JP2007081185A - 光検出素子 - Google Patents

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Abstract


【課題】 微弱光についても高精度に検出することができ、2次元アレイ化にも対応可能な、高感度な光検出素子を提供する。
【解決手段】 光検出素子1は、光を吸収して光電子を発生する光電子発生体10と、光電子発生体10で発生した光電子の量に応じた電流が流れるトランジスタ30とを備えた光検出素子であり、トランジスタ30は、光電子発生体10の表面に絶縁体20を介して形成されたソース電極31とドレイン電極32とを有し、ソース電極31とドレイン電極32とが、導電性又は半導電性のナノチューブを含むチャネル部33を介して接続されたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光を吸収して光電子を発生する光電子発生体と、光電子発生体で発生した光電子の量に応じた電流が流れるトランジスタとを備えた光検出素子に関するものである。
光を電流に変換して検出する光検出素子としては、フォトダイオードや、光電子をトランジスタにより増幅させて検出するフォトトランジスタ(特許文献1〜3)が広く用いられている。近年、長距離光通信の光検出、生化学分野における微弱光の検出等の用途にて、より高感度な光検出素子が求められるようになってきている。
かかる背景下、真空管を用いて光電子を増幅する光電子増倍管や、光電子をアバランシェ増倍層により増幅させて検出するアバランシェフォトダイオード(APD、特許文献4)が提案されている。光電子増倍管やAPDは、光電子の増幅効果が大きく、従来のフォトダイオードやフォトトランジスタよりも、大きな光電流が得られるとされている。
特開平6-104477号公報 特開平6-260674号公報 特開平11-17208号公報 特開平5-29647号公報
しかしながら、光電子増倍管は、真空管を用いるため経時安定性が良好でなく、充分な量子効率を維持することが難しい。また、イメージセンサや生化学分析等の分野においては、光検出素子を2次元アレイ構造として、異なる箇所に入射した入射光の独立検出を実施できることが好ましいが、真空管を用いる光電子増倍管では、素子形状の制約が大きく、2次元アレイ化に対応することが難しい。
APDは、2次元アレイ化に対応できるものの、暗電流が大きいためS/N比が良好でなく微弱光の検出精度には限界があり、より高感度な光検出素子が求められている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、微弱光についても高精度に検出することができ、2次元アレイ化にも対応可能な、高感度な光検出素子を提供することを目的とするものである。
本発明の光検出素子は、光を吸収して光電子を発生する光電子発生体と、該光電子発生体で発生した前記光電子の量に応じた電流が流れるトランジスタとを備えた光検出素子において、
前記トランジスタは、前記光電子発生体の表面に絶縁体を介して形成されたソース電極とドレイン電極とを有し、該ソース電極と該ドレイン電極とが、導電性又は半導電性のナノチューブを含むチャネル部を介して接続されたものであることを特徴とするものである。
「ナノチューブ」は、炭素原子等の規則正しい環構造のネットワークによって、チューブが構成された、径1〜100nmのチューブである。
本発明の光検出素子において、前記光電子発生体としては、pn接合構造、pin接合構造、多重量子井戸構造、及び量子ドット構造のうち、いずれかの構造を有する半導体積層構造体が好ましい。
本発明の光検出素子において、前記チャネル部をなす前記ナノチューブとしては、カーボン、窒化ホウ素、及びシリコンからなる群より選択される少なくとも1種を含むナノチューブが好ましい。前記チャネル部は、かかるナノチューブを1種以上含むことができる。
本発明の光検出素子は、光を吸収して光電子を発生する光電子発生体と、発生した光電子の量に応じた電流が流れるトランジスタとを備えた光検出素子であり、トランジスタのソース電極とドレイン電極とを導電性又は半導電性のナノチューブを含むチャネル部を介して接続する構成としたものである。
本発明の光検出素子は、アバランシェフォトダイオード(APD)よりも大きな光電流が得られ、従来は検出ができなかった微弱光についても高精度に検出することが可能な高感度な光検出素子である。本発明の光検出素子は、真空管を用いる光電子増倍管と異なり、2次元アレイ化にも対応可能である。
「第1実施形態」
図1を参照して、本発明に係る第1実施形態の光検出素子の構造について説明する。図1は光検出素子の厚み方向断面図である。
本実施形態の光検出素子1は、光を吸収して光電子を発生する光電子発生体10と、光電子発生体10で発生した光電子の量に応じた電流が流れるトランジスタ30とから概略構成されている。
光電子発生体10はpn接合構造の半導体積層構造体からなり、p−Si基板11の表面略全体にn−Si膜12が成膜されたものである。
p−Si基板11のドーパントとしては、B等が挙げられる。p−Si基板11のドーパント濃度は、例えば3×1016〜1×1018cm−3が好ましい。p−Si基板11の厚みは、例えば10〜100μmである。
n−Si膜12のドーパントとしては、P、N等が挙げられる。n−Si膜12のドーパント濃度は、例えば3×1016〜7×1017cm−3が好ましい。n−Si膜12の厚みは、例えば10〜1000nmである。n−Si膜12の成膜法としては、CVD法、スパッタ法等が挙げられる。
pn接合構造をなすp型及びn型の半導体材料としては、上記のSiに限定されず、Ge、GaAs、InP、InGaAsP、InGaAs、GaN、InAs、InSb、PbS、PbSe、HgCdTe、ZnO、ZnSe等を用いることもできる。
p−Si基板11及びn−Si膜12は、数nmサイズのSi等の半導体微粒子の焼結体により構成してもよい。
n−Si膜12の表面略全体に、SiO膜、SiN膜、SiON膜、Al膜等からなる絶縁体20が積層されている。絶縁体20の厚みは、例えば10〜200nmが好ましい。絶縁体20の成膜法としては、CVD法、スパッタ法等が挙げられる。
トランジスタ30は、絶縁体20上に互いに離間して形成されたソース電極31とドレイン電極32とを有し、これらソース電極31とドレイン電極32とは、導電性又は半導電性のナノチューブからなるチャネル部33を介して接続されている。
絶縁体20上に、ソース電極31とチャネル部33とドレイン電極32とが、互いに重ならないよう隙間なく形成されている場合について図示してある。ソース電極31とチャネル部33は部分的に重ねて、チャネル部33の一部がソース電極31の下に入り込むように構成してもよい。同様に、チャネル部33とドレイン電極32は部分的に重ねて、チャネル部33の一部がドレイン電極32の下に入り込むように構成してもよい。
上記構成のトランジスタ30は、例えば、導電性又は半導電性のナノチューブを単数又は複数用意し、これを原子間力顕微鏡にて観察しながら、絶縁体20の表面の所定の位置に配置し、その後、ソース電極31とドレイン電極32とを公知方法にてパターン形成することで、形成できる。ソース電極31とドレイン電極32とをパターン形成してから、チャネル部33を形成してもよい。ナノチューブは、半田融着などして、絶縁体20に固定することが好ましい。
導電性又は半導電性のナノチューブとしては制限なく、カーボン、窒化ホウ素、及びシリコンからなる群より選択される少なくとも1種を含むナノチューブ等が挙げられる。具体的には、カーボンナノチューブ、窒化ホウ素ナノチューブ、カーボン/窒化ホウ素複合材料からなるナノチューブ、シリコンナノチューブ等が挙げられる。
ナノチューブの製造方法としては、アーク放電法、プラズマCVD法等が挙げられる。ナノチューブは、市販品を用いても製造して用いてもよい。
チャネル部33におけるナノチューブの配置形態は、ソース電極31とドレイン電極32とを導通できればよく、特に制限されない。チャネル部33の形態としては例えば、(1)単数のナノチューブがソース電極31とドレイン電極32とを橋渡しするよう配置された形態、(2)複数のナノチューブが各々ソース電極31とドレイン電極32とを橋渡しするよう配置された形態(複数のナノチューブは、束になっていてもよいし、互いに離間してしてもよい)、(3)複数のナノチューブが網目状など規則的又はランダムに重なり合ってソース電極31とドレイン電極32との間に配置された形態等が挙げられる。チャネル部33は、チャネル部33全体として充分な導通性を確保できれば、ナノチューブ以外の他の材料を含むものであっても構わない。
複数のナノチューブを用いることで、チャネル部33の導通性が増すので、より高感度な光検出素子1が得られ、好ましい。また、複数のナノチューブをランダム配置する形態は、原子間力顕微鏡にて観察しながらナノチューブを配置するような精密配置を必要とせず、光検出素子1の量産性に優れている。
ソース電極31とドレイン電極32の電極材料は同一でも非同一でもよく、SiC/Au複合材料、Ti/Pt/Au複合材料等が使用できる。
本実施形態では、p−Si基板11の裏面略全体に、ゲート電極34が形成されている。ゲート電極34はトランジスタ30の構成要素である。ゲート電極34の材料としては、Ti/Pt/Au複合材料等が使用できる。
本実施形態の光検出素子1は、以上のように構成されている。
本実施形態の光検出素子1では、図示下側(ゲート電極34側)から光検出素子1に光が入射するよう、光検出素子1が配置される。本実施形態の光検出素子1では、光電子発生体10において入射光の光量に応じた量の光電子が発生し、発生した光電子に応じた量の電流がトランジスタ30に流れる。
光検出素子1では、微少発生した光電子に対しても、トランジスタ30に高感度に電流が流れ、微弱光についても高精度に検出することができる。本発明者は、光検出素子1が、アバランシェフォトダイオード(APD)よりも大きな光電流が得られ、従来は検出ができなかった微弱光についても高精度に検出することが可能な高感度な光検出素子であることを見出している(後記実施例1を参照)。
メカニズムは必ずしも明らかではないが、pn接合構造の半導体積層構造体からなる光電子発生体10のpn接合面(p−Si基板11とn−Si膜12との界面)に光が入射すると、光電子が発生して光電子発生体10の電位に変化が生じ、この変化を受けて、光電子発生体10の表面に絶縁体20を介して形成された、導電性又は半導電性のナノチューブからなるチャネル部33の電気的特性が変わって、ソース電極31からドレイン電極32に電流が流れると考えられる。
トランジスタではチャネル部をSi半導体層により構成することが一般的であるが、本実施形態では、チャネル部33が導電性又は半導電性のナノチューブにより構成されているので、チャネル部33の導通性が高く、トランジスタ30が光電子発生体10の微妙な電位変化にも高感度に応答して、微弱光についても高精度に検出を行うことができると考えられる。
ゲート電極34は必須ではないが、ソース電極31とドレイン電極32とゲート電極34にバイアス電流を流しておくことで、光検出をより高感度に実施することができる。
本実施形態の光検出素子1は、光を吸収して光電子を発生するpn接合構造の光電子発生体10と、光電子発生体10で発生した光電子の量に応じた電流が流れるトランジスタ30とを備え、トランジスタ30のソース電極31とドレイン電極32とを導電性又は半導電性のナノチューブを含むチャネル部33を介して接続する構成としたものである。
上記したように、本実施形態の光検出素子1は、アバランシェフォトダイオード(APD)よりも大きな光電流が得られ、従来は検出ができなかった微弱光についても高精度に検出することが可能な高感度な光検出素子である。
本実施形態の光検出素子1は、真空管を用いる光電子増倍管と異なり、各層や電極のパターンの設計自由度が高く、2次元アレイ化にも対応可能な光検出素子である。
2次元アレイ構造とした場合の回路図を、図2に模式的に示しておく。例えば、ゲート電極34〜絶縁体20は全面形成し、この上に、ソース電極31とドレイン電極32とチャネル部33の組を多数マトリクス状にパターン形成して、多数のトランジスタ30をマトリクス状に設け、各トランジスタ30に走査線61とデータ線62とを接続することで、2次元アレイ構造とすることができる。
かかる2次元構造の光検出素子は、例えば高感度なイメージセンサに利用でき、暗視野においてもリアルタイムの平面画像を高感度に得ることができる。
「第2実施形態」
次に、図3を参照して、本発明に係る第2実施形態の光検出素子の構造について説明する。図3において、(a)は光検出素子の全体断面図、(b)は(a)の部分拡大図である。本実施形態の基本構成は第1実施形態と同様であるので、同じ構成要素には同じ参照符号を付して、説明を省略する。
第1実施形態では、pn接合構造の半導体積層構造体からなる光電子発生体10を備えた光検出素子1について説明した。本実施形態の光検出素子2は、多重量子井戸構造の半導体積層構造体からなる光電子発生体50を備える構成としている。
光検出素子2は、n−GaAs基板40の表面略全体に多重量子井戸構造の光電子発生体50が形成され、この上に、絶縁体20、及びトランジスタ30をなすソース電極31とドレイン電極32とチャネル部33とが形成され、n−GaAs基板40の裏面略全体にトランジスタ30をなすゲート電極34が形成された素子である。絶縁体20とトランジスタ30の構成は第1実施形態と同様であり、トランジスタ30をなすソース電極31とドレイン電極32とは、導電性又は半導電性のナノチューブからなるチャネル部33を介して接続されている。
基板40は上記のn−GaAs基板に限定されず、InP、GaN、GaP、InAs、Al、SiC等の基板を用いることもできる。
図3(b)に部分拡大図を示す如く、光電子発生体50は、AlGaAsバリヤ層51とGaAsウェル層52とが交互に積層された多重量子井戸構造を有している。かかる光電子発生体50では、量子井戸構造で決まる準位間のエネルギーに相当する波長の光が入射した時にのみ光電子が励起されて、光電流が発生する。光検出素子2は、かかる光電子発生体50を備えているので、光フィルタ等がなくても、光検出素子2単独で、特定波長の光のみを検出することができる。
光電子発生体50をなすバリヤ層51とウェル層52の構成材料は上記組合わせに限定されず、検出したい光の波長に応じて、InGaP、AlGaAs、InGaAsP、InP、GaAs、InGaAs等の群から、組合せを適宜選択することができる。
本実施形態の光検出素子2は、以上のように構成されている。
本実施形態の光検出素子2は、光を吸収して光電子を発生する多重量子井戸構造の光電子発生体50と、光電子発生体50で発生した光電子の量に応じた電流が流れるトランジスタ30とを備え、トランジスタ30のソース電極31とドレイン電極32とを導電性又は半導電性のナノチューブを含むチャネル部33を介して接続する構成としたものである。
第1実施形態と同様、本実施形態の光検出素子2は、アバランシェフォトダイオード(APD)よりも大きな光電流が得られ、従来は検出ができなかった微弱光についても高精度に検出することが可能な高感度な光検出素子である。第1実施形態と同様、本実施形態の光検出素子2は、真空管を用いる光電子増倍管と異なり、各層や電極のパターンの設計自由度が高く、2次元アレイ化にも対応可能な光検出素子である。
本実施形態の光検出素子2は、光電子発生体50が多重量子井戸構造の半導体積層構造体により構成されているので、光検出素子2単独で特定波長の光を検出することができ、高感度で且つ誤動作が少ないことが要求されるセンサ等に好ましく利用できる。
(設計変更)
本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能である。
上記実施形態では、pn接合構造又は多重量子井戸構造の光電子発生体10、50を備える構成について説明したが、光電子発生体としては、光を吸収して光電子を励起するものであれば任意の構造のものが使用できる。pn接合構造及び多重量子井戸構造以外の光電子発生体としては、pin接合構造や量子ドット構造の半導体積層構造体からなる光電子発生体等が挙げられる。
また、上記実施形態と「背景技術」の項に挙げた特許文献4に記載の発明とを組み合わせて、光電子発生体10、50とトランジスタ30との間にアバランシェ増倍層を介在させる構成としてもよい。かかる構成とすれば、より大きな光電流が得られ、好ましい。
本発明に係る実施例及び比較例について説明する。
(実施例1)
上記第1実施形態の光検出素子1を製造した。製造条件は下記の通りとした。
p−Si基板11:ドーパントB、ドーパント濃度1×1018cm−3、100μm厚、
n−Si膜12:ドーパントP、ドーパント濃度5×1017cm−3、200nm厚、エピタキシャル成長により成膜、
絶縁体20:SiO膜、100nm厚、CVD法により成膜、
ソース電極31及びドレイン電極32:SiC/Au複合材料、
チャネル部33:単数のカーボンナノチューブ(径2nm、長さ500μm)がソース電極31とドレイン電極32とを橋渡しするよう配置された形態、半導体性、
ゲート電極34:Ti/Pt/Au複合材料
(比較例1)
市販のアバランシェフォトダイオード(APD)である、浜松ホトニクス社製「Si APD S9251」を、比較用の光検出素子として評価に供した。
(評価)
実施例1及び比較例1の光検出素子について各々、入射光量を変えて光電流を測定した。評価結果を図4に示す。
図4に示す如く、実施例1では比較例1のAPDよりも高い光電流が得られており、本発明の光検出素子がAPDよりも高感度な素子であり、微弱光についても高精度な検出が可能な素子であることが示された。
本発明の光検出素子は、光通信、医療、バイオテクノロジー、セキュリティ等の分野に利用することができる。
本発明に係る第1実施形態の光検出素子の構造を示す図 2次元アレイ構造の回路図 (a)、(b)は、本発明に係る第2実施形態の光検出素子の構造を示す図 実施例1と比較例1の評価結果を示すグラフ
符号の説明
1、2 光検出素子
10 pn接合構造の光電子発生体
11 p−Si基板
12 n−Si膜
50 多重量子井戸構造の光電子発生体
51 AlGaAsバリヤ層
52 GaAsウェル層
20 絶縁体
30 トランジスタ
31 ソース電極
32 ドレイン電極
33 チャネル部
34 ゲート電極

Claims (3)

  1. 光を吸収して光電子を発生する光電子発生体と、該光電子発生体で発生した前記光電子の量に応じた電流が流れるトランジスタとを備えた光検出素子において、
    前記トランジスタは、前記光電子発生体の表面に絶縁体を介して形成されたソース電極とドレイン電極とを有し、該ソース電極と該ドレイン電極とが、導電性又は半導電性のナノチューブを含むチャネル部を介して接続されたものであることを特徴とする光検出素子。
  2. 前記光電子発生体は、pn接合構造、pin接合構造、多重量子井戸構造、及び量子ドット構造のうち、いずれかの構造を有する半導体積層構造体からなることを特徴とする請求項1に記載の光検出素子。
  3. 前記チャネル部をなす前記ナノチューブは、カーボン、窒化ホウ素、及びシリコンからなる群より選択される少なくとも1種を含むナノチューブであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光検出素子。
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