JP2007079765A - エネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法 - Google Patents

エネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007079765A
JP2007079765A JP2005264927A JP2005264927A JP2007079765A JP 2007079765 A JP2007079765 A JP 2007079765A JP 2005264927 A JP2005264927 A JP 2005264927A JP 2005264927 A JP2005264927 A JP 2005264927A JP 2007079765 A JP2007079765 A JP 2007079765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservation
energy
information
energy consumption
loads
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005264927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4570540B2 (ja
Inventor
Ryoji Matsui
亮二 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005264927A priority Critical patent/JP4570540B2/ja
Publication of JP2007079765A publication Critical patent/JP2007079765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4570540B2 publication Critical patent/JP4570540B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S50/00Market activities related to the operation of systems integrating technologies related to power network operation or related to communication or information technologies
    • Y04S50/12Billing, invoicing, buying or selling transactions or other related activities, e.g. cost or usage evaluation

Abstract

【課題】 各需要家が予約の混雑度に応じてエネルギー消費の予約をすることができ、かつ、当該予約の情報に基づいてエネルギーを供給することのできるエネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法を提供すること。
【解決手段】 エネルギーを複数の負荷5(5.1,5.2,…,5.n)に供給するための第1および第2のエネルギー供給装置1,2と、第1および第2のエネルギー供給装置1,2からの出力のうちいずれか1つを選択して、複数の負荷5にエネルギーを出力するためのエネルギー選択装置3と、エネルギー選択装置3の切り替えを行なうための制御装置4とを備える。また、複数の負荷5の各々ごとに、情報表示装置6(6.1,6.2,…,6.n)がさらに備えられ、情報表示装置6は、複数の負荷5についての全体予約情報に基づく予約の混雑度を表わす予約状況の情報を表示し、かつ、これによって、各需要家は、エネルギーの消費を予約することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法に関し、特に、複数の需要家それぞれが有する複数の負荷が消費するエネルギーを平準化するためのエネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法に関する。
通常、電力,ガス,水(湯)などのエネルギー資源は、時間帯毎に需要家による使用状況が異なる。そのため、それらの資源を供給する中央装置(電力会社等)の負荷状況は、時間帯毎に著しく異なる。そこで、従来より、このような負荷状況の偏りを平準化するための提案がなされている。
たとえば特許文献1には、電力会社等の中央装置から複数の需要家に対し、リアルタイムで中央装置の負荷状況に関連する情報を提示して交渉することにより、負荷の平準化を図り、同時に需要家の消費を最適化し、中央装置と需要家の双方のコスト削減を実現する負荷平準化システムが開示されている。このシステムは、中央装置の負荷状況を予測する負荷予測手段と、予測した負荷状況に関連する情報を需要家に提示することにより、需要家が消費する負荷量について需要家と交渉する交渉手段と、需要家からの交渉に関する回答を受信する受信手段とを備え、もって、交渉により需要家に消費する負荷量の制御を促す。
特開2002−135976号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシステムでは、需要家が負荷平準化に対して受動的であり、能動的なアクションを起こすことができない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、各需要家が予約の混雑度に応じてエネルギー消費の予約をすることができ、かつ、当該予約の情報に基づいてエネルギーを供給することのできるエネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法を提供することである。
この発明のある局面に従うエネルギー消費平準化システムは、複数の負荷が消費するエネルギーを平準化するためのエネルギー消費平準化システムであって、エネルギーを複数の負荷に供給するための第1および第2のエネルギー供給装置と、第1および第2のエネルギー供給装置からの出力のうちいずれか1つを選択して、複数の負荷にエネルギーを出力するための選択装置と、複数の負荷の各々ごとに、複数の負荷についての全体予約情報に基づく、予約の混雑度を表わす予約状況の情報を表示するための表示手段と、複数の負荷の各々ごとに、エネルギーの消費を予約するための予約入力手段と、予約入力手段により入力された予約情報に基づいて、選択装置の切り替えを行なうための制御装置とを備える。
好ましくは、制御装置は、複数の負荷のそれぞれがどの時間帯にエネルギーを消費する予約がされているかを表わす全体予約情報を記憶するための全体予約情報記憶手段と、全体予約情報に基づく予約状況の情報を送信するための第1の送信手段とを含み、予約入力手段と表示手段とは、複数の負荷それぞれの需要家ごとに設けられる情報表示装置に含まれ、情報表示装置は、入力された予約情報を制御装置に送信するための第2の送信手段をさらに含み、制御装置は、受信した予約情報に基づいて、全体予約情報を更新するための更新手段をさらに含む。
好ましくは、制御装置は、全体予約情報に基づいて、選択装置の第1および第2のエネルギー供給装置の切替を制御するための切替制御手段をさらに含む。
好ましくは、切替制御手段は、全体予約情報に基づくエネルギー消費量が、第1のエネルギー供給装置の容量の範囲内である場合に、第1のエネルギー供給装置を選択するように選択装置を制御し、容量の範囲外である場合には、第2のエネルギー供給装置を選択するように選択装置を制御する。
好ましくは、制御装置は、複数の負荷の各々ごとに、予約登録数を記憶するための登録数記憶手段をさらに含み、制御装置は、予約登録数が所定の閾値以下の場合に、新たな予約情報を受け付ける。
好ましくは、制御装置は、予約入力手段により翌日分以降の予約情報が入力された場合に、予約登録数を更新する。
好ましくは、複数の負荷の各々ごとのエネルギーの消費可能容量が予め定められ、表示手段には、消費可能容量を越えた場合の超過料金がさらに表示される。
好ましくは、制御装置は、第1のエネルギー供給装置の容量と、全体予約情報とに基づいて、時間帯ごとの第1のエネルギー供給装置の残容量を算出し、第1の送信手段は、算出された残容量の情報をさらに送信し、表示手段は、受信される残容量の情報をさらに表示する。
好ましくは、制御装置は、先着順に予約情報を受け付け、制御装置は、全体予約情報および予約情報に基づき、エネルギーの消費料を算出するための算出手段をさらに含み、第1の送信手段は、算出された消費料の情報をさらに送信し、表示手段は、受信される消費料の情報を、予約状況の情報として表示し、更新手段は、需要家から消費料で合意の指示を受け付けた場合に、全体予約情報を更新する。
好ましくは、制御装置は、さらに、全体予約情報に基づいて、第1のエネルギー供給装置を制御する。
好ましくは、エネルギーは電力エネルギーである。
あるいは、エネルギーは電力エネルギーであり、第1のエネルギー供給装置により生成された電力を蓄えるための蓄電設備をさらに備えることが好ましい。
あるいは、エネルギーは電力エネルギーおよび熱エネルギーであることが好ましい。
好ましくは、複数の情報表示装置は、複数の負荷に含まれる。
また、好ましくは、エネルギーは熱エネルギーである。
この発明の他の局面に従うエネルギー消費平準化方法は、複数の負荷と、エネルギーを複数の負荷に供給するための第1および第2のエネルギー供給装置と、複数の負荷のそれぞれに対応する複数の情報表示装置と、第1および第2のエネルギー供給装置からの出力のうちいずれか1つを選択して、複数の負荷にエネルギーを出力するための選択装置と、選択装置を制御するための制御装置とを備えるエネルギー消費平準化システムにおいて、複数の負荷が消費するエネルギーを平準化するためのエネルギー消費平準化方法であって、各情報表示装置は、複数の負荷についての全体予約情報に基づく、予約の混雑度を表わす予約状況の情報を表示するステップと、エネルギーの消費に関する予約情報を入力するステップと、入力された予約情報を制御装置に送信するステップとを含み、制御装置は、予約情報を受信するステップと、受信した予約情報に基づいて、全体予約情報を更新するステップとを含む。
本発明によると、エネルギー消費の予約の段階で、全体予約状況を需要家に提示するため、需要家が能動的にエネルギー消費の平準化に参加することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
(構成について)
図1は、本発明の実施の形態1におけるエネルギー消費平準化システム100の構成例を示す図である。本実施の形態におけるエネルギー消費平準化システム100は、たとえば、複数の家庭(世帯)を含む集合住宅(たとえばマンション)や、ある区画の少数の家屋に対して適用される。つまり、負荷を有する各需要家が予約の混雑度に応じてエネルギー消費の予約をすることができ、かつ、当該予約の情報に基づいてエネルギーを供給することのできるエネルギー供給システムである。
図1を参照して、本発明の実施の形態1におけるエネルギー消費平準化システム100は、複数の負荷5(5.1,5.2,…5.n)が消費するエネルギーを平準化するためのシステムであって、エネルギーを複数の負荷5に供給するための第1のエネルギー供給装置1および第2のエネルギー供給装置2と、複数の負荷5それぞれに対応する情報表示装置6(6.1,6.2,…,6.n)と、エネルギー選択装置3と、エネルギー選択装置3の制御を行なうための制御装置4とを備える。
エネルギー選択装置3は、たとえばスイッチで構成され、制御装置4からの制御信号に基づき、エネルギー供給装置1,2からの出力のうち、いずれか一方を選択し、複数の負荷5にエネルギーを出力する。なお、ここでは、2つのエネルギー供給装置1,2を備えるものとするが、たとえば3以上のエネルギー供給装置を備えていてもよい。
第1のエネルギー供給装置1は、第2のエネルギー供給装置2で生成されるエネルギーよりも、環境に優しいクリーンなエネルギーを生成するか、または、そのようなエネルギーを生成するための装置を含むことが望ましい。したがって、制御装置4は、可能な限り、第1のエネルギー供給装置1で生成されるエネルギーが負荷5に供給されるように、エネルギー選択装置3を制御することが望ましい。
各情報表示装置6は、エネルギー消費予約を登録する単位、または、エネルギーの使用料を支払う単位であり、1つの家庭に1つ予め設置されていることが想定される。なお、情報表示装置6の構成については、後に詳述する。
図2は、本発明の実施の形態1のエネルギー消費平準化システム100における制御装置4の構成を示すブロック図である。図2を参照して、制御装置4は、各種の演算処理を行なうためのCPU(Central Processing Unit)41と、各種データおよびプログラムを記憶するための記憶部42と、時刻(年,月,時,分,秒)を計測するための計時部43と、外部装置(複数の情報表示装置6)との通信を行なうための通信I/F44と、CPU41からの制御信号を、エネルギー選択装置3に出力するための出力部45とを含む。
CPU41は、エネルギー供給装置1,2を切り替えるための制御を行なう切替制御部411と、エネルギー使用料を算出するための算出部412とを含む。切替制御部411および算出部412の機能は、記憶部42に予め格納されたプログラムが読み出されて実現される。
切替制御部411は、後述する全体予約情報管理テーブル421の情報および、計時部43から出力される日時データに基づき、エネルギー選択装置3の制御を行なう。すなわち、エネルギー選択装置3に対して、エネルギー供給装置1,2のいずれか1つを選択するように、制御信号を送信する処理を行なう。
算出部412は、全体予約情報管理テーブル421に登録済みの予約件数に基づき、エネルギー使用料(たとえばエネルギー使用単価)を算出する。
記憶部42には、全体予約情報管理テーブル421と予約登録数情報管理テーブル422とアドレス・ID対応テーブル423が含まれる。これらのテーブルの構造例を、それぞれ、図3〜5に示す。
ここでまず、アドレス・ID対応テーブル423について説明する。図5は、アドレス・ID対応テーブル423の一例を示す図である。図5を参照して、アドレス・ID対応テーブルには、端末ID141と情報表示装置6のアドレスデータ142とが1対1で対応付けられている。本実施の形態において、「端末ID」とは、各情報表示装置6を識別するための情報であり、この端末IDにより、対応する負荷5が特定される。つまり、端末IDは、負荷5を特定するための情報でもある。
たとえば、情報表示装置6.1に対応する端末ID141が“AA”、情報表示装置6.2に対応する端末ID141が“BB”であるものとする。
なお、本実施の形態では、端末ID141と情報表示装置6のアドレスデータ142とが1対1で対応付けられるものとしたが、必ずしも1対1で対応付けられていなくてもよい。たとえば、1つの端末IDと複数のアドレスデータとが対応付けられていてもよい。
図3は、全体予約情報管理テーブル421の構造例を示す図である。全体予約情報管理テーブル421は、全ての負荷5に関する全体的な予約情報(以下「全体予約情報」という)を、たとえば日付および時間帯ごとに管理する。より具体的には、図3を参照して、日付データ71および時間帯データ72が予め記憶されており、各日付および時間帯ごとに、予約件数情報73および端末ID74が対応付けられて格納される。
予約件数情報73は、各時間帯において登録済みの予約件数が何件あるかを示す情報である。全体予約情報管理テーブル421において、端末ID74は、予約を登録した情報表示装置6を特定するために用いられる。これにより、各時間帯にいずれの負荷5に対して消費予約がされているかを特定することができる。
なお、本実施の形態では、後述するように、日付および時間帯を指定してエネルギー消費の予約を行なうこととするが、日付にかかわらず時間帯のみの予約を行なうこととしてもよい。この場合、全体予約情報管理テーブル421には、単に時間帯ごとの全体予約情報が格納されてもよい。
図3を参照して、たとえば、日付データ71が「5/20」で、時間帯データ72が「20:00〜21:00」の予約件数情報73は「1」であり、端末ID74には、「AA」が格納されている。これにより、5月20日の20時〜21時の時間帯は、端末ID“AA”の情報表示装置6.1のみが使用の予約をしていることが示される。また、たとえば、日付データ71が「5/20」で、時間帯データ72が「23:00〜24:00」の予約件数情報73は「2」であり、端末ID74には、「CC」および「DD」が格納されている。これにより、5月20日の23時〜24時の時間帯は、端末ID“CC”および端末ID“DD”の情報表示装置6が予約の登録をしていることが示される。
図4は、予約登録数情報管理テーブル422の構造例を示す図である。予約登録数情報管理テーブル422には、情報表示装置6ごとの予約登録数情報、すなわち、登録済みの予約件数の情報が格納される。より具体的には、図4を参照して、端末ID81が予め記憶されており、端末ID81ごとに、予約登録数データ82および、最大たとえば5つの予約時間帯データ83が格納される。なお、このように、本実施の形態では、情報表示装置6ごと、すなわち負荷5ごとの予約登録数が制限されることとするが、制限されないものであってもよい。この場合、たとえば、いずれの情報表示装置6であるかにかかわらず、最大予約登録数が予め定められているものであってもよい。
図6は、本発明の実施の形態1のエネルギー消費平準化システム100における情報表示装置6の構成を示すブロック図である。図6を参照して、情報表示装置6は、各々、各種の演算処理を行なうためのCPU61と、需要家(負荷5のユーザ)が予約情報を入力するための操作部62と、全体予約情報に基づく予約状況等をオンラインで表示するための表示部63と、外部装置(制御装置4)との通信を行なうための通信I/F64と、各種データおよびプログラムを記憶するための記憶部65とを含む。
CPU61は、対応する負荷5のエネルギー消費予約を設定するための予約設定部611を含む。予約設定部611は、操作部62からの操作信号に基づき、予約の設定を行なう。予約設定部611の機能は、記憶部65に記憶されたプログラムが読み出されて実現される。なお、この予約設定部611が行なう具体的な処理については、後述する。
また、情報表示装置6は、着脱可能な記録媒体66bを駆動するための駆動装置66aを備えていてもよい。そして、予約設定部611の機能を実現するためのプログラムが記録媒体66bから読み出されて記憶部65にロードされてもよい。
情報表示装置6は、たとえば一般的なパーソナルコンピュータ(PC)であるものとする。したがって、操作部62は、たとえばキーボードやマウスにより構成され、表示部63は、たとえば液晶により構成される。情報表示装置6と制御装置4とは、通信ネットワーク(図示せず)を介して情報の送受信を行なうことができる。なお、情報表示装置6は、制御装置4と電話回線を介して情報の送受信が可能な電話機などであってもよい。また、制御装置4と情報表示装置6とは、有線で通信されるものであってもよい。
(動作について)
図7および図8は、本発明の実施の形態1におけるエネルギー平準化処理を示すフローチャートである。この処理は、たとえば、情報表示装置6の電源がONされて、需要家によりエネルギー消費に関する予約設定メニューが選択された場合に開始される処理である。
はじめに、情報表示装置6の予約設定部61は、全体予約状況の確認要求を、通信I/F64を介して送信する(ステップS2)。そうすると、制御装置4は、通信I/F44を介して、全体予約状況の確認要求を受信する(ステップS4)。全体予約状況の確認要求データには、少なくとも発信元の情報表示装置6のアドレスが含まれているものとする。
次に、制御装置4のCPU41は、記憶部42に記憶された全体予約情報管理テーブル421に格納された全体予約情報を読出す(ステップS6)。
続いて、CPU41は、読出された全体予約情報に基づく全体予約状況の情報を、通信I/F44を介して、発信元の情報表示装置6に送信する(ステップS8)。「全体予約状況の情報」とは、全体予約情報に基づく、予約の混雑度を表わす情報であり、たとえば、どの日付および時間帯に、何件消費予約がされているかを表わす件数情報が含まれる。また、好ましくは、件数情報に加え、あるいは、件数情報に代えて、さらにエネルギー使用(消費)料の情報が含まれる。「エネルギー使用料」とは、各日付および時間帯について、エネルギー消費の予約をした場合に発生する料金である。
したがって、ステップS8において、まずCPU41の算出部412は、読み出した全体予約情報の予約件数に基づいて、各日付および時間帯のエネルギー使用料を算出する。エネルギー使用料は、予め定められた計算式を用いて算出されてもよいし、記憶部42に予約件数と予め対応付けて記憶しておき、これらの対応関係に基づいてエネルギー使用料が導出されてもよい。そして、このようにして得られたエネルギー使用料の情報と予約件数の情報とを含む全体予約状況の情報が、発信元の情報表示装置6に送信される。
なお、全体予約情報管理テーブル421に、次に予約をした場合のエネルギー使用料を記憶するための領域をさらに設けることとしてもよい。この場合、全体予約情報が更新される際に(後述のステップS64)、エネルギー使用料が算出されて、書き替えられる。したがって、ステップS6において、全体予約情報とともに、予め記憶されたエネルギー使用料が読み出されるため、ステップS8においては、読み出されたエネルギー使用料の情報と予約件数の情報とを含む全体予約状況の情報が、発信元の情報表示装置6に送信される。
情報表示装置6は、制御装置4から送信されてきた全体予約状況の情報を受信すると、予約設定部611は、当該情報を表示部63に表示する(ステップS10)。この際、1日ごとに予約状況を表示してもよいし、複数日まとめて予約状況を表示してもよい。本実施の形態では、1日ごとに予約状況を表示するものとする。そして、画面上には、予約情報およびキャンセルの情報を入力するための予約画面を要求する“予約”ボタンが表示される。
情報表示装置6のCPU61は、需要家により予約ボタンが選択されると(ステップS12)、制御装置4に対し、予約画面要求を送信する(ステップS14)。そうすると、制御装置4は、情報表示装置6から送信されてきた予約画面要求を受信する(ステップS16)。なお、予約画面要求データにも、少なくとも発信元の情報表示装置6のアドレスが含まれているものとする。
次に、制御装置4のCPU41は、予め記憶部42に記憶されたアドレス・ID対応テーブル423に基づいて、端末IDを認証する(ステップS18)。より具体的には、アドレス・ID対応テーブル423に基づいて、予約画面要求データに含まれる発信元の情報表示装置6のアドレスに対応する端末IDを検索し、抽出する。抽出した端末IDを内部メモリに一時記録する。
次に、制御装置4のCPU41は、記憶部42の予約登録数情報管理テーブル422を参照して、発信元の情報表示装置6の予約登録数を確認する(ステップS20)。つまり、予約登録数情報管理テーブル422を参照して、一時記録した端末ID81に対応付けられた予約登録数82が、いくつであるかを確認する。そして、CPU41は、予約登録数が、所定の閾値たとえば5件以下であるか否かを判断する(ステップS22)。予約登録数が5件以下であると判断した場合(ステップS22においてYES)、ステップS24に進む。一方、予約登録数が5件以下でないと判断した場合(ステップS22においてNO)、ステップS30に進む。
ステップS24において、CPU41は、予約登録数情報管理テーブル422から、一時記録した端末ID81に対応付けられた予約時間帯83の情報を読み出す。そして、CPU41は、読み出した予約時間帯83の情報を含む第1の個別予約状況の情報を送信する(ステップS26)。そうすると、情報表示装置6は、第1の個別予約状況の情報を受信し、表示部63に、受信した第1の個別予約状況の情報が表示される(ステップS28)。ステップS28の処理が終わると、ステップS42に進む。
ステップS30において、CPU41は、ステップS24の処理と同様に、予約登録数情報管理テーブル422から、一時記録した端末ID81に対応付けられた予約時間帯83の情報を読み出す。そして、CPU41は、読み出した予約時間帯83の情報を含む第2の個別予約状況の情報を送信する(ステップS32)。そうすると、情報表示装置6は、第2の個別予約状況の情報を受信し、表示部63に、受信した第2の個別予約状況の情報が表示される(ステップS34)。
ステップS28およびステップS34において、各個別予約状況の情報とともに、新規予約を行なうか、あるいは、登録済みの予約をキャンセルするかを選択するための、たとえばボタンが表示されるものとする。なお、予約およびキャンセルを選択するための機能を操作部62のキーに割り当ててもよい。
次に、情報表示装置6の予約設定部611は、需要家からの指示の内容を判断する(ステップS36)。指示の内容が「予約」であると判断した場合、ステップS38に進む。一方、指示の内容が「キャンセル」であると判断した場合、ステップS42に進む。
ステップS38において、予約設定部611は、需要家からの使用時間帯(日付を含む)の情報の入力を受付ける。次に、予約設定部611は、受付けた使用時間帯(以下「指定時間帯」ともいう)の情報を制御装置4に送信する(ステップS40)。そうすると、制御装置4は、情報表示装置6から送信されてきた指定時間帯の情報を受信する(ステップS46)。なお、この際にも、指定時間帯の情報とともに発信元の情報表示装置6のアドレスの情報が送受信されているものとする。
次に、制御装置4の算出部412は、全体予約情報管理テーブル421の全体予約情報に基づいて、需要家により指定時間帯の予約件数を確認する(ステップS48)。そして、算出部412は、エネルギー使用料を、予め定められた計算式に基づいて算出する(ステップS50)。なお、ここでの算出方法は、上記ステップS8で述べたように、計算式によるものでなくてもよい。また、ステップS8で算出した各日付および時間帯ごとのエネルギー使用料をそのまま利用してもよい。つまり、ステップS8で算出したエネルギー使用料を内部メモリに一時的に記憶して、おき、指定時間帯に対応するエネルギー使用料を抽出してもよい。
制御装置4は、算出した料金の情報を発信元の情報表示装置6に送信する(ステップS52)。なお、ステップS52において、料金の情報の他、たとえば、指定時間帯の予約件数の情報がさらに送信されてもよい。
情報表示装置6は、制御装置4より送信されてきた料金の情報を受信する(ステップS54)。そして、情報表示装置6の予約設定部611は、表示部63に受信した料金の情報を表示する(ステップS56)。この際、表示部63には、さらに、たとえば、表示中の料金で予約をするか否かを選択するためのボタンが表示される。なお、予約の可否を選択するための機能を操作部62のキーに割り当ててもよい。
次に、予約設定部611は、需要家よりOKの指示が入力されたか否かを判断する(ステップS58)。OKの指示が入力されたと判断した場合(ステップS58においてYES)、ステップS60に進む。一方、OKの指示が入力されなかった場合(ステップS58においてNO)、ステップS36に戻る。
ステップS42において、予約設定部611は、需要家よりキャンセルの時間帯の選択を受付ける。そして、選択されたキャンセルの時間帯の情報を送信する(ステップS44)。ステップS44の処理が終わると、ステップS64に進む。
ステップS60において、予約設定部611は、制御装置4に予約完了通知を送信する。これにより、制御装置4は、予約完了通知を受信する(ステップS62)。ステップS62の処理が終わると、ステップS64に進む。
ステップS64において、制御装置4のCPU41は、予約状況、すなわち、全体予約情報管理テーブル421の全体予約情報および予約登録数情報管理テーブル422の予約登録数情報を更新する。より具体的には、新規予約の場合、全体予約情報管理テーブル421内の、該当の日付および時間帯に対応する予約件数情報73の数値を1だけインクリメントし、端末ID74に、該当の情報表示装置6の端末IDを追加する。また、予約登録数情報管理テーブル422内の、予約登録数情報82の数値を1だけインクリメントし、予約時間帯データ83に、指定時間帯(日付および時間帯)の情報を追加する。
また、既存予約のキャンセルの場合には、全体予約情報管理テーブル421内の、該当の日付および時間帯に対応する予約件数情報73の数値を1だけデクリメントし、該当の情報表示装置6の端末IDを削除する。また、予約登録数情報管理テーブル422内の、予約登録数情報82の数値を1だけデクリメントし、予約時間帯データ83のうち、該当する時間帯(日付および時間帯)の情報を削除する。
以上で、本発明の実施の形態1におけるエネルギー消費平準化処理を終了する。
このように、本実施の形態によると、需要家は、能動的に、情報表示装置6を用いてエネルギー消費の平準化に参加することができる。これにより、小規模世帯でもエネルギー消費の平準化が可能となる。さらに、情報表示装置6ごとの、つまり負荷5ごとの予約登録数を制限し、予約を一つ消費するごとに新しく予約をできるシステムとすることで、需要家全員が平等に使用予約をすることができる。これにより、需要家のエネルギー消費平準化の意識を促進することができる。
なお、本実施の形態では、制御装置4の記憶部42に3つのテーブルが記憶されるものとして説明したが、このような形態に限定されない。少なくとも、全体予約情報管理テーブル421内の情報が記憶されていればよく、たとえば、予約登録数情報管理テーブル422を設けない構成であってもよい。また、ここでは、端末IDによって各情報表示装置6を特定することとしたが、各情報表示装置6のアドレスそのものにより管理するものであってもよい。
また、本実施の形態においては、ステップS40において指定時間帯の情報を送信した後、さらに、エネルギー使用料を需要家に提示することとしたが、このような処理を行なうことなく予約状況更新処理(ステップS64)を実行してもよい。また、逆に、ステップS10において表示される画面(図10参照)に、エネルギー使用料を表示することとしたが、この段階で料金の表示はしないこととしてもよい。これにより、予約完了までの時間を短縮することができる。また、予約設定に関する制御を簡単にすることができる。
(具体例について)
次に、実施の形態1において、第1のエネルギー供給装置1および第2のエネルギー供給装置2が供給するエネルギーが、たとえばお湯(熱エネルギー)である場合の具体例について説明する。
図9は、本発明の実施の形態1における、お湯に関するエネルギー消費平準化システム100Aの構成例を示す図である。たとえば、エネルギー消費平準化システム100Aは、発電によってお湯が生成される燃料電池11および燃料電池11で生成されるお湯を貯めるためのお湯タンク12を含む燃料電池システム1Aと、ガス給湯器2Aとを備える。
制御装置4は、燃料電池システム1Aからお湯の残量の情報を取得することができる。たとえば、3kl/hの負荷要求があったとき、お湯タンク12に1klのお湯しかなかったとする。この場合、制御装置4は、最初の1時間は2kl/hでお湯を生成するように、燃料電池システム1Aに指示を出す。以降の時間も負荷要求が変わらず3kl/hであったとすると、3kl/hでお湯を生成するように指示を出す。また、燃料電池システム1Aのお湯の生成可能量を超える要求があった場合には、制御装置4は、燃料電池システム1Aが最大までお湯を生成するよう制御して、残りをガス給湯器2Aから供給するようにエネルギー選択装置3を制御する。なお、燃料電池システム1Aが図1の第1の供給装置1に対応し、ガス給湯器2Aが図1の第2の供給装置2に対応するものとする。また、他の構成は図1に示した構成と同様であるので、ここでの説明は繰返さない。
本実施の形態において、燃料電池11を一日中一定の出力で稼動させるとする。この場合、毎時一定量のお湯が生成されることから、燃料電池11で生成されるお湯は、お湯タンク12に貯められるか、または、直接使用されることになる。
この例においては、ある需要家が情報表示装置6を用いてお湯の使用の予約をした段階で、燃料電池システム1Aのお湯に余裕がある場合の料金を安く、燃料電池システム1Aに余裕がなくなってきたら少し料金を高く設定する。そして、燃料電池システム1Aからのお湯ではまかないきれず、ガス給湯器2Aを使用しなければならない場合は、さらに料金を高く設定する。したがって、エネルギー使用料は、たとえば、以下のような計算式で計算される。
エネルギー使用料(円/l)=登録済み予約件数+1
なお、クリーンエネルギーを生成して供給するための装置としては、燃料電池11以外にも、太陽光温水器、電気湯沸かし器、ボイラー、地熱などを用いてもよい。
図10は、エネルギーがお湯である場合の全体予約状況の表示例(図7のステップS10)を示す図である。図10を参照して、表示部63には、5月20日における時間帯ごとのお湯予約状況が表示される。本実施の形態では、お湯予約状況とともに、時間帯ごとのエネルギー使用料が表示される。たとえば、予約件数が0件の時間帯は、使用料:1円/lであり、予約件数が1件の時間帯は、使用料:2円/lであり、予約件数が2件の時間帯は、使用料:3円/lである。
また、表示部63には、予約画面を要求するための予約ボタン91、次の日の予約状況を表示するためのボタン92および前の日の予約状況を表示するためのボタン93が表示される。
図11(A)は、上記第2の個別予約状況の表示例(図8のステップS34)を示す図である。図11(A)を参照して、表示部63には、たとえば「現在の予約件数は4件です。あと1件予約できます。」というメッセージ101が表示される。また、新規予約を行なうための表示と、既存予約が存在する場合には、既存予約をキャンセルするための表示とがなされる。より詳細には、図11(A)を参照して、新規予約を行なうための表示としては、「新しく予約しますか?」というメッセージ102と、新規予約を選択するための“新規予約”ボタン103Aと、予約情報すなわち、新規予約の日付および時間帯を入力するための入力欄104とが表示される。また、既存予約をキャンセルするための表示としては、「予約をキャンセルしますか?」というメッセージ105と、キャンセルを選択するための“キャンセル”ボタン103Bと、「キャンセルする時間帯を選択して下さい。」というメッセージ106と、既存予約の日付および時間帯それぞれごとにキャンセルを選択するための“選択”ボタン107とが表示される。また、入力完了を通知するための“予約画面終了”ボタン108が表示される。
図11(B)は、上記第1の個別予約状況の表示例(図8のステップS28)を示す図である。図11(B)を参照して、表示部63には、たとえば「現在の予約件数は5件です。これ以上予約できません。」というメッセージ121が表示される。また、既存予約が存在する場合には、既存予約をキャンセルするための表示がなされる。より詳細には、「どの予約をキャンセルしますか?」というメッセージ109と、既存予約の日付および時間帯それぞれごとにキャンセルを選択するための選択ボタン107とが表示される。また、入力完了を通知するための予約画面終了ボタン108が表示される。
なお、いずれかの選択ボタン107が選択された場合、対応する既存予約の日付および時間帯と、「キャンセルしますか?」というメッセージとをさらに表示して、再度、需要家からの指示を求めることとしてもよい。これにより、誤ってキャンセルしてしまうことを防止することができる。
図12は、料金情報の表示例(図8のステップS54)を示す図である。
図12を参照して、表示部63には、予約した日付(5/23)および時間帯(20:00〜21:00)の情報141と、たとえば「使用料金は2円/lです。よろしいですか?」という使用料金の情報142とが表示される。また、表示中の使用料金で予約を実行する場合に操作される“OK”ボタン143と、予約のやり直しをする場合に操作される“やり直し”ボタン144とが表示される。
図13は、本発明の実施の形態1におけるエネルギー消費平準化の過程の一例を説明するための図である。図13(A)は、ある日に、需要家A〜Fが希望するエネルギーの使用時間帯を示す図である。この図によると、需要家Aは21〜22時に、需要家Bは22〜23時に、需要家Cは20〜21時に、需要家Dは20〜21時に、需要家Eは21〜22時に、需要家Fは21〜22時に、お湯の使用を希望している。なお、需要家A〜Fは、各々、1つの情報表示装置6に対応しているものとする。
ここで、お湯の予約単位はたとえば1時間とし、需要家Aから順に予約をしていったものと仮定する。また、ある時間帯に最初に予約した需要家は1円/lと仮定し、同じ時間帯に2番目に予約した需要家は2円/l、3番目は3円/lとする。この場合、需要家Aは、21〜22時の間に予約を入れると、予約を入れたその時間帯に他の予約がないため、1円/lとなる。需要家Bは、22〜23時の間に予約を入れると、その時間帯に他の予約がないため、1円/lとなる。需要家Cは、20〜21時の間に予約を入れると、その時間帯に他の予約がなかったため、1円/lとなる。しかし、需要家Dは、20〜21時の間に予約を入れたいが、需要家Cがすでに予約しているため、2円/lでしか予約ができないことになる。よって、需要家Dは、まだ誰も予約していない19〜20時の間に1円lで予約を入れる。また、需要家Eは、21〜22時の間に予約を入れたかったが、需要家Aがすでに予約しているめ、2円/lでしか予約ができない。よって、まだ誰も予約していない23〜24時の間に1円/lで予約を入れる。需要家Fは、21〜22時の間に予約を入れたいが、需要家Aがすでに予約しているため、2円/lでしか予約ができない。しかし、他の時間に変更したくないとすると、需要家Fは、しかたなく21〜22時の間に2円/lで予約を入れることになる。このようにして平準化された後の予約状況を図13(B)に示す。
その後、たとえば、この日に需要家Aが急遽出張に行くことになり、21〜22時のお湯の使用がキャンセルされたとする。そうすると、需要家Fは2円/lでお湯を使用する予定だったが、自動的に繰り下げで1円/lで使用できるようにしてもよい。また、需要家Cが、この日の帰りが遅くなりそうな場合、需要家Cは、やむなく20〜21時に1円/lで使用する予約を、23〜24時に2円/lで使用する予約に変更したとする。そうすると、需要家Dは、20〜21時が空いたので、19〜20時の予約をキャンセルして、20〜21時を予約することが可能となる。このような予約情報に基づく、エネルギーの使用(消費)状況を図13(C)に示す。
たとえばこの場合、23〜24時に2件のお湯の使用が重なるため、燃料電池システム1Aからのお湯ではまかなえず、ガス給湯器2Aからお湯を使用することになるが、どちらの需要家がガス給湯器2Aからのお湯を使おうとも、お湯の使用料金は予約どおり需要家Eが1円/l、需要家Cが2円/lとする。そして、ガス給湯器2Aは、燃料電池システム1Aからのお湯からまかなえない場合にのみバルブを開放するという条件にする。すなわち、制御装置4の切替制御部411は、燃料電池システム1Aから提示されるお湯の残量の情報および全体予約情報管理テーブル421の全体予約情報に基づいて、エネルギー選択装置3を制御する。
なお、燃料電池システム1Aが、ある一定時間しかお湯を生成しないような装置の場合、お湯タンク12にお湯を貯蓄し、お湯タンク12にお湯が多く余っている場合はお湯料金を安くしたり、お湯が少ない場合はお湯料金を高くしたりしてもよい。このようにすることで、お湯タンク12を小さくすることができ、かつエネルギー消費の平準化を図ることができる。
また、当日分の予約を、予約件数に含めないこととしてもよい。つまり、各需要家の予約件数が予約最大登録数(たとえば5件)に到達していたとしても、当日使用分であれば、予約を可能としてもよい。この場合、たとえば、ステップS50において、さらに、当日予約か否かを判断し、当日予約である場合には、翌日以降分の予約をした場合の料金の2倍の料金を導出してもよい。また、図8のステップS62の次に、当日か否かを判断し、当日である場合に予約状況更新処理(ステップS64)に進み、当日でない場合には、ステップS64の処理をスキップして終了してもよい。
このようにすることで、以下のような過程を経て、エネルギー消費の平準化が可能となる。なお、ここでは説明を簡単にするために、需要家A〜Cが存在し、かつ、予約最大登録数を1とする。
たとえば、需要家Aが翌日(1日目)の20〜21時に先に予約をとっているとする。需要家Bは1時間ずらして19〜20時に予約しているとする。この場合、需要家Cは、翌日分の予約はあきらめて、翌々日(2日目)の20〜21時に予約をし、翌々日に安い料金で使用しようと考える。そして、需要家Cは、当日分の使用は、余っている安い時間か、他の予約が入っていて少々高い時間に、当日予約をする。
その翌日(1日目)、需要家Bは、19〜20時にエネルギーを使用すると、次の予約が可能になる。しかし2日目はすでに需要家Cが予約しているため、需要家Bは、3日目の20〜21時に予約をいれ、2日目は当日予約をすることにする。また、1日目、需要家Aが20〜21時にエネルギーを使用し、次の予約をしようとする場合、2日目は20〜21時に需要家Cの予約が入っているため、たとえば19〜20時に予約をすることになる。
上記のように、情報表示装置6ごと、すなわち負荷5ごとの予約登録数を制限することにより、同一需要家が同じ時間にエネルギーを独占することができなくなる。また、当日予約を予約登録数に含めないことによって、当日予約で高い値段でエネルギーを使うかわりに、次のときに都合の良い時間に安い値段でエネルギーを使用できることが可能となる。よって、各需要家がエネルギー消費の予約を平等に、かつ、能動的に行なえるようになる。
なお、情報表示装置6の数が多くなっても、基本的にこのような予約方法を実行することで、エネルギー消費の平準化が実現可能となる。
(変形例1)
次に、実施の形態1の変形例1として、電力に関するエネルギー消費平準化について説明する。
図14は、本発明の実施の形態1の変形例1における、電力に関するエネルギー消費平準化システム100Bの構成を示す図である。たとえば、エネルギー消費平準化システム100Bは、発電機1Bと系統電力2Bとを備える。発電機1Bに該当するものとして、太陽光発電、ガス発電機、風力発電、独立電源型の地熱発電などがある。
制御装置4は、発電機1Bから発電量の情報を取得することができる。たとえば、負荷5が3kWhの電力を要求してきた場合、制御装置4は、発電機1Bが3kWhの電力を出力するように制御する。負荷5が発電機1Bの限界を超える要求をした場合には、制御装置4は、発電機1Bが最大まで発電するよう制御して、残りを系統電力2Bから供給するようにエネルギー選択装置3を制御する。なお、発電機1Bが図1の第1の供給装置1に対応し、系統電力2Bが図1の第2の供給装置2に対応するものとする。
本発明の実施の形態1の変形例1においては、情報表示装置6も、負荷5に含まれることになるが、ここでは、説明を簡単にするために、負荷5と情報表示装置6とを別のブロックに示す。他の構成は図1に示した構成と同様であるので、ここでの説明は繰返さない。また、実施の形態1の変形例1におけるエネルギー平準化処理のフローについても、実施の形態1と同様であるので、説明は繰返さない。
図15は、本発明の実施の形態1の変形例1におけるエネルギー消費平準化の過程の一例を説明するための図である。図15(A)は、ある日に、需要家A〜Dが希望するエネルギーの使用時間帯を示す図である。この図によると、需要家Aは20〜21時に、需要家Bは20〜21時に、需要家Cは19〜20時に、需要家Dは20〜21時に、電力の使用を希望している。なお、需要家A〜Dは、各々、1つの情報表示装置6に対応しているものとする。
ここで、電力の予約単位をたとえば1時間とし、需要家Aから順に予約していったものと仮定する。また、ある時間に最初に予約した需要家は5円/kWhとし、同じ時間に2番目に予約した需要家は8円/kWh、3番目は11円/kWh、予約をせずに使用した場合は15円/lとする。
需要家Aは、20〜21時の間に予約を入れると、その時間帯に他の予約がないため、エネルギー使用料は5円/kWhとなる。需要家Bは、20〜21時の間に予約を入れたかったが、需要家Aがすでに予約しているため、その時間帯は8円/kWhでしか予約ができない。よって、需要家Bは、まだ誰も予約していない21〜22時に5円/kWhで予約を入れる。需要家Cは、19〜20時の間に予約を入れ、その時間帯に他の予約がないため、エネルギー使用料は5円/kWhとなる。需要家Dは20〜21時の間に予約を入れたかったが、需要家Aがすでに予約していたため、8円/kWhでしか予約ができない。しかし、他の時間帯に変更したくない場合、需要家Dは、20〜21時に8円/kWhで予約を入れることになる。このような予約情報に基づく、エネルギーの使用(消費)状況を図15(B)に示す。
なお、ある需要家が1時間ずっと5円/kWhだからといって大量に電力を消費して、エネルギー消費平準化を円滑に行えないような状況になることを避けるために、次のような処理を行なってもよい。すなわち、負荷ごとのエネルギー消費可能容量を予め定めておく(たとえば1時間あたり各需要家が予約して使用できる電力を1kWhと制限するなど)。そして、予約の段階で表示される画面(たとえば図10および/または図11)に、1時間にある一定の電力以上を使用した場合、超過した電力料金を15円/kWhにするなどの項目を設ける。このようにすることで、発電機1Bだけで賄えると考えられていたのに系統電力2Bを使用しなければならなくなったというような問題を解消することができ、より円滑にエネルギー消費平準化を促すことができる。
また、発電機1Bの全容量(供給限界)と、負荷ごとのエネルギー消費可能容量とに基づき、予約の段階で表示される画面(たとえば図10および/または図11)に、発電機1Bの残容量を表示してもよい。つまり、たとえば、発電機1Bの全容量(供給限界)が1時間に2kWhであるとしすると、ある時間帯の登録済みの予約件数が1件の場合、発電機1Bの残容量は1kWhしかない旨の表示を行なうこととしてもよい。このように、各需要家に発電機1Bの残存容量が少ないことを知らせることで、エネルギー消費平準化を促すことが可能となる。
なお、各時間帯における予約状況により、たとえばある時間帯に予約が殺到した場合でも、可能であれば発電機1Bがその需要に応じられる限り出力するように制御装置4の切替制御部411が発電機1Bを制御することが好ましい。
また、制御装置4は、各時間帯における予約状況により、発電機1Bを制御することが好ましい。たとえば、発電機1Bの発電能力が最大3kWであり、1つの予約に対して1kWを消費すると仮定するとした場合、予約が1件であれば、制御装置4は発電機1Bを1kW電力を生成するように制御することが好ましい。また、予約が3件であれば、発電機1Bを3kW電力を生成するように制御することが好ましい。
(変形例2)
次に、実施の形態1の変形例2として、蓄電設備を有する電力に関するエネルギー消費平準化について説明する。
図16は、本発明の実施の形態1の変形例2における、蓄電設備を有する電力に関するエネルギー消費平準化システム100Cの構成を示す図である。たとえば、エネルギー消費平準化システム100Cは、発電機1Cと系統電力2Cと蓄電設備12Cとを備える。なお、蓄電設備12Cを備える他は、実施の形態1の変形例1におけるエネルギー消費平準化システム100Bの構成と同様であるので、ここでの説明は繰返さない。また、実施の形態1の変形例2におけるエネルギー平準化処理のフローについても、実施の形態1と同様であるので、説明は繰返さない。
制御装置4は、発電機1Cからの発電量の情報を取得することができる。たとえば、3kWの負荷要求があったとき、蓄電設備12Cに1kWhの電力しかなかったとする。この場合、制御装置4は、最初の1時間は2kW電力を生成するように、発電機1Cに指示を出す。以降の時間も負荷要求が変わらず3kWであったとすると、3kW電力を生成するように、発電機1Cに指示を出す。また、発電機1Cのお湯の生成可能量を超える要求がでた場合は、制御装置4は、発電機1Cが最大まで電力を生成するよう制御して、残りを系統電力2Cから供給するようにエネルギー選択装置3を制御する。
また、実施の形態1の変形例1と同様に、発電機1Cが図1の第1の供給装置1に対応し、系統電力2Cが図1の第2の供給装置2に対応するものとする。なお、蓄電設備12Cと発電機1Cとが、第1の供給装置1に対応するものとしてもよい。
このような構成とすることで、発電機1Cと系統電力2Cとから、蓄電設備12Cに充電が可能となる。これにより、負荷要求が多くて発電機1Cだけでは電力をまかなえないときに、蓄電設備12Cから電力を供給したりすることも可能となる。
また、夜間の安い系統電力2Cを蓄電設備12Cに蓄電し、昼間に使用可能とすることにより昼間の電力料金を安くすることが可能となる。また、たとえば発電機1Cが太陽電池の場合、昼間の余剰電力を蓄電して、その他の時間に蓄電した電力を使用することにより、その時間の電力料金を安くすることも可能である。また、蓄電設備12Cを備えることによって、負荷が急激に変動したときに、蓄電設備12Cに発電機1Cのバッファ機能をもたせることが可能となる。これにより、発電機1Cの故障を防ぐことが可能となる。
(変形例3)
次に、実施の形態1の変形例3として、太陽電池を有する電力に関するエネルギー消費平準化について説明する。実施の形態1の変形例3におけるエネルギー消費平準化システムの構成は、図14に示した発電機1Bを、太陽電池と置き換えるだけであるので、ここでの説明は繰返さない。また、実施の形態1の変形例3におけるエネルギー平準化処理のフローについても、実施の形態1と同様であるので、説明は繰返さない。
太陽電池のような電力供給が不安定な装置の場合は、たとえば発電量が多い時間帯は料金を安くして、発電量が少ない時間帯は料金を高くするというような設定をしてもよい。たとえば、制御装置4の記憶部42に、時間帯と料金との対応テーブルを予め記憶しておく。そして、予約の段階で表示される画面(たとえば図10および/または図11)に、時間帯ごとに設定された料金を表示する。これにより、エネルギー消費の平準化を図ることが可能となる。なお、記憶部42に料金と対応付けられて記憶される時間帯は、予約の単位(1時間)と同じ時間帯でなくてもよい。
以下に、太陽電池を有する電力に関するエネルギー消費平準化の過程の一例を示す。
ある日の朝、需要家Aは、翌日に掃除、洗濯を行なう予定にしていたとする。しかし、翌日の天気予報が雨で、翌々日の天気予報が晴れだと分かった場合、需要家Aは、翌日の昼間の電力の使用料金は高くなるため、翌々日に掃除、洗濯を行なう予定に変更する。
このように、本実施の形態の変形例3においても、需要家が能動的にエネルギー消費を平準化することが可能となる。
また、変形例3においても、制御装置4は、予約情報を先着順に受け付け、同じ時間帯であっても登録済みの予約件数に応じてエネルギー使用料が算出されることが好ましい。
(変形例4)
次に、実施の形態1の変形例4として、熱電併給のエネルギー消費平準化について説明する。
実施の形態1およびその変形例1では、それぞれ、お湯および電力に関するエネルギー消費平準化について説明したが、両方を同時に平準化することも可能である。
図17は、本発明の実施の形態1の変形例4における、熱電併給のエネルギー消費平準化システム100Dの構成を示す図である。たとえば、エネルギー消費平準化システム100Dは、燃料電池1Dと系統電力21Dとガス給湯器22Dとを備える。なお、燃料電池1Dが図1の第1の供給装置1に対応し、系統電力21Dおよびガス給湯器22Dが図1の第2の供給装置2に対応するものとする。また、他の構成は図1に示した構成と同様であるので、ここでの説明は繰返さない。
また、実施の形態1の変形例4におけるエネルギー平準化処理のフローについても、実施の形態1と同様であるので、説明は繰返さない。なお、お湯と電力とのそれぞれについて、図7および図8に示した平準化処理が実行されてもよいし、お湯と電力とを同時に予約可能であってもよい。
ところで、燃料電池1Dは、定格出力をしている間が一番効率がよく、定格よりも弱い出力で使用すると効率が下がってしまうという特徴がある。このことから、燃料電池1Dを定格運転させ、かつ、発生する電力とお湯のエネルギーを平準化により両方無駄なく使用することは、燃料電池1Dの運転効率の向上にもつながる。
制御装置4は、電力とお湯との両方の出力を制御することから、電力は燃料電池1Dからの供給で足りるが、お湯は燃料電池1Dからの供給で足りない場合、もしくは、お湯は燃料電池1Dからの供給で足りるが、電力は燃料電池1Dからの供給で足りない場合が考えられる。したがって、予約の段階において、足りない方のエネルギーの値段を上げることによって、燃料電池1Dからの出力に見合った、お湯および電力のエネルギー消費平準化を促すことが可能となる。あるいは、電力およびお湯のうち需要の多い方に、燃料電池1Dの出力をそろえて、余っている方のエネルギーの値段を下げることとしてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態1およびその変形例1〜4では、予約の単位の時間帯を1時間としたが、これに限られず、たとえば2時間であってもよいし、1日単位であってもよいし、各需要家が時間の幅を選択できてもよい。また、時間帯に限られず、特定の時刻および/または日付が選択可能であってもよい。
また、本発明の情報表示装置6が行なう予約設定方法、あるいは、制御装置4が行なうエネルギー供給方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-ROM)などの光学媒体や、メモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1におけるエネルギー消費平準化システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態1およびその変形例1〜4のエネルギー消費平準化システムにおける制御装置の構成を示すブロック図である。 全体予約情報管理テーブルの構造例を示す図である。 予約登録数情報管理テーブルの構造例を示す図である。 アドレス・ID対応テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1のエネルギー消費平準化システムにおける情報表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるエネルギー平準化処理を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるエネルギー平準化処理を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における、お湯に関するエネルギー消費平準化システムの構成例を示す図である。 図7のステップS10において表示される全体予約状況の画面の一例を示す図である。 (A)は、図8のステップS34において表示される第2の個別予約状況の画面の一例を示す図であり、図8のステップS28において表示される第1の個別予約状況の画面の一例を示す図である。 図8のステップS54で表示される料金情報の画面の一例を示す図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施の形態1におけるエネルギー消費平準化の過程の一例を説明するための図である。 本発明の実施の形態1の変形例1における、電力に関するエネルギー消費平準化システムの構成を示す図である。 (A)および(B)は、本発明の実施の形態1の変形例1におけるエネルギー消費平準化の過程の一例を説明するための図である。 本発明の実施の形態1の変形例2における、蓄電設備を有する電力に関するエネルギー消費平準化システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例4における、熱電併給のエネルギー消費平準化システムの構成を示す図である。
符号の説明
1,2 エネルギー供給装置、1A 燃料電池システム、1D 燃料電池、1B 発電機、1C 発電機、2A,22D ガス給湯器、2B,2C,21D 系統電力、3 エネルギー選択装置、4 制御装置、5 負荷、6 情報表示装置、11 燃料電池、12 お湯タンク、12C 蓄電設備、41,61 CPU、42,65 記憶部、43 計時部、44,64 通信I/F、45 出力部、61 予約設定部、62 操作部、63 表示部、66b 記録媒体、66a 駆動装置、100,100A,100B,100C,100D エネルギー消費平準化システム、411 切替制御部、412 算出部、421 全体予約情報管理テーブル、422 予約登録数情報管理テーブル、423 アドレス・ID対応テーブル、611 予約設定部。

Claims (16)

  1. 複数の負荷が消費するエネルギーを平準化するためのエネルギー消費平準化システムであって、
    エネルギーを前記複数の負荷に供給するための第1および第2のエネルギー供給装置と、
    前記第1および第2のエネルギー供給装置からの出力のうちいずれか1つを選択して、前記複数の負荷にエネルギーを出力するための選択装置と、
    前記複数の負荷の各々ごとに、前記複数の負荷についての全体予約情報に基づく、予約の混雑度を表わす予約状況の情報を表示するための表示手段と、
    前記複数の負荷の各々ごとに、エネルギーの消費を予約するための予約入力手段と、
    前記予約入力手段により入力された予約情報に基づいて、前記選択装置の切り替えを行なうための制御装置とを備える、エネルギー消費平準化システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記複数の負荷のそれぞれがどの時間帯にエネルギーを消費する予約がされているかを表わす前記全体予約情報を記憶するための全体予約情報記憶手段と、
    前記全体予約情報に基づく前記予約状況の情報を送信するための第1の送信手段とを含み、
    前記予約入力手段と前記表示手段とは、前記複数の負荷それぞれの需要家ごとに設けられる情報表示装置に含まれ、
    前記情報表示装置は、前記入力された予約情報を前記制御装置に送信するための第2の送信手段をさらに含み、
    前記制御装置は、受信した前記予約情報に基づいて、前記全体予約情報を更新するための更新手段をさらに含む、請求項1に記載のエネルギー消費平準化システム。
  3. 前記制御装置は、前記全体予約情報に基づいて、前記選択装置の前記第1および第2のエネルギー供給装置の切替を制御するための切替制御手段をさらに含む、請求項2に記載のエネルギー消費平準化システム。
  4. 前記切替制御手段は、前記全体予約情報に基づくエネルギー消費量が、前記第1のエネルギー供給装置の容量の範囲内である場合に、前記第1のエネルギー供給装置を選択するように前記選択装置を制御し、前記容量の範囲外である場合には、前記第2のエネルギー供給装置を選択するように前記選択装置を制御する、請求項3に記載のエネルギー消費平準化システム。
  5. 前記制御装置は、前記複数の負荷の各々ごとに、予約登録数を記憶するための登録数記憶手段をさらに含み、
    前記制御装置は、前記予約登録数が所定の閾値以下の場合に、新たな前記予約情報を受け付ける、請求項2に記載のエネルギー消費平準化システム。
  6. 前記制御装置は、前記予約入力手段により翌日分以降の予約情報が入力された場合に、前記予約登録数を更新する、請求項5に記載のエネルギー消費平準化システム。
  7. 前記複数の負荷の各々ごとのエネルギーの消費可能容量が予め定められ、
    前記表示手段には、前記消費可能容量を越えた場合の超過料金がさらに表示される、請求項1に記載のエネルギー消費平準化システム。
  8. 前記制御装置は、前記第1のエネルギー供給装置の容量と、前記全体予約情報とに基づいて、時間帯ごとの前記第1のエネルギー供給装置の残容量を算出し、
    前記第1の送信手段は、算出された前記残容量の情報をさらに送信し、
    前記表示手段は、受信される前記残容量の情報をさらに表示する、請求項2に記載のエネルギー消費平準化システム。
  9. 前記制御装置は、先着順に前記予約情報を受け付け、
    前記制御装置は、前記全体予約情報および前記予約情報に基づき、エネルギーの消費料を算出するための算出手段をさらに含み、
    前記第1の送信手段は、算出された前記消費料の情報をさらに送信し、
    前記表示手段は、受信される前記消費料の情報を、前記予約状況の情報として表示し、
    前記更新手段は、前記需要家から前記消費料で合意の指示を受け付けた場合に、前記全体予約情報を更新する、請求項2に記載のエネルギー消費平準化システム。
  10. 前記制御装置は、さらに、前記全体予約情報に基づいて、前記第1のエネルギー供給装置を制御する、請求項1に記載のエネルギー消費平準化システム。
  11. 前記エネルギーは電力エネルギーである、請求項1または2に記載のエネルギー消費平準化システム。
  12. 前記エネルギーは電力エネルギーであり、前記第1のエネルギー供給装置により生成された電力を蓄えるための蓄電設備をさらに備える、請求項1または2に記載のエネルギー消費平準化システム。
  13. 前記エネルギーは電力エネルギーおよび熱エネルギーである、請求項1または2に記載のエネルギー消費平準化システム。
  14. 前記複数の情報表示装置は、前記複数の負荷に含まれる、請求項11〜13のいずれかに記載のエネルギー消費平準化システム。
  15. 前記エネルギーは熱エネルギーである、請求項1に記載のエネルギー消費平準化システム。
  16. 複数の負荷と、エネルギーを前記複数の負荷に供給するための第1および第2のエネルギー供給装置と、前記複数の負荷のそれぞれに対応する複数の情報表示装置と、前記第1および第2のエネルギー供給装置からの出力のうちいずれか1つを選択して、前記複数の負荷にエネルギーを出力するための選択装置と、前記選択装置を制御するための制御装置とを備えるエネルギー消費平準化システムにおいて、前記複数の負荷が消費するエネルギーを平準化するためのエネルギー消費平準化方法であって、
    各前記情報表示装置は、
    前記複数の負荷についての全体予約情報に基づく、予約の混雑度を表わす予約状況の情報を表示するステップと、
    エネルギーの消費に関する予約情報を入力するステップと、
    入力された前記予約情報を前記制御装置に送信するステップとを含み、
    前記制御装置は、
    前記予約情報を受信するステップと、
    受信した前記予約情報に基づいて、前記全体予約情報を更新するステップとを含む、エネルギー消費平準化方法。
JP2005264927A 2005-09-13 2005-09-13 エネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法 Expired - Fee Related JP4570540B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005264927A JP4570540B2 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 エネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005264927A JP4570540B2 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 エネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007079765A true JP2007079765A (ja) 2007-03-29
JP4570540B2 JP4570540B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=37940028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005264927A Expired - Fee Related JP4570540B2 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 エネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4570540B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124846A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Mitsubishi Electric Corp 集合住宅の電力配電システム、集合住宅の電力配分方法、集合住宅の電力配電管理装置
JP2013030068A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Nec Corp 消費電力管理システム、サーバ、端末、消費電力管理方法およびプログラム
JP2016028350A (ja) * 2015-10-26 2016-02-25 日本電気株式会社 消費電力管理方法、サーバおよび端末

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198423A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Toshiba Corp エネルギーマネージメントシステム、エネルギーマネージメント方法及びエネルギーマネージメント用プログラム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005198423A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Toshiba Corp エネルギーマネージメントシステム、エネルギーマネージメント方法及びエネルギーマネージメント用プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124846A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Mitsubishi Electric Corp 集合住宅の電力配電システム、集合住宅の電力配分方法、集合住宅の電力配電管理装置
JP2013030068A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Nec Corp 消費電力管理システム、サーバ、端末、消費電力管理方法およびプログラム
JP2016028350A (ja) * 2015-10-26 2016-02-25 日本電気株式会社 消費電力管理方法、サーバおよび端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP4570540B2 (ja) 2010-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5530314B2 (ja) 地域内電力融通システム
JP6178045B2 (ja) エネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラムおよびサーバ装置
US20120209443A1 (en) Electric device and power management apparatus for changing demand response (dr) control level
JP5576218B2 (ja) 地域内電力融通システム
JP2009124885A (ja) 電力需給調整支援システム
JP5926156B2 (ja) 需要家エネルギー管理装置およびシステム
JP2001211548A (ja) 発電計画作成方法および装置
JP5656921B2 (ja) 電力融通装置、電力融通システム、電力融通方法及びプログラム
JP2013143838A (ja) 充放電制御装置
JP2010016989A (ja) 発電システム
Alsabbagh et al. Distributed charging management of electric vehicles considering different customer behaviors
JP2006352933A (ja) 電力供給制御方法および電力供給制御システム
JP2019030088A (ja) 電力融通システム
JP6197689B2 (ja) 運転計画支援プログラム、運転計画支援方法および運転計画支援装置
JP4570540B2 (ja) エネルギー消費平準化システムおよびエネルギー消費平準化方法
JP2001258157A (ja) 発電機の運転計画作成装置、発電機の運転計画方法および発電機の運転計画プログラムが格納された記憶媒体
JP4743351B2 (ja) 売電管理システム
KR20150037410A (ko) 분산 전원의 스케쥴링 및 실시간 제어를 통한 빌딩 에너지 관리 장치
JP2014135079A (ja) ビル電力管理装置、ビル電力管理システム、テナント電力管理システム、ビル電力管理方法、及びプログラム
JP2016134933A (ja) エネルギー管理システム、コンピュータプログラム及び運転計画の算出方法
EP3011656A1 (en) Charging electronic devices
JP4179293B2 (ja) 発電機運用計画作成装置及び発電機運用計画作成プログラム
JP5799248B2 (ja) 機器制御装置、機器制御方法、及び機器制御プログラム
JP6505460B2 (ja) 電力管理システム、電力管理方法及びプログラム
JP2023166907A (ja) データセンタにおける運用計画作成装置及び運用計画作成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees