JP2007074409A - ハンズフリー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 機種依存制約事項を有効に解消することができ、かつ、1つの機種に対応する機種依存制約事項の解消によって他の機種の動作に悪影響を与えないようにすることができ、あわせて、ユーザの負担を軽減することができる「ハンズフリー装置」を提供すること。
【解決手段】 電話機9が接続された際に、この接続された電話機9の機種名を認識する機種名認識手段12と、この機種名認識手段12が認識した機種名の機種に依存する少なくとも1つの不具合が存在する場合に、その不具合を是正するための不具合是正処理を行う不具合是正処理手段12とを備えたこと。
【選択図】 図1
【解決手段】 電話機9が接続された際に、この接続された電話機9の機種名を認識する機種名認識手段12と、この機種名認識手段12が認識した機種名の機種に依存する少なくとも1つの不具合が存在する場合に、その不具合を是正するための不具合是正処理を行う不具合是正処理手段12とを備えたこと。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ハンズフリー装置に係り、特に、相手先との間で電話機を把持しない状態で通話(以下、ハンズフリー通話と称する)を行うのに好適なハンズフリー装置に関する。
近年、道路交通法の罰則が強化されたことを背景として、自動車内での走行中における携帯電話を用いた通話を合法的に行うための手段としてのハンズフリー装置の重要性がさらに高まりつつある。
この種のハンズフリー装置には、USB等による有線接続やblue tooth(商標)による無線接続によって、携帯電話が接続可能とされている。
また、前記ハンズフリー装置には、専用のマイクロフォンと、専用のスピーカとが接続されている。なお、専用のスピーカの代りに、車載オーディオ装置のスピーカが接続される場合もある。
そして、このようなハンズフリー装置では、マイクロフォンから入力された送話音声が、携帯電話を通じて相手先に送信されるようになっている。
逆に、相手先から携帯電話を通じて受信された受話音声は、ハンズフリー装置を介してスピーカから出力されるようになっている。
これにより、運転者は、ハンドルから手を離すことなく携帯電話を把持しないで相手先との間でのハンズフリー通話を行うことができる。
ところで、携帯電話とハンズフリー装置とを接続して使用する場合に、ハンズフリー装置に接続される携帯電話はユーザが所有のものとなるため、100機種を超える多様な機種の携帯電話が接続される可能性がある。
また、携帯電話のハンズフリー装置への接続時において、ハンズフリー装置は、携帯電話との間でデータをやり取りするようになっているが、このとき、データをやり取りするためのコマンド体系(ATコマンド)については定まっているものの、携帯電話からハンズフリー装置に戻ってくるデータの種類は、携帯電話の状況に応じて異なり、1種類では済まない。
さらに、携帯電話からハンズフリー装置に戻ってくるデータのタイミングや、ハンズフリー装置が携帯電話との間でやり取りするデータは、携帯電話の機種ごとに異なるのが実情である。
このため、携帯電話によっては、ハンズフリー装置に接続した場合に、携帯電話の機種に依存して利用可能なハンズフリー通話のための機能に制約(以下、機種依存制約事項と称する)が課されてしまう場合があった。
このような機種依存制約事項を具体的に示す例としては、次の第1〜第3の不具合がある。
(第1の不具合)
第1の不具合は、機種によっては、携帯電話から電話帳データを読出した後に、ハンズフリー装置側で発信(換言すれば発呼)することができず、また、着信(換言すれば着呼)があってもハンズフリー装置が着信状態にならないといった不具合である。すなわち、機種によっては、ハンズフリー装置が、電話帳データの読出し後における発信および着信の少なくとも一方を適切に行うことができないといった不具合である。
第1の不具合は、機種によっては、携帯電話から電話帳データを読出した後に、ハンズフリー装置側で発信(換言すれば発呼)することができず、また、着信(換言すれば着呼)があってもハンズフリー装置が着信状態にならないといった不具合である。すなわち、機種によっては、ハンズフリー装置が、電話帳データの読出し後における発信および着信の少なくとも一方を適切に行うことができないといった不具合である。
この第1の不具合は、ハンズフリー装置に対して、第1の不具合を有する機種の携帯電話を用いる場合には、電話帳データの読出し後における発信または着信の機能を適切に利用することができないといった機種依存制約事項を課することになる。
(第1の不具合の発生原因)
第1の不具合の発生原因は、次の通りである。
すなわち、ハンズフリー装置では、携帯電話からの電話帳データの読出し後、携帯電話に対して再起動を指示する再起動コマンドを送信し、この再起動コマンドによって携帯電話が再起動するのを見計らって、携帯電話に対して再起動コマンドの次のコマンド(例えば、携帯電話の状況を認識するためのコマンド)を送信するようになっている。
第1の不具合の発生原因は、次の通りである。
すなわち、ハンズフリー装置では、携帯電話からの電話帳データの読出し後、携帯電話に対して再起動を指示する再起動コマンドを送信し、この再起動コマンドによって携帯電話が再起動するのを見計らって、携帯電話に対して再起動コマンドの次のコマンド(例えば、携帯電話の状況を認識するためのコマンド)を送信するようになっている。
この再起動コマンドの送信は、携帯電話の実際の状態と、ハンズフリー装置が認識している携帯電話の状態との間に差異(例えば、ハンズフリー装置は携帯電話から最終データ(例えば、END・MD等)が送信されるのを待っているのに、携帯電話の機種によっては、最終データを送信せずに電話帳データの読出し後に直接待ち受け画面に戻ってしまうこと等)が発生するのを防止するために行われている。
しかしながら、携帯電話の機種によっては、ハンズフリー装置から再起動コマンドを受信してから再起動が完了するまでの時間(以下、再起動処理時間と称する)が他の機種に比べて長いことによって、再起動の処理中にもかかわらず、ハンズフリー装置から再起動コマンドの次のコマンドを受信してしまうことがある。
例えば、他の機種の再起動の処理が1秒以内に完了するのに対して、再起動の処理に15秒を要する機種においては、再起動の処理中に再起動コマンドの次のコマンドを受信してしまうことは容易に想定することができる。
このような事態が生じた場合に、携帯電話とハンズフリー装置との間で以降のデータのやり取りを行うことが不可能となり、前述した第1の不具合が発生する結果となる。
(第1の不具合の防止手段)
第1の不具合を防止するための現状における防止手段としては、ハンズフリー装置側で、携帯電話に対する再起動コマンドの送信から、再起動コマンドの次のコマンドの送信までの時間を長くすることが考えられる。
第1の不具合を防止するための現状における防止手段としては、ハンズフリー装置側で、携帯電話に対する再起動コマンドの送信から、再起動コマンドの次のコマンドの送信までの時間を長くすることが考えられる。
(第1の不具合の防止手段の副作用)
しかしながら、このような防止手段を講じた場合には、再起動処理時間が他の機種に比べて長い機種、すなわち、第1の不具合を有する機種に対しては有効に作用するものの、他の機種にとっては、再起動の次の操作が可能になるまでの時間が長くなり、迅速な操作が妨げられるといった副作用が発生してしまう。
しかしながら、このような防止手段を講じた場合には、再起動処理時間が他の機種に比べて長い機種、すなわち、第1の不具合を有する機種に対しては有効に作用するものの、他の機種にとっては、再起動の次の操作が可能になるまでの時間が長くなり、迅速な操作が妨げられるといった副作用が発生してしまう。
(第2の不具合)
第2の不具合は、ハンズフリー装置に現在設定(マウント)されているデータ通信用デバイスドライバでは、現在接続されている携帯電話との間でデータ通信を行うことができないといった不具合である。例えば、CDMA-1X(商標)とCDMA-1X Win(商標)とでは、データ通信用のインターフェース規格が異なるため、CDMA-1Xのデータ通信用デバイスドライバでは、CDMA-1X Winの携帯電話との間でのデータ通信を行うことができない。
第2の不具合は、ハンズフリー装置に現在設定(マウント)されているデータ通信用デバイスドライバでは、現在接続されている携帯電話との間でデータ通信を行うことができないといった不具合である。例えば、CDMA-1X(商標)とCDMA-1X Win(商標)とでは、データ通信用のインターフェース規格が異なるため、CDMA-1Xのデータ通信用デバイスドライバでは、CDMA-1X Winの携帯電話との間でのデータ通信を行うことができない。
この第2の不具合は、ハンズフリー装置に対して、第2の不具合を有する機種の携帯電話を用いる場合には、携帯電話との間でのデータ通信を行うことができないといった機種依存制約事項を課することになる。
(第3の不具合)
第3の不具合は、機種によっては、携帯電話から第1回目の電話帳データの読出しを行うと、第2回目以降の電話帳データの読出しを行うことができないといった不具合である。この不具合は、第1回目の電話帳データの読出しを中断した場合も同様に生じ、携帯電話を一度取り外さないと復帰させることができない。
第3の不具合は、機種によっては、携帯電話から第1回目の電話帳データの読出しを行うと、第2回目以降の電話帳データの読出しを行うことができないといった不具合である。この不具合は、第1回目の電話帳データの読出しを中断した場合も同様に生じ、携帯電話を一度取り外さないと復帰させることができない。
この第3の不具合は、ハンズフリー装置に対して、第3の不具合を有する機種の携帯電話を用いる場合には、第2回目以降の電話帳データの読出しを適正に行うことができないといった機種依存制約事項を課することになる。
(第3の不具合の発生原因)
第3の不具合の発生原因は次の通りである。
すなわち、機種によっては、第2回目以降の電話帳データの読出し際に、携帯電話が電話帳データ転送モードに切り替わった以後に、ハンズフリー装置に対して電話帳データの転送シーケンスに無関係な情報(例えば、電界強度情報等)を送信するため、ハンズフリー装置側では、これを電話帳データ転送時の異常データが通知されたものと判断して、電話帳データの読出しを中断してしまう。
第3の不具合の発生原因は次の通りである。
すなわち、機種によっては、第2回目以降の電話帳データの読出し際に、携帯電話が電話帳データ転送モードに切り替わった以後に、ハンズフリー装置に対して電話帳データの転送シーケンスに無関係な情報(例えば、電界強度情報等)を送信するため、ハンズフリー装置側では、これを電話帳データ転送時の異常データが通知されたものと判断して、電話帳データの読出しを中断してしまう。
これにより、第3の不具合が発生する結果となる。
(第3の不具合の防止手段)
第3の不具合を防止するための現状における防止手段としては、第2回目以降の電話帳データの読出しの際に、電話帳データの転送シーケンスに無関係な情報が送信された場合であっても、これをハンズフリー装置側で無視することが考えられる。
第3の不具合を防止するための現状における防止手段としては、第2回目以降の電話帳データの読出しの際に、電話帳データの転送シーケンスに無関係な情報が送信された場合であっても、これをハンズフリー装置側で無視することが考えられる。
(第3の不具合の防止手段の副作用)
しかしながら、このような防止手段を講じた場合には、第3の不具合を有する機種には有効に作用するものの、他の機種にとっては、改めて更新された異常データ等の情報が無視される可能性があり、この結果、異常データ等を原因としてハンズフリー操作を適正に実行することができなくなるといった副作用が発生する虞がある。
しかしながら、このような防止手段を講じた場合には、第3の不具合を有する機種には有効に作用するものの、他の機種にとっては、改めて更新された異常データ等の情報が無視される可能性があり、この結果、異常データ等を原因としてハンズフリー操作を適正に実行することができなくなるといった副作用が発生する虞がある。
このように、従来は、第1〜第3の不具合に示したように、携帯電話の機種に依存した機種依存制約事項が課されてしまうといった問題が生じていた。
このような問題に対処するために、例えば、ホームページ等によって、ユーザに注意を喚起することが考えられるが、この場合においても、機種依存制約事項が直ちに解消されるわけではなく、その上、ユーザに対して注意義務を課する結果となってしまう。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、機種依存制約事項を有効に解消することができ、かつ、1つの機種に対応する機種依存制約事項の解消によって他の機種の動作に悪影響を与えないようにすることができ、あわせて、ユーザの負担を軽減することができるハンズフリー装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明に係るハンズフリー装置は、電話機が接続された際に、この接続された電話機の機種名を認識する機種名認識手段と、この機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する少なくとも1つの不具合が存在する場合に、その不具合を是正するための不具合是正処理を行う不具合是正処理手段とを備えたことを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、不具合是正処理手段が行う不具合是正処理により、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合を有効に是正することが可能となる。
また、本発明に係るハンズフリー装置は、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合に、電話帳データの読出し後における発信および着信の少なくとも一方を適切に行うことができないといった不具合、すなわち、前述した第1の不具合が含まれており、このような第1の不具合を有する機種の電話機を用いる場合に、不具合是正手段が、不具合是正処理として、当該電話機に対する再起動コマンドの送信を行った後に、少なくとも、基準再起動処理時間よりも長い当該電話機の再起動処理時間の経過を待って、当該電話機に対する再起動コマンドの次のコマンドの送信を行うように形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、機種名認識手段が認識した機種名の機種が、第1の不具合を有する機種の場合に、不具合是正処理手段により、その機種に依存する第1の不具合を有効に是正することが可能となる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置は、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合に、現在設定されているデータ通信用デバイスドライバでは、機種名認識手段が認識した機種名の電話機との間でのデータ通信を行うことができないといった不具合、すなわち、前述した第2の不具合が含まれており、このような第2の不具合を有する機種の電話機を用いる場合に、不具合是正処理手段が、不具合是正処理として、現在設定されているデータ通信用デバイスドライバから、機種名認識手段が認識した機種名の電話機に適合するデータ通信用デバイスドライバへと設定を変更する処理を行うように形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、機種名認識手段が認識した機種名の機種が、第2の不具合を有する機種の場合に、不具合是正処理手段により、その機種に依存する第2の不具合を有効に是正することが可能となる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置は、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合に、第2回目以降の電話帳データの読出しを行うことができないといった不具合、すなわち、前述した第3の不具合が含まれており、このような第3の不具合を有する機種の電話機を用いる場合に、不具合是正手段が、不具合是正処理として、当該電話機からの第2回目以降の電話帳データの読出しの際に、電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が送られた場合に、この無関係な情報を破棄して電話帳データの読出しを行うように形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、機種名認識手段が認識した機種名の機種が、第3の不具合を有する機種の場合に、不具合是正処理手段により、その機種に依存する第3の不具合を有効に是正することが可能となる。
また、本発明に係るハンズフリー装置は、不具合是正処理手段が、第2回目以降の電話帳データの読出しの際に送られた電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が、予め調査済みの異常コードである場合に、この無関係な情報を破棄して電話帳データの読出しを行うように形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、第2回目以降の電話帳データの読出しの際に送られた電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が、予め調査済みの異常コードである場合にのみ、この異常コードを破棄する処理をともなう不具合是正処理を行うことが可能となる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置は、電話機の機種に依存する不具合についての情報が、電話機の機種名と対応した状態で記憶されている不具合情報データベースを備え、不具合是正処理手段が、前記不具合情報データベースから機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報を取得し、この取得した不具合についての情報に基づいて、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を行うことが可能に形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、不具合情報データベースに記憶された不具合についての情報に基づいて、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合を迅速かつ適切に是正することが可能となる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置は、不具合是正処理手段が、情報センタへの問い合わせによって、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報を取得し、この取得した不具合についての情報に基づいて、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を行うことが可能に形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、不具合情報データベース内に機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合の情報が存在しない場合においても、その不具合の情報を、情報センタへの問い合わせによって取得することができるため、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合をさらに確実に是正することが可能となる。
また、本発明に係るハンズフリー装置は、不具合是正処理手段が、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報が不具合情報データベース内に存在しない場合に、当該不具合についての情報を取得するための情報センタへの問い合わせを行うように形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、不具合情報データベース内に機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合の情報が存在しない場合に、その不具合の情報を取得するための情報センタへの問い合わせを行うようにするため、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合をさらに迅速に是正することが可能となる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置は、不具合是正処理手段によって情報センタから取得された機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報を、不具合情報データベース内に記憶させることが可能に形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、情報センタへの問い合わせによって取得した不具合についての情報を不具合情報データベース内に記憶させることによって、不具合情報データベース内の不具合についての情報をさらに充実させることができるため、より多様な機種に依存する不具合を迅速に是正することが可能となる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置は、電話機の機種に依存する不具合を是正する不具合是正処理を実行するためのプログラムが、電話機の機種名と対応した状態で記憶されているプログラムデータベースを備え、不具合是正処理手段が、機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を、前記プログラムデータベース内の対応するプログラムを用いて実行することが可能に形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、不具合是正処理手段が、プログラムデータベース内のプログラムを用いることによって、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合を迅速かつ適切に是正することが可能となる。
また、本発明に係るハンズフリー装置は、不具合是正処理手段が、情報センタへの問い合わせによって、機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を実行するためのプログラムを取得し、この取得したプログラムを用いて前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を実行することが可能に形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、プログラムデータベース内に機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を実行するためのプログラムが存在しない場合においても、そのプログラムを、情報センタへの問い合わせによって取得することができるため、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合をさらに確実に是正することが可能となる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置は、不具合是正処理手段が、プログラムデータベース内に、機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を実行するためのプログラムが存在しない場合に、当該プログラムを取得するための情報センタへの問い合わせを行うように形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、プログラムデータベース内に機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を実行するプログラムが存在しない場合に、そのプログラムを取得するための情報センタへの問い合わせを行うようにするため、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合をさらに迅速に是正することが可能となる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置は、不具合是正処理手段によって情報センタから取得されたプログラムをプログラムデータベース内に記憶させることが可能に形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、情報センタへの問い合わせによって取得した不具合是正処理を実行するためのプログラムをプログラムデータベース内に記憶させることによって、プログラムデータベース内のプログラムをさらに充実させることができるため、より多様な機種に依存する不具合を迅速に是正することが可能となる。
また、本発明に係るハンズフリー装置は、不具合是正処理手段が、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合の有無を判別するためのフラグを設定し、この設定したフラグに基づいて、不具合是正処理の実行の要否を判定するように形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、不具合是正処理手段が、自らが設定したフラグに基づいて、不具合是正処理の実行の要否を簡便に判定して、必要であれば、不具合是正処理を迅速に実行することが可能となる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置は、不具合情報データベースとプログラムデータベースとが、電話機の機種名と、電話機の機種に依存する不具合についての情報と、電話機の機種に依存する不具合を是正する不具合是正処理を実行するためのプログラムとの間に互いに対応関係を持たせた一体的なデータベースに形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報と、その機種に対応する不具合是正処理を実行するためのプログラムとを、より迅速に取得することができ、機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理をより迅速に行うことが可能となる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置は、機種名認識手段が、接続された電話機に対して機種名を問い合わせるコマンドを発行することによって当該電話機から機種名を示す情報を取得することにより、接続された電話機の機種名を認識することが可能に形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、機種名認識手段が、既存の技術を用いることによって、電話機の機種名を簡便に認識することが可能となる。
また、本発明に係るハンズフリー装置は、自動車に搭載され、かつ、電話機として携帯電話が接続可能に形成されていることを特徴としている。
そして、このように構成されたハンズフリー装置によれば、車載ハンズフリー装置においても、不具合是正処理手段が行う不具合是正処理により、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合を有効に是正することが可能となる。
本発明に係るハンズフリー装置によれば、不具合是正処理手段が行う不具合是正処理により、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合を有効に是正することができる結果、機種依存制約事項を有効に解消することができる。
また、機種名認識手段が認識した機種名の機種が異なれば、機種に依存する不具合および不具合是正処理の内容も異なるので、1つの機種に対応する機種依存制約事項の解消によって、他の機種の動作に悪影響を与えることはない。
さらに、ユーザが、自己の電話機に対応する利用可能な機能の制約を確認するためにホームページ等を見る手間を要しないため、ユーザの負担を軽減することができる。
また、本発明に係るハンズフリー装置によれば、特に、前述した第1の不具合を有する機種を用いる場合における機種依存制約事項を有効に解消することができる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置によれば、特に、前述した第2の不具合を有する機種を用いる場合における機種依存制約事項を有効に解消することができる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置によれば、特に、前述した第3の不具合を有する機種を用いる場合における機種依存制約事項を有効に解消することができる。
また、本発明に係るハンズフリー装置によれば、第2回目以降の電話帳データの読出しの際に送られた電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が、予め調査済みの異常コードである場合にのみ、この異常コードを破棄する処理をともなう第3の不具合を是正する不具合是正処理を行うことができる結果、前記データ転送シーケンスに無関係な情報の正体が不明である場合に電話帳データの読出し(不具合是正処理)が行われることによる危険性を回避することができる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置によれば、不具合是正処理手段が、不具合情報データベースに記憶された不具合についての情報に基づいて、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合を迅速かつ適切に是正することができる結果、機種依存制約事項をすみやかにかつ適切に解消することができる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置によれば、不具合情報データベース内に機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合の情報が存在しない場合においても、その不具合の情報を、情報センタへの問い合わせによって取得することにより、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合をさらに確実に是正することができる結果、機種依存制約事項をさらに確実に解消することができる。
また、本発明に係るハンズフリー装置によれば、不具合情報データベース内に機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合の情報が存在しない場合に、その不具合の情報を取得するための情報センタへの問い合わせを行うことにより、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合をさらに迅速に是正することができる結果、機種依存制約事項をさらに迅速に解消することができる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置によれば、情報センタへの問い合わせによって取得した不具合についての情報を不具合情報データベース内に記憶させることにより、不具合情報データベース内の不具合についての情報をさらに充実させることができ、より多様な機種に依存する不具合を迅速に是正することができる結果、より多様な機種についての機種依存制約事項をすみやかに解消することができる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置によれば、不具合是正処理手段が、プログラムデータベース内のプログラムを用いることによって、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合を迅速かつ適切に是正することができる結果、機種依存制約事項をすみやかにかつ適切に解消することができる。
また、本発明に係るハンズフリー装置によれば、プログラムデータベース内に機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を実行するためのプログラムが存在しない場合においても、そのプログラムを、情報センタへの問い合わせによって取得することにより、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合をさらに確実に是正することができる結果、機種依存制約事項をさらに確実に解消することができる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置によれば、プログラムデータベース内に機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理を実行するプログラムが存在しない場合に、そのプログラムを取得するための情報センタへの問い合わせを行うことにより、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合をさらに迅速に是正することができる結果、機種依存制約事項をさらに迅速に解消することができる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置によれば、情報センタへの問い合わせによって取得した不具合是正処理を実行するためのプログラムをプログラムデータベース内に記憶させることにより、プログラムデータベース内のプログラムをさらに充実させることができ、より多様な機種に依存する不具合を迅速に是正することができる結果、より多様な機種についての機種依存制約事項をすみやかに解消することができる。
また、本発明に係るハンズフリー装置によれば、不具合是正処理手段が、自らが設定したフラグに基づいて、不具合是正処理の実行の要否を簡便に判定して、必要であれば、不具合是正処理を迅速に実行することができる結果、機種依存制約事項をさらに簡便かつ迅速に解消することができる。
さらに、本発明に係るハンズフリー装置によれば、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報と、その機種に対応する不具合是正処理を実行するためのプログラムとを、より迅速に取得することができ、機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する不具合是正処理をより迅速に行うことができる結果、機種依存制約事項をさらに迅速に解消することができる。
さらにまた、本発明に係るハンズフリー装置によれば、機種名認識手段が、既存の技術を用いることによって、電話機の機種名を簡便に認識することができる結果、機種依存制約事項を簡便に解消することができ、コストを低減させることができる。
また、本発明に係るハンズフリー装置によれば、車載ハンズフリー装置においても、不具合是正処理手段が行う不具合是正処理により、機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合を有効に是正することができる結果、機種依存制約事項を有効に解消することができる車載ハンズフリー装置を実現することができる。
以下、本発明に係るハンズフリー装置の実施形態について、図1乃至図7を参照して説明する。
本実施形態におけるハンズフリー装置は、自動車に搭載される車載用のハンズフリー装置とされている。
図1に示すように、本実施形態のハンズフリー装置1は、大別して、ハンズフリー通話のための種々の処理を行うハンズフリーユニット2と、このハンズフリーユニット2に接続されたクレイドル3、入力装置5、表示装置6、音声入力手段としてのマイクロフォン7および音声出力手段としてのスピーカ8と、クレイドル3に装着された電話機としての携帯電話9とによって構成されている。
携帯電話9は、クレイドル3への装着時に、それ自身に設けられているコネクタと、クレイドル3に設けられているコネクタとを連結することによって、ハンズフリーユニット2に接続可能とされている。
なお、携帯電話9とハンズフリーユニット2とを、blue tooth(商標)などの無線通信手段によって接続するようにしてもよい。その場合には、クレイドル3は不要となる。
ハンズフリーユニット2について詳述すると、このハンズフリーユニット2は、
携帯電話インターフェース10を有しており、この携帯電話インターフェース10には、クレイドル3が接続されている。
携帯電話インターフェース10を有しており、この携帯電話インターフェース10には、クレイドル3が接続されている。
また、ハンズフリーユニット2は、携帯電話インターフェース10に接続された通話音声処理部11を有しており、この通話音声処理部11には、前述したマイクロフォン7およびスピーカ8がそれぞれ接続されている。
ここで、携帯電話9を通じて相手先から受信した受信音声信号は、携帯電話9から携帯電話インターフェース10を介して通話音声処理部11に入力されるようになっている。
通話音声処理部11は、携帯電話インターフェース10側から入力された受信音声信号に対して、例えば、音量調整やラウドネス補償処理等の通話音声処理を適宜施すとともに、この受信音声信号をスピーカ8に出力するようになっている。
これにより、相手先から受信した受信(受話)音声を、スピーカ8を介して聴取することができる。
一方、携帯電話9を通じて相手先に送信する送信音声信号をマイクロフォン7を介して入力すると、この送信音声信号は、通話音声処理部11に入力されるようになっている。
通話音声処理部11は、マイクロフォン7側から入力された送信音声信号に対して、例えば、スピーカ8からマイクロフォン7へ回り込んだ音声成分を除去するエコーキャンセル処理等の通話音声処理を適宜施すとともに、この送信音声信号を携帯電話インターフェース10に出力するようになっている。
携帯電話インターフェース10に出力された送信音声信号は、携帯電話インターフェース10から携帯電話9に出力される。
これにより、携帯電話9を通じて相手先に送信音声信号を送信することができる。
このようにして、携帯電話9を通じて相手先との間でのハンズフリー通話を行うことが可能とされている。
ハンズフリーユニット2は、携帯電話インターフェース10および通話音声処理部11に接続された制御部12を有しており、この制御部12には、前述した入力装置5および表示装置6がそれぞれ接続されている。
さらに、ハンズフリーユニット2は、制御部12に接続されたRAM等の記憶部14を有している。
制御部12は、携帯電話9が接続された際に、携帯電話9に記憶された電話帳データを読込んで記憶部14に記憶させることによって、電話帳データをハンズフリーユニット2側で使用可能な状態にするようになっている。
そして、制御部12は、記憶部14に記憶させた電話帳データを表示装置6の表示画面上に表示し、表示された電話帳データの中から、ユーザによる入力装置5の操作によって選択された特定の電話番号の相手先に対する呼を発する発呼動作を行うようになっている。
また、制御部12は、携帯電話9を通じて受信音声信号が受信された場合には、ユーザに着呼がなされた旨を通知する着呼応答動作を行うようになっている。この着呼応答動作として、制御部12は、スピーカ8を通じて呼出音を出力するとともに、表示装置6の表示画面上に、相手先の情報(電話番号、氏名等)を、記憶部14に記憶させた電話帳データを用いて表示するようになっている。
制御部12は、携帯電話9の実際の状態と、ハンズフリーユニット2が認識している携帯電話9の状態との間に差異が発生するのを防止するために、携帯電話9から電話帳データを読出した後に、携帯電話9に対して再起動コマンドを送信するようになっている。そして、制御部12は、この再起動コマンドによって携帯電話9が再起動された後に、携帯電話9に対して再起動コマンドの次のコマンドを送信するようになっている。
ただし、携帯電話9の機種によっては、再起動処理時間が他の機種に比べて長いことによって、再起動の処理中にもかかわらず、制御部12から再起動コマンドの次のコマンドを受信してしまう結果、電話帳データの読出し後における発信および着信の少なくとも一方を適切に行うことができないといった第1の不具合を有する場合があることについては前述したとおりである。
記憶部14には、携帯電話9との間でデータ通信を行うためのデータ通信用デバイスドライバが格納されており、制御部12は、この記憶部14内の所定のデータ通信用デバイスドライバをマウントした状態で、現在接続されている携帯電話9との間でのデータ通信を行うようになっている。
ただし、携帯電話9の機種によっては、現在マウントされているデータ通信用デバイスドライバでは、現在接続されている携帯電話9との間でのデータ通信を行うことができないといった第2の不具合を有する場合があることについては前述したとおりである。
また、携帯電話9の機種によっては、第1回目の電話帳データの読出しまたはその中断を行った後に、当該携帯電話9から第2回目以降の電話帳データの読出しを行う際に、当該携帯電話9から、電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が送られる場合がある。
この場合に、携帯電話9の機種によっては、第2回目以降の電話帳データの読出しを中断することによって、第2回目以降の電話帳データの読出しを行うことができないといった第3の不具合を有する場合があることについては前述したとおりである。
本実施形態におけるハンズフリー装置1には、このようなハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9の機種に依存する不具合を有効に是正するための手段が講じられている。
すなわち、制御部12は、機種名認識手段として機能し、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9に対して、機種名(Deviceコード)を問い合わせるコマンドを発行することによって、携帯電話9から機種名を示す情報を取得するようになっている。
これにより、制御部12は、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9の機種名を簡便な方法によって確実に認識することができる。
また、記憶部14には、携帯電話9の機種に依存する不具合についての情報(以下、不具合情報と称する)が、携帯電話9の機種名と対応した状態で記憶されている不具合情報データベースが格納されている。
さらに、記憶部14には、携帯電話9の機種に依存する不具合を是正する不具合是正処理を実行するためのプログラム(以下、不具合是正処理プログラムと称する)が、携帯電話9の機種名と対応した状態で記憶されているプログラムデータベースが格納されている。
図2に示すように、本実施形態における不具合情報データベースとプログラムデータベースとは、携帯電話9の機種名(A〜D)と、不具合情報と、不具合是正処理プログラムとの間に互いに対応関係を持たせた一体的なデータベース16とされている。なお、図2には、機種名と、不具合情報と、不具合是正処理プログラムとの対応関係を分かり易くするために、データベースの内容がテーブル形式で表されている。
図2に示すように、不具合情報には、前述した第1の不具合、第2の不具合および第3の不具合についての不具合情報が含まれている。
なお、図2においては、機種Aについての不具合情報が、第1の不具合についての不具合情報とされている。
この機種Aに依存する第1の不具合についての不具合情報は、図2に示すように、例えば、他の機種B、C、Dの再起動処理時間が基準再起動処理時間(例えば、1秒)であるのに対し、機種Aの再起動処理時間が、基準再起動処理時間よりも長い時間(図2において15秒)であることを示す情報であってもよい。あるいは、この不具合情報は、機種Aが、第1の不具合を有する電話帳読出し異常機種であることを示す情報であってもよい。
また、図2においては、機種Bについての不具合情報が、第2の不具合についての不具合情報とされている。
この機種Bに依存する第2の不具合についての不具合情報は、図2に示すように、現在マウントされているデータ通信用デバイスドライバとは異なる機種Bに適合するデータ通信用デバイスドライバ(図2におけるデバイスドライバB)を示す情報であってもよい。
さらに、図2においては、機種Cについての不具合情報が、第3の不具合についての不具合情報とされている。
この機種Cに依存する第3の不具合についての不具合情報は、図2に示すように、第2回目以降の電話帳データの読出しの際に、データ転送シーケンスに無関係な情報(図2における無関係情報)が送られる場合に、電話帳データの読出しを中断することを示す情報であってもよい。あるいは、この不具合情報は、機種Cが、第3の不具合を有する2回目以降電話帳読出し異常機種であることを示す情報であってもよい。
なお、図2は、機種Dについての不具合情報が存在しないことを示している。
さらに、図2に示すように、不具合是正処理プログラムには、第1の不具合、第2の不具合および第3の不具合についての不具合是正処理プログラムが含まれている。
すなわち、図2においては、機種Aに対応する不具合是正処理プログラムが、第1の不具合についての不具合是正処理プログラムとされている。
この第1の不具合についての不具合是正処理プログラムは、図2に示すように、機種Aについては、基準再起動処理時間よりも長い機種Aの再起動処理時間の経過を少なくとも待って、機種Aの携帯電話9に対して再起動コマンドの次のコマンドを送信する処理を行うためのプログラムとされている。
また、図2においては、機種Bに対応する不具合是正処理プログラムが、第2の不具合についての不具合是正処理プログラムとされている。
この第2の不具合についての不具合是正処理プログラムは、図2に示すように、現在マウントされているデータ通信用デバイスドライバから機種Bに適合するデータ通信用デバイスドライバ(デバイスドライバB)へと変更する処理を行うためのプログラムとされている。
さらに、図2においては、機種Cに対応する不具合是正処理プログラムが、第3の不具合についての不具合是正処理プログラムとされている。
この第3の不具合についての不具合是正処理プログラムは、図2に示すように、機種Cについては、第2回目以降の電話帳データの読出しの際に、携帯電話9から電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が送られた場合に、この無関係な情報を破棄して電話帳データを読出す処理を行う(継続する)ためのプログラムとされている。
なお、この第3の不具合についての不具合是正処理プログラムは、第2回目以降の電話帳データの読出しの際に送られた電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が、予め調査済みの異常コードである場合に、この無関係な情報を破棄して電話帳データを読み出す処理を行うことを内容としたプログラムであってもよい。その場合には、制御部12において、予め調査済みの異常コードの情報を取得しておくようにする。
本実施形態において、制御部12は、不具合是正処理手段として機能するようになっている。
すなわち、制御部12は、自らの機種名認識手段としての機能によってハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9の機種名を認識した後、この認識した機種名の機種(以下、認識機種と称する)に対応する不具合情報を、データベース16を検索することによって検出するようになっている。
さらに、制御部12は、データベース16の検索によって、認識機種に対応する不具合情報が検出された場合には、検出された不具合情報に示された不具合(認識機種に依存する不具合)を是正するための不具合是正処理プログラムをデータベース16から取得し、この不具合是正処理プログラムを実行するようになっている。
これにより、制御部12は、認識機種に依存する不具合を是正する不具合是正処理を、データベース16内の不具合情報および不具合是正処理プログラムを用いて迅速かつ適切に行うことが可能となる。
したがって、本実施形態によれば、制御部12が行う不具合是正処理により、認識機種に依存する不具合を有効に是正することができる。特に、前述した第1〜第3の不具合を、有効に是正することができる。
上記構成に加えて、さらに、本実施形態において、制御部12は、携帯電話9を通じて不具合情報および不具合是正処理プログラムを保有する情報センタ(図示せず)に問い合わせを行うことによって、情報センタから、認識機種についての不具合情報および不具合是正処理プログラムを取得することが可能とされている。
これにより、データベース16内に不具合情報および不具合是正処理プログラムが存在しない認識機種(例えば、図2における機種D)があっても、そのような認識機種に対応する不具合情報および不具合是正処理プログラムを情報センタから取得することができるため、より多様な認識機種に依存する不具合を有効に是正することができる。
なお、認識機種に依存する不具合を迅速に是正する観点から、情報センタへの問い合わせは、データベース16内に認識機種についての不具合情報および不具合是正処理プログラムが存在しないことを確認した上で行うことが好ましい。
より好ましい実施形態としては、情報センタへの問い合わせによって取得した不具合情報および不具合是正処理プログラムを、データベース16内に記憶させるようにする。
そのようにすれば、データベース16内の不具合情報および不具合是正処理プログラムをさらに充実させることができるため、より多様な認識機種に依存する不具合を迅速に是正することが可能となる。
次に、本実施形態の作用として、ハンズフリー装置1の動作について、より具体的な例を用いつつ説明する。
(第1の動作)
ハンズフリー装置1の第1の動作は、前述した第1の不具合を是正するための不具合是正処理を含む動作である。
ハンズフリー装置1の第1の動作は、前述した第1の不具合を是正するための不具合是正処理を含む動作である。
ハンズフリー装置1は、第1の動作として、まず、第1の不具合を是正するための不具合是正処理の準備段階の処理として図4に示す一連の処理を行う。
すなわち、図4のステップ1(ST1)に示すように、ハンズフリーユニット2に携帯電話9が接続された直後に、ステップ1(ST1)に続くステップ2(ST2)において、制御部12により、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9(接続携帯電話)に対して機種名(Deviceコード)を問い合わせる。
次いで、ステップ3(ST3)において、制御部12により、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9の機種名を認識できたか否か、換言すれば、Deviceコードを受信できたか否かを判定し、機種名を認識できた場合には、ステップ4(ST4)に進み、認識できない場合には、ステップ7(ST7)に進む。
次いで、ステップ4(ST4)において、制御部12により、データベース16を検索することによって、ステップ3(ST3)において認識した認識機種に対応する不具合情報を検出してステップ5(ST5)に進む。
次いで、ステップ5(ST5)において、制御部12により、認識機種が、第1の不具合を有する電話帳読出し異常機種であるか否かを、ステップ4(ST4)において検出した不具合情報に基づいて判定する。
そして、ステップ5(ST5)において、認識機種が電話帳読出し異常機種である場合には、ステップ6(ST6)に進み、電話帳読出し異常機種でない場合には、ステップ7(ST7)に進む。
次いで、ステップ6(ST6)においては、制御部12により、電話帳読出し異常機種フラグを1にセットして処理を終了する。
一方、ステップ7(ST7)においては、制御部12により、電話帳読出し異常機種フラグを0にリセットして処理を終了する。
次に、ハンズフリー装置1は、第1の動作として、第1の不具合を是正するための不具合是正処理を含む図4に示す本処理を行う。
すなわち、図4のステップ11(ST11)に示すように、制御部12により、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9から電話帳データを読出した直後に、ステップ11(ST11)に続くステップ12(ST12)において、制御部12により、当該携帯電話9(接続携帯電話)に対して再起動コマンドを送信する。
次いで、ステップ13(ST13)において、制御部12により、電話帳読出し異常機種フラグが1にセットされているか否かを判定し、電話帳読出し異常機種が1の場合にはステップ14(ST14)に進み、電話帳読出し異常機種フラグが0の場合には、ステップ16(ST16)に進む。
次いで、ステップ14(ST14)において、制御部12により、データベース16内の認識機種に対応する不具合是正処理プログラムを取得して実行することによって、第1の不具合を是正するための不具合是正処理を行う。
すなわち、まず、ステップ14(ST14)において、ステップ12(ST12)における再起動コマンドの送信後、認識機種の再起動処理時間としての基準再起動処理時間(1秒)よりも長い15秒の時間に加えて、若干の余裕時間(+α)が経過するのを待ち、次いで、ステップ15(ST15)において、携帯電話9に対して再起動コマンドの次のコマンドを送信して処理を終了する。なお、余裕時間(+α)については、コンセプトに応じて0秒以上の所望の時間を設定することができる。
一方、ステップ16(ST16)においては、基準再起動処理時間である1秒の時間が経過するのを待って、ステップ15(ST15)に進む。
このような第1の動作により、認識機種に依存する第1の不具合を有効に是正することができる。
また、制御部12が、自らが設定した電話帳読出し異常機種フラグに基づいて、不具合是正処理の要否を簡便に判定することができるため、第1の不具合を迅速に是正することができる。
(第2の動作)
ハンズフリー装置1の第2の動作は、前述した第2の不具合を是正するための不具合是正処理を含む動作である。
ハンズフリー装置1の第2の動作は、前述した第2の不具合を是正するための不具合是正処理を含む動作である。
ハンズフリー装置1は、第2の動作として、まず、図5のステップ21(ST21)に示すように、ハンズフリーユニット2に携帯電話9が接続された直後に、ステップ21(ST21)に続くステップ22(ST22)において、制御部12により、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9(接続携帯電話)に対して機種名(Deviceコード)を問い合わせる。
次いで、ステップ23(ST23)において、制御部12により、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9の機種名を認識できたか否かを判定し、機種名を認識できた場合には、ステップ24(ST24)に進み、認識できない場合には、ステップ28(ST28)に進む。
ステップ24(ST24)においては、制御部12により、データベース16を検索することによって、ステップ23(ST23)において認識した認識機種に対応する不具合情報を検出してステップ25(ST25)に進む。
一方、ステップ28(ST28)においては、制御部12により、標準のデータ通信用デバイスドライバをマウントして処理を終了する。
次いで、ステップ25(ST25)において、制御部12により、認識機種が、第2の不具合を有する機種、すなわち、現在マウントされているCDMA-1X対応のデータ通信用デバイスドライバでは適正に対応することができないCDMA-1X Winであるか否かを、ステップ24(ST24)において検出した不具合情報に基づいて判定する。
そして、ステップ25(ST25)において、認識機種がCDMA-1X Winである場合には、ステップ26(ST26)に進み、CDMA-1Xである場合には、ステップ27(ST27)に進む。
次いで、ステップ26(ST26)において、制御部12により、データベース16内の認識機種に対応する不具合是正処理プログラムを取得して実行することによって、第2の不具合を是正するための不具合是正処理を行う。
すなわち、制御部12は、不具合是正処理プログラムを実行することによって、データ通信用デバイスドライバを、CDMA-1X対応のデータ通信用デバイスドライバから認識機種に適合するCDMA-1X Win対応のデータ通信用デバイスドライバへと変更し、このCDMA-1X Win対応のデータ通信用デバイスドライバをマウントして処理を終了する。
一方、ステップ27(ST27)においては、引続き当初のCDMA-1X対応のデータ通信用デバイスドライバをマウントして処理を終了する。
このような第2の動作により、認識機種に依存する第2の不具合を有効に是正することができる。
なお、ST28(ST28)における標準のデータ通信用デバイスドライバは、CDMA-1X対応のデータ通信用デバイスドライバであってもよい。
なお、前述した機種の具体的な名称(CDMA-1X、CDMA-1X Win)は、第2の動作をより具体的に説明するために現行の機種の一例として示したものに過ぎず、これらの機種以外にも本発明を有効に適用できることは勿論である。
(第3の動作)
ハンズフリー装置1の第3の動作は、前述した第3の不具合を是正するための不具合是正処理を含む動作である。
ハンズフリー装置1の第3の動作は、前述した第3の不具合を是正するための不具合是正処理を含む動作である。
ハンズフリー装置1は、第3の動作として、まず、第3の不具合を是正するための不具合是正処理の準備段階の処理として図6に示す一連の処理を行う。
すなわち、図6のステップ31(ST31)に示すように、ハンズフリーユニット2に携帯電話9が接続された直後に、ステップ31(ST31)に続くステップ32(ST32)において、制御部12により、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9(接続携帯電話)に対して機種名(Deviceコード)を問い合わせる。
次いで、ステップ33(ST33)において、制御部12により、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9の機種名を認識できたか否かを判定し、機種名を認識できた場合には、ステップ34(ST34)に進み、認識できない場合には、ステップ37(ST37)に進む。
次いで、ステップ34(ST34)において、制御部12により、データベース16を検索することによって、ステップ33(ST33)において認識した認識機種に対応する不具合情報を検出してステップ35(ST35)に進む。
次いで、ステップ35(ST35)において、制御部12により、認識機種が、第3の不具合を有する2回目以降電話帳読出し異常機種であるか否かを、ステップ34(ST34)において検出した不具合情報に基づいて判定する。
そして、ステップ35(ST35)において、認識機種が2回目以降電話帳読出し異常機種である場合には、ステップ36(ST36)に進み、2回目以降電話帳読出し異常機種でない場合には、ステップ37(ST37)に進む。
次いで、ステップ36(ST36)においては、制御部12により、2回目以降電話帳読出し異常機種フラグを1にセットして処理を終了する。
一方、ステップ37(ST37)においては、制御部12により、2回目以降電話帳読出し異常機種フラグを0にリセットして処理を終了する。
次に、ハンズフリー装置1は、第3の動作として、第3の不具合を是正するための不具合是正処理を含む図7に示す本処理を行う。
すなわち、図7のステップ41(ST41)に示すように、制御部12により、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9から電話帳データを読出す電話帳データ転送処理を開始した後に、ステップ41(ST41)に続くステップ42(ST42)において、制御部12により、当該携帯電話9から受信した受信コードが、電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係であることの是非を判定する。
この判定は、例えば、制御部12に、予め、電話帳データのデータ転送シーケンスに関係する一切の受信コードを機種ごとに認識させておき、携帯電話9からの電話帳データの読出しの際に受信した受信コードが、その携帯電話9(機種)に対応する電話帳データのデータ転送シーケンスに関係する受信コードとして制御部12に認識されているか否かを判定することによって行うようにしてもよい。
そして、ステップ42(ST42)における判定の結果、受信コードが電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係である場合には、ステップ43(ST43)に進み、関係がある場合には、ステップ46(ST46)に進む。
次いで、ステップ43(ST43)において、制御部12により、ステップ42(ST42)においてデータ転送シーケンスに無関係であると判定された受信コードが、予め調査済みの異常コードであるか否かを判定し、予め調査済みの異常コードである場合には、ステップ44(ST44)に進み、そうでない場合には、ステップ47(ST47)に進む。
次いで、ステップ44(ST44)において、制御部12により、2回目以降電話帳読出し異常機種フラグが1にセットされているか否かを判定し、2回目以降電話帳読出し異常機種が1の場合には、ステップ45(ST45)に進み、0の場合には、ステップ47(ST47)に進む。
次いで、ステップ45(ST45)において、制御部12により、データベース16内の認識機種に対応する不具合是正処理プログラムを取得して実行することによって、第3の不具合を是正するための不具合是正処理を行う。
すなわち、まず、ステップ45(ST45)において、予め調査済みの異常コードである受信コードを破棄し、次いで、ステップ46(ST46)において、電話帳データ転送処理を継続して処理を終了する。
一方、ステップ47(ST47)においては、制御部12により、電話帳データ転送処理を中断して処理を終了する。
このような第3の動作により、認識機種に依存する第3の不具合を有効に是正することができる。
また、制御部12が、自らが設定した電話帳読出し異常機種フラグに基づいて、不具合是正処理の要否を簡便に判定することができるため、第3の不具合を迅速に是正することができる。
さらに、電話帳データの転送シーケンスに無関係な情報(受信コード)が、予め調査済みの異常コードである場合にのみ、受信コードの破棄をともなう電話帳データ転送処理を継続する処理(不具合是正処理)を行い、一方、当該無関係な情報が予め調査済みの異常コードでない場合には、電話帳データ転送処理を中断することにより、当該無関係な情報の正体が不明な場合に電話帳データ転送処理が継続されてしまうことによる危険性を回避することができる。なお、この危険性としては、例えば、当該無関係な情報が、未調査の異常コードであることによって、これを適正に破棄することができない結果、読出し後の電話帳データに不具合を生じさせること等を挙げることができる。
以上述べたように、本実施形態におけるハンズフリー装置1によれば、制御部12が行う認識機種に特化した不具合是正処理により、認識機種に依存する不具合を有効に是正することができる結果、機種依存制約事項を有効に解消することができ、かつ、1つの機種に対応する機種依存制約事項の解消によって他の機種の動作に悪影響を与えないようにすることができ、あわせて、ユーザの負担を軽減することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、本発明は、前述した第1〜第3の不具合以外の認識機種に依存する不具合を是正する不具合是正処理にも有効に適用することができるものである。
また、本発明は、1つの機種が複数の不具合を併有する場合にも、有効に適用することができるものである。
さらに、これにともない、ハンズフリーユニット2に接続された携帯電話9が複数の不具合を併有する場合に、これら複数の不具合を是正する不具合是正処理を同時進行で行うようにしてもよいことは勿論である。
1 ハンズフリー装置
2 ハンズフリーユニット
12 制御部
14 記憶部
2 ハンズフリーユニット
12 制御部
14 記憶部
Claims (17)
- 電話機が接続可能とされ、
接続された電話機を通じて相手先から受信した音声を出力する音声出力手段と、
接続された電話機を通じて相手先に送信する音声を入力する音声入力手段と
を備え、前記接続された電話機を通じて相手先との間でのハンズフリー通話を行うハンズフリー装置であって、
前記電話機が接続された際に、この接続された電話機の機種名を認識する機種名認識手段と、
この機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する少なくとも1つの不具合が存在する場合に、その不具合を是正するための不具合是正処理を行う不具合是正処理手段と
を備えたことを特徴とするハンズフリー装置。 - 前記接続された電話機から電話帳データを読出した後に、前記電話機に対して再起動コマンドを送信し、この再起動コマンドによって前記電話機が再起動された後に、前記電話機に対して前記再起動コマンドの次のコマンドを送信するように形成され、
前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合には、前記機種名認識手段が認識した機種名の電話機を用いる場合に、この電話機が前記再起動の処理中に前記再起動コマンドの次のコマンドを受信してしまうことに起因して、前記電話帳データの読出し後における発信および着信の少なくとも一方を適切に行うことができないといった不具合が含まれており、
このような不具合を有する前記機種名認識手段が認識した機種名の電話機を用いる場合に、前記不具合是正手段は、前記不具合是正処理として、当該電話機に対する前記再起動コマンドの送信を行った後に、少なくとも、基準再起動処理時間よりも長い当該電話機の再起動処理時間の経過を待って、当該電話機に対する前記再起動コマンドの次のコマンドの送信を行うように形成されていること
を特徴とする請求項1に記載のハンズフリー装置。 - 所定のデータ通信用デバイスドライバを設定し、この設定したデータ通信用デバイスドライバを用いることによって前記接続された電話機との間でのデータ通信が可能に形成され、
前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合には、前記機種名認識手段が認識した機種名の電話機を用いる場合に、現在設定されているデータ通信用デバイスドライバでは、前記機種名認識手段が認識した機種名の電話機との間でのデータ通信を行うことができないといった不具合が含まれており、
このような不具合を有する前記機種名認識手段が認識した機種名の電話機を用いる場合に、前記不具合是正手段は、前記不具合是正処理として、前記現在設定されているデータ通信用デバイスドライバから、当該電話機に適合するデータ通信用デバイスドライバへと設定を変更する処理を行うように形成されていること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のハンズフリー装置。 - 前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合には、前記機種名認識手段が認識した機種名の電話機を用いる場合に、この電話機から第1回目の電話帳データの読出しまたはその中断を行った後に、当該電話機から第2回目以降の電話帳データの読出しを行う際に、当該電話機から、前記電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が送られることに起因して、前記第2回目以降の電話帳データの読出しを行うことができないといった不具合が含まれており、
このような不具合を有する前記機種名認識手段が認識した機種名の電話機を用いる場合に、前記不具合是正手段は、前記不具合是正処理として、当該電話機からの前記第2回目以降の電話帳データの読出しの際に、前記電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が送られた場合に、この電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報を破棄して前記電話帳データの読出しを行うように形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のハンズフリー装置。 - 前記不具合是正処理手段は、前記第2回目以降の電話帳データの読出しの際に送られた前記電話帳データのデータ転送シーケンスに無関係な情報が、予め調査済みの異常コードである場合に、この無関係な情報を破棄して前記電話帳データの読出しを行うように形成されていること
を特徴とする請求項4に記載のハンズフリー装置。 - 電話機の機種に依存する不具合についての情報が、電話機の機種名と対応した状態で記憶されている不具合情報データベースを備え、
前記不具合是正処理手段が、前記不具合情報データベースから前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報を取得し、この取得した不具合についての情報に基づいて、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する前記不具合是正処理を行うことが可能に形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のハンズフリー装置。 - 前記不具合是正処理手段は、電話機の機種に依存する不具合についての情報を保有する情報センタへの問い合わせによって、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報を取得し、この取得した不具合についての情報に基づいて、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する前記不具合是正処理を行うことが可能に形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のハンズフリー装置。 - 前記不具合是正処理手段は、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報が前記不具合情報データベース内に存在しない場合に、当該不具合についての情報を取得するための前記情報センタへの問い合わせを行うように形成されていること
を特徴とする請求項7に記載のハンズフリー装置。 - 前記不具合是正処理手段によって前記情報センタから取得された前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合についての情報を、前記不具合情報データベース内に記憶させることが可能に形成されていること
を特徴とする請求項8に記載のハンズフリー装置。 - 電話機の機種に依存する不具合を是正する不具合是正処理を実行するためのプログラムが、電話機の機種名と対応した状態で記憶されているプログラムデータベースを備え、
前記不具合是正処理手段が、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する前記不具合是正処理を、前記プログラムデータベース内の対応するプログラムを用いて実行することが可能に形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のハンズフリー装置。 - 前記不具合是正処理手段が、電話機の機種に依存する不具合を是正する不具合是正処理を実行するためのプログラムを保有する情報センタへの問い合わせによって、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する前記不具合是正処理を実行するためのプログラムを取得し、この取得したプログラムを用いて前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する前記不具合是正処理を実行することが可能に形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載のハンズフリー装置。 - 前記不具合是正処理手段が、前記プログラムデータベース内に、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に対応する前記不具合是正処理を実行するためのプログラムが存在しない場合に、当該プログラムを取得するための前記情報センタへの問い合わせを行うように形成されていること
を特徴とする請求項11に記載のハンズフリー装置。 - 前記不具合是正処理手段によって前記情報センタから取得された前記プログラムを前記プログラムデータベース内に記憶させることが可能に形成されていること
を特徴とする請求項12に記載のハンズフリー装置。 - 前記不具合是正処理手段は、前記機種名認識手段が認識した機種名の機種に依存する不具合の有無を判別するためのフラグを設定し、この設定したフラグに基づいて、前記不具合是正処理の実行の要否を判定するように形成されていること
を特徴とする請求項1、請求項2および請求項4乃至請求項13のいずれか1項に記載のハンズフリー装置。 - 前記不具合情報データベースと前記プログラムデータベースとが、前記電話機の機種名と、前記電話機の機種に依存する不具合についての情報と、前記電話機の機種に依存する不具合を是正する不具合是正処理を実行するためのプログラムとの間に互いに対応関係を持たせた一体的なデータベースに形成されていること
を特徴とする請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載のハンズフリー装置。 - 前記機種名認識手段は、前記接続された電話機に対して機種名を問い合わせるコマンドを発行することによって当該電話機から機種名を示す情報を取得することにより、前記接続された電話機の機種名を認識することが可能に形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載のハンズフリー装置。 - 自動車に搭載され、かつ、前記電話機として携帯電話が接続可能に形成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載のハンズフリー装置。
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