[第1の実施形態]
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明の好適な実施の形態の全体構成を示す図である。
図1において、100は撮像装置、200は記録媒体、300は情報処理装置をそれぞれ示す。
撮像装置100は通信部110及びコネクタ(アンテナ)112を介して、情報処理装置300は通信部330及びコネクタ(アンテナ)332を介して、無線或いは有線通信により相互にコマンド及び撮影画像を含むデータを送受する。
撮像装置100と情報処理装置300との間の無線通信は、IEEE802.11b、IEEE802.11g等の無線LAN通信、Bluetooth等のスペクトラム拡散方式等により行われる。また、有線通信の場合は、RS232C、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN等を用いて通信を行う。
撮像装置100は、レンズ10を通して撮像した画像データを通信部110及びコネクタ(アンテナ)112、更に、コネクタ(アンテナ)332及び通信部330を介して、情報処理装置300に送信する。情報処理装置300は、受信した画像データを着脱可能な記録媒体200に記録すると共に、通信部326及びアンテナ328を介して、他の情報処理装置又は通信基地局に送信することができる。
<撮像装置100の構成説明>
図2は、本発明の好適な実施の形態に係る撮像装置100の詳細な構成を示す図である。
図2において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
18は撮像素子14、 A/D変換器16、 D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は画像処理回路であり、 A/D変換器16からのデータ又はメモリ制御回路22からのデータに対して、所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
また、画像処理回路20では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。システム制御回路50は、画像処理回路20で得られた演算結果に基づいて、露光制御部40及び測距制御部42に対して、例えば、TTL方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行うよう制御する。
更に、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。
A/D変換器16のデータは、画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、又は、A/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等を含む画像表示部である。画像表示メモリ24に書き込まれる表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示することにより、電子ファインダー機能を実現することができる。
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることができる。表示をOFFにした場合には、撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備える。メモリ30としては、例えば、揮発性メモリや不揮発性メモリ等が挙げられる。
これによって、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことができる。
また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することができる。
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御部であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部、46はバリアである保護部102の動作を制御するバリア制御部である。
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能及びフラッシュ調光機能も有する。
露光制御部40及び測距制御部42はTTL方式を用いて制御され、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づいて、システム制御回路50が露光制御部40及び測距制御部42に対して制御を行う。
50は撮像装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部である。表示部54は、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数又は複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成される。
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダー104内に設置される。
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、以下のものが挙げられる。シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示である。さらに、表示部54の表示内容には、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示等も含まれる。
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダー104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等が挙げられる。
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
58は識別情報であり、通信部110及びアンテナ112を介して情報処理装置300と通信を行う際に、通信に先立って認証を行うための各種識別情報が格納される。
60、62、64、66、68、70及び72は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数又は複数の組み合わせで構成される。
次に、これらの操作部の具体的な説明を行う。
72はメインスイッチであり、電源オン及び電源オフを切り替え設定することができる。なお、「電源オフ」には、電源供給を完全に遮断させることだけではなく、電源を省電力機能によりスリープ状態とすることも含まれる。
60はモードダイアルスイッチであり、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替えて設定することができる。
62はシャッタースイッチSW1であり、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64はシャッタースイッチSW2であり、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなる。シャッタースイッチ64は、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16及びメモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理の動作開始を指示する。また、シャッタースイッチ64は、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理の動作開始を指示する。また、シャッタースイッチ64は、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200又は210に画像データを書き込む記録処理の動作開始を指示する。
66は単写/連写スイッチであり、シャッタースイッチSW2を押した場合に1コマの撮影を行って待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW2を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モードを設定することができる。
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部である。操作部70は、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、セルフタイマーボタンを含む。また、操作部70は、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、再生モードをも含む。また、操作部70は、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することができる再生スイッチをも含む。また、操作部70は、AFモード設定スイッチをも含む。このスイッチは、シャッタースイッチSW1が押されるとオートフォーカス動作を開始し、合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードとシャッタースイッチSW1が押されている間はオートフォーカス動作を続けるサーボAFモードとを設定することができる。また、操作部70は、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチをも含む。また、操作部70は、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択する圧縮モードスイッチをも含む。
また、上記のプラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することができる。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいて、DC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82及び84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li-ion電池等の二次電池、ACアダプター等を含む電源部である。
90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェースであり、92はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。
なお、本実施形態では、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを1系統持つものとして説明しているが、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数又は複数のいずれの系統数を備える構成としてもよい。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としてもよい。
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SD(セキュアデジタル)メモリカード、MMC(マルチメディアカード)等の規格に準拠したものを用いて構成してもよい。
さらに、インターフェース90及びコネクタ92をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SD(セキュアデジタル)メモリカード等の規格に準拠したものを用いて構成することができる。この場合、通信カード等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。通信カードには、例えば、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHSが含まれる。
94はコネクタ92に記録媒体200が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
102は、撮像装置100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアとしての保護部である。
104は光学ファインダーであり、画像表示部28による電子ファインダー機能を使用することなく、光学ファインダーのみを用いて撮影を行うことができる。また、光学ファインダー104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置される。
110は通信部であり、有線通信機能、無線LAN通信、スペクトラム拡散通信、赤外線通信等の各種近距離高速データ通信機能を有する。有線通信機能には、例えば、RS232C、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN等が含まれる。無線LAN通信には、例えば、IEEE802.11b、IEEE802.11g等が含まれる。スペクトラム拡散通信には、例えば、Bluetooth等が含まれる。赤外線通信には、例えば、IrDA等が含まれる。
112は通信部110により撮像装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。本実施例では有線接続用コネクタ(例えばUSB)、及び無線接続用アンテナ(例えば無線LAN)を備えるものとする。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインターフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206及び識別情報208を備える。
<情報処理装置300の構成説明>
図3は、本発明の好適な実施の形態に係る情報処理装置300の詳細な構成を示す図である。
図3において、310は音声を電気信号に変換するマイク、312はマイクのアナログ出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
314はメモリ制御回路であり、A/D変換器312の出力データがメモリ制御回路314を介してメモリ320に書き込まれ、また、メモリ320から読み出されたデータがD/A変換器316に入力される。
316はディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、318は電気信号を音声信号に変換するスピーカーである。
320はマイク310から入力された音声及び撮像装置100から送信された静止画像又は動画像の少なくとも一方を格納するためのメモリである。メモリ320は、所定時間の音声及び所定枚数の静止画像又は所定時間の動画像の少なくとも一方を格納するのに十分な記憶量を備える。
322はメモリ320に格納された静止画像データや動画データをアナログ信号に変換するD/A変換器であり、324はD/A変換器322の出力画像信号を表示する画像表示部である。
326は通信部であり、TDMA、CDMA、W−CDMA等の各種遠距離無線通信機能を有する。
328は通信部326により情報処理装置300を他の情報処理装置及び通信基地局の少なくとも一方と回線接続するアンテナである。
330は通信部であり、有線通信機能、無線LAN通信、スペクトラム拡散通信、赤外線通信等の各種近距離高速データ通信機能を有する。有線通信機能には、例えば、RS232C、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN等が含まれる。無線LAN通信には、例えば、IEEE802.11b、IEEE802.11g等が含まれる。スペクトラム拡散通信には、例えば、Bluetooth等が含まれる。赤外線通信には、例えば、IrDA等が含まれる。
332は通信部330により情報処理装置300を他の機器と接続するコネクタであるか或いは無線通信の場合はアンテナである。本実施例では有線接続用コネクタ(例えばUSB)、及び無線接続用アンテナ(例えば無線LAN)を備えるものとする。
350は情報処理装置300全体を制御するシステム制御回路であり、352はシステム制御回路350の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
354は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
356は識別情報であり、通信部330、コネクタ(アンテナ)332を介して撮像装置100と通信を行う際に、通信に先立って認証を行うための各種識別情報が格納される。
360はシステム制御回路350でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置やスピーカー等の表示部である。表示部360は、情報処理装置300の操作部近辺の視認し易い位置に単数又は複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成される。
362はシステム制御回路350の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数又は複数の組み合わせで構成される。
操作部362によれば、情報処理装置300の電源オン/オフ、通話の実行(オフフック)/停止(オンフック)、電話番号入力、電話番号検索、通信モード切り替え等の操作を行うことができる。
364は着信通知部であり、他の情報処理装置や通信基地局から通話の着信があった場合に、音声、画像及び振動等の少なくとも1つにより情報処理装置300の使用者に着信を通知することができる。ここで、音声には、例えば、呼出し音、発声音、音楽等が含まれる。画像には、例えば、アイコン、動画、静止画、発光等が含まれる。
366はコネクタ392に記録媒体200が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
370は印刷部であり、熱転写方式、昇華方式、インクジェット方式、バブルジェット(登録商標)方式等の印刷機能を備える。印刷部370は、撮像装置100や他の情報処理装置から通信部330を介して受け取った画像データ及び装着された記録媒体200から読み取った画像データの少なくとも一方を、様々なサイズ・種類の用紙(普通紙や所定の印刷用紙)に印刷することができる。
380は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部380は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路350の指示に基づいて、DC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
382及び384はコネクタ、386はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li-ion電池、Liポリマー等の二次電池、ACアダプター等を含む電源部である。
390はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェースであり、392はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタである。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを1系統持つものとして説明しているが、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数又は複数のいずれの系統数を備える構成としてもよい。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としてもよい。
インターフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード、SD(セキュアデジタル)メモリカード、MMC(マルチメディアカード)等の規格に準拠したものを用いて構成してもよい。
さらに、インターフェース390及びコネクタ392をPCMCIAカード等の規格に準拠したものを用いて構成する場合、各種通信カードを接続することにより、他の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。各種通信カードには、LANカード、モデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード等が含まれる。他の周辺機器には、コンピュータやプリンタ等が含まれる。
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、情報処理装置300とのインターフェース204、情報処理装置300と接続を行うコネクタ206、識別情報208を備える。
<撮像装置100の動作説明>
図4乃至図11、図15、図16、図17を参照して、第1の実施形態の撮像装置100の動作を説明する。
図15は本実施形態の撮像装置100のメインルーチンのフローチャートを示す図である。
ステップS301では、システム制御回路50は、既にタスク1が起動されているか否かを判断する。システム制御回路50は、タスク1が起動されていない場合には(ステップS301で「NO」)、ステップS302に進んでタスク1を起動する。タスク1の処理の詳細は図4を用いて後述する。
システム制御回路50は、タスク1が既に起動されている場合には(ステップS301で「YES」)、ステップS303に進む。
ステップS303では、システム制御回路50は、既にタスク2が起動されているか否かを判断する。システム制御回路50は、まだタスク2が起動されていない場合には(ステップS303で「NO」)、ステップS304に進んでタスク2を起動する。タスク2の処理の詳細は図16を用いて後述する。システム制御回路50は、タスク2が既に起動されている場合には(ステップS303で「YES」)、ステップS301に戻る。
図4は図15のステップS302で起動されるタスク1のフローチャートを示す図である。
ステップS101では、システム制御回路50は、電池交換等の電源投入により、フラグや制御変数等を初期化すると共に、撮像装置100各部の初期化処理を行う。
ステップS102では、システム制御回路50は、メインスイッチ72が電源OFFに設定されているか否かを判断する。システム制御回路50は、メインスイッチ72が電源OFFに設定されていれば(ステップS102で「YES」)、ステップS103に進む。メインスイッチ72が電源ONに設定されていれば(ステップS102で「NO」)、ステップS104に進む。
ステップS103では、システム制御回路50は、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護部102のバリア等を閉じて撮像部を保護する。また、システム制御回路50は、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータ、設定値及び設定モードを不揮発性メモリ56に記録する。また、システム制御回路50は、電源制御部80により画像表示部28を含む撮像装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、ステップS102に戻る。
ステップS104では、システム制御回路50は、電源制御部80により電池等により構成される電源86の残容量や動作情況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断する。
システム制御回路50は、電源86の残容量が撮像装置100の動作を継続するには問題がある場合には(ステップS104で「NO」)、ステップS105に進む。システム制御回路50は、電源86の残容量が撮像装置100の動作を継続するには問題が無い場合には(ステップS104で「YES」)、ステップS106に進む。
ステップS105では、システム制御回路50は、表示部54及び画像表示部28の少なくとも一方を用いて画像及び音声の少なくとも一方により所定の警告表示を行い、ステップS103に進む。
ステップS106では、システム制御回路50は、表示部54及び画像表示部28の少なくとも一方を用いて画像及び音声の少なくとも一方により電池残容量やメモリ30の状態を含む撮像装置100の各種設定状態の表示を行い、ステップS107に進む。
ステップ107では、システム制御回路50は、操作部70に含まれる接続先の登録(ペアリング)ボタンが押されているか否かを判断する。システム制御回路50は、接続先の登録(ペアリング)ボタンが押されていなければ(ステップS107で「NO」)、ステップS401に進む。システム制御回路50は、接続先の登録(ペアリング)ボタンが押されていれば(ステップS107で「YES」)、ステップS108に進む。
ステップS108では、システム制御回路50は、通信部110、アンテナ112、アンテナ332及び通信部330を介して、情報処理装置300との間で接続先の登録処理を実行する。接続先の登録処理においては、撮像装置100は、情報処理装置300等の無線機能を備える機器と無線接続するために必要な接続相手の無線パラメータを事前に取得する。そして、撮像装置100は、接続相手の無線パラメータを撮像装置100内部のシステム制御回路50の内部メモリ及びメモリ52並びに不揮発性メモリ56の少なくとも1つに記憶する。無線パラメータの取得に際しては、記録媒体200を介して情報のやりとりをすることができる。また、不図示のUSB等の有線インターフェースにより、撮像装置100と情報処理装置300をケーブルを用いて接続し、無線パラメータの取得のやりとりを行うこともできる。
記憶した無線パラメータは、撮像装置100が情報処理装置300等の無線機能を備える機器と無線接続を行う場合に使用される。
接続先の登録処理が終了すると、S102に戻る。
S401では、システム制御回路50は、通信部110及びコネクタ112を介して撮像装置100が情報処理装置300とUSB接続されているか否かを判断する。システム制御回路50は、撮像装置100が情報処理装置300とUSB接続されている場合には(ステップS401で「YES」)、ステップS402に進む。システム制御回路50は、撮像装置100が情報処理装置300とUSB接続されていない場合には(ステップS401で「NO」)、ステップS109に進む。
ステップS402では、システム制御回路50は、操作部70に含まれるモードスイッチの設定状態を判断する。システム制御回路50は、モードスイッチが静止画(REC)モード又は動画(MOVIE)モードに設定されていれば(ステップS402で「REC、MOVIE」)、ステップS109に進む。システム制御回路50は、モードスイッチが再生(PB)モードに設定されていたならば(ステップS402で「PB」)、ステップS403に進む。
ステップS403では、システム制御回路50は、通信部110、コネクタ112、コネクタ332及び通信部330を介して、情報処理装置300に動作モードが再生(PB)モードであることを通知する。そして、システム制御回路50は、情報処理装置300にPC制御モードの問い合わせを行う。
ステップS404では、システム制御回路50は、情報処理装置300でPCダイレクト転送モード(DT)が選択されていれば(ステップS404で「DT」)、ステップS405に進む。システム制御回路50は、情報処理装置300でリモートキャプチャーモード(RC)が選択されていれば(ステップS404で「RC」)、ステップS406に進む。
ステップS405では、システム制御回路50は、PCダイレクト転送処理を実行する。ステップS405のPCダイレクト転送処理(DT)の詳細は、図7を用いて後述する。システム制御回路50は、ステップS405のPCダイレクト転送処理が終了すれば、ステップS102に戻る。
ステップS406では、システム制御回路50は、リモートキャプチャー処理を実行する。ステップS406のリモートキャプチャー処理の詳細は、図8を用いて後述する。
システム制御回路50は、ステップS406のリモートキャプチャー処理が終了すると、ステップS102に戻る。ステップS109では、システム制御回路50は、無線接続を開始するために、操作部70に含まれる通信開始ボタンが押されているか否かを判断する。システム制御回路50は、通信開始ボタンが押されていなければ(ステップS109で「NO」)、無線接続を行わずに撮像装置100の各種動作を実行するためにステップS110に進む。システム制御回路50は、通信開始ボタンが押されていれば(ステップS109で「YES」)、操作部70に含まれるモードスイッチの設定状態を判断するためにステップS114に進む。
ステップS114では、システム制御回路50は、モードスイッチが動画(MOVIE)モードに設定されていれば(ステップS114で「MOVIE」)、ステップS115に進む。システム制御回路50は、モードスイッチが静止画撮影(REC)モード又は再生(PB)モードに設定されていれば(ステップS114で「REC、PB」)、ステップS116に進む。
ステップS115では、システム制御回路50は、表示部54及び画像表示部28の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS102に戻る。
このように、通信部110、アンテナ112、アンテナ332及び通信部330を介して撮像装置100から情報処理装置300に動画の画像を無線伝送する際に伝送レートが不足すれば、動画モードの設定状態で無線接続を開始する際に所定の警告表示を行う。これにより、撮像装置100の使用者が誤って動画転送できないにも関わらず動画モードで無線接続を行い動画撮影を行うことを防止することができる。その結果、フレーム落ちしたり、途中で打ち切られたり、一時停止したりする等の不完全な動画データの転送が行われることを防止することができる。
ステップS116では、システム制御回路50は、通信部110、アンテナ112、アンテナ332及び通信部330を介して、情報処理装置300との間の通信状態を確立するための接続確立処理を行う。
ステップS117では、システム制御回路50は、ステップS116の接続確立処理を実行した結果、撮像装置100と情報処理装置300との間で通信が確立しなければ(ステップS117で「NO」)、ステップ118に進む。システム制御回路50は、撮像装置100と情報処理装置300との間で通信が確立すると(ステップS117で「YES」)、ステップ119に進む。
ステップS118では、システム制御回路50は、表示部54及び画像表示部28の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS125に進む。
ステップS119では、システム制御回路50は、操作部70に含まれるモードスイッチの設定状態を判断する。システム制御回路50は、モードスイッチが静止画撮影(REC)モードに設定されていれば(ステップS119で「REC」)、ステップS120に進む。システム制御回路50は、モードスイッチが再生(PB)モードに設定されていれば(ステップS119で「PB」)、ステップS121に進む。
ステップS120では、システム制御回路50は、通信部110、アンテナ112、アンテナ332及び通信部330を介して、情報処理装置300に動作モードが静止画撮影(REC)モードであることを通知し、撮影同時転送処理を実行する。ステップS120の撮影同時転送処理の詳細は、図5乃至図6を用いて後述する。ステップS120の撮影同時転送処理が終了すると、ステップS125に進む。
ステップS121では、システム制御回路50は、通信部110、アンテナ112、アンテナ332及び通信部330を介して、情報処理装置300に動作モードが再生(PB)モードであることを通知する。そして、システム制御回路50は、情報処理装置300にPC制御モードの問い合わせを行う。
ステップS122では、システム制御回路50は、システム制御回路50は、情報処理装置300において、PCダイレクト転送モード(DT)が選択されていれば(ステップS122で「DT」)、ステップS123のPCダイレクト転送処理を実行する。システム制御回路50は、情報処理装置300において、リモートキャプチャーモード(RC)が選択されていれば(ステップS122で「RC」)、ステップS124に進む。
ステップS123のPCダイレクト転送処理の詳細は、図7を用いて後述する。
ステップS123では、システム制御回路50は、PCダイレクト転送処理を実行し、PCダイレクト転送処理が終了すれば、ステップS125に進む。
ステップS124では、システム制御回路50は、リモートキャプチャー処理を実行する。
ステップS124のリモートキャプチャー処理の詳細は、図8を用いて後述する。システム制御回路50は、ステップS124のリモートキャプチャー処理が終了すると、ステップS125に進む。
ステップS125では、システム制御回路50は、無線接続を切断するために、操作部70に含まれる通信終了ボタンが押されているか否かを判断する。システム制御回路50は、通信終了ボタンが押されていなければ(ステップS125で「NO」)、ステップS102に戻る。システム制御回路50は、通信終了ボタンが押されていれば(ステップS125で「YES」)、ステップS126に進む。
ステップS126では、システム制御回路50は、通信部110、アンテナ112、アンテナ332及び通信部330を介して、情報処理装置300との間の無線を切断する処理を行い、ステップS102に戻る。
図5乃至図6は、図4のステップS120における撮影同時転送処理の詳細なフローチャートを示す図である。
ステップS131では、システム制御回路50は、通信部110、アンテナ112、アンテナ332、通信部330を介して、情報処理装置300との間の通信状態を確認する。システム制御回路50は、情報処理装置300との無線接続がされていれば(ステップS131で「NO」)、ステップS132に進む。システム制御回路50は、情報処理装置300との無線接続がされていれば(ステップS131で「YES」)、ステップS133に進む。
ステップS132では、システム制御回路50は、表示部54及び画像表示部28の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS120の撮影同時転送処理ルーチンを終了する。
ステップS133では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が押されているか否かを判断する。システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が押されていれば(ステップS133で「YES」)、ステップS134に進む。システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が押されていなければ(ステップS133で「NO」)、ステップS120の撮影同時転送処理ルーチンを終了する。
ステップS134では、システム制御回路50は、次の点について問題があるか否かの判断を行う。すなわち、記録媒体200が装着されているか否かの判断、記録媒体200に記録された画像データの管理情報の取得、及び、記録媒体200の動作状態(撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか)である。システム制御回路50は、これらに問題が無ければ(ステップS133で「YES」)、ステップS137に進む。システム制御回路50は、これらに問題があれば(ステップS133で「NO」)、ステップS135に進む。
ステップS135では、システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチの設定状態を判断する。システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチがOFFであれば、すなわち光学ファインダー104を用いた撮影を行う状態(OVF撮影)であれば(ステップS135で「OVF」)、ステップS136に進む。システム制御回路50は、画像表示ON/OFFスイッチがONであれば、すなわち画像表示部28を用いた撮影を行う状態(EVF撮影)であれば(ステップS135で「EVF」)、ステップS137に進む。
ステップS136では、システム制御回路50は、表示部54及び画像表示部28の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS120の撮影同時転送処理ルーチンを終了する。なお、OVF撮影状態においては画像表示部28がOFFに設定されているため、画像表示部28をONにしてから画像表示部28に文字やアイコンや画像による所定の警告表示を行う。
以上のように、情報処理装置300との間で無線接続状態であり(ステップS131)、記録媒体200が使用できない状態であり(ステップS134)、更に、OVF撮影状態であったならば(ステップS135)、撮影を禁止して警告を行う。その結果、撮影画像が記録媒体200に記録されずに情報処理装置300への転送完了前に無線切断が行われうる状態で、撮像装置100の使用者が撮影画像を確実に保存できると勘違いして誤ってシャッタースイッチ64を押すことを防止することができる。
また、画像表示部28がOFF状態であっても、画像表示部28をON状態にして、画像表示部28に警告を表示する。これにより、撮影した画像が確実に保存できると勘違いしてシャッタースイッチ64を誤って押してしまうことを防止することができる。
ステップS137では、システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定し、ホワイトバランス処理を行って色温度を合わせる。測光処理において、必要であればフラッシュの設定も行う。
なお、ステップS137の測距・測光処理では、各種フラグの少なくとも1つの状態に応じて、AE制御及びAWB制御の少なくとも一方の実行の可否を判断し、判断結果に応じて各々の処理を行う。上記各種フラグには、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶された撮影開始フラグ、AEロックフラグ及びホワイトバランスモード設定フラグが含まれる。
ステップS137の測距・測光処理の詳細は図9を用いて後述する。ステップS137の測距・測光処理が終了すると、ステップS138に進む。
ステップS138では、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶されたフラッシュフラグの状態を判断する。システム制御回路50は、フラッシュフラグが設定されていれば(ステップS138で「YES」)、ステップS139に進む。システム制御回路50は、フラッシュフラグが解除されていれば(ステップS138で「NO」)、ステップS140に進む。
ステップS139では、システム制御回路50は、フラッシュ48の充電を行い、ステップS140に進む。
ステップ140では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2が押されなければ(ステップS140で「NO」)、ステップS141に進む。システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2が押されれば(ステップS140で「YES」)、図6のステップS151に進む。
ステップ141では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が押されたままであれば(ステップS141で「YES」)、ステップS140に戻る。システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が解除されれば(ステップS141で「NO」)、ステップS120の撮影同時転送処理ルーチンを終了する。
次いで、図6のステップS151では、システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理からなる撮影処理を実行する。或いは、システム制御回路50は、A/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理からなる撮影処理を実行する。ステップS151の撮影処理の詳細は図10を用いて後述する。
ステップS152では、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して各種処理を行う(現像処理)。
ステップS153では、システム制御回路50は、必要に応じて、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う(圧縮処理)。
ステップS154では、システム制御回路50は、画像表示部28によりステップS152で現像処理を行った撮影画像のレビュー表示を行い、ステップS155に進む。
ステップS155では、システム制御回路50は、次の点について問題があるか否かの判断を行う。すなわち、記録媒体200が装着されているか否かの判断、記録媒体200に記録された画像データの管理情報の取得、及び、記録媒体200の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作である。システム制御回路50は、これらに問題が無ければ(ステップS155で「YES」)、ステップS157に進む。システム制御回路50は、これらに問題があれば(ステップS155で「NO」)、ステップS156に進む。
ステップS156では、システム制御回路50は、表示部54及び画像表示部28の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS120の撮影同時転送処理ルーチンを終了する。
以上のように、撮影画像が記録媒体200に記録されず、情報処理装置300への転送完了前に無線切断が行われうるにも関わらず、撮像装置100の使用者が撮影画像を確実に保存できると勘違いすることを防止することができる。
ステップS157では、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域に現像処理(ステップS152)、圧縮処理(ステップS153)等の所定の処理を行った画像データを記憶して、ステップS158に進む。
ステップS158では、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域に、記録媒体200に未記録の画像データが有るか否かを判断する。システム制御回路50は、未記録画像データが無ければ(ステップS158で「NO」)、ステップS160に進む。システム制御回路50は、未記録画像データがあれば(ステップS158で「YES」)、ステップS159に進む。
ステップS159では、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域からインターフェース90及びコネクタ92を介して記録媒体200に対して未記録画像データの記録を開始し、ステップS160に進む。
ステップS160では、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域に、撮像装置100から情報処理装置300に向けて未転送の画像データが有るか否かを判断する。システム制御回路50は、未転送画像データが無いならば(ステップS160で「NO」)、ステップS162に進む。システム制御回路50は、未転送画像データがあるならば(ステップS160で「YES」)、ステップS161に進む。
ステップS161では、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域から通信部110、アンテナ112を介して情報処理装置300に向けて未転送画像データの転送を開始し、ステップS162に進む。
ステップS162では、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1が押されていれば(ステップS162で「YES」)、ステップS131に戻る。シャッタースイッチSW1が押されていなければ(ステップS162で「NO」)、ステップS120の撮影同時転送処理ルーチンを終了する。
図7は、図4のステップS123、ステップS405におけるPCダイレクト転送処理の詳細なフローチャートを示す図である。
ステップS171では、システム制御回路50は、通信部110、コネクタ(アンテナ)112、コネクタ(アンテナ)332、通信部330を介して、情報処理装置300との間の通信状態を確認する。システム制御回路50は、情報処理装置300との接続がされていなければ(ステップS171で「NO」)、ステップS172に進む。システム制御回路50は、情報処理装置300との接続がされていれば(ステップS171で「YES」)、ステップS173に進む。
ステップS172では、システム制御回路50は、表示部54及び画像表示部28の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS123のPCダイレクト転送処理ルーチンを終了する。
ステップS173では、システム制御回路50は、記録媒体200及びメモリ30の少なくとも一方に確保したバッファー領域に、撮像装置100から情報処理装置300に向けて転送する画像データ等のファイルが有るか否かを判断する。システム制御回路50は、転送する画像データ等のファイルが無いなければ(ステップS173で「NO」)、ステップS123のPCダイレクト転送処理ルーチンを終了する。システム制御回路50は、転送する画像データ等のファイルがあれば(ステップS173で「YES」)、ステップS174に進む。
ステップS174では、システム制御回路50は、記録媒体200からコネクタ92、インターフェース90、通信部110及びアンテナ112を介して、情報処理装置300に向けて転送すべき画像データ等のファイルの転送を行う。或いは、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域から通信部110及びアンテナ112を介して、情報処理装置300に向けて転送すべき画像データ等のファイルの転送を行う。その後、システム制御回路50は、ステップS175に進む。
ステップS175では、システム制御回路50は、転送が終了すれば(ステップS175で「YES」)、ステップS123のPCダイレクト転送処理ルーチンを終了する。システム制御回路50は、転送が終了しなければ(ステップS174で「NO」)、ステップS174の転送を行う。
図8は、図4のステップS124、ステップS406におけるリモートキャプチャー処理の詳細なフローチャートを示す図である。
ステップS181では、システム制御回路50は、通信部110、コネクタ(アンテナ)112、コネクタ(アンテナ)332、通信部330を介して、情報処理装置300との間の通信状態を確認する。システム制御回路50は、情報処理装置300との接続がされていなければ(ステップS181で「NO」)、ステップS182に進む。システム制御回路50は、情報処理装置300との接続がされば(ステップS181で「YES」)、ステップS183に進む。
ステップS182では、表示部54及び画像表示部28の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS124のリモートキャプチャー処理ルーチンを終了する。
ステップS183では、システム制御回路50は、通信部330、コネクタ(アンテナ)332、コネクタ(アンテナ)112、通信部110を介して、情報処理装置300からコマンドを受信したか否かを判断する。システム制御回路50は、情報処理装置300からコマンドを受信していなければ(ステップS183で「NO」)、ステップS195に進む。システム制御回路50は、情報処理装置300からコマンドを受信すれば(ステップS183で「YES」)、ステップS184に進む。
ステップS184では、システム制御回路50は、コマンドの内容を判断し、受信したコマンドが撮影に関するコマンドであれば(ステップS184で「YES」)、ステップS186に進む。システム制御回路50は、受信したコマンドが撮影に関するコマンド以外であったならば(ステップS184で「NO」)、ステップS185に進む。
ステップS185では、システム制御回路50は、コマンドに応じた処理を実行し、ステップS195に進む。
ステップS186では、システム制御回路50は、測距処理を行って撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、測光処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定し、ホワイトバランス処理を行って色温度を合わせる。測光処理に於いて、必要であればフラッシュの設定も行う。
なお、ステップS186の測距・測光処理においては、各種フラグの少なくとも1つの状態に応じて、AE制御及びAWB制御の少なくとも一方の実行の可否を判断し、判断結果に応じて各々の処理を行う。上記各種フラグには、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶された撮影開始フラグ、AEロックフラグ及びホワイトバランスモード設定フラグが含まれる。
ステップS186の測距・測光処理の詳細は図9を用いて後述する。
ステップS187では、システム制御回路50は、撮像素子12、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理からなる撮影処理を実行する。或いは、システム制御回路50は、A/D変換器から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影した画像データを書き込む露光処理からなる撮影処理を実行する。ステップS187の撮影処理の詳細は図10を用いて後述する。
ステップS188では、システム制御回路50は、メモリ制御回路22そして必要に応じて画像処理回路20を用いて、メモリ30に書き込まれた撮影画像データを読み出して各種処理を行う(現像処理)。
ステップS189では、システム制御回路50は、必要に応じて、圧縮・伸長回路32を用いて設定したモードに応じた画像圧縮処理を行う圧縮処理を行った後、ステップS190に進む。
ステップS190では、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域にステップS188の現像処理、ステップS189の圧縮処理等の所定の処理を行った画像データを記憶して、ステップS191に進む。
ステップS191では、システム制御回路50は、次の点について問題があるか否かの判断を行う。すなわち、記録媒体200が装着されているか否かの判断、記録媒体200に記録された画像データの管理情報の取得、及び、記録媒体200の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作である。システム制御回路50は、これらに問題が無ければ(ステップS191で「YES」)、ステップS192に進む。システム制御回路50は、これらに問題があれば(ステップS191で「NO」)、ステップS193に進む。
ステップS192では、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域からインターフェース90、コネクタ92を介して記録媒体200に対して画像データの記録を開始し、ステップS193に進む。
ステップS193では、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域から通信部110、コネクタ(アンテナ)112を介して情報処理装置300に向けて撮影してバッファーに記憶した画像データの転送を行う。
ステップS194では、システム制御回路50は、情報処理装置300への画像転送が確実に終了すれば(ステップS194で「YES」)、ステップS195に進む。システム制御回路50は、情報処理装置300への画像転送が確実に終了しなければ(ステップS194で「NO」)、ステップS193の転送を行う。
以上のように、リモートキャプチャー撮影時は無線接続での撮影であっても撮影禁止にしないと共に警告も行わないようにすることが可能となり、リモートキャプチャー時の操作性が煩雑になることを防止して使い易くすることできる。
ステップS195では、システム制御回路50は、撮像装置100側の都合でリモートキャプチャー処理を中断する必要が発生した場合には(ステップS195で「YES」)、ステップS124のリモートキャプチャー処理ルーチンを終了する。システム制御回路50は、撮像装置100側の都合でリモートキャプチャー処理を中断する必要が発生しなければ(ステップS195で「NO」)、ステップS181に戻る。そして、システム制御回路50は、ステップS183において情報処理装置300から新たなコマンドによる指示を待つ。
図9は、図5のステップS137、図8のステップS186における測距・測光処理の詳細なフローチャートを示す図である。
ステップS1001では、システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AF(オートフォーカス)処理に用いる所定の演算を行う。なお、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所分切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB、AFの各処理において、中央重点モード、平均モード、評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことができる。
ステップS1002では、システム制御回路50は、画像処理回路20での演算結果を用いて、露出(AE)が適正か否かを判断する。システム制御回路50は、露出が適正であれば(ステップS1002で「YES」)、測定データ及び設定パラメータの少なくとも一方をシステム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶する。そして、ステップS1006に進む。システム制御回路50は、露出が適正でなければ(ステップS1002で「NO」)、ステップS1003に進む。
ステップS1003では、システム制御回路50は、露光制御部40を用いてAE制御を行う。
ステップS1004では、システム制御回路50は、AE制御で得られた測定データを用いて、フラッシュが必要か否かを判断する。システム制御回路50は、フラッシュが必要であれば(ステップS1004で「YES」)、ステップS1005に進む。システム制御回路50は、フラッシュが必要でなければ(ステップS1004で「NO」)、ステップS1001に戻る。
ステップS1005では、システム制御回路50は、フラッシュフラグをセットし、フラッシュ48を充電する。
ステップS1006では、システム制御回路50は、画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、ホワイトバランス(AWB)が適正か否かを判断する。システム制御回路50は、ホワイトバランス(AWB)が適正であれば(ステップS1006で「YES」)、測定データ及び設定パラメータの少なくとも一方をシステム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶して、ステップS1008に進む。システム制御回路50は、ホワイトバランス(AWB)が適正でなければ(ステップS1006で「NO」)、ステップS1007に進む。
ステップS1007では、システム制御回路50は、画像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う。
ステップS1008では、システム制御回路50は、AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、測距(AF)が合焦か否かを判断する。システム制御回路50は、測距(AF)が合焦であれば(ステップS1008で「YES」)、測定データ及び設定パラメータの少なくとも一方をシステム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶する。そして、システム制御回路50は、ステップS137及びステップS186の測距・測光処理ルーチンを終了する。
ステップS1009では、システム制御回路50は、測距制御部42を用いてAF制御を行う。
図10は、図6のステップS151、図8のステップS187における撮影処理の詳細なフローチャートを示す図である。
ステップ1101では、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶される測光データに従い、露光制御部40によって、絞り機能を有するシャッター12を絞り値に応じて開放する。
ステップ1102では、システム制御回路50は、撮像素子10を露光する。
ステップ1103では、システム制御回路50は、フラッシュフラグによりフラッシュ48が必要か否かを判断する。システム制御回路50は、フラッシュ48が必要な場合には(ステップ1103で「YES」)、ステップS1104に進む。システム制御回路50は、フラッシュ48が必要でない場合には(ステップ1103で「NO」)、ステップS1105に進む。
ステップS1104では、システム制御回路50は、フラッシュを発光させる。
ステップS1105では、システム制御回路50は、測光データに従って撮像素子12の露光が終了したか否かを判断する。システム制御回路50は、露光が終了すれば(ステップS1106で「YES」)、ステップS1107へ進む。システム制御回路50は、露光が終了しなければ(ステップS1106で「NO」)、ステップS1105へ戻る。
ステップS1106では、システム制御回路50は、シャッター12を閉じる。
ステップS1107では、システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込む。或いは、システム制御回路50は、A/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30に撮影画像のデータを書き込む。
一連の処理が終了すると、ステップS151及びステップS187の撮影処理ルーチンを終了する。
図16は図15のステップS304で起動されるタスク2のフローチャートを示す図である。
ステップS501では、システム制御回路50は、撮像装置100の操作部から入力がある場合には(ステップS501で「YES」)、ステップS502へ進む。システム制御回路50は、撮像装置100の操作部から入力がない場合には(ステップS501で「NO」)、ステップS503へ進む。撮像装置100の操作部には、例えば、モードダイアル60、シャッタースイッチ62、シャッタースイッチ64、単写/連写スイッチ66、操作部70、メインスイッチ72が含まれる。
ステップS502では、システム制御回路50は、アイドルタイマをリセットする。アイドルタイマは、撮像装置100の操作部へ入力が行われなかった時間を計測するものであり、時間経過とともに変化し、撮像装置100の操作部から入力がある度にリセットされる。
ステップS503では、システム制御回路50は、その時点での撮像装置100の処理モード、すなわち、撮像装置100がその時点で行っている処理を判断する。上記処理モードは、撮影同時転送処理(図4、ステップS120)、PCダイレクト転送(図4、ステップS123)、リモートキャプチャー(図4、ステップS124)を含む。また、上記処理モードは、再生モード処理(図4、ステップS113)、動画モード処理(図4、ステップS112)、撮影モード処理(図4、ステップS111)をも含む。システム制御回路50は、処理モードが、情報処理装置300から撮像装置100を遠隔操作可能なモードである場合には(ステップS503で「遠隔操作可能」)、ステップS501へ戻る。本実施形態では、PCダイレクト転送及びリモートキャプチャー処理が、情報処理装置300から撮像装置100を遠隔操作可能な処理モードである。システム制御回路50は、処理モードが、情報処理装置300から撮像装置100を遠隔操作不能なモードである場合には(ステップS503で「遠隔操作不能」)、ステップS504に進む。
ステップS504では、システム制御回路50は、オートシャットダウン処理を行う。このオートシャットダウン処理の詳細は図17を用いて後述する。情報処理装置300から撮像装置100を遠隔操作不能な処理モードとしては、撮影同時転送処理、再生モード処理、動画モード処理、撮影モード処理が挙げられる。ステップS504のオートシャットダウン処理が終了すると、ステップS501へ戻る。
図17は図16のステップS504におけるオートシャットダウン処理の詳細なフローチャートを示す図である。
ステップS601では、システム制御回路50は、アイドルタイマの値が不揮発性メモリ56等に記憶されるシャットダウン時間より大きいか否かを判断する。アイドルタイマは撮像装置100の操作部へ入力が行われなかった時間を計測するものであり、時間経過とともに変化し、撮像装置100の操作部から入力がある度にリセットされる(図5のステップS502)。システム制御回路50は、アイドルタイマがシャットダウン時間以下である場合には(ステップS601で「NO」)、ステップS504のオートシャットダウン処理ルーチンを終了する。システム制御回路50は、アイドルタイマがシャットダウン時間よりも大きい場合には(ステップS601で「YES」)、ステップS602に進む。
ステップS602では、システム制御回路50は、メモリ30に確保したバッファー領域に未転送の画像データがあるか否かを判断する。システム制御回路50は、バッファーが空である場合には(ステップS602で「YES」)、ステップS604へ進む。システム制御回路50は、バッファーに未転送データがある場合には(ステップS602で「NO」)、ステップS603に進む。
ステップS603では、システム制御回路50は、バッファー内データを転送する。この場合、通信部110、コネクタ(アンテナ)112を介して情報処理装置300へ転送する場合の他、インターフェース90、コネクタ92を介して記録媒体200に対して転送し、未記録画像データの記録を行う場合がある。システム制御回路50は、バッファー内データを転送したら、ステップS602へ戻る。
ステップS604では、システム制御回路50は、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護部102のバリア等を閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録する。また、システム制御回路50は、電源制御部80により画像表示部28を含む撮像装置100各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行う。その後、システム制御回路50は、ステップS504のオートシャットダウン処理ルーチンを終了する。
<情報処理装置300の動作説明>
図11を参照して、第1の実施形態の情報処理装置300の動作を説明する。
図11は本実施形態の情報処理装置300のメインルーチンのフローチャートを示す図である。
ステップ2001では、システム制御回路350は、電池交換等の電源投入により、フラグや制御変数等を初期化すると共に、情報処理装置300各部の初期化処理を行う。
ステップS2002では、システム制御回路350は、操作部362に含まれる電源スイッチが電源OFFに設定されているか電源ONに設定されているかを判断する。システム制御回路350は、電源スイッチが電源OFFに設定されていれば(ステップS2002で「電源OFF」)、ステップS2003に進む。システム制御回路350は、操作部362に含まれる電源スイッチが電源ONに設定されていれば(ステップS2002で「電源ON」)、ステップS2004に進む。
ステップS2003では、システム制御回路350は、各表示部の表示を終了状態に変更する。そして、システム制御回路350は、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ354に記録する。システム制御回路350は、電源制御部380により画像表示部324を含む情報処理装置300各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、ステップS2002に戻る。
ステップS2004では、システム制御回路350は、電源制御部380により電池等により構成される電源386の残容量や動作情況が情報処理装置300の動作に問題があるか否かを判断する。システム制御回路350は、電源386の残容量が情報処理装置300の動作を継続するのに問題が無い場合には(ステップS2004で「YES」)、ステップS2006に進む。システム制御回路350は、電源386の残容量が情報処理装置300の動作を継続するには問題がある場合には(ステップS2004で「NO」)、ステップS2005に進む。
ステップS2005では、表示部360及び画像表示部324の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS2003に進む。
ステップS2006では、システム制御回路350は、表示部360及び画像表示部324の少なくとも一方を用いて画像や音声により電池残容量やメモリ320の状態を含む情報処理装置300の各種設定状態の表示を行った後、ステップS2007に進む。
ステップS2007では、システム制御回路350は、操作部362に含まれる接続先の登録(ペアリング)ボタンが押されているか否かを判断する。システム制御回路350は、接続先の登録(ペアリング)ボタンが押されていれば(ステップS2007で「YES」)、ステップ2008に進む。システム制御回路350は、接続先の登録(ペアリング)ボタンが押されていなければ(ステップS2007で「NO」)、ステップS601に進む。
ステップS2008では、システム制御回路350は、通信部330、アンテナ332、アンテナ112、通信部110を介して、撮像装置100との間で接続先の登録処理を実行する。
ステップS2008の接続先の登録処理では、システム制御回路350は、情報処理装置300が撮像装置100等の無線機能を備える機器と無線接続するために必要な接続相手の無線パラメータを事前に取得する。そして、システム制御回路350は、画像処置装置300内部のシステム制御回路350の内部メモリ及びメモリ352並びに不揮発性メモリ354の少なくとも1つにこの無線パラメータを記憶する。無線パラメータの取得に際しては、記録媒体200を介して情報のやりとりをすることができる。また、不図示のUSB等の有線インターフェースにより、情報処理装置300と撮像装置100とをケーブルを用いて接続し、無線パラメータの取得のやりとりを行うこともできる。
記憶した無線パラメータは、情報処理装置300が撮像装置100等の無線機能を備える機器と無線接続を行う場合に使用する。ステップS2008の接続先の登録処理が終了すると、ステップS2002に戻る。
ステップS601では、システム制御回路350は、通信部330、コネクタ332を通じて撮像装置100が情報処理装置300とUSB接続されているか否かを判断する。システム制御回路350は、情報処理装置300が撮像装置100とUSB接続されている場合には(ステップS601で「YES」)、ステップS602に進む。情報処理装置300が撮像装置100とUSB接続されていない場合には(ステップS601で「NO」)、ステップS2009に進む。
ステップS602では、システム制御回路350は、通信部110、コネクタ112、コネクタ332、通信部330を介して、撮像装置100の動作モードを受信する。
ステップS603では、システム制御回路350は、受信した撮像装置100の動作モードが静止画(REC)モードであれば(ステップS603で「REC」)、ステップS2009へ進む。システム制御回路350は、受信した撮像装置100の動作モードが再生(PB)モードであれば(ステップS603で「PB」)、ステップS604に進む。
ステップS604では、システム制御回路350は、表示部360により撮像装置100を操作するための表示(カメラウィンドウ)を行い、操作部362により撮像装置100を制御する制御モードの選択を受け付ける。
ステップS605では、システム制御回路350は、操作部362により入力された制御モードが「PCダイレクト転送モード(DT)」であったならば(ステップS605で「DT」)、ステップS606に進む。システム制御回路350は、操作部362により入力された制御モードが「リモートキャプチャーモード(RC)」であれば(ステップS605で「RC」)、ステップS607に進む。
ステップS606では、システム制御回路350は、PCダイレクト受信処理を実行する。ステップS606のPCダイレクト受信処理の詳細は、図13を用いて後述する。ステップS606のPCダイレクト受信処理が終了すると、ステップS2002へ戻る。
ステップS607では、リモートキャプチャー制御処理を実行する。ステップS607のリモートキャプチャー制御処理の詳細は、図14を用いて後述する。ステップS607のリモートキャプチャー制御処理が終了すると、ステップS2002へ戻る。
ステップS2009では、システム制御回路350は、無線接続を開始するために、操作部362に含まれる通信開始ボタンが押されているか否かを判断する。システム制御回路350は、通信開始ボタンが押されていれば(ステップS2009で「YES」)、ステップS2010に進む。システム制御回路350は、通信開始ボタンが押されていなければ(ステップS2009で「NO」)、ステップS2002に戻る。
ステップS2010では、システム制御回路350は、通信部330、アンテナ332、アンテナ112、通信部110を介して、撮像装置100との間の通信状態を確立するための接続確立処理を行う。
ステップS2011では、システム制御回路350は、情報処理装置300と撮像装置100との間で通信が確立すれば(ステップS2011で「YES」)、ステップS2013に進む。システム制御回路350は、情報処理装置300と撮像装置100との間で通信が確立しなければ(ステップS2011で「NO」)、ステップS2012に進む。
ステップS2012では、システム制御回路350は、表示部360及び画像表示部324の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS2020に進む。
ステップS2013では、システム制御回路350は、通信部110、アンテナ112、アンテナ332、通信部330を介して、撮像装置100の動作モードを受信する。
ステップS2014では、システム制御回路350は、受信した撮像装置100の動作モードが静止画撮影(REC)モードであるか再生(PB)モードであるかを判断する。システム制御回路350は、動作モードが静止画撮影(REC)モードであれば(ステップS2014で「REC」)、ステップS2015に進む。システム制御回路350は、動作モードが再生(PB)モードであれば(ステップS2014で「PB」)、ステップS2016に進む。
ステップS2015では、システム制御回路350は、撮影同時受信処理を実行する。ステップS2015の撮影同時受信処理の詳細は、図12用いて後述する。ステップS2015の撮影同時受信処理が終了すると、ステップS2020に進む。
ステップS2016では、システム制御回路350は、表示部360により撮像装置100を操作するための表示(カメラウィンドウ)を行い、操作部362により撮像装置100を制御する制御モードの選択を受け付ける。
ステップS2017では、システム制御回路350は、操作部362により入力された制御モードが「PCダイレクト転送モード(DT)」であるか「リモートキャプチャーモード(RC)」であるかを判断する。システム制御回路350は、PCダイレクト転送モードであれば(ステップS2017で「DT」)、ステップS2018に進む。システム制御回路350は、リモートキャプチャーモード(ステップS2017で「RC」)であれば、ステップS2019に進む。
ステップS2018では、PCダイレクト受信処理を実行する。ステップS2018のPCダイレクト受信処理の詳細は、図13を用いて後述する。ステップS2018のPCダイレクト受信処理が終了すると、ステップS2020に進む。
ステップ2019では、システム制御回路350は、リモートキャプチャー制御処理を実行する。ステップS2019のリモートキャプチャー制御処理の詳細は、図14を用いて後述する。ステップS2019のリモートキャプチャー制御処理が終了すると、ステップS2020に進む。
ステップS2020では、システム制御回路350は、無線接続を切断するために、操作部362に含まれる通信終了ボタンが押されているか否かを判断する。システム制御回路350は、通信終了ボタンが押されていれば(ステップS2020で「YES」)、ステップS2021に進む。システム制御回路350は、通信終了ボタンが押されていなければ(ステップS2020で「NO」)、ステップS2002に戻る。
ステップS2021では、通信部330、アンテナ332、アンテナ112、通信部110を介して、撮像装置100との間の無線を切断する処理を行い、ステップS2002に戻る。
図12は、図11のステップS2015における撮影同時受信処理の詳細なフローチャートを示す図である。
ステップS2031では、システム制御回路350は、通信部330、アンテナ332、アンテナ112、通信部110を介して、撮像装置100との間の通信状態を確認する。システム制御回路350は、撮像装置100との無線接続がされていれば(ステップS2031で「YES」)、ステップS2033に進む。システム制御回路350は、システム制御回路350は、撮像装置100との無線接続がされていなければ(ステップS2031で「NO」)、ステップS2032に進む。
ステップS2032では、システム制御回路350は、表示部360及び画像表示部324の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS2015の撮影同時受信処理ルーチンを終了する。
ステップS2033では、システム制御回路350は、通信部110、アンテナ112、アンテナ332、通信部330を介して、撮像装置100から画像処置装置300に画像が送信されるか否かを判断する。システム制御回路350は、受信する画像があれば(ステップS2033で「YES」)、ステップS2034に進む。システム制御回路350は、受信する画像が無ければ(ステップS2033で「NO」)、ステップS2015の撮影同時受信処理ルーチンを終了する。
ステップS2034では、システム制御回路350は、通信部110、アンテナ112、アンテナ332、通信部330を介して、撮像装置100から画像を受信してメモリ320に保存する。
ステップS2035では、システム制御回路350は、撮像装置100からの画像受信が終了したか否かを判断する。システム制御回路350は、撮像装置100からの画像受信が終了すれば(ステップS2035で「YES」)、ステップS2036に進む。システム制御回路350は、撮像装置100からの画像受信が終了しなければ(ステップS2035で「NO」)、ステップS2034の画像受信を行う。
ステップS2036では、システム制御回路350は、メモリ320に記憶した撮像装置100から受信した画像を、インターフェース390、コネクタ392を介して、記録媒体200に記録する。システム制御回路350は、記録が終了すると、ステップS2015の撮影同時受信処理ルーチンを終了する。
図13は、図11のステップS2018及びステップS606におけるPCダイレクト受信処理の詳細なフローチャートを示す図である。
ステップS2071では、システム制御回路350は、通信部330、コネクタ(アンテナ)332、コネクタ(アンテナ)112、通信部110を介して、撮像装置100との間の通信状態を確認する。システム制御回路350は、撮像装置100と接続されていれば(ステップS2071で「YES」)、ステップS2073に進む。システム制御回路350は、撮像装置100と接続されていなければ(ステップS2071で「NO」)、ステップS2072に進む。
ステップS2072では、システム制御回路350は、表示部360及び画像表示部324の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS2018のPCダイレクト受信処理ルーチンを終了する。
ステップS2073では、システム制御回路350は、通信部110、コネクタ(アンテナ)112、コネクタ(アンテナ)332、通信部330を介して、撮像装置100から画像処置装置300に画像データ等のファイルが送信されるか否かを判断する。システム制御回路350は、受信する画像データ等のファイルがあれば(ステップS2073で「YES」)、ステップS2074に進む。システム制御回路350は、受信する画像データ等のファイルが無ければ(ステップS2073で「NO」)、ステップS2018のPCダイレクト受信処理ルーチンを終了する。
ステップS2074では、システム制御回路350は、通信部110、アンテナコネクタ(アンテナ)、コネクタ(アンテナ)332、通信部330を介して、撮像装置100から画像データ等のファイルを受信してメモリ320に保存する。
ステップS2075では、システム制御回路350は、撮像装置100からの画像データ等のファイルの受信が終了したか否かを判断する。
ステップS2076では、システム制御回路350は、メモリ320に記憶した撮像装置100から受信した画像データ等のファイルを、インターフェース390、コネクタ392を介して、記録媒体200に記録する。システム制御回路350は、記録が終了すると、ステップS2018のPCダイレクト受信処理ルーチンを終了する。
図14は、図11のステップS2019及びステップS607におけるリモートキャプチャー制御処理の詳細なフローチャートを示す図である。
ステップS2081では、システム制御回路350は、通信部330、コネクタ(アンテナ)332、コネクタ(アンテナ)112、通信部110を介して、撮像装置100との間の通信状態を確認する。システム制御回路350は、撮像装置100と接続されていれば(ステップS2081で「YES」)、ステップS2083に進む。システム制御回路350は、撮像装置100と接続されていなければ(ステップS2081で「NO」)、ステップS2082に進む。
ステップS2082では、システム制御回路350は、表示部360及び画像表示部324の少なくとも一方を用いて画像や音声により所定の警告表示を行い、ステップS2019のリモートキャプチャー制御処理ルーチンを終了する。
ステップS2083では、システム制御回路350は、表示部360により撮像装置100を操作するための表示(カメラウィンドウ)を行い、操作部362により撮像装置100でリモートキャプチャー撮影を実行する指示が入力されたか否かを判断する。システム制御回路350は、リモートキャプチャー撮影を行う指示が入力されれば(ステップS2083で「YES」)、ステップS2084に進む。システム制御回路350は、リモートキャプチャー撮影を行う指示が入力されなけれ(ステップS2083で「NO」)、ステップS2090に進む。
ステップS2084では、システム制御回路350は、通信部330、コネクタ(アンテナ)332、コネクタ(アンテナ)112、通信部110を介して、撮像装置100に撮影コマンドを送信し、ステップS2085に進む。
ステップS2085では、システム制御回路350は、通信部110、コネクタ(アンテナ)112、コネクタ(アンテナ)332、通信部330を介して、撮像装置100から画像処置装置300に画像が送信されるか否かを判断する。システム制御回路350は、受信する画像があれば(ステップS2085で「YES」)、ステップS2086に進む。システム制御回路350は、受信する画像が無ければ(ステップS2085で「NO」)、ステップS2090に進む。
ステップS2086では、システム制御回路350は、通信部110、コネクタ(アンテナ)112、コネクタ(アンテナ)332、通信部330を介して、撮像装置100から画像を受信してメモリ320に保存する。
ステップS2087では、システム制御回路350は、撮像装置100からの画像受信が終了したか否かを判断する。システム制御回路350は、画像受信が終了すれば(ステップS2087で「YES」)、ステップS2088に進む。システム制御回路350は、画像受信が終了しなければ(ステップS2087で「NO」)、ステップS2086の画像受信を行う。
ステップS2088では、システム制御回路350は、受信した画像を表示部360及び画像表示部324の少なくとも一方に表示する。
ステップS2089では、システム制御回路350は、メモリ320に記憶した撮像装置100から受信した画像を、インターフェース390及びコネクタ392を介して、記録媒体200に記録する。システム制御回路350は、記録が終了すると、ステップS2090に進む。
ステップS2090では、システム制御回路350は、操作部362によりリモートキャプチャー処理を終了する指示が入力されたならば(ステップS2090で「YES」)、ステップS2019のリモートキャプチャー制御処理ルーチンを終了する。システム制御回路350は、操作部362によりリモートキャプチャー処理を終了する指示が入力されていなければ(ステップS2090で「NO」)、ステップS2081に戻る。
以上のように、第1の実施形態によれば、撮像装置100の処理モードに従って撮像装置100側でオートシャットダウンを行うか否かを判断し(ステップS503)、オートシャットダウンを適切に制御できる。そのため、情報処理装置300にはオートシャットダウンに関する処理を新たに追加する必要がなく、処理の簡素化、実装の負荷軽減に有効である。
また、撮像装置100と情報処理装置300が無線接続されている場合でも、情報処理装置300から撮像装置100が遠隔操作されることのない処理モード(例えば、撮影同時転送処理)ではオートシャットダウンを行う。これにより、電池の浪費をより防ぐことができる。
また、通常撮影時(撮影モード処理(ステップS111))、ステップS120の撮影同時転送時ともにオートシャットダウンを行うことになり、通常撮影時と撮影同時転送時の操作感が統一される。撮影同時転送時の画像転送もバックグラウンドで行うため、ユーザは通常撮影と撮影同時転送を、それらの差異を意識することなく利用できる。
次に、撮像装置100において、情報処理装置300との間で無線接続状態であり(ステップS131)、記録媒体200が使用できない状態であり(ステップS134)、OVF撮影状態であったならば(ステップS135)、撮影を禁止して警告を行う。その結果、撮影画像が記録媒体200に記録されず、情報処理装置300への転送完了前に無線切断が行われうるにも関わらず、撮像装置100の使用者が撮影画像を確実に保存できると勘違いして誤ってシャッタースイッチ64を押すことを防止できる。
また、画像表示部28がOFF状態であっても、画像表示部28をON状態にして、画像表示部28に警告を表示することにより、撮影した画像が確実に保存できると勘違いしてシャッタースイッチ64を誤って押してしまうことを防止することができる。
また、情報処理装置300との間で無線接続状態であり(ステップS131)、記録媒体200が使用できない状態であり(ステップS134)、EVF撮影状態であれば(ステップS135)、空撮り撮影を行う(ステップS151)。そして、レビュー表示を行って(ステップS154)、警告を行う(ステップS156)。これにより。撮影画像が記録媒体200に記録されず、情報処理装置300への転送完了前に無線切断が行われうるにも関わらず、撮像装置100の使用者が撮影画像を確実に保存できると勘違いすることを防止することができる。
そして、情報処理装置300との間で無線接続状態であり(ステップS181)、リモートキャプチャー撮影動作状態であり(ステップS184)、記録媒体200が使用できない状態である場合に(ステップS191)、以下の仕組みとする。すなわち、情報処理装置300へのリモートキャプチャー静止画の画像1枚の画像転送が完了しなければ(ステップS194)、新たなリモートキャプチャー静止画の画像撮影を開始できない仕組みとする。これにより、リモートキャプチャー撮影時は無線接続での撮影であっても撮影禁止にしないと共に警告も行わないようにすることが可能となり、リモートキャプチャー時の操作性が煩雑になることを防止して使い易くすることができる。
[第2の実施形態]
撮像装置100を遠隔操作可能な外部情報処理装置300としては、パソコンの他、遠隔操作用の操作部を備えたストレージ、遠隔操作用の操作部を備えたプリンタなどが考えられる。シャットダウンタイムは固定値でもよいし、ユーザが設定できるようにしてもよい。
なお、シャットダウンタイム設定メニューに関して、処理モードが撮像装置100を遠隔操作可能なモードすなわちオートシャットダウンを行わないモードである場合には、該当するメニュー項目をグレーアウト表示してもよい。
オートシャットダウンを行うか否かの判断を行う際に、処理モードを調べるほかに、ユーザが設定可能なオートシャットダウンフラグを設け、それを利用してもよい。例えば、まず処理モードを判断し、撮像装置100を遠隔操作不能な処理モードであった場合には(ステップS504)、更にオートシャットダウンフラグを調べる。そして、フラグが設定されていた場合のみオートシャットダウン処理(ステップS504)を実行するようにしてもよい。なお、オートシャットダウンフラグ設定メニューに関して、処理モードが撮像装置100を遠隔操作可能なモードすなわちオートシャットダウンを行わないモードである場合には、該当するメニュー項目をグレーアウト表示してもよい。
第1の実施形態では、接続が切断された場合には、処理モードが変化することによって(例えば再生モード処理(ステップS113)、動画モード処理(ステップS112)、撮影モード処理(ステップS111)に変化)オートシャットダウンが有効になる。しかしながら、処理モードを判別するステップの後に(ステップS503)、接続が確立されているか否かを判断するステップを設け、上記判別した処理モード及び接続の判断結果に基づいて、撮像装置100の電源を自動的に切断してもよい。これらのステップを設けることによって、情報処理装置300から撮像装置100が遠隔操作される可能性のある処理モードであっても、接続が切断されている場合にはオートシャットダウンが有効となる。例えばリモートキャプチャーモード中に接続が切断された時点で、処理モードがリモートキャプチャーモードのまま変化しない場合でも、撮像装置100が遠隔操作される可能性のないことを判別可能となるため、電力の浪費を更に抑制できる。
記録媒体200としては、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−RW等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成してもよい。
また、記録媒体200は、メモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であってもよいし、さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成であってもよい。
上記の実施の形態においては、記録媒体200は、撮像装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、少なくともいずれかの記録媒体が撮像装置100に固定されていてもよい。
また、撮像装置100に記録媒体200が、単数又は複数の任意の個数接続可能な構成であってもよい。
上記の実施の形態に置いては、撮像装置100に記録媒体200が装着する構成として説明したが、記録媒体は単数又は複数の何れの組み合わせの構成であってもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、まずコンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
なお、本発明は、以上の各実施形態、または、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるようにしてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲、または、実施の形態の構成の全部若しくは一部が、1つの装置を形成するものであっても、他の装置と結合するようなものであっても、装置を構成する要素となるようなものであってもよい。