JP2007073262A - ステアリングスイッチ装置 - Google Patents

ステアリングスイッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007073262A
JP2007073262A JP2005256918A JP2005256918A JP2007073262A JP 2007073262 A JP2007073262 A JP 2007073262A JP 2005256918 A JP2005256918 A JP 2005256918A JP 2005256918 A JP2005256918 A JP 2005256918A JP 2007073262 A JP2007073262 A JP 2007073262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary knob
holder
actuator
housing
switch device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005256918A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Shirakawa
幹夫 白川
Tatsuya Yokoyama
達也 横山
Nok Hyun Choi
ロクヒョン チェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2005256918A priority Critical patent/JP2007073262A/ja
Priority to US11/513,683 priority patent/US7381912B2/en
Priority to EP06018238A priority patent/EP1759921B1/en
Priority to DE602006003152T priority patent/DE602006003152D1/de
Priority to KR1020060084629A priority patent/KR100777343B1/ko
Priority to CNB2006101290577A priority patent/CN100511539C/zh
Publication of JP2007073262A publication Critical patent/JP2007073262A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

【課題】 異物の侵入や接点部の摩耗に起因する動作不良を防止できる高信頼性かつ多機能なステアリングスイッチ装置を提供すること。
【解決手段】 ステアリングスイッチ装置1のハウジング19は操作面側に窓部11aを有してステアリングホイール30に取り付けられ、このハウジング19の内部には、固定接点7を設けた回路基板6や、膨出部8aを有して回路基板6上に載置されたラバーシート8や、揺動可能に保持されたアクチュエータ9や、昇降可能に保持されたホルダ12等が組み込まれており、ホルダ12に回動可能に支持された回転つまみ13の一部が窓部11aに露出している。回転つまみ13が回転操作されると、その駆動部13bがアクチュエータ9を揺動回転させて揺動端部9bが下方の膨出部8aを押圧駆動し、回転つまみ13が押下操作されると、ホルダ12が一体的に押下されて下方の膨出部8aを押圧駆動する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動車等の車両のステアリングホイール(ハンドル)に装着されて各種車載機器の操作を行うステアリングスイッチ装置に係り、特に、回転操作および押下操作が可能な回転つまみを備えたステアリングスイッチ装置に関する。
自動車のステアリングホイールに装着したスイッチ装置によってカーオーディオやカーエアコン等の車載機器の操作が行えるようになっていると、これら車載機器の操作を運転中に行う際に、運転者はステアリングホイールから手指を離す必要がなくなるため、安全性が飛躍的に向上して操作性も高まる。
この種のステアリングスイッチ装置の従来例としては、複数箇所に固定接点が配設されたハウジングの内部に、複数箇所に可動接点が配設された押下回動部材や捩りコイルばねやクリックばね等を組み込むと共に、押下回動部材に延設された操作部をハウジングの外方へ突出させて回転操作と押下操作とを選択的に行えるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる従来のステアリングスイッチ装置において、押下回動部材の回動軸は所定ストロークの昇降が許容された状態でハウジングの支軸に回動可能に軸支されており、この回動軸に巻装された捩りコイルばねの両腕部はハウジングに内設された係合段部に弾接している。したがって、押下回動部材の操作部を回転操作または押下操作すると、捩りコイルばねが閉付勢(圧縮)されて弾性反発力を生起し、かかる操作力が除去されると、この弾性反発力によって押下回動部材を中立位置へ自動復帰させることができる。そして、回転操作時にはハウジング内で可動接点が回転移動するため、この可動接点を固定接点に摺接させることによって回転操作に伴うスイッチングが行えるようになっている。また、押下操作時にはハウジング内で可動接点が下降するため、この可動接点を固定接点に当接させた直後にクリックばねを座屈変形させることによって、押下操作に伴ってスイッチングが行え、かつクリック感が手指に感得できるようになっている。このように操作部に対して回転操作と押下操作が選択的に行えるようにしてあると、小型で多機能なステアリングスイッチ装置が得られる。なお、このステアリングスイッチ装置のハウジングは自動車のステアリングホイールの適宜箇所に取り付けられて、各固定接点から導出されたリード線がコネクタ等を経由して外部回路と接続されるようになっている。
特開2000−306469号公報(第3−6頁、図4)
前述した従来のステアリングスイッチ装置では、ハウジングの内部空間に可動接点と固定接点とが露出しており、回転操作時や押圧操作時に押下回動部材と一体的に可動接点が移動して固定接点に接触するように構成されているが、この押下回動部材はハウジングの外方に操作部を突出させているので、ハウジングの内部空間には外部から塵埃や水分等の異物が侵入する可能性があり、それゆえ可動接点や固定接点に異物が付着して接触不良や短絡事故を誘発する虞があった。また、かかる従来のステアリングスイッチ装置では、回転操作時に可動接点が固定接点に対して摺動するため、回転操作が多数回繰り返されると接点部が次第に摩耗し、この摩耗粉によっても短絡事故を招来する虞があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、異物の侵入や接点部の摩耗に起因する動作不良を防止できる高信頼性かつ多機能なステアリングスイッチ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のステアリングスイッチ装置では、
ステアリングホイールに取り付けられて操作面側に窓部が開設されたハウジングと、このハウジング内に前記窓部と略平行に設置された回路基板と、この回路基板上に配設されて押圧駆動力に抗する弾性反発力を生起する密閉型の第1スイッチ素子および第2スイッチ素子と、前記ハウジング内に揺動可能に保持されて揺動端部が前記第1スイッチ素子上に搭載されたアクチュエータと、前記ハウジング内に昇降可能に保持されて下端部が前記第2スイッチ素子上に搭載されたホルダと、このホルダに回動可能に支持されて一部が前記窓部に露出する回転操作および押下操作可能な回転つまみとを備え、前記アクチュエータに回転操作力を伝達するための駆動部を前記回転つまみに突設し、この駆動部が回転操作時に前記アクチュエータを揺動回転させることによって前記第1スイッチ素子が前記揺動端部に押圧駆動されるようにすると共に、押下操作力が前記駆動部を介して前記アクチュエータに伝達されないようにするための退避機構を前記回転つまみに設け、押下操作時には前記回転つまみと一体的に押下される前記ホルダによって前記第2スイッチ素子が押圧駆動されるように構成した。
このように構成されたステアリングスイッチ装置は、回転操作時に回転つまみの駆動部がアクチュエータを揺動回転させることによって、該アクチュエータの揺動端部が第1スイッチ素子を押圧駆動するというものであり、回転運動を略直線運動(上下運動)に変換させる単純な機構が採用できる。また、押下操作時には回転つまみと一体的に押下されるホルダによって下方の第2スイッチ素子を押圧駆動することができる。したがって、第1および第2スイッチ素子として接点部がハウジングの内部空間に露出しない密閉型のものを使用でき、これにより外部からハウジングの内部空間に侵入した塵埃や水分等の異物が接点部に付着する可能性が著しく低くなるため、接触不良や短絡事故が回避しやすくなる。しかも、これら第1および第2スイッチ素子には、可動接点と固定接点を接離可能に対向させた非摺動方式の接点構造を採用できるため、操作が多数回繰り返されても接点部の摩耗に起因する導通不良は起こりにくく、高信頼性が維持しやすくなる。
上記の構成において、ホルダと回転つまみとに係合して回転操作時に復帰力を生起する復帰ばねをさらに備えていると、非操作時に回転つまみの駆動部とアクチュエータとの間に多少のガタがあっても、回転つまみ自体は復帰ばねによってガタのない状態に保たれるので、寸法精度を比較的ラフに設定できて部品コストの低減や組立性の向上が図れる。
また、上記の構成において、回転つまみにその回動軸から垂下する被規制突起を設けると共に、この被規制突起の不所望な移動を規制するための規制壁をハウジング内に設けておけば、回転操作中の回転つまみが誤って押下操作されたり、押下操作中の回転つまみが誤って回転操作されるといった誤動作を防止できて好ましい。
また、上記の構成において、第1および第2スイッチ素子がいずれも、回路基板上に固設された固定接点と、この固定接点の周囲で回路基板上に搭載されて弾性的に座屈変形可能なドーム体と、このドーム体の内部に固設されて固定接点と接離可能に対向する可動接点とを具備し、ドーム体が押圧駆動されて座屈変形することによって可動接点が固定接点に当接するようにしてあると、接点部の防水防塵性を著しく高めることができると共に、ドーム体によって比較的大きな弾性反発力と明瞭なクリック感を生じさせることができるため、簡素な構成で信頼性および操作感触の向上が図れる。
本発明のステアリングスイッチ装置は、回転操作時には回転つまみの駆動部がアクチュエータの揺動端部を介して第1スイッチ素子を押圧駆動し、押下操作時には回転つまみと一体的に押下されるホルダが第2スイッチ素子を押圧駆動するように構成されているため、接点部がハウジングの内部空間に露出しない密閉型のスイッチ素子を用いることができ、異物の侵入に起因する接触不良や短絡事故が回避しやすい。また、第1および第2のスイッチ素子として可動接点と固定接点を接離可能に対向させた非摺動方式の接点構造が採用できるため、操作が多数回繰り返されても接点部の摩耗に起因する導通不良は起こりにくい。それゆえ、異物の侵入や接点部の摩耗に起因する動作不良を防止できる高信頼性かつ多機能なステアリングスイッチ装置が得られる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るステアリングスイッチ装置の分解斜視図、図2は該スイッチ装置の組立完成品を示す斜視図、図3は該スイッチ装置を装着したステアリングホイールを示す正面図、図4は該スイッチ装置の回転操作時の動作説明図、図5は該スイッチ装置に組み込まれたラバーシートの要部断面図、図6は該スイッチ装置に組み込まれた復帰ばねの動作説明図、図7は該スイッチ装置の押下操作時の動作説明図、図8は該スイッチ装置の誤動作防止機構の説明図である。
図3に示すように、本実施形態例に係るステアリングスイッチ装置1は、自動車のステアリングホイール30の円環部31の内側に左右一対装着されている。これら一対のステアリングスイッチ装置1は左右対称な形状に形成されているが基本的な構造は同等なため、以下、図3の左側に装着されているステアリングスイッチ装置1についてのみ説明する。
このステアリングスイッチ装置1は、位置決めピン3や揺動支持部4や規制壁5等が立設された下ケース2と、上面に固定接点7を含む配線パターンが形成されて下ケース2内に設置された回路基板6と、複数箇所にドーム形状の膨出部8aを有して回路基板6上に載置されたラバーシート8と、揺動軸部9aが揺動支持部4に軸支されて揺動端部9bが膨出部8a上に搭載されたアクチュエータ9と、回路基板6やラバーシート8を覆って下ケース2上に取り付けられた上ケース10と、窓部11aを有して上ケース10に一体化された枠状ケース11と、枠状ケース11の下方で上ケース10に昇降可能に支持されて下端部が膨出部8a上に搭載されたホルダ12と、ホルダ12に回動可能に支持されて一部が窓部11aに露出する回転つまみ13と、回転つまみ13の回動軸13aに巻装されて回転操作時に復帰ばねとして動作する捩りコイルばね14と、枠状ケース11と隣接する2箇所で上ケース10に昇降可能に支持されて下端部が膨出部8a上に搭載された2個の操作キー15,16と、開口部17aを有して下ケース2および上ケース10を蓋閉するカバー体17とによって主に構成されている。そして、回転つまみ13に対する回転操作および押下操作と、操作キー15,16に対する押下操作とが行えるようになっており、いずれの操作を選択した場合にも、対応する膨出部8aが弾性的に座屈変形してクリック感が生起されると共に、該膨出部8a内の可動接点18が回路基板6上の固定接点7に当接してスイッチオンするようになっている(図5参照)。なお、下ケース2と上ケース10および枠状ケース11とによってハウジング19が構成されており、このハウジング19の内部空間に回路基板6やラバーシート8やアクチュエータ9やホルダ12や捩りコイルばね14等が収納されていると共に、回転つまみ13および操作キー15,16がハウジング19の上面側に露出して手指で操作できるようになっている。
各部の構成について詳しく説明すると、下ケース2の内部には、回路基板6やラバーシート8を位置決めする位置決めピン3と、アクチュエータ9用の軸孔4aを有する一対の立壁部4bからなる揺動支持部4と、誤動作防止用の規制壁5とが立設されており、一対の立壁部4bは略平行に起立して相対向する箇所に軸孔4aが穿設されている。また、下ケース2内の一側部には複数の端子孔2aが列設されている。規制壁5は回転つまみ13に垂設された被規制突起13c(後述する)の不所望な移動を規制するためのもので、規制壁5の上端面は凹溝5aの上端を挟んで延在する一対の湾曲面5bとなっている。そして、回転つまみ13の押下操作時には被規制突起13cが凹溝5a内に挿入されるため、凹溝5aを介して対向する規制壁5の内側面によって被規制突起13cの横方向への移動が規制され、また、回転操作時には湾曲面5bが被規制突起13cの下端と間隙を存して対向するため、この湾曲面5bによって被規制突起13cの下方への移動が規制されるようになっている。
回路基板6はハウジング19内で窓部11aと略平行に設置されており、この回路基板6上には、固定接点7を含む図示せぬ配線パターンが形成されていると共に、照光用のLED20や外部接続用の端子21が配設されている。また、この回路基板6には、位置決めピン3が挿通される複数の透孔6aと、揺動支持部4の配置スペースとなる切除部6bとが形成されており、各透孔6aに対応する位置決めピン3を挿通し、かつ、各端子21を対応する端子孔2aに挿通した状態で、回路基板6は下ケース2上に正確に位置決めされて載置固定される。
ラバーシート8は弾性ゴムからなる一体成形品で、そのシート状部分から、座屈変形可能な8個の膨出部8aと、位置決めピン3に冠着される2個のピン係合部8bと、LED20が挿入される3個の角筒部8cとが突出形成されていると共に、回路基板6の切除部6bの真上に揺動支持部4の配置スペースとなる切除部8dが形成されている。このラバーシート8は各ピン係合部8bを対応する位置決めピン3に冠着させた位置決め状態で回路基板6上に載置固定されており、図5に示すように、各膨出部8aの天井面に付設された可動接点18がそれぞれ対応する固定接点7に接離可能に対向している。
アクチュエータ9は、その揺動中心に軸心を合致させた揺動軸部9aを有し、この揺動軸部9aの両端部を一対の立壁部4bの軸孔4aに枢着させることによって揺動支持部4に揺動可能に支持されている。図4に示すように、このアクチュエータ9は揺動軸部9aに関して線対称な形状に成形されており、図示両端の各揺動端部9bは切除部8dを介して並設されている2個の膨出部8a上に弾接状態で搭載されている。つまり、組立段階でアクチュエータ9の揺動軸部9aを一対の立壁部4bの間に圧入していくと、各揺動端部9bが対応する膨出部8a上に配置された後、揺動軸部9aの両端部が軸孔4aに入り込んで枢着されるため、アクチュエータ9が揺動支持部4にスナップ結合され、各揺動端部9bは対応する膨出部8aから反力を付与された予圧状態に保持される。このアクチュエータ9はホルダ12および回転つまみ13の一側部に隣接して配置されており、アクチュエータ9の中央部に形成されている凹溝状の切欠き9c内に回転つまみ13の後述する駆動部13bが昇降可能に挿通されている。そして、切欠き9cを介して対向する内側壁のほぼ上半分が該駆動部13bを摺動可能に係合させる係合部9dとなっており、回転つまみ13が回転操作されると、駆動部13bが一体的に回転して片側の係合部9dを付勢するため、揺動軸部9aを中心にアクチュエータ9が一方向へ揺動回転し、付勢された側の揺動端部9bが下降して対応する膨出部8aを押圧駆動するようになっている。なお、切欠き9c内で係合部9dよりも下方に存する空所は逃げ部9eとなっており、押下操作時にはこの逃げ部9eが駆動部13bの退避路となる。
ホルダ12は略角筒状に成形されており、図7に示すように、ホルダ12の底面の2箇所に突設された押圧突起12bが対応する2個の膨出部8a上に搭載されている。このホルダ12の相対向する壁面のうち、一方の壁面に軸溝12aが形成され、他方の壁面に軸孔12cが形成されており、これら軸溝12aと軸孔12cに回転つまみ13の回動軸13aの両端部を挿入することによって、ホルダ12は回転つまみ13を回動可能に軸支している。また、ホルダ12の軸孔12cの近傍には逆ハ字状に傾斜した係合段部12dが内設されており、これら係合段部12dに捩りコイルばね14の両腕部14aが弾接されている。このホルダ12は上ケース10の内部に昇降可能に支持されており、回転つまみ13が押下操作されるとホルダ12が一体的に下降して押圧突起12bが対応する膨出部8aを押圧駆動するようになっている。
回転つまみ13は回動軸13aを含む略半円柱形状に成形されており、回動軸13aの両端部がホルダ12の軸溝12aと軸孔12cに支持されて回動可能となっている。回動軸13aの軸溝12a側の端部にはホルダ12の外側でL字状に延びる駆動部13bが突設されており、この駆動部13bの先端部は所定の回転半径に設定されると共に、回動軸13aの軸線方向へ平行に延びてアクチュエータ9の切欠き9c内に挿通されている。また、回転つまみ13には回動軸13aから垂下する被規制突起13cが設けられており、前述したように、この被規制突起13cが下ケース2の規制壁5の凹溝5a内や湾曲面5b上を移動して位置規制されるため、回転操作時には回転つまみ13が押下操作不能となり、かつ、押下操作時には回転つまみ13が回転操作不能となる(図8参照)。なお、捩りコイルばね14は回転つまみ13の回動軸13aの軸孔12c側の端部近傍に巻装されており、図6に示すように、捩りコイルばね14の両腕部14aはホルダ12の係合段部12dに弾接している。これにより、回転つまみ13が回転操作されると、回転方向の腕部14aが係合段部12dに強く押し付けられて弾性反発力を生起し、この弾性反発力によって回転操作後の回転つまみ13が自動復帰するようになっている。なお、図6は図1の矢線B方向、すなわち、ホルダ12の軸孔12c側からホルダ12の軸溝12a側へ向かう方向で見た断面図である。
上ケース10の所定位置には枠状ケース11が取り付けられており、上ケース10はねじ22やかしめ等の適宜手段で下ケース2上に固定されている。この上ケース10は、枠状ケース11の窓部11a内に回転つまみ13を露出させた状態でホルダ12を昇降可能に支持していると共に、枠状ケース11に隣接する2箇所に操作キー15,16を露出させた状態で該操作キー15,16を昇降可能に支持している。なお、本実施形態例では、上ケース10に別体の枠状ケース11を後付けする場合について例示しているが、上ケース10と枠状ケース11は一体成形品であってもよい。
カバー体17はスナップ結合等の適宜手段で下ケース2の外壁面に固定されており、このカバー体17の開口部17a内に回転つまみ13を露出させた枠状ケース11と操作キー15,16とが臨出している。そして、操作者がこの開口部17a内で手指を移動させることによって、回転つまみ13の回転操作および押下操作と操作キー15,16の押下操作とを選択的に行えるようになっている。
次に、このように構成されたステアリングスイッチ装置1の動作について説明する。
まず、回転つまみ13を回転操作した場合の動作を、主に図4に基づいて説明する。図4(a)に示す中立状態において操作者が手指で回転つまみ13を回転操作すると、ホルダ12内で捩りコイルばね14が押し撓められると共に、駆動部13bが回転つまみ13と一体的に回転してアクチュエータ9を駆動するため、このアクチュエータ9によって所定の膨出部8aが押圧駆動されるようになっている。例えば、図4(b)に示すように回転つまみ13が矢印A方向へ回転操作されると、アクチュエータ9の切欠き9c内の駆動部13bが図示右側の係合部9dを押しながら回転するので、揺動軸部9aを中心にアクチュエータ9が時計回りに揺動回転するのに伴い、図示右側の揺動端部9bが下方の膨出部8aを押し込みながら下降する。その結果、該膨出部8aが弾性的に座屈変形してクリック感を生起すると共に、該膨出部8a内の可動接点18が対応する固定接点7に当接してスイッチオン信号が出力される。回転つまみ13が矢印A方向と逆向きに回転操作された場合の動作も同様であり、この場合は、図4に示す左側の揺動端部9bが下方の膨出部8aを押し込んで座屈変形させたことによるスイッチオン信号が出力される。
また、かかる回転操作時には、被規制突起13cも回転つまみ13と一体的に回転するため、この被規制突起13cは図8(a)の中立状態から同図(b)に示すように規制壁5の湾曲面5b上を間隙を存して移動していく。したがって、回転操作時の回転つまみ13に誤って押下操作力が付与されたとしても、被規制突起13cが湾曲面5bに位置規制されるため回転つまみ13を押し下げることはできず、よって回転操作中には押下操作が行えないようになっている。
また、図4(b)の状態で回転つまみ13に対する回転操作力が除去された場合には、座屈変形していた膨出部8aが自身の弾性力で元のドーム形状に復帰するため、可動接点18が固定接点7から離れてスイッチオフに切り替わると共に、同図右側の揺動端部9bが膨出部8aに押し上げられてアクチュエータ9が反時計回りに揺動回転する。これに加えて、回転操作時には図6(b)に示すように回転つまみ13が捩りコイルばね14を閉付勢して押し撓めているので、この捩りコイルばね14の弾性反発力が回転つまみ13やアクチュエータ9を元の位置へ復帰させる力として作用する。したがって、回転操作力が除去されると、回転つまみ13とアクチュエータ9は確実にそれぞれの中立位置まで逆回転し、図4(a)に示す中立状態に自動復帰する。
なお、回転操作後に操作力が除去されると、アクチュエータ9の揺動端部9bに押し込まれていた膨出部8aの弾性反発力によって回転つまみ13はほぼ中立位置まで自動復帰するので、捩りコイルばね14を省略した構成にすることも可能である。ただし、本実施形態例のように復帰ばねとして捩りコイルばね14を組み込んでおけば、非操作時に回転つまみ13の駆動部13bとアクチュエータ9との間に多少のガタがあっても、回転つまみ13自体は捩りコイルばね14によってガタのない状態に保たれるので、寸法精度を比較的ラフに設定できて部品コストの低減や組立性の向上が図れる。
次に、回転つまみ13を押下操作した場合の動作を主に図7に基づいて説明する。図7(a)に示す中立状態において操作者が手指で回転つまみ13を押下操作すると、回転つまみ13と一体的にホルダ12が押下されるため、同図(b)に示すようにホルダ12の押圧突起12bによって所定の膨出部8aが押圧駆動される。その結果、該膨出部8aが弾性的に座屈変形してクリック感を生起すると共に、該膨出部8a内の可動接点18が対応する固定接点7に当接してスイッチオン信号が出力されるようになっている。このとき、回転つまみ13の駆動部13bは、図7(b)に示すようにアクチュエータ9の切欠き9c内を下降して逃げ部9eに退避するので、アクチュエータ9が回転つまみ13やホルダ12の下降を妨げることはない。そして、押下操作力が除去されると、座屈変形していた膨出部8aが自身の弾性力で元のドーム形状に復帰するため、可動接点18が固定接点7から離れてスイッチオフに切り替わると共に、押下されていた回転つまみ13およびホルダ12が該膨出部8aに押し上げられて元の位置へ自動復帰する。
また、かかる押下操作時には、被規制突起13cも回転つまみ13と一体的に下降するため、この被規制突起13cは図8(a)の中立状態から規制壁5の凹溝5a内に挿入されていく。したがって、押下操作時の回転つまみ13に誤って回転操作力が付与されたとしても、凹溝5aを介して対向する規制壁5の内側面によって被規制突起13cの横方向への移動が規制されるため、回転つまみ13を回転させることはできず、よって押下操作中には回転操作が行えないようになっている。
次に、操作キー15を押下操作した場合の動作について説明すると、この操作キー15は対応する膨出部8a上に搭載されているので、押下操作時には該膨出部8aが弾性的に座屈変形してクリック感を生起すると共に、該膨出部8a内の可動接点18が対応する固定接点7に当接してスイッチオン信号が出力される。そして、押下操作力が除去されると、座屈変形していた該膨出部8aが自身の弾性で元のドーム形状に復帰するため、可動接点18が固定接点7から離れてスイッチオフに切り替わると共に、押下されていた操作キー15が該膨出部8aに押し上げられて元の位置へ自動復帰する。なお、操作キー16を押下操作した場合の動作もこれと全く同じなので、その説明は省略する。
上記の如く本実施形態例に係るステアリングスイッチ装置1は、回転運動を上下運動に変換させる単純な機構を採用しており、回転操作時に回転つまみ13の駆動部13bによってアクチュエータ9が揺動回転されるのに伴い、このアクチュエータ9の揺動端部9bが下方の膨出部8aを押し込んでスイッチオン信号が出力されるようになっている。また、回転つまみ13の押下操作時にはホルダ12が一体的に押下されて下方の膨出部8aを押し込み、同様に操作キー15や操作キー16の押下操作時にも各キー15,16が下方の膨出部8aを押し込むので、それぞれの押下操作に対応するスイッチオン信号が出力されるようになっている。したがって、いずれの操作を行う場合にも、押圧駆動されるスイッチ素子として固定接点7や可動接点18がハウジング19の内部空間に露出しない密閉型のものを使用でき、それゆえ本実施形態例では複数箇所に膨出部8aを有するラバーシート8を回路基板6上に載置することによって、各スイッチ素子の密閉性を著しく高めている。そのため、このステアリングスイッチ装置1は、外部からハウジング19内へ侵入した塵埃や水分等の異物が接点部に付着して接触不良や短絡事故を誘発する危険性が極めて低くなっている。しかも、各スイッチ素子は固定接点7と可動接点18を接離可能に対向させた非摺動方式の接点構造なので、操作が多数回繰り返されても接点部の摩耗に起因する導通不良が発生する虞はなく、この点でも接点部の信頼性が高まっている。なお、本実施形態例のようにラバーシート8の膨出部8a内に付設した可動接点18を固定接点7上に配置してスイッチ素子を構成すれば、接点部の防水防塵性が著しく高まるのみならず、膨出部8aによって比較的大きな弾性反発力と明瞭なクリック感を生じさせることができるため、簡素な構成で信頼性および操作感触の向上が図れる。
また、本実施形態例に係るステアリングスイッチ装置1では、回転つまみ13に回動軸13aから垂下する被規制突起13cを設け、この被規制突起13cが下ケース2の規制壁5の凹溝5a内や湾曲面5b上を移動して位置規制されるようにしてあるため、回転操作中の回転つまみ13が誤って押下操作されたり、押下操作中の回転つまみ13が誤って回転操作されるといった誤動作を防止することができる。
なお、上記実施形態例では、回転つまみ13に他の操作部材(操作キー15,16)が並設されている複合型のステアリングスイッチ装置1について例示しているが、操作部材が回転つまみ13だけであってもよく、要は、回転つまみ13と同様に回転操作と押下操作が行える操作部材を備えたステアリングスイッチ装置であれば、本発明は適用可能である。
本発明の実施形態例に係るステアリングスイッチ装置の分解斜視図である。 該スイッチ装置の組立完成品を示す斜視図である。 該スイッチ装置を装着したステアリングホイールを示す正面図である。 該スイッチ装置の回転操作時の動作説明図である。 該スイッチ装置に組み込まれたラバーシートの要部断面図である。 該スイッチ装置に組み込まれた復帰ばねの動作説明図である。 該スイッチ装置の押下操作時の動作説明図である。 該スイッチ装置の誤動作防止機構の説明図である。
符号の説明
1 ステアリングスイッチ装置
2 下ケース
4 揺動支持部
5 規制壁
5a 凹溝
5b 湾曲面
6 回路基板
7 固定接点
8 ラバーシート
8a 膨出部
9 アクチュエータ
9a 揺動軸部
9b 揺動端部
9c 切欠き
9d 係合部
9e 逃げ部
10 上ケース
11 枠状ケース
11a 窓部
12 ホルダ
12b 押圧突起
12d 係合段部
13 回転つまみ
13a 回動軸
13b 駆動部
13c 被規制突起
14 捩りコイルばね(復帰ばね)
17 カバー体
18 可動接点
19 ハウジング
30 ステアリングホイール

Claims (4)

  1. ステアリングホイールに取り付けられて操作面側に窓部が開設されたハウジングと、このハウジング内に前記窓部と略平行に設置された回路基板と、この回路基板上に配設されて押圧駆動力に抗する弾性反発力を生起する密閉型の第1スイッチ素子および第2スイッチ素子と、前記ハウジング内に揺動可能に保持されて揺動端部が前記第1スイッチ素子上に搭載されたアクチュエータと、前記ハウジング内に昇降可能に保持されて下端部が前記第2スイッチ素子上に搭載されたホルダと、このホルダに回動可能に支持されて一部が前記窓部に露出する回転操作および押下操作可能な回転つまみとを備え、
    前記アクチュエータに回転操作力を伝達するための駆動部を前記回転つまみに突設し、この駆動部が回転操作時に前記アクチュエータを揺動回転させることによって前記第1スイッチ素子が前記揺動端部に押圧駆動されるようにすると共に、押下操作力が前記駆動部を介して前記アクチュエータに伝達されないようにするための退避機構を前記回転つまみに設け、押下操作時には前記回転つまみと一体的に押下される前記ホルダによって前記第2スイッチ素子が押圧駆動されるようにしたことを特徴とするステアリングスイッチ装置。
  2. 請求項1の記載において、前記ホルダと前記回転つまみとに係合して回転操作時に復帰力を生起する復帰ばねをさらに備えていることを特徴とするステアリングスイッチ装置。
  3. 請求項1または2の記載において、前記回転つまみにその回動軸から垂下する被規制突起を設けると共に、この被規制突起の不所望な移動を規制するための規制壁を前記ハウジング内に設けたことを特徴とするステアリングスイッチ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記第1および第2スイッチ素子がいずれも、前記回路基板上に固設された固定接点と、この固定接点の周囲で前記回路基板上に搭載されて弾性的に座屈変形可能なドーム体と、このドーム体の内部に固設されて前記固定接点と接離可能に対向する可動接点とを具備し、前記ドーム体が押圧駆動されて座屈変形することによって前記可動接点が前記固定接点に当接することを特徴とするステアリングスイッチ装置。
JP2005256918A 2005-09-05 2005-09-05 ステアリングスイッチ装置 Withdrawn JP2007073262A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256918A JP2007073262A (ja) 2005-09-05 2005-09-05 ステアリングスイッチ装置
US11/513,683 US7381912B2 (en) 2005-09-05 2006-08-30 Switch device and steering switch device using the same
EP06018238A EP1759921B1 (en) 2005-09-05 2006-08-31 Switch device and steering switch device using the same
DE602006003152T DE602006003152D1 (de) 2005-09-05 2006-08-31 Schaltervorrichtung und Lenkradschaltervorrichtung
KR1020060084629A KR100777343B1 (ko) 2005-09-05 2006-09-04 스위치장치
CNB2006101290577A CN100511539C (zh) 2005-09-05 2006-09-05 开关装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256918A JP2007073262A (ja) 2005-09-05 2005-09-05 ステアリングスイッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007073262A true JP2007073262A (ja) 2007-03-22

Family

ID=37878838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005256918A Withdrawn JP2007073262A (ja) 2005-09-05 2005-09-05 ステアリングスイッチ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2007073262A (ja)
CN (1) CN100511539C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101093993B1 (ko) 2008-11-04 2011-12-15 대성전기공업 주식회사 스티어링 휠 스위치 유니트, 이를 구비하는 스티어링 휠 스위치 장치 및 이의 제어 방법
CN104217886A (zh) * 2013-05-28 2014-12-17 阿尔卑斯电气株式会社 多方向输入装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5555015B2 (ja) * 2010-03-10 2014-07-23 アルプス電気株式会社 車載用入力装置
JP6534573B2 (ja) * 2015-07-22 2019-06-26 株式会社東海理化電機製作所 スイッチ装置および車両用スイッチ装置
CN113168979B (zh) * 2018-12-12 2024-01-09 阿尔卑斯阿尔派株式会社 装置以及开关装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101093993B1 (ko) 2008-11-04 2011-12-15 대성전기공업 주식회사 스티어링 휠 스위치 유니트, 이를 구비하는 스티어링 휠 스위치 장치 및 이의 제어 방법
CN104217886A (zh) * 2013-05-28 2014-12-17 阿尔卑斯电气株式会社 多方向输入装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1933074A (zh) 2007-03-21
CN100511539C (zh) 2009-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007073261A (ja) ステアリングスイッチ装置
US7439459B2 (en) Switch device and steering switch apparatus equipped with the switch device
KR100777343B1 (ko) 스위치장치
JP6634295B2 (ja) スイッチ装置
US7135646B2 (en) Electrical switch
JP2007073262A (ja) ステアリングスイッチ装置
JP4123793B2 (ja) 押しボタンスイッチ
JP4464846B2 (ja) スイッチ装置
JP4528698B2 (ja) スイッチ装置
US7109428B2 (en) Rocking operation type electric component
KR101582738B1 (ko) 차량용 텀블러 스위치 유니트
KR101446016B1 (ko) 변속 레버 장치
JP4706545B2 (ja) 操作スイッチ装置
JP4528697B2 (ja) スイッチ装置
JP3680434B2 (ja) 車両用レバースイッチ
JP4736972B2 (ja) 多方向操作スイッチ
JP4713425B2 (ja) ステアリングスイッチ装置
JP2006228620A (ja) ステアリングスイッチ装置
JP2525599Y2 (ja) 二段階操作スイッチ
JP4050131B2 (ja) スイッチ装置
JP2007073264A (ja) スイッチ装置
WO2020012868A1 (ja) キーボード用スイッチ装置
JP4172993B2 (ja) 入力装置
JPH10149744A (ja) スイッチ装置
JP4148757B2 (ja) スイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081202