JP2007079754A - 管理装置及び管理方法並びにストレージシステム - Google Patents

管理装置及び管理方法並びにストレージシステム Download PDF

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Abstract

【課題】
より詳細に電力消費量を管理し、電力消費量に関する問題分析やデータの適切な再配置を容易化させ得る管理装置及び管理方法並びにストレージシステムを提案する。
【解決手段】
ストレージシステム内の複数の記憶デバイスからなる記憶デバイスグループにより提供される記憶領域上に設定された論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、記憶デバイスグループごとの電力消費量を演算し、演算により算出した記憶デバイスグループごとの電力消費量を、論理記憶領域ごとのアクセス状況と併せて出力するようにした。
【選択図】 図25

Description

本発明は、管理装置及び管理方法並びにストレージシステムに関し、特に消費電力の管理技術に関する。
1台以上の外部記憶装置と1台以上の計算機を接続するネットワークをSAN(Storage Area Network)と呼ぶ。SANは、複数の計算機が1つの大容量記憶装置を共有するために特によく使われる計算機システムである。SANは、記憶容量や計算機を後から追加・削除することが容易であり、拡張性に優れるという利点がある。
SANに接続する外部記憶装置には、データを分解して複数のハードディスクドライブ等の磁気記憶装置に対して並列に読み書きする、いわゆるRAID(Redundant Array of Independent Disks)ストレージシステムを利用することが一般的である。
また近年では、RAIDストレージシステムに対して、一定条件のもとに磁気記憶装置を停止し、電力消費を節減する機能を搭載したMAID(Massive Array of Inactive Disks)ストレージシステムが提案されている(特許文献1参照)。
米国特許第20040054939号明細書
近年のインターネットの爆発的普及やグローバル化及び生活基盤の高度情報化に伴い、業務用情報機器の運用は、365日24時間稼動させることが前提とされるケースが一般的である。しかしながら、大型計算機や大容量記憶装置の常時稼動は電力消費が多大であるという課題があった。
こうした課題を顧みて開発された技術の1つが上述のMAIDである。MAIDストレージシステムは、一定時間使用されていない磁気記憶装置を停止させることで、消費電力を抑制するものである。
しかしながら、従来のMAID技術では、稼動する磁気記憶装置を集約することで、さらに消費電力を節減しようとする試みがなされてこなかった。
また、従来技術における記憶装置の電力管理にあっては、装置が搭載する外部電源供給装置を対象とした消費電力の測定が行われていた。このため、記憶装置を構成する論理構成単位での消費電力を管理することができなかった。こうした制限により、装置内のどの部位で電力の消費量が大きいのか、あるいは小さいのかを把握することができなかった。
同様に、消費電力と特定部位の稼働率や機器性能との関係を調査する手段がないため、消費電力抑制効果と性能劣化の関係を把握することができなかった。
さらには、上記の消費電力分析手段の欠如により、消費電力を抑制するためのシステム構成の再設計並びに最適化ができないという課題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、より詳細に電力消費量を管理し、電力消費量に関する問題分析やデータの適切な再配置を容易化させ得る管理装置及び管理方法並びにストレージシステムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、それぞれ上位装置からの入出力要求に応じてデータを入出力する1又は複数のストレージシステムを管理する管理装置において、前記ストレージシステム内の複数の記憶デバイスからなる記憶デバイスグループにより提供される記憶領域上に設定された論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、前記記憶デバイスグループごとの電力消費量を演算する演算処理部と、前記演算処理部により算出された前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量を、前記論理記憶領域ごとのアクセス状況と併せて出力する出力部とを備えることを特徴とする。
また本発明においては、それぞれ上位装置からの入出力要求に応じてデータを入出力する1又は複数のストレージシステムを管理する管理方法において、前記ストレージシステム内の複数の記憶デバイスからなる記憶デバイスグループにより提供される記憶領域上に設定された論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、前記記憶デバイスグループごとの電力消費量を演算する第1のステップと、演算により算出した前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量を、前記論理記憶領域ごとのアクセス状況と併せて出力する第2のステップと備えることを特徴とする。
さらに本発明においては、データを記憶する複数の記憶デバイスを有する1又は複数のストレージシステムと、前記ストレージシステムを管理する管理装置とを有するストレージ管理システムにおいて、前記ストレージシステムは、前記上位装置から与えられるデータを、複数の前記記憶デバイスからなる記憶デバイスグループにより提供される記憶領域上に設定された対応する論理記憶領域に読み書きすると共に、前記論理記憶領域ごとの稼働実績及び性能を前記管理装置に送信するコントローラを備え、前記管理装置は、前記ストレージシステムから送信される前記論理記憶領域ごとの前記稼動実績に基づいて、前記記憶デバイスグループごとの電力消費量を演算すると共に、演算結果と前記ストレージシステムから送信される前記論理記憶領域ごとの前記性能とに基づいて、他の記憶デバイスグループに移動すべき前記論理記憶領域と、当該論理記憶領域の移動先の前記記憶デバイスグループとを決定し、決定結果に応じた移動処理要求を前記ストレージシステムに送信する演算処理部を備え、前記ストレージシステムの前記コントローラは、前記管理装置から送信される前記移動処理要求に応じて、指定された前記論理記憶領域を指定された前記記憶デバイスグループに移動させることを特徴とする。
本発明によれば、ストレージシステム単位でなく、より詳細な論理記憶領域ごとの電力消費量を管理することが可能となり、電力消費量と論理記憶領域との関係や、電力消費量と性能実績との関係を把握し、問題分析やデータの再配置を容易にすることができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
図1において、1は全体として本実施の形態によるネットワークシステムを示す。このネットワークシステム1において、ホスト計算機200は、データ入出力用ネットワーク400を介してストレージシステム100に接続されている。なお、本実施の形態のストレージシステム100とホスト計算機200は、ネットワークを構成する物理装置であり、データ入出力用ネットワーク400は1台以上の接続装置からなるネットワークを例示している。データ入出力用ネットワーク400は、例えばファイバチャネルやイーサネット(登録商標)などの従来技術によるネットワーク接続装置で構成すれば良い。以上の構成により、ホスト計算機200とストレージシステム100は相互に通信可能な状態であるとする。
またストレージシステム100及びホスト計算機200は、管理計算機300、管理用ネットワーク500を経由して相互に接続されている。管理用ネットワーク500は、データ入出力用ネットワーク400と同様、従来通信技術による実装であれば良い。別の実施形態においては、管理用ネットワーク500と、データ入出力用ネットワーク400は独立したものではなく、単一のネットワークを共用する形であっても良い。以上の構成により、管理計算機300とストレージシステム100、管理計算機300とホスト計算機200は相互に通信可能な状態であるとする。
図2は、ストレージシステム100の構成例を示す。ストレージシステム100は、データ入出力用ネットワーク400に接続され、データ入出力を行うためのデータ入出力用インタフェース140と、管理用ネットワーク500に接続し管理情報を入出力するための管理用インタフェース150と、装置外からストレージシステム100へ電力を供給するための外部電源装置160と、ストレージシステム内の制御を行うストレージコントローラ190と、ストレージシステム100の稼動に必要なプログラムを蓄積する記憶領域であるプログラムメモリ110と、磁気記憶装置120の制御装置である磁気記憶装置コントローラ122と、ホスト計算機200からのデータ入出力を高速化するための一時記憶領域であるデータ入出力用キャッシュメモリ130とが、ストレージコントローラ190を介して相互に接続されて構成されている。
データ入出力用通信インタフェース140と管理用通信インタフェース150は、ファイバチャネルやイーサネット(登録商標)などの従来通信技術によるネットワーク入出力装置で実装すれば良い。なお、本実施の形態においては、データ入出力用通信インタフェース140の個数と、管理用通信インタフェース150の個数は問わない。また管理用通信インタフェース150は独立したものとせず、データ入出力用通信インタフェース140を管理情報の入出力目的に共用する形としても良い。
磁気記憶装置120は、一般的にハードディスクと呼ばれる磁気ディスクで構成する記憶装置である。磁気記憶装置コントローラ122は、磁気記憶装置120のデータ読み書きに関わるアーム操作などの命令だけでなく、そのディスク回転の稼動や停止などの挙動を制御する。なお、本実施の形態においては、磁気記憶装置120及び磁気記憶装置コントローラ122の個数や容量は問わない。
データ入出力用キャッシュメモリ130は、揮発性メモリによる実装が一般的であるが、磁気記憶装置で代用しても良い。なお、本実施の形態においては、データ入出力用キャッシュメモリ130の容量は問わない。
プログラムメモリ110は、磁気記憶装置120や揮発性半導体メモリで実装したメモリ空間であり、ストレージシステム100の稼働に必要な基本プログラムや情報を保持する目的で利用される。プログラムメモリ110には、磁気記憶装置120の構成情報である磁気記憶装置構成情報1102と、データを格納する論理記憶空間の単位である論理記憶領域の構成情報である論理記憶領域構成情報1104と、前記論理記憶領域とホスト計算機200との関連づけの定義情報である論理記憶領域マップ情報1106と、前記論理記憶領域のデータ入出力状況を監視する論理記憶領域稼働監視プログラム1107と、論理記憶領域稼働監視プログラム1107が測定した論理記憶領域の稼働情報である論理記憶領域稼働実績情報1108と、磁気記憶装置120の稼働状況を監視する磁気記憶装置稼働監視プログラム1110と、磁気記憶装置稼働監視プログラム1110が測定した磁気記憶装置120の稼働情報である磁気記憶装置稼働実績情報1112と、論理記憶領域を既存の磁気記憶装置120から別の磁気記憶装置120へ移動させる機能である論理記憶領域移動プログラム1114とが格納される。
ここで、ストレージシステム100が提供する記憶領域の管理単位について、図3を参照して説明する。ストレージシステム100が搭載する磁気記憶装置120は、複数の組によりRAIDグループを構成する。RAIDグループは、RAID1やRAID5、RAID6などのRAIDを構成する単位である。例えばRAID5の場合、RAIDグループに書き込まれるデータは、パリティ情報とともに各磁気記憶装置120に分散して記録される。このため、RAIDグループのうち1つの磁気記憶装置120が故障しても他の磁気記憶装置からデータを復旧できるという効果を得る。
RAIDグループにより提供される記憶領域上に、1又は複数の論理記憶領域が設定される。論理記憶領域は、RAIDグループ内の磁気記憶装置120をまたがる論理的な記憶領域単位であり、それぞれに固有の識別番号が付与される。
論理記憶領域は、データ入出力用通信インタフェース140に対応付けることにより外部から接続可能となる。この外部から閲覧可能な論理単位を論理ボリュームという。データ入出力用通信インタフェース140と論理記憶領域の対応関係ごとに論理ボリューム番号が割り当てられる。このデータ入出力用通信インタフェース140と論理記憶領域の対応付けにあっては、複数の論理記憶領域を束ねて1つの論理ボリュームとしても良い。
論理ボリュームは、ホスト計算機200が稼働するファイルシステムにマウントして運用する。ホスト計算機200が稼働するオペレーティングシステムや業務用アプリケーションは、論理ボリュームに対してデータの入出力を実施する。
図4は、ホスト計算機200の構成例を示す。ホスト計算機200は、データ入出力用ネットワーク400に接続しデータ入出力を行うためのデータ入出力用通信インタフェース240と、管理用ネットワーク500に接続し管理情報を入出力するための管理用通信インタフェース250と、操作者が情報を入力する例えばキーボードやマウスなどの入力用インタフェース270と、操作者に情報を出力する例えば汎用ディスプレイなどの出力用インタフェース280と、各種計算を行うCPUに相当する演算処理装置260と、磁気記憶装置220と、一般的には揮発性メモリにより実装するデータ入出力用キャッシュメモリ230が通信バス290を介して相互に接続されて構成されている。データ入出力用通信インタフェース240と管理用通信インタフェース250は、ファイバチャネルやイーサネット(登録商標)などの従来通信技術によるネットワーク入出力装置で実装すれば良い。なお、本発明においてはデータ入出力用通信インタフェース240の個数と、管理用通信インタフェース250の個数は問わない。また管理用通信インタフェース250は独立したものとせず、データ入出力用通信インタフェース240を管理用に共用するようにしても良い。
すなわちホスト計算機200は、従来の汎用計算機(パーソナルコンピュータ)と同様の構成であれば良い。ホスト計算機200は、汎用計算機と同様にオペレーティングシステムを稼働し、かつデータベースや会計プログラムなどのアプリケーションプログラムをオペレーティングシステム上で稼働させる。これらのアプリケーションプログラムは、ストレージシステム100が提供する論理記憶領域に対してデータの入出力を行い、論理記憶領域に蓄積されたデータを更新する。
図5は、管理計算機300の構成例を示す。管理計算機300は、管理用ネットワーク500に接続され、管理情報を入出力するための管理用通信インタフェース350と、操作者が情報を入力する例えばキーボードやマウスなどの入力用インタフェース370と、操作者に情報を出力する例えば汎用ディスプレイなどの出力用インタフェース380と、各種計算を行うCPUに相当する演算処理装置390と、磁気記憶装置320と、管理計算機300の稼働に必要なプログラムを蓄積する記憶領域であるプログラムメモリ310が通信バス390を介して相互に接続されることにより構成されている。
プログラムメモリ310は、磁気記憶装置320や揮発性メモリで実装したメモリ空間であり、管理計算機300の稼働に必要な基本プログラムや情報を保持する目的で利用される。プログラムメモリ310には、ストレージシステム100の稼働状況を監視する装置監視プログラム3102と、装置監視プログラム3102が採取した稼働情報である装置稼働実績情報3104と、論理記憶領域を既存の磁気記憶装置120から別の磁気記憶装置120へ移動する処理を制御する論理記憶領域移動制御プログラム3106と、論理記憶領域の移動処理において、移動対象となる論理記憶領域などの処理条件を定義した論理記憶領域移動条件定義情報3108と、論理記憶領域の移動処理実施にあたり、装置稼働実績情報3104を再集計した分析データである装置稼働実績分析情報3110と、装置稼働実績情報3104を管理者が閲覧するためのGUI(Graphical User Interface)上に見易く加工して出力する機能である装置情報外部出力プログラム3112が格納される。
なお、管理計算機300が複数のストレージシステム100を管理する場合、装置稼働実績情報3104と、装置稼働実績分析情報3110は管理対象のストレージシステム100ごとに保持すれば良い。
図6は、ストレージシステム100が備える磁気記憶装置構成情報1102の一構成例である。RAIDグループ識別情報欄11021に格納されるRAIDグループ識別情報は、複数の磁気記憶装置120により構成される上述のRAIDグループを一意に識別するための情報を表す。RAIDグループ論理記憶容量欄11022に格納されるRAIDグループ論理記憶容量は、RAIDグループ識別情報により識別されるRAIDグループの論理的な記憶容量を表す。RAIDレベル欄11023に格納されるRAIDレベルは、そのRAIDグループのRAIDレベル及びRAID構成内容を表す。磁気記憶装置識別情報欄11024に格納される磁気記憶装置識別情報は、そのRAIDグループを構成する磁気記憶装置120を一意に識別するための情報を表す。磁気記憶装置物理記憶容量欄11025に格納される磁気記憶装置物理記憶容量は、前記磁気記憶装置識別情報により識別される磁気記憶装置120の物理容量を表す。磁気記憶装置電力仕様欄11026に格納される磁気記憶装置電力仕様は、前記磁気記憶装置識別情報により識別される磁気記憶装置120の消費電力仕様を表す。
図6に例示した磁気記憶装置構成情報1102の内容をより具体的に解説する。RAIDグループ“RG#0”は“300〔GB〕”の物理記憶容量である磁気記憶装置4台で構成するRAIDグループであり、物理的な合計容量は1200(=300×4)〔GB〕となる。一方、同RAIDグループのRAIDレベルは“RAID5 3D+1P”と定義されているため、物理記憶容量のうち4分の1はパリティ情報を記録するための領域に使用される。このため、実質的にデータを格納できる記憶領域容量、すなわち論理記憶領域容量は900(=1200×3/4)〔GB〕となる。“hd#0”から“hd#3”までの磁気記憶装置120の電力仕様はいずれも0.6〔KW/h〕となっている。このため、RAIDグループ“RG#0”を1時間稼働させる場合、2.40(=0.6×4)〔KW〕の電力を消費することになる。
図7は、ストレージシステム100が備える論理記憶領域構成情報1104の一構成例である。RAIDグループ識別情報欄11041に格納されるRAID部ループ識別情報は、複数の磁気記憶装置120が構成するRAIDグループを一意に識別するための情報を表す。論理記憶領域識別情報欄11042に格納される論理記憶領域識別情報は、RAIDグループ識別情報により識別されるRAIDグループに設定された論理記憶領域を一意に識別するための情報を表す。論理記憶領域論理記憶容量欄11043に格納される論理記憶領域記憶容量は、論理記憶領域識別情報により識別される論理記憶領域の論理記憶容量を表す。
図7に例示した論理記憶領域構成情報1104の内容をより具体的に解説する。RAIDグループ“RG#0”には3つの論理記憶領域“LDEV#0”、“LDEV#1”、“LDEV#2”が定義されており、それぞれの論理記憶容量は“400〔GB〕”、“250〔GB〕”、“250〔GB〕”である。
図8は、ストレージシステム100が備える論理記憶領域マップ情報1106の一構成例である。論理記憶領域マップ情報1106は、論理記憶領域とホスト計算機200の関連づけを定義したものである。
データ入出力用通信インタフェース欄11061に格納されるデータ入出力用通信インタフェース情報は、ストレージシステムが備えるデータ入出力用通信インタフェース140を一意に識別するための情報を表す。論理ボリューム番号欄11062に格納される論理ボリューム番号は、データ入出力用通信インタフェース欄11061において特定された通信インタフェース140を介してホスト計算機200に提供される記憶領域の論理単位に相当する。論理記憶領域識別情報欄11063に格納される論理記憶領域識別情報は、前記論理ボリューム番号により識別される論理ボリュームに割り当てられた論理記憶領域を表す。接続先計算機識別情報欄11064に格納される接続先計算機識別情報は、前記論理ボリューム番号により識別される論理ボリュームに対する接続を許可するホスト計算機200を一意に識別するための情報を表す。接続先ホスト計算機200を一意に識別するためには、例えばファイバチャネルのWWN(World Wide Name)やIPネットワークのMAC(Media Access Control)アドレスを使えば良い。
図8に例示した論理記憶領域マップ情報1106をより具体的に解説する。データ入出力用通信インタフェース情報により特定される“NIF#0”というデータ入出力用通信インタフェース140を介してストレージシステム100の外部に提供される論理ボリューム“LUN#10”には、“LDEV#0”という論理記憶領域が登録されている。その論理ボリューム“LUN#10”は“50:00:01:A3:9E:03:00:00”で識別されるホスト計算機200から接続が許可され、入出力可能な状態であることになる。なお、論理記憶領域“LDEV#0”は、“NIF#1”という データ入出力用通信インタフェース140に接続された論理ボリューム“LUN#20”にも同様に対応づけられている。すなわち論理記憶領域“LDEV#0”は2つの論理ボリュームに割り当てられており、2つのデータ入出力用通信インタフェース140からアクセスされる構成となっている。
図9は、ストレージシステム100が備える論理記憶領域稼働実績情報1108の一構成例である。測定開始時間欄11081に格納される測定開始時間及び測定終了時間欄11082に格納される測定終了時間は、論理記憶領域稼働監視プログラム1107が、同論理記憶領域の稼働状況監視を実施した時間を表す。論理記憶領域識別情報欄11083に格納される論理記憶領域識別情報は、測定対象の論理記憶領域を一意に識別するための情報を表す。入出力要求数欄11084に格納される入出力要求は、前記論理記憶領域識別情報により識別される論理記憶領域に対して、前記測定時間内に実施された入出力要求(I/O要求)の数を表す。ここで入出力要求とは、ホスト計算機200から送信されたSCSI(Small Computer System Interface)プロトコルのI/O要求コマンドとすれば良い。転送データ量欄11085に格納される転送データ量は、前記論理記憶領域識別情報により識別される論理記憶領域に対して、送受信が行われたデータ量〔MB〕を秒あたりの平均〔MB/sec〕で表現するものである。入出力要求数及び転送データ量は、その論理記憶領域を対象としたストレージの性能を評価する尺度になり得る。
図10は、ストレージシステム100が備える磁気記憶装置稼働実績情報1112の一構成例である。測定開始時間欄11121に格納される測定開始時間及び測定終了時間欄11122に格納される測定終了時間は、磁気記憶装置稼働監視プログラム1110が、その磁気記憶装置120の稼働状況監視を実施した時間を表す。磁気記憶装置識別情報欄11123に格納される磁気記憶装置識別情報は、測定対象の磁気記憶装置120を一意に識別するための情報を表す。磁気記憶装置稼働率欄11124に格納される磁気記憶装置稼働率は、前記磁気記憶装置識別情報により識別される磁気記憶装置120が前記測定時間内にどれだけの時間稼働していたかを百分率で表す。
図10に例示した磁気記憶装置稼働実績情報1112をより具体的に解説する。図10に示す例では、“2005/06/01 0:00”から“2005/06/01 5:59”の測定時間内に、磁気記憶装置“hd#0”は“41.67〔%〕”稼働していたことになる。すなわち、磁気記憶装置“hd#0”は、測定時間の6時間のうち、2.5(=6×0.4167)〔時間〕だけ稼働していたことになる。
図11は、管理計算機300が備える装置稼働実績情報3104の一構成例である。測定開始時間欄31041に格納される測定開始時間及び測定終了時間欄31042に格納される測定終了時間は、測定時間を表す。RAIDグループ稼働情報欄31043に格納されるRAIDグループ稼働情報は、前記測定時間内のRAIDグループ稼働情報を表す。識別情報欄31044に格納される識別情報は、測定対象のRAIDグループを一意に識別するための情報を表す。電力仕様欄31045に格納される電力仕様は、前記RAIDグループを稼働させるための消費電力仕様を表す。消費電力欄31046に格納される消費電力は、前記測定時間内の電力消費量の実績値を示す。
論理記憶領域稼働情報31047は、前記RAIDグループに登録された論理記憶領域の稼働実績を表現する。識別情報欄31048に格納される識別情報は、前記RAIDグループ内に定義された論理記憶領域を一意に識別するための情報を表す。入出力要求数欄31049に格納される入出力要求数は、前記論理記憶領域識別情報により識別される論理記憶領域に対して、前記測定時間内に実施された入出力要求の数を示す。転送データ量欄310410に格納される転送データ量は、前記論理記憶領域に対して、前記測定時間内に送受信が行われたデータ量〔MB〕を秒あたりの平均〔MB/sec〕で表現するものである。
図11に例示した装置稼働実績情報3104をより具体的に解説する。“2005/06/01 0:00”から“2005/06/01 5:59”の測定時間内に、RAIDグループ“RG#0”は、“1.00〔KW/h〕”の電力を消費したことを表している。論理記憶領域“LDEV#0”には、同測定時間内に700回の入出力要求を処理し、送受信したデータ量の秒あたりの平均は“20〔MB/sec〕”であったことを示している。
図12から図15にかけては、管理計算機300の演算処理装置360(図5)が装置稼働実績情報3104(図11)を作成(更新)する処理の流れを例示している。
図12のステップS101で、演算処理装置360は、装置監視プログラム3102(図5)に従って、ストレージシステム100が保持する磁気記憶装置稼働実績情報1112(図10)の送付を要求する。これを受けたストレージシステム100のストレージコントローラ190は、磁気記憶装置稼働実績情報1112を管理計算機300に送付する(S103)。
これを受けた管理計算機300の演算処理装置360は、受信した磁気記憶装置稼働実績情報1112を一時的に記憶領域に保存する。さらに演算処理装置360は、装置監視プログラム3102に従って、磁気記憶装置構成情報1102(図6)の送付を要求する(S105)。これを受けたストレージシステム100のストレージコントローラ190は、磁気記憶装置構成情報1102を管理計算機300に送付する(S107)。これを受けた管理計算機300の演算処理装置360は、受信した磁気記憶装置構成情報1102を一時的に記憶領域に保存する。
図13で、演算処理装置360は、まず磁気記憶装置構成情報1102に登録されたRAIDグループを1つ選択し(S201)、その後そのRAIDグループ内の磁気記憶装置を1つ選択する(S203)。続いて、演算処理装置360は、磁気記憶装置構成情報欄1102に格納された磁気記憶装置構成情報に基づき、磁気記憶装置識別情報欄11024に格納された磁気記憶装置識別情報により識別される磁気記憶装置120の磁気記憶装置電力仕様(磁気記憶装置電力仕様欄11026に格納)をRAIDグループごとに加算し、算出結果を装置稼動実績情報3104(図11)に記録する(S205)。さらに演算処理装置360は、磁気記憶装置稼働実績情報1112(図10)の磁気記憶装置稼働率欄11124に登録された、各磁気記憶装置120の消費電力を算出し、この算出結果を消費電力欄31046に格納する(S207)。
その後演算処理装置360は、ステップS201において選択したRAIDグループ内のすべての磁気記憶装置120についての処理が終了したか否かを判断し(S209)、終了していないときには(S209:NO)、これらすべての磁気記憶装置120について同様の処理を繰り返す。また演算処理装置360は、やがてステップS201において選択したRAIDグループ内のすべての磁気記憶装置120についての処理が終了すると(S209:YES)、すべてのRAIDグループについての処理が終了したか否かを判断し(S211)、終了していないときには(S211:NO)、すべてのRAIDグループについて同様の処理を繰り返す。また演算処理装置360は、やがてすべてのRAIDグループについての処理が終了すると(S211:YES)、これら一連の処理を終了する。
図6及び図10の例を用いて図13の処理をより具体的に解説する。管理計算機300の演算処理装置360は、ステップS201において、磁気記憶装置構成情報1102(図6)に登録されたRAIDグループ“RG#0”,“RG#1”,“RG#2”・・・の中から1つのRAIDグループを選択し、続くステップS203において、ステップS201において選択したRAIDグループに属する磁気記憶装置“hd#0”〜“hd#3”,“hd#4”〜“hd#7”,“hd#8”〜“hd#11”,……の中から1つの磁気記憶装置を選択する。
そして演算処理装置360は、その後ステップS205において、磁気記憶装置構成情報1102内の対応する磁気記憶装置電力仕様欄11026(図6)に格納されている磁気記憶装置電力仕様の加算処理を行う。例えばRAIDグループ“RG#0”については、磁気記憶装置120の磁気記憶装置電力仕様がすべて“0.6〔KW/h〕”であることから、2.40(=0.6+0.6+0.6+0.6)〔KW/h〕が算出結果となる。この算出結果を装置稼動実績情報3104(図11)の対応する電力仕様欄31045に格納する。
さらに演算処理装置360は、次のステップS207でそのRAIDグループ全体での消費電力の計算を行う。この際、演算処理装置360は、磁気記憶装置稼働実績情報1112(図10)内の対応する磁気記憶装置稼働率欄11124に格納された磁気記憶装置稼働率を参照する。例えば図10の例では、上述のRAIDグループ“RG#0”を構成する磁気記憶装置“hd#0”,“hd#1”,“hd#2”,“hd#3”の稼働率がいずれも“41.67〔%〕”と測定されていることから、同測定時間内の消費電力合計量は、1.00〔KW/h〕(=2.40×0.4167)と算出される。演算処理装置360は、この“1.00〔KW/h〕”を装置稼働実績情報3104(図11)の対応する消費電力欄31046に格納する。
次に図14では、図12と同様に管理計算機300の演算処理装置360がストレージシステム100から論理記憶領域稼働実績情報1108(図9)と論理記憶領域構成情報1104(図7)とを取得し、一時記憶領域に保管する。
具体的に、管理計算機300の演算処理装置360は、図14のステップS301において、装置監視プログラム3102(図5)に従って、ストレージシステム100が保持する論理記憶領域稼働実績情報1108(図9)の送付を要求する。これを受けたストレージシステム100のストレージコントローラ190は、論理記憶領域稼働実績情報1108を管理計算機300に送付する(S303)。
これを受けた管理計算機300の演算処理装置360は、受信した論理記憶領域稼働実績情報1108を一時的に記憶領域に保存する。さらに演算処理装置360は、装置監視プログラム3102に従って、論理記憶領域構成情報1104(図7)の送付を要求する(S305)。これを受けたストレージシステム100のストレージコントローラ190は、論理記憶領域構成情報1104を管理計算機300に送付する(S107)。これを受けた管理計算機300の演算処理装置360は、受信した論理記憶領域構成情報1104を一時的に記憶領域に保存する。
図15で、演算処理装置360は、まず論理記憶領域構成情報1104に登録されたRAIDグループを1つ選択し(S401)、その後そのRAIDグループ内の磁気記憶装置を1つ選択する(S403)。続いて、演算処理装置360は、それぞれのRAIDグループごとに、論理記憶領域稼働実績情報1108(図9)の対応する入出力要求数欄11084に格納された値を参照して、装置稼働実績情報3104(図11)の論理記憶領域稼動情報31047内の対応する入出力要求数欄31049に格納された入出力要求数を更新する(S405)。同様に、論理記憶領域稼働実績情報1108(図9)の対応する転送データ量欄11085に格納された値を参照して、装置稼働実績情報3104(図11)の論理記憶領域稼動情報欄31047に格納された対応する転送データ量を更新する(S407)。
その後演算処理装置360は、ステップS401において選択したRAIDグループ内のすべての磁気記憶装置120についての処理が終了したか否かを判断し(S409)、終了していないときには(S409:NO)、これらすべての磁気記憶装置120について同様の処理を繰り返す。また演算処理装置360は、やがてS401において選択したRAIDグループ内のすべての磁気記憶装置120についての処理が終了すると(S409:YES)、すべてのRAIDグループについての処理が終了したか否かを判断し(S411)、終了していないときには(S4011:NO)、すべてのRAIDグループについて同様の処理を繰り返す。また演算処理装置360は、やがてすべてのRAIDグループについての処理が終了すると(S411:YES)、これら一連の処理を終了する。
図16は、管理計算機300が備える論理記憶領域移動条件定義情報3108の一構成例である。移動対象論理記憶領域条件欄31081に格納された移動対象論理記憶領域条件は、以下の条件を満たす論理記憶領域を移動対象と判定するための条件定義である。入出力要求条件のうち、入出力集中率欄31082に格納される入出力集中率は、判定対象の論理記憶領域に対する入出力要求数が、そのRAIDグループを対象とした入出力要求数合計に対して占める割合を表す。すなわち入出力集中率が高い場合、同RAIDグループを対象とした入出力のうち、同論理記憶領域に対する入出力の割合が多いことを意味する。入出力要求条件のうち、条件式欄31083に格納された条件式は、前記入出力集中率を材料とした判定式を表す。図16の例では、判定対象の論理記憶領域の入出力集中率が、“15〔%〕”より“小さい(<)”場合に判定式に合致することを表している。
転送データ量条件のうち、転送データ量欄31084に格納される転送データ量は、判定対象の論理記憶領域を対象とした、秒あたりの平均転送データ量を表す。また条件式欄31085に格納された条件式は、当該転送データ量を材料とした判定式を表す。図16の例では、判定対象の論理記憶領域の転送データ量測定値が、“10〔MB/sec〕”より“小さい(<)”場合に判定式に合致することを表している。
消費電力条件のうち、電力消費率欄31086に格納された電力消費率は、判定対象の論理記憶領域又は当該論理記憶領域を含むRAIDグループの電力消費量が定常稼働時の最大消費電力に対して占める割合を表し、条件式欄31087に格納された条件式は、当該電力消費率を材料とした判定式を表す。ここで、例えば図11の稼働実績に基づく電力消費率を算出する場合、RAIDグループ“RG#3”は定常稼働時の最大電力消費量が“2.4〔KW/h〕”であるのに対し、実際の消費電力測定値が“0.48〔KW/h〕”であることから、その電力消費率は20(=0.48/2.4×100)〔%〕と算出される。図16の例では、電力消費率が“55〔%〕”より“大きい(>)”場合に判定式に合致することを表している。
移動先論理記憶領域条件欄31088に格納された条件は、条件を満たす論理記憶領域を移動先と判定するための条件定義である。本実施の形態では、条件として消費電力条件のみが挙げられている。電力消費率欄31089に格納された電力消費率は、判定対象の論理記憶領域又は当該論理記憶領域を含むRAIDグループの電力消費量が定常稼働時の最大消費電力に対して占める割合を表し、条件式欄31010に格納された条件式は、当該電力消費率を材料とした判定式を表す。
なお、移動対象論理記憶領域条件のうち、入出力要求条件、転送データ量条件、消費電力条件はいずれか一つの条件で構成しても良いものとする。すなわち図16の例のように、転送データ量条件が定義されない(n/aで表現)場合はこれを判定処理に利用しなくて良い。また、条件式を複数としてもよい。図16では、入出力要求条件で“5〔%〕”より“大きく(>)”、かつ“30〔%〕”より“小さい(<)”という複合的な判定条件定義を例示している。
図17は、管理計算機300が備える装置稼働実績分析情報3110の一構成例である。分析開始時間欄31101に格納された分析開始時間及び分析終了時間欄31102に格納された分析終了時間は、分析対象とした期間を表す。RAIDグループ稼働情報欄31103に格納されたRAIDグループ稼働時間情報は、分析対象のRAIDグループの稼働率を表す。識別情報欄31104に格納された識別情報は、分析対象のRAIDグループを一意に識別するための情報を表す。電力消費率欄31105に格納された電力消費率は、図16について上述した論理記憶領域移動条件定義情報3108の電力消費率欄31086に格納された電力消費率と同様に、識別情報欄31104に格納された識別情報により識別されるRAIDグループの電力消費率算出結果を示す。
論理記憶領域稼働情報欄31106に格納された論理記憶領域稼働情報は、前記RAIDグループに定義された分析対象の論理記憶領域の稼働実績を表す。識別情報欄31107に格納された識別情報は、分析対象の論理記憶領域を一意に識別するための情報を表す。入出力要求数欄31108に格納された入力要求数は、前記分析時間内に分析対象の論理記憶領域に対して発行された入出力要求の数を表す。入出力集中率欄31109に格納された入出力集中率は、図16について上述した論理記憶領域移動条件定義情報3108の入出力集中率欄31082に格納される入出力集中率と同様に、同RAIDグループが受けた入出力要求合計値に対する、分析対象の論理記憶領域が占める入出力要求数の割合を表す。転送データ量欄311010に格納された転送データ量は、分析対象の論理記憶領域が送受信したデータ量の秒あたりの平均値を表す。
なお、図17のRAIDグループ“RG#2”は、論理記憶領域が定義されておらず、RAIDグループの稼働率が“0〔%〕”であることから、分析期間“2005/06/01 0:00”から“2005/06/01 23:59”の間にRAIDグループ“RG#2”を構成する磁気記憶装置120が稼働しなかったことを表している。
図18及び図19は、図17の論理記憶領域稼働分析情報3110を作成(更新)する処理の流れを例示している。管理計算機300の演算処理装置360は、装置稼働実績情報3104(図11)を参照して論理記憶領域稼働分析情報3110を作成する。
まず、演算処理装置360は、装置稼働実績情報3104のRAIDグループ稼働情報31043に記載のRAIDグループの中から1つのRAIDグループを選択し(S501)、その後、ある分析期間においてそのRAIDグループが消費した電力を算出する(S503)。RAIDグループの消費電力は装置稼働実績情報3140(図11)の対応する消費電力31046の欄に記録されており、これを特定の分析期間について加算すれば良い。同様に、演算処理部360は、分析期間における定常稼働時の消費電力として、装置稼働実績情報3104の対応する電力仕様欄31045の値を参考に、分析期間内に稼働し続けた場合の消費電力を算出する(S505)。そして演算処理部360は、これらのデータからそのRAIDグループ全体としての電力消費率を算出し(S507)、算出結果に基づいて、装置稼働実績分析情報3110の対応する電力消費率欄31105の値を更新する(S509)。
図18の処理を、図11の例を用いてより具体的に解説する。管理計算機300は、分析期間“2005/06/01 0:00”から“2005/06/01 23:59”について、装置稼働実績情報3104を合算する。
(1)“2005/06/01 0:00”から“2005/06/01 5:59”まで(3行目)
(2)“2005/06/01 6:00”から“2005/06/01 11:59”まで(4行目)
(3)“2005/06/01 12:00”から“2005/06/01 17:59”まで(5行目)
(4)“2005/06/01 18:00”から“2005/06/01 23:59”まで(6行目)
にそれぞれ記録されたRAIDグループ“RG#0”の観測データを合計することで、上記分析期間の稼働実績を算出することが可能となる。
ステップS503で、RAIDグループ“RG#0”の消費電力欄31046に格納されている消費電力を分析期間内のすべての時間について合計するためには、次の計算式を用いれば良い。
Figure 2007079754
ステップS505で、RAIDグループ“RG#0”の定常稼働時の消費電力を算出するためには、次の計算式を用いれば良い。
Figure 2007079754
ステップS507で、電力消費率を算出するためには、上記結果を基に次の計算式を用いれば良い。
Figure 2007079754
ステップS509では、この計算結果を装置稼働実績分析情報3110における対応する電力消費率欄31105に記録する。
図19は、論理記憶領域ごとの稼働実績情報を算出する処理の流れを示している。管理計算機300の演算処理装置360は、まず磁気記憶装置構成情報1102に登録されたRAIDグループを1つ選択し(S701)、その後そのRAIDグループ内の論理記憶領域を1つ選択する(S703)。
続いて、演算処理装置360は、あるRAIDグループについて、装置稼働実績情報3104(図11)における分析期間内のすべての対応する入出力要求数欄31049の値を加算することにより、その論理記憶領域に対する分析期間内の入出力要求数の合計値を求めると共に(S705)、分析期間内における転送データ量欄310410の値の平均値を求める(S707)。また演算処理装置360は、これと同様にして、すべての論理記憶領域について、その論理記憶領域に対する分析期間内の入出力要求数欄31049の値の合計値と、分析期間内における転送データ量欄31049の値の平均値とをそれぞれ求める(S703〜S709)。
また演算処理装置360は、この後同じRAIDグループ内の1つの論理記憶領域を選択し(S711)、当該RAIDグループに対する入出力要求合計数のうち、その論理記憶領域に対する入出力要求数の割合(入出力集中率)を算出する(S713)。そして演算処理装置360は、以上の結果を装置稼働実績分析情報3110(図17)の入出力要求数欄31108、入出力集中率欄31109、転送データ量欄311010にそれぞれ記録する(S715)。
図19の処理を、図11の例を用いてより具体的に解説する。演算処理装置360は、分析期間“2005/06/01 0:00”から“2005/06/01 23:59”に相当する測定値(図11 3行目、4行目、5行目、6行目)について合算する。図11の例で、論理記憶領域“LDEV#0”の分析期間内の入出力要求数31049は、次の計算式で算出される(S705)。
Figure 2007079754
同様に、論理記憶領域“LDEV#1”,“LDEV#2”の入出量要求数は6000、1200となる。
さらに転送データ量310410は次の計算式で算出される(S707)。
Figure 2007079754
分析期間内の入出力集中率は、次の計算式で算出される(S713)。
Figure 2007079754
そして演算処理装置360は、以上の結果を装置稼働実績分析情報3110の入出量要求数欄31108、入出力集中率欄31109、転送データ量欄311010にそれぞれ記録する。
図20は、ストレージシステム100の機能により、論理記憶領域を既存のRAIDグループから別のRAIDグループへ移動する処理の流れを表している。後述の論理記憶領域移動条件判定の結果、移動対象となった論理記憶領域(移動元論理記憶領域)は図20の手順で処理される。
まず、管理計算機300の演算処理装置360は、論理記憶領域移動制御プログラム3106に基づいて、移動対象論理記憶領域の識別情報と、移動先RAIDグループの識別情報を格納した移動要求メッセージコマンドをストレージシステム100に送信する(S801)。
ストレージシステム100のストレージコントローラ190はこれを受け取り、論理記憶領域移動プログラム1114を起動して論理記憶領域移動処理を開始する。すなわちストレージコントローラ190は、論理記憶領域移動プログラム1114に従って、移動先に指定されたRAIDグループ内に移動先となる論理記憶領域を作成する(S803)。この移動先論理記憶領域の容量は、移動対象論理記憶領域に蓄積されたデータ容量より大きくなければならない。
またストレージコントローラ190は、移動対象論理記憶領域がホスト計算機200に接続され、入力可能な状態である場合、同論理記憶領域に対する入力を一時停止する(S805)。このとき、出力については必ずしも停止する必要はない。
次に、ストレージコントローラ190は、移動対象論理記憶領域に蓄積されたデータを移動先論理記憶領域にコピーする(S807)。
次に、ストレージコントローラ190は、論理記憶領域マップ情報1106のマッピング情報を更新する(S809)。ここでは、移動対象の論理記憶マップ情報1106(図8)の論理記憶領域識別情報欄11063に格納された論理記憶領域識別情報を、移動先の論理記憶マップ情報1106の論理記憶領域識別情報欄11063に上書きすれば良い。
以上の処理により、ホスト計算機200から移動対象論理記憶領域への入出力は、移動先論理記憶領域に切り替わる(S811)。その後ストレージコントローラ190は、最後に移動対象論理記憶領域をRAIDグループから削除(解放)し(S813)、移動処理の完了を管理計算機300に通知する(S815)。
図21から図26にかけては、管理計算機300の演算処理装置360が装置情報外部出力プログラム3112に基づいて、出力用インタフェース380を介して管理者に提供する管理操作画面(GUI)V101の一構成例を例示している。
図21は、装置情報外部出力プログラム3112が提供する管理操作画面V101の一例である。管理操作画面V101は大きくわけて3つのペイン(窓)V102〜V104に分割される。左ペインV102はツリー形式で、管理対象のストレージシステム100及びその構成単位であるRAIDグループ(RAID Group)や磁気記憶装置(HDD)、論理記憶領域(Logical Device)を選択する機能を提供する。例えば図中チェックボックスにチェックが入力されているオブジェクト(構成単位)だけを対象としたデータを表示することが可能となる。
右上ペインV103は、出力するデータの内容を操作するための入力画面に相当する。例えば消費電力、定常稼働時の消費電力、入出力要求数又は転送データ量など、右下ペインV104内に表示するデータの内容を指示するために用いる。複数のチェックボックスにチェックが入力されている場合、これらが単一画面上に出力される。右下ペインV104には、左ペインV102で選択された対象オブジェクトについて、右上ペインV103で指定された種類のデータが出力される。
なお、以後の図22から図26では左ペインV102を省略した操作画面の例によって解説を継続する。
図22は、ストレージシステム100(Disk Array)単位で消費電力測定値の時系列推移を出力した例である。測定期間は1ヶ月としてある。
複数のストレージシステム100(Disk Array #2とDisk Array #3)が左ペインV102で選択されており、右上ペインV103で消費電力のレポートを指定されている際にこうした画面が出力される。
消費電力測定値は、図11の管理計算機300が保持する装置稼働実績情報3104(図11)のうち、対応する消費電力欄31046にそれぞれ格納された消費電力を合計することにより算出される。このグラフによれば、いずれの装置で消費電力が大きいのを比較することができる。
図23は、ストレージシステム100(Disk Array #2)について、消費電力測定値と同時に定常稼働時の消費電力を併せて出力したものである。定常稼働時の消費電力は、装置稼働実績情報3104のうち、対応する電力仕様欄31045にそれぞれ格納された電力仕様を合計することにより算出される。
定常稼働時に比べて、一部の磁気記憶装置120を停止させることにより消費電力は抑制される。このグラフによれば、消費電力の抑制効果を知ることができる。「定常稼働時の消費電力」−「消費電力」の差分がその抑制効果に相当する。
図24は、ストレージシステム100内のRAIDグループを対象とした消費電力測定値と定常稼働時の消費電力を出力した例である。
図25は、RAIDグループを対象とした消費電力測定値に加え、同RAIDグループが送受信した転送データ量を併せて出力した例である。
転送データ量は、装置稼働実績情報3104のうち、転送データ量310410を対象RAIDグループについて合計した値に一致する。
磁気記憶装置120を一時停止させることによって消費電力を抑制しようとする場合、一方で停止中の磁気記憶装置120に対する入出力要求が発生すると、停止状態から安定稼働状態になり、入出力を行うまでのタイムラグ(遅延)が発生する。すなわち、電力抑制効果は一方で性能劣化の原因ともなり得る。同グラフを参照することにより、消費電力の抑制効果を分析するのと同時に、性能劣化の様子を知ることができるようになる。例えば性能が著しく劣化している一方で消費電力は期待されるほどには抑制されないといった運用上の問題発見を行うことが可能となる。
図26は、RAIDグループごとの消費電力と、各RAIDグループに属する論理記憶領域の入出力要求数を併せて出力した例である。RAIDグループの消費電力は、装置稼働実績情報3104の消費電力欄31046に格納された消費電力を、論理記憶領域の入出力要求数は、入出力要求数欄31049に格納された入出力要求を参照することにより得られる。
同グラフは、論理記憶領域の配置を検証する場面で用いることができる。例えば消費電力の大きいRAIDグループ“RG#0”内には、それほどアクセス頻度の高くない論理記憶領域 “LDEV#2”が属する。逆にRAIDグループ“RG#1”内にはアクセス頻度の高い論理記憶領域“LDEV#3”が存在する。こうした状況においては、論理記憶領域“LDEV#2”と論理記憶領域“LDEV#3”の配置を入れ替えることによって、RAIDグループ“RG#0”に稼働率の高い論理記憶領域を集約し、RAIDグループ“RG#1”に稼働率の低い論理記憶領域を集約することができると予想される。その結果、従来に比べてRAIDグループ“RG#1”の消費電力を大きく節減することができる可能性がある。
以上において、本実施の形態によるストレージシステム100及び管理計算機300の動作及び機能を説明した。以後、図27と図28を用いて、1又は複数のRAIDグループに稼働率の高い論理記憶領域を集約することで、ストレージシステム100全体としての消費電力を節減する消費電力管理の運用例を例示する。
図27において、管理計算機300の演算処理装置360は、まず移動すべき論理記憶領域が存在するか否かの判定を自動で行うか否かを判断する(S901)。すなわち論理記憶領域の最適配置を検討する上で、その判定を管理計算機300が自動で行うか、あるいは管理操作画面に出力されたデータを管理者が検証して判定するかという2通りのケースが考えられる。これはどちらを採用しても良いことにする。
ステップS901の結果、演算処理装置360は、論理記憶領域の移動を自動判定する自動判定モードがオン設定されている場合(S901:YES)、ステップS903に遷移する。ステップS903では、演算処理装置360は、前記論理記憶領域移動条件判定情報3108の判定条件に、前記論理記憶領域移動条件分析情報3110のデータを適用し、移動すべき論理記憶領域を検索して決定する。
図17の例では、RAIDグループ“RG#0”の電力消費率は“60〔%〕”、そのうち論理記憶領域“LDEV#2”の入出力集中率は“10〔%〕”と算出された。これは図16の論理記憶領域移動条件定義情報3108の最上段の条件定義である、入出力集中率“15〔%〕”未満(“<”)、消費電力条件“55〔%〕”より大きい(“>”)という判定条件に合致することになる。
同時に移動先RAIDグループには、図16では電力消費率“55〔%〕”未満(“<”)であることが条件とされる。このため、図17の例ではRAIDグループ“RG#1”やRAIDグループ“RG#2”を移動先にすれば良い。以上の計算により、論理記憶領域“LDEV#2”はRAIDグループ“RG#1”への移動条件を満足することになる。
同様に、RAIDグループ“RG#1”は電力消費率“50〔%〕”、論理記憶領域“LDEV#3”の入出力集中率は“90.25〔%〕”であることから、図16の条件定義2段目の条件に合致する。さらにその移動先にはRAIDグループ“RG#0”が電力消費率“60〔%〕”であることから、“55〔%〕”より大きい(“>”)という同条件を満たすことになる。
以上の結果から、移動対象の論理記憶領域及びその移動先のRAIDグループが決定され、『論理記憶領域“LDEV#2”をRAIDグループ“RG#1”へ移動』し、『論理記憶領域“LDEV#3”をRAIDグループ“RG#0”へ移動する』という操作が候補として得られる(S903)。
ステップS905の結果、自動判定モードがオフ設定され、論理記憶領域の移動を管理者が判定する場合(S901のNO)、演算処理装置360はステップS905に遷移する。このときステップS905では、例えば図26のグラフを参照することで、上記自動の場合と同様の操作を候補として得られる可能性がある。ステップS905では、さらに、図25や図23などの複合的な検証により操作候補を抽出できる可能性がある。例えば図25で性能劣化が顕著な場合には以前の状態に戻す、図23で消費電力抑制効果が十分な場合には同装置を操作対象にしない、といったより緻密な運用管理が可能となる。
なおステップS903、ステップS905で導かれた操作を適用する以前に、一旦シミュレーションにより、移動対象の論理記憶領域を移動先に決定したRAIDグループに移動した場合における効果を予測する処理を演算処理装置360に実行させるか否かを判断し(S907)、当該効果予測処理を実行すべき設定がなされているときには、これを実行するようにしても良い(S909)。ただし、このステップは省略しても良い。
演算処理装置360は、この効果予測のステップ(S909)では、上記の操作に従い論理記憶領域“LDEV#2”と論理記憶領域“LDEV#3”を入れ替えた場合における装置稼働実績情報3104(図11)内の論理記憶領域稼働情報(論理記憶領域稼働情報欄31047)及び装置稼働実績分析情報3110内の論理記憶領域稼働情報(論理記憶領域稼働情報欄31106)を再作成し、これに基づいた情報出力を実施する。
また消費電力については、単純には予測が不可能であるため、本実施の形態においては論理記憶領域稼働情報、例えば各RAIDグループ(又は対応するRAIDグループのみ)に対する入出力数についてのみ予測を行う。この場合、管理画面出力では、図26のうち消費電力情報を除いた入出力要求数グラフを掲示すれば良い。これにより、記憶領域移動処理適用後のRAIDグループごとの入出力要求の偏りを事前に検証することができる。
そして演算処理装置360は、ステップS909の結果、論理記憶領域の移動処理を継続するかどうか判定し(S911)、継続しない場合はここで一連の処理を終える。
これに対して演算処理装置360は、ステップS909の結果、論理記憶領域の移動処理を継続する場合であって、自動判定モードがオン設定されているときには、ステップS903において決定した移動対象の論理記憶領域及びその移動先のRAIDグループに基づく移動要求を、対応するストレージシステム100に送信する(S913)。また演算処理装置360は、論理記憶領域の移動処理を継続する場合であって、自動判定モードがオフ設定されているときには、ステップS905において管理者により入力された移動対象の論理記憶領域及び移動先のRAIDグループに応じた移動要求を、対応するストレージシステム100に送信する(S913)。ここでは論理記憶領域“LDEV#2”をRAIDグループ“RG#1”に、論理記憶領域“LDEV#3”をRAIDグループ“RG#0”に移動することを要求する。
この要求を受けたストレージシステム100は、論理記憶領域の移動処理を実施する(S915)。論理記憶領域の移動処理は図20に例示した手順による。
さらに、演算処理装置360は、移動処理実施後に一定の分析期間を経過した後、その消費電力抑制効果を検証するために図22から図26の管理操作画面又は報告レポートを出力する。管理者はこれを閲覧することで消費電力の抑制効果及び入出力要求の偏り、性能劣化などの結果を知ることができるようになり、再び最適配置の検証および再配置を実施することが可能となる。
図27及び図28では入出力要求数をきっかけとした判定処理としたが、転送データ量などの他の性能値もしくは稼働率を判定に用いても良いことは言うまでもない。
その場合、消費電力を抑えるために入出力要求を、一部の磁気記憶装置120に集中させる(性能は劣化する)のとは逆に、電力消費量が増加しても入出力要求を複数の磁気記憶装置120へ分散させる(性能は改善する)という判定文を用いることも、本実施例の論理記憶領域移動条件定義情報3108によれば可能であることは明白である。これは、例えばある限られた予算内でシステムを運用する場合に、電力消費量の上限は決まっているが、その上限を超えないように最大限性能を向上させたいといった要求に応えることができるようになる。
以上の構成によれば、電力消費の発生する磁気記憶装置を特定部位に集中させることができるため、ストレージシステム100の総電力消費量を削減することができ、これによりストレージシステム100の構成の最適化を図ることができる。またストレージシステム100全体としてだけでなく、より詳細な論理記憶領域単位での電力消費量を管理することが可能となる。さらに消費電力と論理記憶領域との関係、及び消費電力と性能実績との関係を把握し、問題分析や再配置を容易化することができる。さらに論理記憶領域を移動する前にその効果予測を行うことが可能となる。さらに論理記憶領域を再配置することで、消費電力削減の効果が得られる。さらに管理計算機300が論理記憶領域ごとのアクセス状況を出力(可視表示)することで、ユーザ判断によるストレージシステム100の最適化を容易に行うことができる。
なお上述の実施の形態においては、管理計算機300の演算処理部としての演算処理装置360により算出されたRAIDグループごとの電力消費量を論理記憶領域ごとの入出力数と併せて出力する出力部としての出力用インタフェース380を汎用のディスプレイ等により構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これを例えばプリンタ等により構成するようにしても良く、要は、必要な情報を可視表示できるものであれば、この他種々の機器を広く適用することができる。
またこの場合において、上述の実施の形態においては、かかる出力部としての出力用インタフェース380がRAIDグループごとの電力消費量を論理記憶領域ごとの入出力要求数と併せて出力する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、単に入出力要求数の合計とせずに単位時間当たりの入出力要求数としたり、単位時間当たりの入出力要求数の平均とするなど、そのRAIDグループに対するアクセス状況を認識できるものを広く適用することができる。
本発明は、RAIDストレージシステムを記憶装置とするネットワークシステムに適用することができる。
本実施の形態によるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態によるストレージシステムの構成を示すブロック図である。 ストレージシステムが提供する記憶領域の管理単位についての説明に供するブロック図である。 本実施の形態によるホスト計算機の構成を示すブロック図である。 本実施の形態による管理計算機の構成を示すブロック図である。 ストレージシステムが搭載する磁気記憶装置構成情報の構成例を示す図表である。 ストレージシステムが搭載する論理記憶領域構成情報の構成例を示す図表である。 ストレージシステムが搭載する論理記憶領域マップ情報の構成例を示す図表である。 ストレージシステムが搭載する論理記憶領域稼働実績情報の構成例を示す図表である。 ストレージシステムが搭載する磁気記憶装置稼働実績情報の構成例を示す図表である。 管理計算機が搭載する装置稼働実績情報の構成例を示す図表である。 装置稼働実績情報の更新処理手順を示すフローチャートである。 装置稼働実績情報の更新処理手順を示すフローチャートである。 装置稼働実績情報の更新処理手順を示すフローチャートである。 装置稼働実績情報の更新処理手順を示すフローチャートである。 管理計算機が搭載する論理記憶領域移動条件定義情報の構成例を示す図表である。 管理計算機が搭載する装置稼働実績分析情報の構成例を示す図表である。 装置稼働実績分析情報の更新処理手順を示すフローチャートである。 装置稼働実績分析情報の更新処理手順を示すフローチャートである。 論理記憶領域の移動処理手順を示すフローチャートである。 管理計算機が提供する管理操作画面の構成例を示す略線図である。 管理計算機が提供する管理操作画面の構成例を示す略線図である。 管理計算機が提供する管理操作画面の構成例を示す略線図である。 管理計算機が提供する管理操作画面の構成例を示す略線図である。 管理計算機が提供する管理操作画面の構成例を示す略線図である。 管理計算機が提供する管理操作画面の構成例を示す略線図である。 本実施の形態による管理方法における消費電力管理操作の処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態による管理方法における消費電力管理操作の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……ストレージシステム、100……ストレージシステム、110……プログラムメモリ、120……磁気記憶装置、190……ストレージコントローラ、200……ホスト計算機、300……管理計算機、310……プログラムメモリ、360……演算処理装置、400……データ入出力用ネットワーク、500……管理用ネットワーク、1102……磁気記憶装置構成情報、1104……論理記憶装置構成情報、1106……論理記憶領域マップ情報、1107……論理記憶領域稼働監視プログラム、1108……論理記憶領域稼働実績情報、1110……磁気記憶装置稼働監視プログラム、1112……磁気記憶装置稼働実績情報、1114……論理記憶領域移動プログラム。

Claims (20)

  1. それぞれ上位装置からの入出力要求に応じてデータを入出力する1又は複数のストレージシステムを管理する管理装置において、
    前記ストレージシステム内の複数の記憶デバイスからなる記憶デバイスグループにより提供される記憶領域上に設定された論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、前記記憶デバイスグループごとの電力消費量を演算する演算処理部と、
    前記演算処理部により算出された前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量を、前記論理記憶領域ごとのアクセス状況と併せて出力する出力部と
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 前記演算処理部は、
    前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量及び又は前記論理記憶領域ごとの前記アクセス状況と、予め定められた所定の判定条件とに基づいて、他の記憶デバイスグループに移動すべき前記論理記憶領域と、当該論理記憶領域の移動先の前記記憶デバイスグループとを決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記アクセス状況は、
    前記記憶デバイスグループを対象とした入出力のうちの対応する前記論理記憶領域に対する入出力の割合でなる入出力集中率と、当該論理記憶領域を対象とした単位時間あたりの平均転送データ量との少なくとも一方を含み、
    前記判定条件は、
    前記アクセス状況に対応させて、移動すべき前記論理記憶領域の前記入出力集中率、当該論理記憶領域の前記平均転送データ量及び当該論理記憶領域が属する前記記憶デバイスグループの前記電力消費量の少なくとも1つの条件に対する条件式と、移動先の前記記憶デバイスグループの前記電力消費量に対する条件式とを有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  4. 1つの前記条件に対して複数の前記条件式が定義された
    ことを特徴とする請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記演算処理部は、
    前記ストレージシステムにおける前記論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、移動対象の前記論理記憶領域を前記移動先に決定した前記記憶デバイスグループに移動した場合における対応する前記記憶デバイスグループの前記アクセス状況を予測する
    ことを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  6. 前記演算処理部は、
    移動対象の前記論理記憶領域を前記移動先に決定した前記記憶デバイスグループに移動した後に、前記論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、当該移動の効果を検証するための情報を出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の管理装置。
  7. 前記出力部は、
    所定の管理画面を表示するディスプレイであり、
    前記演算処理部は、
    前記演算処理部により算出された前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量を、前記論理記憶領域ごとのアクセス状況と併せて前記ディスプレイに可視表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  8. 前記演算処理部は、
    前記ストレージシステムにおける前記論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、移動対象の前記論理記憶領域を前記移動先に決定した前記記憶デバイスグループに移動した場合における対応する前記記憶デバイスグループの前記アクセス状況を予測し、予測結果を前記ディスプレイに可視表示する
    ことを特徴とする請求項7に記載の管理装置。
  9. 前記演算処理部は、
    前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量及び又は前記論理記憶領域ごとの前記アクセス状況と、予め定められた所定の判定条件とに基づいて、他の記憶デバイスグループに移動すべき前記論理記憶領域と、当該論理記憶領域の移動先の前記記憶デバイスグループとを決定して当該決定結果に基づく前記論理記憶領域の移動要求を対応する前記ストレージシステムに送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  10. それぞれ上位装置からの入出力要求に応じてデータを入出力する1又は複数のストレージシステムを管理する管理方法において、
    前記ストレージシステム内の複数の記憶デバイスからなる記憶デバイスグループにより提供される記憶領域上に設定された論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、前記記憶デバイスグループごとの電力消費量を演算する第1のステップと、
    演算により算出した前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量を、前記論理記憶領域ごとのアクセス状況と併せて出力する第2のステップと
    を備えることを特徴とする管理方法。
  11. 前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量及び又は前記論理記憶領域ごとの前記アクセス状況と、予め定められた所定の判定条件とに基づいて、他の記憶デバイスグループに移動すべき前記論理記憶領域と、当該論理記憶領域の移動先の前記記憶デバイスグループとを決定する第3のステップを備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の管理方法。
  12. 前記ストレージシステムにおける前記論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、移動対象の前記論理記憶領域を前記移動先に決定した前記記憶デバイスグループに移動した場合における対応する前記記憶デバイスグループの前記アクセス状況を予測する第4のステップを備える
    ことを特徴とする請求項11に記載の管理方法。
  13. 移動対象の前記論理記憶領域を前記移動先に決定した前記記憶デバイスグループに移動した後に、前記論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、当該移動の効果を検証するための情報を出力する第5のステップを備える
    ことを特徴とする請求項12に記載の管理方法。
  14. 前記第2のステップでは、
    算出した前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量と、前記論理記憶領域ごとのアクセス状況とに基づいて、算出した前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量を、前記論理記憶領域ごとのアクセス状況と併せて可視表示する
    ことを特徴とする請求項10に記載の管理方法。
  15. 前記ストレージシステムにおける前記論理記憶領域ごとの稼動実績に基づいて、移動対象の前記論理記憶領域を前記移動先に決定した前記記憶デバイスグループに移動した場合における対応する前記記憶デバイスグループの前記アクセス状況を予測し、予測結果を可視表示する第3のステップを備える
    ことを特徴とする請求項14に記載の管理方法。
  16. 前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量及び又は前記論理記憶領域ごとの前記アクセス状況と、予め定められた所定の判定条件とに基づいて、他の記憶デバイスグループに移動すべき前記論理記憶領域と、当該論理記憶領域の移動先の前記記憶デバイスグループとを決定して当該決定結果に基づく前記論理記憶領域の移動要求を対応する前記ストレージシステムに送信する第3のステップを備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の管理方法。
  17. データを記憶する複数の記憶デバイスを有する1又は複数のストレージシステムと、前記ストレージシステムを管理する管理装置とを有するストレージ管理システムにおいて、
    前記ストレージシステムは、
    前記上位装置から与えられるデータを、複数の前記記憶デバイスからなる記憶デバイスグループにより提供される記憶領域上に設定された対応する論理記憶領域に読み書きすると共に、前記論理記憶領域ごとの稼働実績及び性能を前記管理装置に送信するコントローラを備え、
    前記管理装置は、
    前記ストレージシステムから送信される前記論理記憶領域ごとの前記稼動実績に基づいて、前記記憶デバイスグループごとの電力消費量を演算すると共に、演算結果と前記ストレージシステムから送信される前記論理記憶領域ごとの前記性能とに基づいて、他の記憶デバイスグループに移動すべき前記論理記憶領域と、当該論理記憶領域の移動先の前記記憶デバイスグループとを決定し、決定結果に応じた移動処理要求を前記ストレージシステムに送信する演算処理部を備え、
    前記ストレージシステムの前記コントローラは、
    前記管理装置から送信される前記移動処理要求に応じて、指定された前記論理記憶領域を指定された前記記憶デバイスグループに移動させる
    ことを特徴とするストレージ管理システム。
  18. 前記管理装置の前記演算処理部は、
    前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量及び又は前記論理記憶領域ごとの前記性能と、予め定められた所定の判定条件とに基づいて、他の記憶デバイスグループに移動すべき前記論理記憶領域と、当該論理記憶領域の移動先の前記記憶デバイスグループとを決定する
    ことを特徴とする請求項17に記載のストレージ管理システム。
  19. 前記管理装置は、
    前記演算処理部により算出された前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量を、前記論理記憶領域ごとの前記性能と併せて出力する出力部を備える
    ことを特徴とする請求項17に記載のストレージ管理システム。
  20. 前記管理装置の前記演算処理部は、
    前記記憶デバイスグループごとの前記電力消費量及び又は前記論理記憶領域ごとの前記性能と、予め定められた所定の判定条件とに基づいて、他の記憶デバイスグループに移動すべき前記論理記憶領域と、当該論理記憶領域の移動先の前記記憶デバイスグループとを決定して当該決定結果に基づく前記論理記憶領域の移動要求を対応する前記ストレージシステムに送信する
    ことを特徴とする請求項17に記載のストレージ管理システム。
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