JP2007078968A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007078968A
JP2007078968A JP2005265165A JP2005265165A JP2007078968A JP 2007078968 A JP2007078968 A JP 2007078968A JP 2005265165 A JP2005265165 A JP 2005265165A JP 2005265165 A JP2005265165 A JP 2005265165A JP 2007078968 A JP2007078968 A JP 2007078968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
transfer member
image
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005265165A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Tanaka
徹 田中
Tomoya Saeki
智也 佐伯
Kazuhiro Saito
和弘 齊藤
Atsushi Meido
篤志 明戸
Naoyuki Iwata
直之 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005265165A priority Critical patent/JP2007078968A/ja
Publication of JP2007078968A publication Critical patent/JP2007078968A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【目的】 中間転写体の回転周期の変動に伴って発生するトナー像の終了端側における色ズレを抑制する。
【構成】 カラーレーザプリンタ10では、中間転写ベルト64が感光体ドラムの回転に従動して回転しており、各色の1ページ分の作像が行われている途中で、中間転写ベルト64の回転周期が検出され、回転周期の変動に応じて、感光体ドラム50の駆動速度が調整される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、中間転写体を複数周回転させ、中間転写体が1周する毎に像担持体から中間転写体へ1色ずつトナー像を重ね合せていくことで、中間転写体上にフルカラーのトナー像を形成する画像形成装置に関する。
1個の感光体で中間転写ベルト等の中間転写体にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)からなるフルカラーのトナー像を形成する4サイクル方式のフルカラーレーザプリンタでは、中間転写体を4周回転させ、中間転写体が1周する毎に中間転写体に1色ずつトナー像を重ね合わせていく。このため、4サイクル方式のフルカラーレーザプリンタでは、色ズレの発生を抑制するべく、中間転写体上に設けられたマークの検出をトリガーにして副走査を開始することで、各色のトナー像のリードレジ(副走査方向の書き出し位置)を合せている。
ところで、中間転写体上に複数ページのトナー像を形成する場合に、各ページのリードレジを高精度に合せることを目的として、中間転写体上に複数のマークを設け、各マークの検出をトリガーにして各ページの副走査を開始するレジストレーション制御が考案されている(例えば、特許文献1参照)。このレジストレーション制御が考案される以前は、中間転写体上に設けられた1個のマークが検出されてからのタイムカウント値に基づいて、2ページ目以降の副走査が開始されており、2ページ目以降のリードレジ合せの精度がタイマの精度や中間転写ベルトの回転駆動の精度に依存していた。このため、本考案のレジストレーション制御は、従前のレジストレーション制御に対しては優位性を有していた。
しかしながら、中間転写体が弾性を有する中間転写ベルトであるなど中間転写体の回転周期に変動がある場合には、図17のグラフに示すように、トナー像の開始端側から終了端側へかけてレジストレーションのずれが累積するので、トナー像のリードレジを補正するだけでは、トナー像の終了端側における色ズレの発生を十分に抑制できないでいた。特に、A3サイズ等の大サイズの場合には終了端側での色ズレの発生が顕著だった。
特許第3489394号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、中間転写体の回転周期の変動に伴って発生する中間転写体上のトナー像の終了端側における色ズレを抑制する。
請求項1に記載の画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体に画像情報に応じた潜像を形成する潜像形成手段と、各々異なる色のトナーで前記像担持体上の前記潜像を現像する複数の現像手段と、複数の前記現像手段を保持し、各現像手段を順次前記像担持体に対向させる保持手段と、前記像担持体からトナー像を転写される中間転写体と、前記中間転写体を回転駆動する駆動手段と、を備える画像形成装置であって、前記中間転写体の回転周期を検出する周期検出手段と、前記周期検出手段によって検出された前記中間転写体の回転周期に応じて前記駆動手段による前記中間転写体の駆動速度を制御する駆動速度制御手段と、を有し、前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中での前記中間転写体の回転周期を、前記周期検出手段によって検出し、前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で、前記駆動速度制御手段によって前記駆動手段による前記中間転写体の駆動速度を制御することを特徴とする。
請求項1に記載の画像形成装置では、像担持体に、潜像形成手段によって画像情報に応じた潜像が形成され、像担持体上の潜像が現像手段によってトナーで現像される。そして、像担持体から中間転写体へ、トナー像が転写される。以上の動作を、駆動手段によって中間転写体を複数周回転させ、保持手段を回転させて各現像手段を順次像担持体に対向させながら繰り返すことで、異なる色のトナー像が1色ずつ中間転写体上に重ね合わされ、フルカラーのトナー像が中間転写体上に形成される。
ところで、中間転写体の回転周期が周期検出手段によって検出されており、駆動速度制御手段によって、駆動手段による中間転写体の駆動速度が、検出された回転周期に応じて制御される。
ここで、中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中での中間転写体の回転周期が、周期検出手段によって検出され、中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で、駆動速度制御手段によって駆動手段による中間転写体の駆動速度が制御される。
即ち、一般的に行われている各色のトナー像のリードレジの位置合せの後、中間転写体の回転周期の変動に応じて中間転写体の駆動速度を変更することで、トナー像の開始端側から終了端側へかけての色ズレの累積を抑制できる。従って、A3サイズ等の大サイズのトナー像の終了端側での色ズレを抑制できる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記駆動手段が、前記像担持体を駆動し、前記像担持体に従動可能に設けられた前記中間転写体を従動させる像担持体駆動手段であることを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置では、像担持体が像担持体駆動手段によって駆動され、中間転写体が像担持体に従動する。ここで、像担持体駆動手段による像担持体の駆動速度が、中間転写体の回転周期に応じて制御されるが、像担持体の駆動速度を変えることで、像担持体における潜像の書き込み位置が、中間転写体上のトナー像に対して相対的に開始端側又は終了端側へ移動し、像担持体から中間転写体へトナー像が転写される位置が、中間転写体上のトナー像の開始端側又は終了端側へ移動する。
例えば、像担持体の駆動速度が減速されると、像担持体における潜像の書き込み位置が、中間転写体上のトナー像に対して相対的に開始端側へ移動し、像担持体から中間転写体へトナー像が転写される位置が、中間転写体上のトナー像の開始端側へ移動する。
これに対して、中間転写体の回転周期が基準値より長くなった場合には、トナー像の転写位置が、開始端側へずれる。
そこで、1ページのトナー像の形成の途中で、中間転写体の回転周期を検出し、回転周期が基準値より長ければ、像担持体の駆動速度を増速する。即ち、中間転写体への転写位置がトナー像の開始端側へずれるのに合せて、像担持体にトナーが担持される位置を、中間転写体上のトナー像に対して相対的に開始端側へ移動させる。これによって、中間転写体上のトナー像の終了端側でのレジストレーションのずれを抑制できる。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、前記周期検出手段が、前記中間転写体上に設けられた複数の位置情報と、前記位置情報を検出する検出手段と、前記検出手段によって各位置情報が検出される間の時間を計測する第1計測手段と、前記第1計測手段によって計測された時間に基づいて、前記中間転写体の回転周期を演算する第1演算手段と、を有し、複数の前記位置情報の少なくとも1つが、前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で前記検出手段による検出位置を通過することを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置では、中間転写体が駆動手段によって回転駆動されると、中間転写体上に設けられた複数の位置情報が検出手段によって検出され、検出手段によって各位置情報が検出される間の時間が、第1計測手段によって計測される。そして、第1演算手段が、第1計測手段によって計測された時間に基づいて、中間転写体の回転周期を演算する。
ここで、中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で、中間転写体上に設けられた複数の位置情報の少なくとも1つが、検出手段による検出位置を通過するので、中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で、中間転写体の回転周期を、第1演算手段によって演算し、色ズレの補正を実行することが可能となっている。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置であって、複数の前記位置情報を少なくとも2種類以上の異なるピッチで前記中間転写体上に設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置では、複数の位置情報が、少なくとも2種類以上の異なるピッチで中間転写体上に設けられているので、一の位置情報が検出手段によって検出されてから他の位置情報が検出されるまでの時間が、少なくとも2種類以上となり、どの位置情報が検出手段によって検出されたのかを識別できる。これによって、中間転写体の回転位置を特定することが可能となり、中間転写体の回転位置に応じて画像形成動作の開始/終了や中間転写体の回転の開始/停止を制御することが可能となる。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項4に記載の画像形成装置であって、前記第1計測手段によって計測された時間を予め定められた閾値と比較することで、前記検出手段によって検出された前記位置情報を識別する第1識別手段と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置では、請求項4と同様、複数の位置情報が、少なくとも2種類以上の異なるピッチで中間転写体上に設けられているので、第1計測手段によって計測される時間が、少なくとも2種類以上となる。第1識別手段は、第1計測手段によって計測された時間を予め定められた閾値と比較することで、検出手段によって検出された位置情報がどの位置情報であるのかを識別する。これによって、中間転写体の回転位置を特定することが可能となる。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項5に記載の画像形成装置であって、前記第1識別手段による識別結果に基づいて、画像形成動作の開始及び/又は終了を制御する画像形成制御手段を有することを特徴とする。
請求項6に記載の画像形成装置では、画像形成制御手段が、第1識別手段による識別結果に基づいて、画像形成動作の開始及び/又は終了を制御する。これによって、例えば、中間転写体にローラの痕跡が付いている箇所やトナーで汚れている箇所等を外してトナー像の形成を行うこと等が可能となる。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項5又は6に記載の画像形成装置であって、前記第1識別手段による識別結果に基づいて、前記中間転写体の回転駆動の開始及び/又は終了を制御する中間転写体制御手段を有することを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置では、中間転写体制御手段が、第1識別手段による識別結果に基づいて、中間転写体の回転駆動の開始及び/又は終了を制御する。これによって、例えば、中間転写体を常に定位置で停止させること等が可能となり、中間転写体にランダムにローラの痕跡が付くこと等を防止できる。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、前記周期検出手段が、前記中間転写体上に設けられた位置情報と、前記位置情報を検出する複数の検出手段と、各検出手段によって前記位置情報が検出される間の時間を計測する第2計測手段と、前記第2計測手段によって計測された時間に基づいて、前記中間転写体の回転周期を演算する第2演算手段と、を有し、前記位置情報が、前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で複数の前記検出手段の少なくとも1つによる検出位置を通過することを特徴する。
請求項8に記載の画像形成装置では、中間転写体が駆動手段によって回転駆動されると、中間転写体上に設けられた位置情報が複数の検出手段によって検出され、各検出手段によって位置情報が検出される間の時間が、第2計測手段によって計測される。そして、第2演算手段が、第2計測手段によって計測された時間に基づいて、中間転写体の回転周期を演算する。
ここで、中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で、中間転写体上に設けられた位置情報が、複数の検出手段の少なくとも1つによる検出位置を通過するので、中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で、中間転写体の回転周期を第2演算手段によって演算し、色ズレの補正を実行することが可能となっている。
また、検出手段を複数、位置情報を1個としたので、位置情報を検出した検出手段を識別することで、位置情報の通過位置を検出できる。従って、中間転写体の回転周期を1周の間に複数回検出することが可能であると共に、中間転写体の回転位置を検出することが可能である。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている間に、前記中間転写体の回転周期を、前記周期検出手段によって検出することを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成装置では、中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている間に、中間転写体の回転周期を周期検出手段によって検出し、作像中にリアルタイムで取得したデータに応じて、1ページの作像途中での色ズレの補正を実行する。これによって、実際の中間転写体の回転周期と、取得した中間転写体の回転周期のデータとの間に差異が生じないので、高精度な色ズレ補正が可能となる。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記中間転写体へトナー像が形成される前に、前記中間転写体の回転周期を、前記周期検出手段によって検出することを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置では、中間転写体へのトナー像の形成が行われる前に予め、中間転写体を回転駆動して周期検出手段によって回転周期を検出し、中間転写体の回転周期のデータ取得しておき、このデータに応じて、1ページの作像途中での色ズレの補正を実行する。これによって、作像途中でのフィードバック制御が不要となるので、レジストレーション制御にかかる時間を短縮でき、プリント速度を高速化できる。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項1乃至10の何れかに記載の画像形成装置であって、前記中間転写体が、弾性を有する中間転写ベルトであることを特徴とする。
請求項11に記載の画像形成装置では、中間転写体が弾性を有する中間転写ベルトとなっているので、他の中間転写体と比較して回転周期が変動し易いが、1ページの作像途中で、色ズレの補正が実行されるので、中間転写体上のトナー像の終了端側での色ズレが顕著に表れることを防止できる。
本発明は上記構成にしたので、中間転写体の回転周期の変動に伴って発生する中間転写体上のトナー像の終了端側における色ズレを抑制できる。
次に本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施形態の画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば1段の給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、用紙が収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から用紙を供給するフィードロール24、及び、供給される用紙を1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から排出口30までの用紙通路であり、この搬送路28は、画像形成装置本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から後述する定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側にレジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
即ち、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24により送り出された用紙は、リタードロール26により捌かれて最上部の用紙のみ搬送路28に導かれ、レジストロール32によりー時停止され、タイミングをとって後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間を通ってトナー像を転写される。そして、用紙は、この転写されたトナー像を定着装置90により定着され、排出ロール34により排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
画像形成装置本体12には、例えば略中央部にロータリ現像装置38が配置されている。ロータリ現像装置38は、現像器本体40内にY、M、C、Kの4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42Y〜42Kを有し、ロータリ現像装置中心44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。現像器42Y〜42Kそれぞれは、現像ロール46Y〜46Kを有し、例えばコイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
ロータリ現像装置38には、例えば回転支軸49を軸として回転し、感光体ドラム50が当接するように配置されており、現像ロール46Y〜46Kは、感光体ドラム50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、例えば2mm突出している。また、現像ロール46Y〜46Kそれぞれの両端には、現像ロール46Y〜46Kの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール46Y〜46Kと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像器42Y〜42Kの現像ロール46Y〜46Kは、ロータリ現像装置中心44を中心として、それぞれ90°の間隔で現像器本体40の外周に配置され、現像ロール46Y〜46Kのトラッキングロールが感光体ドラム50の両端に設けられたフランジ(図示せず)に当接し、現像ロール46Y〜46Kと感光体ドラム50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光体ドラム50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像する。
感光体ドラム50の下方には、感光体ドラム50を一様に帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置52が設けられている。また、ロータリ現像装置38の下方背面側には、帯電装置52により帯電された感光体ドラム50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリ現像装置38の上方には、ロータリ現像装置38によって可視化されたトナー像を一次転写位置で一次転写され、後述する二次転写位置まで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、中間転写ベルト64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、ブラシアップロール74、及びテンションロール75、76を有する。
中間転写ベルト64は、弾性を有し、ロータリ現像装置38の上方で略扁平に張られている。中間転写ベルト64の上面側の辺は、例えば画像形成装置本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。また、中間転写ベルト64は、中間転写ベルト64の下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で感光体ドラム50にラップ状に接触する一次転写部(感光体ドラムラップ領域)を有し、感光体ドラム50に所定の範囲だけ巻き掛けられており、感光体ドラム50の回転に従動する。
このように、中間転写ベルト64は、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像を例えばY、M、C、Kの順に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を後述する二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、感光体ドラム50から離間している。
また、中間転写ベルト64は、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、ブラシバックアップロール74及びテンションロール75、76の6つのロールにより張架されており、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像を転写される。
さらに、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、テンションロール75及び二次転写バックアップロール72により、平面部が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送部28に臨むようにされている。
ブラシバックアップロール74は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する廃トナーをブラシロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写ベルト64の下方には、例えば反射型フォトセンサなどのセンサ78、79が設けられている。センサ78は、中間転写ベルト64上に形成されたトナーのパッチを読取り、トナーの濃度検知を行う。また、センサ79は、中間転写ベルト64上に形成された複数(本実施形態では2個)のベルト位置検出マークTR0の位置を検出する。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写ベルト64に一次転写されたトナー像を二次転写位置で用紙に二次転写する。
ここで、二次転写ロール80は、中間転写ベルト64が3回転する間、すなわちY、M、Cの3色のトナー像を搬送する間は中間転写ベルト64から離間しており、Kのトナー像が転写されると中間転写ベルト64に当接するようにされている。
なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の電位差が生じるようにされており、例えば二次転写口―ル80を高電圧にした場合には、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)などに接続される。
中間転写ベルト64には、中間転写ベルト用クリーナ82が設けられている。中間転写ベルト用クリーナ82は、スクレーパ84、ブラシロール86、トナー回収ボトル88を有し、図示しない回転支軸を軸として揺動する。ブラシロール86は、中間転写ベルト64上の廃トナーを掻き取る。スクレーパ84は、プランロール86に付着した廃トナーを掻き取ってクリーニングする。トナー回収ボトル88は、スクレーパ84によって掻き取られたトナーを回収する。スクレーパ84は、例えばステンレスの薄板からなる。
ブラシロール86は、例えば導電性の処理がなされたアクリルなどのブラシからなる。そして、中間転写ベルト64がトナー像を搬送する間には、ブラシロール86が中間転写ベルト64から離間しており、所定のタイミングで中間転写ベルト64に当接するようにされている。
二次転写位置の上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により用紙に二次転写されたトナー像を用紙に定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。
次に図2を参照して画像形成装置10におけるカラーレジストコントロール制御系の回路構成について説明する。画像形成装置10には、ロータリ現像装置38や中間転写装置62等の駆動部を制御する主制御部としてのMCU110が備えられている。このMCU110には、感光体ドラム50を回転駆動する変速自在なモータ112、上述したセンサ79が接続されている。
MCU110内のASIC120には、モータ112、センサ79に接続されたカウンタ114、モータ112に接続されたクロック発生部115が設けられており、クロック発生部115からモータ112へ出力されるクロックCLKに応じてモータ112の駆動速度が制御され、また、モータ112からカウンタ114へ回転に同期したパルス信号FGが出力される。ASIC120内では、モータ112から出力されるパルス信号FGをクロックソースとして、センサ79によるベルト位置検出マークTR0の検出をトリガーとして、カウンタ114におけるカウントアップが行われる。
また、ASIC120には、比較器(Comp)116、レジスタ118、122、124が設けられており、比較器116において、カウンタ114から出力された計測結果と、レジスタ118に格納されたパルス信号FGの閾値とが比較され、比較結果がレジスタ122に書き込まれる。
また、MCU110内には、CPU130が設けられている。このCPU130は、レジスタ122に書き込まれた比較結果を読み取り、レジスタ124内に格納されているモータ112の駆動速度の設定値を書き換えることで、カラーレジストレーションを制御する。
次に上記実施形態の作用について図3のフローチャートを参照して説明する。
上位装置(図示省略)から画像形成信号が送られると、処理ルーチンが開始され、ステップ1へ進む。ステップ1では、モータ112の駆動速度を基準値に設定する。次に、ステップ2では、モータ112を駆動し、ステップ3へ進む。
ステップ3では、Y色の作像動作が実行される。具体的には、感光体ドラム50が帯電装置52により一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム50には、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は、感光体ドラム50の表面を露光し、潜像を形成する。露光装置60により形成された感光体ドラム50の潜像は、現像器42YによってY色のトナー像に現像され、中間転写ベルト64に一次転写される。
次に、ステップ4では、M色の作像動作が実行される。具体的には、帯電装置52による感光体ドラム50の帯電、露光装置60による潜像の形成が行われた後、現像器42Mによって感光体ドラム50の潜像がM色のトナー像に現像され、中間転写ベルト64のY色のトナー像の上に重ねて一次転写される。
次に、ステップ5では、C色の作像動作が実行される。具体的には、帯電装置52による感光体ドラム50の帯電、露光装置60による潜像の形成が行われた後、現像器42Cによって感光体ドラム50の潜像がC色のトナー像に現像され、中間転写ベルト64のY色、M色のトナー像の上に重ねて一次転写される。
次に、ステップ6では、K色の作像動作が実行される。具体的には、帯電装置52による感光体ドラム50の帯電、露光装置60による潜像の形成が行われた後、現像器42Kによって感光体ドラム50の潜像がK色のトナー像に現像され、中間転写ベルト64のY色、M色、C色のトナー像の上に重ねて一次転写される。これによって、Y、M、C、K色のフルカラーのトナー像が中間転写ベルト64上に形成される。
次に、ステップ7では、用紙が給紙され、二次転写、定着動作が実行される。具体的には、給紙信号等により、給紙カセット22に収納された用紙が、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一次停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれる。用紙が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれると、中間転写ベルト64に一次転写されているトナー像が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって用紙に二次転写される。二次転写後に、中間転写ベルト64に残留する廃トナーは、中間転写ベルト用クリーナ82によって掻き取られ、回収される。
トナー像を転写された用紙は、定着装置90に導かれ、加熱ロール92と加圧ロール94とによる熱圧力によって、トナー像を定着される。トナー像が定着した用紙は、排出ロール34により排出口30から排出部36へ排出される。
そして、処理ルーチンを終了する。
ここで、ステップ3〜6における各色の作像動作について図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ100では、ベルト位置検出マークTR0がセンサ79によって検出されるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ101へ進む。ステップ101では、作像が開始され、ステップ102へ進む。
ステップ102では、カウンタ114によるパルス信号FGのカウントが開始され、ステップ103へ進む。ステップ103では、ベルト位置検出マークTR0がセンサ79によって検出されるまで否定判定が繰り返されてステップ102へ戻り、肯定されるとステップ104へ進む。
ステップ104では、ステップ100でのベルト位置検出マークTR0の検出からステップ103でのベルト位置検出マークTR0の検出までにカウンタ114においてカウントされたカウント数と、レジスタ118に格納された閾値との比較が行なわれ、比較結果がレジスタ122に書き込まれる。次に、ステップ105では、CPU130が、レジスタ122に書き込まれた比較結果を読み取り、レジスタ124内に格納されているモータ112の駆動速度の設定値を書き換える。これによって、モータ112の駆動速度が変更される。
次に、ステップ106では、作像が終了され、ステップ107へ進む。ステップ107では、CPU130によってレジスタ124内に格納された駆動速度の設定値が基準値に書き換えられ、処理ルーチンを終了する。
ところで、図5に示すように、ベルト位置検出マークTR0のピッチは、A3サイズの縦長(420mm)の半分未満の距離(約200mm)となっており、A3サイズのトナー像の前半部分の形成が行われている最中に、ベルト位置検出マークTR0がセンサ79によって検出され、中間転写ベルト64の回転周期が検出されて感光体ドラム50の駆動速度が調整される。
ここで、感光体ドラム50の駆動速度が変更されると、感光体ドラム50における潜像の書き込み位置が、中間転写ベルト64上のトナー像に対して相対的に開始端側又は終了端側へ移動し、感光体ドラム50から中間転写ベルト64へ一次転写される位置が、中間転写ベルト64上のトナー像の開始端側又は終了端側へ移動する。
例えば、感光体ドラム50の駆動速度が減速されると、感光体ドラム50における潜像の書き込み位置が、中間転写ベルト64上のトナー像に対して相対的に開始端側へ移動し、感光体ドラム50から中間転写ベルト64へ一次転写される位置が、中間転写ベルト64上のトナー像の開始端側へ移動する。
一方、感光体ドラム50の駆動速度が増速されると、感光体ドラム50における潜像の書き込み位置が、中間転写ベルト64上のトナー像に対して相対的に終了端側へ移動し、感光体ドラム50から中間転写ベルト64へ一次転写される位置が、中間転写ベルト64上のトナー像の終了端側へ移動する。
これに対して、中間転写ベルト64の回転周期が基準値より長くなった場合には、トナー像の一次転写位置が、開始端側へずれる。また、中間転写ベルト64が弾性体である本実施形態では起こり難いが、中間転写ベルト64の回転周期が基準値より短くなった場合には、トナー像の一次転写位置が、終了端側へずれる。
そこで、本実施形態では、A3サイズ等の大サイズのトナー像の形成動作を行う際、1ページの前半部分のトナー像の形成が終わった時点で、中間転写ベルト64の回転周期を検出し、回転周期が基準値より長ければ、感光体ドラム50の駆動速度を増速する。即ち、中間転写ベルト64への一次転写位置が中間転写ベルト64上のトナー像の開始端側へずれるのに合せて、感光体ドラム50にトナーが担持される位置を、中間転写ベルト64上のトナー像に対して相対的に開始端側へ移動させることで、レジストレーションを合せる。
一方、A3サイズ等の大サイズのトナー像の形成動作を行う際、1ページの前半部分のトナー像の形成が終わった時点で、中間転写ベルト64の回転周期を検出し、回転周期が基準値より短ければ、感光体ドラム50の駆動速度を減速する。即ち、中間転写ベルト64への一次転写位置がトナー像の終了端側へずれるのに合せて、感光体ドラム50にトナーが担持される位置を、中間転写ベルト64上のトナー像に対して相対的に終了端側へ移動させることで、レジストレーションを合せる。
これによって、図6のグラフに示すように、1ページの前半部分において開始端側から終了端側へかけて累積した色ズレが、後半部分においては終了端側へかけて次第に減少していく。従って、A3サイズ等の大サイズのトナー像の終了端側における色ズレを抑制できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図7に示すように、中間転写ベルト64上には、1個のベルト位置検出マークTR0が設けられ、中間転写ベルト64の下方及び上方にそれぞれ、ベルト位置検出マークTR0を検出するセンサ81、83が設けられている。センサ81、83のピッチは、A3サイズの縦長(420mm)の半分未満の距離(約200mm)となっている。また、センサ81が、一次転写位置よりベルト回転方向の下流側に近接されており、ベルト回転方向へセンサ81、センサ83、一次転写位置の順で並んでいる。
図8に示すように、ASIC120内のカウンタ114には、センサ81、83が接続されており、ASIC120内では、モータ112から出力されるパルス信号FGをクロックソースとして、センサ81、83によるベルト位置検出マークTR0の検出をトリガーとして、カウンタ114におけるカウントアップが行われる。
ここで、上述したステップ3〜6における各色の作像動作について図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ200では、ベルト位置検出マークTR0がセンサ81によって検出されるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ201へ進む。ステップ201では、作像が開始され、ステップ202へ進む。
ステップ202では、カウンタ114によるパルス信号FGのカウントが開始され、ステップ203へ進む。ステップ203では、ベルト位置検出マークTR0がセンサ83によって検出されるまで否定判定が繰り返されてステップ202へ戻り、肯定されるとステップ204へ進む。
ステップ204では、センサ81によるベルト位置検出マークTR0の検出からセンサ83によるベルト位置検出マークTR0の検出までにカウンタ114においてカウントされたカウント数と、レジスタ118に格納された閾値との比較が行なわれ、比較結果がレジスタ122に書き込まれる。次に、ステップ205では、CPU130が、レジスタ122に書き込まれた比較結果を読み取り、レジスタ124内に格納されているモータ112の駆動速度の設定値を書き換える。これによって、モータ112の駆動速度が変更される。
次に、ステップ206では、作像が終了され、ステップ207へ進む。ステップ207では、CPU130によってレジスタ124内に格納された駆動速度の設定値が基準値に書き換えられ、処理ルーチンを終了する。
以上、本実施形態においても、図6のグラフに示すように、1ページの前半部分において開始端側から終了端側へかけて累積した色ズレを、後半部分においては終了端側へかけて次第に減少させることができ、A3サイズ等の大サイズのトナー像の終了端側における色ズレを抑制できる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図10に示すように、中間転写ベルト64上には、3個のベルト位置検出マークTR0、TR1、TR2が設けられている。ベルト基準位置マークTR0とベルト位置検出マークTR1とのピッチL1、ベルト基準位置マークTR1とベルト位置検出マークTR2とのピッチL2、ベルト位置検出マークTR2とベルト位置検出マークTR0とのピッチL3の関係は、L1<L2<L3となっている。
図11に示すように、ASIC120内には、レジスタ126、128、132が設けられている。ASIC120内では、比較器(Comp)116において、カウンタ114から出力された計測結果と、レジスタ118に格納されたパルス信号FGの3種類の閾値とが比較され、それぞれの比較結果がレジスタ126、128、132に書き込まれる。
具体的には、カウンタ114によって計測されたパルス数nがn<X(N1<X<N2)、図12のグラフ参照)であれば、比較フラグ「1」がレジスタ126に書き込まれ、n>Xであれば、比較フラグ「0」がレジスタ126に書き込まれる。また、カウンタ114によって計測されたパルス数nがX<n<Y(N2<Y<N3)であれば、比較フラグ「1」がレジスタ128に書き込まれ、n<X、n>Yであれば、比較フラグ「0」がレジスタ128に書き込まれる。また、カウンタ114によって計測されたパルス数nがn>Yであれば、比較フラグ「1」がレジスタ132に書き込まれ、n<Yであれば、比較フラグ「0」がレジスタ132に書き込まれる。
なお、パルス数N1は、センサ79によってベルト位置検出マークTR0が検出されてからベルト位置検出マークTR1が検出されるまでの時間でのパルスカウント数に相当し、パルス数N2は、センサ79によってベルト位置検出マークTR1が検出されてからベルト位置検出マークTR2が検出されるまでの時間でのパルスカウント数に相当する。また、パルス数N3は、センサ79によってベルト位置検出マークTR2が検出されてからベルト位置検出マークTR0が検出されるまでの時間でのパルスカウント数に相当する。
即ち、センサ79によってベルト位置検出マークTR0が検出されると、その時点でカウンタ114に計測されたパルス数nがn>Yとなるので、レジスタ132に比較フラグ「1」が書き込まれ、レジスタ126、128には比較フラグ「0」が書き込まれる。これによって、CPU130は、センサ79によって検出されたベルト位置検出マークがTR0であると識別する。
また、センサ79によってベルト位置検出マークTR1が検出されると、その時点でカウンタ114に計測されたパルス数nがn<Xとなるので、レジスタ126に比較フラグ「1」が書き込まれ、レジスタ128、132には比較フラグ「0」が書き込まれる。これによって、CPU130は、センサ79によって検出されたベルト位置検出マークがTR1であると識別する。
また、センサ79によってベルト位置検出マークTR2が検出されると、その時点でカウンタ114に計測されたパルス数がX<n<Yとなるので、レジスタ128に比較フラグ「1」が書き込まれ、レジスタ126、132には比較フラグ「0」が書き込まれる。これによって、CPU130は、センサ79によって検出されたベルト位置検出マークがTR2であると識別する。
そして、CPU130は、ベルト位置検出マークTR0がセンサ79によって検出されたことを識別すると、露光装置60へ書き出し許可信号を送出し、ベルト基準位置マークTR1がセンサ79によって検出されたことを識別すると、中間転写ベルト64の回転周期に応じてモータ112の駆動速度を調整し、さらに、ベルト基準位置マークTR2がセンサ79によって検出されたことを識別すると、モータ112の駆動速度を基準値に設定する。
また、CPU130は、作像が終了した際には、ベルト位置検出マークTR1がセンサ79によって検出されたことを識別した時点から、カウンタ114に計測されたパルス数nがL2未満の所定値になると、モータ112の駆動を停止し、中間転写ベルト64の回転を停止する。これによって、次回の駆動時に初めにセンサ79によって検出されるベルト位置検出マークがTR2となる。このため、次回の駆動時に始めにベルト位置検出マークTR2がセンサ79によって検出された時には、検出されたベルト位置検出マークを識別不能であるが、その次に検出されたベルト位置検出マークであるTR0は識別可能となる。ここで、センサ79によるベルト位置検出マークTR0の検出は、画像書き出しのトリガーとなるので、ファーストプリント時にベルト位置検出マークTR2、TR0の順にセンサ79によって検出されるように、中間転写ベルト64を停止させることで、ファーストプリントまでの時間を最短にできる。
ここで、CPU130によってベルト位置検出マークが識別される流れを図13のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ300では、モータ112が駆動され、ベルト位置検出マークの検出が有効となる。次に、ステップ301では、センサ79によってベルト位置検出マークが検出されるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ302へ進む。ステップ302では、カウンタ114をリセットした後、カウントを開始させる。
次に、ステップ303では、センサ79によってベルト位置検出マークが検出されるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ304へ進む。ステップ304では、カウンタ114に計測されたパルス数nがn<Xであるか否かが判定され、肯定されるとステップ305へ否定されるとステップ306へ進む。
ステップ305では、センサ79によって検出されたベルト位置検出マークがTR1であると識別され、処理ルーチンを終了する。一方、ステップ306では、カウンタ114に計測されたパルス数nがX<n<Yであるか否かが判定され、肯定されるとステップ307へ否定されるとステップ308へ進む。
ステップ307では、センサ79によって検出されたベルト位置検出マークがTR2であると識別され、処理ルーチンを終了する。一方、ステップ308では、センサ79によって検出されたベルト位置検出マークがTR0であると識別され、処理ルーチンを終了する。
以上、説明したように、複数のベルト位置検出マークが、少なくとも2種類以上の異なるピッチで中間転写体上に設けられているので、一のベルト位置検出マークがセンサによって検出されてから他のベルト位置検出マークが検出されるまでの時間が、少なくとも2種類以上となり、どのベルト位置検出マークがセンサによって検出されたのかが識別可能となる。
これによって、中間転写ベルト64の回転位置を特定することが可能となり、中間転写ベルト64の回転位置に応じた作像動作の開始/終了や、中間転写ベルトの回転の開始/停止の制御が可能となる。従って、例えば、中間転写ベルト64にローラの痕跡が付いている箇所やトナーで汚れている箇所等を外して作像を行うこと等が可能となる。また、中間転写ベルト64を常に定位置で停止させること等が可能となり、中間転写ベルト64にランダムにローラの痕跡が付くこと等を防止できる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、第1乃至第3実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図14に示すように、中間転写ベルト64に2個のベルト位置検出マークTR0、TR1が設けられている。ベルト位置検出マークTR0、TR1間の距離L1、L2は、L2<L1<2×L2となっている。
図15に示すように、ASIC120内には、レジスタ134が設けられている。ASIC120内では、比較器(Comp)116において、カウンタ114から出力された計測結果と、レジスタ118に格納されたパルス信号FGの閾値とが比較され、比較結果がレジスタ134に書き込まれる。
具体的には、カウンタ114によって計測されたパルス数mがm>M2+α(但し、αは、0<α<(M1−M2)であれば、比較フラグ「1」がレジスタ134に書き込まれ、m<M2+αであれば、比較フラグ「0」がレジスタ134に書き込まれる。
なお、パルス数M1は、センサ79によってベルト位置検出マークTR0が検出されてからベルト位置検出マークTR1が検出されるまでの時間でのパルスカウント数に相当し、パルス数M2は、センサ79によってベルト位置検出マークTR1が検出されてからベルト位置検出マークTR0が検出されるまでの時間でのパルスカウント数に相当する。
即ち、センサ79によってベルト位置検出マークTR1が検出されると、その時点でカウンタ114に計測されたパルス数mがm>M2+αとなるので、レジスタ134に比較フラグ「1」が書き込まれる。これによって、CPU130は、センサ79によって検出されたベルト位置検出マークがTR1であると識別し、その後のベルト位置検出マークの検出毎に、ベルト位置検出マークをTR0、TR1、TR0…と識別する。
ここで、CPU130によってベルト位置検出マークが識別される流れを図16のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ400では、モータ112が駆動され、ベルト位置検出マークの検出が有効となる。次に、ステップ401では、センサ79によってベルト位置検出マークが検出されるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ402へ進む。ステップ402では、カウンタ114をリセットした後、カウントを開始させる。
次に、ステップ403では、センサ79によってベルト位置検出マークが検出されるまで否定判定が繰り返され、肯定されるとステップ404へ進む。ステップ404では、カウンタ114に計測されたパルス数mがm>M2+αであるか否かが判定され、否定されるとステップ401へ戻り、肯定されるとステップ405へ進む。
ステップ405では、センサ79によって検出されたベルト位置検出マークがTR1であると識別され、その後のベルト位置検出マークの検出毎に、ベルト位置検出マークをTR0、TR1、TR0…と識別する。そして、処理スーチンを終了する。
なお、第1乃至第4実施形態では、作像中に中間転写ベルト64の回転周期のデータを取得したので、実際の中間転写ベルト64の回転周期と、取得した中間転写ベルト64の回転周期のデータとの間に差異が生じず、高精度な色ズレ補正が可能となる。しかし、中間転写ベルト64の回転周期のデータは、作像前に取得してレジスタ等の記憶手段に格納しておいても良い。この場合、作像途中でのフィードバック制御が不要となるので、レジストレーション制御にかかる時間を短縮でき、プリント速度を高速化できる。
また、第1乃至第4実施形態では、中間転写ベルト64を回転駆動する専用の駆動源を備えず、中間転写ベルト64が感光体ドラム50の回転に従動して回転する構成の画像形成装置を例に取って本発明を説明した。しかし、中間転写ベルト64と感光体ドラム50が個別に駆動される構成の画像形成装置にも本発明を適用可能である。この場合、中間転写ベルト64の回転周期の変動に応じて、中間転写ベルト駆動用モータの駆動速度を調整し、中間転写ベルト64の回転周期を基準値に近づけることで、色ズレを抑制できる。
また、第1乃至第4実施形態では、中間転写ベルト64の回転周期の変動に応じて、中間転写ベルトの駆動速度を調整する構成について説明したが、中間転写ベルト64の駆動速度を一定のままとし、ポリゴンミラーの駆動速度を変更する等して、潜像の書き込み位置を調整することによっても、中間転写体の回転周期の変動に伴う色ズレを抑制することが可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置におけるカラーレジストコントロール制御系の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における各色の作像動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の作像部の概略を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置において発生する色ズレ量とベルト位置検出マークの検出タイミングとの関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の作像部の概略を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置におけるカラーレジストコントロール制御系の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置における各色の作像動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の作像部の概略を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置におけるカラーレジストコントロール制御系の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置においてカウンタに計測されたパルス数と閾値との関係を示すグラフである。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置においてベルト位置検出マークが識別される流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の作像部の概略を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置におけるカラーレジストコントロール制御系の回路構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置においてベルト位置検出マークが識別される流れを説明するためのフローチャートである。 従来の画像形成装置において発生する色ズレ量とベルト位置検出マークの検出タイミングとの関係を示すグラフである。
符号の説明
10 カラーレーザプリンタ(画像形成装置)
40 現像器本体(保持手段)
42Y 現像器(現像手段)
42M 現像器(現像手段)
42C 現像器(現像手段)
42K 現像器(現像手段)
50 感光体ドラム(像担持体)
64 中間転写ベルト(中間転写体)
79 センサ(回転周期検出手段、検出手段)
81 センサ(回転周期検出手段、検出手段)
83 センサ(回転周期検出手段、検出手段)
112 モータ(駆動手段)
114 カウンタ(回転周期検出手段、第1計測手段、第2計測手段
130 CPU(駆動速度制御手段、回転周期検出手段、第1演算手段、第2演算手段、画像形成制御手段、中間転写体制御手段)
TR0 ベルト位置検出マーク(位置情報)
TR1 ベルト位置検出マーク(位置情報)
TR2 ベルト位置検出マーク(位置情報)

Claims (11)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体に画像情報に応じた潜像を形成する潜像形成手段と、
    各々異なる色のトナーで前記像担持体上の前記潜像を現像する複数の現像手段と、
    複数の前記現像手段を保持し、各現像手段を順次前記像担持体に対向させる保持手段と、
    前記像担持体からトナー像を転写される中間転写体と、
    前記中間転写体を回転駆動する駆動手段と、を備える画像形成装置であって、
    前記中間転写体の回転周期を検出する周期検出手段と、
    前記周期検出手段によって検出された前記中間転写体の回転周期に応じて前記駆動手段による前記中間転写体の駆動速度を制御する駆動速度制御手段と、を有し、
    前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中での前記中間転写体の回転周期を、前記周期検出手段によって検出し、前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で、前記駆動速度制御手段によって前記駆動手段による前記中間転写体の駆動速度を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動手段が、前記像担持体を駆動し、前記像担持体に従動可能に設けられた前記中間転写体を従動させる像担持体駆動手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記周期検出手段が、
    前記中間転写体上に設けられた複数の位置情報と、
    前記位置情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって各位置情報が検出される間の時間を計測する第1計測手段と、
    前記第1計測手段によって計測された時間に基づいて、前記中間転写体の回転周期を演算する第1演算手段と、
    を有し、
    複数の前記位置情報の少なくとも1つが、前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で前記検出手段による検出位置を通過することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の前記位置情報を少なくとも2種類以上の異なるピッチで前記中間転写体上に設けたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1計測手段によって計測された時間を予め定められた閾値と比較することで、前記検出手段によって検出された前記位置情報を識別する第1識別手段と、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1識別手段による識別結果に基づいて、画像形成動作の開始及び/又は終了を制御する画像形成制御手段を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1識別手段による識別結果に基づいて、前記中間転写体の回転駆動の開始及び/又は終了を制御する中間転写体制御手段を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記周期検出手段が、
    前記中間転写体上に設けられた位置情報と、
    前記位置情報を検出する複数の検出手段と、
    各検出手段によって前記位置情報が検出される間の時間を計測する第2計測手段と、
    前記第2計測手段によって計測された時間に基づいて、前記中間転写体の回転周期を演算する第2演算手段と、
    を有し、
    前記位置情報が、前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている途中で複数の前記検出手段の少なくとも1つによる検出位置を通過することを特徴する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  9. 前記中間転写体へ各色の1ページ分のトナー像が形成されている間に、前記中間転写体の回転周期を、前記周期検出手段によって検出することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記中間転写体へトナー像が形成される前に、前記中間転写体の回転周期を、前記周期検出手段によって検出することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記中間転写体が、弾性を有する中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の画像形成装置。
JP2005265165A 2005-09-13 2005-09-13 画像形成装置 Pending JP2007078968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265165A JP2007078968A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265165A JP2007078968A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007078968A true JP2007078968A (ja) 2007-03-29

Family

ID=37939386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005265165A Pending JP2007078968A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007078968A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4865283B2 (ja) 画像形成装置及び複数の像担持体の位相合わせ方法
JP2001027852A (ja) 画像形成装置
JP3344614B2 (ja) ベルト搬送装置
JP2011145486A (ja) 画像形成装置
JP4091899B2 (ja) ベルト駆動装置
CN102540806B (zh) 图像形成装置
JP2016071289A (ja) 画像形成装置
JP2005352291A (ja) 画像形成装置
US7171146B2 (en) Image forming apparatus including a belt-shaped image carrier
JP4661142B2 (ja) カラー画像形成装置
JP4478446B2 (ja) 画像形成装置
JP2006330460A (ja) 画像形成装置
JP2007078968A (ja) 画像形成装置
JP2005352082A (ja) カラー画像形成装置
JP5665311B2 (ja) 画像形成装置
JP5040239B2 (ja) 画像形成装置
JP2007248856A (ja) 画像形成装置
JP2004177507A (ja) カラー画像形成装置
US7502575B2 (en) Image forming apparatus and method of transferring image to intermediate transfer body by controlling the drive of a photosensitive body
JP4529558B2 (ja) 画像形成装置およびその色ずれ制御方法
JP2010230706A (ja) 画像形成装置
JP4351503B2 (ja) 画像形成装置
JP2021005015A (ja) 画像形成装置
JP2010054723A (ja) 画像形成装置
JP2010256789A (ja) ベルト蛇行量測定装置、このベルト蛇行量測定装置を備えたベルトユニット、及びこのベルトユニットを備えた画像形成装置