JP2007074251A - 通信端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の動作がされなかったときに装置の設定情報の変更に起因するかどうかの確認、判断ができ、確認後は、現在有効な設定情報に復帰できる通信端末装置を提供する。
【解決手段】設定情報初期化スイッチ1cと、設定情報復帰スイッチ1dと、この設定情報初期化スイッチ1cが操作されたときに、機能選択、画質、濃度などユーザ側で設定変更可能とされた現在有効な標準設定情報を、設定値退避データエリア4bに一時的に退避させた後、それらの設定情報を工場出荷時の初期値に書き換える設定情報初期化手段2と、設定情報復帰スイッチ1dが操作されたときには、設定値退避データエリア4bに退避した設定情報を読み出し、現在有効な標準設定情報として書き換えて復帰させる設定情報復帰手段3とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】設定情報初期化スイッチ1cと、設定情報復帰スイッチ1dと、この設定情報初期化スイッチ1cが操作されたときに、機能選択、画質、濃度などユーザ側で設定変更可能とされた現在有効な標準設定情報を、設定値退避データエリア4bに一時的に退避させた後、それらの設定情報を工場出荷時の初期値に書き換える設定情報初期化手段2と、設定情報復帰スイッチ1dが操作されたときには、設定値退避データエリア4bに退避した設定情報を読み出し、現在有効な標準設定情報として書き換えて復帰させる設定情報復帰手段3とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ファクシミリ装置、複写機、プリンタ、複合機など、ユーザの使用目的に応じて、ユーザ側で設定情報を標準値に変更して使用される通信端末装置の改良に関するものである。
従来、ファクシミリ装置などの通信端末装置では、ユーザ側の使用目的に応じた動作をさせるため、種々の設定情報がユーザ側で変更設定ができるようになっている。例えば、複合機などでは、ファクシミリ装置、コピー装置、プリンタ装置、スキャナ装置などの機能選択の他、原稿の画質、濃度などの画像情報に関する設定や、リダイヤル回数、呼出ベル回数など多数あり、設定変更の頻度や設定変更操作方法も種々異なっている。
これらの装置設定は工場出荷時には、あらかじめ定められている初期値が設定されているが、利用者がその設定初期値を変更設定して、現在有効な標準値として記憶させておき、スイッチ操作やジョブ実行後のタイマー処理などで標準設定情報に復帰設定できるようにした装置が知られている。
すなわち、通常は標準設定となっているため、利用者は設定変更したいもののみを変更するだけで、所望のジョブを実行することができ、またジョブ実行後も、上記スイッチやタイマーによって簡単に標準設定情報に戻すことができる。
次の特許文献には、複写モードを設定したのち、所定時間が経過すれば複写モードがリセットされる画像形成装置が記載されている。
特開平6−175444号公報
ところで、従来の通信端末装置では、ジョブを実行した際に動作が所望のものと異なっている場合には、設定リストを出力して装置設定の内容を確認できるようになっている。つまり、その内容を見れば、現状の標準設定が適切であるか否かを確認でき、リストを見ながら所望のものに設定変更することができる。
ところが、上記のように近年の装置は設定情報の種類が多数あり、何が正しく、何が誤っているのかを確認することは、決して容易ではない。また、多数の人が利用する職場などでは、知らないうちに標準設定が変えられてしまうこともあるため、標準設定情報そのものが予想していた内容でないこともあり、そのような場合には、標準設定されているうち、どの設定が不適切であるのかを判断することはきわめて困難である。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、所望の動作がされなかったときに装置の標準設定情報の変更に起因するかどうかの確認、判断ができ、確認後は、現在有効な設定情報に復帰できる通信端末装置を提供する。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の通信端末装置は、設定情報初期化スイッチと、設定情報復帰スイッチと、この設定情報初期化スイッチが操作されたときに、機能選択、画質、濃度などユーザ側で設定変更可能とされた現在有効な標準設定情報を、設定値退避データエリアに一時的に退避させた後、それらの設定情報を工場出荷時の初期値に書き換える設定情報初期化手段と、設定情報復帰スイッチが操作されたときには、設定値退避データエリアに退避した設定情報を読み出し、現在有効な標準設定情報として書き換えて復帰させる設定情報復帰手段とを備えている。
請求項2では、設定情報復帰手段は、設定情報初期化スイッチの操作によって、工場出荷時の初期値に戻した設定情報を、あらかじめ定められたグループ単位で、現在有効な標準設定情報として復帰できる構成にしている。
請求項3では、設定情報復帰スイッチは、設定情報初期化スイッチの再操作によって機能する構成にしている。
請求項4では、設定情報復帰手段は、設定情報初期化スイッチの操作後、所定時間経過したときには、一時退避した設定情報を読み出して、現在有効な標準設定情報として書き換え設定する構成にしている。
請求項1〜4に記載の通信端末装置によれば、設定情報初期化スイッチが操作されたときに、現在有効な標準設定情報を設定値退避データエリアに一時退避させてから工場出荷時の初期値に書き換える一方、設定情報復帰スイッチが操作されたときには、設定値退避データエリアに退避した設定内容を標準設定情報として復帰させるようにしているため、ファクシミリ送信などのジョブ実行時に所望の動作が実行されなかった場合、まず設定情報初期化スイッチで初期状態に戻したうえで、少しずつ設定を戻してゆき、そのつどテストジョブなどを実行すれば、いずれの装置設定が適切でないかを判断することができる。
請求項2に記載の通信端末装置によれば、あらかじめ定められたグループ単位で復帰することができるため、段階的にテストをして、迅速に設定の不備を見つけ出すことができる。
請求項3に記載の通信端末装置によれば、初期化スイッチの再操作により復帰できるので、操作が容易である。
請求項4に記載の通信端末装置によれば、初期化スイッチを操作してから所定時間後に標準設定情報が自動復帰されるので、元の設定に戻すのに操作が不要で、復帰操作忘れによる設定情報の復帰もれが防止できる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の通信端末装置の要部構成を示すブロック図である。本実施例では、通信端末装置としてファクシミリ装置を例示する。
本ファクシミリ装置10は、MPU、通信手段、原稿読取部、ROM、表示部、印字部(以上、不図示)などと、さらに、送信ジョブの実行操作や種々の装置設定操作を可能とした操作部1、MPUやプログラムなどで構成された設定情報初期化手段2、設定情報復帰手段3、種々のデータを記憶するためのRAM等で構成された記憶部4、タイマー5を備えている。
本装置10は、ファクシミリ受信、送信のファクシミリ基本機能を備えており、さらに、これらの基本機能は、装置設定を変更することにより種々の態様で実行できるように構成されている。装置の設定としては例えば、ダイヤル種別設定(プッシュ、ダイヤル10、ダイヤル20の選択)、発信元名設定(複数種の発信元名のうち1つを選択)、ナンバーディスプレイ設定(オン/オフ選択)、送信画像の画質設定(標準、高画質、超高画質、写真の選択)、濃度設定(薄、やや薄、普通、やや濃、濃の選択)などが挙げられる。これらの装置設定は、工場出荷時には所定の初期値に設定されており、操作部1に設けた複数の装置設定スイッチ1a・・・や操作パネルなどから、利用者が所望の内容に設定、変更できるようになっている。
また、本ファクシミリ装置10では、これらの装置設定を利用者があらかじめ標準値として定義、記憶させることができ、操作部1に設けた標準設定呼出スイッチ1bの操作で、ワンタッチで標準値を呼び出して設定できるようになっている。なお標準値は、装置設定スイッチ1aや操作パネルなどからあらかじめ登録できるようになっている。
また、装置設定の設定内容は、現在有効な標準設定情報として記憶部4の設定値データ4cに記憶されるようになっており、設定リストが要求されると、この設定値データ4cを読み出して出力される。
さらに本発明装置10は、操作部1の設定情報初期化スイッチ1cの操作により装置設定を完全に工場出荷時の状態に初期化することができ、また初期状態にしたのち、設定情報復帰スイッチ1dの操作により標準設定の状態に復帰できることを特徴としている。このように動作させるために、記憶部4には工場出荷時の初期値データ4aがあらかじめ記憶されており、また記憶部4には、初期化操作する前の標準設定状態を一時退避するための設定値退避データエリア4bを備えている。
なお、装置設定は例えばコピー、FAX、プリンタ、スキャナなどの機能ごとにあらかじめグルーピングされており、それらグループに対応して設定情報復帰スイッチ1dは複数の復帰スイッチ1d(#1〜#m)に区分され、設定値退避データエリア4bもそのグループごとに区分されている。グループ区分された設定情報復帰スイッチ1dを順次操作することにより、装置設定を段階的に前の状態に復帰できるようにしている。
以下に、設定初期化および設定復帰の各動作の詳細について説明する。
図2は、本発明装置10の設定情報初期化および設定情報復帰の動作を示したフローチャートである。
設定情報初期化スイッチ1cが操作されると、標準設定情報の内容をグループ単位で設定値退避データエリア4bに退避し、装置設定を初期状態に設定変更し、その内容で記憶部の設定値データ4cを更新し、初期化フラグをセットして、タイマーを起動する(ステップ101〜106)。
設定情報復帰スイッチ1dが操作されると、初期化フラグがオンになっていることを条件に、操作された設定情報復帰スイッチ1dに対応したグループの設定値退避データ4bを読み出して有効な標準設定として復帰させ、その内容で記憶部4の設定値データ4cを更新する(ステップ107〜110)。
設定情報初期化スイッチ1cの操作後、所定時間が経過したとき(タイムアップとなったとき)には、初期化フラグをリセットし、全グループの設定値退避データ4bを読み出して、そのデータを有効な標準設定情報として復帰させ、その内容で記憶部4の設定値データ4cを更新する(ステップ111〜114)。
なお、タイムアップまでに、段階的な復帰(ステップ107〜110)により全グループが標準設定情報に復帰された場合には、タイマーおよび初期化フラグをリセットする。
つまり以上の動作によれば、設定情報初期化スイッチ1c操作により装置設定を初期化できる一方、その後の復帰スイッチ1d操作により、初期化する前の標準設定に段階的に復帰させることができる。
そのため、ファクシミリ送信などのジョブ実行時に所望の動作が実行されなかった場合、まず設定情報初期化スイッチ1cで、工場出荷時の初期状態に戻し、設定情報復帰スイッチ1dを1つずつ操作して段階的に直近の設定に戻してゆき、そのつどテストジョブなどを実行すれば、いずれの装置設定が適切でないかを判断することができる。また、装置設定がグループ区分され、自由にグループを選択して復帰することができるため、疑わしい設定から順にテストすることができる。
このような段階的な設定復帰によるテスト方法によれば、どの段階で所望の動作をしなくなるかが段階的なテストジョブの実行により判別できるため、適切でない設定を、設定リストで確認する必要がなく、容易に見つけ出すことができる。
また、この方法によれば、工場出荷時の初期状態に戻してから順次テストを繰り返すため、標準設定の不備を見つけ出すことができる。特に、複数の利用者によって利用される装置の場合、知らないうちに標準設定が変更されることがあるが、そのような場合に有効である。
なお、本例ではタイマーで全復帰するようにしているが、設定初期化スイッチ1cの再操作により全復帰するようにしてもよい。
図3は、本発明装置の設定情報復帰手段(設定復帰方法)の別例を示した図である。
本実施例では、操作パネルの操作にもとづいて段階的に設定復帰できるようになっている。図示するように、この設定復帰画面Aには標準設定の設定内容が表示され、設定項目の左側には、復帰させる項目を選択できるためのチェックボックスCが表示される。また、全項目の復帰も全復帰用のチェックボックスCで選択できるようになっている。
設定情報初期化スイッチ1c操作をしたのち、操作パネルに設定復帰画面Aを表示すると、全ての装置設定について、初期化スイッチ1c操作前に設定されていた設定内容が表示され、その画面で、チェックボックスCを選択して復帰ボタンBを操作すると、選択されたもののみが初期化前の状態に復帰する。
このような画面による復帰方法によれば、復帰させたい設定が自由に選択できるので、不備な設定をより早く見つけることができる。また、全復帰用のチェックボックスCがあるため、全項目の復帰も簡単にできる。
10 通信端末装置
1 操作部
1c 設定情報初期化スイッチ
1d 設定情報復帰スイッチ
2 設定情報初期化手段
3 設定情報復帰手段
4 記憶部
4a 設定初期値データエリア
4b 設定値退避データエリア
5 タイマー
1 操作部
1c 設定情報初期化スイッチ
1d 設定情報復帰スイッチ
2 設定情報初期化手段
3 設定情報復帰手段
4 記憶部
4a 設定初期値データエリア
4b 設定値退避データエリア
5 タイマー
Claims (4)
- 設定情報初期化スイッチと、設定情報復帰スイッチと、
この設定情報初期化スイッチが操作されたときに、機能選択、画質、濃度などユーザ側で設定変更可能とされた現在有効な標準設定情報を、設定値退避データエリアに一時的に退避させた後、それらの設定情報を工場出荷時の初期値に書き換える設定情報初期化手段と、
上記設定情報復帰スイッチが操作されたときには、上記設定値退避データエリアに退避した設定情報を読み出し、現在有効な標準設定情報として書き換えて復帰させる設定情報復帰手段とを備えている通信端末装置。 - 請求項1において、
上記設定情報復帰手段は、上記設定情報初期化スイッチの操作によって、工場出荷時の初期値に戻した設定情報を、あらかじめ定められたグループ単位で、現在有効な標準設定情報として復帰できる構成にしている通信端末装置。 - 請求項1において、
上記設定情報復帰スイッチは、上記設定情報初期化スイッチの再操作によって機能する構成にしている通信端末装置。 - 請求項1において、
上記設定情報復帰手段は、設定情報初期化スイッチの操作後、所定時間経過したときには、上記一時退避した設定情報を読み出して、現在有効な標準設定情報として書き換え設定する構成にしている通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005258037A JP2007074251A (ja) | 2005-09-06 | 2005-09-06 | 通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005258037A JP2007074251A (ja) | 2005-09-06 | 2005-09-06 | 通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007074251A true JP2007074251A (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=37935338
Family Applications (1)
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JP2005258037A Withdrawn JP2007074251A (ja) | 2005-09-06 | 2005-09-06 | 通信端末装置 |
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JP (1) | JP2007074251A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008114573A1 (ja) | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Toray Industries, Inc. | 成形材料、プリプレグおよび繊維強化複合材料、ならびに繊維強化成形基材の製造方法 |
-
2005
- 2005-09-06 JP JP2005258037A patent/JP2007074251A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008114573A1 (ja) | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Toray Industries, Inc. | 成形材料、プリプレグおよび繊維強化複合材料、ならびに繊維強化成形基材の製造方法 |
EP3156439A2 (en) | 2007-03-20 | 2017-04-19 | Toray Industries, Inc. | Molding material, prepreg, fiber-reinforced composite material, and process for production of fiber-reinforced molding base material |
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