JP2007075511A - 医療用トレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用トレイの廃棄時に、その容積をコンパクトにすることができる構成を備え、また、検査後には、内部の生理食塩水等を廃棄する際に、容易にかつ安全に廃棄することを可能とし、さらに、脱脂綿等の廃棄物のダストボックスとして用いることができ、医療用トレイの使用時に、その利便性の向上を図った構造を備える、医療用トレイを提供する。
【解決手段】底面101の四つの側辺と、第1〜第4側部側壁102,103,104,105との連結領域、および、底面101の四つの側辺のコーナ部と、第1〜第4コーナ部側壁106,107,108,109との連結領域には、底面101の四つの側辺を取囲むように設けられ、第1〜第4側部側壁および第1〜第4コーナ部側壁が、底面に向かって折り畳まれることを可能にする底部折り畳みガイド領域132が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用トレイの構造に関するものである。
近年、人体の機能を検査および治療するために用いられる器具としてさまざまなものが開発されている。たとえば、カテーテル検査を行なう場合には、まず、ガイドワイヤが血管に導入され、このガイドワイヤに沿ってカテーテルチューブが患者の血管に導入される。
このように、カテーテル検査および血管内治療を行なう場合には、様々な器具が用いられるが、検査中においては、カテーテルチューブ、ガイドワイヤ等は、生理食塩水が満たされた医療用トレイ内に浸漬された状態となる。図16に医療用トレイの外観を示す。この医療用トレイ200は、略矩形形状の底面201と、この底面201を四方から取囲む側壁202と、この側部側壁202の上端部には、側方に張出す側部フランジ部203が設けられ、全体として樹脂製容器を構成している。
医療用トレイ200に、カテーテルチューブ、ガイドワイヤ等の線状部材300を収容する場合には、線状部材300は全長が長いため、図16に示すように、巻回した状態で収容される。この際、線状部材300の飛びはねを防止するために、側部フランジ部203にプレート部材210が取り付けられる。図16および図17に示すように、プレート部材210は、医療用トレイ200の内面側に突出するように設けられることで、線状部材300の飛びはねを防止している。プレート部材210には、下方に突出する凸部211が2箇所設けられ、また、側部フランジ部203には、凸部211に対応する位置に下方に突出する凹部204が2箇所設けられている。図17の断面に示すように、凸部211を凹部204に嵌め入れることにより、医療用トレイ200にプレート部材210が固定される。
このように、医療用トレイ200は、カテーテル検査および血管内治療を行なう場合には、必須の容器である。医療用トレイ200を廃棄する際には、内部の生理食塩水を廃棄した後に処分することとなる。この際、プレート部材210を医療用トレイ200から取り外す必要があるが、まだ内部に生理食塩水が存在しているために、生理食塩水が飛び散るおそれがある。また、医療用トレイ200そのものが比較的大きな外形寸法(300mm×400mm×100mm)を有しているため、廃棄処理物として大きな容積を占めてしまう問題もある。
以上本願に係る発明についての背景の技術を、出願人の知得した一般的技術情報に基づいて説明したが、出願人の記憶する範囲において、本願の出願前までに先行技術文献情報として開示すべき情報を出願人は有しておらず、かつ、本願に先行する出願人自身の特許出願等についても認識していない。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、医療用トレイの廃棄時に、廃棄処理物として大きな容積を占めてしまう点にある。したがって、本願発明の目的は、医療用トレイの廃棄時に、その容積をコンパクトにすることができる構成を備え、また、検査後には、内部の生理食塩水等を廃棄する際に、容易にかつ安全に廃棄することを可能とし、さらに、脱脂綿等の廃棄物のダストボックスとして用いることができ、医療用トレイの使用時に、その利便性の向上を図った構造を備える、医療用トレイを提供することにある。
この発明に基づいた医療用トレイにおいては、略矩形形状の底面と、上記底面を四方から取囲む側壁とを有し、容器を構成する樹脂製の医療用トレイであって、上記側壁は、上記底面の四つの側辺からそれぞれ略上方に向かって起立する側部側壁と、上記底面の四つのコーナ部からそれぞれ略上方に向かって起立し、隣接する上記側部側壁を連結するコーナ部側壁とを有し、上記底面の四つの側辺と、上記側部側壁との連結領域、および、上記底面の四つの側辺のコーナ部と、上記コーナ部側壁との連結領域には、上記底面の四つの側辺を取囲むように設けられ、上記側部側壁および上記コーナ部側壁が、上記底面に向かって折り畳まれることを可能にする底部折り畳みガイド領域が設けられ、上記側部側壁と、上記コーナ部側壁との連結領域には、略上方に向かって延び、上記コーナ部側壁が上記底面に向かって折り畳まれることを可能にする側部折り畳みガイド領域が設けられることを特徴とする。
この発明に基づいた医療用トレイによれば、底部折り畳みガイド領域、および、側部折り畳みガイド領域が設けられることにより、医療用トレイの底面に向かって、側部側壁を折り畳むことが可能となる。これにより、医療用トレイの廃棄時に、その容積を縮小するこことができ、廃棄処理物として容積を小さくすることが可能となる。また、側部側壁を折り畳むことにより、内部に使用済みの脱脂綿、手袋等を包み込むことが可能となり、廃棄時における他の廃棄物も同時にまとめて廃棄することが可能となる。
以下、本発明に基づいた実施の形態における医療用トレイについて図を参照しながら説明する。まず、図1から図7を参照して、本実施の形態における医療用トレイ100の構造について説明する。なお、図1は、本実施の形態における医療用トレイ100の全体斜視図であり、図2は、底面の構造を示す部分拡大斜視図であり、図3は、図2中III線に沿った部分拡大断面図であり、図4は、図2中IV線に沿った部分拡大断面図である。また、図5は、プレート部材119の構造を示す拡大斜視図であり、図6は、プレート部材121の構造を示す拡大斜視図である。また、図7は、第1コーナ部側壁106の上端部の構造を示す拡大斜視図である。
(医療用トレイ100の構造)
まず、図1を参照して、本実施の形態における医療用トレイ100は、略矩形形状の底面101と、この底面を四方から取囲む側壁とを有し、全体として容器を構成する樹脂製の医療用トレイである。材質は、ポリプロピレン(PP)、フィラー入りポリプロピレン(PPF)等が用いられている。材質の厚さは、約0.5〜2.0mm程度あり、好ましくは、約1.0程度が採用される。これらの材質は一例であり、他の同様の材質の採用が可能である。
側壁は、底面101の四つの側辺からそれぞれ略上方に向かって起立する第1〜第4側部側壁102,103,104,105と、底面101の四つのコーナ部からそれぞれ略上方に向かって起立し、隣接する第1〜第4側部側壁102,103,104,105を連結する第1〜第4コーナ部側壁106,107,108,109とを有している。
底面101の四つの側辺と、第1〜第4側部側壁102,103,104,105との連結領域、および、底面101の四つの側辺のコーナ部と、第1〜第4コーナ部側壁106,107,108,109との連結領域には、底面101の四つの側辺を取囲むように設けられ、第1〜第4側部側壁102,103,104,105および第1〜第4コーナ部側壁106,107,108,109が、底面101に向かって折り畳まれることを可能にする底部折り畳みガイド領域132が設けられている。
第1〜第4側部側壁102,103,104,105と、第1〜第4コーナ部側壁106,107,108,109との連結領域には、略上方に向かって延び、第1〜第4側部側壁102,103,104,105が底面101に向かって折り畳まれることを可能にする側部折り畳みガイド領域131が設けられている。
底部折り畳みガイド領域132の具体的形態の一例としては、図3の断面図に示すように、底面101の四つの側辺を取囲むように設けられ、内方に凹部領域が面する2本の溝132,132から構成されている。それぞれの溝132,132の溝幅(M1)は約4mm〜5mm、溝間隔(M2)は約3mm、溝深さ(h1)は約4mm程度である。また、側部折り畳みガイド領域131の具体的形態の一例としては、図4の断面図に示すように、底面101から遠ざかる方向に延び、内方に凹部領域が面する溝131から構成されている(合計8箇所)。この溝131の溝幅(M3)は約4mm〜5mm、溝深さ(h2)は約4mm程度である。
このように、溝131、および、溝132,132を設けることで、第1〜第4側部側壁102,103,104,105、および、第1〜第4コーナ部側壁106,107,108,109を、底面101に向かって折り畳むことが可能となる。なお、連結領域において、溝132,132にあっては2本の溝を設ける形態、溝131にあっては1本の溝を設ける形態を図示したが、溝の本数は容器の容量等により適宜選択されるものであり、これらの数量に限定されるものではない。また、底面101に向かって第1〜第4側部側壁および第1〜第4コーナ部側壁を折り畳むことが可能とればよいことから、溝132が設けられる領域を他の領域よりも薄肉に成形し、折り畳むためのガイド領域とすることも可能である。
次に、図2および図3を参照して、底面101の内表面には、全面にわたって内方に凹部領域が面する複数の凹部領域101a,101bが成形されている。凹部領域101aは平面形状は長方形形状を有し、凹部領域101bは平面形状は正四角形形状を有している。凹部領域101bの2個つなぎ合わせたものが、略凹部領域101aの平面形状となっている。凹部領域101aの溝幅(W3)は約30mm、凹部領域101bの溝幅(W2)は約15mmである。また、溝間隔(W1)は約3mm、溝深さ(h1)は約4mm程度である。
再び、図1を参照して、第1〜第4側部側壁102,103,104,105の上端部のそれぞれには、側壁の横方向に延びるとともに、側方(外方)に張出す第1〜第4側部フランジ部110,111,112,113が設けられている。第1〜第4側部フランジ部110,111,112,113の所定位置には、それぞれ2箇所ずつ、下方に向かって窪む係合領域としての円筒形状の係合凹部110a,110b,111a,111b,112a,112b,113a,113bが設けられている。第1〜第4側部側壁102,103,104,105のうち、対向配置される一対の第2側部側壁103の第2側部フランジ部111、および、第4側部側壁105の第4側部フランジ部113には、第2側部フランジ部111、および、第4側部フランジ部113に重ね合わされる状態と、重ね合わされない状態とが選択可能な第1プレート部材119、および、第2プレート部材121が装着される。
第1プレート部材119は、図5の拡大斜視図に示すように、第2側部フランジ部111に重ね合わされた状態で、この重ね合わされた第2側部フランジ部111に重なる本体部119Aと、この重ね合わされた第2側部フランジ部111とは異なる、第1側部側壁102の第1側部フランジ部110側に重なるように延びる第1延長領域部119Bと、第3側部側壁104の第3側部フランジ部112側に重なるように延びる第2延長領域部119Cとを有している。
本体部119Aは、第1側部フランジ部111に重ね合わされた状態で、この重ね合わされた第1側部フランジ部111に重なるとともに、容器の内方に張出す形態を有している。また、本体部119Aは、第1プレート部材119が重ね合わされる第1側部フランジ部111に対して樹脂により一体成形され、本体部119Aと第1側部フランジ部111との間には、第1プレート折り畳みガイド領域118が設けられている。この第1プレート折り畳みガイド領域118の具体的な形態としては、断面がジグザグに形成された帯状形態を有している。
本体部119Aの第1プレート折り畳みガイド領域118の両側近傍領域には、係合領域としての円筒形状の係合凸部119b、119cが形成されている。また、第1延長領域部119Bの先端部分にも、係合領域としての円筒形状の係合凸部119aが形成され,第2延長領域部119Cの先端部分にも、係合領域としての円筒形状の係合凸部119dが形成されている。また、この係合凸部119b、119cの外側には、第1プレート折り畳みガイド領域118から遠ざかる方向に延びる切欠領域119h,119kが設けられている。また、第1側部側壁102側に位置する本体部119Aと第1延長領域部119Bとの交差領域には、水切り案内表示として、外方に向かう矢印119gが刻印されている。なお、第1プレート部材119には、全体としての剛性を高める観点から、第1延長領域部119Bから、本体部119Aを通過し、第2延長領域部119Cに至る帯状凹部溝119mが設けられている。
第2プレート部材121は、図6の拡大斜視図に示すように、対称であることを除いて、第1プレート部材119と同じ構造を有し、第4側部フランジ部113に重ね合わされた状態で、この重ね合わされた第4側部フランジ部113に重なる本体部121Aと、この重ね合わされた第4側部フランジ部113とは異なる、第1側部側壁102の第1側部フランジ部110側に重なるように延びる第1延長領域部121Bと、第3側部側壁104の第3側部フランジ部112側に重なるように延びる第2延長領域部121Cとを有している。
本体部121Aは、第4側部フランジ部113に重ね合わされた状態で、この重ね合わされた第4側部フランジ部113に重なるとともに、容器の内方に張出す形態を有している。また、本体部121Aは、第2プレート部材121が重ね合わされる第4側部フランジ部113に対して樹脂により一体成形され、本体部121Aと第4側部フランジ部113との間には、第2プレート折り畳みガイド領域120が設けられている。この第2プレート折り畳みガイド領域120の具体的な形態としては、断面がジグザグに形成された帯状形態を有している。
本体部121Aの第2プレート折り畳みガイド領域120の両側近傍領域には、係合領域としての円筒形状の係合凸部121b、121cが形成されている。また、第1延長領域部121Bの先端部分にも、係合領域としての円筒形状の係合凸部121aが形成され、さらに係合凸部121aよりも先端側には、線状部材を係止するための係止領域としての係止凹部121eが設けられている。また、第2延長領域部121Cの先端部分にも、係合領域としての円筒形状の係合凸部121dが形成され、さらに係合凸部121dよりも先端側には、線状部材を係止するための係止領域としての係止凹部121fが設けられている。
図1および図7を参照して、第1コーナ部側壁106の上端部には、側方(外方)に張出す第5側部フランジ部114が設けられ、この第5側部フランジ部114には、下方に向かって窪む凹部領域114aが設けられている。同様に、第2コーナ部側壁107の上端部には、側方(外方)に張出す第6側部フランジ部115が設けられ、この第6側部フランジ部115には、下方に向かって窪む凹部領域115aが設けられている。なお、第3コーナ部側壁108の上端部には、第7側部フランジ部116が設けられ、第4コーナ部側壁109の上端部には、第8側部フランジ部117が設けられている。
(使用形態)
次に、上記構成からなる医療用トレイ100の使用形態について、図8から図15を参照して説明する。なお、図8は、第1プレート部材119および第2プレート部材121を折り畳んだ状態を示す全体斜視図であり、図9は、図8中IXに沿った部分拡大断面図であり、図10は、図8中X方向から見た部分拡大図であり、図11は、図8中XIで囲まれた領域の部分拡大図であり、図12および図13は、医療用トレイ100内に収容された線状部材としてのガイドワイヤ300を取り出す場合の状態を示す第1および第2断面摸式図である。また、図14および図15は、医療用トレイ100を折り畳む状態を示す第1および第2全体斜視図である。
まず、図8および図9を参照して、第1プレート部材119および第2プレート部材121を折り畳み、第1プレート部材119の係合凸部119a,119b,119c,119dが、第1側部フランジ部110の係合凹部110b、第2側部フランジ部111の係合凹部111a,111b、第3側部フランジ部112の係合凹部112bに挿入され、また、第2プレート部材121の係合凸部121a,121b,121c,121dが、第1側部フランジ部110の係合凹部110a、第4側部フランジ部113の係合凹部113a,113b、第3側部フランジ部112の係合凹部112aに挿入されされる。これにより、第1プレート部材119および第2プレート部材121が折り畳まれる前の状態においては、側部折り畳みガイド領域131が設けられているために、容器としての剛性が期待できないが、各プレート部材の係合凸部を対応する側部フランジ部の係合凹部に嵌め入れることにより、容器として医療用トレイ100の剛性を高めることを可能とする。
また、第1プレート部材119および第2プレート部材121は、医療用トレイ100に対して同じ樹脂により一体成形されていることから、製造工程においては、一回のプレス工程により、医療用トレイ100の構成部品を成形することができ、医療用トレイ100の製造コストを低下させることを可能としている。また、使用時のいては、プレート部材を紛失することなく、確実に、医療用トレイ100にプレート部材を連結させることを可能としている。
また、図9を参照して、第2プレート部材121を折り畳んだ状態においては、医療用トレイ100のコーナ部分に、第2プレート部材121と凹部領域114aとにより、排水用の排水口Dが形成される。その結果、医療用トレイ100の使用後に、この排水口Dから、内部に溜められた生理食塩水等を容易に排水することが可能となる。また、排水口Dが形成される第2プレート部材121には、水切り案内表示としての矢印119gが設けられていることから、上面側からにおいても、容易に排水口Dを見出すことができる。第1プレート部材119と凹部領域115aとにより形成される排水口も同様である。
また、図11を参照して、第2プレート部材121の先端部分に、係止凹部121eが設けられることで、ガイドワイヤ等の線状部材300を係止凹部121eと第1側部フランジ部110とにより挟み込んで、線状部材300を保持することを可能としている。
また、図12および図13を参照して、本実施の形態における医療用トレイ100においては、上記したように、底面101の内表面には、全面にわたって内方に凹部領域が面する複数の凹部領域101a,101bが成形されている。また、この凹部領域101a,101bは、比較的深く形成されているとともに、平面形状として、正方形と長方形との二種類を用いることにより、指先の移動が阻害されず、底面101に位置する線状部材300を指で容易に挟み込むことができ、医療用トレイ100の利便性を向上させている。
また、医療用トレイ100の廃棄時には、上記したように排水口Dから、内部に溜められた生理食塩水等を排水したのち、第1プレート部材119および第2プレート部材121を開放し、図14および図15に示すように、側部折り畳みガイド領域131および底部折り畳みガイド領域132に沿って、第1側部側壁102および第3側部側壁104を折り畳んだ後に、第2側部側壁103および第4側部側壁105を折り畳むことで、医療用トレイ100のコンパクト化を図ることができる。また、図15に示すように、第1プレート部材119に設けられた切欠領域119h,119kと、第2プレート部材121に設けられた切欠領域121h,121kとを相互に係合させることで、医療用トレイ100の折り畳み状態が維持され、医療用トレイ100の廃棄時における利便性を向上させている。
また、上記したように、第1から第4側部側壁102〜105を折り畳むことにより、内部に使用済みの脱脂綿、手袋等を包み込むことが可能となり、廃棄時における他の廃棄物も同時にまとめて廃棄することが可能となる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイの全体斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイの底面の構造を示す部分拡大斜視図である。 図2中III線に沿った部分拡大断面図である。 図2中IV線に沿った部分拡大断面図である。 この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイの、注射針を装着した第2の状態における全体斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイの第1プレート部材の構造を示す拡大斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイの第2プレート部材の構造を示す拡大斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイの第1プレート部材および第2プレート部材を折り畳んだ状態を示す全体斜視図である。 図8中IXに沿った部分拡大断面図である。 図8中X方向から見た部分拡大図である。 図8中XIで囲まれた領域の部分拡大図である。 この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイ内に収容された線状部材を取り出す場合の状態を示す第1断面摸式図である。 この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイ内に収容された線状部材を取り出す場合の状態を示す第2断面摸式図である。 この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイを折り畳む状態を示す第1全体斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態における医療用トレイを折り畳む状態を示す第2全体斜視図である。 背景技術における医療用トレイの全体斜視図である。 背景技術における医療用トレイの部分断面図である。
符号の説明
100 医療用トレイ、101 底面、101a,101b 凹部領域、102 第1側部側壁、103 第2側部側壁、104 第3側部側壁、105 第4側部側壁、106 第1コーナ部側壁、107 第2コーナ部側壁、108 第3コーナ部側壁、109 第4コーナ部側壁、106 第1コーナ部側壁、110 第1側部フランジ部、110a,110b,111a,111b,112a,112b,113a,113b 係合凹部、111 第2側部フランジ部、112 第3側部フランジ部、113 第4側部フランジ部、114 第5側部フランジ部、114a 凹部領域、115 第6側部フランジ部、115a 凹部領域、116 第7側部フランジ部、117 第8側部フランジ部、118 第1プレート折り畳みガイド領域、119 第1プレート部材、119A,121A 本体部、119B,121B 第1延長領域部、119C,121C 第2延長領域部、119a,119b,119c,119d,121a,121b,121c,121d 係合凸部、119h,119k,121h,121k 切欠領域、119g,121g 矢印、119m,121m 帯状凹部溝、120 第2プレート折り畳みガイド領域、121 第2プレート部材、121e,121f 係止凹部、132 底部折り畳みガイド領域(溝)、131 側部折り畳みガイド領域(溝)。

Claims (7)

  1. 略矩形形状の底面(101)と、前記底面を四方から取囲む側壁(102、・・・)とを有し、容器を構成する樹脂製の医療用トレイ(100)であって、
    前記側壁(102、・・・)は、
    前記底面(101)の四つの側辺からそれぞれ略上方に向かって起立する側部側壁(102,103,104,105)と、前記底面(101)の四つのコーナ部からそれぞれ略上方に向かって起立し、隣接する前記側部側壁を連結するコーナ部側壁(106,107,108,109)とを有し、
    前記底面(101)の四つの側辺と、前記側部側壁(102,103,104,105)との連結領域、および、前記底面(101)の四つの側辺のコーナ部と、前記コーナ部側壁(106,107,108,109)との連結領域には、前記底面(101)の四つの側辺を取囲むように設けられ、前記側部側壁(102,103,104,105)および前記コーナ部側壁(106,107,108,109)が、前記底面(101)に向かって折り畳まれることを可能にする底部折り畳みガイド領域(132)が設けられ、
    前記側部側壁(102,103,104,105)と、前記コーナ部側壁(106,107,108,109)との連結領域には、略上方に向かって延び、前記コーナ部側壁(106,107,108,109)が前記底面(101)に向かって折り畳まれることを可能にする側部折り畳みガイド領域(131)が設けられることを特徴とする、医療用トレイ。
  2. 前記側部側壁(102,103,104,105)の上端部のそれぞれには、側方に張出す側部フランジ部(110,111,112,113)が設けられ、
    前記側部側壁(102,103,104,105)のうち、対向配置される一対の前記側部側壁(103,105)の前記側部フランジ部(111,113)には、前記側部フランジ部(111,113)に重ね合わされる状態と、重ね合わされない状態とが選択可能なプレート部材(121,119)を備え、
    前記プレート部材(119,121)は、前記側部フランジ部(111,113)に重ね合わされた状態で、この重ね合わされた前記側部フランジ部(111,113)に重なる本体部(119A、121A)と、この重ね合わされた前記側部フランジ部(111,113)とは異なる他の一対の前記側部側壁(102,104)の前記側部フランジ部(110,112)側に重なるように延びる延長領域部(119B、121B)とを有し、
    前記一対の前記側部側壁(103,105)の前記側部フランジ部(111,113)と前記本体部(119A、121A)との間、および、他の一対の前記側部側壁(102,104)の前記側部フランジ部(110,112)と前記延長領域部(119B、121B)との間には、重なり合う相互の領域を着脱可能にする連結する係合領域(110a,110b,111a,111b,112a,112b,113a,113b,119a,119b,119c,119d,121a,121b,121c,121d)を含む、請求項1に記載の医療用トレイ。
  3. 前記本体部(119A、121A)は、前記側部フランジ部(111,113)に重ね合わされた状態で、この重ね合わされた前記側部フランジ部(111,113)に重なるとともに、容器の内方に張出す形態を有する、請求項2に記載の医療用トレイ。
  4. 前記プレート部材(121,119)は、その本体部(119A、121A)が前記プレート部材(121,119)が重ね合わされる前記側部フランジ部(111,113)に樹脂により一体成形され、
    前記本体部(119A、121A)と前記側部フランジ部(111,113)との間には、プレート折り畳みガイド領域(118,120)が設けられる、請求項2に記載の医療用トレイ。
  5. 前記プレート部材(121,119)の前記プレート折り畳みガイド領域(118,120)の外側には、前記プレート折り畳みガイド領域(118,120)から遠ざかる方向に延びる切欠領域(119h,119k,121h,121k)が設けられる、請求項4に記載の医療用トレイ。
  6. 前記プレート部材(121,119)の前記延長領域部(119B、121B)の先端近傍領域には、外部に設けられた線状部材を係止するための係止領域(121e,121f)が設けられる、請求項2に記載の医療用トレイ。
  7. 前記コーナ部側壁(106,107,108,109)の上端部には、下方に向かって窪む凹部領域(114a,115a)が設けられ、
    前記プレート部材(121,119)の前記側部フランジ部(111,113)に重ね合わされた状態において、前記凹部領域(114a,115a)の対向する前記プレート部材(121,119)には、水切り案内表示が設けられる、請求項2に記載の医療用トレイ。
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