JP2007071490A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】
引出し式扉で閉塞される貯蔵室を備え、信頼性が高く使い勝手の良好な冷蔵庫を提供する。
【解決手段】
内箱32側壁に設けたレール63内を、食品収納ケースを支えるフレーム50に設けた可動ローラ45を摺動させ、フレーム50とともに貯蔵室の内箱32前縁に設けた固定ローラ71を用いて引き出される扉37を備え、扉37が引き出されると固定ローラ71及び可動ローラ45で内箱32からの荷重が支持される冷蔵庫において、
扉37が引き出されたときには、内箱32から下向きに受ける荷重を可動ローラ45とともにフレーム50に設けられた支持部54でも受けるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、引出し式扉を有する冷蔵庫に関する。
引出し式扉を有する従来方式としては、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1には、中仕切壁によって区画された貯蔵室を引出し式の扉で閉塞し、引出し式の扉に食品収納ケースを載置するフレームが取り付けられた冷蔵庫が開示されている。フレームは下方側から固定ローラによって支持されるとともに、固定ローラは中仕切壁に収納されている。さらに、固定ローラ収納部を中仕切壁とは別部品で備え、この固定ローラ収納部で荷重を支持することによって、引出し扉に過大な荷重がかかった場合の変形、破損を防いでいる。
また、引出し式の扉を有する他の方式として、特許文献2に記載されたものが知られている。この例は、引出ドアに備えられた支持体と貯蔵室の両側の壁面のガイドレールとの間に第2のガイドレールを有する構造としている。この構成は、支持体に取付けられる収納ケースを、水平状態を維持したまま大きく引き出すことができるため、収納ケース全体を見渡すこと、及び食品を用意に出し入れすることが可能となっている。
特開2000-2480号公報(図5) 特開平8-338681号公報(図11、図12)
従来例における冷蔵庫について図7により説明する。図7は特許文献1に示された従来例を示す図であり、食品収納ケース10を載置するフレーム6が取り付けられた引出し扉16を、冷蔵庫本体1から引き出した状態を示している。特に、子供Pが、引き出された扉16にぶら下がる等のように、引出し扉16に過大な荷重が掛かった状態を示すものである。
貯蔵室の側壁を構成する内箱3に一対に固定されたレール5内では、フレーム6の後部に設けられた可動ローラ7が摺動する。一方、中仕切壁9の両側には固定ローラ8が埋設され、引出し扉16が引き出されるとフレーム6が固定ローラ8上を摺動する。この固定ローラ8は中仕切壁9に設けた収納ボックス11内に設置してある。
図7に示すように、扉16に過大な荷重が掛かったときは、固定ローラ8(収納ボックス11)へ掛かる荷重を、収納ボックス11のフランジ11bを介して中仕切鋼板14で受け、中仕切壁9、収納ボックス11周辺の変形や破損を防止していた。
しかし、子供Pが扉16にぶら下がり、引出し扉16が前傾するような場合に、扉16の下がり量を抑えるためには、可動ローラ7がレール5によって跳ね上がらないように抑える必要がある。レール5が可動ローラ7を抑える力は、通常、扉自身に加わる荷重よりはるかに大きくなるので、レール5の変形や破損が生じるおそれがある。
例えば、図7において、扉に加わる荷重をWPとして、固定ローラ8から扉までの寸法を図に示すようにLとし、固定ローラ8から可動ローラ7までの寸法をLとすると、可動ローラ7を抑えるべき力WYは、「WY=WP×(L/L)」となる。一般的に、LよりLのほうが数倍大きく設定されるので、可動ローラ7を抑えるべき力WYは、扉に加わる荷重WPよりはるかに大きくなる。したがって、L寸法を大きくすればその分だけ、レール5に加わる力が大きくなってしまい、変形や破損を招きやすくなっていた。
特に、最近は、引出し式の扉を有する貯蔵室の使い勝手の向上のため、引出し扉16の引出寸法を大きくしたいという要求が高まっている。すなわち、食品収納ケース10の奥側に貯蔵された貯蔵食品を容易に出し入れできるように、L寸法を大きくする傾向にある。したがって、(L/L)がさらに大きくなり、可動ローラ7を抑えるべきレール5の耐荷重性が問題となっていた。
特許文献2は、引出寸法を大きく設定することが可能な構成となっているが、この構成は第2のガイドレールを必要とするいわゆるダブルレール方式の引出し扉であり、コスト的に不利になるとともに第2のガイドレールの取付けスペースの分だけ食品収納容器の幅寸法が小さくなってしまうという課題が生じていた。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、その目的とするところは、引出し式扉で閉塞される貯蔵室を備え、信頼性が高く使い勝手の良好な冷蔵庫を提供することにある。
上記目的を達成するために、内箱側壁に設けたレール内を、食品収納ケースを支えるフレームに設けた可動ローラを摺動させ、前記フレームとともに貯蔵室の内箱前縁に設けた固定ローラを用いて引き出される扉を備え、扉が引き出されると固定ローラ及び可動ローラで前記内箱からの荷重が支持される冷蔵庫において、本発明は、
前記扉が引き出されたときには、前記内箱から下向きに受ける荷重を前記可動ローラとともにフレームに設けられた支持部でも受けるようにした。
また、引出し式の扉によって閉塞される貯蔵室と、この貯蔵室の側壁に前後に延伸するレールと、前記レール内を摺動する可動ローラを備え前記扉に取り付けられたフレームと、前記貯蔵室の側壁に設けられ前記フレームと当接する固定ローラと、前記フレームに設けられ前記扉が引き出されると前記固定ローラを規制するストッパ部と、前記フレームの前記ストッパ部よりも奥側に設けられ前記貯蔵室側壁と当接可能な支持部とを備え、
前記扉が引き出された状態では、前記ストッパ部よりも奥側において前記可動ローラ及び前記支持部で荷重を受ける構成とした。
また、上記のいずれかの構成を備えた冷蔵庫において、前記支持部は前記可動ローラの下方に設けられ、前記内箱から受ける荷重は、前記可動ローラと前記レールとが当接して受けるとともに、前記支持部と前記内箱に設けた窪み部とが当接して受けるようにした。
また、上記の構成を備えた冷蔵庫において、前記内箱に固定された固定ローラを補強するための補強部材を前記内箱の断熱材側に備え、この補強部材は前記固定ローラの補強部と、前記レールの補強部と、前記内箱窪み部の補強部とを一部材として有する構成とした。
また、上記の構成を備えた冷蔵庫において、前記フレームは、前記可動ローラが取り付けられる取付部と、固定ローラと摺動するフランジ部と、前記支持部とを一部材で形成した。
また、上記の構成を備えた冷蔵庫において、前記フランジ部が収納される内箱窪み部内を前記支持部が前後に移動する構成とした。
本発明によれば、信頼性が高く使い勝手の良好な貯蔵室を備えた冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。まず図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の一実施例を示す冷蔵庫の縦断面図であり、図2は図1におけるA−A線の断面図である。
冷蔵庫の箱体30は、外殻を構成する外箱31と、各貯蔵室の内面を構成する内箱32と、外箱31と内箱32との間に充填された断熱材33とを備えて構成されている。冷蔵庫箱体30内には、上から順に、冷蔵室34、製氷室35、冷凍室36、野菜室38が区画形成されている。これらの貯蔵室のうち、冷蔵室34は回転式の扉によって前面開口部が閉塞されており、製氷室35、冷凍室36及び野菜室38は引出し式の扉によって前面開口部が閉塞されている。
冷凍室36内には3段重ねの食品収納ケース41,42、43が設けてあり、そのうちの中段と下段の食品収納ケース42、43は、引出し式の冷凍室扉37を引き出すと扉とともに引き出される。最下段の食品収納ケース43は、後述するようにフレーム50に支えられて、冷凍室36側壁の前縁に設けられた固定ローラ71上を摺動して、引出し式扉37とともに引出しが可能である。また、中段の食品収納ケース42は、下段の食品収納ケース43に載置されており、下段の食品収納ケース43とともに引き出される構成になっている。
また、野菜室38内には1段の食品収納ケース44が設けてあり、後述するフレーム50に支えられ、野菜室38側壁の前縁に設けた固定ローラ71を使って、野菜室扉39とともに引出しが可能である。なお、野菜室38内を2段の食品収納ケースとした場合であっても、上段の食品収納ケースを下段の食品収納ケース上に載置する構成とすることによって、野菜室扉39とともに引き出す構成とすることができる。
なお、本実施例は、引出し式扉で閉塞される貯蔵室であれば、貯蔵室の位置や庫内の温度帯によって区別されるものではない。したがって、当然、冷凍室扉37に限られるものではない。しかし、説明の都合上、以下では、冷凍室扉37を代表に説明する。
食品収納ケース43を支持するフレーム50は、冷凍室側壁の側に可動ローラ45を備えている。可動ローラ45はフレーム50の可動ローラ取付部51に取付けられ、この可動ローラ取付部51は奥行方向に延伸するフレーム50の奥端側に設けられる。したがって、冷凍室扉3が引き出されると、可動ローラ45は、冷凍室36内を奥方から手前側(図2では紙面では紙面奥側から紙面手前側)へと、レール63に沿って移動する。この可動ローラ45は、レール63内を摺動してもよく、また、ローラが回転することによって移動してもよい。いずれにしても、可動ローラ45が内箱32側壁に設けたレール63内を移動し、冷凍室扉37とともに食品収納ケース43が、冷蔵庫箱体30に対して引出し可能に構成してある。
また、フレーム50は、固定ローラ71と当接して摺動するための固定ローラ摺動用フランジ部52を一体若しくは別体に有している。この固定ローラ摺動用フランジ部52は、内箱窪み部64側に延伸しており、冷凍室扉37が引き出され、冷凍室36側壁とフレーム50とが相対的に移動すると、扉37から見てフランジ下部の固定ローラ摺動空間32a内を固定ローラ71が前後に移動する。
この固定ローラ71は、固定ローラ摺動用フランジ部52と当接して摺動してもよく、また、ローラが回転することによって移動してもよい。
このように、固定ローラ摺動用フランジ部52が、前後に移動可能とし、且つ、この固定ローラ摺動用フランジ部52により食品収納ケース43の内容積が犠牲にならないように、冷凍室36の側壁を構成する内箱32側壁に固定ローラ摺動空間32aを設けるように内箱窪み部64を形成している。
フレーム50によって支持された食品収納ケース43のフランジ上面43bには中段の食品収納ケース42が載置される。したがって、食品収納ケース42、43自身の荷重、及び、これらの食品収納ケース42、43内に収納される貯蔵食品の荷重は、フレーム50で支えられる構成となっている。
なお、中段の食品収納ケース42は、下段の食品収納ケース43と一緒に引き出された後、下段の食品収納ケース43内の貯蔵食品が出し入れできるように、冷凍室36の側壁に設けたレール62内を、食品収納ケースのフランジ42aにより、前後に摺動可能なように構成してある。
また、本実施例では3段の食品収納ケースを備えており、このうち、最上段の食品収納ケース41は、中段の食品収納ケース42及び下段の食品収納ケース43とは独立して引き出される。すなわち、冷凍室36の側壁に設けたレール61内を、食品収納ケースのフランジ41aにより、前後に摺動可能としている。この構成によって、最上段の食品収納ケース41及びこれに収納される食品の荷重は、内箱32の側壁によって受けられ、フレーム50に負担がかからない構成となっている。
なお、上記の実施例においては、冷凍室36の側壁に設けられたレールは、内箱32の側面を凹ませて形成した構成としている。内箱32は、外箱31との間に、ウレタン等の発泡断熱材33が充填されており、この発泡断熱材33の接着力により外箱31と内箱32とが強固に結着し、箱体として十分な強度を保持している。したがって、この内箱32の側壁で食品収納ケースや収納食品の重量を受ける構成としても箱体30が崩壊することはない。
しかしながら、必ずしもこの構成に限られるものではなく、別途レール部材を備えた構成としても差し支えない。しかし、レール部材を配設した場合であっても、レール部材を介して最終的には箱体30によって、荷重を受ける構成とすることが重要である。
このように、本実施例のレール63は、冷凍室36の側壁面に設けられており、後述するように、いずれも内箱32を凹ませて設けられた可動ローラ45が摺動する可動ローラ摺動レール部と、固定ローラ摺動用フランジ部52が内部を前後に移動する内箱窪み部64とを備えて構成されている。そして、前縁の開口部では両者間の内箱凸形状部がなく、一つの凹形状となっている。
つぎに、図3及び図4により説明する。図3は、引出し式扉を引き出した状態の要部斜視図であり、図4は要部拡大側面図である。これらは、前述した食品収納ケースを支えるフレーム50を、内箱32の前縁に設けた固定ローラ71上に摺動させて、冷凍室扉37とともに、最大に引き出した状態を示す図である。
これらの図において、食品収納ケース43(及び42)を支えるフレーム50は、可動ローラ取付部51に設けられた可動ローラ45が、内箱32側壁に設けたレール63(可動ローラ摺動レール部)内を摺動して、冷蔵庫箱体30に対して前後に移動可能なように構成してある。
また、フレーム50は、内箱32の前縁近くに設けた固定ローラ71上を摺動するための固定ローラ摺動用フランジ部52を一体若しくは別体に有している。この固定ローラ摺動用フランジ部52が固定ローラ71上を摺動して扉37が引き出されたときに、フレーム50がレール63から外れないように、固定ローラ摺動用フランジ部52の後部には、固定ローラ摺動空間32a側に突出するストッパ部53を備えている。したがって、扉37を手前に引き出し続けると、固定ローラ71がストッパ部53と当接し、箱体30から落下することを防止する。すなわち、固定ローラ71とストッパ部53とが当接した位置で冷凍室扉37の引出量が最大となり、固定ローラ71がフレーム50を停止させる構造となっている。
ストッパ部53と固定ローラ71とが当接し、図3及び図4に示すように、引出し式扉37が所定の寸法Lだけ引き出されたときの荷重の受け方について説明する。冷凍室扉37自身が有する重量と食品収納ケース42、43に収納された食品の重量は、フレーム50を介して冷凍室37の側壁を形成する内箱32で支えられる。このとき、これらの荷重を支持できるように、可動ローラ45の下方に荷重の支持部54を備えている。この支持部54を有することによって、荷重を分担して支持できる。
換言すれば、冷凍室扉37を最大に引き出したときにフレーム50を介して掛かる大きな荷重を支える際に、その荷重を支える部分の変形や破損が少なくする構成を採用している。まず、内箱側壁に設けたレール63上面における可動ローラとの当接面63aと可動ローラ45との間で、可動ローラ45が上側に移動することを防止している。この構成によって、レール63の可動レール45との当接面63aが、可動ローラ45が上方に浮き上がる力を受け、フレーム50が前下がりになることを防いでいる。
そして、フレーム50やレール63の変形や破損を防止するため、本実施例のフレーム50は可動ローラ45の下側に支持部54を有し、一方、冷凍室36側壁の内箱32側には、この支持部54と当接する当接面64aを有し、フレーム50の奥側が上方に浮き上がる力をそれぞれが分担して支持している。
このとき、引出し式の扉37が最も引き出された状態において、固定ローラ71よりも後方に可動ローラ45と支持部54が位置している必要がある。そこで、本実施例の可動ローラ45と支持部54は、固定ローラ71と当接するストッパ部53よりもフレーム50の奥側に設けられている。
なお、当接面64aは扉37を引き出す過程においては、固定ローラ摺動用フランジ部52とは当接しないように構成している。具体的には、固定ローラ摺動用フランジ52のフランジ面を支持部54の支持面よりも低い位置に設定し、支持部54が当接面64a位置に来るまで扉37が引き出されると、当接面64aと当接して荷重を受ける構成としている。
ところで、扉37が開いた状態において、可動ローラ45及び支持部54に掛かる荷重の大きさは、固定ローラ71と可動ローラ45との間隔寸法Lや、固定ローラ71と支持部54との間隔寸法Lに左右される。すなわち、これらのL寸法やL寸法を大きくするほどの分担荷重を小さくすることができる。
しかし、L寸法、L寸法を大きくすると、扉37の引出寸法Lをその分だけ小さくする必要がある。レール63の奥行寸法Lは、それぞれの冷蔵庫特有の奥行寸法により無制限に大きくすることはできず、また、L寸法はL寸法よりも大きく設定することは不可能である。L寸法が小さくなると、食品収納ケース42や43の奥側に貯蔵された食品の出し入れに支障をきたしてしまう。
本実施例では、L寸法及びL寸法をなるべく小さく設定できるように荷重を分担して受ける構造を採用し、荷重を受ける内箱側の当接面63a、64aの変形、破損の抑制を図っている。
すなわち、冷凍室36奥行寸法とほぼ比例して設定されるレール63の奥行寸法Lを一定にしたままで、L寸法とL寸法を小さく設定することにより、扉の引出寸法Lをできるだけ大きく設定している。特に、フレーム50における可動ローラ45の下方に支持部54を設けることによって、可動ローラ45の設置位置と支持部54の設置位置を奥行方向でほぼ同位置とし、L寸法とL寸法とをほぼ同一としている。
なお、フレーム50に掛かる荷重を、冷凍室扉37の引出し状態によらず、可動ローラ45と支持部54で常に分担して支持すると、扉37を引き出す動作中も常に可動ローラ45や支持部54が、レール63あるいは内箱窪み部64の当接面64aに圧力を加えてしまう。このとき、摺動の抵抗が扉37の引出し力を増加させて使い勝手の低下を招くとともに、場合によっては、内箱窪み部64の当接面64aが磨耗するおそれがある。
そこで、図4に示すように、内箱窪み部64の当接面64aよりも後部を、支持部54との間にある程度の間隙を設けられるように段差δ1を設けるのが望ましい。内箱窪み部64内は、固定ローラ摺動用フランジ部52が扉37の引出し時に移動するため、固定ローラ摺動用フランジ部52と内箱窪み部64との摺動も問題となるが、上述したように、本実施例では両者の摺動面の高さを異なった高さとしているため、特段の問題は生じない。
つぎに、図5により説明する。図5は図4のB−B線の要部断面図である。なお、同一符号を付したものは上記の説明と同一であるので詳細な説明は省略する。
図5は、扉37を引き出した状態において、固定ローラ71によってフレーム50が支持される部分を示している。分担して荷重を受ける部分として先に説明した可動ローラ45及び支持部54を作用点とすると、固定ローラ71による支持部は支点に相当する。したがって、扉37に対して下側の力が働くと、その力に応じて固定ローラ71も荷重を受けることになる。したがって、この位置で変形、破損があると作用点相当位置でいくら力を分散させても扉37の引出しができなくなってしまう。
そこで、図5に示すように、固定ローラ71を冷蔵庫箱体30に強固に固定するために、内箱32の断熱材33側の面に補強部材81を備えている。補強部材81の材質は特に限られるものではないが、強度の確保には金属を用いると有利である。補強部材81は、固定ローラ71を補強するための固定ローラ補強部81aと、レール63を補強するためのレール補強部81b(後述)と、内箱窪み部64を補強するための内箱窪み補強部81c(後述)からなり、これらを一体に形成してある。
つぎに、図6により説明する。図6は図4のC−C線の要部断面図である。可動ローラ45と当接する側壁の当接面63aは、大きな荷重が加わっても、変形や破損が生じ難いように補強部材81によって補強されている。具体的には、内箱32の断熱材33側に設けた補強部材81の一部をなすレール補強部81bで補強してある。
したがって、図3及び図4のように扉37が引き出された状態で、扉37に、例えば、子供がぶら下がる等の過大な荷重が掛かって、フレーム50を介して可動ローラ45から過大な荷重がレールの当接面63aに加わっても、当接面63aに、変形や破損は生じ難い。
同時に、上記のような過大な荷重を分担して支持するように支持部54が設けられている。また、荷重がフレーム50を介して支持部54により、内箱窪み部64の当接面64aに加わっても、可動ローラ45部と分散され、かつ、当接面64aに変形や破損が生じ難いように、当接面64aを内箱窪み補強部81cにて補強した構成にしてある。
これらの各補強部、すなわち、レール補強部81b及び内箱窪み補強部81cと、固定ローラ補強部81aとを、一体に形成した補強部材81を有することにより、これらの各補強部が相互に補強しあって、各補強を確実にしている。
また、L寸法及びL寸法は、寸法自体が小さいため、誤差等によって寸法にズレが生ずると各支持部に掛かる荷重が大きく変化してしまう。本実施例では、荷重を受ける部分が近い位置に集中する構成となっているため、これを利用して、各補強部を一部材で備えた補強部材81を配設し、それぞれの関係寸法位置の精度向上を図ることができる。したがって、信頼性の向上に大きく貢献することができる。
また、図6に示すように、フレーム50の支持部54が当接する内箱窪み部64の当接面64aを、固定ローラ摺動空間32aを構成する内箱窪み部64の上壁に設けることにより、支持部54との当接面64aを専用に設置しなくとも済む構成にできる。
つまり、庫内側に突設して、支持部54との当接面を設ける必要が無いように、且つ、庫内の収納容積や食品収納ケースの容積が犠牲にならないように構成してある。
なお、レールの当接面63aをさらに補強するために、当接面63aから補強部材81を貫通して、箱体の断熱材33内に突出したレール固定部63bを設け、このレール固定部63bを断熱材33内にて係止具82により固着するのが望ましい。内箱32面より内側で係止具82によって係止されることにより、発泡断熱材33の接着力でより強固に固定され、強度確保には極めて有効である。
以上のように、本実施例は、引出し式扉37の開いた際に、フレーム50の荷重を、固定ローラ71と可動ローラ45間で支持するとともに、固定ローラ71とフレーム50に設けた支持部54でも支持するようにしたので、内箱32側からフレーム50に掛かる荷重を2箇所に分けて受けることができる。したがって、レール63の変形や破損の少ない冷蔵庫を提供できる。
また、図3、及び図4に示すように、可動ローラ45の下方に支持部54を設け、扉37が開いたときにフレーム50に掛かる荷重を、可動ローラ45と庫内側壁のレール63の当接面63aで支えながら、支持部54と内箱窪みの当接面64aでも支えるようにしている。このように荷重を複数の箇所で受けるとともに、固定ローラ71と可動ローラ45との距離L寸法、及び、固定ローラ71と支持部54との距離L寸法をできるだけ小さく設定したので、扉の引出し寸法Lを大きくすることができる。
したがって、食品収納ケースの奥側に貯蔵された貯蔵食品の出し入れが容易な冷蔵庫を提供できるとともに、食品収納ケースの着脱も容易となり、食品収納ケース自身の洗浄等が容易な冷蔵庫を提供できる。
また、内箱32の断熱材33側に設けた固定ローラの補強部81aと、レール補強部81bと、内箱窪み補強部81cとを備えた補強部材81を配設したので、レール63や内箱32の変形や破損が少なくなり、また、固定ローラ71とレール63との関係寸法その他の各寸法の精度が向上し、引出し扉の上下寸法間に生じる製造誤差の少ない冷蔵庫を提供することができる。
本発明の一実施例を示す冷蔵庫の縦断面図。 図1におけるA−A線の断面図。 引出し式扉を引き出した状態の要部斜視図。 要部拡大側面図。 図4のB−B線の要部断面図。 図4のC−C線の要部断面図。 従来例を示す図。
符号の説明
30…冷蔵庫箱体、31…外箱、32…内箱、33…断熱材、34…冷蔵室、35…製氷室、36…冷凍室(引出し扉)、37…冷凍室扉(引出し扉)、39…野菜室扉(引出し扉)、38…野菜室、41、42、43、44…食品収納ケース、41a、42a、43a…食品収納ケースのフランジ、42c…食品収納ケースの底部、43b…食品収納ケースのフランジ上面、45…可動ローラ、50…フレーム、51…可動ローラ取付部、52…固定ローラ摺動用フランジ部、53…ストッパ部、54…支持部、55…フレームの上面、61、62、63…レール、63a…レールの当接面、63b…レール固定部、64…内箱窪み部、64a…内箱窪みの当接面、71…固定ローラ、81…補強部材、81a…固定ローラの補強部、81b…レール補強部、81c…内箱窪み補強部、82…係止具。

Claims (6)

  1. 内箱側壁に設けたレール内を、食品収納ケースを支えるフレームに設けた可動ローラを摺動させ、前記フレームとともに貯蔵室の内箱前縁に設けた固定ローラを用いて引き出される扉を備え、扉が引き出されると固定ローラ及び可動ローラで前記内箱からの荷重が支持される冷蔵庫において、
    前記扉が引き出されたときには、前記内箱から下向きに受ける荷重を前記可動ローラとともにフレームに設けられた支持部でも受けるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 引出し式の扉によって閉塞される貯蔵室と、この貯蔵室の側壁に前後に延伸するレールと、前記レール内を摺動する可動ローラを備え前記扉に取り付けられたフレームと、前記貯蔵室の側壁に設けられ前記フレームと当接する固定ローラと、前記フレームに設けられ前記扉が引き出されると前記固定ローラを規制するストッパ部と、前記フレームの前記ストッパ部よりも奥側に設けられ前記貯蔵室側壁と当接可能な支持部とを備え、
    前記扉が引き出された状態では、前記ストッパ部よりも奥側において前記可動ローラ及び前記支持部で荷重を受ける冷蔵庫。
  3. 前記支持部は前記可動ローラの下方に設けられ、前記内箱から受ける荷重は、前記可動ローラと前記レールとが当接して受けるとともに、前記支持部と前記内箱に設けた窪み部とが当接して受けるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記内箱に固定された固定ローラを補強するための補強部材を前記内箱の断熱材側に備え、この補強部材は前記固定ローラの補強部と、前記レールの補強部と、前記内箱窪み部の補強部とを一部材として有することを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記フレームは、前記可動ローラが取り付けられる取付部と、固定ローラと摺動するフランジ部と、前記支持部とを一部材で形成されることを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記フランジ部が収納される内箱窪み部内を前記支持部が前後に移動することを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
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