JP2006186642A - 車載ハンズフリー装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】対応可能な携帯電話機の機種を増加させて、共通仕様に準拠しない携帯電話機が接続された場合であっても、ハンズフリー通話を行うことができるようにする。
【解決手段】複数の携帯電話機種に対応した複数の制御プログラムを制御部17のROMに格納しておくとともに、接続される携帯電話機50の機種を判別して、これら複数の制御プログラムのうちで、接続される携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムを制御部17が選択的に実行し、当該制御プログラムに基づいて制御対象の動作を制御するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車内に持ち込まれた携帯電話機と接続され、受話器を持たない状態での通話を可能にする車載ハンズフリー装置及びその制御方法に関する。
従来から、車内に持ち込まれた携帯電話機と接続されることで動作し、車両に設置されたマイクやスピーカ、ディスプレイなどを用いて携帯電話機による通話を代替することで、受話器を持たない状態での通話(ハンズフリー通話)を可能にする車載ハンズフリー装置が提案され、実用化されている。
このような車載ハンズフリー装置では、携帯電話機との間での接続処理が完了すると、制御装置が予め内部メモリなどに格納している制御プログラムを実行して各部の動作を制御することで、携帯電話機との連係動作を実現している。ここで、車載ハンズフリー装置側で実行される制御プログラムは、通常、共通仕様の携帯電話機に対応したものとなっており、このため車載ハンズフリー装置に接続して使用できる携帯電話機がある程度限定されているのが現状である(例えば、非特許文献1等を参照。)。
「ELGRAND新型車解説書」,日産自動車株式会社,平成14年5月,p.F−230〜231
しかしながら、携帯電話機の中には以上のような共通仕様に準拠しない機種も存在する。したがって、ユーザが共通仕様に準拠しない携帯電話機を車内に持ち込んだ場合には、車載ハンズフリー装置を用いたハンズフリー通話が行えず、ユーザに不満を抱かせる要因となる。
本発明は、以上のような実情に鑑みて創案されたものであって、対応可能な携帯電話機の機種を増加させて、共通仕様に準拠しない携帯電話機が接続された場合であっても、ハンズフリー通話を行うことができる車載ハンズフリー装置及びその制御方法を提供することを目的としている。
本発明では、前記目的を達成するために、接続される携帯電話機の機種を判別して、記憶部に格納されている複数の制御プログラムのうち、判別した携帯電話機の機種に対応した制御プログラムを選択して、当該制御プログラムに基づいて制御対象の動作を制御するようにしている。このように、本発明では、複数の制御プログラムを予め準備しておくことによって、対応可能な携帯電話機の機種を格段に増加させることが可能となり、携帯電話機の機種に対応した制御プログラムを選択的に実行することによって、接続される携帯電話機との間で適切な連係動作を行うことが可能となる。
本発明によれば、ユーザが共通仕様に準拠しない携帯電話機を車内に持ち込んだ場合であっても、当該携帯電話機の機種を判別してこれに対応した制御プログラムを実行することで、当該携帯電話機との間で適切な連係動作を行って、ハンズフリー通話を行うことが可能となる。
以下、本発明を適用した車載ハンズフリー装置の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明を適用した第1の実施形態の車載ハンズフリー装置について説明する。
本実施形態の車載ハンズフリー装置は、図1に示すように、車内に持ち込まれた携帯電話機50と所定の有線ケーブルCBを介して接続され、受話器を持たない状態でのハンズフリー通話を可能にするものであり、有線ケーブルCBを介して音声信号を入出力する入出力回路11と、この入出力回路11に入力された通話相手の音声信号を復号するとともに後述するマイク13から入力されたユーザの音声信号を符号化する音声コーデック12と、ユーザの音声を入力するマイク13と、このマイク13を介して入力された音声の音量を調整するためのアンプ14と、音声コーデック12によって復号された通話相手の音声の音量を調整するためのアンプ15と、このアンプ15によって増幅又は減衰された音声を出力するスピーカ16と、当該車載ハンズフリー装置における各部の動作を統括的に制御する制御部17とを備える。制御部17は、例えば、CPUやROM、RAM、周辺回路などがバスを介して相互に接続されたマイクロコンピュータとして構成されている。
このような車載ハンズフリー装置では、有線ケーブルCBで接続された携帯電話機50に着信があったときや、運転者により例えばステアリングホイール等に設けられた操作スイッチ18のうちで通話開始を指示するフォンスイッチが押下されたときに、制御部17による制御のもとで、ハンズフリー通話が開始される。具体的には、制御部17は、ハンズフリー通話の開始を判断すると、内部のROMに格納されている制御プログラムを実行することで、有線ケーブルCBを介して接続された携帯電話機50との連係動作、入出力回路11や音声コーデック12の制御、アンプ14,15のゲイン調整などを行い、携帯電話機50による通話をマイク13やスピーカ14を用いて代替するハンズフリー通話を実現させる。このとき、特に本発明を適用した車載ハンズフリー装置では、制御部17の内部ROMに複数の携帯電話機種に対応した複数の制御プログラムが格納されており、制御部17は携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムを実行するようにしているが、これについては詳細を後述する。
また、本実施形態の車載ハンズフリー装置では、上述した入出力回路11及び有線ケーブルCBを介した有線接続による通話経路の他に、ブルートゥース通信回路19を介して携帯電話機50との間でいわゆるブルートゥース(Bluetooth(登録商標))に準拠した近距離無線通信を行う経路を備える。そして、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、制御部17が、ブルートゥース通信回路19を介して、携帯電話機50の機種を特定するための機種特定情報を当該携帯電話機50から取得するようにしている。このような機種特定情報としては、例えば、ブルートゥース通信回路19を介して受信されるデバイスアドレス情報を用いることができる。
さらに、本実施形態の車載ハンズフリー装置では、制御部17による制御のもとで、例えば液晶表示器などのディスプレイ装置20に各種の情報を表示させるようにしている。このディスプレイ装置20としては、例えば、車載ナビゲーション装置で用いられているディスプレイ装置を利用することができる。
以上のような本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、複数の携帯電話機種に対応した複数の制御プログラムが制御部17内部のROMに格納されている。そして、携帯電話機50が車内に持ち込まれて、携帯電話機50のデバイスアドレス情報等の機種特定情報がブルートゥース通信回路19を介して取得されると、制御部17がこの機種特定情報に基づいて車内に持ち込まれた携帯電話機50の機種を判別し、メモリ21などに予め記憶された携帯電話機種と制御プログラムとを対応付けた対応テーブルに基づいて、ROMに格納されている複数の制御プログラムのうち、携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムを選択する。そして、制御部17が選択した制御プログラムを実行することで、制御対象、すなわち、入出力回路11や音声コーデック12、アンプ14,15などの動作を制御する。
また、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、制御部17が、車内に持ち込まれた携帯電話機50の機種を判別した結果、この携帯電話機50が当該車載ハンズフリー装置で対応可能な対応機種でないと判定した場合、すなわち、車内に持ち込まれた携帯電話機50に対応する制御プログラムがROMに格納されていない場合には、スピーカ16やディスプレイ装置20を報知手段として用いて、携帯電話機50側の制御プログラムの変更をユーザに促すための報知、或いは使用する携帯電話機50を当該車載ハンズフリー装置の対応機種へと変更することを促す報知を行わせるようにしている。本実施形態の車載ハンズフリー装置では、上述したように、複数の携帯電話機種に対応した複数の制御プログラムを制御部17のROMに格納しておくことで、対応可能な携帯電話機の機種を格段に増加させることが可能となっているが、全ての携帯電話機種に対応させることは実質的に困難である。そこで、ユーザがこのような対応機種以外の携帯電話機を利用してハンズフリー通話を行おうとしている場合には、携帯電話機側での制御プログラムの変更や携帯電話機自体の変更を促すことで、ハンズフリー通話を行えるようにするための指針をユーザに与えるようにしている。
図2は、本実施形態の車載ハンズフリー装置において、車内に携帯電話機50が持ち込まれたときに、制御部17による制御のもとで実施される初期動作の手順を表すシーケンス図である。本実施形態の車載ハンズフリー装置では、この初期動作によって携帯電話機50とのペアリングが完了した後に、携帯電話機50との連係動作によるハンズフリー通話が可能となる。
本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、携帯電話機50が車内に持ち込まれ、ハンズフリー通話を行うための所定の設置場所に設置されると、まず、ステップS1において、制御部17による制御のもとで、携帯電話機50とのペアリング接続シーケンスが開始される。具体的には、制御部17による制御のもとで、入出力回路11及び有線ケーブルCBを介して携帯電話機50との間で有線接続を行うための所定のプロトコルに従ったリクエスト及びレスポンスの授受が行われ、当該携帯電話機50との間での通信路の確立が試行される。また、制御部17による制御のもとで、ブルートゥース通信回路19を介して、携帯電話機50に対して当該携帯電話機50の機種を特定するための機種特定情報のリクエストが送信されるとともに、このリクエストに対するレスポンスとして、携帯電話機50からデバイスアドレス情報等の機種特定情報が受信される。
次に、ステップS2において、ブルートゥース通信回路19を介して取得された機種特定情報に基づいて、制御部17により、車内に持ち込まれた携帯電話機50の機種が判別される。そして、携帯電話機50の機種が判別されると、ステップS3において、制御部17により、メモリ21などに予め記憶された対応テーブルが参照され、携帯電話機50が当該対応テーブルに記述された対応機種であるか否か、換言すれば、携帯電話機50に対応する制御プログラムがROMに格納されているか否かが判定される。
ここで、携帯電話機50が対応機種であると判定された場合には、ステップS4へと処理を移行し、制御部17のROMに格納されている複数の制御プログラムのうちで、携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムが選択され、この選択された制御プログラムがROMから読み出される。そして、ステップS5において、制御部17により、ROMから読み出した制御プログラムが実行され、制御対象としての音声コーデック12やアンプ14,15の動作等が制御される。すなわち、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、複数の制御プログラムの中から選択的に読み出した制御プログラムに基づいて、携帯電話機50に対応した最適な音声コーデック12による符号化処理及び復号処理を行うとともに、当該携帯電話機50に対応した最適な音量レベルでの通話を行うべく、アンプ14,15のゲインを調整するようにしている。
一方、ステップS3での判定の結果、携帯電話機50が対応機種でないと判定された場合には、ステップS6へと処理を移行し、制御部17による制御のもとで、携帯電話機50側の制御プログラムの変更をユーザに促すための報知が行われる。具体的には、制御部17による制御のもとで、ユーザが車内に持ち込んだ携帯電話機50が当該車載ハンズフリー装置の対応機種ではない旨を知らせるとともに携帯電話機50側の制御プログラムの変更が必要であることを知らせるための所定のメッセージをディスプレイ装置21に表示させたり、スピーカ16から音声出力させたりすることで、当該報知を行う。また、ユーザへの報知としては、携帯電話機50側で実行される制御プログラムの変更をユーザに促すための報知ではなく、携帯電話機50そのものを対応機種へと変更することをユーザに促すための報知を行うようにしてもよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、複数の携帯電話機種に対応した複数の制御プログラムを制御部17のROMに格納しておくとともに、接続される携帯電話機50の機種を判別して、これら複数の制御プログラムのうちで、接続される携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムを選択して、当該制御プログラムに基づいて制御対象の動作を制御するようにしている。したがって、この車載ハンズフリー装置では、単一の制御プログラムに基づいて制御対象の動作制御を行う従来のものと比較して、対応可能な携帯電話機50の機種を格段に増加させることが可能となり、携帯電話機50が共通仕様に準拠しないものであったとしても、この携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムを選択的に実行することによって、携帯電話機50との間で適切な連係動作を行ってハンズフリー通話を実現することが可能となる。
また、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、ブルートゥース通信回路19により携帯電話機50から取得したデバイスアドレス情報に基づいて、当該携帯電話機50の機種を判別することができることから、極めて容易に機種の特定を行うことができる。すなわち、ブルートゥースに準拠した近距離無線通信を利用して携帯電話機50と車載ハンズフリー装置との間でペアリングを行う場合、携帯電話機50から車載ハンズフリー装置側へとデバイスアドレス情報が送信されるが、このデバイスアドレス情報を携帯電話機50の機種と予め関連付けておくようにすれば、このデバイスアドレス情報の受信によって車載ハンズフリー装置側で携帯電話機50の機種を一意に特定することができ、車載ハンズフリー装置側に携帯電話機50の機種を判別するための特別な手段を別途設ける必要がない。
さらに、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、制御部17による制御のもとで、接続された携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムに基づいて、通話音量レベルを制御することができることから、携帯電話機50の機種を変更した場合であっても、ユーザの使い勝手を損ねることがない。
さらにまた、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、接続された携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムがメモリ19に格納されていない場合には、制御部17による制御のもとで、携帯電話機50側の制御プログラムの変更や当該携帯電話機50の機種変更をユーザに促すための報知を行うようにしているので、ハンズフリー通話を行えるようにするための指針をユーザに与えて、ユーザに適切な処置を行わせることが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を適用した第2の実施形態の車載ハンズフリー装置について説明する。この車載ハンズフリー装置は、上述した第1の実施形態の車載ハンズフリー装置のように有線接続による通話経路ではなく、無線接続による通話経路を形成したものである。なお、本実施形態の車載ハンズフリー装置におけるその他の構成は上述した第1の実施形態と同様であるので、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略し、以下、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
本実施形態の車載ハンズフリー装置では、図3に示すように、ユーザ及び通話相手の音声信号についてもブルートゥース通信回路20を介して携帯電話機50との間で送受信することにより、無線接続による通話経路を形成してハンズフリー通話を実現するようにしている。このような車載ハンズフリー装置においては、先に図2に示した手順と同様の手順に従って初期動作を行い、携帯電話機50とのペアリングが完了した後に、携帯電話機50との連係動作によるハンズフリー通話が可能となる。
すなわち、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、ペアリング接続シーケンスとして、制御部17による制御のもとで、ブルートゥース通信回路20を介して携帯電話機50と無線接続を行うための所定のプロトコルに従ったリクエスト及びレスポンスの授受を行って当該携帯電話機50との間で無線による通信路の確立を試み、無線による通信路を確立すると、携帯電話機50に対して機種特定情報のリクエストを送信するとともに、このリクエストに対するレスポンスとして、デバイスアドレス情報等の機種特定情報を受信する。
そして、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、制御部17による制御のもとで、図2中ステップS2乃至ステップS5と同様の処理が行われ、携帯電話機50が対応機種である場合には、ROMに格納されている複数の制御プログラムのうちで、携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムが選択的に実行され、制御対象としての音声コーデック12やアンプ14,15等の動作が制御される。一方、携帯電話機50が対応機種でない場合には、図2中ステップS6と同様の処理が行われ、制御部17による制御のもとで、携帯電話機50側の制御プログラムの変更や当該携帯電話機50の機種変更をユーザに促すための報知が行われる。
以上詳細に説明したように、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、制御部17による制御のもとで、ブルートゥース通信回路20を介した無線接続により、携帯電話機50を代替する通話と携帯電話機50からの機種特定情報の取得との双方を行うことができるので、携帯電話機50と車載ハンズフリー装置とを有線ケーブルを用いて接続する手間を省くことができ、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を適用した第3の実施形態の車載ハンズフリー装置について説明する。この車載ハンズフリー装置は、上述した第2の実施形態の車載ハンズフリー装置のように無線接続による通話経路ではなく、上述した第1の実施形態と同様の有線接続による通話経路を形成するとともに、携帯電話機50から機種特定情報を取得する機種特定情報取得経路としても、有線接続による経路を形成したものである。なお、本実施形態の車載ハンズフリー装置におけるその他の構成は上述した第1の実施形態や第2の実施形態と同様であるので、第1の実施形態や第2の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略し、以下、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
本実施形態の車載ハンズフリー装置では、図4に示すように、ユーザ及び通話相手の音声信号について、入出力回路11及び有線ケーブルCBを介して携帯電話機50との間で送受信することにより、有線接続による通話経路を形成してハンズフリー通話を実現するようにしている。また、本実施形態の車載ハンズフリー装置では、携帯電話機50の機種を特定するための機種特定情報についても有線ケーブルCB及び入出力回路11を介して携帯電話機50から取得するようにしている。このような車載ハンズフリー装置においては、先に図2に示した手順と同様の手順に従って初期動作を行い、携帯電話機50とのペアリングが完了した後に、携帯電話機50との連係動作によるハンズフリー通話が可能となる。
すなわち、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、ペアリング接続シーケンスとして、制御部17による制御のもとで、入出力回路11及び有線ケーブルCBを介して携帯電話機50と有線接続を行うための所定のプロトコルに従ったリクエスト及びレスポンスの授受を行って当該携帯電話機50との間で有線による通信路の確立を試み、有線による通信路を確立すると、携帯電話機50に対して機種特定情報のリクエストを送信するとともに、このリクエストに対するレスポンスとして、機種特定情報を受信する。
そして、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、制御部17による制御のもとで、図2中ステップS2乃至ステップS5と同様の処理が行われ、携帯電話機50が対応機種である場合には、ROMに格納されている複数の制御プログラムのうちで、携帯電話機50の機種に対応した制御プログラムが選択的に実行され、制御対象としての音声コーデック12やアンプ14,15等の動作が制御される。一方、携帯電話機50が対応機種でない場合には、図2中ステップS6と同様の処理が行われ、制御部17による制御のもとで、携帯電話機50側の制御プログラムの変更や当該携帯電話機50の機種変更をユーザに促すための報知が行われる。
以上詳細に説明したように、本実施形態の車載ハンズフリー装置においては、制御部17による制御のもとで、入出力回路11及び有線ケーブルCBを介した有線接続により、携帯電話機50を代替する通話と携帯電話機50からの機種特定情報の取得との双方を行うことができるので、無線通信手段を備えていない携帯電話機50であっても、当該携帯電話機50に対応した適切な制御プログラムを選択的に実行して、ハンズフリー通話を適切に行うことができる。
なお、以上説明した各実施形態の車載ハンズフリー装置は本発明の一適用例であり、本発明が以上の例に限定されるものではなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば具体的なハードウェア構成などにおいて種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上述した各実施形態では、複数の携帯電話機種に対応した複数の制御プログラムを制御部17内部のROMに格納しておくようにしているが、制御部17の外部に設けたメモリ21等の記憶手段に格納させておくようにしてもよく、また、これら制御プログラムについては、必要に応じて適宜更新、追加、削除するようにしてもよい。
また、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、携帯電話機と車載ハンズフリー装置との間で行う無線通信として、ブルートゥースに準拠した近距離無線通信を行うものとして説明したが、本発明は、以上の例に限らず任意の無線通信技術を適用することが可能である。
本発明を適用した第1の実施形態の車載ハンズフリー装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明を適用した車載ハンズフリー装置において、車内に携帯電話機が持ち込まれたときに制御部による制御のもとで実施される初期動作の手順を表すシーケンス図である。 本発明を適用した第2の実施形態の車載ハンズフリー装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明を適用した第3の実施形態の車載ハンズフリー装置の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 入出力回路
12 音声コーデック
13 マイク
14,15 アンプ
16 スピーカ
17 制御部
18 操作スイッチ
19 ブルートゥース通信回路
20 ディスプレイ装置
21 メモリ
CB 有線ケーブル

Claims (6)

  1. 車内に持ち込まれた携帯電話機と接続され、受話器を持たない状態での通話を可能にする車載ハンズフリー装置において、
    接続される前記携帯電話機の機種を判別する機種判別手段と、
    記憶部に格納されている複数の制御プログラムのうち、前記機種判別手段で判別された前記携帯電話機の機種に対応した制御プログラムを選択して、当該制御プログラムに基づいて制御対象の動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする車載ハンズフリー装置。
  2. 接続される前記携帯電話機との間で近距離無線通信により情報を取得する通信手段をさらに備え、
    前記機種判別手段は、前記通信手段により前記携帯電話機から取得した情報に基づいて、当該携帯電話機の機種を判別することを特徴とする請求項1に記載の車載ハンズフリー装置。
  3. 前記制御手段は、前記機種判別手段で判別された機種に対応した制御プログラムに基づいて、通話音量レベルを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載ハンズフリー装置。
  4. 前記機種判別手段で判別された機種に対応した制御プログラムが前記記憶部に格納されていない場合に、前記携帯電話機側で実行される制御プログラムの変更をユーザに促すための報知を行う報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車載ハンズフリー装置。
  5. 前記機種判別手段で判別された機種に対応した制御プログラムが前記記憶部に格納されていない場合に、前記携帯電話機を前記記憶部に格納されている制御プログラムに対応した機種へと変更することをユーザに促すための報知を行う報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車載ハンズフリー装置。
  6. 車内に持ち込まれた携帯電話機と接続され、受話器を持たない状態での通話を可能にする車載ハンズフリー装置の制御方法であって、
    接続される前記携帯電話機の機種を判別して、記憶部に格納されている複数の制御プログラムのうち、判別した前記携帯電話機の機種に対応した制御プログラムを選択して、当該制御プログラムに基づいて制御対象の動作を制御することを特徴とする車載ハンズフリー装置の制御方法。
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