JP2007076136A - タイヤ成型用金型の洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、安価でベントホールの目詰まりが発生しないタイヤ成型用金型の洗浄方法を提供する。
【解決手段】 ベントホール2を備えたタイヤ成型用金型1の空気排出面1bと、空気送出装置12の送出面12aとを対向させ、空気排出面1bと送出面12bとの間に枠体11を配置し、空気排出面1bと、枠体11と、送出面12aにより閉空間20を形成し、閉空間20内に空気流21を送出し、大気圧より高い圧力を維持し、ベントホール2を通じて空気流21をタイヤ成型面1a側に流出させた状態で、タイヤ成型面1aにブラスト粉を吹き付けてタイヤ成型面1aを洗浄することを特徴とするタイヤ成型用金型の洗浄方法とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ成型用金型を洗浄する方法に関し、より詳細には、ベントホールの目詰まりを発生させることなくブラスト粉でタイヤ成型用金型を洗浄する方法に関する。
タイヤ成型用金型によって生タイヤが加硫成型される。加硫成型を繰り返すと、タイヤ成型面に離型剤やその他の添加剤が付着することがある。そのため、タイヤ製造工程において、一定の間隔でタイヤ成型面を洗浄する必要がある。例えば、特許文献1には、ブラスト粉をタイヤ成型面に吹き付けてタイヤ成型面を洗浄する方法が開示されている。
特開2001−232642号公報(段落0010)
タイヤの加硫成型過程で金型内に空気が溜まって排出されず、製造不良を起こすことがある。そのため、ベントホールと呼ばれる通気孔が設け、空気を排出している。ブラスト粉を使用してベントホールを備えた金型を洗浄方法では、吹き付けられたブラスト粉がベントホールに詰まることがある。そのため、詰まったブラスト粉を除去する作業が必要となり、製造コスト増大の原因となっている。
ベントホールに目詰まりが発生しない洗浄方法としては、ブラスト粉の代わりにドライアイスビーズを使用する方法、レーザーやプラズマによる洗浄方法などが挙げられる。これらの方法は、ブラスト粉による洗浄方法に比べて費用がかさむ方法であり、製造コストを減少させる方法でない。
したがって、本発明の目的は、安価でベントホールの目詰まりが発生しないタイヤ成型用金型の洗浄方法を提供することにある。
本願発明は、ベントホールを備えたタイヤ成型用金型の空気排出面に空気流を当て、前記ベントホールを通じて前記空気流をタイヤ成型面側に流出させた状態で、タイヤ成型面にブラスト粉を吹き付けてタイヤ成型面を洗浄することを特徴とするタイヤ成型用金型の洗浄方法である。
タイヤ成型用金型の空気排出面に空気流を当てると、ベントホールを通じてタイヤ成型面側へ空気流が発生する。該空気流により、金型洗浄時にブラスト粉がベントホール内に進入することが阻止されるので、ベントトールの目詰まりが発生することがない。しかも、通常のブラスト粉により金型を洗浄することができるので、洗浄コストを増大させることがない。
本願発明は、ベントホールを備えたタイヤ成型用金型の空気排出面と、空気送出装置の送出面とを対向させ、前記空気排出面と前記送出面との間に枠体を配置し、
前記空気排出面と、前記枠体と、前記送出面とにより閉空間を形成し、
前記閉空間内に空気流を送出し、大気圧より高い圧力を維持し、前記ベントホールを通じて前記空気流をタイヤ成型面側に流出させた状態で、タイヤ成型面にブラスト粉を吹き付けてタイヤ成型面を洗浄することを特徴とするタイヤ成型用金型の洗浄方法である。
例えば、空気送出装置を使用する場合、空気排出面と、空気送出装置の送出面とを対向させ、両者の間に枠体を配置し、閉空間を形成する。閉空間に空気流を送出し、より効率よくベントホールを通じて空気流をタイヤ成型面側に流出させることができるので、目詰まりを防止する効率を高めることができる。
本願発明は、前記閉空間内の圧力が0.1〜2.0MPaであることを特徴とするタイヤ成型用金型の洗浄方法である。
当該圧力の大きさは、ベントホールの総断面積が小さい時には小さめ、ベントホール総断面積が大きい時は、圧力損失により局部的にしか空気が噴出さないので、大きめの圧力に設定することが好ましいが、閉空間内の圧力が小さすぎると空気流の流速が小さく、ベントホールへのブラスト粉の進入を阻止できないことがある。逆に、閉空間内の圧力が大きすぎると、空気流が乱流となり、ベントホール近傍のタイヤ成型面にブラスト粉が当たらず洗浄が不十分となることがある。
したがって、閉空間内の圧力を0.1〜2.0MPaとすることが好ましい。
本願発明は、空気送出面と、前記空気送出面に設けられた枠体を備え、前記枠体はタイヤ成型用金型の空気排出面の少なくとも一部を囲うことできることを特徴とする空気送出装置である。
予め枠体を送出面に備えた空気送出装置であれば、金型の空気排出面に枠体を当接して、閉空間を形成することができ、効率よく金型の洗浄ができる。なお、ゴムで構成されるシート状の枠体などが好適に使用できる。
以下、図面を用いて、本発明に係るタイヤ成型用金型の洗浄方法の実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る洗浄方法を示す金型断面図である。金型1は、タイヤのサイド部を加硫成型するサイドプレートと呼ばれる金型である。タイヤ成型面1aから空気排出面1bに貫通するベントホール2が設けられている。加硫成型時には、金型1内に溜まった空気はベントホール2を通って、空気排出面1b側に排出される。
まず、金型1の空気排出面1bと、空気送出装置12の送出面12aとを対向させ、空気排出面1bと送出面12aとの間に枠体11を配置する。したがって、空気排出面1bと、枠体11と、送出面12aとにより閉空間20が形成される。なお、図2に示すように、枠体11が空気排出面1bの一部を囲った状態で、その中にベントホール2が存在する。
空気送出装置12により閉空間20内に空気流21を送出することにより、閉空間20内を大気圧より高い圧力を維持した状態にする。この状態で、公知の方法によりブラスト粉を吹き付けることで、タイヤ成型面1aを洗浄する。閉空間20内の圧力が大気圧より高いため、ベントホール2を通じて空気流21がタイヤ成型面1a側に流出され続ける。流出される空気流21により、ブラスト粉がベントホール2の内部に進入することが阻止される。その結果、ベントホール2の目詰まりを発生させることなく、タイヤ成型面1aを洗浄することができる。
なお、閉空間20の圧力は、0.1〜2.0MPaとすることが好ましい。0.1MPa未満であると、空気流21の流速が小さいためブラスト粉がベントホール2の内部に進入することがあり目詰まりが発生し易くなる。2.0MPaを超えると流出される空気流21の流速が大きくなり、ベントホール2近傍に乱流が発生しブラスト粉が当たらない部分ができる。そのため、タイヤ成型面1aの洗浄が不十分なことがある。
閉空間20内の気密性を確保するため、枠体11は弾力性のある材質で作られていることが好ましい。例えば、ゴムで構成されるシート状の枠体などが好適に使用できる。また、予め枠体11を送出面12aに備えた空気送出装置12を金型1の空気排出面1bに当接して、閉空間20を形成してもよい。
洗浄される金型はサイドプレートのみならず、トレッドを形成するセクターリングや2ピース金型の一方であってもよい。特に、トレッド部に設けられるベントホールに比べて、タイヤのサイド部に設けられるベントホールの直径は小さいため、サイド部を形成する金型に好適に使用される洗浄方法である。
本発明に係る洗浄方法を示す金型断面図である。 枠体と金型の空気排出面を示す図である。
符号の説明
1 金型
2 ベントピース
11 枠体
12 空気送出装置

Claims (4)

  1. ベントホールを備えたタイヤ成型用金型の空気排出面に空気流を当て、前記ベントホールを通じて前記空気流をタイヤ成型面側に流出させた状態で、タイヤ成型面にブラスト粉を吹き付けてタイヤ成型面を洗浄することを特徴とするタイヤ成型用金型の洗浄方法。
  2. ベントホールを備えたタイヤ成型用金型の空気排出面と、空気送出装置の送出面とを対向させ、前記空気排出面と前記送出面との間に枠体を配置し、
    前記空気排出面と、前記枠体と、前記送出面とにより閉空間を形成し、
    前記閉空間内に空気流を送出し、大気圧より高い圧力を維持し、前記ベントホールを通じて前記空気流をタイヤ成型面側に流出させた状態で、タイヤ成型面にブラスト粉を吹き付けてタイヤ成型面を洗浄することを特徴とするタイヤ成型用金型の洗浄方法。
  3. 前記閉空間内の圧力が0.1〜2.0MPaであることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ成型用金型の洗浄方法。
  4. 空気送出面と、前記空気送出面に設けられた枠体を備え、前記枠体はタイヤ成型用金型の空気排出面の少なくとも一部を囲うことできることを特徴とする空気送出装置。
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