は平歯車とが係合して、前記回転力が両方の側の車輪に伝達され、前記ハンドリムを外方に移動させると、前記可動ディスクが前記ばねのばね力に抗して外方に摺動して、前記可動ディスクに設けられた前記平歯車又は内歯車と前記回転軸に設けられた前記内歯車又は平歯車との係合が解除され、前記回転力が、同じ側の車輪に伝達されるように構成されていることを特徴とするものである。

Claims (2)

  1. フレームと、右車輪及び左車輪と、右キャスタ及び左キャスタと、シートとを有する車椅子であって、
    前記各車輪の車軸と同心に配置され、ハンドリムスポークにそれぞれ連結された左右一対のハンドリムと、
    一方の側の前記ハンドリムを回転させることによって生ずる回転力を駆動機構を介して反対側の車輪に伝達するための回転軸とを備え、
    前記駆動機構が、前記車軸の中心と同心となるように取り付けられた水平方向に摺動可能な可動ディスクと、前記ハンドリムの外方への移動を前記可動ディスクに伝達するための加力装置とを有し、前記加力装置が、前記ハンドリムスポークの上端に設けられたロッドと、前記車輪の基部に設けられ、前記ロッドを収容するためのロッド収容部とを有し、
    前記ハンドリムの非移動時には、前記可動ディスクに装着されたばねにより、前記可動ディスクの係合部と前記回転軸の係合部とが係合して、前記回転力が両方の側の車輪に伝達され、前記ハンドリムを外方に移動させると、前記可動ディスクが前記ばねのばね力に抗して外方に摺動して、前記可動ディスクの係合部と前記回転軸の係合部との係合が解除され、前記回転力が、前記同じ側の車輪に伝達されるように構成されていることを特徴とする車椅子。
  2. 前記係合部が、平歯車と内歯車、又は面接触する係合部であることを特徴とする請求項1に記載された車椅子。
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