JP2007072069A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主走査方向の書き出し位置を決定するための主走査方向同期検知と、副走査方向の光ビームの位置を検知するための副走査方向位置検知と、の両方を一つの検知センサーで高精度に検知する。
【解決手段】 回転多面鏡36により偏向走査された後、fθレンズ38を透過し、感光体ドラム16の走査開始側の光ビームLAは、レンズ52を透過したのち、検知センサー50に入射する。光ビームLBは、ミラー54で反射したのち、検知センサー50に入射する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光走査装置に関する。
タンデム型のフルカラー画像形成装置では、光走査装置から出射した、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応した光ビームによって、各色の感光体ドラム上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して各色のトナー像を形成する。そして、これらの各色のトナー像を中間転写体に重ね合わせてフルカラートナー像を形成した後、記録用紙に一括して転写することで、記録用紙にフルカラー画像を形成している。
さて、このようなタンデム型のフルカラー画像形成装置は、各色のトナー像の重ね合わせがズレることによる、所謂、色ズレが生じてしまうことがある。色ズレの要因の一つとして、各色の感光体ドラム上の光ビームの走査線の位置ズレによるものがある。そして、走査線の、主走査方向の書き出し位置と副走査方向の書き出し位置とを揃えて、位置ズレを補正している。
このため、光走査装置には、走査線の主走査方向の書き出し位置を決定するための検知(以降、「主走査方向同期検知」と記す)、及び、走査線の副走査方向の位置の検知(以降、「副走査位置検知」と記す)を行なうため、偏向走査後の光ビームを、それぞれ検知センサーで検知している。
更に、主走査方向同期検知と副走方向査位置検知とを、同一の検知センサーで検知する構成も提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−235928号公報
しかしながら、特許文献1の特開平10−235928号公報に記載されている構成のように、同一の光学系を通過した光ビームを用い、主走査方向同期検知と副走査方向位置検知との両方を、同一の検知センサーで精度良く検知することは非常に困難である。
例えば、主走査方向同期検知する為の光ビームは、一般的に、偏向器の、光ビームを反射する反射面の面倒れを補正するように、偏向器の反射面と検知センサーの検知面とが共役関係になるように設定されている。このため、偏向器の面倒れによる副走査方向のアライメント変化は非常に小さくなり、検知センサー上の副走査方向の変化も非常に小さくなる。よって、副走査方向位置の測定精度が非常に悪くなる。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、主走査方向の書き出し位置を決定するための主走査方向同期検知と、副走査方向の光ビームの位置を検知するための副走査方向位置検知と、の両方を一つの検知センサーで高精度に検知することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、光ビームを射出する光源と、前記光源から射出した前記光ビームを主走査方向に偏向走査させる偏向器と、前記偏向器で偏向走査された前記光ビームを被走査体上に結像させる結像光学系と、前記偏向器で偏向走査された前記光ビームを前記被走査体上の走査範囲外にて検知する検知センサーと、前記検知センサーへ、主走査方向の書き出し位置を決定するための主走査方向同期検知用の光ビームを送る同期検知用光学系と、前記検知センサーへ、副走査方向の位置を検知するための副走査方向位置検知用の光ビームを送る副走査位置検知用光学系と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明は、同期検知用光学系を通過した主走査方向の書き出し位置を決定するための主走査方向同期検知用の光ビームと、位置検知用光学系を通過した副走査方向の位置を検知するための副走査方向位置検知用に光ビームと、の両方が、同一の検知センサーに入射する。そして、例えば、検知センサーの出力に基づいて、光ビームの被走査体上の主走査方向の書き出し位置と副走査方向の位置ズレを補正する。
なお、同期検知用光学系を主走査方向同期検知に適する光学系とし、位置検知用光学系を副走査方向位置検知に適した光学系とすることで、それぞれの検知に適した光ビームが同一の検知センサーに入射する。よって、いずれの検知も高精度に検知できる。このため、検知センサーの数を減少できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記偏向器は、複数の前記光ビームを複数の異なる前記被走査体上に同時に走査し、前記主走査方向同期検知用の光ビームと、前記副走査方向位置検知用の光ビームとは、異なる前記被走査体を走査する前記光ビームであることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、主走査方向同期検知用の光ビームと、副走査方向位置検知用の光ビームとは、異なる被走査体を走査する光ビームとなっている。よって、更に、検知センサーの数を減少できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成において、前記検知センサーを複数備え、第一の前記被走査体を走査する光ビームと第二の前記被走査体を走査する光ビームは、前記偏向器の異なる偏向面で偏向走査され、前記第一の前記被走査体を走査する光ビームは、前記偏向器で偏向走査された偏向走査開始側が、第一の前記同期検知用光学系を通過し第一の前記主走査方向同期検知用の光ビームとして、第一の検知センサーに入射し、偏向走査された偏向走査終了側が、第二の前記位置検知用光学系を通過し第二の前記副走査方向位置検知用の光ビームとして、第二の検知センサーに入射し、前記第二の前記被走査体を走査する光ビームは、前記偏向器で偏向走査された偏向走査開始側が、第二の前記同期用光学系を通過し第二の前記主走査方向同期検知用の光ビームとして、前記第二の検知センサーに入射し、偏向走査された偏向走査終了側が、第一の前記位置検知用光学系を通過し第一の前記副走査方向位置検知用の光ビームとして、前記第一の検知センサーに入射する、ことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、第一の被走査体を走査する光ビームは、偏向器で偏向走査された偏向走査開始側が、第一の同期検知用光学系を通過し第一の主走査方向同期検知用の光ビームとして、第一の検知センサーに入射する。更に、偏向走査終了側が、第二の位置検知用光学系を通過し第二の副走査方向位置検知用の光ビームとして、第二の検知センサーに入射する。
また、第二の被走査体を走査する光ビームは、偏向器で偏向走査された偏向走査開始側が、第二の同期検知用光学系を通過し第二の主走査方向同期検知用の光ビームとして、第二の検知センサーに入射する。更に、偏向走査終了側が、第一の位置検知用光学系を通過し第一の副走査方向位置検知用の光ビームとして、第一の検知センサーに入射する。
このような構成とすることで、第一の被走査体を走査する光ビームと第二の被走査体を走査する光ビームとが、偏向器の異なる偏向面で偏向走査される構成であっても、主走査方向同期検知と副走査方向位置検知とを同一の検知センサーで行なうことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記同期検知用光学系は、前記偏向器の偏向面と前記検知センサーとを副走査方向に共役関係とし、前記位置検知用光学系は、前記偏向器の偏向面と前記検知センサーとを副走査方向に共役関係としないことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、同期検知用光学系は、偏向器の偏向面と検知センサーとを副走査方向に共役関係とし、位置検知用光学系は、偏向器の偏向面と検知センサーとを副走査方向に共役関係としないことで、いずれの検知も高精度に検知できる。
以上説明したように本発明によれば、同期検知用光学系を主走査方向の書き出し位置を決定するための主走査方向同期検知に適する光学系とし、位置検知用光学系を副走査方向の位置を検知するための副走査方向位置検知に適した光学系とすることで、それぞれの検知に適した光ビームが同一の検知センサーに入射するので、いずれの検知も高精度に検知できる、という効果がある。
まず、第一実施形態の光走査装置について説明する。
図1に示すように、画像形成装置01には、ブラック(K)画像形成用の感光体ドラム16K、イエロー(Y)画像形成用の感光体ドラム16Y、マゼンダ(M)画像形成用の感光体ドラム16M、シアン(C)画像形成用の感光体ドラム16C、が略等間隔で並んで配置され、それぞれ矢印F方向に回転する。なお、これ以降、YMCKを区別する場合は、符号の後にY、M、C、Kのいずれかを付して説明し、YMCKを区別しない場合は、Y、M、C、Kを省略する。
また、図示は省略するが、画像形成装置01には、画像形成装置01全体の各種制御を担う制御部を備えている。
各感光体ドラム16Y,16M,16C,16Kの上方には、本発明の第一実施形態の光走査装置10Y,10M,10C,10Kが並んで配置されている。
また、各感光体ドラム16Y,16M,16C,16Kの下方には、複数のローラ22に張架された中間転写ベルト24が設けられている。この中間転写ベルト24は、モータ(図示省略)により矢印E方向に搬送され、各感光体ドラム16と転写器08との間の転写位置に案内される。
各感光体ドラム16Y,16M,16C,16Kは、各帯電器02Y,02M,02C,02Kによって表面が一様に帯電する。帯電した感光体ドラム16Y,16M,16C,16Kは光走査装置10Y,10M,10C,10Kによって光ビームLY,LM,LC,LKが照射され、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像器04Y,04M,04C,04Kによって現像され、感光体ドラム16Y,16M,16C,16K上に各色トナー像が形成される。
感光体ドラム16Y,16M,16C,16Kに形成された各色トナー像は、中間転写ベルト24のベルト面上で互いに重なり合うように中間転写ベルト24に各々転写され、中間転写ベルト24上にフルカラートナー像が形成される。形成されたフルカラートナー像は、記録用紙Pに一括して転写された後、定着器(図示略)に送られて定着し、記録用紙Pにフルカラー画像が形成される。
図2、図3に示すように、第一実施形態の光走査装置10は、光源として略ガウシアン分布の光ビームLを発光する光源30を備えている。光源30は、レーザ駆動回路(図示略)に接続されている。レーザ駆動回路は、各色画像情報に基づいて光ビームLを変調するように、光源30の駆動を制御する。換言すると、光源30からは各色画像データに基づいて変調された光ビームLが出射されるようになっている。
光源30から出射された光ビームLは、コリメータレンズ32によって拡散光線から略平行光線に変換される。コリメータレンズ32を透過した光ビームLは、スリット(図示略)によって、副走査方向(詳細は後述する)に対応するビーム幅が制限され、中央部の光ビームLのみが通過される。スリットを通過した光ビームLは、シリンドリカルレンズ34を透過し、回転多面鏡36の反射面36Aの近傍で副走査方向に対応する方向にのみ収束する収束光となり、回転多面鏡36に入射する。
回転多面鏡36は、側面に複数の反射面36A(本実施形態では6面)が設けられた正多角形状に形成されており、ポリゴンモータ(図示省略)により矢印M方向に所定速度で回転する。回転多面鏡36に入射した光ビームは、反射面36Aで反射し、偏向走査される。
回転多面鏡36により偏向走査された光ビームLは、fθレンズ38を透過したのち、反射ミラー40で反射され、感光体ドラム16上を走査する。fθレンズ38は、光ビームLが感光体ドラム16上を走査するときの走査速度を等速度とする共に、感光体ドラム16の周面上に光スポットとして収束させる。
なお、感光体ドラム16において、回転軸方向が主走査方向であり、回転方向が副走査方向である。更に、感光体ドラム16上の光ビームの走査を走査線Sとする。また、回転多面鏡36による偏向走査方向が主走査方向に対応する方向であり、偏向走査方向に直交する方向が副走査方向に対応する方向である。
さて、回転多面鏡36により偏向走査された後、fθレンズ38を透過した走査開始側(画像形成開始以前)の、感光体ドラム16上の走査線Sの外側(画像形成範囲外)の光ビームLAは、レンズ52を透過したのち、検知センサー50に入射する。
更に、光ビームLAが走査偏向した後の、やはり感光体ドラム16の走査線S外(画像形成範囲外)の光ビームLBは、ミラー54で反射したのち、検知センサー50に入射する。
このように、光ビームLAと光ビームLBとは、異なる光学系を通過して、同一の検知センサー50に入射する。
さて、図4(B)に示すように、光ビームLAが透過するレンズ52は、回転多面鏡36の反射面36Aと検知センサー50の検知面50Aとを略共役な関係とし、回転多面鏡36の反射面36Aの傾きを補正する、いわゆる面倒れ補正光学系となっている。よって、検知センサー50の検知面50Aへの入射位置が殆ど変化しない。
一方、図4(A)に示ように、光ビームLBは、ミラー54で反射するのみであり、副走査方向に対応する(図では垂直方方向)の位置変化に対してリニアに変化する。
なお、図4(B)に示す光学系が、同期検知用光学系に相当し、光ビームLAが主走査方向同期検知用の光ビームに相当する。同様に、図4(A)に示す光学系が、位置検知用光学系に相当し、光ビームLBが副走査方向位置検知用の光ビームに相当する。
次に、検知センサー50について説明する。
図5に模式的に示すように、検知センサー50は、直角三角形に形成された受光領域91を備えている。受光領域91の開始端縁92Aは主走査方向に対応する方向に直交するように配置し、終了端縁92Bは開始端縁92Aに対し非平行(図5では略45度)になるよう配置してある。よって、副走査方向に対応する方向(図では垂直方向)の出射位置によって、受光開始から終了までの時間に差(ズレ)が生じ、その時間を検知することで、副走査方向の位置(位置ズレ量)を算出できる。つまり、光ビームLBが受光領域91を通過する副走査方向に対応する位置によって、光ビームLBが通過する受光領域91の長さが異なるため、受光時間が異なる。よって、光ビームLBの副走査位置は、この受光時間に基づいて、制御部(図示略)が算出することができる。
なお、光ビームLAが開始端縁92Aに入射したタイミングによって、制御部は走査線Sの主走査方向の書き出し位置を決定する。
なお、検知センサー50の受光領域91の形状は、図5に示した形状に限定するものではなく、受光領域91の開始端縁92Aと終了端縁92Bとが互いに非平行になるように配置されていればよい。
更に、光ビームLBの副走査方向に対応する位置が測定可能であれば、他の検知センサーであっても良い。例えば、ポジションセンサーであっても良い。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図3、図4(B)に示すように、回転多面鏡36により偏向走査された後、fθレンズ38を透過した走査開始側(画像形成開始以前)の、感光体ドラム16の走査線Sの外側(画像形成範囲外)の光ビームLAは、レンズ52を透過したのち、検知センサー50に入射する。
光ビームLAが入射すると検知センサー50は検知信号を制御部(図示略)に出力する。制御部は、検知信号を検出した時点から所定時間経過した後、画像信号の変調を開始する。換言すると、図2、図3に示す走査線Sの、主走査方向の書き出し位置を決定する。(主走査方向同期検知)。
なお、図4(B)に示すように、レンズ52は、回転多面鏡36の反射面36Aと検知センサー50の検知面50Aとを副走査方向に略共役な関係とし、回転多面鏡36の反射面36Aの傾きを補正する、いわゆる面倒れ補正光学系となっている。よって、検知センサー50への入射位置が変化しないので、正確に検知できる。
次に、光ビームLが偏向走査した後の、やはり感光体ドラム16の走査線S外(画像形成範囲外)の光ビームLBは、ミラー54で反射したのち、検知センサー50に入射する。前述したように、光ビームLBが透過する受光領域91は副走査方向に対応する位置によって、長さが異なるため、受光時間が異なる。この受光時間の差から制御部は、副走査方向の位置を算出する。(副走査方向位置検知)。そして、走査線S(図2、図3参照)の副走査方向の走査位置ズレを算出し、副走査方向の書き出しタイミングを補正する。
なお、光ビームLBは、ミラー54で反射するのみであり副走査方向に対応する方向にリニアに変化する。よって、測定感度が高感度である。また、感光体ドラム16上での走査線Sの副走査方向の位置ズレと相関が保たれるので、感光体ドラム16上の副走査方向の位置ズレを正確に測定できる。
さて、検知センサー50が検知して出力する検知信号は、光ビームLAと光ビームLBとで差が無い。しかし、光ビームLAと光ビームLBが検知センサー50に入射する時間に差がある。(光ビームLAを検知した後、光ビームLBを検知する)。したがって、制御部は、この時間差によって、主走査方向同期検知に用いる光ビームLAであるか、副走査方向位置期検知に用いる光ビームLBであるかを判断する。
そして制御部は、各色走査線Sの主走査方向と副走査方向の書き出し位置を各色で正確に合わせることで、色ズレを補正する。
以上、説明したように、光ビームLAと光ビームLBとは異なる光路を通り、更に光ビームLAは主走査方向同期検知に適した光学系を通過し、光ビームLBは副走査方向位置検知に適した光学系を通過する。そして、このような光ビームLAと光ビームLBとを同一の検知センサー50で検知することで、主走査方向同期検知と副走査方向位置検知との両方ともを高精度で行なっている。よって、低コスト、省スペースである。
次に、第二実施形態の光走査装置について説明する。なお、第一実施形態と同一の部材は同一の符合とし、重複する説明は省略する。
図6に示すように、画像形成装置101は、感光体ドラム16K,16Yの上方に、光ビームLK、光ビームLYを出射する第二実施形態の光走査装置110KYが配設されている。また、感光体ドラム16M,16Cの上方に、光ビームLM、光ビームLCを出射する第二実施形態の光走査装置110CMが配設されている。なお、上記以外の構成は第一実施形態と同様である。
図7は、第二実施形態の光走査装置110KYを示している。なお、光走査装置110CMも同様であるので、光走査装置110KYで代表して説明する。
光走査装置110KYは、光ビームLKと光ビームLYを出射する光源130を備えている。光源130から出射された光ビームLK,LYは、コリメータレンズ132、シリンドリカルレンズ134を透過した後、回転多面鏡136に入射する。回転多面鏡136に入射された光ビームLK、LYは、反射面136Aで反射し、偏向走査される。
回転多面鏡136により偏向走査された光ビームLKは、fθレンズ138を透過したのち、反射ミラー170,172で反射され、感光体ドラム16K上を走査する。一方、光ビームLYは、fθレンズ138を透過したのち、反射ミラー174,176で反射され、感光体ドラム16Y上を走査する。
なお、図6に示すように、光ビームLKと光ビームLYは回転多面鏡136の回転軸方向(副走査方向に対応する方向)に沿った位置が相違しており、回転軸方向に沿って、異なる入射角で回転多面鏡136に各々入射する。よって、上述したように、fθレンズ138を透過した光ビームLKと光ビームLYは別々の反射ミラーで反射する。
また、光ビームLKと光ビームLYの感光体ドラム16K,16Yまでの光路長は等しくなっている。(図7は模式的に図示しているので、光路長を実際とは異なる。図6も模式的に図示しているが、この図のほうが実際の光路長に近い)。
さて、図7に示すように、回転多面鏡136により偏向走査された後、fθレンズ138を透過した走査開始側(画像形成開始以前)の、感光体ドラム16Yの走査線Sの外側(画像形成範囲外)の光ビームLYAは、反射ミラー156で反射し、レンズ152を透過したのち、検知センサー50に入射する。
一方、回転多面鏡136により偏向走査された後、fθレンズ138を透過した走査開始側(画像形成開始以前)の、感光体ドラム16Kの走査線Sの外側(画像形成範囲外)の光ビームLKBは、ミラー154に反射したのち、検知センサー50に入射する。
なお、レンズ152は、第一実施形態のレンズ52と同様に、回転多面鏡136の反射面136Aと検知センサー50の検知面50Aとを副走査方向に略共役な関係とし、回転多面鏡136の反射面136Aの傾きを補正する、いわゆる面倒れ補正光学系となっている。(図4(B)参照)。
このように、光ビームLYAは主走査方向同期検知に適した光学系を通過し、光ビームLKBは副走査方向位置検知に適した光学系を通過する。そして、このような光ビームLYAと光ビームLKBとを同一の検知センサー50で検知することで、主走査方向同期検知と副走査方向位置検知との両方ともを高精度で行なっている。よって、低コスト、省スペースである。
なお、回転多面鏡136で偏向走査された後の、検知センサー50までの光路及び光路長は、光ビームLYAと光ビームLKBとで異なっている。よって、光ビームLYAと光ビームLYKが検知センサー50に入射する時間に差がある。したがって、制御部は、この時間差によって、主走査方向同期検知用の光ビームLYAであるか、副走査方向位置期検知用の光ビームLKBであるかを判断できる。
次に、第三実施形態の光走査装置について説明する。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同一の部材は同一の符合とし、重複する説明は省略する。
図8に示すように、画像形成装置201は、感光体ドラム16Y,16M,16C,16Kの上方に、光ビームLK、光ビームLM、光ビームLC,光ビームLKを出射する第三実施形態の光走査装置210が配設されている。なお、上記以外の構成は第一実施形態及び第二実施形態と同様である。
図9に示すように、光走査装置210は、光ビームLKを出射する光源230K、光ビームLYを出射する光源230Y、光ビームLMを出射する光源230M、光ビームLCを出射する光源230Cを備えている。
光源230K,230Y,230M,230Cから出射された光ビームLK,LY,LM,LCは、コリメータレンズ232K,232Y,232M,232C、シリンドリカルレンズ234K,234Y,234M,234Cを透過した後、回転多面鏡236に入射する。回転多面鏡236に入射した各光ビームLは、反射面236Aで反射し、偏向走査される。なお、光ビームLK,LYと、光ビームLM,LCと、は回転多面鏡236の対向する異なる反射面236Aに入射して反射する。
回転多面鏡236により偏向走査された光ビームLK,LYは、fθレンズ238を透過したのち、それぞれ反射ミラー270,272で反射され、感光体ドラム16K,16Y上を走査する。なお、光ビームLKと光ビームLYは回転多面鏡236の回転軸線方向(副走査方向に対応)に沿った位置が相違されており、副走査方向に沿って異なる入射角で回転多面鏡236に各々入射される。よって、上述したように、fθレンズ238を透過した光ビームLYと光ビームLKは、各々別の反射ミラー270,272で反射する。
一方、光ビームLM,LCは、fθレンズ239を透過したのち、反射ミラー274,276で反射され、感光体ドラム16M,16C上を走査する。同様に、光ビームLMと光ビームLCは回転多面鏡236の回転軸線方向(副走査方向に対応)に沿った位置が相違されており、副走査方向に沿って異なる入射角で回転多面鏡236に各々入射される。よって、fθレンズ239を透過した光ビームLMと光ビームLCは各々別の反射ミラー274,276で反射する。
なお、上記及び図9より明らかなように、光ビームLK,LYと、光ビームLM,LCは回転多面鏡236の対向する異なる反射面236Aに入射して反射するため、光ビームLK,LYと光ビームLM,LCとは、逆方向に走査される。よって、感光体ドラム16K,16Yと感光体ドラム16M,16Cとでは走査線Sの走査方向も逆になる。
さて、図10に示すように、光走査装置210の、図中における上方(装置の上下とは関係ない)の中央部には、第一検知センサー51Aが配置されている。また、第一検知センサー51Aと回転多面鏡236を挟んで反対側には、第二検知センサー51Bが配置されている。なお、第一検知センサー51A,第二検知センサー51Bは、第一実施形態及び第二実施形態の検知センサー50と同一のものである。また、図10では、光ビームLK,光ビームLC等は、省略している。
さて、fθレンズ238を透過した走査開始側(画像形成開始以前)の、感光体ドラム16Yの走査線Sの外側(画像形成範囲外)の光ビームLYAは、反射ミラー256Aで反射し、レンズ252Aを透過したのち、第一検知センサー51Aに入射する。更に、回転多面鏡236により偏向走査された走査終了外側(画像形成終了以後)の光ビームLYBがミラー254Bに反射したのち、第二検知センサー51Bに入射する。
一方、fθレンズ238を透過した走査開始側(画像形成開始以前)の、感光体ドラム16Mの走査線Sの外側(画像形成範囲外)の光ビームLMAは、反射ミラー256Bで反射し、レンズ252Bを透過したのち、第二検知センサー51Bに入射する。更に、回転多面鏡236により偏向走査された走査終了外側(画像形成終了以後)の光ビームLMBがミラー254Aに反射したのち、第一検知センサー51Aに入射する。
なお、レンズ252A,252Bは、第一実施形態のレンズ52、及び第二実施形態のレンズ152と同様に、回転多面鏡236の反射面236Aと検知センサー51A,51Bの検知面とを副走査方向に略共役な関係とし、回転多面鏡236の反射面236Aの傾きを補正する、いわゆる面倒れ補正光学系となっている。(図4(B)参照)。
また、図示と詳細な説明は省略するが、光ビームLKA,LKBも光ビームLYA,LABと同様に、検知センサー51A,51Bに入射し、光ビームLCA,LCBも光ビームLMA,LMBと同様に検知センサー51A,51Bに入射する。
また、第一検知センサー51Aには、光ビームLYA,LKA,LMB,LCBが同時に入射しないようになっている。同様に、第二検知センサー51Bにも、光ビームLYB,LKB,LMA,LCAが同時に入射しないようになっている。
このように、光ビームLYA(及び光ビームLKA)は主走査方向同期検知に適した光学系を通過し、第一検知センサー51Aに入射する。更に、偏向走査された光ビームLYB(及び、光ビームLKB)が副走査方向位置検知に適した光学系を通過し、第二検知センサー51Bにも入射する。
一方、光ビームLMA(及び光ビームLCA)は主走査方向同期検知に適した光学系を通過し、前述した第二検知センサー51Bに入射する。更に、偏向走査された光ビームLMB(及び光ビームLCB)が副走査方向位置検知に適した光学系を通過し、前述した第一検知センサー51Aにも入射する。
このように、第一検知センサー51Aと第二検知センサー51Bの二つで、各色の走査線Sの主走査方向同期検知と副走査方向位置検知とを、全て高精度で行なっている。換言すると、4つの光源の各2種類の検知、すなわち、8種類の検知を2つの検知センサーで正確に検知している。
本発明の第一実施形態に係る光走査装置を備える画像形成装置の要部を模式的に示す図である。 本発明の第一実施形態に係る光走査装置の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る光走査装置を模式的に示す平面図である。 本発明の第一実施形態に係る光走査装置の要部の、副走査方向に対応する断面を示し、(A)は位置検知用光学系を模式的に示す図であり、(B)は同期検知用光学系を模式的に示す図である。 検知センサーの要部を模式的に示す図である。 本発明の第二実施形態に係る光走査装置を備える画像形成装置の要部を模式的に示す図である。 本発明の第二実施形態に係る光走査装置を模式的に示す平面図である。 本発明の第三実施形態に係る光走査装置を備える画像形成装置の要部を模式的に示す図である。 本発明の第三実施形態に係る光走査装置を模式的に示す平面図である。 本発明の第三実施形態に係る光走査装置の要部を模式的に示す平面図である。
符号の説明
10 光走査装置
16 感光体ドラム(被走査体)
32 光源
36 回転多面鏡(偏向器)
38 fθレンズ(結像光学系)
50 検知センサー
51A 第一検知センサー(第一の検知センサー)
51B 第二検知センサー(第二の検知センサー)
110 光走査装置
132 光源
136 回転多面鏡(偏向器)
210 光走査装置
232 光源
236 回転多面鏡(偏向器)
L 光ビーム
LA 主走査方向同期検知用の光ビーム
LB 副走査方向位置検知用の光ビーム
LYA 第一の主走査方向同期検知用の光ビーム
LYB 第二の副走査方向位置検知用の光ビーム
LMA 第二の主走査方向同期検知用の光ビーム
LMB 第一の副走査方向位置検知用の光ビーム

Claims (4)

  1. 光ビームを射出する光源と、
    前記光源から射出した前記光ビームを主走査方向に偏向走査させる偏向器と、
    前記偏向器で偏向走査された前記光ビームを被走査体上に結像させる結像光学系と、
    前記偏向器で偏向走査された前記光ビームを前記被走査体上の走査範囲外にて検知する検知センサーと、
    前記検知センサーへ、主走査方向の書き出し位置を決定するための主走査方向同期検知用の光ビームを送る同期検知用光学系と、
    前記検知センサーへ、副走査方向の位置を検知するための副走査方向位置検知用の光ビームを送る位置検知用光学系と、
    を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記偏向器は、複数の前記光ビームを複数の異なる前記被走査体上に同時に走査し、
    前記主走査方向同期検知用の光ビームと、前記副走査方向位置検知用の光ビームとは、異なる前記被走査体を走査する前記光ビームであることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記検知センサーを複数備え、
    第一の前記被走査体を走査する光ビームと第二の前記被走査体を走査する光ビームは、前記偏向器の異なる偏向面で偏向走査され、
    前記第一の前記被走査体を走査する光ビームは、
    前記偏向器で偏向走査された偏向走査開始側が、第一の前記同期検知用光学系を通過し第一の前記主走査方向同期検知用の光ビームとして、第一の検知センサーに入射し、
    偏向走査された偏向走査終了側が、第二の前記位置検知用光学系を通過し第二の前記副走査方向位置検知用の光ビームとして、第二の検知センサーに入射し、
    前記第二の前記被走査体を走査する光ビームは、
    前記偏向器で偏向走査された偏向走査開始側が、第二の前記同期用光学系を通過し第二の前記主走査方向同期検知用の光ビームとして、前記第二の検知センサーに入射し、
    偏向走査された偏向走査終了側が、第一の前記位置検知用光学系を通過し第一の前記副走査方向位置検知用の光ビームとして、前記第一の検知センサーに入射する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記同期検知用光学系は、前記偏向器の偏向面と前記検知センサーとを副走査方向に共役関係とし、
    前記位置検知用光学系は、前記偏向器の偏向面と前記検知センサーとを副走査方向に共役関係としないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光走査装置。
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