JP2002354335A - カメラの制御方法及びカメラ - Google Patents

カメラの制御方法及びカメラ

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JP2002354335A JP2001157582A JP2001157582A JP2002354335A JP 2002354335 A JP2002354335 A JP 2002354335A JP 2001157582 A JP2001157582 A JP 2001157582A JP 2001157582 A JP2001157582 A JP 2001157582A JP 2002354335 A JP2002354335 A JP 2002354335A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーに余計な操作を要求することなく、ま
た、カメラの設定状態によらず、ユーザーの意図を反映
させて確実に音声トリガー撮影を実施できるカメラの制
御方法及びカメラを提供する。 【解決手段】本発明によるデジタルカメラは、マイク1
9から入力する音声信号の状態に応じて撮影を実行する
パーティーモードを有する。パーティーモードは、使用
環境やユーザーの意図を反映しやすいように、4種類の
レリーズ判定条件が用意される。ユーザーが所望のパー
ティーモード1〜4を選択し、レリーズボタン24を押
下すると音声待ち受け状態に遷移する。このとき、セル
フタイマーランプ20を点灯して当該状態を報知すると
ともに、オートパワーオフ機能とプレビュー機能を作動
させないように、両機能を一時強制的にOFF状態とす
る。また、パーティーモード解除に同期して前記両機能
の設定を元の状態に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特
に、音声の入力に応動して撮影動作を実行する機能(音
声トリガー撮影機能)を有するカメラの制御技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラの分野では、カメラが一
定時間無操作状態である場合に、カメラ電源を自動的に
オフするオートパワーオフ機能や、撮影した画像を記録
メディアに書き込む前に液晶モニタ等に表示して目視確
認するプレビュー機能が知られている。また、特許28
73109号は、音声入力によりレリーズ動作を行うオ
ートレリーズ機能について開示がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オート
パワーオフ機能やプレビュー機能は、カメラ利用者が直
接カメラを操作することを前提にした機能であるため、
上記のオートレリーズ機能と併用すると、ユーザーの意
図に反した動きをする場合がある。例えば、オートレリ
ーズ機能によって音声入力待機状態を継続している状態
をカメラが「無操作状態」と判断して自動的にパワーオ
フしてしまうことが起こり得る。プレビュー機能につい
ても、カメラを離れた場所に置いてオートレリーズ機能
による自動撮影を行う場合などには、レリーズ動作を実
行する度にプレビュー画像を確認してから記録の可否を
入力するという操作が必要になるなど、オートレリーズ
機能が中断して、せっかくのシャッターチャンスを逃し
てしまうことがある。
【0004】また、特許2873109号に示されたオ
ートレリーズ機能は、周囲の状況(音圧環境)に応じて
レリーズ判定の判断基準レベルが自動設定されるため、
周囲環境のみでカメラの動作が規定され、ユーザーの意
図を反映し難いという欠点がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ユーザーに余計な操作を要求することなく、ま
た、カメラの設定状態によらず、ユーザーの意図を反映
させて確実に音声トリガー撮影を実施可能なカメラの制
御方法及びカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、無操作状態が一定時間継続
すると自動的にパワーオフ動作を行うオートパワーオフ
機能と、音声の入力に応動して撮影を実行する音声トリ
ガー撮影機能と、を有するカメラにおいて、前記音声ト
リガー撮影機能による音声入力待ち受け状態では、前記
オートパワーオフ機能をOFF状態に制御することを特
徴としている。
【0007】本発明によれば、通常、オートパワーオフ
機能が有効に動作する設定(ON設定)の下では、カメ
ラの無操作状態が一定時間継続すると自動的に電源がオ
フされる。しかし、音声トリガー撮影モードの音声入力
待ち受け状態のときは、オートパワーオフ機能を強制的
に無効化(OFF状態に設定)する制御を行うため、音
声入力待ち受け中にカメラ電源がオフされることはな
い。この発明は、電子スチルカメラや銀塩カメラなど各
種のカメラに適用できる。
【0008】請求項2に示した態様によれば、前記音声
トリガー撮影機能による撮影モードが選択された場合
に、前記オートパワーオフ機能の作動時間や同機能のO
FF設定などオートパワーオフ機能の動作に関する設定
内容を記憶し、前記音声入力待ち受け状態において前記
オートパワーオフ機能を一時強制的にOFF状態に制御
する一方、前記音声トリガー撮影機能による撮影モード
の解除に同期して前記オートパワーオフ機能の動作設定
を元の設定状態に戻すことを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明は、撮影直後当該撮
影画像を記録媒体に記録する前に前記撮影画像を画像表
示手段に表示して記録の可否を選択可能なプレビュー機
能と、音声の入力に応動して撮影を実行する音声トリガ
ー撮影機能と、を有するカメラにおいて、前記音声トリ
ガー撮影機能による撮影モード状態では、前記プレビュ
ー機能をOFF状態に制御することを特徴としている。
【0010】本発明によれば、通常、プレビュー機能が
有効に動作する設定(ON設定)の下で撮影動作を行う
と、撮影直後当該撮影画像を記録媒体に記録(保存)す
る前に撮影画像が画像表示手段に表示され、記録の可否
の指示入力待ちとなる。このプレビュー画像表示中に、
撮影者が指示入力手段から記録不要を示す指示を入力す
ると撮影画像の記録処理がキャンセルされる。その一
方、プレビュー画像表示中に、撮影者が指示入力手段か
ら記録実行を示す指示を入力すると撮影画像を記録媒体
に記録する処理が実施される。
【0011】しかし、音声トリガー撮影モードのとき
は、プレビュー機能を強制的に無効化(OFF状態に設
定)する制御を行うため、音声トリガー撮影を行った場
合には、記録の可否についての指示入力を待たずに、撮
影画像の記録処理が実施される。これにより、音声トリ
ガー撮影が実施される度に撮影画像を確認して記録の可
否を指示するといった作業が不要となり、中断なく音声
トリガー撮影を継続することができる。
【0012】請求項4に記載の態様によれば、前記音声
トリガー撮影機能による撮影モードが選択された場合
に、前記プレビュー機能のON/OFF設定などプレビ
ュー機能の動作に関する設定内容を記憶し、当該撮影モ
ード状態において前記プレビュー機能を一時強制的にO
FF状態に制御する一方、前記音声トリガー撮影機能に
よる撮影モードの解除に同期して前記プレビュー機能の
動作設定を元の設定状態に戻すことを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の態様によれば、前記カメ
ラは、撮影レンズを介して入射する光学像を電気信号に
変換する撮像手段と、前記撮像手段で撮像した画像を記
録媒体に記録する記録手段と、を備えたデジタルカメラ
であって、当該カメラに用いられる前記記録媒体の状態
を検出し、記録媒体未装着、記録媒体の装着不良、記録
媒体の残容量不足、又は記録媒体のフォーマットエラー
などの理由により撮影画像を記録媒体に記録することが
不可能な状態であると判定した場合には、前記音声トリ
ガー撮影機能による撮影モードに設定できないように制
限することを特徴としている。
【0014】また、請求項6に示したように、前記音声
トリガー撮影機能による音声入力待ち受け状態のとき
に、同状態である旨を報知する態様も好ましい。報知手
段としては、セルフタイマーランプを兼用するなど、カ
メラの正面側から確認できる手段が好ましい。
【0015】請求項7に記載の態様によれば、前記音声
トリガー撮影機能において、入力される音声から撮影実
行の可否を決定する音声トリガー検出条件を複数種類準
備し、これら複数の音声トリガー検出条件の中から、ユ
ーザーが所望の条件を選択可能に構成したことを特徴と
している。
【0016】音声トリガー検出条件は、音声信号レベル
の判定基準値や、前記判定基準値を超える期間などによ
って規定することができる。レリーズ判定の判断基準と
なる音声トリガー検出条件をユーザーが自由に選択でき
るように構成したことにより、ユーザーの意図をトリガ
ー条件に反映させることができる。
【0017】請求項8乃至14に記載の発明は、上記し
た各方法発明を具現化するカメラを提供するものであ
る。
【0018】請求項15に記載の発明は、音声の入力に
応動して撮影を実行する音声トリガー撮影機能を有する
カメラにおいて、該カメラは、入力される音声から撮影
実行の可否を決定する音声トリガー検出条件が複数種類
用意されており、これら複数の音声トリガー検出条件の
中から、ユーザーが所望の条件を選択する選択手段を備
えていることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラの制御方法及びカメラの好ましい実施の形態に
ついて説明する。図1は本発明の実施形態に係るデジタ
ルカメラの外観斜視図、図2はレンズバリアを開けた状
態の正面図、図3は背面図である。これらの図面に示し
たように、カメラ10の前面には、手動で開閉させるレ
ンズバリア11が設けられている。レンズバリア11を
閉じた状態では、ファインダー窓14、ストロボ発光部
16、ストロボ調光センサ18、マイク19及びセルフ
タイマーランプ20が露呈し、撮影レンズ12はレンズ
バリア11によって覆われるようになっている(図2参
照)。
【0020】図1に示したように、カメラ上面には、電
源スイッチ22、レリーズボタン24及びストロボ撮影
のモードを切り換えるためのストロボボタン26が配設
されている。グリップ部27となるカメラ側面と反対側
の側面には、スピーカ28、音声/映像出力端子(ライ
ンout 端子)30、音声出力端子を含むリモコン端子3
1、デジタル(USB)端子32及び電源入力端子33
が設けられている。
【0021】電源スイッチ22は、モード設定スイッチ
としての役割を兼ねており、図1上でツマミを右方向
(オーディオモード位置)に移動する時にはロックさ
れ、ツマミを左方向に移動する時にはロックされないス
ライドスイッチで構成される。ツマミを左方向に移動さ
せる毎に「カメラモード」とカメラ内電源をOFFにす
る「OFFモード」とが交互に設定される。カメラ10
はオートパワーオフ機能を有し、無操作状態が所定時間
(例えば2分間)継続した場合、電源を自動的にオフす
るようになっている。オートパワーオフの作動時間(例
えば、2分又は5分)、並びにオートパワーオフ機能の
ON(有効)/OFF(無効)設定については、セット
アップメニュー画面からユーザーが設定できるようにな
っている。オートパワーオフ機能によってパワーオフさ
れた状態から復帰させるには、電源スイッチ22を再操
作すればよい。
【0022】リモコン端子31にはヘッドホン(イヤホ
ン)35付きのリモコン36を接続することができる。
リモコン36は、再生/停止ボタン37、送り/戻しボ
タン38、音量調整ボタン39などのスイッチ部とLC
Dパネル40を有し、これらスイッチ部が操作される
と、操作に応じた指令信号がカメラ10に送られ、指示
に対応する処理が行われる。
【0023】レリーズボタン24は2段階式に構成さ
れ、レリーズボタン24を軽く押して止める「半押し
(S1 =ON)」の状態で自動ピント合わせ(AF)及
び自動露出制御(AE)が作動してAFとAEをロック
し、「半押し」から更に押し込む「全押し(S2=O
N)」の状態で撮影が実行される。レリーズボタン24
は、静止画の記録開始の指示を与える手段であるととも
に、動画の録画ボタン(録画スタート/ストップボタ
ン)及びボイスレコーダモード下での録音ボタン(録音
スタート/ストップボタン)として兼用される。
【0024】カメラ底面には、メモリカード(図1中不
図示、図4中符号72として記載)のスロットカバーを
兼ねた電池カバー42が設けられており、電池カバー4
2の奥には図示せぬカードスロット及び電池収納室が形
成されている。
【0025】図2に示したように、レンズバリア11を
図の左方向にスライドさせて、バリアを開状態にする
と、沈胴式の撮影レンズ12が露呈する。なお、レンズ
バリア11には、滑り止め(指掛かり)用の凸部11A
が形成されている。
【0026】図3に示したように、カメラ背面には、フ
ァインダー48、モードダイヤル50、十字ボタン5
2、メニュー/実行キー58、キャンセル/戻るキー6
0、表示キー62及び液晶モニタ64等が設けられてい
る。モードダイヤル50は、カメラの機能(モード)を
変更する手段であり、モードダイヤル50を回動操作す
ることにより、スチル撮影を行う撮影モード、撮影した
画像を再生する再生モード、音声付き動画撮影を行うム
ービーモード又は画像無しの音声記録を行うボイスレコ
ーダモードに設定できる。ムービーモードとボイスレコ
ーダモードの選択ポジションは共通しており、レンズバ
リア11の開閉状態に応じてムービーモード又はボイス
レコーダモードに自動設定される。
【0027】十字ボタン52は、左、右、上、下の4方
向の指示を入力可能な多機能操作部であり、左キー及び
右キーは、それぞれ再生モード時に1コマ逆送りボタ
ン、1コマ順送りボタンとして機能し、上キー及び下キ
ーは、再生ズーム機能や撮影時の電子ズーム機能におけ
る倍率調整用のズームキーとして用いられる。
【0028】また、十字ボタン52は、メニュー/実行
キー58の押下によって表示されるメニュー画面からメ
ニュー項目を選択したり、各メニューにおける各種設定
項目の選択を指示する操作ボタンとして機能する。メニ
ュー/実行キー58は、各モードの通常画面からメニュ
ー画面へ遷移させる時、或いは、選択内容の確定、処理
の実行(確認)指示の時などに使用される。キャンセル
/戻るキー60は、メニューから選んだ項目の取消(キ
ャンセル)や一つ前の操作状態に戻る時などに使用され
る。表示キー62は、液晶モニタ64をON/OFF操
作したり、再生方法や再生中のコマ番号等の表示/非表
示を切り換えるための操作手段である。
【0029】液晶モニタ64は、撮影時に画角確認用の
電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した
画像のプレビュー画やカメラ10に装填されたメモリカ
ード72から読み出した再生画像等を表示することがで
きる。また、十字ボタン52を使用したメニューの選択
や各メニューにおける各種設定項目の設定も液晶モニタ
64の表示画面を用いて行われる。更に、液晶モニタ6
4には、撮影可能コマ数(動画については撮影可能時
間)や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マク
ロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数
表示等の情報も表示される。
【0030】図4は、カメラ10の内部構成を示したブ
ロック図である。同図において、中央処理装置(CP
U)70は、本カメラシステムを統括制御する制御部で
ある。CPU70は、電源スイッチ22、モードダイヤ
ル50、レリーズボタン24、その他の操作部61及び
リモコン端子31に接続されるリモコン36(図4中不
図示)等からの指示信号の入力に基づいてカメラ10内
の各回路の動作を制御する。操作部61は、前述した十
字ボタン52、メニュー/実行キー58、キャンセル/
戻るキー60、表示キー62などの入力操作手段を含む
ブロックである。
【0031】ROM81にはCPU70が処理するプロ
グラム及び制御に必要な各種データ等が格納されてい
る。RAM83は画像処理領域の他、CPU70が各種
の演算処理等を行う作業用領域を有している。カメラ1
0の電源は、電池65又は電源入力端子33に接続され
る図示せぬACパワーアダプター等の外部電源を用いる
ことができる。電池65等から供給される電力は、DC
/DCコンバータを含む電源回路66によって所要の電
圧に変換され、各回路ブロックに電源が供給される。
【0032】カメラ10には、レンズバリア11の開閉
状態を検出する検出スイッチ(以下、「開閉センサ」と
いう。)13が設けられ、該開閉センサ13の検出信号
はCPU70に送られる。撮影レンズ12は、1枚又は
複数枚のレンズで構成され、単焦点レンズでもよいし、
ズームレンズ等の焦点距離可変のものでもよい。撮影レ
ンズ12を通過した光は、図示せぬ絞りによって光量が
調節された後、CCDイメージセンサ(以下、CCDと
いう。)74に入射する。CCD74の受光面には、多
数のフォトセンサが平面的に配列されており、撮影レン
ズ12を介してCCD74の受光面に結像された被写体
像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信
号電荷に変換される。なお、CCD74は、シャッター
ゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電
荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆ
る電子シャッター機能を有している。
【0033】このようにして蓄積された信号電荷は、そ
の信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。
CCD74から順次読み出された電圧信号は、相関二重
サンプリング回路(CDS回路)76に加えられ、ここ
で各画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールド
されるともに増幅され、A/D変換器78に加えられ
る。A/D変換器78は、CDS回路76から順次加え
られるR、G、B信号をデジタル信号に変換して画像信
号処理回路80に出力する。
【0034】画像信号処理回路80は、A/D変換器7
8から加えられる点順次のR、G、B信号を同時式に変
換する同時化処理、ホワイトバランス調整、ガンマ補
正、輝度/色差信号処理(YC処理)等の所定の画像処
理を行う。画像信号処理回路80で処理された画像デー
タはRAM83に格納される。撮影画像を表示出力する
場合、RAM83から画像データが読み出され、このデ
ータが内部バス71を介して画像再生処理回路86に転
送される。
【0035】画像再生処理回路86に送られたデータ
は、画像再生処理回路86及びビデオエンコード回路8
8を介して表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC
方式のカラー複合映像信号)に変換された後、液晶モニ
タ64に出力されるとともに、音声/映像出力端子30
に出力される。CCD74から出力される画像信号によ
ってRAM83内の画像データが定期的に書き換えら
れ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニ
タ64に供給されることにより、CCD74を介して入
力する画像がリアルタイムに液晶モニタ64に表示され
る。撮影者は、液晶モニタ64に映し出される画像(ス
ルー画)、或いはファインダー48によって撮影画角を
確認できる。
【0036】モードダイヤル50により撮影モードが設
定され、レリーズボタン24が押されると(S2=O
N)、撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられ
る。CPU70は、この指示信号の受入に呼応して、記
録用の画像データの取り込みを開始する。なお、CPU
70は、撮影動作に先立ち、レリーズボタン24の半押
し(S1 =ON)に応動して自動焦点調節(AF)制御
及び自動露出(AE)制御を行う。すなわち、CPU7
0はCCD74から得られる画像データに基づいて焦点
評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算結
果に基づいてレンズ駆動用モータ45のドライバ46を
制御し、撮影レンズ12を合焦位置に移動させる一方、
図示せぬアイリス駆動部を制御して絞りを適正絞り値に
設定するとともにCCD74の電荷蓄積時間を制御す
る。また、CPU70は、必要に応じてストロボ発光制
御を行う。
【0037】レリーズボタン24の全押し(S2 =O
N)に応動して取り込まれた画像データは、YC処理そ
の他の所定の信号処理を経てRAM83に格納される。
CPU70は圧縮伸長処理回路82にコマンドを送り、
これにより圧縮伸長処理回路82は、RAM83上に取
り込まれた画像データ(輝度信号Yとクロマ信号Cr、
Cb)を所定のフォーマット(例えば、JPEG方式) に従
って圧縮する。圧縮されたデータは、メディアコントロ
ール回路84を介してメモリカード72に記録される。
【0038】本例のカメラ10では、画像データを保存
する手段として、例えばスマートメディア(Solid-Stat
e Floppy Disk Card)が適用される。記録メディアの形
態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッ
シュ(登録商標)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気
ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁
気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる
方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることが
できる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインタ
ーフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを
問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。リ
ムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内蔵された
記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0039】カメラ10には撮影後(記録前)に撮影結
果を液晶モニタ64に表示して、その撮影画像を記録す
るか否かをユーザーが選択できるようにした機能(プレ
ビュー機能)が設けられている。ユーザーは、セットア
ップメニュー画面において、プレビュー機能の有効/無
効を指定することができる。プレビュー機能が「有効」
の場合、撮影直後に撮影画像が表示され、当該画像の記
録を容認する場合は、ユーザーはメニュー/実行キー5
8を押下して、「記録OK」の指示を入力する。この指
示入力に応動して撮影画像がメモリカード72に書き込
まれる。また、液晶モニタ64に表示された撮影画像の
記録を希望しない場合、ユーザーはキャンセル/戻るキ
ー60を押下して「記録取消」の指示を入力する。この
指示入力応動して撮影画像の記録処理が取り消される。
【0040】このカメラ10は、レリーズボタン24の
押下操作に応動して、撮影及び記録の動作を実行するマ
ニュアルレリーズモード(通常の撮影モード)と、レリ
ーズボタン24の押下操作後一定時間経過(例えば、1
0秒)後に、撮影動作を開始して記録動作を行うセルフ
タイマー撮影モードと、マイク19から入力する音声信
号の状態に応じて撮影→記録動作を実行する音声トリガ
ー撮影モード(以下、パーティーモードという。)と、
を有している。セルフタイマー撮影時やパーティーモー
ドの音声入力待ち受け中、CPU70はセルフタイマー
ランプ20のLEDを点灯させる制御を行う。
【0041】電源スイッチ22によってカメラモードが
設定され、モードダイヤル50によってムービー/ボイ
スレコーダモードが選択された場合、CPU70は、開
閉センサ13からの検出信号に基づいて、ムービーモー
ド又はボイスレコーダモードの何れか一方のモードに自
動設定する。すなわち、レンズバリア11が開状態であ
るときは、撮影を目的としていると判断できるためムー
ビーモードが選択される。他方、レンズバリア11が閉
状態であるときは、画像の取り込みはできないが音声の
記録は可能であるため、ボイスレコーダモードが選択さ
れる。
【0042】カメラ10がムービーモードに設定される
と、音声付きの動画記録が可能となる。レリーズボタン
24の押下(S2 =ON)によって録画動作がスタート
し、もう一度レリーズボタン24を押下(S1 =ON)
すると録画動作が停止する。レリーズボタン24を押下
継続している期間、録画動作を行い、押下解除により録
画を停止するようにしてもよい。動画データは、例え
ば、モーションJPEG形式によってメモリカード72
に記録される。
【0043】カメラ10がボイスレコーダモードに設定
されると音声記録が可能となる。レリーズボタン24の
全押し(S2 =ON)で録音を開始し、その後レリーズ
ボタン24の半押し(S1 =ON)で録音を停止する。
これにより、レリーズボタン24の操作音が記録されな
いようになっている。マイク19を介して入力された音
声情報は、音声処理回路90に入力される。音声処理回
路90は、入力した音声信号をデジタル信号に変換する
とともに、所定のファイル形式(例えば、WAVE形式) に
変換する。こうして得られた音声データは、メディアコ
ントロール回路84を介してメモリカード72に記録さ
れる。
【0044】電源スイッチ22によってカメラモードが
設定され、モードダイヤル50によって再生モードが選
択されると、メモリカード72に記録されている最終コ
マのファイルがメディアコントロール回路84を介して
読み出される。最終コマのファイルが静止画ファイルの
場合、この読み出された画像ファイルの圧縮データは、
圧縮伸長処理回路82を介して非圧縮のYC信号に伸長
される。
【0045】伸長されたYC信号は、画像再生処理回路
86及びビデオエンコード回路88を介して表示用の信
号に変換され、液晶モニタ64に出力されるとともに、
音声/映像出力端子30に出力される。これにより、液
晶モニタ64にはメモリカード72に記録されている最
終コマのコマ画像が表示され、また、音声/映像出力端
子30にテレビ受像機(不図示)が接続されている場合
には、テレビ受像機に最終コマのコマ画像が表示され
る。
【0046】その後、十字ボタン52の右キーが押され
ると、順方向にコマ送りされ、左キーが押されると、逆
方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位
置の画像ファイルがメモリカード72から読み出され、
上記と同様にしてコマ画像が液晶モニタ64に再生され
る。最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向
にコマ送りされると、メモリカード72に記録されてい
る第1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目の
コマ画像が液晶モニタ64やテレビ受像機その他の画像
表示装置に再生される。
【0047】再生対象ファイルが動画ファイルの場合に
は、動画の先頭コマが代表画像として表示され、動画再
生開始の指示を受け付ける画面になる。また、再生対象
ファイルが音声ファイル(ボイスレコーダモードで録音
した音声ファイル)の場合には、液晶モニタ64上に音
声ファイルであることを示す所定の図像(例えば、マイ
クがデザインされたビットマップ背景絵)が表示され、
音声再生開始の指示を受け付ける画面になる。音声再生
開始の指示を入力すると、メモリカード72から音声フ
ァイルが読み出され、音声処理回路90により音声信号
に変換された後、スピーカ28又はリモコン端子31に
接続されるヘッドホン35を介して音声として出力され
る。
【0048】カメラ10のオーディオ再生機能は、メモ
リカード72に記録されているMP3(MPEG-1 Audio L
ayer-III)フォーマットなどの音楽ファイルを再生する
機能である。音楽ファイルは、パソコンや音楽配信端末
等から直接、又はUSB端子32を介してメモリカード
72内にダウンロードされているものとする。
【0049】電源スイッチ22によってオーディオモー
ドが設定され、リモコン端子31にヘッドホン35付き
のリモコン36が接続されていると、カメラ内電源がO
Nとなり、オーディオ再生が可能となる。カメラ10が
オーディオモードに設定された状態でリモコン36の再
生/停止ボタン37が押されると、メディアコントロー
ル回路84を介してメモリカード72から音楽ファイル
が読み出される。
【0050】メモリカード72から読み出された音楽フ
ァイルの圧縮データは、圧縮伸長処理回路82を介して
非圧縮の音楽データに伸長される。この伸長された音楽
データは、音声処理回路90において音声信号に変換さ
れた後、スピーカ28又はリモコン端子31に接続され
るヘッドホン35を介して音声として出力される。な
お、音声処理回路90における処理内容(ボイスレコー
ダモードの録音/再生処理、音楽ファイルの再生処理な
ど)は、CPU70からの切換信号に従って切り換えら
れる。
【0051】また、カメラ10は、パソコン(PC)そ
の他の外部機器との間でデータの送受信を行うための手
段として、USBコントローラ85及びUSB端子32
を有している。図示せぬUSBケーブルを用いてカメラ
10とパソコン等を接続することにより、両者間でデー
タの受け渡しが可能になる。
【0052】カメラ10は、USB接続された場合に、
2種類の異なるデバイスクラスの機器として振る舞い得
る。すなわち、カメラ10内のメモリカード72を読み
書きするカードリーダとして機能するストレージモード
と、テレビ会議などに利用できるように撮影中の映像信
号をリアルタイムで送出するPCカメラとして機能する
PCカメラモードと、を有している。USB接続時のレ
ンズバリア11の状態に応じて、バリア閉状態ならばス
トレージモードに設定され、バリア開状態ならばPCカ
メラモードに設定されるように、USB動作モードが自
動的に切り換えられる。なお、セットアップメニュー画
面からUSB動作モードを指定する態様も可能である。
また、通信インターフェースはUSBに限定されず、IE
EE1394その他のインターフェースを適用してもよい。
【0053】次に、カメラ10の音声トリガー撮影機能
について説明する。既述の通り、このカメラ10は、マ
ニュアルレリーズモード(通常の撮影モード)と、セル
フタイマー撮影モードと、パーティーモードとを有して
いる。ユーザーはこれらモードの中から所望のモードを
選択することができる。モード選択方法としては、液晶
モニタ64に表示されるメニュー項目を見ながら、十字
ボタン52等を操作することにより選択を行う。
【0054】図5は、液晶モニタ64に表示される撮影
メニュー画面の一例である。同図に示した撮影メニュー
画面92では、画面下段に、左からストロボ、マクロ、
セルフタイマー、ボイスレコーダ、及びセットアップの
順に各項目のアイコン94が配列表示される。カメラ1
0の十字ボタン52を操作して対象項目のアイコン94
を選択すると、その項目に関するサブメニューのメニュ
ーバルーン(サブメニュー枠)95がポップアップ表示
され、メニューバルーン95内に当該項目における具体
的な設定内容の選択候補が提示される。ユーザーは、十
字ボタン52で設定内容を選択し、メニュー/実行キー
58の押下によりその設定内容を確定する。
【0055】例えば、セルフタイマーのアイコン94を
選択すると、サブメニューには、下欄から、セルフタイ
マーOFF/ON/パーティー1〜4の選択候補が提示
される。ただし、カメラ10に装着されるメモリカード
72の状態によっては、カード記録ができない状態があ
り得るので、図6に示す判定処理を行い、同判定処理に
よってパーティーモード不許可の判定を得た場合には、
図7に示すように、パーティー1〜4の選択候補を非表
示(又は、選択不能であることを示すグレーアウト表
示)にし、パーティーモードを選択できないように制限
する。
【0056】図6に示したパーティーモード遷移判定処
理がスタートすると(ステップS100)、まず、記録
メディアであるメモリカード72の状態を判別する(ス
テップS110)。メモリカード未装着状態、若しくは
メモリカードの装着向きが間違っている状態の場合は、
「NO CARD 」の状態として把握される。また、メモリカ
ード72の接触端子面が汚れて接触不良となっている状
態や、メモリーカード72が破壊されている状態、若し
くはメモリカード72のフォーマットが異常の場合は
「CARD ERROR」の状態として把握される。ステップS1
10において「NOCARD 」又は「CARD ERROR」の状態で
あると判定された場合には、パーティーモード不許可と
の決定を行う(ステップS120)。
【0057】ステップS110においてメモリカード7
2が正常であるとの判定を得た場合は、ステップS11
2に進み、メディアの残容量を判断する。メモリカード
72に空き容量がなく、これ以上記録できない状態は
「CARD FULL 」の状態として把握される。ステップS1
12において「CARD FULL 」と判定された場合は、パー
ティーモード不許可の決定を行う(ステップS12
0)。ステップS120でパーティーモード不許可の決
定を得た場合は、図7に示したように、パーティー1〜
4の選択候補が非表示となって選択操作が制限される。
【0058】他方、図6のステップS112においてメ
ディア残容量が十分にあるとの判定を得た場合は、パー
ティーモード許可の決定を行う(ステップS114)。
ステップS114においてパーティーモード許可の決定
を得た場合は、図5に示したように、パーティー1〜4
の選択候補が表示され、選択可能になる。図6のステッ
プS114又はステップS120によって、パーティー
モードの許否を決定したら、この判定処理のサブルーチ
ンを終了する(ステップS130)。
【0059】図8は、パーティーモードの各モード(パ
ーティ1〜4)についてのレリーズ許可条件を示す図表
である。パーティーモードは、使用環境やユーザーの意
図を反映しやすいように、複数種類(本例の場合、パー
ティー1〜4の4種類)用意されている。パーティーモ
ードによる音声入力の待ち受け中、カメラ10のCPU
70は、マイク入力された音声信号の検波出力信号を一
定のサンプル時間(数ミリ秒の固定値)間隔ごとに監視
しており、検波出力信号が一定の判定基準レベル(「判
定レベル」という。)を連続して超えた回数(期間)が
所定の回数(「レベル超え期間」という。)以上となっ
た場合に、撮影実行の指示(音声トリガー)として認識
し、撮影の実施と撮影画像の書き込み処理を行う。本例
の場合、図8に示したように、2種類の判定レベル(Lo
/Hi)と、2種類のレベル超え期間( SHORT/LONG)の
組合せによって4種類(パーティー1〜4)のレリーズ
許可条件を選択することができる。
【0060】ここで、音声信号によるレリーズ許可の判
断方法について説明する。図9は、マイク19からA/
D変換入力に至る音声入力部の構成を示すブロック図で
ある。マイク19から入力された音声は、マイクアンプ
回路152において増幅された後、検波信号入力経路
と、マイク音声信号入力経路との2系統に分岐される。
検波信号入力経路は、パーティーモードにおける音声ト
リガー信号の検出を行う入力経路であり、マイクアンプ
回路152の出力は検波回路154に入力される。その
一方、マイク音声信号入力経路は、検波回路を通さずに
音声信号を入力する経路であって、録音用の音声信号の
入力などに利用される。
【0061】マイクアンプ回路152から出力されるマ
イク入力信号は、例えば、図10(a)に示すような波
形を有している。図9の検波回路154は、入力される
音声信号のパルスについて振幅のピーク値を出力する検
波(ピークホールドによる包絡線形の検波)を行い、図
10(b)に示すような検波出力信号を生成する。
【0062】図9に示した検波回路154から出力され
た検波出力信号は、一定の周期でA/D変換され、例え
ば、0〜255の8ビットデータとして数値化される。
この検波データは、検出制御部へと送られ、レリーズ許
可の判定に利用される。なお、検出制御部は図4で説明
したCPU70が兼ねる。
【0063】図11は、検波出力信号のA/D変換値に
基づいてレリーズ許可の可否を判定する原理を示す図で
ある。既述の通り、検波出力信号は、一定のサンプル時
間間隔でA/D変換され、0〜255の8ビットデータ
として数値化される。このA/D変換値(信号レベル)
と、A/D変換値が所定の判定レベルを連続して超えた
回数(期間)の組合せによってレリーズ許可の可否を決
定する。
【0064】例えば、レリーズ許可の条件を規定する第
1の判定レベル(判定レベルLo)は、デジタル値で「1
28」に設定されているものとし、第2の判定レベル
(判定レベルHi)は、デジタル値で「170」に設定さ
れているものとする。また、判定レベルを超えた回数を
規定する第1のレベル超え期間(レベル超え期間「SHOR
T 」)は「4回」に設定され、第2のレベル超え期間
(レベル超え期間「LONG」)は「6回」に設定されてい
るものとする。もちろん、判定レベルの値や、レベル超
え期間の検出回数の設定は本例に限定されず、適宜設計
が可能である。
【0065】「パーティー1」の場合は、判定レベルL
o、レベル超え期間SHORT という組合せによってレリー
ズ許可条件が規定されているので(図8参照)、この場
合、検波データについて、所定のサンプル時間間隔で検
出される検波値が判定レベルLoを超える期間が4回以上
となったときにレリーズ許可条件が成立し、撮影が実行
される。同様に、「パーティー4」の場合は、判定レベ
ルHi、レベル超え期間LONGという組合せによってレリー
ズ許可条件が規定されているので(図8参照)、この場
合、検波データについて、所定のサンプル時間間隔で検
出される検波値が判定レベルHiを超える期間が6回以上
となったときにレリーズ許可条件が成立し、撮影が実行
される。
【0066】次に、上記の如く構成されたカメラ10の
動作について説明する。図5に示したセルフタイマー設
定メニュー画面において、「セルフタイマーOFF」を
選択すると、通常の撮影モード(レリーズボタン24の
押下に連動して撮影→記録を実施するマニュアルレリー
ズモード)に設定される。「セルフタイマーON」を選
択した場合はセルフタイマー撮影モードに設定される。
「パーティー1」〜「パーティー4」を選択した場合
は、それぞれ対応するパーティーモードに設定される。
【0067】その後、レリーズボタン24が押下される
と、図11に示すレリーズボタン処理が行われる。この
処理がスタートすると(ステップS200)、まず、撮
影モードの判断が行われる(ステップS210)。セル
フタイマー撮影モードに設定されている場合は、セルフ
タイマーのカウントをスタートさせ(ステップS21
2)、所定のカウント値(例えば10秒)に達したか否
かの判定を行う(ステップS214)。ステップS21
4において、所定カウント値に満たなければタイマーカ
ウントを継続し、所定カウント値に達したらステップS
220に進み、撮影処理を実施する。なお、タイマーカ
ウントがスタートすると、セルフタイマーランプ20が
5秒間点灯した後点滅に変わり、更に5秒間点滅後に撮
影が実行される。
【0068】ステップS220の撮影処理は、CCD露
光→画像信号処理→記録処理など一連の撮影動作を含む
処理である。撮影処理(ステップS220)を実施した
後は、レリーズボタン24からの入力待機状態に戻る
(ステップS230)。
【0069】ステップS210において、通常の撮影モ
ードに設定されている場合は、ステップS220の撮影
処理に進み、レリーズボタン24の押下に応動して直ち
に撮影が実行される。また、ステップS210において
パーティーモード(パーティー1〜4)に設定されてい
る場合は、ステップS240に進む。ステップS240
では、セットアップ画面で設定してある現在のオートパ
ワーオフ機能に関する設定内容をレジスタAに記憶する
処理を行うとともに、オートパワーオフ機能の設定を強
制的に「OFF」にセットする。次いで、ステップS2
42に進み、セットアップ画面で設定してある現在のプ
レビュー設定の内容をレジスタBに記憶する処理を行う
とともに、プレビューの設定を強制的に「OFF」にセ
ットする。こうして、パーティーモード動作中は、オー
トパワーオフ機能とプレビュー機能をOFF(無効)に
する。
【0070】その後、カメラ前面に設けられているセル
フタイマーランプ20のLEDを点灯し、音声信号の入
力待ち受け状態であることをユーザーに報知する(ステ
ップS244)とともに、音声検出カウンタをクリアす
る処理(TM_COUNT =0 にセットする処理)を実施して
(ステップS246)、音声待ち受け待機状態に遷移す
る(ステップS248)。
【0071】図13は、音声待ち受け処理のフローチャ
ートであり、図14は音声検出周期処理のフローチャー
トである。音声待ち受け待機状態に遷移すると、図13
に示した音声待ち受け処理がスタートするとともに、タ
イマーで監視している所定のサンプル時間間隔毎に、図
14に示した音声検出周期処理の割り込みルーチンを実
施する。
【0072】図13の音声待ち受け処理がスタートする
と(ステップS300)、まず、キャンセル/戻るキー
60が押されたか否かの判定を行う(ステップS31
0)。パーティーモードの場合、キャンセル/戻るキー
60が押下操作されるまで音声待ち受け状態が維持さ
れ、キャンセル/戻るキー60の押下によって音声待ち
受け状態が解除される。ステップS310において、キ
ャンセル/戻るキー60が押下されると(YES判定
時)、ステップS330に進み、パーティーモードの解
除処理が行われ、通常のレリーズボタンの押下待ち状態
に復帰する(ステップS332)。パーティーモード解
除処理(ステップS330)のサブルーチンについては
図16で後述する。
【0073】図13のステップS310において、キャ
ンセル/戻るキー60が押下されていなければ(NO判
定時)、ステップS312に進み、レリーズ許可の可否
について判別を行う。この判別は、図14に示す音声検
出周期処理においてレリーズ許可のフラグがセットされ
た否かに基づいて判断される。
【0074】図13で説明した音声待ち受け中、一定の
周期(所定のサンプル時間間隔)で図14の音声検出周
期処理がスタートする。この音声検出周期処理がスター
トすると(ステップS400)、まず、設定されている
パーティーモードの番号が判別される(ステップS41
0)。「パーティー1」に設定されている場合は、判定
レベルを記憶するレジスタTHに「TH=128」をセ
ットするとともに、レベル超え期間を示す音声検出回数
を記憶するレジスタTMに「TM=4」をセットする
(ステップS421)。
【0075】同様に、ステップS410において「パー
ティー2」に設定されている場合は、TH=128、T
M=6をセットし(ステップS422)、「パーティー
3」の場合はTH=170、TM=4をセットし(ステ
ップS423)、「パーティー4」の場合はTH=17
0、TM=6をセットする(ステップS424)。
【0076】こうしてステップS421乃至ステップS
424において、パーティーモード番号に合わせて判定
レベルの値(TH)とレベル超え期間の値(TM)を設
定した後、ステップS430に進む。ステップS430
では、マイク入力される音声信号の検波出力信号のA/
D変換値と判定レベル(TH)を比較する。ステップS
430において、A/D変換値がTH以上であるとの判
定を得た場合は、ステップS432に進み、音声検出カ
ウンタの値(TM_COUNT)をインクリメントする処理(TM
_COUNT ←TM_COUNT +1) が行われる。その一方、ス
テップS430においてA/D変換値がTH未満である
との判定を得た場合は、音声検出カウンタの値(TM_CO
UNT)を変更せずにステップS434に進む。
【0077】次いで、ステップS434では、音声検出
カウンタの値(TM_COUNT)とレベル超え期間の値(T
M)を比較する。比較の結果、音声検出カウンタの値
(TM_COUNT)がTM以上である場合は、レリーズ許可の
フラグをセットし(ステップS436)、本ルーチンを
終了する(ステップS438)。ステップS434にお
いて、音声検出カウンタの値(TM_COUNT)がTM未満の
場合は、レリーズ許可のフラグをセットすることなく、
本ルーチンを終了する(ステップS438)。
【0078】図14で説明したように、周期的に実施さ
れる音声検出周期処理ルーチンの中でレリーズを許可す
る/許可しないというフラグをセットしており、レリー
ズ許可のフラグがセットされていなければ、図13のス
テップS312においてNO判定となる。この場合、撮
影の処理に移行できず、ステップS310に戻る。
【0079】その一方、レリーズ許可のフラグがセット
されていたら、「レリーズ許可」の状態なので図13の
ステップS312においてYES判定となり、撮影の処
理に入るべくステップS314に進む。ステップS31
4では、撮影処理に入る前に音声入力監視タイマーを一
時的に停止して、音声入力の監視を中断する。その後、
ステップS316の撮影処理を工程に進み、CCD露光
動作と撮影画像をメモリカード72への書き込む処理を
実行する。
【0080】撮影処理(ステップS316)による、記
録完了後は、パーティーモードを継続するか否かの判定
処理を行う(ステップS318)。パーティーモード継
続判定処理のサブルーチンを図15に示す。
【0081】パーティーモード継続処理がスタートする
と(ステップS500)、図6で説明したパーティーモ
ード遷移判定ルーチンを実施する(ステップS51
0)。すなわち、メモリカード72の状態(記憶残量
等)を判断して、音声信号の待ち受け状態を継続できる
のか否かを決定する。
【0082】そして、ステップS510の判定に従い、
パーティーモード遷移許可の可否について判定を行う
(ステップS512)。ステップS512において「許
可」の判定を得た場合は、パーティーモードの継続が可
能であるとして、ステップS514に進み、セルフタイ
マーランプ20のLEDを点灯した後、「パーティーモ
ード許可」のフラグをセットする(ステップS51
6)。
【0083】その一方、ステップS512において「不
許可」の判定を得た場合は、パーティーモードの継続が
不可能であるとして、ステップS520に進み、セルフ
タイマーランプ20のLEDを消灯し、「パーティーモ
ード不許可」のフラグをセットする(ステップS52
2)。ステップS516又はステップS522の後は、
図13に示した音声待ち受け処理のフローチャートに復
帰して、ステップS320に進む。
【0084】図13のステップS320では、上記した
パーティーモード継続判定処理の判定結果に基づいて、
パーティーモードの継続が可能か否かを判定する。パー
ティーモードの継続が可能の場合(YES判定時)は、
ステップS322に進み、音声検出カウンタをクリアす
る処理を行った後、音声入力監視タイマーをスタートさ
せ(ステップS324)、ステップS310に戻る。こ
うして、再び音声入力待ちの状態となる。
【0085】ステップS320において、パーティーモ
ードの継続が不可能と判定した場合(NO判定時)は、
ステップS330に分岐して、パーティーモード解除処
理を実行した後、通常のレリーズボタンの押下待ち状態
に復帰する(ステップS332)。
【0086】図16は、パーティーモード解除処理ルー
チンのフローチャートである。同図に示した処理ルーチ
ンがスタートすると(ステップS600)、オートパワ
ーオフの設定内容をレジスタAに記憶している元の設定
に戻す処理が行われるとともに(ステップS610)、
プレビュー設定についてもレジスタBに記憶している元
の設定に戻す処理が行われる(ステップS612)。こ
うして、パーティーモード下で一時強制的にOFF状態
に制御していたオートパワーオフ機能やプレビュー機能
の設定が元の状態に戻される。
【0087】その後、セルフタイマーランプ20のLE
Dを消灯し、通常の動作状態(レリーズボタンの押下待
ち受け状態)に遷移する(ステップS616)。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、音
声トリガー撮影モードによる音声入力待ち受け状態のと
きは、オートパワーオフ機能を強制的にOFF状態に制
御するので、見かけ上無操作状態となる音声入力待ち受
け中に電源がオフされる事態を回避できる。
【0089】本発明の他の態様によれば、音声トリガー
撮影機能による撮影モード状態のときは、プレビュー機
能を強制的にOFF状態に制御するので、音声入力によ
る撮影動作が実施される度に撮影画像を確認して記録の
可否を指示するといった操作がが不要となる。
【0090】また、本発明は、音声トリガー撮影機能に
おいて、レリーズ判定の判断基準となる音声トリガー検
出条件を複数種類準備し、これら複数の音声トリガー検
出条件の中から、ユーザーが所望の条件を選択可能に構
成したので、ユーザーの意図をトリガー条件に反映させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカメラの外観
斜視図
【図2】図1に示したカメラのレンズバリア開状態を示
す正面図
【図3】図1に示したカメラの背面図
【図4】本例のデジタルカメラの内部構成を示すブロッ
ク図
【図5】撮影メニュー画面の一例を示す図
【図6】本例のカメラにおけるパーティーモード遷移判
定処理の制御手順を示すフローチャート
【図7】パーティーモードへの遷移が不許可となる場合
の撮影メニュー画面の例を示す図
【図8】各パーティーモードについてのレリーズ許可条
件を示した図表
【図9】本例のカメラにおける音声入力部の構成を示す
ブロック図
【図10】マイク入力信号とその検波出力信号の一例を
示す波形図
【図11】本例のカメラにおける音声トリガー検出方法
を示した説明図
【図12】レリーズボタン処理の制御手順を示すフロー
チャート
【図13】音声待ち受け状態の制御手順を示すフローチ
ャート
【図14】音声検出周期処理の制御手順を示すフローチ
ャート
【図15】パーティーモード継続処理の制御手順を示す
フローチャート
【図16】パーティーモード解除処理の制御手順を示す
フローチャート
【符号の説明】
10…カメラ、12…撮影レンズ、14…ファインダー
窓、19…マイク、20…セルフタイマーランプ、22
…電源スイッチ、24…レリーズボタン、28…スピー
カ、32…USB端子、50…モードダイヤル、52…
十字ボタン、58…メニュー/実行キー、64…液晶モ
ニタ、68…CCD、70…CPU、72…メモリカー
ド、80…画像信号処理回路、90…音声処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/00 H04N 5/225 B 5C053 15/04 5/907 B 5D015 H04N 5/225 101:00 5/91 J 5/907 G10L 3/00 513A 5/91 551G // H04N 101:00 Fターム(参考) 2H020 FB05 2H054 AA01 2H081 CC04 DD00 5C022 AA13 AB15 AC11 AC42 AC52 AC71 AC72 5C052 GA02 GA08 GA09 GB06 GB07 GB09 GC06 GE08 5C053 FA08 FA10 FA30 GA11 GB36 HA22 HA29 HA33 JA03 JA05 JA23 KA03 KA24 LA11 LA14 LA20 5D015 DD04 JJ00 KK01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無操作状態が一定時間継続すると自動的
    にパワーオフ動作を行うオートパワーオフ機能と、音声
    の入力に応動して撮影を実行する音声トリガー撮影機能
    と、を有するカメラにおいて、 前記音声トリガー撮影機能による音声入力待ち受け状態
    では、前記オートパワーオフ機能をOFF状態に制御す
    ることを特徴とするカメラの制御方法。
  2. 【請求項2】 前記音声トリガー撮影機能による撮影モ
    ードが選択された場合に、前記オートパワーオフ機能の
    作動時間や同機能のOFF設定などオートパワーオフ機
    能の動作に関する設定内容を記憶し、前記音声入力待ち
    受け状態において前記オートパワーオフ機能を一時強制
    的にOFF状態に制御する一方、前記音声トリガー撮影
    機能による撮影モードの解除に同期して前記オートパワ
    ーオフ機能の動作設定を元の設定状態に戻すことを特徴
    とする請求項1に記載のカメラの制御方法。
  3. 【請求項3】 撮影直後当該撮影画像を記録媒体に記録
    する前に前記撮影画像を画像表示手段に表示して記録の
    可否を選択可能なプレビュー機能と、音声の入力に応動
    して撮影を実行する音声トリガー撮影機能と、を有する
    カメラにおいて、 前記音声トリガー撮影機能による撮影モード状態では、
    前記プレビュー機能をOFF状態に制御することを特徴
    とするカメラの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記音声トリガー撮影機能による撮影モ
    ードが選択された場合に、前記プレビュー機能のON/
    OFF設定などプレビュー機能の動作に関する設定内容
    を記憶し、当該撮影モード状態において前記プレビュー
    機能を一時強制的にOFF状態に制御する一方、前記音
    声トリガー撮影機能による撮影モードの解除に同期して
    前記プレビュー機能の動作設定を元の設定状態に戻すこ
    とを特徴とする請求項3に記載のカメラの制御方法。
  5. 【請求項5】 前記カメラは、撮影レンズを介して入射
    する光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像
    手段で撮像した画像を記録媒体に記録する記録手段と、
    を備えたデジタルカメラであって、 当該カメラに用いられる前記記録媒体の状態を検出し、 記録媒体未装着、記録媒体の装着不良、記録媒体の残容
    量不足、又は記録媒体のフォーマットエラーなどの理由
    により撮影画像を記録媒体に記録することが不可能な状
    態であると判定した場合には、前記音声トリガー撮影機
    能による撮影モードに設定できないように制限すること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のカメ
    ラの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記音声トリガー撮影機能による音声入
    力待ち受け状態のときに、同状態である旨を報知するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のカ
    メラの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記音声トリガー撮影機能において、入
    力される音声から撮影実行の可否を決定する音声トリガ
    ー検出条件を複数種類準備し、これら複数の音声トリガ
    ー検出条件の中から、ユーザーが所望の条件を選択可能
    に構成したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1
    項に記載のカメラの制御方法。
  8. 【請求項8】 無操作状態が一定時間継続すると自動的
    にパワーオフ動作を行うオートパワーオフ機能を実現す
    る電源制御手段と、 音声を電気信号に変換して取り込む音声入力手段と、 前記音声入力手段からの音声入力に応動して撮影を実行
    する音声トリガー撮影機能を実現する撮影制御手段と、 前記音声トリガー撮影機能による音声入力待ち受け状態
    では、前記オートパワーオフ機能をOFF状態に制御す
    る制御手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  9. 【請求項9】 前記カメラは、前記オートパワーオフ機
    能の作動時間やオートパワーオフ機能を無効化するOF
    F設定などの指定が可能なオートパワーオフ機能設定手
    段を有し、 前記制御手段は、前記音声トリガー撮影機能による撮影
    モードが選択された場合に、前記オートパワーオフ機能
    設定手段で設定されている設定内容を記憶し、前記音声
    入力待ち受け状態において前記オートパワーオフ機能を
    一時強制的にOFF状態に制御する一方、前記音声トリ
    ガー撮影機能による撮影モードの解除に同期して前記オ
    ートパワーオフ機能の動作設定を元の設定状態に戻すこ
    とを特徴とする請求項8に記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 撮影画像を表示可能な画像表示手段
    と、 撮影直後当該撮影画像を記録媒体に記録する前に前記撮
    影画像を前記画像表示手段に表示して記録の可否を選択
    させ、指示入力手段から入力される記録実行の指示に応
    じて前記撮影画像を前記記録媒体に記録する処理を行う
    プレビュー機能を実現するプレビュー制御手段と、 音声を電気信号に変換して取り込む音声入力手段と、 前記音声入力手段からの音声入力に応動して撮影を実行
    する音声トリガー撮影機能を実現する撮影制御手段と、 前記音声トリガー撮影機能による音声入力待ち受け状態
    では、前記プレビュー機能をOFF状態に制御し、前記
    指示入力手段からの記録実行の指示入力を待たずに前記
    撮影画像の記録処理を行うように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  11. 【請求項11】 前記カメラは、前記プレビュー機能の
    ON/OFF設定などプレビュー機能の動作に関する指
    定が可能なプレビュー機能設定手段を有し、 前記制御手段は、前記音声トリガー撮影機能による撮影
    モードが選択された場合に、前記プレビュー機能設定手
    段で設定されている設定内容を記憶し、前記音声入力待
    ち受け状態において前記プレビュー機能を一時強制的に
    OFF状態に制御する一方、前記音声トリガー撮影機能
    による撮影モードの解除に同期して前記プレビュー機能
    の動作設定を元の設定状態に戻すことを特徴とする請求
    項10に記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記カメラは、撮影レンズを介して入
    射する光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮
    像手段で撮像した画像を記録媒体に記録する記録手段
    と、を有するデジタルカメラであって、該デジタルカメ
    ラは、 当該カメラに用いられる前記記録媒体の状態を検出する
    検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、記録媒体未装着、
    記録媒体の装着不良、記録媒体の残容量不足、又は記録
    媒体のフォーマットエラーなどの理由により撮影画像を
    記録媒体に記録することが不可能な状態であると判定し
    た場合には、前記音声トリガー撮影機能による撮影モー
    ドに設定できないように制限するモード設定制限手段
    と、 を備えていることを特徴とする請求項8乃至11の何れ
    か1項に記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 前記音声トリガー撮影機能による音声
    入力待ち受け状態のときに、同状態である旨を報知する
    報知手段を備えていることを特徴とする請求項8乃至1
    2の何れか1項に記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 前記音声トリガー撮影機能において、
    入力される音声から撮影実行の可否を決定する音声トリ
    ガー検出条件が複数種類用意されており、これら複数の
    音声トリガー検出条件の中から、ユーザーが所望の条件
    を選択する選択手段を備えていることを特徴とする請求
    項8乃至13の何れか1項に記載のカメラ。
  15. 【請求項15】 音声の入力に応動して撮影を実行する
    音声トリガー撮影機能を有するカメラにおいて、該カメ
    ラは、入力される音声から撮影実行の可否を決定する音
    声トリガー検出条件が複数種類用意されており、これら
    複数の音声トリガー検出条件の中から、ユーザーが所望
    の条件を選択する選択手段を備えていることを特徴とす
    るカメラ。
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