JP2007078483A - 液面測定方法及び液量測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像により液面の位置を測定する液面位置の測定方法において、画像の1画素よりも高い精度で液面の位置を測定することのできる液面位置測定方法を提供する。
【解決手段】液面に対して、撮像素子を光軸を中心として少し回転させた状態で撮影し、得られた画像において、液体の存在しうる範囲で列毎に加算し、求められた各列の加算値を利用して、液体上部空間の加算値と液体内部の加算値の中央値を示す位置を補間により求めることで、撮像素子の画素よりも細かい精度で液面の位置を測定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液面の位置測定に画像を用いて行う液面測定方法及び該液面測定方法を用いた液量測定方法に関する。
従来の液面測定方法は、液面近傍画像をカメラ等で画像データとして入力し、その画像を2値化することにより、液体上部の空間部分と液体内部に分離し、両者の境界部分を液面位置としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−99694号公報
しかしながら、従来の液面測定方法においては、液面位置を2値化された画像の境界部分としていることから、液面の位置精度が画像データの画素ピッチ以上に細かくすることができず、高精度に液面の位置を求めるためには、カメラのレンズ倍率上げるか、CCD(Charge Coupled Device)等のカメラの撮像素子の画素数が多いものを用いる必要があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ハードウェアの追加等を行うことなく、高い精度で液面の位置及び液量の測定を行うことができる液面測定方法及び液量測定方法を提供することを目的とする。
上述した従来の課題を解決するために、本発明の液面測定方法は、容器に注入された液体の液面に対して水平な方向に位置し、撮像素子が平面に等間隔で整列して配置された撮影手段により得られた複数の階調を持つ画像データから液面の位置を測定する液面測定方法において、前記液面の水平方向に相当する撮像素子の並びの両端が、前記液面の垂直方向に1画素以上ずれるように前記撮影手段を傾けて配置し、前記撮影手段を用いて前記液面を撮影してデジタル画像データを取得し、前記撮影手段の左右方向の撮像素子が前記液面と平行に近くなるように配置した場合に、前記デジタル画像データから左右方向に並ぶ複数の画素の輝度値の累積加算を行い、この加算値を上下方向に複数個求め、これらの加算値を用いて前記液面近傍の列を判定し、前記液面近傍の列と前記液面近傍の列周辺の加算値の変化量から前記液面の垂直方向の高さを測定する。
さらに、本発明の液面測定方法は、液体上部の空間位置における加算値を上部加算値として求め、液体内部位置における加算値を内部加算値として求め、上部加算値と内部加算値の平均値を中央値としたとき、求めた上下方向の個別の加算値のうち、中央値に最も近い値を持つ加算値の位置を液面近傍位置とする。
さらに、本発明の液面測定方法は、液面近傍位置における加算値と、液面近傍位置に上下に接する位置における加算値をそれぞれ求めて、これらの値に基づき、液面位置を測定する。
さらに、本発明の液面測定方法は、各列の輝度の累積加算を行う際に、先ず撮像素子の上下方向において累積加算を行う範囲の上限列及び下限列を決定し、前記上限における加算値を求めて上加算値、前記下限における加算値を求めて下加算値とし、前記上加算値と前記下加算値の平均を中央値とし、前記上限列と上記下限列の中間に位置する列の加算値を注目点加算値とし、前記中央値と前記注目点加算値とを比較し、前記中央値が前記注目点加算値よりも小さい場合には前記上限列と上記下限列の中間に位置する列を新たな上限列とし、逆に、前記中央値が前記前記注目点加算値よりも大きい場合には前記上限列と上記下限列の中間に位置する列を新たな下限列と更新し、更新された上限列と下限列が隣接する列となるまで上記動作を繰り返し、更新された上限と下限が隣接する列となった際に前記中央値により近い輝度の値を有する列を前記液面近傍の列と判定する。
さらに、液面測定方法は、前記液面近傍の列に両隣接する列間の加算値の変化量から1列あたりの輝度の変化量を求め、前記液面近傍の列の加算値と前記中央値の差分を求め、前記差分を前記変化量で除算することで1列の間隔よりも小さい距離を求め、前記距離を前記液面近傍の列の位置に加算することで前記液面の垂直方向の高さを測定する。
さらに、液面測定方法は、前記液面近傍の列の加算値と、前記液面近傍の列から前記中央値をはさんで位置する列の加算値の差から1列あたりの輝度の変化量を求め、前記液面近傍の列の加算値と前記中央値の差分を求め、前記差分を前記変化量で除算することで1列の間隔よりも小さい距離を求め、前記距離を前記液面近傍の列の位置に加算することで前記液面の垂直方向の高さを測定する。
さらに、液面測定方法は、容器上部の液体が存在しない位置と、容器下部の液体が存在する位置を予め定義し、それぞれの位置における前記加算値を基準値として記憶しておき、液面を測定する際に、前記容器上部の位置における加算値と前記容器下部の位置における加算値のどちらかが、それぞれの前記基準値よりも一定値以上異なる場合に、異常処理を行う。
さらに、液面測定方法は、時間に対応した画像データをフレームとして取得し、液面の時間変化を計測する場合に、前回に撮影されたフレームにおける液面位置に隣接する列の加算値から今回のフレームおける液面近傍位置の探索を開始する。
さらに、液面測定方法は、前回に撮影フレームにおいて求められた液面近傍位置から上下方向のうち液面が変化して行く向きの列でのみ加算値を求めて、液面位置を決定する。
さらに、液面測定方法は、液体が注入される容器の画像を利用して、前記撮像素子1列の左右方向の撮像素子の輝度の加算範囲を決定する。
さらに、液面測定方法は、前記液体が注入される容器の画像から、容器の幅と前記撮影手段の垂直方向に対する傾きの角度を求め、これらを用いて前記加算範囲を決定する。
さらに、液面測定方法は、前記液体が注入される容器の画像から、容器外形状のエッジを抽出した画像を生成し、前記画像を少しずつ回転させながら、各々の角度における前記画像を固定直線へ射影し、容器外形状のエッジが射影された幅が最少となる角度を前記撮影手段の垂直方向に対する角度とする。
さらに、液面測定方法は、液面の状態によって生じる前記液面付近の加算値の特定パターンに基づいて前記液面の垂直方向の高さを求める。
さらに、液面測定方法は、前記特定パターンの中で最も長い単調増加又は単調減少を示す範囲内に液面があるものと特定する。
さらに、液面測定方法は、加算値が大きく変化する範囲において、加算値の変化を関数で近似し、この関数上の点を用いて液面位置を求める。
さらに、液面測定方法は、前記加算値の変化を一次関数で最小二乗近似し、この関数が基準となる輝度を示す垂直方向の高さを液面位置とする。
さらに、液面測定方法は、液体上部の空間位置における加算値を上部加算値として求め、液体内部位置における加算値を内部加算値として求め、求めた上下方向の個別の加算値のうち、上部加算値と内部加算値の平均値を前記基準となる輝度とする。
さらに、液面測定方法は、液体の入っていない状態の容器の撮影画像と、液体の入っている状態の容器の撮影画像との画素毎の差分をとることにより撮影画像に生じる外的影響要素を抽出する。
さらに、液面測定方法は、前記撮像素子1列の左右方向の撮像素子の輝度の加算から前記外的影響要素を除去して液面の垂直方向の高さを測定する。
さらに、液面測定方法は、前記液面位置の輝度値を、あらかじめ与えた値とし、液面位置を測定する。
さらに、液面測定方法は、液体上部の空間位置における加算値を上部加算値として求め、液体内部位置における加算値を内部加算値として求め、前記上部加算値と前記内部加算値の平均値を中央値としたとき、液面位置の輝度値を、中央値とし、液面位置を測定する。
さらに、液面測定方法は、液面近傍位置における加算値から液面近傍位置に上下に接する位置における加算値との差を取り一列当たりの加算値の変化量を求め、前記液面近傍位置における加算値から前記液面位置の輝度値との差分を求め、前記差分を前記変化量で除した除算値を求め、前記除算値を前記液面近傍位置に相当する列の位置に加算した値を液面位置とすることにより液面位置を測定する。
さらに、液量測定方法は、一定時間間隔で画像データをフレームとして取得し、各フレームにおいて上述に示す方法により液面の位置を求め、求めた液面の位置を各フレーム間で差分を求めることにより、前記一定時間間隔における液体体積の変化量を求めることを特徴としたものである。
本発明の液面測定方法によれば、画像データの画素ピッチよりも細かい精度で液面の位置を測定することができるため、ハードウェアの追加等を行うことなく、高い精度で液面の位置測定を行うことができる。
以下に、本発明の液面測定方法及び液量測定方法の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
本発明の実施例において、先ず液面を横から撮影した画像データから、液面の位置を求める手順について示す。
図1は、本発明の実施例1における液面測定方法を実現する装置のブロック図である。図1において、130は断面が円形のガラス管であり、ここではキャピラリと称する。キャピラリ130には液体131が入っている。液体131の液面303を撮影するために、液面303を照明133で照らし、カメラ134で撮影する。カメラ134は必ず液面を捉えるように配置しておくため、カメラ134に写ったキャピラリ130の上部には必ず空間があり、下部には液体があるものとする。撮影した画像は、液面測定装置135に取り込んで、本発明の特徴であるところの方法により処理を行うことにより、液面の位置を求める。
次に、液面測定装置135における処理内容について示すが、それに先だって、キャピラリ130とカメラ134内の撮像素子(例えばCCD)の位置関係について、図2を用いて説明する。図2は、カメラ134内の撮像素子上に液面近傍がどのように投影されているかを示す配置図である。301はキャピラリ130の左端であり、302はキャピラリ130の右端である。また、304はカメラ134内の撮像素子であり、305〜328の画素を持ち、これら各画素に256階調の輝度値を検出することができるものとする。実際には、撮像素子304は図示したものよりも広い範囲を撮影でき且つ各画素の大きさもより小さなものを用いるが、ここでは説明を簡単にするため、6×4画素のものにより説明を行う。図2において、液面303に対して、撮像素子304は傾けて配置しているが、これは撮像素子304の画素と画素の間にある不感帯が測定精度に影響を与えることを防止するものであり、液面の測定範囲となるキャピラリ左端301とキャピラリ右端302の間で、撮像素子304の画素が垂直方向に1画素以上ずれるよう傾けて配置している。
液面測定装置135においては、左右における測定範囲において撮像素子304の左右方向の画素の輝度値の加算を行い、この加算値を順次求めて行く。まず、最初の加算値は、撮像素子304の最も上の1列の分、すなわち、画素305〜310における加算値を求めるが、このなかで液面の測定範囲に含まれるものは画素307〜309であるため、この3つの画素を加算したものを、この列の加算値とする。ここでは、画素307〜309の全ては液面上部の空間に位置するため、本加算値は空間部分の輝度値を持つ。次の列の加算値は、画素311〜316における加算値を求めるが、このなかで液面の測定範囲に含まれるものは画素312〜314であるため、この3つの画素を加算したものを、この列の加算値とする。このなかで、画素312のみが少し液の持つ輝度の影響を受け、画素313と画素314は液面上部の空間に位置するため、本加算値は空間部分の輝度値から僅かに液の輝度値にふれた値を持つ。
この次の列の加算値は、画素317〜322における加算値を求めるが、このなかで液面の測定範囲に含まれるものは画素318〜320であるため、この3つの画素を加算したものをこの列の加算値とする。このなかで、画素318は液内部に位置し、画素319と画素320は液と上部の空間の両方の影響を受けるため、本加算値は空間部分の輝度値よりも液の輝度値に近い値を持つ。さらに次の列の加算値は、画素323〜328における加算値を求めるが、このなかで液面の測定範囲に含まれるものは画素324〜326であるため、この3つの画素を加算したものをこの列の加算値とする。ここでは、画素324〜326の全ては液内部に位置するため、本加算値は液部分の輝度値を持つ。以上により全ての加算値を求めたが、実際の処理においては、列毎に加算する画素の数が異なるような場合には、加算値を加算した画素の数で割った平均値を以下の処理に用いるものとする。
図2においては説明を簡単にするため極めて少ない画素数での説明を行ったが、もう少し画素が多い場合には、列毎の加算値は図3のようになる。図3は撮像素子の各列における加算値を全て求めた結果を示したものである。ここでは加算値は平均値で示している。図3において、401は撮像素子の第0列における加算値で、「210」という値を持つ。402は撮像素子の第1列における加算値で、「211」という値を持つ。403は撮像素子の第2列における加算値で、「209」という値を持つ。404は撮像素子の第3列における加算値で、「211」という値を持つ。405は撮像素子の第4列における加算値で、「160」という値を持つ。
406は撮像素子の第5列における加算値で、「105」という値を持つ。407は撮像素子の第6列における加算値で、「51」という値を持つ。408は撮像素子の第7列における加算値で、「32」という値を持つ。409は撮像素子の第8列における加算値で、「30」という値を持つ。ここで、カメラ134は必ず液面を捉えるように配置しておくという前提条件から、本画像においては、一番上の列における加算値401は液体上部の空間位置における加算値であり、これを上部加算値と称し、「210」という値を持つ。また、本画像においては、一番下の列における加算値409は液体内部位置における加算値であり、これを内部加算値と称し、「30」という値を持つ。上部加算値401と内部加算値409を平均化したものを中央値と称し、(210+30)/2=120という値を持つ。この中央値は液面位置における輝度値(加算値)を意味する。この値を全ての加算値401〜409と比較し、「120」という値に最も近い「105」という値を持つ加算値406の高さ位置、すなわち撮像素子の列番号5の位置が液面近傍位置となる。
このままの処理では、液面の高さが撮像素子の画素高さと同じ精度でしか求められていないため、次に示す処理により、それ以上の精度にて液面の位置を求める。中央値の値120から見ると、これに最も近い加算値406の値105は、内部加算値の値30よりも上部加算値の値210に近いことから、仮想的に加算値が「120」という値を持つ列位置は、撮像素子の列番号5よりも上にあることが分かる。実際、中央値の値120は、加算値406の値105と加算値405の値160の間の値となっている。加算値が「405」と「406」の間で仮想的に線形に変化しているものとすると、中央値の値120と等しい加算値を持つ位置は(120−105)/(160−105)=0.27であり、加算値406を持つ撮像素子の列番号5より0.27分だけ上、すなわち、列番号4.73の位置に液面があるものとして求めることができる。上記実施例では、上部加算値と内部加算値の平均を計算して液面位置における輝度値としての中央値を求めたが、これに限るものではなく、経験により求めた固定値(あらかじめ与えた値)を中央値として使用しても良い。例えば、経験により、液面位置における中央値が常に「120」であれば、この「120」という値を用いて、上記方法により液面の位置を求めても良い。
ここでは撮像素子の列数は9列で示したが、実際の撮像素子では非常に多くの列数を持つため、全ての列に対して加算値を求めるには大きな演算量が必要となる。このため、ここでは次のように加算値を求めて行くものとする。
先ず、探索範囲の上限と下限を決める。ここでは、上限は最も上に位置する第0列とし、下限は最も下に位置する第8列とする。次に、上限と下限において加算値を求める。ここでは、上限の加算値は第0列の加算値401で、「210」という値となり、下限の加算値は第8列の加算値409であり、「30」という値を持つ。ここで、最も上に位置する第0列の加算値と、最も下に位置する第8列の加算値の平均値を求め、これを中央値とする。ここでは、中央値は(210+30)/2=120となる。次に、求めた2つの列番号の中央に位置する列を注目点とし、注目点における加算値を求める。ここでは、第0列と第8列の中央の第4列が注目点となるため、第4列の加算値405を求め、「160」という値となる。
次に、注目点における加算値と中央値を比較し、注目点における加算値が中央値よりも大きい場合は、注目点より下側に中央値により近い値があるため、中央点を探索範囲の上限として探索を続ける。また逆に、注目点における加算値が中央値よりも小さい場合は、注目点より上側に中央値により近い値があるため、中央点を探索範囲の下限として探索を続ける。この場合、注目点における加算値は「160」であり、中央値の「120」より大きいため、注目点の第4列を改めて上限の位置とする。次にこれまでと同様に、第4列と第8列の中央に位置する列を新たな注目点とし、この場合、第6列を注目点とする。注目点における加算値は第6列の加算値407であり、値は「51」となる。次に、注目点における加算値と中央値を比較するが、この場合、注目点における加算値は「51」であり、中央値の「120」より小さいため、注目点の第6列を改めて下限の位置とする。ここで、探索の上限は第4列であり、下限は第6列であるため、次の注目点は第5列となる。注目点における加算値は、第5列の加算値406であり、値は「105」となる。
次に、注目点における加算値と中央値を比較するが、この場合、注目点における加算値は「105」であり、中央値の「120」より小さいため、注目点の第5列を改めて下限の位置とする。この状態では、探索範囲の上限は第4列であり、下限は第5列であることから、この間には列は存在しないこととなる。したがって、求める列は第4列か第5列であり、この場合、中央値の「120」により近い加算値を持つ第5列を液面近傍位置とする。さらに、液面は中央値の「120」の輝度を示す位置に存在するものと仮定すると、液面は第5列よりも少し上方向にずれた位置に存在することとなる。この位置を求めるために次の計算を行う。
第4列の近傍において、加算値の変動は、2画素の間で加算値405から加算値407へと変化している。その値の変化は、「160」から「51」であり、1画素当たりの変化率は(51−160)/2=−54.5である。液面近傍の加算値406の値は「105」であり、中央値の値(液面における想定加算値)は「120」であることから、その差は120−105=15である。これが何画素分に相当するかを計算すると、15/(−54.5)≒−0.28であることから、第5列より−0.28ずれた位置、すなわち、第4.72列の位置が液面の位置となる。
以上により、撮像素子のもつ画素のピッチよりも細かい精度で、液面の位置を求めることができる。なお、ここでは液面近傍における1画素当たりの変化率を求めるために、液面近傍位置の上下の列における加算値の平均(−54.5)を用いたが、別の方法として、液面近傍位置の加算値とこの次に中央値に近い加算値を用いても良い。この場合は、液面近傍位置の加算値は「105」であり、この次に中央値に近い加算値は第4列の加算値で「160」である。したがって、両者の差をとると、105−160=−55であり、5+15/−55≒−4.73から、第4.73列の位置が液面の位置となる。
また、上記の実施例から分かるように、第0列に液体内部を撮影した画素が含まれる場合や、第8列に液体上部の空間を撮影した画素が含まれる場合は、加算値401又は加算値409が本来と異なる値を持ち、液面の位置が正確に求められないこととなる。したがって、実際の処理においては、測定に先だって、第0列の加算値401の値が「200」以上であり、且つ、第8列の加算値409が「40」以上であることをチェックし、もしこれらの値に異常がある場合は、警告音を出すとか、警告表示をするなどの異常表示を行うようにする。
次に、図3における状態から、0.1秒後に撮影した画像において加算値を求めたものを図4に示す。図4は0.1秒後における撮像素子の各列における加算値を示したものである。ここでは加算値は平均値で示している。図4において、501は撮像素子の第0列における加算値で、「211」という値を持つ。502は撮像素子の第1列における加算値で、「210」という値を持つ。503は撮像素子の第2列における加算値で、「209」という値を持つ。504は撮像素子の第3列における加算値で、「210」という値を持つ。505は撮像素子の第4列における加算値で、「181」という値を持つ。506は撮像素子の第5列における加算値で、「126」という値を持つ。507は撮像素子の第6列における加算値で、「73」という値を持つ。508は撮像素子の第7列における加算値で、「33」という値を持つ。509は撮像素子の第8列における加算値で、「31」という値を持つ。これら加算値を全て求めるためには時間がかかるため、ここでは必要な部分の加算値のみを求めて、液面位置を求める方法を示す。
図4に示す0.1秒前の状態が図3の状態であり、そのときの液面位置は「4.72」である。本システムにおいて、液面は下がっているものとした場合、液面の位置は「4.72」よりも下となり、撮像素子の列番号では図3における液面近傍位置であった第5列以上の列番号となる。このため、先ず第5列における加算値506を求める。ここでは「126」という値を持つ。一方、中央値を求めるため、列番号0の加算値501と列番号8の加算値509を求め、これらの平均値(211+31)/2=121を中央値とする。
次に、第5列における加算値506の値126と中央値121を比較する。この状態では、加算値は中央値に比べるとまだ大きいため、さらに中央値に近い加算値を持つ列がある可能性があるため、第6列における加算値507を求める。この値は「73」であり、中央値と比べると小さいため、これ以上先には中央値に近い加算値を持つ列は存在しないことが分かる。ここで、第5列の加算値506の値126と第6列における加算値507の値73とを比較すると、第5列の加算値506の値126の方が中央値121に近いため、ここでの液面近傍位置は第5列となる。以上の手順により、加算値をごく一部計算するだけで、液面近傍位置を求めることができる。
次に、実際の液面位置を求めるには、図3の場合と同様に、まず、液面近傍位置の上下の列における加算値を求める。この場合、第4列の加算値505と、第6列の加算値507である。これらの値から1画素当たりの変化率を求めると、(73−181)/2=−54となる。また、液面近傍の加算値506の値は「126」であり、中央値は「121」であることから、その差は121−126=−5である。これが何画素分に相当するかを計算すると、−5/(−54)≒0.09であることから、第5列より「0.09」ずれた位置、すなわち、第5.09列の位置が液面の位置となる。このことから、0.1秒の間に(5.09−4.72)=0.37画素分の液面の変動があったことが分かる。予め1画素当たりの溶液の体積を求めておくことにより、これを体積に換算することは容易に可能である。
次に、上記の処理方法を実現するための回路構成の一例を図1に示す。図5は、本発明の実施例1の液面測定方法を利用した装置の回路ブロック図である。図5において、101は画像信号であり、カメラ134(図1参照)により撮影された画像をデジタルデータとして取り込んだものである。画像信号は、左右方向加算回路102により列毎に加算されて、列数の加算値を全て求めるものとする。例えば、図4の例においては、「501」〜「509」の全ての加算値を計算する。信号103は最も上に位置する列における加算値であり、図4の「501」に相当する。また、信号104は最も下に位置する列における加算値であり、図4の「509」に相当する。中央値算出回路105では、信号103と信号104の平均値を求め、中央値106を出力する。図4の例では、中央値106は「121」という値を持つ。
比較回路107では、左右方向加算回路102より全ての加算値108を受け取り、これらを逐次、中央値106と比較して、中央値106に最も近い加算値を液面近傍位置における加算値とし、これを信号109として出力する。信号109は、図4の例では、第5列の加算値であり、「126」という値を持つ。減算回路110においては、中央値106から液面近傍位置における加算値109を減じ、その差分を信号111として出力する。信号111の値は、図4の例においては、「−5」である。
一方、比較回路107においては、既に求めた液面近傍位置に上下の列における加算値を信号112、信号113として出力する。信号112は、上列の加算値であり、図4の例では「181」という値を持ち、信号113は、下列の加算値であり、図4の例では「73」という値を持つ。減算回路114では、信号113から信号112を減じ、2列における加算値の変化量115を出力する。2列における加算値の変化量115は「116」にて1/2倍され、1列当たりの加算値の変化量117となる。1列当たりの加算値の変化量117は、図4の例においては、「−54」という値となる。
除算回路118では、信号111を1列当たりの加算値の変化量117で割ることにより、液面位置の小数部119を出力する。液面位置の小数部119は、図4の例においては、「0.09」という値となる。一方、比較回路107からは、液面近傍位置の列番号120が出力され、これに、液面位置の小数部119を、加算回路121において足すことにより、液面位置122が求められる。図4の例においては、液面近傍位置の列番号120は「5」という値を持つため、求められた液面位置の値は「5.09」となる。
以上、図2のように、撮像素子304の画素とキャピラリの位置関係がわかっている場合における、液面位置の求め方について示したが、次に、撮像素子304の画素とキャピラリの位置関係を求めるための手順について、図6を用いて説明する。図6は、液面付近の画像を示したものである。図6において、601は液面付近の画像であり、その中において、301はキャピラリ201の左端であり、302はキャピラリ201の右端であり、303は液面であり、203は溶液につけられた電極である。画像601は多値階調であるため、キャピラリの外側は明るく、キャピラリ内部の空間部分は中間の明るさで、キャピラリ内部の液体部分は暗くなっている。この画像を微分し、2値化することにより、界部分のみを抽出することができる。
2値化された画像を図7に示す。図7において、2値化画像701中に、キャピラリ201の左端のエッジが「702」であり、キャピラリ201の右端のエッジが「703」であり、液面のエッジが「704」であり、電極のエッジが「705」で示されている。この画像において、画像701に対して水平方向におけるエッジの存在範囲は「706」であり、キャピラリの軸に対して垂直方向におけるエッジの存在範囲は「707」である。存在範囲707の長さは、存在範囲706よりも短く、且つ、この射影角をさまざまに変えたときのエッジの存在範囲の長さの中でも存在範囲707の長さが最も短くなる。この性質を利用して、キャピラリの位置と角度を求めるものとする。ここで、図7においては、2値化画像701の原点を画像左下の点とし、水平右方向にx軸、垂直上方向にy軸をとることとする。
以下、図8を用いて、キャピラリの位置と角度を求める手順を説明する。図8は、キャピラリの角度を求めるためのフローチャートを示す。これは、画像全体を少しずつ回転させて、画像を直線状に射影し、そのときのエッジの存在範囲逐次求めて、最もエッジの存在範囲が短い時の角度を、キャピラリの軸に対して垂直な角度とするものである。ステップS801で画像の回転角θの初期値を設定する。ここでは、キャピラリの角度は5度から10度までの範囲で取り付けられているものとし、これを0.1度刻みに調べていくものとするため、回転角θの初期値は5度とする。
ステップS802では、射影格納エリアをクリアする。射影格納エリアは1次元の配列であり、これを全て「0」にする。ステップS803では、処理すべき画素として、まず画像の先頭画素を選択する。ステップS804では、現在選択されている画素がエッジ部分(図7において、黒く示されている部分)であるかどうかを判定する。現在選択されている画素がエッジ部分である場合は、ステップS805において、その画素のx位置とy位置から図中に示す演算を行い、射影される位置を求める。ここで、図中のintは小数部分の切り捨てを意味し、射影位置の整数成分即ち射影格納エリアの配列番号を求める。ステップS806では、射影格納エリアのn番目の要素を1つ増やすことにより、エッジの射影位置の要素を1つ増やすことができる。
ステップS807では、画像の全ての画素において処理を終えたかどうか判定し、まだの場合は、処理すべき画素を1つずらして、ステップS804〜ステップS807の処理を繰り返す。ステップS807において、全画像について処理を終えたと判定した場合は、ステップS808において、射影格納エリアを調べ、「0」以外の値が入っている範囲を求める。この値がエッジの存在範囲である。ステップS809において全ての角度で処理を終了したかどうか判定する。ここでは、θが10度まで繰り返して調べるため、θが10度以下の場合は、ステップS810によりθを0.1度増やして、ステップS802〜ステップS809を繰り返す。ステップS809において、θが10度のときは、全ての角度で処理が終了したため、ステップS811において、最もエッジの存在範囲が短い時のθをキャピラリに対する撮像素子の角度φとする。
次に、上記により求めた情報を元に、加算値を求めるために加算を行う領域(液面の測定範囲)を求めるための手段について、図9を用いて説明する。図9は図7に示した2値化画像を元に、加算を行う領域を求めるための説明図である。図9において、901は上記手順で求められたキャピラリの傾き角φである。また、θがφの時の射影格納エリアが0でない領域がエッジの存在範囲902であり、射影格納エリア内において、最初に「0」でない要素を探索することにより、キャピラリ左端のエッジ702の原点からの距離903が求められる。ここでは、距離903は「S」であったものとする。同様に、射影格納エリア内において、最後に「0」でなくなる要素を探索することにより、キャピラリ右端のエッジ703の原点からの距離904が求められる。ここでは距離904は「T」であったものとする。また、距離903と距離904の平均を取ることにより、キャピラリ中心軸905の原点からの距離906を求めることができる。すなわち、距離906を「L」とすると、以下の式(1)で求められる。
Figure 2007078483
このとき、キャピラリ中心軸905は、以下の1次関数数(式(2))で表わされる。なお、加算を行う領域については、キャピラリ周辺部の光の屈折等の影響を除去するために、キャピラリの径の半分より内側に限定するものとする。
Figure 2007078483
このとき、加算を行う領域左側の境界は907であり、これはキャピラリの中心軸905とキャピラリ左端のエッジ702の中央に位置する。また、加算を行う領域右側の境界は「908」であり、これはキャピラリの中心軸905とキャピラリ右端のエッジ703の中央に位置する。このことから、加算を行う領域左側の境界907を1次関数で表現すると、以下の式(3)となり、加算を行う領域右側の境界908を1次関数で表現すると、以下の式(4)となる。
Figure 2007078483
Figure 2007078483
加算を行う領域は、「907」と「908」に囲まれる範囲となるため、列毎の加算値を求める際に、以下の式(5)が成立する場合にのみ、加算値演算の対象とするものである。
Figure 2007078483
以上の方法により、加算を行う領域を自動的に求め、これに基づいて高い精度で液面の位置を測定することが可能となる。特に、画像データの画素ピッチよりも細かい精度で液面の位置を測定することができる。
実際の画像においては、液面付近は表面張力による散乱反射により、加算値が上下方向に対して線形に変化しない場合がある。このような場合は、実施例1の方法では正確に液面の位置を求められない可能性がある。図10に、現実的な液面近傍の状態を示している。図10において、1001は画像データであり、キャピラリ1002中に液面1003が映っている。この画像において、「1004」を、加算を行う領域とし、画像データ1001の列毎の加算値を図示したものが「1005」である。加算値1005においては、縦軸が画像データ1001の列位置であり、画像データ1001の高さに対応付けたものである。また、横軸は各列毎の加算値の大きさである。加算値は液面上部の空間においては、「1006」のように一定値となり、液面内部においても、「1007」のように一定値となる。しかし、液面付近においては、表面張力とその散乱反射により、「1008」に示すような形状となる。液面の位置が変化した場合は、「1008」に示す形状を保ったまま、これが上下へ移動する。
図11は、液面付近における加算値の曲線の拡大図である。図11において、液面付近における加算値は「1008」に示すように、3つのピークを持つものとする。ここで、ピーク1101を基準とし、その上に位置するピークを1102、下に位置するピークを1103とする。このとき、ピーク1102とピーク1101の距離1104は、ここでは4列程度あるものとし、両者の値の差1105は、ここでは30程度あり、ピーク1101の方が大きいものとする。同様に、ピーク1103とピーク1101の距離1106は、ここでは6列程度あるものとし、両者の値の差1107は、ここでは40程度あり、ピーク1101の方が大きいものとする。
このような条件において、ピーク1101を探索するためには、列毎の加算値において、注目列をずらしながら、注目列より4列上の加算値の値が、注目列の加算値より30程度少なく、且つ、注目列より6列下の加算値の値が、注目列の加算値より40程度少なくなるような位置を探せば良い。実際の処理においては、加算値は多少変化するため、注目列より4列上の加算値の値が、注目列の加算値より「25」以下であり、且つ、注目列より6列下の加算値の値が、注目列の加算値より「35」以下となるような位置を探すものとする。この処理により、ピーク1101を±1列程度の誤差で見つけることができる。
ここで、厳密な意味において、液面の位置が「1008」のいずれの部分にあるかを求めるのは困難であるが、本発明の本来の目的は、液面の位置そのものを求めることではなく、液面の変化量に基づく体積変化を捉えることである。このため、各画像において、「1008」における特定の部分を仮想液面としてその位置を高精度に検出し、それらの位置の変化を求めることで、液面の変化量を求めることが可能となる。ここでは、仮想液面として、「1006」と同じ値を持つ点1108とし、この位置を仮想液面とする。以下、点1108の位置を求める手順を説明する。
まず、上で求めたピーク1101の位置から8列下の点から探索を開始する。ピーク1101の位置から8列下の点は、ピーク1103より下にあることが保証されるため、ここから下に向けて探索した場合、加算値は単調増加している。このため、これら各列における加算値と、「1006」における加算値を順次比較し、「1006」における加算値を超えた列と、その直前の列を求める。この2つの列が、点1108をはさむ2つの列である。ここでは、例えばこの2つの列として、第310列と第311列であったものとし、第310列の加算値を「150」、第311列の加算値を「175」とする。また、「1006」における加算値の平均値は「169」であったものとする。このとき、点1108の位置を補間により求めると、(169−150)/(175−150)+310=310.76であり、仮想液面は310.76列の位置にあることとなる。同様の手段で、一定時間後の画像における仮想液面の位置を求め、これらの差を取ることにより、その時間における液面の変化量を正確に求めることができる。
以下、図12を用いて、さらに別の液面位置測定方法を示す。図12は撮像素子の各列における加算値を示したものである。図12において、「1201」〜「1212」は撮像素子の第0〜第11列における加算値を示したものである。本図は図3と比べると、キャピラリに対する撮像素子の角度がより大きくなるように配置した結果である。このことにより、図3に比べると中間的な加算値を持つ列数が多くなっている。以下、これら加算値を用いて液面位置を求める手順について説明する。
最上部第0列の加算値1201の値は液面上部空間における加算値を示しているが、この値からある程度離れた加算値を持つものは液体内部を撮影した画素を含むこととなる。ここでは、加算値1201より固定値分少ない値を「1213」とすると、値1213以下の加算値は液体内部を撮影した画素を含む列となる。図12においては、加算値1204〜1212は液体内部を撮影した画素を含むものと特定できる。同様に、最下部第11列の加算値1212の値は液体内部における加算値を示しているが、この値からある程度離れた加算値を持つものは液面上部空間を撮影した画素を含むこととなる。ここでは、加算値1212より固定値分大きい値を「1214」とすると、値1214以上の加算値は液面上部空間を撮影した画素を含む列となる。
図12においては、加算値1201〜1207は液面上部空間を撮影した画素を含むものと特定できる。これらから、液体内部と液面上部空間の両方、すなわち液面を撮影した画素を含む列は、両者の共通部分をとることにより、加算値1204〜1207が特定できる。ここで、加算値1204〜1207の範囲において、列番号に対する加算値を最小二乗1次近似することにより、直線1215を得ることができる。この直線1215は、列番号が整数のみならず実数の場合においても、その列位置において想定される加算値を示している。すなわち、液面位置における加算値がわかれば、逆算することで液面の列位置を求めることができる。
液面位置における加算値は、最上部第0列の加算値1201と最下部第11列の加算値1212の中央値1216とすることにより、この値における直線1215との交点1217を求めることができ、この列位置が求める液面位置である。以上の方法によれば、画像に多少ノイズが乗っていた場合にも、回帰直線を用いていることから、安定した液面位置を求めることが可能となる。
本手法は図11のような場合においても適用可能である。実施例2に示す方法により、ピーク1101の大体の列位置は求められているため、例えば、ピーク1101の大体の列位置より8列下〜15列下における加算値は全て、ピーク1103より下部の曲線1008に乗るものと考えられる。したがって、これらの加算値を最小二乗法により2次関数で近似した後、この関数と1006の延長線上との交点を求めることにより、仮想液面位置を高精度に求めることができる。
実際の用途においては、キャピラリのガラス管の不均一性や、背景の影響などにより、位置によっては加算値にムラが生じることがあり、そのような場合、液面の位置が正確に求められない場合がある。このため、本実施例においては、このような場合においても精度よく液面を求めることのできる処理について図13を用いて説明する。図13は本処理の原理を示す説明図である。システム構成については、実施例1と同じものであるが、本処理においては、液体をキャピラリに入れる前の画像を撮影し、これを記憶しておく。
図13において、1301は液体をキャピラリに入れる前の画像であり、画像中にはキャピラリ1302と電極1303が写っている。次に、実際に液面を測定するときに撮影した画像が1304である。画像1301と比べると、液体1305の部分だけが異なっている。このため、画像1301と画像1304を減算回路1306において、画素毎の差をとることにより、液体の存在部分のみが1308として表示された画像1307を得ることができる。以下、画像1307を画像データとして、以下実施例1と同様の処理を行うことにより、画像の局所的特徴に左右されない精度で液面の位置を求めることができる。また、本方法によれば、画像1307においては液体部分以外の画素が持つ輝度が「0」となっているため、加算を行う領域として画像全体を用いることができる。このため、キャピラリ1302の中心に近い部分に電極1303があるような場合にも、これを気にすることなく、液体の存在範囲全てを含めた加算値が求められるため、加算値のS/Nレベルが高く取ることができ、このことからも、液面の測定精度はさらに高くなる。
以上で示した方法においては、液体をキャピラリに入れる前の画像1301と液面測定時の画像1304を画素毎に減算した。ここで、画像の大きさが、横640画素、縦480画素の場合は、640×480回の減算が必要である。この演算量を少なくするため、液体をキャピラリに入れる前の画像1301の各列における加算値を予め求めて記憶しておき、液面測定時の画像1304についても各列における加算値を求めた後、各加算値毎に減算してもよい。この場合は、減算回数を480回にすることが可能である。
以下、図14を用いて、本発明の液量測定方法を利用したエレクトロスプレーデポジション法(以下、ESDと称する)によりタンパク質の薄膜を生成する装置の例を示す。図14は、本発明の実施例5におけるESD装置のブロック図である。図14において、201はキャピラリと呼ばれる先細となったガラス管であり、ここにタンパク質を溶媒に溶かしたタンパク質溶液202を入れておく。タンパク質溶液202には電極203が入っており、高電圧発生源204により、ベース205に対して高い電圧をかけている。
ベース205の上には基板206が乗っている。この状態のとき、タンパク質溶液202にはプラスの電荷が乗っており、マイナスの電位を持ったベース205に向けて霧状になって射出されるため、ベース205上の基板206の上に吹きつけられ、溶媒が乾燥することにより、基板206の上にタンパク質の薄膜を形成することができる。薄膜の膜厚を調整するためには、タンパク質溶液202の使用量を調整すればよいため、これを測定するためにタンパク質溶液202の液面を測定する。このため、光源207によりタンパク質溶液202の液面を照射し、これをカメラ208で撮影する。
カメラ208は必ず液面を捉えるように配置しておくため、カメラ208に写ったキャピラリの上部には必ず空間があり、下部には液体があるものとする。撮影した画像は、液量測定装置209に取り込んで、本発明の特徴であるところの方法により処理を行うことにより、液面の位置から液量を求め、所望の液量を噴霧した時にスイッチ210を遮断し、薄膜の形成を停止させることで、薄膜の膜圧をコントロールすることが可能となる。ESD装置においては、タンパク質の膜厚の制御が極めて重要であるが、本手法により、極めて高精度での薄膜作成が可能となる。
本発明は、画像で液面の位置を検出する際に、画像の持つ解像度よりも高い位置精度にて液面位置を検出することが可能であり、液体吐出の制御装置などへの適用が可能である。
本発明の実施例1における液面測定装置の構成図 本発明の実施例1における画素と液面の位置関係を示した図 本発明の実施例1における列毎の加算値の一覧図 本発明の実施例1における列毎の加算値の一覧図 本発明の実施例1における液面測定装置の信号処理ブロック図 本発明の実施例1における液面付近の実画像イメージ図 本発明の実施例1における液面付近の2値化画像イメージ図 本発明の実施例1における加算範囲探索処理フローチャート 本発明の実施例1における液面付近の位置関係図 本発明の実施例2における液面付近の加算値の分布図 本発明の実施例2における液面付近の加算値の拡大図 本発明の実施例3における列毎の加算値の一覧図 本発明の実施例4における画像間処理の説明図 本発明の実施例1における液面測定装置を利用したESD装置の構成図
符号の説明
102 左右方向加算回路
105 中央値算出回路
107 比較回路
110、114、1306 減算回路
116 1/2回路
118 除算回路
121 加算回路
130、201、1002、1302 キャピラリ
131 液体
133 照明
134 カメラ
135 液面測定装置
202 タンパク質溶液
203、1303 電極
204 高電圧発生源
205 ベース
206 基板
207 光源
209 液量測定装置
210 スイッチ
301 キャピラリの左端
302 キャピラリの右端
303、1003 液面
304 撮像素子
305〜328 撮像素子の画素
601 液面付近の画像
701 2値化画像
702 キャピラリの左端のエッジ
703 キャピラリの右端のエッジ
704 液面のエッジ
705 電極のエッジ

Claims (23)

  1. 容器に注入された液体の液面に対して水平な方向に位置し、撮像素子が平面に等間隔で整列して配置された撮影手段により得られた複数の階調を持つ画像データから液面の位置を測定する液面測定方法において、
    前記液面の水平方向に相当する撮像素子の並びの両端が、前記液面の垂直方向に1画素以上ずれるように前記撮影手段を傾けて配置し、
    前記撮影手段を用いて前記液面を撮影してデジタル画像データを取得し、
    前記撮影手段の左右方向の撮像素子が前記液面と平行に近くなるように配置した場合に、前記デジタル画像データから左右方向に並ぶ複数の画素の輝度値の累積加算を行い、この加算値を上下方向に複数個求め、これらの加算値を用いて前記液面近傍の列を判定し、
    前記液面近傍の列と前記液面近傍の列周辺の加算値の変化量から前記液面の垂直方向の高さを測定する液面測定方法。
  2. 請求項1記載の液面測定方法であって、
    液体上部の空間位置における加算値を上部加算値として求め、液体内部位置における加算値を内部加算値として求め、前記上部加算値と前記内部加算値の平均値を中央値としたとき、求めた上下方向の個別の加算値のうち、中央値に最も近い値を持つ加算値の位置を液面近傍位置とする液面測定方法。
  3. 請求項1記載の液面測定方法であって、
    液面近傍位置における加算値と、液面近傍位置に上下に接する位置における加算値をそれぞれ求めて、これらの値に基づき、液面位置を測定する液面測定方法。
  4. 請求項1記載の液面測定方法であって、
    各列の輝度の累積加算を行う際に、
    先ず撮像素子の上下方向において累積加算を行う範囲の上限列及び下限列を決定し、
    前記上限における加算値を求めて上加算値、前記下限における加算値を求めて下加算値とし、
    前記上加算値と前記下加算値の平均を中央値とし、
    前記上限列と上記下限列の中間に位置する列の加算値を注目点加算値とし、
    前記中央値と前記注目点加算値とを比較し、前記中央値が前記注目点加算値よりも小さい場合には前記上限列と上記下限列の中間に位置する列を新たな上限列とし、逆に、前記中央値が前記前記注目点加算値よりも大きい場合には前記上限列と上記下限列の中間に位置する列を新たな下限列と更新し、
    更新した上限列と下限列が隣接する列となるまで上記動作を繰り返し、
    更新した上限と下限が隣接する列となった際に前記中央値により近い輝度の値を有する列を前記液面近傍の列と判定する液面測定方法。
  5. 請求項4記載の液面測定方法であって、
    前記液面近傍の列に両隣接する列間の加算値の変化量から1列あたりの輝度の変化量を求め、
    前記液面近傍の列の加算値と前記中央値の差分を求め、
    前記差分を前記変化量で除算することで1列の間隔よりも小さい距離を求め、
    前記距離を前記液面近傍の列の位置に加算することで前記液面の垂直方向の高さを測定する液面測定方法。
  6. 請求項2記載の液面測定方法であって、
    前記液面近傍の列の加算値と、前記液面近傍の列から前記中央値をはさんで位置する列の加算値の差から1列あたりの輝度の変化量を求め、
    前記液面近傍の列の加算値と前記中央値の差分を求め、
    前記差分を前記変化量で除算することで1列の間隔よりも小さい距離を求め、
    前記距離を前記液面近傍の列の位置に加算することで前記液面の垂直方向の高さを測定する液面測定方法。
  7. 請求項1記載の液面測定方法であって、
    容器上部の液体が存在しない位置と、容器下部の液体が存在する位置を予め定義し、それぞれの位置における前記加算値を基準値として記憶しておき、液面を測定する際に、前記容器上部の位置における加算値と前記容器下部の位置における加算値のどちらかが、それぞれの前記基準値よりも一定値以上異なる場合に、異常処理を行う液面測定方法。
  8. 請求項1記載の液面測定方法であって、
    時間に対応した画像データをフレームとして取得し、液面の時間変化を計測する場合に、前回に撮影されたフレームにおける液面位置に隣接する列の加算値から今回のフレームおける液面近傍位置の探索を開始する液面測定方法。
  9. 請求項8記載の液面測定方法であって、
    前回に撮影フレームにおいて求められた液面近傍位置から上下方向のうち液面が変化して行く向きの列でのみ加算値を求めて、液面位置を決定する液面測定方法。
  10. 請求項1記載の液面測定方法であって、
    液体が注入される容器の画像を利用して、前記撮像素子1列の左右方向の撮像素子の輝度の加算範囲を決定する液面測定方法。
  11. 請求項10記載の液面測定方法であって、
    前記液体が注入される容器の画像から、容器の幅と前記撮影手段の垂直方向に対する傾きの角度を求め、これらを用いて前記加算範囲を決定する液面測定方法。
  12. 請求項11記載の液面測定方法であって、
    前記液体が注入される容器の画像から、容器外形状のエッジを抽出した画像を生成し、
    前記画像を少しずつ回転させながら、各々の角度における前記画像を固定直線へ射影し、
    容器外形状のエッジが射影された幅が最少となる角度を前記撮影手段の垂直方向に対する角度とする液面測定方法。
  13. 請求項1記載の液面測定方法であって、
    液面の状態によって生じる前記液面付近の加算値の特定パターンに基づいて前記液面の垂直方向の高さを求める液面測定方法。
  14. 請求項13記載の液面測定方法であって、
    前記特定パターンの中で最も長い単調増加又は単調減少を示す範囲内に液面があるものと特定する液面測定方法。
  15. 請求項1記載の液面測定方法であって、
    加算値が大きく変化する範囲において、加算値の変化を関数で近似し、この関数上の点を用いて液面位置を求める液面測定方法。
  16. 請求項15記載の液面測定方法であって、
    前記加算値の変化を一次関数で最小二乗近似し、この関数が基準となる輝度を示す垂直方向の高さを液面位置とする液面測定方法。
  17. 請求項16記載の液面測定方法であって、
    液体上部の空間位置における加算値を上部加算値として求め、液体内部位置における加算値を内部加算値として求め、求めた上下方向の個別の加算値のうち、前記上部加算値と前記内部加算値の平均値を前記基準となる輝度とする液面測定方法。
  18. 請求項1記載の液面測定方法であって、
    液体の入っていない状態の容器の撮影画像と、液体の入っている状態の容器の撮影画像との画素毎の差分をとることにより撮影画像に生じる外的影響要素を抽出する液面測定方法。
  19. 請求項18記載の液面測定方法であって、
    前記撮像素子1列の左右方向の撮像素子の輝度の加算から前記外的影響要素を除去して液面の垂直方向の高さを測定する液面測定方法。
  20. 請求項3記載の液面測定方法であって、
    前記液面位置の輝度値を、あらかじめ与えた値とし、液面位置を測定する液面測定方法。
  21. 請求項3記載の液面測定方法であって、
    液体上部の空間位置における加算値を上部加算値として求め、液体内部位置における加算値を内部加算値として求め、前記上部加算値と前記内部加算値の平均値を中央値としたとき、液面位置の輝度値を、中央値とし、液面位置を測定する液面測定方法。
  22. 請求項3又は請求項21記載の液面測定方法であって、
    液面近傍位置における加算値から液面近傍位置に上下に接する位置における加算値との差を取り一列当たりの加算値の変化量を求め、
    前記液面近傍位置における加算値から前記液面位置の輝度値との差分を求め、
    前記差分を前記変化量で除した除算値を求め、
    前記除算値を前記液面近傍位置に相当する列の位置に加算した値を液面位置とすることにより液面位置を測定する液面測定方法。
  23. 一定時間間隔で画像データをフレームとして取得し、各フレームにおいて請求項1乃至4、7、8、10、13、15及び18のいずれか1項記載の方法により液面の位置を求め、求めた液面の位置を各フレーム間で差分を求めることにより、前記一定時間間隔における液体体積の変化量を求める液量測定方法。
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