JP2007081872A - 携帯端末装置及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 別体の周辺装置59と通信回線W−USBで接続され、前記周辺装置と情報の授受を行う携帯端末装置50において、周辺装置59との通信において主導権を有する通信I/FであるホストI/F56を有し、ホストI/F56と、ホストI/F56からの命令に従って通信処理がなされるデバイスI/F591を備えた周辺装置59のデバイスI/F591とが、通信回線W−USBを介して接続されている携帯端末装置。
【選択図】 図8
Description
図1は、本発明の一実施例であるTV受信機付き携帯電話装置のブロック図である。
CPU(中央処理装置)11は装置全体を制御するものであり、その実行プログラムはROM(リード・オンリー・メモリ)12に記憶され、CPU11はその実行プログラムをROM12から読み出し、その実行プログラムに含まれる命令を逐次解釈して装置全体の制御を行うものである。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)13はその制御に必要なワークエリアが形成されるともに、保存パラメータやそのほか制御に必要ないろいろなパラメータや管理情報等を記憶するものである。操作入力・表示部14は各種の操作キーと操作ガイダンス等を表示する表示器からなり、オペレータが装置を操作するためのものである。
通話部15は、音声を出力するスピーカ153や音声を入力するマイク152や通話回路151から構成される。通話回路151は、マイク152等から入力された音声信号を通信手段16に送出し、無線通信手段16から入力された音声信号をスピーカ等に出力するものである。また、音声信号を増幅したり又は減衰することにより音量を調整したり、音声信号の周波数特性を変化させることにより音質を良くしたりする回路も含まれている。また、マイク152からスピーカ153への音の回り込みを制御するいわゆる側音制御もこの通話回路151で行う。
撮影手段(カメラ手段)18は撮影対象物を画像データに変換するものであり、具体的には撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)等が使用される。CCDは撮影対象物からの光信号を受光し、それをアナログの電気信号に変換して出力するものである。画像処理回路19はCCDが出力するアナログ電気信号を受信し、それをA/D変換することによりデジタル画像信号を得る。さらに、そのデジタル画像信号に対して画像処理(密度変換、フィルタリング、最適化処理、拡大縮小、圧縮伸張等)を行う。画像処理された画像データは画像(フレーム)メモリ20に記憶される。画像表示手段21は画像処理回路19によって画像処理された画像データを液晶画面等(プラズマディスプレイ、CRT(Cathode-ray Tube)等)の画像表示手段で表示するものである。TV受信手段22はTV用アンテナ、検波部、チューナ部等から構成されるもので、TV放送用電波を受信し、TV画像信号を出力する。TV画像信号は画像処理回路19に入力され、所定の画像処理を行った後、画像(フレーム)メモリ20に蓄積され、その画像(フレーム)メモリ20に蓄積された画像データは画像表示手段21に出力され、TV画像が表示される。また、画像(フレーム)メモリ20に蓄積された画像データはTV画像録画手段23で記憶媒体に保存することにより、TV画像を撮影手段18で取得した画情報と同様に取り扱うことができる。
(オールIP化された携帯電話機のブロック図)
図2はオールIP(インターネットプロトコル)化された携帯電話機のブロック図である。図2の携帯電話機は、基地局用無線I/F手段31、LAN用無線I/F手段32、IP手段33、通話回路341、マイク342、スピーカ343、GPS手段35、操作入力・表示部36、CPU37、ROM38及びRAM39から構成されている。
(一般のIP電話機のブロック図)
図3は一般のIP電話機のブロック図である。図3の携帯電話機は、IP手段41、回線接続I/F手段42、ICタグ手段44、通話回路431、マイク432、スピーカ433、GPS手段45、操作入力・表示部46、CPU47、ROM48、RAM49から構成されている。
(IP)
図4、図5に携帯電話で使用する通信プロトコルの一実施例を示す。まず、図4を用いて、発呼側端末と基地局間における発信接続と切断シーケンスについて説明する。発呼側端末はオフフック及びダイアルの後に、基地局へ呼設定信号(SETUP)、発信無線状態報告信号を送信し(S1)、基地局側から呼設定受付信号(CALL PROC)を受信する(S2)。基地局は認証手順(S3)を行った後、無線チャネル指定信号を送信する(S4)。発呼側端末は指定されたチャネルを捕捉し、無線回線の設定を行う。次に基地局から呼出信号(ALERT)を受信し(S5)、呼出音(RBT)を受話器に送出する。着信側の通信端末装置の応答があると、基地局から発呼側端末へ応答信号(CONN)が送信され(S6)、ここから課金が開始されるとともに、通話が始まる(S7)。通話が終了すると、発呼側端末から切断信号(DISC)が基地局へ送信される(S8)。基地局は解放信号(REL)を発信側の通信端末装置へ送信し(S9)、ここで課金が終了する。発呼側端末は基地局へ解放完了信号(REL COMP)を送信し(S10)、基地局から無線チャネル切断信号を受信する(S11)。最後に、発呼側端末は、無線チャネル切断確認信号を送信して(S12)、通信に使用した無線チャネルを開放し、無線回線の切断を行う。
(SIP)
図7に標準の呼制御プロトコルのうちの1つであるSIP(Session Initiation Protocol)の通信モデルのプロトコルを示す。まず、発呼側から「INVITE」というリクエストメッセージを送出する(S71)。「INVITE」はセッションの起動信号であり、それには発呼側が受信可能なセッションの属性がSDP(Session Description Protocol)で示されている。具体的には、発呼側の受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件を提示するものである。着呼側は「INVITE」を受信し、呼び出し状態になったことを通知するために「180 RINGING」を発呼側へ送信する(S72)。この「180 RINGING」で着呼側の受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件を提示してもよいが、通常は次の「200 OK」で提示する。次に着呼側が通話可能状態になったことを通知するために「200 OK」を発呼側へ送信する(S73)。それには着呼側が受信可能なセッションの属性がSDPで示されている。この「200 OK」で着呼側の受信条件(コーデック、ポート番号等)と送信条件を提示する。次に、発呼側が「ACK」を着呼側へ送信し(S74)、これにより通信に利用可能な属性がネゴシエーションされる。本発明では便宜上ここまでを接続フェーズと定義している。次に、メディア(音声、画像、動画等)の転送が開始される(S75)。本発明ではこのメディアの転送期間中を便宜上、データ送受信フェーズと定義している。通信を終了するときには止める側が「BYE」信号を送信する(S76)ことにより通信終了を要求し、それを受信した側は、その応答である「200 OK」信号を送信して通信を終了する(S77)。本発明ではこのフェーズを便宜上、切断フェーズと定義している。
(実施例)
ここからの本発明の実施例の説明には電子機器としては携帯電話機(本体)を、通信I/FとしてW-USB(ワイヤレスUSB)を例にして説明するが、本発明はその他の電子機器や通信I/Fに応用できるのは言うまでもない。
この場合のメールソフトを起動する場合について、図15を用いて説明する。まず、携帯電本体で例えばメールソフトを起動する(S101)。文書作成画面で、本体操作部52のキーを押すことにより文字入力を行う(S102)。通常、本体操作部52のテンキー(数字キー0〜9、#キー、*キーから構成される)からキー入力を行う。たとえば、数字2のキーには「か」の行が割り当てられており、「か」を入力するには1回押し、「こ」を入力するには5回押すことになる。このようにテンキー入力された文字列は、入力切替手段53を通して(S103)FEP54に入力される(S104)(なお、入力切替手段53をバイパスするように構成にしてもよい)。FEP54は、入力された文字又は文字列を例えば漢字、ひらがな、カタカナ、英数字、記号、絵文字、定型文等に変換する(S104)。文書作成画面で作成された文書は一旦本体のメモリ58に保存され(S105)、またその文書は適宜メールソフトによって相手装置に送信される(S106)。
この場合、外部操作部59のデバイスI/F591と、携帯電話機のホストI/F56とが、W−USBインターフェイスを介して接続される。このように本体側(携帯電話機)にホストI/Fを備えると、デバイスI/Fを備えた他のいろいろな機能を持つ周辺機器を接続することにより、機能拡張を簡単に行うことができる。
(携帯端末装置)
本発明の別の一実施例として、例えば折り畳み式携帯電話の見開き角度の固定の方法について、図12を用いて説明する。現在の通常の折り畳み式携帯電話は、図12(A)に示す構成であり、手に持って通話するか又は、手にもってメール又はインターネットを行うために、閉じた状態と、図12(B)に示すように、開いた状態(操作し易いように180度よりは小さい角度)の2種類の状態があれば十分であり、その中間の角度で使うことはなかった。しかしながら、本発明では、携帯電話にキーボードを接続して使用するので、携帯電話を開いたままテーブル等の上に置いて使用することが想定される。その場合、180度に近い角度で開いて置いた場合に、角度が開き過ぎて表示画面を見えにくいと欠点がある。本発明の一実施例はそのような課題を解決するものである。
(周辺装置への電源供給)
周辺装置への電源供給について、図14を用いて説明する。携帯電話の本体に電源を持たない周辺装置を接続した場合、周辺装置へ本体から電気を供給する必要がある場合があるが、電源として電池を使用している携帯電話の場合においては周辺装置に電気を供給すると、自身の電源が早く消耗してしまうという問題が考えられる。
(変形例)
また、ここまでは本体側(携帯電話側)にホストI/Fを備えた場合について説明したが、ホストI/FとデバイスI/Fの両方を備えてもよい。その構成としては、物理的に両方のI/Fを別々に備えてよいし、接続コネクタは1つしか備えていないが、スイッチの切替によってホストI/FとデバイスI/Fを切替えるようにしてもよい(接続コネクタを共通で使用する)。また、W-USB等の無線I/Fを使用している場合には、ホスト用とデバイス用の通信用ソフトウェアを切り替えることによって実現する。このようにホストI/FとデバイスI/Fの両方を備えることにより、多くの機能を実現することができる。
また今までの実施例及びおのおのの構成は本発明の特徴を備えている限り適宜組み合わせ可能であり、1つの実施例の中で直接言及していない他の実施例及び構成も適用可能である。多数の発明が本明細書に記載されているため、そのすべての組み合わせの説明とその効果を記載することは事実上不可能であるが、その組み合わせの具体的な実施と効果については当業者が想定できるものは、本明細書に記載されているものとみなすことができるのは言うまでもないことである。
また、実施例中に記述した発明はJAVA(登録商標)等のようにCPU又はOSに依存しないプログラム言語で作成してもよい。
(1)デバイスI/Fを備えたデバイス装置に接続して通信を行うホストI/Fから成る通信手段を備えた携帯端末装置であるので、デバイスI/Fを備えた周辺装置と接続することにより機能を拡張することができる。
(2)本体操作部(データ入力手段)からのデータと、デバイス装置(周辺装置)からのデータとを切り換えて出力する切替手段を設けたので、本体操作手段から入力された情報と、デバイス装置から受信した情報を切り替えることができるため、本体操作部の機能を拡張することができる。
(3)周辺装置の接続の有無を検出する検出手段を有しているので、本体操作部(データ入力手段)からのデータと、デバイス装置(周辺装置)からのデータとを、自動的に、切り換えて出力することができる。
(4)第1の筐体と、第2筐体とを折りたたみ可能な状態で連結する連結部と、一方の筐体の内面に表示手段を有し、前記連結部は、第1の筐体と、第2筐体とを複数の角度で固定するロック機構を設けたので、携帯電話機を置いて表示部を見る場合に、見易い角度に調整できる。
52 本体操作部
53 入力切替手段
54 FEP
55 アプリケーション
56 ホストI/F
57 検出手段
58 メモリ
59 周辺装置
591 デバイスI/F
Claims (10)
- 別体の周辺装置と通信回線で接続され、前記周辺装置と情報の授受を行う携帯端末装置において、
前記周辺装置との通信において主導権を有する通信I/FであるホストI/Fを有し、
該ホストI/Fと、該ホストI/Fからの命令に従って通信処理がなされるデバイスI/Fを備えた前記周辺装置のデバイスI/Fとが、前記通信回線を介して接続されていることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記通信回線は、USBであることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
- データ入力手段と、
前記データ入力手段からのデータと、前記周辺装置からのデータとを切り換えて出力する切替手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。 - 前記周辺装置の接続の有無を検出する検出手段を有し、
該検出手段が、前記周辺装置が接続されていることを検出したとき、前記切替手段は、前記周辺装置からのデータを出力するように切り換えることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項に記載の携帯端末装置。 - 前記検出手段が、前記周辺装置が接続されていないことを検出したとき、前記切替手段は、前記データ入力手段からのデータを出力するように切り換えることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。
- 第1の筐体と、第2筐体とを折りたたみ可能な状態で連結する連結部と、
一方の筐体の内面に表示手段を有し、
前記連結部は、第1の筐体と、第2筐体とを複数の角度で固定するロック機構を有することを特徴とする請求項1ないし5いずれか一項に記載の携帯端末装置。 - 携帯端末装置と、別体の周辺装置との間の通信方法において、
携帯端末装置が有する通信I/Fであって、前記周辺装置との通信において主導権を有する通信I/FであるホストI/Fと、前記周辺装置が有する通信I/Fであって、前記ホストI/Fからの命令に従って通信処理がなされるデバイスI/Fとを、通信回線によって接続して通信を行うことを特徴とする通信方法。 - 別体の周辺装置と通信回線で接続された携帯端末装置であって、データ入力手段を有する携帯端末装置における前記周辺装置との通信方法において、
前記携帯端末装置が有する通信I/Fであって、前記周辺装置との通信において主導権を有する通信I/FであるホストI/Fと、前記周辺装置が有する通信I/Fであって、前記ホストI/Fからの命令に従って通信処理がなされるデバイスI/Fとを、通信回線によって接続するステップと、
前記データ入力手段からのデータと、前記周辺装置からのデータとを切り換える切替ステップとを有することを特徴とする通信方法。 - 前記周辺装置の接続の有無を検出する検出ステップを有し、
該検出ステップにより前記周辺装置が接続されていることを検出したとき、前記切替ステップは、前記周辺装置からのデータを出力するように切り換えることを特徴とする請求項8記載の通信方法。 - 前記検出ステップにより前記周辺装置が接続されていないことを検出したとき、前記切替ステップは、前記データ入力手段からのデータを出力するように切り換えることを特徴とする請求項9記載の通信方法。
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