JP2007080870A - 発光装置 - Google Patents

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良二 横谷
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Abstract

【課題】指向性および信頼性を高めることができる発光装置を提供する。
【解決手段】青色光を放射するLEDチップ10と、LEDチップ10を収納する収納凹所21が一表面に設けられLEDチップ10が収納凹所21の内底面にフリップチップ実装された実装基板20と、実装基板20の上記一表面側でLEDチップ10に重ねて配置された凸レンズ状の光学部材30と、LEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する蛍光体をシリコーン樹脂と成形したドーム状の色変換部材50とを備える。色変換部材50は、光学部材30の光出射面30bとの間に空気層40が介在する形(つまり、光学部材30よりも屈折率の小さい媒質である空気が介在する形)で光学部材30を覆うように実装基板20の上記一表面側に封着されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LEDチップ(発光ダイオードチップ)を用いた発光装置に関するものである。
従来から、LEDチップとLEDチップから放射された光によって励起されてLEDチップとは異なる発光色の光を放射する波長変換材料としての蛍光体や光吸収体とを組み合わせてLEDチップの発光色とは異なる色合いの光を出す発光装置の研究開発が各所で行われている。この種の発光装置としては、例えば、発光層の材料に窒化ガリウム系化合物半導体が用いられ青色光あるいは紫外光を放射するLEDチップと蛍光体とを組み合わせて白色の光(白色光の発光スペクトル)を出す発光装置(一般的に白色LEDと呼ばれている)の商品化がなされている。なお、白色LEDは、小型電球(白熱電球、ハロゲン電球など)の代替の光源、携帯電話の液晶パネル用光源(液晶パネル用バックライト)などとして広く用いられている。
ところで、観察角度による色むらを抑制した白色LEDとしては、例えば、図8に示すように、青色光を放射するLEDチップを封止する透光性樹脂(例えば、エポキシ樹脂)を砲弾形に成形したモールド部80と、上記LEDチップに電気的に接続されたリード端子91,92と、モールド部80に装着されLEDチップからの青色光によって励起されて黄色系の光を放射する黄色蛍光体を含有した色変換部材100とを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、図8に示した構成の白色LEDはモールド部80に色変換部材100を装着したものであるが、黄色蛍光体が分散された透明樹脂をモールド部80の表面に塗布することで色変換層を形成した構成のものも提案されている。
上述のように色変換部材100や色変換層の厚みを均一に形成することで、色変換部材100の位置によらず青色光と黄色光との混色割合が略等しくなり、観察角度による色むらを抑制できるという利点がある。
特開平11−87784号公報(図1)
ところで、図8に示した構成の白色LEDからなる発光装置では、モールド部80を砲弾形に成形することで、モールド部80の先端部を凸レンズ状の形状としてあるが、モールド部80の表面に色変換部材100が密着または密接しているので、モールド部80の先端部での集光作用が得られずに指向性が低くなってしまい、より高い指向性が要求される照明用途には使用できないという不具合があった。
また、図8に示した構成の発光装置では、色変換部材100とモールド部80とが密着または密接しているので、色変換部材100に外力が作用したときに色変換部材100に発生した応力がモールド部80を通して上記LEDチップに伝達されて上記LEDチップの発光特性が変動してしまうという不具合や、上記LEDチップから放射されモールド部80を通して色変換部材100に入射し当該色変換部材100中の蛍光体の粒子により散乱された光のうちモールド部80側へ散乱された光の大部分がモールド部80に戻ってしまい、装置全体としての外部への光取り出し効率が低下するとともに、モールド部80の劣化原因になって発光装置の寿命が短くなってしまうという不具合があった。
また、図8の構成の発光装置を当該発光装置から放射される光の配光を制御する配光レンズ(例えば、集光レンズ)などのレンズと組み合わせて使用する場合、色変換部材100のうちレンズの光入射面側において集光可能な領域に位置する部位の面積が小さいので、レンズにより集光された光の強度(つまり、レンズにより配光制御された光の強度)が低いという不具合があった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、指向性および信頼性を高めることができる発光装置を提供することにある。
請求項1の発明は、LEDチップと、LEDチップを収納する収納凹所が一表面に設けられLEDチップが収納凹所の内底面に実装された実装基板と、実装基板の前記一表面側でLEDチップに重ねて配置された凸レンズ状の光学部材と、LEDチップから放射された光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を透明材料とともに成形した成形品であって光学部材の光出射面との間に光学部材よりも屈折率の小さい媒質が介在する形で光学部材を覆ったドーム状の色変換部材とを備えてなることを特徴とする。
この発明によれば、LEDチップに重ねて配置された凸レンズ状の光学部材と、LEDチップから放射された光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を透明材料とともに成形した成形品からなる色変換部材とが離間して配置されるとともに両者の間に光学部材よりも屈折率の小さい媒質が介在しているので、LEDチップから放射され光学部材を通して出射される光の指向性を高めることができ、色変換部材を通して出射される光の指向性が高くなり、しかも、LEDチップから放射され光学部材を通して色変換部材に入射し当該色変換部材中の蛍光体の粒子により散乱された光のうち光学部材側へ散乱されて光学部材を透過する光の光量を低減できて装置全体としての外部への光取り出し効率を向上できるという利点があり、また、色変換部材に外力が作用したときに色変換部材に発生した応力が光学部材を通してLEDチップに伝達されるのを抑制できるという利点や、外部雰囲気中の水分がLEDチップに到達しにくくなるという利点があって、信頼性が高くなる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記色変換部材は、頂部を平坦にしてあることを特徴とする。
この発明によれば、前記色変換部材の頂部を平坦にしてあるので、前記色変換部材から出射される光の配光を制御する配光レンズなどのレンズと組み合わせて使用する場合、前記色変換部材のうちレンズの光入射面側においてレンズへの入射光束を増加させ、かつ頂部の中央をレンズの焦点近傍に配置することで、前記色変換部材の頂部が曲面である場合に比べてレンズの光軸に直交しかつ焦点を含む平面における発光面積が増加するため、レンズにより配光制御された光の強度が高くなる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記媒質は、空気であることを特徴とする。
この発明によれば、前記光学部材および前記色変換部材それぞれと前記媒質との屈折率差をより大きくできる。また、前記色変換部材に作用した外力が空気で吸収されるため前記LEDチップが保護される。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記LEDチップが前記実装基板の前記収納凹所の内底面に設けた配線にバンプを介して接続されており、前記LEDチップを封止した封止樹脂からなる封止部を備えるとともに、前記色変換部材が前記実装基板の前記一表面側に気密的に封着されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記LEDチップの点灯中は前記LEDチップの発熱によって前記封止部が熱膨張して前記LEDチップを前記収納凹所の内底面から離す向きの力が作用する一方で、前記媒質である空気の圧力が高まって前記LEDチップを前記収納凹所の内底面に近づける向きの力が大きくなるので、前記LEDチップと前記配線との間の接続信頼性が向上する。
請求項1の発明では、指向性および信頼性を高めることができるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の発光装置は、図1(a)に示すように、LEDチップ10と、LEDチップ10が実装された実装基板20と、LEDチップ10に重ねて配置された凸レンズ状の光学部材30と、LEDチップ10から放射された光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を透明材料とともに成形した成形品であって光学部材30の光出射面30bとの間に空気層40が介在する形で光学部材30を覆うように実装基板20に気密的に封着されたドーム状の色変換部材50とを備えており、実装基板20と色変換部材50とでパッケージを構成している。
LEDチップ10は、青色光を放射するGaN系青色LEDチップであり、結晶成長用基板であるサファイア基板の一表面側にGaN系化合物半導体材料により形成されて例えばダブルへテロ構造を有する積層構造部からなる発光部がエピタキシャル成長法(例えば、MOVPE法など)により成長されている。要するに、LEDチップ10は、発光部が当該発光部にて発光する光に対して透明なサファイア基板の一表面側に形成されている。
実装基板20は、LEDチップ10を収納する収納凹所21が一表面に設けられ且つLEDチップ10のアノード側およびカソード側それぞれのパッド(図示せず)がバンプ16,16を介して電気的に接続される配線(図示せず)が収納凹所21の内底面に設けられたセラミック基板により構成してある。要するに、LEDチップ10は、上記発光部を収納凹所21の内底面に対向させた形でフリップチップ実装されており、上記発光部にて発光した光が上記サファイア基板を通して図1(a)の上面側へ取り出される。なお、実装基板20における収納凹所21は、内底面から離れるにつれて開口面積が徐々に大きくなっている。
各バンプ16,16は、金などの金属材料により形成されている。また、上記各配線はそれぞれ、実装基板20における収納凹所21の内底面と実装基板20の他表面(図1(a)における下面)との間の部分に貫設された貫通配線(図示せず)を介して、実装基板20の上記他表面に設けられた外部接続電極(図示せず)と電気的に接続されている。
なお、本実施形態では、LEDチップ10のチップサイズが1mm□であり、実装基板20のサイズを8mm□、厚みを1mm、収納凹所21の内底面のサイズを5mm□としてあるが、これらの数値は一例であって特に限定するものではない。
上述の光学部材30は、LEDチップ10側の光入射面30aが平面状に形成されるとともにLEDチップ10とは反対側の光出射面30bが凸曲面状に形成されている。ここにおいて、光学部材30は、屈折率が1.8のガラスにより構成してあるが、光学部材30は、ガラスに限らず、例えば、シリコーン樹脂により形成してもよい。
ところで、光学部材30は、光出射面30bが、光入射面30aから入射した光を光出射面30bと上述の空気層40との境界で全反射させない凸曲面状に形成されている。ここで、光学部材30とLEDチップ10とが互いの光軸が一致するように配置されている。また、実装基板20の収納凹所21内には、LEDチップ10を封止した封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂など)からなる封止部25が設けられており、光学部材30は、上記封止樹脂により実装基板20に接着されている。
色変換部材50は、シリコーン樹脂のような透明材料とLEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体とを混合した混合物の成形品により構成されている。したがって、本実施形態の発光装置は、LEDチップ10から放射された青色光と黄色蛍光体から放射された光とが色変換部材50の外表面50bを通して放射されることとなり、白色光を得ることができる。なお、色変換部材50の材料として用いる透明材料は、シリコーン樹脂に限らず、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ガラスなどを採用してもよい。また、色変換部材50の材料として用いる透明材料に混合する蛍光体も黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを混合しても白色光を得ることができる。
ここで、色変換部材50は、肉厚が一様になるように形成されており、実装基板20の上記一表面側に封着されている。具体的には、色変換部材50は、開口部の周縁が全周に亘って実装基板20に対して接着剤(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)を用いて接着されている。
以上説明した本実施形態の発光装置では、青色光を放射するLEDチップ10に重ねて配置された凸レンズ状の光学部材30と、黄色蛍光体を透明材料とともに成形した成形品からなる色変換部材50とが離間して配置されるとともに両者の間に空気層40が介在している、つまり、両者の間に光学部材30よりも屈折率の小さい媒質である空気が介在しているので、LEDチップ10から放射された光が図1(b)中に一点鎖線で例示しているように屈折するから、LEDチップ10から放射され光学部材30を通して出射される青色光の指向性を高めることができ、色変換部材50を通して出射される光の指向性が高くなる。
また、色変換部材50と光学部材30との間に上記空気層40が形成されていることにより、LEDチップ10から放射され光学部材30を通して色変換部材50に入射し当該色変換部材50中の黄色蛍光体の粒子により散乱された光のうち光学部材30側へ散乱されて光学部材30を透過する光の光量を低減できて装置全体としての外部への光取り出し効率を向上できるという利点がある。
ここで、図2(a),(b)に示すように、色変換部材50の光軸とLEDチップ10の光軸とが一致しており、色変換部材50における光軸方向の中央の位置PでLEDチップ10からの青色光が全方位に散乱されたとし、色変換部材50と空気層40との界面での全反射角をφa、色変換部材50と当該色変換部材50の外表面50b側の媒質である空気との界面での全反射角をφb、位置Pで散乱された光に関して色変換部材50の内表面50a側のエスケープコーンECaの広がり角を2θa、位置Pで散乱された光に関して色変換部材50の外表面50b側のエスケープコーンECbの広がり角を2θbとすれば、図2(a)に示すように全反射角φa,φbが40°のときには2θa=60°、2θb=98°となり、図2(b)に示すように全反射角φa,φbが50°のときには2θa=76°、2θb=134°となる。
ここにおいて、色変換部材50に用いている透明材料の屈折率をn、位置Pで散乱され内表面50a側のエスケープコーンECaを通して放出される青色光の最大放出効率をηとすれば、η=(1/4n2)×100〔%〕で表されるので、上述のように透明材料としてシリコーン樹脂を用いている場合には、n=1.4として、η≒13%となる。したがって、色変換部材50と光学部材30との間に空気層40が形成されていない場合には、位置Pで散乱された青色光の50%が光学部材30に戻ってしまうのに対して、空気層40を形成したことにより、位置Pで散乱された青色光の13%しか光学部材30に戻らなくなるので、青色光による封止部25の劣化を抑制できる。なお、エスケープコーンECaを通して放出される青色光を少なくするには、色変換部材50の厚みを大きくすることが望ましい。
また、本実施形態の発光装置では、色変換部材50は光学部材30の光出射面30bとの間に空気層40が形成される形で配設すればよく、色変換部材50を光学部材30に密着させる必要がないので、色変換部材50に外力が作用したときに色変換部材50が変形して光学部材30に当接する可能性が低くなって上記外力により色変換部材50に発生した応力が光学部材30を通してLEDチップ10に伝達されるのを抑制でき、上記外力によるLEDチップ10の発光特性の変動が起こりにくくなり、しかも、外部雰囲気中の水分がLEDチップ10に到達しにくくなるから、信頼性が向上する。また、光学部材30と色変換部材50との間に介在する媒質が空気なので、光学部材30および色変換部材50それぞれと上記媒質との屈折率差をより大きくでき、また、色変換部材50に作用した外力が空気で吸収されるためLEDチップ10がより確実に保護される。
ところで、本実施形態の発光装置では、上述のように色変換部材50の外表面50bから出射される光の指向性が高くなるので、図3に示すように発光装置から出射される光の配光を制御する配光レンズ60と組み合わせて使用する場合に、配光レンズ60により配光制御された光の指向性および強度が高くなるから、より高い指向性が要求される照明用途に用いることができる。
ここにおいて、図3における配光レンズ60は、色変換部材50側の凹所61の内側面61bから入射した光を外側面60bで全反射して当該配光レンズ60の光出射面60aに導く機能および凹所61の内底面61aから入射した光を平面状の光出射面60a側に導く機能を有するハイブリッドレンズであり、配光レンズ60の光出射面60aから出射される光の指向性を高めるには凹所61の内底面61aへの入射光量を増加させればよいが、本実施形態の発光装置では、図8に示した従来構成の発光装置に比べて凹所61の内底面61aへの入射光量を多くでき、配光レンズ60の光出射面60aから出射される光の指向性を高めることができる。なお、配光レンズ60における収納凹所61の内底面61aは色変換部材50側に凸となる凸曲面状に形成されている。また、配光レンズ60の外径は光学部材30の光軸方向において光学部材30から離れるにつれて徐々に大きくなっている。
また、本実施形態の発光装置では、色変換部材50と実装基板20との間の空間が密閉されるように色変換部材50を実装基板20の上記一表面側に封着してあるが、色変換部材50を接着剤により実装基板20へ封着する際に図4(a)に示すようにLEDチップ10を点灯させる際のLEDチップ10のジャンクション温度よりも低い温度(例えば、室温)T1の環境下で接着するようにしている。したがって、LEDチップ10の点灯中はLEDチップ10の発熱によって封止部25が熱膨張してLEDチップ10を収納凹所21の内底面から離す向きの力が作用する一方で、上記媒質である空気の温度がT1よりも高温のT2となって圧力が高まりLEDチップ10を収納凹所21の内底面に近づける向き(図4(b)中の矢印の向き)の力が大きくなるので、LEDチップ10と実施基板20における収納凹所21の内底面に設けられた上記配線との間の接続信頼性が向上する。
(実施形態2)
本実施形態の発光装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図5に示すように、色変換部材50の開口部の周縁から側方に連続一体に突出したフランジ部52を備え、実装基板20の上記一表面の周部に、フランジ部52を囲み色変換部材50を位置決めする環状の位置決めリブ22が突設されている点が相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態では、実装基板20に対して色変換部材50を高精度に位置決めすることができ、結果的に光学部材30と色変換部材50との相対的な位置精度を高めることが可能となる。
(実施形態3)
本実施形態の発光装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図6に示すように、色変換部材50の頂部を平坦にしてある点が相違する。要するに、本実施形態では、色変換部材50の外表面(つまり、パッケージにおける光取り出し面)50aの中央部が平坦になっている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
ところで、実施形態1にて説明したハイブリッドレンズなどの配光レンズ60を用いて配光を制御する場合、配光レンズ60の光入射面(凹所61の内底面61a)側の焦点Fにおける光が最も効率良く配向制御効果を得ることができ、焦点Fから遠ざかるにしたがって配光制御効果が低下する。
これに対して、本実施形態の発光装置では、色変換部材50の頂部を平坦にしてあるので、色変換部材50から出射される光の配光を制御する配光レンズ60と組み合わせて使用する場合、色変換部材50のうち配光レンズ60の光入射面(凹所61の内底面61a)側において焦点Fを含む平面上に色変換部材50の頂部が位置するように色変換部材50と配光レンズ60との相対的な位置を決める。一般に、配光制御性は、焦点から発光面が離れるほど低下し、かつその変化は光軸に直交する面内方向よりも光軸方向へのずれに敏感であるため色変換部材50のうち配光制御性の大きい領域に位置する部位の面積を大きくでき、配光レンズ60により配光制御された光の強度が高くなる。
また、色変換部材50の頂部を平坦にしてあることにより、図7(b)中に一点鎖線の矢印で示すように色変換部材50の外表面50bから法線方向へ出射される光のうち配光レンズ60において配光制御効果が得られる光入射面に向う光が、実施形態1の例を示した図7(a)の場合に比べて多くなり、配光レンズ60において配光制御効果が得られる光入射面への入射光量が増加するので、配光レンズ60の光出射面60aから出射される光の指向性および強度を高めることができる。また、色変換部材50の外表面50aの中央部が平坦になっていることで、配光レンズ60と上記パッケージとの位置ずれが生じても、それによる配光制御効果の低下を抑制できる。
ところで、上記各実施形態では、色変換部材50と光学部材30との間に介在する媒質が空気となっているが、両者の間に介在する媒質は空気に限らず、光学部材30よりも屈折率の低い物質であればよく、上述のように屈折率が1.8のガラスにより光学部材30が形成されている場合には、色変換部材50と光学部材30との間にエポキシ樹脂やシリコーン樹脂などを介在させるようにしてもよい。
実施形態1を示し、(a)は概略断面図、(b)は動作説明図である。 同上の要部説明図である。 同上の発光装置と配光レンズとを組み合わせた状態の概略断面図である。 同上の要部説明図である。 実施形態2を示し、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。 実施形態3を示し、発光装置と配光レンズとを組み合わせた状態の概略断面図である。 同上の要部説明図である。 従来例を示す概略構成図である。
符号の説明
10 LEDチップ
20 実装基板
21 収納凹所
25 封止部
30 光学部材
30a 光入射面
30b 光出射面
40 空気層
50 色変換部材

Claims (4)

  1. LEDチップと、LEDチップを収納する収納凹所が一表面に設けられLEDチップが収納凹所の内底面に実装された実装基板と、実装基板の前記一表面側でLEDチップに重ねて配置された凸レンズ状の光学部材と、LEDチップから放射された光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を透明材料とともに成形した成形品であって光学部材の光出射面との間に光学部材よりも屈折率の小さい媒質が介在する形で光学部材を覆ったドーム状の色変換部材とを備えてなることを特徴とする発光装置。
  2. 前記色変換部材は、頂部を平坦にしてあることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記媒質は、空気であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の発光装置。
  4. 前記LEDチップが前記実装基板の前記収納凹所の内底面に設けた配線にバンプを介して接続されており、前記LEDチップを封止した封止樹脂からなる封止部を備えるとともに、前記色変換部材が前記実装基板の前記一表面側に気密的に封着されてなることを特徴とする請求項3記載の発光装置。
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